JP2554142B2 - 誘導飛しょう体 - Google Patents
誘導飛しょう体Info
- Publication number
- JP2554142B2 JP2554142B2 JP63257346A JP25734688A JP2554142B2 JP 2554142 B2 JP2554142 B2 JP 2554142B2 JP 63257346 A JP63257346 A JP 63257346A JP 25734688 A JP25734688 A JP 25734688A JP 2554142 B2 JP2554142 B2 JP 2554142B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- target
- warhead
- directional
- homing device
- directional antenna
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はホーミング装置を搭載し、目標方向に弾片を
飛散させる指向性弾頭を有する誘導飛しょう体に関す
る。
飛散させる指向性弾頭を有する誘導飛しょう体に関す
る。
従来の飛しょう体の弾頭システムを第5図に示す。図
において、目標1に会敵する様に誘導された飛しょう体
2は、搭載する近接信管3によりその検知ビーム4で目
標1を検知する。目標1が近づくと弾頭5は近接信管3
からの信号により起爆し、弾片6を全周に飛散させる。
弾片6は、その1部が目標1に命中することにより、目
標1を破壊する。
において、目標1に会敵する様に誘導された飛しょう体
2は、搭載する近接信管3によりその検知ビーム4で目
標1を検知する。目標1が近づくと弾頭5は近接信管3
からの信号により起爆し、弾片6を全周に飛散させる。
弾片6は、その1部が目標1に命中することにより、目
標1を破壊する。
上記従来の飛しょう体の弾頭システムには解決すべき
次の課題があった。
次の課題があった。
(1) 弾頭が飛しょう体に固定されており、かつ目標
に対しては、近接したことのみが知られ、その方向が不
明なため、目標破壊のための弾片を全周に飛散させる必
要がある。このため確立的に一部の弾片のみが目標の方
向に飛散するが他の大部分の弾片は無駄なものとなる。
従って目標破壊を確実にするためには大きな弾頭が必要
となる。
に対しては、近接したことのみが知られ、その方向が不
明なため、目標破壊のための弾片を全周に飛散させる必
要がある。このため確立的に一部の弾片のみが目標の方
向に飛散するが他の大部分の弾片は無駄なものとなる。
従って目標破壊を確実にするためには大きな弾頭が必要
となる。
(2) 従来の弾頭システムでは、飛しょう体の進行方
向に対し、直角な方向には全周にわたって弾片を飛散さ
せるが、その飛散する幅は比較的狭くなっている。従っ
て、弾頭を起爆させるタイミングは非常に重要なものと
なり、高精度の高価な近接信管を必要とし、かつそれで
も目標と飛しょう体が会敵する時の速度及び方向の条件
により弾片が命中しにくくなり弾頭の効果が低下するこ
とがある。
向に対し、直角な方向には全周にわたって弾片を飛散さ
せるが、その飛散する幅は比較的狭くなっている。従っ
て、弾頭を起爆させるタイミングは非常に重要なものと
なり、高精度の高価な近接信管を必要とし、かつそれで
も目標と飛しょう体が会敵する時の速度及び方向の条件
により弾片が命中しにくくなり弾頭の効果が低下するこ
とがある。
本発明は上記課題の解決手段として、目標を追尾する
ホーミング装置と、同ホーミング装置に設けられ目標を
指向する指向性アンテナと、同指向性アンテナの向きと
連動して目標を指向すると共に同指向方向に弾片を飛散
させる指向性弾頭とを具備してなることを特徴とする誘
導飛しょう体を提供しようとするものである。
ホーミング装置と、同ホーミング装置に設けられ目標を
指向する指向性アンテナと、同指向性アンテナの向きと
連動して目標を指向すると共に同指向方向に弾片を飛散
させる指向性弾頭とを具備してなることを特徴とする誘
導飛しょう体を提供しようとするものである。
本発明は上記のように構成されるので次の作用を有す
る。即ち、目標を指向する指向性アンテナと連動して弾
頭が目標を指向し、かつ、目標方向に指向して弾片を飛
散させる指向性弾頭を搭載するので弾片の総数が集中的
に目標に向かい、弾頭の有効性が著しく高い。ホーミン
グ装置を搭載しているので目標追尾も的確に行なわれ
る。
る。即ち、目標を指向する指向性アンテナと連動して弾
頭が目標を指向し、かつ、目標方向に指向して弾片を飛
散させる指向性弾頭を搭載するので弾片の総数が集中的
に目標に向かい、弾頭の有効性が著しく高い。ホーミン
グ装置を搭載しているので目標追尾も的確に行なわれ
る。
本発明の一実施例について第1図ないし第3図により
説明する。
説明する。
第1図において、目標01に会敵する向きに誘導された
飛しょう体2には後述するホーミング装置1が搭載され
ており、同ホーミング装置1の指向性アンテナ3は、目
標01を追尾するために目標01の方向を指向している。同
指向性アンテナ3には後述する指向性弾頭4が搭載され
ており、指向性アンテナ3と共に目標01の方向に指向す
る。ここに、目標01の速度をVTとし、飛しょう体2の速
度をVMとしたとき、飛しょう体2はO点で会敵する向き
に誘導されているものとする。今、M0の点で指向性弾頭
4が爆発し、目標01の方向にVFの速度で弾片を飛散させ
るものとすると、後述する弾片は飛しょう体の速度VMが
合成されることにより、破線の経路を飛しょうし、時間
tの後にT1の位置に達する。一方、後述する比例航法で
誘導された場合、目標01は時間tの後にはT1の位置に達
しており、結局弾片は目標01に命中する。
飛しょう体2には後述するホーミング装置1が搭載され
ており、同ホーミング装置1の指向性アンテナ3は、目
標01を追尾するために目標01の方向を指向している。同
指向性アンテナ3には後述する指向性弾頭4が搭載され
ており、指向性アンテナ3と共に目標01の方向に指向す
る。ここに、目標01の速度をVTとし、飛しょう体2の速
度をVMとしたとき、飛しょう体2はO点で会敵する向き
に誘導されているものとする。今、M0の点で指向性弾頭
4が爆発し、目標01の方向にVFの速度で弾片を飛散させ
るものとすると、後述する弾片は飛しょう体の速度VMが
合成されることにより、破線の経路を飛しょうし、時間
tの後にT1の位置に達する。一方、後述する比例航法で
誘導された場合、目標01は時間tの後にはT1の位置に達
しており、結局弾片は目標01に命中する。
次にホーミング装置1、アンテナ3及び指向性弾頭4
の詳細について、第2図及び第3図により説明する。
の詳細について、第2図及び第3図により説明する。
第2図において、飛しょう体2の先端に搭載されたホ
ーミング装置1は、その指向性アンテナ3によりレドー
ム5を通して目標01を検知し追尾を行う。この際、指向
性アンテナ3は常に目標01の方向に正対するため、指向
性アンテナ3に取り付けられた指向性弾頭4も常に目標
01の方向に向くことになる。
ーミング装置1は、その指向性アンテナ3によりレドー
ム5を通して目標01を検知し追尾を行う。この際、指向
性アンテナ3は常に目標01の方向に正対するため、指向
性アンテナ3に取り付けられた指向性弾頭4も常に目標
01の方向に向くことになる。
この指向性弾頭4に、弾片が1方向のみに飛散するよ
うな指向性を持たせておけば、目標01の方向にのみ弾片
を飛散させることが可能となり、小型の弾頭でも有効な
破壊力を得ることができる。指向性弾頭4はこのような
目的に沿って構成されているもので第3図にその縦断面
詳細を示す。図において、きょう体6の中には炸薬7と
多数の弾片8が図示のように矢印の方向に直列状に収納
されてキャップ10で蓋をされている。尾部には着火部9
が設けられている。炸薬7の形状、特に弾片8との境界
部の形状を適正に設定すれば、炸薬7の爆発力を弾片8
の方向に集中させることができる。このような構成の指
向性弾頭4を着火部9で起爆した場合、弾片8は専ら図
中の矢印の方向に飛散する。即ち、第2図の白抜き矢印
で示す目標方向に集中して飛散し、目標01を効率的に破
壊する。
うな指向性を持たせておけば、目標01の方向にのみ弾片
を飛散させることが可能となり、小型の弾頭でも有効な
破壊力を得ることができる。指向性弾頭4はこのような
目的に沿って構成されているもので第3図にその縦断面
詳細を示す。図において、きょう体6の中には炸薬7と
多数の弾片8が図示のように矢印の方向に直列状に収納
されてキャップ10で蓋をされている。尾部には着火部9
が設けられている。炸薬7の形状、特に弾片8との境界
部の形状を適正に設定すれば、炸薬7の爆発力を弾片8
の方向に集中させることができる。このような構成の指
向性弾頭4を着火部9で起爆した場合、弾片8は専ら図
中の矢印の方向に飛散する。即ち、第2図の白抜き矢印
で示す目標方向に集中して飛散し、目標01を効率的に破
壊する。
次に上述した公知の比例航法について説明すると、第
4図において、飛しょう体から視た目標の方向(目視線
という)を、飛しょう体に搭載したホーミング装置等で
検出し、その目視線の角速度を零にするように飛しょ
う体を旋回させる誘導方法を比例航法と言い、次式で記
述される。
4図において、飛しょう体から視た目標の方向(目視線
という)を、飛しょう体に搭載したホーミング装置等で
検出し、その目視線の角速度を零にするように飛しょ
う体を旋回させる誘導方法を比例航法と言い、次式で記
述される。
nM=k nM:飛しょう体の旋回加速度 k:定数 本方式を用いると、命中点近傍では0となること
から、図に示すように飛しょう体はほぼ直進して目標に
命中することになる。
から、図に示すように飛しょう体はほぼ直進して目標に
命中することになる。
以上の通り、本実施例によればホーミング装置に設け
られた指向性アンテナで目標を追尾し、それと同方向に
指向する指向性弾頭から目標にむかって集中的に弾片を
飛散させることができるので目標破壊に関するきわめて
能率的な誘導飛しょう体が得られ、従来例に比し、飛し
ょう体を著しく軽量小型化することができる。又、弾片
の飛散が常に確実に目標に集中するので近接信管の精度
を充分に緩和でき、低コスト化することが可能となる。
られた指向性アンテナで目標を追尾し、それと同方向に
指向する指向性弾頭から目標にむかって集中的に弾片を
飛散させることができるので目標破壊に関するきわめて
能率的な誘導飛しょう体が得られ、従来例に比し、飛し
ょう体を著しく軽量小型化することができる。又、弾片
の飛散が常に確実に目標に集中するので近接信管の精度
を充分に緩和でき、低コスト化することが可能となる。
本発明は上記のように構成されるので次の効果を有す
る。
る。
(1) 一般に弾頭は飛しょう体の重量の大きな部分を
占めているが、本発明によれば弾片の命中率が飛躍的に
高まるので弾頭の大幅な小型・軽量化が可能となる。こ
の結果、飛しょう体の飛しょう性能などの他の性能を向
上させることができる。
占めているが、本発明によれば弾片の命中率が飛躍的に
高まるので弾頭の大幅な小型・軽量化が可能となる。こ
の結果、飛しょう体の飛しょう性能などの他の性能を向
上させることができる。
(2) 弾頭起爆のタイミングが重要でなくなることか
ら、近接信管の精密性が緩和され、低コスト化が果たさ
れる。
ら、近接信管の精密性が緩和され、低コスト化が果たさ
れる。
第1図は本発明の一実施例の誘導飛しょう体とその指向
性弾頭の会敵性能を説明するための模式図、第2図は上
記実施例の先端部の縦断面図、第3図は上記実施例に用
いられる指向性弾頭の縦断面図、第4図は比例航法の説
明図、第5図は従来例の飛しょう体の弾頭システムを示
す模式図である。 1……ホーミング装置、2……飛しょう体、 3……指向性アンテナ、4……指向性弾頭、 5……レドーム、6……きょう体、 7……炸薬、8……弾片、 9……着火部、10……キャップ。
性弾頭の会敵性能を説明するための模式図、第2図は上
記実施例の先端部の縦断面図、第3図は上記実施例に用
いられる指向性弾頭の縦断面図、第4図は比例航法の説
明図、第5図は従来例の飛しょう体の弾頭システムを示
す模式図である。 1……ホーミング装置、2……飛しょう体、 3……指向性アンテナ、4……指向性弾頭、 5……レドーム、6……きょう体、 7……炸薬、8……弾片、 9……着火部、10……キャップ。
Claims (1)
- 【請求項1】目標を追尾するホーミング装置と、同ホー
ミング装置に設けられ目標を指向する指向性アンテナ
と、同指向性アンテナの向きと連動して目標を指向する
と共に同指向方向に弾片を飛散させる指向性弾頭とを具
備してなることを特徴とする誘導飛しょう体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63257346A JP2554142B2 (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | 誘導飛しょう体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63257346A JP2554142B2 (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | 誘導飛しょう体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02106700A JPH02106700A (ja) | 1990-04-18 |
JP2554142B2 true JP2554142B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=17305099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63257346A Expired - Lifetime JP2554142B2 (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | 誘導飛しょう体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554142B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4238482C2 (de) * | 1992-11-14 | 2000-05-04 | Diehl Stiftung & Co | Gefechtskopf |
DE19516341C2 (de) * | 1995-05-04 | 1998-05-20 | Rheinmetall Ind Ag | Flugkörper mit einem schwenkbaren Gefechtskopf |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60218596A (ja) * | 1984-04-13 | 1985-11-01 | 防衛庁技術研究本部長 | 誘導弾 |
JPS6370100A (ja) * | 1986-09-10 | 1988-03-30 | 三菱電機株式会社 | 弾頭の起爆装置 |
-
1988
- 1988-10-14 JP JP63257346A patent/JP2554142B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02106700A (ja) | 1990-04-18 |
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