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JP2556743B2 - トルク変動吸収装置の回転体製造方法 - Google Patents

トルク変動吸収装置の回転体製造方法

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Publication number
JP2556743B2
JP2556743B2 JP1096380A JP9638089A JP2556743B2 JP 2556743 B2 JP2556743 B2 JP 2556743B2 JP 1096380 A JP1096380 A JP 1096380A JP 9638089 A JP9638089 A JP 9638089A JP 2556743 B2 JP2556743 B2 JP 2556743B2
Authority
JP
Japan
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hub
rotating body
shaft
torque fluctuation
end surface
Prior art date
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Application number
JP1096380A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02275163A (ja
Inventor
重太郎 八幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH02275163A publication Critical patent/JPH02275163A/ja
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両用の内燃エンジンと変速装置間等に介
装され、エンジンのトルク変動を吸収して変速装置の入
力軸の回転変動を制御するトルク変動吸収装置の回転体
製造方法に関する。
(従来の技術) 車両用の内燃エンジンのクランク軸(出力軸)は、内
燃エンジンの構造上あるいは操作状況により絶えずトル
ク変動が生じているが、このトルク変動による振動や騒
音の発生、パワートレーンの破損等を防止するためにト
ルク変動を吸収する装置が要請されている。従来、乾式
単板式摩擦クラッチのフライホイールに組込まれたトル
ク変動吸収装置が知られている。このトルク変動吸収装
置を構成する乾式単板式摩擦クラッチ(以下単にクラッ
チという)のフライホイール1は、第3図に示すよう
に、主動部2と従動部3より構成され、これらを相対回
動させてトルク変動を吸収している。
主動部2はドライブプレート4等より構成され、当該
ドライブプレート4にはトランスミッション(図示せ
ず)側に向けてハブ4bが突出形成されている。このハブ
4bの一端面4cには、径方向略中央位置に周方向に沿って
等間隔で6箇所にボルト挿通孔4dが穿設され、また、こ
のハブ4bの外周面(ベアリング嵌合面)4fは、後述する
ボールベアリング7のインナレース7aの内周面が、所定
の嵌め合寸法で嵌合するように仕上加工が施されてい
る。
ドライブプレート4と、従動部3を構成するドリブン
プレート5及びこれに螺着固定されたハブプレート6と
は、相対回動可能に組み付けられている。即ち、ドライ
ブプレート4のハブ4bにはボールベアリング7が外嵌し
ており、さらに、当該ボールベアリング7にはハブプレ
ート6が外嵌している。ボールベアリング7は、ドライ
ブプレート4及びハブプレート6に対し軽いしまりばめ
とされている。
このようにして組付けられたフライホイール1は、ド
ライブプレート4のハブ4bの他端面4eをクランク軸11の
端面に当接させて各ボルト12とワッシャ部材14とにより
強固に螺着固定される。尚、ドライブプレート4のハブ
4bの他端面4eに位置決め用の段部4gが形成されており、
この段部4gをクランク軸11に係合・支持させ、ボルト穴
が一致するように回転方向の位置決めを行うことで、比
較的大径で大重量のドライブプレート4が容易に組付け
られる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、ドライブプレート4のハブ4bの肉厚は、ボ
ルト挿通孔4dの中心とボールベアリング7の嵌合面4f間
においてスペース的な制約により薄肉になる。このた
め、ハブ4bをクランク軸11に螺着固定すると、ボルト12
の締め付けによりハブ4bのベアリング嵌合面4fが外方に
膨出するように変形する。この変形量はボルト12の締め
付けによるものなので、当然のごとく円周方向のボルト
挿通孔4d近傍位置では大、各ボルト挿通孔4d間では小と
なり、均一に変形しない。
この変形量はおよそボールベアリング7のインナレー
ス7aとボール7c間の隙間に等しく、この変形によりイン
ナレース7aが径方向外方に押し広げられてボール7cを押
し付ける。このため、ボール7cが転動不能となって主動
部2と従動部3が相対回動不能となる虞があるという問
題があった。
本発明は上述の問題点を解決するためになされたもの
で、トルク変動吸収装置をトルク伝達軸に相当する軸に
螺着固定した後において、ベアリング装置の嵌合面が正
規寸法を備え、ベアリング装置の機能を損わずに主動部
と従動部の相対回動を良好にするトルク変動吸収装置の
回転体製造方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明によれば、同軸上に
配置される2つの回転体のうちの一方の回転体に形成さ
れるハブにベアリング装置を介して他方の回転体を相対
回動可能に外嵌させると共に、前記ハブの端面を内燃エ
ンジンのクランク軸の端面に螺着固定するトルク変動吸
収装置の回転体製造方法において、前記クランク軸に相
当すると共に加工機械上で回転させることができる軸の
端面に前記一方の回転体の一端面側に形成された段部を
係合させ、他端面側からワッシャ部材を介して所定のボ
ルト締付力で前記ハブの端面を前記軸の端面に螺着固定
した後、当該ハブの、前記ベアリング装置の嵌合面を所
定寸法に仕上加工し、その後前記加工機械から前記一方
の回転体を取り外して所望の内燃エンジンに組付けるト
ルク変動吸収装置の回転体が提供される。
(作用) 先ず、段部をクランク軸に相当する軸の端面に係合・
支持させ、ボルト穴が一致するように回転方向の位置決
めを行った後、一方の回転体に形成されたハブをワッシ
ャ部材を介して規定のボルト締付力で当該軸に螺着固定
する。このとき、ハブのベアリング装置嵌合面は、ボル
トの締め付けにより変形する。つまり、ハブのベアリン
グ装置嵌合面は、ボルト締付前と締付後とではその形状
を変える。したがって、ボルトを締め付けた状態でベア
リング装置嵌合面を研削盤等により所定寸法に仕上げ加
工すれば、上述した変形がならされ、トルク伝達軸への
組付状態でのベアリング装置嵌合面が正規寸法でかつ正
規形状(すなわち、真円)となる。次いで、一方の回転
体を加工機械から取り外し、トルク変動吸収装置を組み
立てた後に、所望の内燃エンジンに組付ける。
(実施例) 以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。尚、第3図に示す部材と同一の部材には同一の符号
を付して説明する。
第1図はドライブプレート4の断面図、第2図はドラ
イブプレート4のハブ4bの部分平面図である。先ず、ド
ライブプレート4を、その段部4gをクランク軸11に相当
するダミーシャフト13に係合・支持させ、ボルト穴が一
致するように回転方向の位置決めを行った後、ダミーシ
ャフト13に螺着固定する。ダミーシャフト13は、ドライ
ブプレート4を螺着固定したとき、正規のクランク軸11
と同様にハブ4bに螺着による変形を生じさせるものであ
り、又、研削盤等による加工時に加工に支障なく加工機
械上で回転させることができる回転軸で、ダミーシャフ
ト13の端面には、ドライブプレート4のハブ4bに穿設さ
れたボルト挿通孔4dに対応してねじ孔(図示せず)が穿
設されている。そして、各ボルト12は、正規のボルト締
付力で締め付けられてドライブプレート4をダミーシャ
フト13に螺着固定する。このとき、ボルト挿通孔4dとベ
アリング嵌合面4f間におけるハブ4bの肉厚が薄肉である
ために、ドライブプレート4の嵌合面4fが第1図及び第
2図中2点鎖線で示すように変形する。図中、14はワッ
シャ部材である。
次に、変形した状態のドライブプレート4のハブ4bの
嵌合面4fを、ダミーシャフト13を回転させて研削し、所
定の寸法に加工する(図中実線)。
そして、ドライブプレート4のダミーシャフト13への
螺着を解き、ドライブプレート4を従来の場合と同様に
フライホイール1として組み付ける。このとき、ドライ
ブプレート4のハブ4bとボールベアリング7間には若干
の隙間が発生する。
最後に、組み付けられたフライホイール1を、その段
部4gを内燃エンジンのクランク軸11に係合・支持させて
回転方向の位置決めを行った後、クランク軸11に螺着固
定する。即ち、ハブ4bに各ボルト12を正規のボルト締付
力で締め付けることにより、ハブ4bの嵌合面4fが変形し
てボールベアリング7との間の隙間が無くなり、ボール
ベアリング7はハブ4bに対して正規の軽いしまりばめと
なる。
(発明の効果) 本発明によれば、同軸上に配置される2つの回転体の
うちの一方の回転体に形成されるハブにベアリング装置
を介して他方の回転体を相対回動可能に外嵌させると共
に、前記ハブの端面を内燃エンジンのクランク軸の端面
に螺着固定するトルク変動吸収装置の回転体製造方法に
おいて、前記クランク軸に相当すると共に加工機械上で
回転させることができる軸の端面に前記一方の回転体の
一端面側に形成された段部を係合させ、他端面側からワ
ッシャ部材を介して所定のボルト締付力で前記ハブの端
面を前記軸の端面に螺着固定した後、当該ハブの、前記
ベアリング装置の嵌合面を所定寸法に仕上加工し、その
後前記加工機械から前記一方の回転体を取り外して所望
の内燃エンジンに組付けるようにしたため、クランク軸
への組付時においてベアリング嵌合面の変形に起因する
ベアリングの回転不良等が完全に防止される。その結
果、トルク変動吸収装置として組立後の各回転体間の相
対回動が良好なものになり、トルク変動吸収機能が確実
に発揮されると共に、その耐久性も向上する。更に、ハ
ブの一端面に形成された段部をクランク軸やこれに相当
する軸の端面に係合・支持させ、ボルト穴が一致するよ
うに回転方向の位置決めを行うことにより、回転体が比
較的大径かつ大重量であっても、その取付けや取り外し
が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法により製造されたトルク変動吸収装
置に係かるフライホイールのドライブプレートの一実施
例を示す断面図、第2図は第1図の要部を示す部分平面
図、第3図は従来のトルク変動吸収装置に係かるフライ
ホイールの断面図である。 4……ドライブプレート、4b……ハブ、4f……ベアリン
グ嵌合面、4g……段部、13……ダミーシャフト、14……
ワッシャ部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同軸上に配置される2つの回転体のうちの
    一方の回転体に形成されるハブにベアリング装置を介し
    て他方の回転体を相対回動可能に外嵌させると共に、前
    記ハブの端面を内燃エンジンのクランク軸の端面に螺着
    固定するトルク変動吸収装置の回転体製造方法におい
    て、前記クランク軸に相当すると共に加工機械上で回転
    させることができる軸の端面に前記一方の回転体の一端
    面側に形成された段部を係合させ、他端面側からワッシ
    ャ部材を介して所定のボルト締付力で前記ハブの端面を
    前記軸の端面に螺着固定した後、当該ハブの、前記ベア
    リング装置の嵌合面を所定寸法に仕上加工し、その後前
    記加工機械から前記一方の回転体を取り外して所望の内
    燃エンジンに組付けることを特徴とするトルク変動吸収
    装置の回転体製造方法。
JP1096380A 1989-04-18 1989-04-18 トルク変動吸収装置の回転体製造方法 Expired - Fee Related JP2556743B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2920626C2 (de) * 1979-05-22 1987-02-05 Leybold-Heraeus GmbH, 5000 Köln Verfahren zur Herstellung eines Rotors für eine Drehschiebervakuumpumpe
DE3645392B4 (de) * 1985-09-07 2009-11-26 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Drehstoßmindernde Einrichtung

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