JP2554720Y2 - 断熱輸送容器 - Google Patents
断熱輸送容器Info
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- JP2554720Y2 JP2554720Y2 JP5023591U JP5023591U JP2554720Y2 JP 2554720 Y2 JP2554720 Y2 JP 2554720Y2 JP 5023591 U JP5023591 U JP 5023591U JP 5023591 U JP5023591 U JP 5023591U JP 2554720 Y2 JP2554720 Y2 JP 2554720Y2
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- heat
- container
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- Packages (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は生鮮食料品などを鮮度を
保持しつつ冷却輸送するための、断熱輸送容器に関する
ものである。
保持しつつ冷却輸送するための、断熱輸送容器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から一般に、鮮魚などの生鮮食料品
を輸送するときは、氷などの冷却剤と共に断熱容器内に
収容し、輸送していた。
を輸送するときは、氷などの冷却剤と共に断熱容器内に
収容し、輸送していた。
【0003】また生鮮食料品の鮮度を保持するために
は、それらを通常は−1〜−3℃程度の温度に保持する
ことが、最も好ましいことが知られている。
は、それらを通常は−1〜−3℃程度の温度に保持する
ことが、最も好ましいことが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで前記断熱容器
においては、中に生鮮食料品と共に氷を入れて使用する
と、氷の温度は0℃であるから、生鮮食料品の保持温度
よりも高く、また冷却効果も小さいので、鮮度を充分に
保持することができない。
においては、中に生鮮食料品と共に氷を入れて使用する
と、氷の温度は0℃であるから、生鮮食料品の保持温度
よりも高く、また冷却効果も小さいので、鮮度を充分に
保持することができない。
【0005】またドライアイスなどの極低温の冷却剤を
使用すると、生鮮食料品が過度に冷却され、凍ってしま
って鮮度が低下する。
使用すると、生鮮食料品が過度に冷却され、凍ってしま
って鮮度が低下する。
【0006】生鮮食料品の保持温度に合わせた適切な蓄
冷材を使用することにより適温に保持することもできる
が、蓄冷材が高価であり、また充分長時間に亙って冷却
効果を保持することが困難である。
冷材を使用することにより適温に保持することもできる
が、蓄冷材が高価であり、また充分長時間に亙って冷却
効果を保持することが困難である。
【0007】本考案はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、長時間に亙って生鮮食料品などを過度に冷却す
ることなく適温に保持することのできる断熱輸送容器を
提供することを目的とするものである。
あって、長時間に亙って生鮮食料品などを過度に冷却す
ることなく適温に保持することのできる断熱輸送容器を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決する手段】而して本考案は、外側断熱性容
器内に、当該外側断熱性容器よりも熱伝達量の大きい内
側断熱性容器を収容し、外側断熱性容器と内側断熱性容
器との間に冷却剤を収容する間隙を形成したことを特徴
とするものである。
器内に、当該外側断熱性容器よりも熱伝達量の大きい内
側断熱性容器を収容し、外側断熱性容器と内側断熱性容
器との間に冷却剤を収容する間隙を形成したことを特徴
とするものである。
【0009】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に従って説明す
る。
る。
【0010】図1は本考案の一実施例を示すものであっ
て、1は外側断熱性容器であり、2は内側断熱性容器で
ある。外側断熱性容器1及び内側断熱性容器2はそれぞ
れ本体3,4と蓋5,6とよりなっており、内側断熱性
容器2はスペーサー10を介して外側断熱性容器1内に
収容されている。
て、1は外側断熱性容器であり、2は内側断熱性容器で
ある。外側断熱性容器1及び内側断熱性容器2はそれぞ
れ本体3,4と蓋5,6とよりなっており、内側断熱性
容器2はスペーサー10を介して外側断熱性容器1内に
収容されている。
【0011】外側断熱性容器1及び内側断熱性容器2は
いずれも断熱性を有する材料よりなっている。かかる断
熱材料としては、ポリウレタンやポリスチレンの発泡体
や、金属製の真空二重びん構造のものが使用される。
いずれも断熱性を有する材料よりなっている。かかる断
熱材料としては、ポリウレタンやポリスチレンの発泡体
や、金属製の真空二重びん構造のものが使用される。
【0012】図1の実施例においては、外側断熱性容器
1はプラスチックの外被7の内部に発泡ポリウレタン8
を充填したものが使用され、内側断熱性容器2は発泡ポ
リスチレンが使用されている。
1はプラスチックの外被7の内部に発泡ポリウレタン8
を充填したものが使用され、内側断熱性容器2は発泡ポ
リスチレンが使用されている。
【0013】外側断熱性容器1は内側断熱性容器2より
も断熱性が高い。すなわち、内側断熱性容器2の器壁を
通しての熱伝達量が、外側断熱性容器1のそれよりも大
きくなっている。
も断熱性が高い。すなわち、内側断熱性容器2の器壁を
通しての熱伝達量が、外側断熱性容器1のそれよりも大
きくなっている。
【0014】外側断熱性容器1と内側断熱性容器2との
熱伝達量を異らしめるための手段としては、外側断熱性
容器1と内側断熱性容器2との材質を異らしめることが
でき、また両者の厚みを変えることにより熱伝達量を調
整することもできる。さらに外側断熱性容器1として金
属製真空二重びんを使用したり、内側断熱性容器2の器
壁に熱伝達量を大きくするための小孔を穿設することに
よっても、熱伝達量を調節することができる。
熱伝達量を異らしめるための手段としては、外側断熱性
容器1と内側断熱性容器2との材質を異らしめることが
でき、また両者の厚みを変えることにより熱伝達量を調
整することもできる。さらに外側断熱性容器1として金
属製真空二重びんを使用したり、内側断熱性容器2の器
壁に熱伝達量を大きくするための小孔を穿設することに
よっても、熱伝達量を調節することができる。
【0015】そして外側断熱性容器1と内側断熱性容器
2との間には、上下及び外周部に冷却剤を収容するため
の間隙9が形成されている。また図1の実施例に示すよ
うに外側断熱性容器1の蓋5の下面に間隙11を形成
し、ここに冷却剤を収容することもできる。
2との間には、上下及び外周部に冷却剤を収容するため
の間隙9が形成されている。また図1の実施例に示すよ
うに外側断熱性容器1の蓋5の下面に間隙11を形成
し、ここに冷却剤を収容することもできる。
【0016】
【作用】本考案においては、内側断熱性容器2内に生鮮
食料品などの被輸送物を収容し、その内側断熱性容器2
を外側断熱性容器1内に収容し、外側断熱性容器1と内
側断熱性容器2との間の間隙9にドライアイスなどの冷
却剤を詰める。また外側断熱性容器1の蓋5に形成され
た間隙11に冷却剤を詰めてもよい。
食料品などの被輸送物を収容し、その内側断熱性容器2
を外側断熱性容器1内に収容し、外側断熱性容器1と内
側断熱性容器2との間の間隙9にドライアイスなどの冷
却剤を詰める。また外側断熱性容器1の蓋5に形成され
た間隙11に冷却剤を詰めてもよい。
【0017】この状態で本考案の断熱輸送容器を輸送す
ると、その間に冷却剤から生じた冷気が外側断熱性容器
1と内側断熱性容器2との間に充満する。
ると、その間に冷却剤から生じた冷気が外側断熱性容器
1と内側断熱性容器2との間に充満する。
【0018】そしてその冷気は内側断熱性容器2の器壁
を通じて内側断熱性容器2内に侵入し、内容物を冷却す
る。
を通じて内側断熱性容器2内に侵入し、内容物を冷却す
る。
【0019】しかしながら内側断熱性容器2は断熱性を
有するため、冷気の侵入はゆっくりであり、内容物は徐
々に冷却され、過度に冷却されて内容物が凍ることはな
く、ほゞ適温に保持される。
有するため、冷気の侵入はゆっくりであり、内容物は徐
々に冷却され、過度に冷却されて内容物が凍ることはな
く、ほゞ適温に保持される。
【0020】一方外側断熱性容器1はその断熱性により
内部の冷気を保持するが、その断熱性は100%のもの
ではなく、冷気は徐々に外部に漏出し、内部の冷却剤は
消耗する。
内部の冷気を保持するが、その断熱性は100%のもの
ではなく、冷気は徐々に外部に漏出し、内部の冷却剤は
消耗する。
【0021】そして全体としては、内側断熱性容器2は
外側断熱性容器1より断熱性が小さいために、冷気は先
ず内側断熱性容器2内への侵入速度は早く被輸送物を冷
却し、外側断熱性容器1から外部への漏出速度は遅く、
充分長時間に亙って保冷することができる。
外側断熱性容器1より断熱性が小さいために、冷気は先
ず内側断熱性容器2内への侵入速度は早く被輸送物を冷
却し、外側断熱性容器1から外部への漏出速度は遅く、
充分長時間に亙って保冷することができる。
【0022】また冷却剤が消耗し尽した後も、被輸送物
は内側断熱性容器2と外側断熱性容器1との二重の断熱
容器で覆われているので、急速に温度が上昇することは
なく、相当長時間に亙って保冷される。
は内側断熱性容器2と外側断熱性容器1との二重の断熱
容器で覆われているので、急速に温度が上昇することは
なく、相当長時間に亙って保冷される。
【0023】
【考案の効果】従って本考案によれば、生鮮食料品など
を輸送するに際し、その被輸送物が過度に冷却されるこ
となく、また長時間に亙って適温に保持され、新鮮な状
態を保ちつつ輸送することができる。
を輸送するに際し、その被輸送物が過度に冷却されるこ
となく、また長時間に亙って適温に保持され、新鮮な状
態を保ちつつ輸送することができる。
【図1】 本考案の断熱輸送容器の中央縦断面図
1 外側断熱性容器 2 内側断熱性容器 9,11 間隙
Claims (1)
- 【請求項1】 外側断熱性容器(1)内に、当該外側断
熱性容器(1)よりも熱伝達量の大きい内側断熱性容器
(2)を収容し、外側断熱性容器(1)と内側断熱性容
器(2)との間に冷却剤を収容する間隙(9,11)を
形成したことを特徴とする、断熱輸送容器
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5023591U JP2554720Y2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 断熱輸送容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5023591U JP2554720Y2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 断熱輸送容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04135464U JPH04135464U (ja) | 1992-12-16 |
JP2554720Y2 true JP2554720Y2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=31927708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5023591U Expired - Lifetime JP2554720Y2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 断熱輸送容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554720Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5662723B2 (ja) * | 2010-07-23 | 2015-02-04 | 株式会社日立物流 | 培養細胞用の輸送包装装置 |
KR101508103B1 (ko) * | 2014-10-22 | 2015-04-07 | 김무홍 | 탄약용기 |
-
1991
- 1991-06-03 JP JP5023591U patent/JP2554720Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04135464U (ja) | 1992-12-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |