JP2554629B2 - 光フアイバコリメ−タ - Google Patents
光フアイバコリメ−タInfo
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/26—Optical coupling means
- G02B6/32—Optical coupling means having lens focusing means positioned between opposed fibre ends
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は例えば光ファイバ通信用デバイスに用いる
ことができる光ファイバコリメータに関する。
ことができる光ファイバコリメータに関する。
(従来の技術) 光ファイバ通信用デバイスとして、光分配器、光合分
波器、光スイッチ等があるが、このようなデバイスの構
造の一つとして第4図に示す構造がある。第4図では光
分配器の例で、光ファイバ(31)から出射した光は光学
レンズを内蔵した光ファイバコリメータ(32)によって
ほぼ平行光に変換され、ビームスプリッタ(33)に入射
する。ここで光は2つに分配され、光ファイバコリメー
タ(34)と(36)に入射し、それぞれの光は光ファイバ
(35),(37)に集光される。このようにして、1本の
光ファイバからの光信号を2本の光ファイバに分配でき
る。この構造で、ビームスプリッタ(33)のかわりに、
光透過率が波長依存性を有する誘電体多層膜フィルタを
用いれば光合分波器となる。また、ビームスプリッタ部
分に可動プリズムを配置すれば光スイッチとなる。さら
に、光ファイバコリメータ(34),(36)のかわりに光
学レンズを内蔵した発光あるいは受光素子を配置しても
よい。このように光ファイバコリメータを用いると、種
々のデバイスが簡易に構成できる。
波器、光スイッチ等があるが、このようなデバイスの構
造の一つとして第4図に示す構造がある。第4図では光
分配器の例で、光ファイバ(31)から出射した光は光学
レンズを内蔵した光ファイバコリメータ(32)によって
ほぼ平行光に変換され、ビームスプリッタ(33)に入射
する。ここで光は2つに分配され、光ファイバコリメー
タ(34)と(36)に入射し、それぞれの光は光ファイバ
(35),(37)に集光される。このようにして、1本の
光ファイバからの光信号を2本の光ファイバに分配でき
る。この構造で、ビームスプリッタ(33)のかわりに、
光透過率が波長依存性を有する誘電体多層膜フィルタを
用いれば光合分波器となる。また、ビームスプリッタ部
分に可動プリズムを配置すれば光スイッチとなる。さら
に、光ファイバコリメータ(34),(36)のかわりに光
学レンズを内蔵した発光あるいは受光素子を配置しても
よい。このように光ファイバコリメータを用いると、種
々のデバイスが簡易に構成できる。
ところで、光デバイスをより簡易に組立てるために、
基板(39)上に位置決め部材(38)を配置しておき、こ
れに光ファイバコリメータ(32)、(34)、(36)やビ
ームスプリッタ(33)を押し付け無調整位置決めする方
法や、さらに、こうして無調整位置決めしたのち、第2
の基板を光ファイバコリメータとビームスプリッタ上に
のせ、接着剤や半田を用いて、第2の基板上に光ファイ
バコリメータとビームスプリッタを固定し、それらの配
置ごと写し取る方法などが提案されている。このような
組立方法では光ファイバコリメータの特性として、光フ
ァイバコリメータの外形から決まる中心軸と光軸が一致
していることが必要である。
基板(39)上に位置決め部材(38)を配置しておき、こ
れに光ファイバコリメータ(32)、(34)、(36)やビ
ームスプリッタ(33)を押し付け無調整位置決めする方
法や、さらに、こうして無調整位置決めしたのち、第2
の基板を光ファイバコリメータとビームスプリッタ上に
のせ、接着剤や半田を用いて、第2の基板上に光ファイ
バコリメータとビームスプリッタを固定し、それらの配
置ごと写し取る方法などが提案されている。このような
組立方法では光ファイバコリメータの特性として、光フ
ァイバコリメータの外形から決まる中心軸と光軸が一致
していることが必要である。
第5図に従来の光ファイバコリメータの構造を示す。
ナイロンジャケットファイバ(41)のナイロン被覆の一
部が除去され、コアとクラッドから成るガラスファイバ
(42)はフェルール(43)に挿入され、先端部は鏡面に
仕上げておく、ファイバ先端部にはガラススペーサ(4
5)を貼り合せ、円柱スリーブ(44)の中に挿入し、さ
らに球レンズ(46)を挿入して無調整で組立可能とする
ものである。ところで、この光ファイバコリメータの外
形から決まる中心軸と光軸が一致するための条件とし
て、光ファイバおよびフェルールに偏心がないことのほ
か以下の条件が必要である。
ナイロンジャケットファイバ(41)のナイロン被覆の一
部が除去され、コアとクラッドから成るガラスファイバ
(42)はフェルール(43)に挿入され、先端部は鏡面に
仕上げておく、ファイバ先端部にはガラススペーサ(4
5)を貼り合せ、円柱スリーブ(44)の中に挿入し、さ
らに球レンズ(46)を挿入して無調整で組立可能とする
ものである。ところで、この光ファイバコリメータの外
形から決まる中心軸と光軸が一致するための条件とし
て、光ファイバおよびフェルールに偏心がないことのほ
か以下の条件が必要である。
(A)フェルール外径、球レンズ外形と円柱スリーブ内
径が1〜3μm程度の精度で一致していること。
径が1〜3μm程度の精度で一致していること。
(B)円柱スリーブ外径の中心軸と円柱スリーブ内径の
中心軸のなす角は1′〜3′程度の精度で一致している
こと。
中心軸のなす角は1′〜3′程度の精度で一致している
こと。
(発明が解決しようとする問題点) 従って、フェルールはもちろん、円柱スリーブや球レ
ンズは非常に高精度に加工する必要があり、部品コスト
が高くなる欠点を有していた。この結果、無調整組立て
によって、組立コストが低くなっても部品コストが高く
なり、全体としてはやはり高価になり、無調整組立の利
点が十分生かされなかった。
ンズは非常に高精度に加工する必要があり、部品コスト
が高くなる欠点を有していた。この結果、無調整組立て
によって、組立コストが低くなっても部品コストが高く
なり、全体としてはやはり高価になり、無調整組立の利
点が十分生かされなかった。
さらに、従来の光ファイバコリメータでは光学レン
ズ、フェルール、円柱スリーブ等の熱膨脹率が異なるた
めに歪が生じ、このため温度特性や長期的信頼性が劣化
するなどの問題点があった。
ズ、フェルール、円柱スリーブ等の熱膨脹率が異なるた
めに歪が生じ、このため温度特性や長期的信頼性が劣化
するなどの問題点があった。
本発明は上述した従来の光ファイバコリメータの欠点
を改良したもので、高精度で低価格、さらに温度特性、
長期的信頼性にも優れた光ファイバコリメータとその製
造法を提供することを目的とする。
を改良したもので、高精度で低価格、さらに温度特性、
長期的信頼性にも優れた光ファイバコリメータとその製
造法を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は光ファイバを挿入すべきフェルー
ルと、フェルールの前面に配置されたスペーサと、その
スペーサとの間に空隙を設けるように配置された光学レ
ンズと、前記フェルール、光学レンズを保持する保持部
を備えたスリーブとからなる光ファイバコリメータにお
いて、前記スリーブの保持部にはその保持部の周方向の
長さよりも周方向の長さが短い複数のスリット部がスリ
ーブの周方向にほぼ等間隔に設けられていることを特徴
とする。
ルと、フェルールの前面に配置されたスペーサと、その
スペーサとの間に空隙を設けるように配置された光学レ
ンズと、前記フェルール、光学レンズを保持する保持部
を備えたスリーブとからなる光ファイバコリメータにお
いて、前記スリーブの保持部にはその保持部の周方向の
長さよりも周方向の長さが短い複数のスリット部がスリ
ーブの周方向にほぼ等間隔に設けられていることを特徴
とする。
(作用) 本発明によれば、フェルール、光学レンズ、スリーブ
の各部品の精度を高めなくとも、組上げた光ファイバコ
リメータはその外形から決まる中心軸と光軸とを高精度
に一致させることができる。
の各部品の精度を高めなくとも、組上げた光ファイバコ
リメータはその外形から決まる中心軸と光軸とを高精度
に一致させることができる。
また、この構成によりレンズ、フェルールをより均一
にあらゆる方向から締め付けることができ、フェルール
とレンズの芯出しをより高精度に実現できると共に、ス
ペーサと光学レンズとの間の空隙により熱膨張歪みを吸
収できることとなる。
にあらゆる方向から締め付けることができ、フェルール
とレンズの芯出しをより高精度に実現できると共に、ス
ペーサと光学レンズとの間の空隙により熱膨張歪みを吸
収できることとなる。
(実施例) 以下図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
ここで参考のため、改良された従来の光ファイバーコ
リメータの構成を第1図を用いて説明する。(a)は斜
視図、(b)は断面図である。ナイロンジャケットファ
イバ(1)のナイロン被覆の一部を除去し、ガラスファ
イバ(6)をむき出す。次にファイバをフェルール
(2)に挿入し、固定する。ファイバ端面(10)は研磨
などの方法で鏡面に加工しておき、ガラススペーサ
(3)を接着固定する。このガラススペーサはほぼレン
ズの焦点にファイバ端面が無調整で配置できるようにす
るものである。光ファイバ、ガラススペーサ付フェルー
ルはスリット付円柱スリーブ(5)に挿入し、さらに球
レンズ(4)を挿入する。この光ファイバコリメータは
光ファイバから出射した光は球レンズ(4)によりほぼ
平行光に交換し、コリメータ外形から定まる中心軸とほ
ぼ一致した光軸を有する。また、逆に、この光軸方向か
ら平行光が光ファイバコリメータに入射すると、球レン
ズ(4)により光ファイバに集光されるものである。
リメータの構成を第1図を用いて説明する。(a)は斜
視図、(b)は断面図である。ナイロンジャケットファ
イバ(1)のナイロン被覆の一部を除去し、ガラスファ
イバ(6)をむき出す。次にファイバをフェルール
(2)に挿入し、固定する。ファイバ端面(10)は研磨
などの方法で鏡面に加工しておき、ガラススペーサ
(3)を接着固定する。このガラススペーサはほぼレン
ズの焦点にファイバ端面が無調整で配置できるようにす
るものである。光ファイバ、ガラススペーサ付フェルー
ルはスリット付円柱スリーブ(5)に挿入し、さらに球
レンズ(4)を挿入する。この光ファイバコリメータは
光ファイバから出射した光は球レンズ(4)によりほぼ
平行光に交換し、コリメータ外形から定まる中心軸とほ
ぼ一致した光軸を有する。また、逆に、この光軸方向か
ら平行光が光ファイバコリメータに入射すると、球レン
ズ(4)により光ファイバに集光されるものである。
次に本発明による光ファイバコリメータの実施例を第
2図を用いて説明する。
2図を用いて説明する。
第1図の説明と同様に、ナイロンジャケットファイバ
(1)はフェルール(2)に挿入され固定される。光フ
ァイバを挿入したフェルールはスリット付き円柱スリー
ブ(21)の一方の挿入口に挿入され、他方の挿入口から
は球レンズの側面を円筒状に加工した光学レンズ(22)
が挿入される。
(1)はフェルール(2)に挿入され固定される。光フ
ァイバを挿入したフェルールはスリット付き円柱スリー
ブ(21)の一方の挿入口に挿入され、他方の挿入口から
は球レンズの側面を円筒状に加工した光学レンズ(22)
が挿入される。
ここで本発明においては、光ファイバコリメータは複
数のスリットが挿入口の周方向にほぼ等間隔に設けられ
ており、例えば第2図においてはそれぞれの挿入口に3
つずつスリットを設けている。このような構成によりレ
ンズ、フェルールをより均一にあらゆる方向から締め付
けることができ、フェルールとレンズの芯出しをより高
精度に実現できる。
数のスリットが挿入口の周方向にほぼ等間隔に設けられ
ており、例えば第2図においてはそれぞれの挿入口に3
つずつスリットを設けている。このような構成によりレ
ンズ、フェルールをより均一にあらゆる方向から締め付
けることができ、フェルールとレンズの芯出しをより高
精度に実現できる。
第2図においては球レンズを用いた構成につき説明し
たが、球レンズに代えて屈折率に分布を持たせた棒状レ
ンズを用いても良い。またスリット付きスリーブの外径
は円柱状でなくとも良く、例えば第3図に示す如く、角
柱状のスリーブ(23)を用いて本発明の光ファイバコリ
メータを構成しても良い。
たが、球レンズに代えて屈折率に分布を持たせた棒状レ
ンズを用いても良い。またスリット付きスリーブの外径
は円柱状でなくとも良く、例えば第3図に示す如く、角
柱状のスリーブ(23)を用いて本発明の光ファイバコリ
メータを構成しても良い。
本発明による第1の特徴はスリット付円柱スリーブを
用いる点である。このスリット付円柱スリーブの内径は
レンズおよびフェルール外径より5〜100μm程度小さ
くしておく。すると、スリット付円柱状スリーブはフェ
ルールと球レンズをほぼ円周方向から締付けるため、フ
ェルールと球レンズの外径が一致してなくとも、芯出し
される。また、第2図に示したスリット付円柱スリーブ
は板を円柱状に曲げて製作することができ、一般に板厚
の均一性は極めて優れており、円柱スリーブの外径と内
径の中心軸は一致する。したがって、本発明による光フ
ァイバコリメータはコリメータ外形から定まる中心軸と
光軸は極めて高精度に一致したものとなる。さらに、ス
リット付円柱スリーブは曲げ加工が可能で、生産性に優
れ、低価格化を可能とする。
用いる点である。このスリット付円柱スリーブの内径は
レンズおよびフェルール外径より5〜100μm程度小さ
くしておく。すると、スリット付円柱状スリーブはフェ
ルールと球レンズをほぼ円周方向から締付けるため、フ
ェルールと球レンズの外径が一致してなくとも、芯出し
される。また、第2図に示したスリット付円柱スリーブ
は板を円柱状に曲げて製作することができ、一般に板厚
の均一性は極めて優れており、円柱スリーブの外径と内
径の中心軸は一致する。したがって、本発明による光フ
ァイバコリメータはコリメータ外形から定まる中心軸と
光軸は極めて高精度に一致したものとなる。さらに、ス
リット付円柱スリーブは曲げ加工が可能で、生産性に優
れ、低価格化を可能とする。
本発明の第2の特徴は球レンズ(4)とガラススペー
サ(3)の間に間隙(7)を形成している点である。こ
の間隙は通常数μm程度であり、レンズ、フェルール、
スリット付円柱スリーブの熱膨脹率の違いによって生じ
る歪を吸収する間隙である。このような間隙を得る一つ
の方法は、例えばスリット付円柱スリーブにガラススペ
ーサを貼り合せたフェルール、球レンズを挿入した後、
フェルールとスリット付円柱スリーブを接着剤もしくは
半田(9)で固定する。球レンズはガラススペーサに突
き当るように十分押し込み、光ファイバコリメータを使
用する温度範囲で1サイクルのヒートサイクルを行な
う。こうして、室温にもどすと、熱膨脹率の差による歪
を吸収するのに必要な間隙(7)が形成される。しかる
のち、球レンズとスリット付スリーブを接着剤もしくは
カラスハンダ(8)などで固定する。別の方法としては
スリット部から必要な間隙が得られる厚さの細長いスペ
ーサを挿入し、球レンズとガラススペーサを貼合せたフ
ェルールを固定したのち、スリットから挿入したスペー
サをぬき取ればよい。前者の方法はスリット付円柱スリ
ーブが球レンズを締付ける力により仮止めできることを
利用したものであり、後者の方法はスリットのすき間を
利用したものである。いずれも本発明の特徴を利用して
実現できる方法であり、従来の円柱スリーブでは実現困
難である。
サ(3)の間に間隙(7)を形成している点である。こ
の間隙は通常数μm程度であり、レンズ、フェルール、
スリット付円柱スリーブの熱膨脹率の違いによって生じ
る歪を吸収する間隙である。このような間隙を得る一つ
の方法は、例えばスリット付円柱スリーブにガラススペ
ーサを貼り合せたフェルール、球レンズを挿入した後、
フェルールとスリット付円柱スリーブを接着剤もしくは
半田(9)で固定する。球レンズはガラススペーサに突
き当るように十分押し込み、光ファイバコリメータを使
用する温度範囲で1サイクルのヒートサイクルを行な
う。こうして、室温にもどすと、熱膨脹率の差による歪
を吸収するのに必要な間隙(7)が形成される。しかる
のち、球レンズとスリット付スリーブを接着剤もしくは
カラスハンダ(8)などで固定する。別の方法としては
スリット部から必要な間隙が得られる厚さの細長いスペ
ーサを挿入し、球レンズとガラススペーサを貼合せたフ
ェルールを固定したのち、スリットから挿入したスペー
サをぬき取ればよい。前者の方法はスリット付円柱スリ
ーブが球レンズを締付ける力により仮止めできることを
利用したものであり、後者の方法はスリットのすき間を
利用したものである。いずれも本発明の特徴を利用して
実現できる方法であり、従来の円柱スリーブでは実現困
難である。
このような間隙はきわめて小さく、温度変化によって
間隙が変化しても、光ファイバコリメータの特性に影響
を与えるものとはならない。むしろ間隙により歪が生じ
ないことによる効果のほうが大きく、温度特性、信頼性
に優れた光ファイバコリメータとなる。
間隙が変化しても、光ファイバコリメータの特性に影響
を与えるものとはならない。むしろ間隙により歪が生じ
ないことによる効果のほうが大きく、温度特性、信頼性
に優れた光ファイバコリメータとなる。
本発明によれば、光ファイバコリメータの中心軸と光
軸を高精度に一致させることができ、温度特性、信頼性
も良好な光ファイバコリメータを得ることができる。さ
らに、光ファイバコリメータのスリーブは生産性が高い
構造であり、光ファイバコリメータを低価格化すること
ができる。
軸を高精度に一致させることができ、温度特性、信頼性
も良好な光ファイバコリメータを得ることができる。さ
らに、光ファイバコリメータのスリーブは生産性が高い
構造であり、光ファイバコリメータを低価格化すること
ができる。
第1図は改良された従来例による光ファイバコリメータ
の斜視図及び断面図、第2図,第3図は本発明による光
ファイバコリメータの実施例を示す斜視図、第4図は本
発明の光ファイバコリメータを用いて製作できる光デバ
イスの構成図、第5図は従来の光ファイバコリメータの
斜視図である。 1……ナイロンジャケットファイバ、2……フェルー
ル、3……ガラススペーサ、4……球レンズ、5……ス
リット付円柱スリーブ。
の斜視図及び断面図、第2図,第3図は本発明による光
ファイバコリメータの実施例を示す斜視図、第4図は本
発明の光ファイバコリメータを用いて製作できる光デバ
イスの構成図、第5図は従来の光ファイバコリメータの
斜視図である。 1……ナイロンジャケットファイバ、2……フェルー
ル、3……ガラススペーサ、4……球レンズ、5……ス
リット付円柱スリーブ。
Claims (2)
- 【請求項1】光ファィバを挿入すべきフェルールと、フ
ェルールの前面に配置されたスペーサと、そのスペーサ
との間に空隙を設けるように配置された光学レンズと、
前記フェルール、光学レンズを保持する保持部にその保
持部の周方向の長さよりも周方向の長さが短い複数のス
リット部がほぼ等間隔に設けられたスリーブとからなる
光ファイバコリメータ。 - 【請求項2】前記スリーブの内径は前記フェルール及び
光学レンズの外径よりも小さく、前記スリーブの内径と
前記フェルール及び光学レンズの外径との差は5μm乃
至100μmであることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の光ファイバコリメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61135991A JP2554629B2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 光フアイバコリメ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61135991A JP2554629B2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 光フアイバコリメ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62293210A JPS62293210A (ja) | 1987-12-19 |
JP2554629B2 true JP2554629B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=15164641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61135991A Expired - Fee Related JP2554629B2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 光フアイバコリメ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554629B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5048912A (en) * | 1988-03-09 | 1991-09-17 | Fujitsu Limited | Optical fiber switching with spherical lens and method of making same |
JPH02124502A (ja) * | 1988-11-02 | 1990-05-11 | Toshiba Corp | 光回路部品 |
US5231684A (en) * | 1992-06-22 | 1993-07-27 | Pdt Systems | Optical fiber microlens |
NO307315B1 (no) * | 1998-02-26 | 2000-03-13 | Optoplan As | Anordning for innfesting av optiske fibre |
CN1278154C (zh) * | 2002-02-22 | 2006-10-04 | 日本电气硝子株式会社 | 光准直器用透镜部件、光准直器及它们的组装方法 |
JP4695118B2 (ja) * | 2007-07-03 | 2011-06-08 | 日本航空電子工業株式会社 | 光学アッシーと光学モジュール |
US11467391B2 (en) * | 2019-11-21 | 2022-10-11 | Eotech, Llc | Unitary carrier for holographic components |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5995308U (ja) * | 1982-12-17 | 1984-06-28 | セイコーインスツルメンツ株式会社 | 光フアイバ−結合装置 |
JPS6223008A (ja) * | 1985-07-24 | 1987-01-31 | Oki Electric Ind Co Ltd | コリメ−タ |
-
1986
- 1986-06-13 JP JP61135991A patent/JP2554629B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62293210A (ja) | 1987-12-19 |
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