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JP2556780B2 - 情報記録方法 - Google Patents

情報記録方法

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Publication number
JP2556780B2
JP2556780B2 JP3212754A JP21275491A JP2556780B2 JP 2556780 B2 JP2556780 B2 JP 2556780B2 JP 3212754 A JP3212754 A JP 3212754A JP 21275491 A JP21275491 A JP 21275491A JP 2556780 B2 JP2556780 B2 JP 2556780B2
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JP
Japan
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magnetic
card
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JP3212754A
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喜春 油井
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication of JPH05182033A publication Critical patent/JPH05182033A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】磁気
等の記録手段を利用した記録媒体は、記録されている情
報を照合手段として様々な用途に利用することができ
る。例えば銀行、クレジット会社等のキャッシュカー
ド、クレジットカード等の磁気カードなどに広く利用さ
れている。これら磁気カードには、カード発行者(例え
ば銀行、クレジット会社等)が、カードの暗証番号、銀
行コード番号、預金口座番号等のユーザー情報を磁気記
録してからカード使用者にわたすのが普通であるが、従
来の磁気カードに記録された情報は、以下のようにして
偽造され易い。
【0003】偽造ケース1 キャッシュカードの磁気記録層(通常、ストライプ状に
形成されており、磁気ストライプと俗称されている。)
には、銀行コード番号、預金口座番号、暗証番号等がユ
ーザー情報として磁気記録されている。例えばカード発
行に携わっている者は前記ユーザー情報を知得できるた
めカード偽造がきわめて容易であり、本人の所有せるカ
ードを磁気記録装置にかけて自身のユーザー情報を消去
し、偽造しようとする他人のカードにおけるユーザー情
報を前記装置によって新たに磁気記録すれば簡単に偽造
が行える。この場合、最初の磁気記録信号(バーコー
ド)の位置(磁気記録層の端部から最初の磁気記録記号
までの距離)や磁気記録密度(ビット数)等の記録条件
はカード発行担当者であれば充分知悉しているので、何
ら支障なく偽造できる。
【0004】偽造ケース2 ユーザー情報は、現金自動支払い機にて現金を引出して
いる者の操作からカード暗証番号を盗み見、且つ当該引
出し者が捨てた残高明細書(現金とともに支払い機から
送り出されるもの。往々にして捨てられることがあ
る。)に記載されている銀行コード番号、預金口座番号
から容易に知ることができる。そこで偽造者本人の所有
せるカードを磁気記録装置にかけて自身のユーザー情報
を消去し、上記の如く知り得た他人のユーザー情報を新
たに磁気記録して偽造を行うことができる。この場合、
偽造者本人のカードを現像液に浸すと磁気記録記号(バ
ーコード)が像として現れるので、それを見れば最初の
磁気記録記号の位置や磁気記録密度(ビット数)等の記
録条件を判断できるので、他人のカードと全く同一に磁
気記録することができる。
【0005】つまり従来の磁気カード等の記録媒体に
は、同一の者(通常カード発行者)が記録したユーザー
情報のような情報だけしか記録されておらず、照合手段
としては簡単に扱いやすく、悪用されやすい。しかもこ
れらの情報は簡単に消去したり、新たに記録したりする
ことができるため、偽造を防止する有効な手段は確立さ
れていなかった。本発明は上記の点に鑑みなされたもの
で、記録された情報を、照合手段として用いるのに有用
な情報記録方法を提供することを目的とする。詳しく
は、記録媒体への情報記録のシステムを知られ難い情報
記録方法を提供することを目的とする。また記録された
情報を容易に書換えて偽造することのできない情報記録
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の情報記録
方法は、抗磁力が3倍以上異なる低抗磁力磁性層と高抗
磁力磁性層とが積層され、各磁性層が固有情報記録エリ
アとユーザー情報記録エリアとに分けられ、ユーザー情
報記録エリアと固有情報記録エリアとが直線状に配置さ
れ、該両エリアの情報が磁気読み取り装置の一度の操作
で読み取り可能であり、低磁界磁気記録装置では高抗磁
力磁性層の固有情報は書換えられないが、低抗磁力磁性
層のユーザー情報は書換え可能な磁気記録媒体を用いる
情報記録方法であって、該媒体の固有情報記録エリア
に、高抗磁力磁性層に磁気記録を行い得る高磁界磁気記
録装置を用いて媒体毎に異なる固有情報を記録する工程
と、高抗磁力磁性層に固有情報が記録された媒体の低抗
磁力磁性層のユーザー情報記録エリアに、低磁界磁気記
録装置を用いてユーザー情報を記録する工程とからなる
ことを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、本発明方法の一実施例をキャッシュカ
ード、クレジットカード等の磁気カードに情報記録する
場合について説明する。
【0008】図1、図2において1は磁気カードを示
し、このカード1は図2に示すように低抗磁力磁性層2
と高抗磁力磁性層3とからなる磁気記録層4を高抗磁力
磁性層3が下側となるようにカード基材5上に形成して
なる。この低抗磁力磁性層2と高抗磁力磁性層3との間
においては磁材の抗磁力が少なくとも3倍以上異なって
いることが好ましい。即ち、高抗磁力磁性層3における
抗磁力は低磁力磁性層における抗磁力の3倍以上の値を
示していることが好ましい。磁気記録層4は図1に示す
ようにストライプ状に形成されている。図2は図1のII
−II線縦断面図であるが、正確な断面図として図示した
ものではなく、あくまでも説明の便宜上、略図的に図示
したものである。従って断面を表すハッチングも省略し
ている。
【0009】磁気記録層4は前記ストライプ状のものに
限定されず、該記録層4の面積も任意に選択でき、また
磁気記録層4の長手方向端部とカード基材5の端部とが
整合していない構成であっても良い。
【0010】低抗磁力磁性層2、高抗磁力磁性層3の抗
磁力は任意に選択でき両者の組み合わせは種々のものが
可能である。一般に、磁気記録方式において規格化され
ている磁性層の抗磁力には、300Oe、650Oe、
1050Oe、3000Oeがあり、キャッシュカード
の場合には現在650Oeが使用されている。従って例
えば低抗磁力磁性層2として抗磁力650Oeのものを
用いた場合、高抗磁力磁性層3は磁性層2の抗磁力65
0Oeの3倍以上の抗磁力を有する必要があるから、該
磁性層3として例えば抗磁力3000Oeのものを用い
ることができる。以下、磁性層2の抗磁力を650O
e、磁性層3の抗磁力を3000Oeとした場合につい
て述べる。
【0011】上記多層記録層4を有する磁気カード1に
は、第1の者、例えばカード製造者が該カード1を磁気
記録装置にかけて磁気記録層4に、例えばカード固有情
報aを記録する。この場合、予め記録層4にカード固有
情報記録エリア6を設けておき、該記録エリア6に上記
情報aを記録する。例えば図1中、記録層4に示した点
線7よりも右側の区域がカード固有情報記録エリア6と
して与えられる。前記カード固有情報aを記録すべき目
的の磁性層は低抗磁力磁性層2ではなく高抗磁力磁性層
3である。一般に磁性層に磁気記録する場合、該磁性層
の有する抗磁力の最低3倍の磁界をかける必要がある。
従って本実施例の場合、カード固有情報aを磁性層3に
記録するためには9000Oe〜10000Oeの磁界
をかける必要がある。この時、同時に磁性層2にも情報
aが記録される(図1(B))。記録されるカード固有
情報aはカード番号、カード記号等任意である。カード
固有情報は当該カードを特定するものであり、カード固
有情報aは或る1つのカードについてのみ与えられ、他
のカードには別のカード固有情報が与えられる。
【0012】次にカード製造者は磁気記録装置を用いて
磁性層2に記録された情報aを消去する。一般に磁性層
に記録された情報を消去するには記録の場合と同様、該
磁性層の有する抗磁力の最低3倍の磁界をかける必要が
ある。従って本実施例では磁性層2から情報aを消去す
るには2000Oeの磁界をかける必要がある。今、2
000Oeの磁界をかけて磁性層2から情報aを消去し
たとする。ここにおいて、磁性層3の情報aまでも消去
するには最低9000Oeの磁界が必要であるから、磁
性層3の情報aは消去されず、磁性層2の情報aのみが
消去される。この場合、磁性層3の抗磁力が磁性層2の
抗磁力の3倍未満の値であると磁性層3は影響を受け、
減磁される虞れがあるが、本実施例のように磁性層3の
抗磁力を磁性層2の抗磁力の3倍以上の値としておけば
かかる不具合は生じない。しかして磁性層3にのみカー
ド固有情報が記録された磁気カード1が得られる(図1
(C))。
【0013】次に前記第1の者とは異なる第2の者、例
えば磁気カード発行者(銀行、クレジット会社等)が上
記磁気カード1を磁気記録装置にかけて、前記固有情報
とは異なる情報、例えばユーザー情報bを磁気記録す
る。この場合、記録層4のユーザー情報記録エリア8に
記録が行われる。図1中、記録層4に示した点線7より
も左側の領域がユーザー情報記録エリア8として与えら
れる。現在、銀行、クレジット会社等に設置されている
磁気記録装置は磁界2000Oe程度のものであるの
で、磁気カード発行者が行うユーザー情報記録において
は該情報bは磁性層2のみに記録され磁性層3に記録さ
れない。ユーザー情報bは従来と同種のものでよく、例
えばキャッシュカードの場合は銀行コード番号、預金口
座番号、暗証番号等がユーザー情報bとして用いられ
る。しかして、第1の者によりカード固有情報記録エリ
ア6に記録されたカード固有情報aと、第2の者により
ユーザー情報記録エリア8に記録されたユーザー情報b
の如く、それぞれ異なる者が異なる情報を記録した磁気
カード1が発行される(図1(D))。
【0014】上記の如き第1の者がカード固有情報aを
記録し、第2の者がユーザー情報bを記録した磁気カー
ドは、情報読み取り装置において、それぞれ異なる情報
aとbとを組み合わせて照合を行うため、この磁気カー
ドは偽造防止に有用である。その原理をキャッシュカー
ドの場合について説明する。
【0015】本発明の情報記録方法で発行されるキャッ
シュカードには、カード発行者が記録したユーザー情報
の他に、発行者とは異なるカード製造者が記録したカー
ド固有情報を有し、現金自動支払い機ではこれら両情報
を組み合わせてカード使用者の識別を行うこととなるた
め、偽造者が正当なカード使用者が捨てた残高明細書等
からカードのユーザー情報を知り、例えば偽造者自身の
所有するカードのユーザー情報を不正に知り得た他人の
ユーザー情報に書き換えたとしても、カード固有情報a
とユーザー情報bとの組み合わせが異なったものになる
ため前記装置は不適格信号を発生し、現金の引出しは行
われない。また図3(A)に示すようにカード固有情報
aのみが記録されユーザー情報bが記録されていない未
発行のカードに、偽造者が何らかの手段によって知り得
た他人のカード固有情報aとユーザー情報bとを銀行等
に設置されている磁気記録装置を用いて記録して偽造し
ようとした場合にも、以下の原理によって偽造が防止さ
れる。ここでカード固有情報aとして“1”が記録され
ていたとする。この未発行のカードに偽造者が他人のカ
ード固有情報及びユーザー情報を記録したとする。ここ
で他人のカード固有情報aが“2”であったとする。こ
の場合、銀行等に設置されている磁気記録装置は磁界2
000Oe程度のものであるのでカード固有情報a及び
ユーザー情報bは磁性層2のみにしか記録されない。ま
たこの場合、カード固有情報“2”と“1”が上下に重
合して記録される(図3(B))。この偽造カードを銀
行に設置されている現金自動支払い機にかけて偽造者が
現金を引き出そうとした場合、磁気読み取り装置におい
てカード固有情報“1”の波形と“2”の波形とが合成
されるためノイズが発生し、その結果、前記装置はカー
ド固有情報を読み取ることができず、現金の引出しは行
われない。また同様に現金の引出しは行われない。また
後述するように当初、カード固有情報“1”を消去して
おくことはできない。
【0016】次に偽造者が自身が有するカードを用いて
偽造する場合について述べる。偽造者自身の有するカー
ドには図4(A)に示すようにカード固有情報a及びユ
ーザー情報bが記録されており、カード固有情報aは
“3”であるとする。偽造者は自身のカードに記録され
ている情報を消去し、他人のカードの情報を新たに記録
しようとする。ここにおいて、前述したように通常使用
が可能な磁気記録装置は磁界2000Oe程度のもので
あるので、磁性層2に記録されたユーザー情報bは消去
できるが磁性層3に記録されたカード固有情報“3”は
消去されずに残る(図4(B))。このカードに何らか
の手段により知り得た他人のカードにおけるカード固有
情報a及びユーザー情報bを記録したとする。ここで他
人のカード固有情報aが前述と同様“2”であるとす
る。前述したと同様の理由により情報a及びbは磁性層
2のみにしか記録されず、またカード固有情報“2”と
“3”が上下に重合して記録される(図4(C))。こ
のカードを用いても前述したと同様の理由で現金自動支
払い機が読み取ることができないので犯罪は防止され
る。
【0017】上記した低抗磁力磁気層2と高抗磁力磁性
層3とを積層した磁気記録層4を有する磁気カードは次
のようにして製造することができる。
【0018】図5は転写法により製造する方法を示す。
この方法では、支持体9上に剥離層10、低抗磁力磁性
層2、高抗磁力磁性層3、接着剤層(ヒートシールタイ
プ)11を順次積層してなる磁気転写テープの接着剤層
11側をカード基材5に密着させ加熱加圧して転写した
後、支持体9を剥離し(図5(A))、更に加熱加圧し
てカード基材5に転写した層を埋め込み相互に面一とし
て磁気カードを得ることができる(図5(B))。
【0019】支持体9としては25μ厚のポリエステル
フィルム等を、剥離層10としては1〜3μ厚のポリエ
ステル樹脂、ブチラール樹脂等を、カード基材5として
は塩化ビニル樹脂等をそれぞれ用いることができる。接
着剤層11の厚さは通常、10〜15μであり、且つ磁
性層として残留磁束1.4maxwell/cmのものが通常用いら
れる。
【0020】磁性層2と3との間における両者の相互作
用(例えば磁性層2と3を積層する際、下層の表面が溶
剤により溶解して表面凹凸となる)を防止するため、図
6に示すように磁性層2と3との間に厚み10μ以下の
バリアー層12を介在させると良い。該バリアー層12
として合成樹脂フィルム、アルミ箔等を用いることがで
きる。
【0021】図7はコーティング法により製造した磁気
カードを示し、この方法ではカード基材5上に磁性層
3、磁性層2、更に例えば合成樹脂フィルムからなる保
護層13を順次コーティングした後、加熱加圧してコー
ティング部をカード基材5に埋め込んで相互に面一とし
て磁気カードを得ることができる。
【0022】図8は貼り合わせ法により製造した磁気カ
ードを示し、この方法は、ベースフィルム14上に磁性
層3、磁性層2、保護層13を順次積層してなるもの
を、ベースフィルム14がカード基材5側となるように
接着剤15を解してカード基材に貼着し、しかるのち加
熱加圧して貼着部をカード基材5に埋め込み相互に面一
として磁気カードを得るものである。
【0023】尚、図7、図8に示す磁気カードの場合も
磁性層2と3との間にバリアー層12を設けることがで
きる。また図5(B)〜図8は図1のY−Y線断面図を
示す。
【0024】次に具体的実施例を挙げて本発明を更に詳
細に説明する。 実施例1 磁気記録装置を用いて10000Oeの磁界により磁気
カードの多層記録層の高抗磁力磁性層のカード固有情報
記録エリアに所定のカード固有情報を磁気記録した後、
2000Oeの磁界により低抗磁力磁性層のカード固有
情報を消去した。次いで2000Oeの磁界により低抗
磁力磁性層のユーザー情報記録エリアに所定のユーザー
情報を記録した。この後、2000Oeの磁界により前
記ユーザー情報を消去し、同2000Oeの磁界により
前記ユーザー情報及びカード固有情報とは異なる別のユ
ーザー情報及びカード固有情報を記録した。この磁気カ
ードを磁気読み取り装置にかけたところ、ノイズの発生
がみられ、読み取り不可能であった。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発情報記録方法
は、抗磁力が3倍以上異なる低抗磁力磁性層と高抗磁力
磁性層とが積層され、各磁性層が固有情報記録エリアと
ユーザー情報記録エリアとに分けられ、ユーザー情報記
録エリアと固有情報記録エリアとが直線状に配置され、
該両エリアの情報が磁気読み取り装置の一度の操作で読
み取り可能であり、低磁界磁気記録装置では高抗磁力磁
性層の固有情報は書換えられないが、低抗磁力磁性層の
ユーザー情報は書換え可能な磁気記録媒体を用いる情報
記録方法であって、該媒体の固有情報記録エリアに、高
抗磁力磁性層に磁気記録を行い得る高磁界磁気記録装置
を用いて媒体毎に異なる固有情報を記録する工程と、高
抗磁力磁性層に固有情報が記録された媒体の低抗磁力磁
性層のユーザー情報記録エリアに、低磁界磁気記録装置
を用いてユーザー情報を記録する工程とからなる構成を
採用したことにより、従来の情報記録方法と比較して、
記録方法が複雑になり他人にそのシステムを知られ難く
なる。従って情報記録媒体を偽造するのを防止でき、様
々な用途における照合手段として有用である。 更に、本
発明情報記録方法は、それぞれの情報が重ならない異な
った部分に記録され、固有情報とユーザー情報とを一度
の読み取り操作で再生することができるため、情報の読
み取りがきわめて容易であり、特殊な再生装置を必要と
せず、また読み取った後に特殊な処理を行う必要がな
く、情報記録媒体の情報を素早く読み取って、情報の照
合を容易且つ迅速に行うことができる。 更に本発明情報
記録方法は、固有情報が高抗磁力磁性層に記録され低磁
界磁気記録装置では書換えられないため、不法な手段な
どで固有情報を知りえたとしても情報記録媒体の偽造を
防止できるため、情報記録媒体の安全性が高い。しか
も、ユーザー情報は低磁界磁気記録装置により低抗磁力
磁性層に記録するため、磁気記録を容易に行うことがで
きる。 このように本発明の情報記録方法は、記録媒体ユ
ーザーの使用時に、再生、照合等の操作が極めて容易で
あって、且つ安全性も高いといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明方法に用いる記録媒体の一例を示
す平面図である。
【図2】図2は情報記録の過程を示す説明図である。
【図3】図3は偽造防止の原理を示す説明図である。
【図4】図4は偽造防止の原理の他の例を示す説明図で
ある。
【図5】図5は記録媒体の一例としての磁気カードの製
造法を示す縦断面図である。
【図6】図6は記録媒体の一例としての磁気カードの他
の例を示す縦断面図である。
【図7】図7は記録媒体の一例としての磁気カードの他
の例を示す縦断面図である。
【図8】図8は記録媒体の一例としての磁気カードの更
に他の例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 磁気カード 2 低抗磁力磁性層 3 高抗磁力磁性層 4 磁気記録層 5 カード基材 6 カード固有情報記録エリア 8 ユーザー情報記録エリア a カード固有情報 b ユーザー情報

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抗磁力が3倍以上異なる低抗磁力磁性層と
    高抗磁力磁性層とが積層され、各磁性層が固有情報記録
    エリアとユーザー情報記録エリアとに分けられ、ユーザ
    ー情報記録エリアと固有情報記録エリアとが直線状に配
    置され、該両エリアの情報が磁気読み取り装置の一度の
    操作で読み取り可能であり、低磁界磁気記録装置では高
    抗磁力磁性層の固有情報は書換えられないが、低抗磁力
    磁性層のユーザー情報は書換え可能な磁気記録媒体を用
    いる情報記録方法であって、 該媒体の固有情報記録エリアに、高抗磁力磁性層に磁気
    記録を行い得る高磁界磁気記録装置を用いて媒体毎に異
    なる固有情報を記録する工程と、 高抗磁力磁性層に固有情報が記録された媒体の低抗磁力
    磁性層のユーザー情報記録エリアに、低磁界磁気記録装
    置を用いてユーザー情報を記録する工程とからなること
    を特徴とする情報記録方法。
JP3212754A 1991-07-30 1991-07-30 情報記録方法 Expired - Lifetime JP2556780B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4094462A (en) * 1976-08-02 1978-06-13 Ncr Corporation Method and means for providing and testing secure identification data
JPS5522831A (en) * 1978-08-04 1980-02-18 Seiko Instr & Electronics Ltd Manufacturing of semiconductor device

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