JP2552008B2 - ノイズキャンセラー回路 - Google Patents
ノイズキャンセラー回路Info
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- JP2552008B2 JP2552008B2 JP1276931A JP27693189A JP2552008B2 JP 2552008 B2 JP2552008 B2 JP 2552008B2 JP 1276931 A JP1276931 A JP 1276931A JP 27693189 A JP27693189 A JP 27693189A JP 2552008 B2 JP2552008 B2 JP 2552008B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- signal
- level
- noise
- pass filter
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- Picture Signal Circuits (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はノイズキャンセラー回路に関し、特にビデオ
テープレコーダー(以下VTR)などのビデオ信号の高域
信号のレベルに応じてノイズを低減する動作を伴うノイ
ズキャンセラー回路に関する。
テープレコーダー(以下VTR)などのビデオ信号の高域
信号のレベルに応じてノイズを低減する動作を伴うノイ
ズキャンセラー回路に関する。
一般に、VTRの再生ビデオ信号では、1MHz乃至2MHz付
近のノイズ成分が問題になるので、このノイズ成分を低
減する為に、ノイズキャンセラー回路が設けられてい
る。
近のノイズ成分が問題になるので、このノイズ成分を低
減する為に、ノイズキャンセラー回路が設けられてい
る。
従来のノイズキャンセラー回路の一例を第2図に示
す。その動作を第3図に示す。第2図,第3図におい
て、入力端1に入力されたビデオ信号は、高域周波数を
通過させるHPF2によって、前述の1MHz乃至2MHzのノイズ
を含んだ高域部分が抜き出され、リミッタ回路6でノイ
ズより大きなレベルをカットした後、減算回路9で入力
ビデオ信号から減算され、出力端10にノイズを低減した
ビデオ信号を出力する構成となっていた。
す。その動作を第3図に示す。第2図,第3図におい
て、入力端1に入力されたビデオ信号は、高域周波数を
通過させるHPF2によって、前述の1MHz乃至2MHzのノイズ
を含んだ高域部分が抜き出され、リミッタ回路6でノイ
ズより大きなレベルをカットした後、減算回路9で入力
ビデオ信号から減算され、出力端10にノイズを低減した
ビデオ信号を出力する構成となっていた。
前述した従来のノイズキャンセラー回路は、HPF2によ
って1MHz乃至2MHz以上のノイズ成分を取り出し,リミッ
タレベル以下のノイズ成分をもとの信号から減算し,ノ
イズを低減する構成となっており、この時ノイズと同時
にHPF2を通った1MHz以上でリミッタレベル以下のビデオ
信号も原信号から減算されるが、通常リミッタレベルは
ノイズのレベルを基準に決められているため、ビデオ信
号のレベルに対して十分小さいとして無視している。し
かし、VTRの再生ビデオ信号の周波数特性は、FM記録の
特性上FMキャリア周波数から離れた側帯波ほどレベルが
小さくなるため、FM復調後の再生ビデオ信号も高域にな
るとレベルが小さくなり、一方ノイズキャンセラーのリ
ミッタレベルは一定なので、高域になるほど原信号から
リミッタを通った信号を減算する割り合いが増え、ノイ
ズキャンセラー回路を通った後のビデオ信号の微小信号
(第3図の出力端10の出力信号)が減衰してしまい、ビ
デオ信号の微少高域信号は、画像の細部(ディテール)
を表わしているので、このディテールをつぶしてしまう
という問題がある。
って1MHz乃至2MHz以上のノイズ成分を取り出し,リミッ
タレベル以下のノイズ成分をもとの信号から減算し,ノ
イズを低減する構成となっており、この時ノイズと同時
にHPF2を通った1MHz以上でリミッタレベル以下のビデオ
信号も原信号から減算されるが、通常リミッタレベルは
ノイズのレベルを基準に決められているため、ビデオ信
号のレベルに対して十分小さいとして無視している。し
かし、VTRの再生ビデオ信号の周波数特性は、FM記録の
特性上FMキャリア周波数から離れた側帯波ほどレベルが
小さくなるため、FM復調後の再生ビデオ信号も高域にな
るとレベルが小さくなり、一方ノイズキャンセラーのリ
ミッタレベルは一定なので、高域になるほど原信号から
リミッタを通った信号を減算する割り合いが増え、ノイ
ズキャンセラー回路を通った後のビデオ信号の微小信号
(第3図の出力端10の出力信号)が減衰してしまい、ビ
デオ信号の微少高域信号は、画像の細部(ディテール)
を表わしているので、このディテールをつぶしてしまう
という問題がある。
本発明の目的は、前記問題点が解決され、ディテール
を犠牲にせずに、ノイズをキャンセルできるようにした
ノイズキャンセラー回路を提供することにある。
を犠牲にせずに、ノイズをキャンセルできるようにした
ノイズキャンセラー回路を提供することにある。
本発明のノイズキャンセラー回路の構成は、入力端に
接続され、ノイズ成分を含んだ高域部分が通過する第1
のハイパスフィルタと、前記入力端に接続され、前記ノ
イズ成分よりも高域の信号が通過する第2のハイパスフ
ィルタと、前記第1のハイパルフィルタの出力に第1の
電圧制御増幅回路、及びリミッタ回路を介して接続され
る第2の電圧制御増幅回路と、前記第2のハイパスフィ
ルタの出力レベルを検出して前記第1,第2の電圧制御増
幅回路を制御するレベル検出回路と、前記入力端の入力
信号から前記第2の電圧制御増幅回路の出力信号を減算
して出力信号とする減算回路とを備えたことを特徴とす
る。
接続され、ノイズ成分を含んだ高域部分が通過する第1
のハイパスフィルタと、前記入力端に接続され、前記ノ
イズ成分よりも高域の信号が通過する第2のハイパスフ
ィルタと、前記第1のハイパルフィルタの出力に第1の
電圧制御増幅回路、及びリミッタ回路を介して接続され
る第2の電圧制御増幅回路と、前記第2のハイパスフィ
ルタの出力レベルを検出して前記第1,第2の電圧制御増
幅回路を制御するレベル検出回路と、前記入力端の入力
信号から前記第2の電圧制御増幅回路の出力信号を減算
して出力信号とする減算回路とを備えたことを特徴とす
る。
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例のノイズキャンセラー回路
を示すブロック図である。第1図において、本実施例の
ノイズキャンセラー回路は、第1,第2のハイ・パス・フ
ィルタ(HPF)2,3と、ピーク検波回路4と、増幅回路7
と、第1,第2の電圧制御増幅回路(VCA)5,8と、リミッ
タ回路6と、減算回路9と、入力端1と、出力端10とを
備えている。
を示すブロック図である。第1図において、本実施例の
ノイズキャンセラー回路は、第1,第2のハイ・パス・フ
ィルタ(HPF)2,3と、ピーク検波回路4と、増幅回路7
と、第1,第2の電圧制御増幅回路(VCA)5,8と、リミッ
タ回路6と、減算回路9と、入力端1と、出力端10とを
備えている。
入力端1に、HPF2とHPF3とが接続され、HPF2の出力は
VCA5、リミッタ回路6を介して、VCA8に接続され、HPF3
の出力はレベル検出回路として動作するピーク検波回路
4,増幅回路7を介して、VCA5,8の制御端に接続し、入力
端1の信号からVCA8の出力信号を減算する減算回路9の
出力を出力端10としている。
VCA5、リミッタ回路6を介して、VCA8に接続され、HPF3
の出力はレベル検出回路として動作するピーク検波回路
4,増幅回路7を介して、VCA5,8の制御端に接続し、入力
端1の信号からVCA8の出力信号を減算する減算回路9の
出力を出力端10としている。
次にこの動作を第4図で説明する。入力端1に入った
ビデオ信号は、ノイズ成分が問題となる1MHz乃至2MHz付
近のしゃ断周波数を有するHPF2を通って、ノイズ成分を
含んだ高域部分が抜き出され、VCA5,リミッタ回路6,VCA
8を介して,減算回路9で入力ビデオ信号から減算し、
ノイズを低減したビデオ信号を出力端10に出力する。一
方,HPF2より高域にしゃ断周波数を有するHPF3を通った
ノイズ成分よりも高域の信号は、ピーク検波回路4でレ
ベルを検出して、この検出レベルが小さい時にはVCA5の
利得が増大し、検出レベルが大きい時には、VCA5の利得
は小さくなるように、VCA5を制御している。また、VCA8
は、VCA5で増幅された信号をもとの信号のレベルに合せ
るため、VCA5と同じ制御信号によって利得制御され、VC
A5の増幅度の絶対値と同じ減衰度を有している。
ビデオ信号は、ノイズ成分が問題となる1MHz乃至2MHz付
近のしゃ断周波数を有するHPF2を通って、ノイズ成分を
含んだ高域部分が抜き出され、VCA5,リミッタ回路6,VCA
8を介して,減算回路9で入力ビデオ信号から減算し、
ノイズを低減したビデオ信号を出力端10に出力する。一
方,HPF2より高域にしゃ断周波数を有するHPF3を通った
ノイズ成分よりも高域の信号は、ピーク検波回路4でレ
ベルを検出して、この検出レベルが小さい時にはVCA5の
利得が増大し、検出レベルが大きい時には、VCA5の利得
は小さくなるように、VCA5を制御している。また、VCA8
は、VCA5で増幅された信号をもとの信号のレベルに合せ
るため、VCA5と同じ制御信号によって利得制御され、VC
A5の増幅度の絶対値と同じ減衰度を有している。
以上説明したように、本発明は、例えばHPF3を通った
高域信号のレベルによって、VCA5の利得を制御すること
により、相対的にリミッタ回路6のリミッタレベルを可
変し、高域信号のレベルが小さい場合には特に第4図の
ようにリミッタレベルを小さくし、減算回路9で入力信
号から減算するレベルを小さくすることができるから、
ビデオ信号の高域の劣化の少ないノイズキャンセルを行
える効果がある。また本発明によれば、第2のハイパス
フィルタを通過した高域信号のレベルが小さい場合に
は、リミッタレベルを小さくして、減算するレベルを小
さくすることができるから、ビデオ信号の高域の劣化の
小さい信号が得られる。逆に上記フィルタを通過した高
域信号のレベルが大きい場合には、リミッタレベルを大
きくして、減算するレベルを大きくすることになるが、
もともと高域信号のレベルが大きいため相対的にビデオ
信号の高域が劣化する心配がない。また、第1,第2の電
圧制御回路を使用しているため、増幅された信号をもと
の信号のレベルに合わせることができ、このため減算回
路でノイズ成分を減算しすぎたり、減算不足となる心配
がない。
高域信号のレベルによって、VCA5の利得を制御すること
により、相対的にリミッタ回路6のリミッタレベルを可
変し、高域信号のレベルが小さい場合には特に第4図の
ようにリミッタレベルを小さくし、減算回路9で入力信
号から減算するレベルを小さくすることができるから、
ビデオ信号の高域の劣化の少ないノイズキャンセルを行
える効果がある。また本発明によれば、第2のハイパス
フィルタを通過した高域信号のレベルが小さい場合に
は、リミッタレベルを小さくして、減算するレベルを小
さくすることができるから、ビデオ信号の高域の劣化の
小さい信号が得られる。逆に上記フィルタを通過した高
域信号のレベルが大きい場合には、リミッタレベルを大
きくして、減算するレベルを大きくすることになるが、
もともと高域信号のレベルが大きいため相対的にビデオ
信号の高域が劣化する心配がない。また、第1,第2の電
圧制御回路を使用しているため、増幅された信号をもと
の信号のレベルに合わせることができ、このため減算回
路でノイズ成分を減算しすぎたり、減算不足となる心配
がない。
第1図は本発明の一実施例のノイズキャンセラー回路の
ブロック図、第2図は従来のノイズキャンセラー回路の
ブロック図、第3図は第2図の動作を示すタイミング
図、第4図は第1図の動作を示すタイミング図である。 1……入力端、2,3……ハイパスフィルタ(HPF)、4…
…ピーク検波回路、5,8……電圧制御増幅回路(VCA)、
7……増幅回路、6……リミッタ回路、9……減算回
路、10……出力端。
ブロック図、第2図は従来のノイズキャンセラー回路の
ブロック図、第3図は第2図の動作を示すタイミング
図、第4図は第1図の動作を示すタイミング図である。 1……入力端、2,3……ハイパスフィルタ(HPF)、4…
…ピーク検波回路、5,8……電圧制御増幅回路(VCA)、
7……増幅回路、6……リミッタ回路、9……減算回
路、10……出力端。
Claims (1)
- 【請求項1】入力端に接続され、ノイズ成分を含んだ高
域部分が通過する第1のハイパスフィルタと、前記入力
端に接続され、前記ノイズ成分よりも高域の信号が通過
する第2のハイパスフィルタと、前記第1のハイパルフ
ィルタの出力に第1の電圧制御増幅回路、及びリミッタ
回路を介して接続される第2の電圧制御増幅回路と、前
記第2のハイパスフィルタの出力レベルを検出して前記
第1,第2の電圧制御増幅回路を制御するレベル検出回路
と、前記入力端の入力信号から前記第2の電圧制御増幅
回路の出力信号を減算して出力信号とする減算回路とを
備えたことを特徴とするノイズキャンセラー回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1276931A JP2552008B2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | ノイズキャンセラー回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1276931A JP2552008B2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | ノイズキャンセラー回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03136579A JPH03136579A (ja) | 1991-06-11 |
JP2552008B2 true JP2552008B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=17576401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1276931A Expired - Lifetime JP2552008B2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | ノイズキャンセラー回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552008B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS625787A (ja) * | 1985-07-01 | 1987-01-12 | Toshiba Corp | ノイズ減少回路 |
-
1989
- 1989-10-23 JP JP1276931A patent/JP2552008B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03136579A (ja) | 1991-06-11 |
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