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JP2552202Y2 - ホログラム光ヘッド - Google Patents

ホログラム光ヘッド

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Publication number
JP2552202Y2
JP2552202Y2 JP1991067862U JP6786291U JP2552202Y2 JP 2552202 Y2 JP2552202 Y2 JP 2552202Y2 JP 1991067862 U JP1991067862 U JP 1991067862U JP 6786291 U JP6786291 U JP 6786291U JP 2552202 Y2 JP2552202 Y2 JP 2552202Y2
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JP
Japan
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hologram
light receiving
laser
light
optical head
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JP1991067862U
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JPH0515129U (ja
Inventor
直史 牧
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、レーザダイオードと
光検出器とホログラム素子とを一体化し、温度変化に起
因する戻り光の移動に対する余裕をもたせたホログラム
光ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ヘッドの一例を図7に示す。レ
ーザダイオード1を出射したレーザ光は、回折格子2で
3つの光ビームに分離され、ハーフミラー3で直角方向
に反射され、コリメータレンズ4で平行光にされ、立ち
上げミラー5でディスク7側に直角に反射され、対物レ
ンズ6で集光されてディスク7の信号面に焦点を結ぶ。
ディスク7で反射した戻り光は、同じ経路で効物レンズ
6を透過し、立ち上げミラー5で直角方向に反射され、
コリメータレンズ4で集光され、ハーフミラー3を透過
し、さらに平板状のガラスであるこのハーフミラー3を
透過したことに伴う光軸のずれを元に戻すためのガラス
板8を透過し、平凹レンズ9を透過して、光検出器10
を照射する。光検出器10は、図示は省略するが、4分
割光センサの両側にそれぞれエレメントを持つ6分割光
センサであり、フォーカシングエラー検出は平板状のハ
ーフミラー3およびガラス板8を透過することに伴う非
点収差を利用した非点収差法で行い、トラッキングエラ
ー検出は3ビームの中の2つのビームを用いて行う。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の光ヘッド
は、部品点数が多く、かつそれらが独立して配置されて
いるので、小形化が容易でなく、各光学部品の組立工数
を多く必要とし、かつそれらの調整工数を多く必要とす
る。また、各光学部品は接着剤で固定する場合が多い
が、接着剤は温度の影響を受け易いので、温度変動によ
り光学部品に位置ずれが発生するおそれがあり、光学部
品が多いと接着剤を用いる箇所が多くなるので、信号検
出の信頼性が低下するという問題もある。また、特開平
1−177504号「反射型格子レンズおよび光ヘッド
装置」には、ホログラム素子で構成した複数領域からな
る格子基板と、複数に分割された受光面を有する光検出
器とを備えた光ヘッド装置が開示されている。しかしな
がら、このものは、レーザダイオードから照射されるレ
ーザ光の照射光軸に対し、光検出器に至るレーザ光の復
路光軸をビームスプリッタにより途中分岐させる構成で
ある。このため、レーザダイオードやホログラム素子や
光検出器といったユニット化が可能な光学素子を、すべ
て同軸配置する構成と比較したときに、分岐光軸を有す
る分だけレーザ光の照射光軸周りにユニット構成が肥大
化しやすく、光検出原理に基づく構造的な特質から装置
のコンパクト化に一定の限界があるといった課題を抱え
るものであった。また、ホログラム素子を斜交二軸によ
って4領域に分割し、各領域ごとに異なる回折格子パタ
ーンをもたせた格子レンズが開示されているが、このも
のは回折格子パターンを区画する4領域が一対の鈍角領
域と一対の鋭角領域からなり、特に鋭角領域の回折格子
パターンについては温度 変化に起因するレーザ光の波長
変動に伴う回折角度の変化に対する許容範囲が鈍角領域
に比べて狭いため、許容温度変化が制限される等の課題
があった。 また、本考案の出願後に公開された特開平2
−253678号「光半導体装置」や特開平3−760
35号「ホログラム式光ピックアップ装置」或いは特開
平3−269835号「光ピックアップ装置」には、レ
ーザダイオードのレーザ光照射光軸上にホログラム素子
を配設し、ホログラム素子にて回折されて戻るレーザ光
を、受光素子を直線配列した光検出器で受光する構成の
ホログラムレーザユニットが開示されている。しかしな
がら、いずれのホログラムレーザユニットも、光検出器
を構成する受光素子が直線配列されており、このため温
度変化に起因するレーザ光の波長変動に伴う回折角度の
変化に対する受光素子上の受光点の変動が均一ではな
く、受光点の変動を許容できる受光面積の設定が受光素
子によって異なるため、光検出器の設計が容易でない等
の課題を抱えるものであった。
【0004】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、光ヘッドの部品点数を少なくし、各光学部品を集積
化して小形化を図るとともに、組立工数、調整工数を削
減し、さらに温度変動の影響を受けることの少ないホロ
グラム光ヘッドを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案のホログラム光ヘッドは、ディスクに向けて
レーザ光を照射するレーザダイオードと、該レーザダイ
オードの照射光軸上に同軸配設され、該照射光軸に直交
する平面を該照射光軸上で交差する直交二軸が分割する
4領域について領域ごとに異なるパターンの回折格子を
設けた4分割ホログラム素子と、前記レーザダイオード
の周辺に等角分散配設され、前記ディスクで反射された
レーザ光のうち前記4分割ホログラム素子の各領域を透
過して戻るときに回折させられたレーザ光を、該各領域
ごとに受光する4個の受光素子からなり、相対する一組
の受光素子が2分割されている光検出器とを具備するこ
とを特徴とするものである
【0006】また、前記4分割ホログラム素子が、前記
4領域を分割する直交二軸のうちの一方の軸がジッタ方
向に平行であり、前記光検出器は、前記ジッタ方向に対
し45°回転させた位置に第1の受光素子を配設し、該
第1の受光素子に対して順次90°ずつ異ならしめた位
置に第2、第3、第4の受光素子を配設してなることを
特徴とするものである
【0007】
【作用】上記のホログラム光ヘッドにおいて、ディスク
で反射した戻り光は、ホログラム素子の4つの領域によ
りそれぞれ回折されて4つの光ビームに分離され、光検
出器の4つの受光素子を個別に照射する。この場合、ト
ラッキングエラー検出は、4つの領域からなるホログラ
ム素子の2つの領域と他の2つの領域とにそれぞれ対応
する受光素子の出力の差により、すなわちプッシュプル
法により検出することができる。フォーカシングエラー
検出は、2つの領域にそれぞれ対応する2つの2分割受
光素子の出力に基づき、いわゆるダブルナイフエッジ法
により検出することができる。
【0008】請求項2のホログラム光ヘッドによれば、
4分割ホログラム素子の各領域を通過した戻り光を、定
常状態においてそれぞれ第1〜第4の受光素子のほぼ中
央で受光させることができ、従って例えば温度変化に伴
いレーザ光の波長が変動し、ホログラム素子における回
折角度が変化し、第1〜第4の受光素子が受光する戻り
光の受光点が円周方向に移動しても、4分割ホログラム
素子を構成する4領域が受光点の移動を均等にかつそれ
ぞれが最大限吸収することができる
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1〜図6を参照し
て説明する。図1は、本考案のホログラム光ヘッドの一
実施例を示す光学系構成図、図2は、図1に示したホロ
グラムレーザユニットの拡大断面図、図3は、図2のホ
ログラム素子の格子パターンを示す図、図4は、図2に
示した光検出器の受光素子の平面図、図5は、ホログラ
ム素子の他の格子パターンの参考例を示す図、図6は、
図5に示したホログ ラム面の格子パターンによる場合の
受光素子の平面図である。なお、図4及び図6中に使用
した記号B、Dに付した添え字は、以下の説明では半角
記号で記してある。図1において、符号11は、詳細は
後述するが、レーザ光を出射し戻り光を受光するホログ
ラムレーザユニット、符号12はホログラムレーザユ
ニット11から出射されたレーザ光をディスク14側に
立ち上げ戻り光をホログラムレーザユニット11に向け
て反射する立ち上げミラー、符号13はディスク14
の信号面にレーザ光を収束する対物レンズである。
【0010】前記ホログラムレーザユニット11の詳細
を図2に示す。このホログラムレーザユニット11は、
ベース15にステム16を介してレーザダイオード17
および光検出器18を取り付け、これらをケース19内
に収容し、ケース19にあけたレーザ光出射窓19aに
内面側にホログラム面すなわちホログラム素子20を形
成したカバーガラス21を固定している。
【0011】ホログラム素子20は、図3に示すように
円を等分に4分割しそれぞれに異なる格子パターンを形
成した4つの領域a、b、c、dからなっている。図示
例の格子パターンは、格子ピッチについてはaとdが等
ピッチ、bとcが前記a、dより間隔の広い等ピッチで
あり、格子方向についてはaとcが同方向、bとdが前
記a、dと直角で同方向である。前記光検出器18は、
図4に示すようにX−Y方向に対してそれぞれ45゜の
角度をなす位置に第1ないし第4の受光素子A、B、
C、Dを備えている。受光素子A、B、C、Dはそれぞ
れホログラム素子20の4つの領域a、b、c、dを透
過した光ビームを受光するものであり、受光素子AとC
は単独のエレメントからなる受光素子であり、受光素子
BとDはそれぞれB1、B2またはD1、D2の2つのエレ
メントからなる2分割受光素子である。また、受光素子
AとDはホログラム素子20の狭い等ピッチの領域a、
dに対応して光軸Zから等距離の位置にあり、受光素子
B、Cは広い等ピッチの領域b、cに対応して前記受光
素子A、Dの位置より光軸Zに近い等距離の位置にあ
る。
【0012】次に上記ホログラム光ヘッドによる信号検
出について説明する。ホログラムレーザユニット11内
のレーザダイオード17を出射したレーザ光は、ホログ
ラム素子20を透過し、立ち上げミラー12において直
角に反射され、対物レンズ17により収束されてディス
ク14の信号面に焦点を結び、ディスク14で反射した
戻り光は、同じ経路をたどって対物レンズ13を透過
し、立ち上げミラー12で再び直角方向に反射し、ホロ
グラムレーザユニット11のカバーガラス21を透過す
るが、このカバーガラス21のホログラム素子20を透
過する際に、このホログラム素子20の格子パターンの
異なる4つの領域a、b、c、dを通過することで4つ
の回折光(例えば+1次回折光のみを用いる)が得られ
る。ホログラム素子20の領域a、b、c、dをそれぞ
れ通過した光ビームは、光検出器18の各受光素子A、
B、C、Dのそれぞれを照射する。今、ジッタ方向(デ
ィスク接線方向)をY軸とすると、再生RF信号(R
F)、トラッキングエラー検出信号(TE)、フォーカ
シングエラー検出信号(FE)は、それぞれ次式から
られる。 RF=A+B1+B2+C+D1+D2 ・・・・・・[1] TE=(A+D1+D2)−(B1+B2+C) ・・・・・・[2] FE=(B1+D2)−(B2+D1) ・・・・・・[3] すなわち、トラッキングエラー検出は、ホログラム素子
20の領域a、dの半円形部分と領域b、cの他の半円
形部分をそれぞれ透過する光量の差を受光素子A及び
とB及びCとの出力差として検出するものであり、いわ
ゆるプッシュプル法である。また、フォーカシングエラ
ー検出は、いわゆるダブルナイフエッジ法である。
【0013】また、ジッタ方向をX軸とすると、再生R
F信号(RF)およびフォーカシングエラー検出信号
(FE)は前記と同様であるが、トラッキングエラー検
出信号(TE)は次の式、 TE=(A+B1+B2)−(C+D1+D2) ・・・・・・[4]から得ら れる。この検出原理は、前記[2]式と同じである。
【0014】上記のホログラム光ヘッドにおいては、ホ
ログラムレーザユニット11を光ヘッドの図示略のベー
スに取り付ける場合、Z軸を中心として回転させること
により、90゜ごとに調整点が訪れる。したがって、取
り付け位置の調整としては、Z軸方向(フォーカス方
向)の1軸の調整のみでよい。これに対して図7に示し
た従来の光ヘッドでは、フォーカス方向とこれに直交す
る直角2方向との3軸の調整が必要であり、調整が大幅
に簡略化される。また、レーザダイオード17が出射す
るレーザ光の波長が変動すると、ホログラム素子20に
おける回折角度が変動するが、本考案によれば光学素子
をX−Y軸と45゜の方向に長く取ることができるの
で、回折角度の変動すなわちレーザダイオード17の出
射するレーザ光の波長変動の影響を吸収することが容易
である。
【0015】このように、上記ホログラム光ヘッドによ
れば、ディスクに向けてレーザ光を照射するレーザダイ
オード17の照射光軸上に、該照射光軸に直交する平面
を該照射光軸上で交差する直交二軸が分割する4領域
a、b、c、dについて領域ごとに異なるパターンの回
折格子を設けた4分割ホログラム素子20を同軸配設
し、レーザダイオード17の周辺に相対する一組につい
て2分割した4個の受光素子A、B、C、Dを等角分散
配設した光検出器18により4分割ホログラム素子20
による回折光を受光する構成としたから、レーザダイオ
ード17とホログラム素子20と光検出器18といった
ユニット化が可能な光学素子を、すべて同軸配置する構
成とすることができ、レーザダイオード17のレーザ光
の照射光軸を軸とする仮想円筒体の内部に4分割ホログ
ラム素子20と光検出器18が配設できるため、ユニッ
ト11のコンパクト性を高める上で最高密度配置が可能
であり、これによりレーザダイオード17とホログラム
素子20と光検出器18とを1つのユニットで構成し、
高度に集積化を図って小形化を達成することができる。
また、4分割ホログラム素子20を構成する4個の領域
a、b、c、dが同一面積であるから、温度変化に起因
するレーザ光の波長変動に伴う回折角度の変化に対する
許容範囲を各領域が均等に分担することができ、これに
より許容温度変化を最大限保証することができる。
た、4分割ホログラム素子20は、前記4領域を分割す
る直交二軸のうちの一方の軸がジッタ方向に平行であ
り、光検出器18は、ジッタ方向に対し45°回転させ
た位置に第1の受光素子Aを配設し、該第1の受光素子
Aに対して順次90°ずつ異ならしめた位置に第2、第
3、第4の受光素子B、C、Dを配設して構成したか
ら、4分割ホログラム素子20の各領域を通過した戻り
光を、定常状態においてそれぞれ第1〜第4の受光素子
A〜Dのほぼ中央で受光させることができ、従って例え
ば温度変化に伴いレーザ光の波長が変動し、ホログラム
素子20における回折角度が変化し、第1〜第4の受光
素子A〜Dが受光する戻り光の受光点が円周方向に移動
しても、4分割ホログラム素子20を構成する4領域
a、b、c、dが受光点の移動を均等にかつそれぞれが
最大限吸収し、これにより光ヘッドにとって致命的な再
生不能を回避し、安定した再生を約束することができ
。なお、本発明において、ホログラム素子20の4つ
の領域の格子パターンとして、図示例以外の格子パター
ンを用いることもできる。ただし、例えば図5に示すよ
うに格子方向が同方向の4領域a、b、c、dで構成し
た場合には、図6に示したように4つの受光素子A、
B、C、Dは1列に並べなければならず、受光素子をレ
ーザ光の照射光軸の周りに配設する点を特徴とする本考
案の範疇からは外れることになる。なお、参考までに受
光素子B、Cを2分割光センサとした場合は、再生RF
信号(RF)、トラッキングエラー検出信号(TE)、
フォーカシングエラー検出信号(FE)について、前記
[1]、[2]、[3]の各式を適用できる。
【0016】また、ホログラムレーザユニット11を光
ヘッドのベースにホログラムレーザユニット11を固定
し、対物レンズ13を制御する対物レンズアクチュエー
タを別に設ける構成としてもよいが、ホログラムレーザ
ユニット11を対物レンズアクチュエータと一体に設け
る構成とすることもでき、この場合には、部品の集積化
が一層高度に実現される。
【0017】
【考案の効果】本考案によれば、ディスクに向けてレー
ザ光を照射するレーザダイオードの照射光軸上に、該照
射光軸に直交する平面を該照射光軸上で交差する直交二
軸が分割する4領域について領域ごとに異なるパターン
の回折格子を設けた4分割ホログラム素子を同軸配設
し、レーザダイオードの周辺に相対する一組について2
分割した4個の受光素子を等角分散配設した光検出器に
より4分割ホログラム素子による回折光を受光する構成
としたから、レーザダイオードとホログラム素子と光検
出器といったユニット化が可能な光学素子を、すべて同
軸配置する構成とすることができ、レーザダイオードの
レーザ光の照射光軸を軸とする仮想円筒体の内部に4分
割ホログラム素子と光検出器が配設できるため、ユニッ
トのコンパクト性を高める上で最高密度配置が可能であ
り、これによりレーザダイオードとホログラム素子と光
検出器とを1つのユニットで構成し、高度に集積化を図
って小形化を達成することができ、また4分割ホログラ
ム素子を構成する4個の領域が同一面積であるから、温
度変化に起因するレーザ光の波長変動に伴う回折角度の
変化に対する許容範囲を各領域が均等に分担することが
でき、これにより許容温度変化を最大限保証することが
できる等の優れた効果を奏する。
【0018】また、本考案は、4分割ホログラム素子
は、前記4領域を分割する直交二軸のうちの一方の軸が
ジッタ方向に平行であり、前記光検出器は、前記ジッタ
方向に対し45°回転させた位置に第1の受光素子を配
設し、該第1の受光素子に対して順次90°ずつ異なら
しめた位置に第2、第3、第4の受光素子を配設して構
成したから、4分割ホログラム素子の各領域を通過した
戻り光を、定常状態においてそれぞれ第1〜第4の受光
素子のほぼ中央で受光させることができ、従って例えば
温度変化に伴いレーザ光の波長が変動し、ホログラム素
子における回折角度が変化し、第1〜第4の受光素子が
受光する戻り光の受光点が円周方向に移動しても、4分
割ホログラム素子を構成する4領域が受光点の移動を均
等にかつそれぞれが最大限吸収し、これにより光ヘッド
にとって致命的な再生不能を回避し、安定した再生を約
束することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のホログラム光ヘッドの一実施例を示す
光学系構成図である。
【図2】図1に示したホログラムレーザユニットの拡大
断面図である。
【図3】図2ホログラム素子の格子パターンを示す図
である。
【図4】図2に示した光検出器の受光素子の平面図であ
る。
【図5】ホログラム素子の他の格子パターンの参考例
示す図である。
【図6】図5に示したホログラム素子の格子パターンに
よる場合の受光素子の平面図である。
【図7】従来の光ヘッドの一例を示す光学系構成図であ
る。
【符号の説明】
11 ホログラムレーザユニット 17 レーザダイオード 18 光検出器 A、B(B1、B2)、C、D(D1、D2) 受光素子 19 ケース 19a レーザ光出射窓 20 ホログラム素子 a、b、c、d ホログラム素子の4つの領域 21 カバーガラス

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクに向けてレーザ光を照射するレ
    ーザダイオードと、該レーザダイオードの照射光軸上に
    同軸配設され、該照射光軸に直交する平面を該照射光軸
    上で交差する直交二軸が分割する4領域について領域ご
    とに異なるパターンの回折格子を設けた4分割ホログラ
    ム素子と、前記レーザダイオードの周辺に等角分散配設
    され、前記ディスクで反射されたレーザ光のうち前記4
    分割ホログラム素子の各領域を透過して戻るときに回折
    させられたレーザ光を、該各領域ごとに受光する4個の
    受光素子からなり、相対する一組の受光素子が2分割さ
    れている光検出器とを具備することを特徴とするホログ
    ラム光ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記4分割ホログラム素子は、前記4領
    域を分割する直交二軸のうちの一方の軸がジッタ方向に
    平行であり、前記光検出器は、前記ジッタ方向に対し4
    5°回転させた位置に第1の受光素子を配設し、該第1
    の受光素子に対して順次90°ずつ異ならしめた位置に
    第2、第3、第4の受光素子を配設してなることを特徴
    とする請求項1記載のホログラム光ヘッド。
JP1991067862U 1991-07-31 1991-07-31 ホログラム光ヘッド Expired - Lifetime JP2552202Y2 (ja)

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JPH0515129U JPH0515129U (ja) 1993-02-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03269835A (ja) * 1990-03-19 1991-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ピックアップ装置

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JPH0515129U (ja) 1993-02-26

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