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JP2545074B2 - 乳化材の製造方法 - Google Patents

乳化材の製造方法

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Publication number
JP2545074B2
JP2545074B2 JP62041510A JP4151087A JP2545074B2 JP 2545074 B2 JP2545074 B2 JP 2545074B2 JP 62041510 A JP62041510 A JP 62041510A JP 4151087 A JP4151087 A JP 4151087A JP 2545074 B2 JP2545074 B2 JP 2545074B2
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JP
Japan
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phospholipids
phospholipase
phospholipid
present
protein
Prior art date
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Application number
JP62041510A
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English (en)
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JPS63209742A (ja
Inventor
一夫 押田
圭子 高橋
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Kewpie Corp
Original Assignee
QP Corp
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Publication date
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Publication of JPS63209742A publication Critical patent/JPS63209742A/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Seasonings (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は乳化材の製造方法に関する。
<従来の技術> 従来から、乳化材としてリン脂質をホスフォリパーゼ
A2で処理して得られるリゾ型リン脂質をかなりの割合で
含んだリン脂質、つまりリゾ型含有リン脂質が知られて
いる。このリゾ型含有リン脂質はリゾ型を含まないリン
脂質そのものよりは一段と乳化力が高いとされている。
<発明が解決しようとする問題点> しかし、前記従来のリゾ型含有リン脂質は、その乳化
力が必ずしも満足なものとは云えなかった。
本発明は前記従来技術の問題点を解決するものであ
り、リゾ型含有リン脂質を含むが、従来のリゾ型含有リ
ン脂質そのものより一段と高い乳化力をもつ乳化材の製
造方法を提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本発明者らは前記目的を達成するために種々検討を重
ねた結果、リン脂質を蛋白質存在下でホスフォリパーゼ
A2で処理し、さらに乾燥することで得られたものは蛋白
質を共存させないでリン脂質をホスフォリパーゼA2で処
理して得られたものに比べて乳化力が一段と高くなるこ
とを知見した。かかる知見に基づく本発明の乳化材の製
造方法は、リン脂質の水懸濁液を食用蛋白質(但し、グ
ルテンおよび卵黄蛋白は除く。)存在下でホスフォリパ
ーゼA2で処理し、さらに乾燥することを特徴とするもの
である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明でリン脂質とは、その給源は問わず、例えば大
豆リン脂質、卵黄リン脂質あるいは動物(牛、ヒツジ、
ブタ、ニワトリなど)の脳のリン脂質などをいい、その
形態は固形状、粉末状、あるいは液状などいずれでもよ
い。なお、上述したリン脂質の中では大豆リン脂質が安
価で使用しやすい。
また本発明でリン脂質の水懸濁液とは、リン脂質が水
に懸濁した液をいい、ここでの懸濁の意味はリン脂質の
粒子が水に分散している状態の他にリン脂質が水に溶解
している場合も含むものである。水懸濁液中のリン脂質
の割合は、普通には固形分として5〜20%ぐらいが適当
である。すなわち、固形リン脂質の場合、その1重量部
を5〜20倍重量部の水に分散または溶解すればよい。
本発明では、このようなリン脂質の水懸濁液を蛋白質
存在下でホスフォリパーゼA2で処理する。つまり、リン
脂質の水懸濁液に蛋白質を混和してホスフォリパーゼA2
で処理する。
ここで用いることができる食用蛋白質としては、アル
ブミン、グロブリン、ゼラチン、カゼイン、グリアジ
ン、これらの混合物あるいは、卵蛋白(アルブミン52
%、グロブリン8〜10%)、大豆蛋白(グロブリン84
%、アルブミン5.3%)、小麦タンパク(グリアジンな
どからなる)などがあげられる。また、この蛋白質は液
状原料の他に粉末原料を用いてもよい。
またリン脂質の水懸濁液中に蛋白質を存在させる割合
は、一般的に、水懸濁液のリン脂質(固形分)と蛋白質
(固形分)とを1:0.5〜2ぐらいにすればよい。
またリン脂質の水懸濁液への混和の際、蛋白質は、固
定分濃度8〜15%ぐらいの水溶液としておくと混和がさ
せ易いので好ましい。この混和の方法はミキサー、コロ
イドミル、ホモゲナイザー等で均一になるようにすれば
よい。
また本発明でホスフォリパーゼA2とは、リン脂質を構
成するグリセライドの、中央の脂肪酸エステル部分を加
水分解する酵素をいい、ホスフォリパーゼA2を含むパン
クレアチンのような形で用いてもよい。
なお、ホスフォリパーゼA2はデンマークのノボ社、パ
ンクレアチンは米国のシグマ社などより販売されている
ので、これを購入して使用すればよい。この場合、前者
は通常液状であり、後者は通常粉末状である。
本発明では、前記リン脂質の水懸濁液を前記ホスフォ
リパーゼA2で処理するものであり、ノボ社のホスフォリ
パーゼA2あるいはシグマ社のパンクレアチンを使用する
場合には、その使用量は、リン脂質(固形分)の重量に
対していずれも0.1〜5%ぐらいとすればよい。また処
理の目安としての条件は、加水分解を受けた結果リン脂
質の少なくとも2%がリゾ型になるぐらい、好ましくは
20%ぐらい、より好ましくは25%以上がリゾ型になるぐ
らいを目安にすればよく、ちなみに処理温度を約40℃と
すると、1時間、4時間、15時間の処理時間の経過とと
もにリゾ型の変換率は各々約20%、50%、90%となる。
なお、処理時のリン脂質の水懸濁液のpHは、一般的に
ホスフォリパーゼA2の至適pHを含む6〜9ぐらいにすれ
ばよく、pH調整剤として、塩酸、酢酸、リン酸などの酸
剤ないしはカセイソーダ、第二リン酸カリウム、第三リ
ン酸カリウム、酢酸ナトリウムなどのアルカリ剤、その
他任意のpHに調整したリン酸バッファ液等を使用すれば
よい。
乾燥する方法としては、あまり熱がかからない方が好
ましく、そのような方法には代表例として凍結乾燥及び
噴霧乾燥があるが一般的には凍結乾燥が無難である。凍
結乾燥の具体的方法は、処理量により条件が異なるので
一概にはいえないが、−30〜−40℃で凍結させて0.05〜
0.25トールの真空下で20〜30時間ぐらいかけて乾燥させ
ればよい。なお、噴霧乾燥は加温による方法より常温に
よる方法がよい。
上述のようにリン脂質の水懸濁液をホスフォリパーゼ
A2で処理し、さらに乾燥することにより本発明の乳化材
が製造される。
なお、本発明の乳化材の製造工程において、本発明の
目的を損わない範囲で、他の副原料を添加することは任
意である。この一例として、必要によりホスフォリパー
ゼA2の作用を促進するためリン脂質の水懸濁液に2価の
カルシウムを添加することがあげられる。
<作用> 本発明の作用は必ずしも明らかではない。しかし、リ
ン脂質が食用蛋白質(但し、グルテンおよび卵黄蛋白は
除く。)の存在下でホスフォリパーゼA2の作用を受ける
ことによりその一部がリゾ型に加水分解され、この際
に、部分的に加水分解されたリン脂質及び遊離脂肪酸が
食用蛋白質(但し、グルテンおよび卵黄蛋白は除く。)
と一定の結合関係を生じ、乾燥することでさらに強固な
結合状態となり、そのことが水と油への親和性を高める
結果になっているのではないかと推察される。
<実 施 例> 以下、本発明の実施例を説明する。なお、実施例1
は、本発明の効果も示すものである。
実施例1 大豆リン脂質200g、デンマークのノボ社製ホスフォリ
パーゼA2製剤(液状)4g、清水700g及び卵白液1000g
(固形分の重量は約100gでほとんどアルブミンからな
る)を混和し、塩酸で液のpHを8.0に調整したのち、40
℃に加温し、その温度で4時間放置することにより乳化
材(比較品1)を得た(このときのリン脂質のリゾ型へ
の変換率は約50%であった)。そして、この混和液を−
40℃の極低温下で凍結させたのち、0.1トールの真空下
で25時間処理して乾燥した乳化材(本発明品)を製造し
た。
これら非乾燥品の乳化材(比較品1)及び乾燥品の乳
化材(本発明品)をそれぞれ使用して本発明品の水中油
型乳化食品を製した。
併せてこの乳化材に代えて、さらに比較のため、大豆
リン脂質のみをホスフォリパーゼA2で同条件で処理した
乳化材(比較品2)に後で卵白液を加えたものを使用し
て同様に水中油型乳化食品を製した。
これら本発明品及び比較品1,2の各乳化食品について
粘度、粒子、2ヶ月保存後の分離状況を測定・観察した
ところ下表に示すとおりとなった。
註 1) 水中油型乳化食品の製造方法 ミキサー内にて、水相原料の混合5分、油相原料の添
加10分、仕上撹拌5分の工程を経て製造した。
2) 粘度の測定法 米国ブルックフィールド社の回転粘度計で測定した。
使用ローター型:T−E、回転数2.5rpmで測定した。
3) 粒 子 油滴粒子の大きさの範囲を示す。
4) 分離状況 ○印:分離認められず ×印:油浮上による分離あり 上表のとおり、本発明の乳化材を使用して製造した水
中油型乳化食品は、前記比較とする乳化材を使用して製
造した比較乳化食品に比べて、粘度が一段と大きく(比
較品1の2.9倍、比較品2の3.2倍)、油滴粒子の大きさ
が一段と小さく、また2ヶ月保存後の分離も認められな
かった。このことから、本発明の乳化材の乳化力が比較
とした非乾燥品の乳化材のそれに比し一段と優れること
が理解される。
実施例2 大豆リン脂質200g、卵白液1000g(固形分は約100gで
ほとんどアルブミンからなる)、シグマ社のパンクレア
チン(粉末)2g及び清水700gとを混和し、酢酸で液のpH
を8.0に調整したのち、40℃に加温し、その温度で4時
間放置した(このときのリン脂質のリゾ型への変換率は
約50%であった)。そして、この処理液を−40℃の極低
温下で凍結させたのち、0.1トールの真空下で25時間処
理して乾燥させて本発明の乳化材を製造した。
実施例3 大豆リン脂質200g、分離大豆蛋白の水溶液1000g(固
形分は約100gでその約84%がグロブリン約5%がアルブ
ミンからなる)、デンマークのノボ社製ホスフォリパー
ゼA2製剤(液状)2g及び清水700gとを混和し、カセイソ
ーダで液のpHを8.0に調整したのち、40℃に加温し、そ
の温度で1時間放置した(このときのリン脂質のリゾ型
への変換率は約20%であった)。そして、この処理液を
−40℃の極低温下で凍結さ化材を製造した。
実施例4 大豆リン脂質200g、ラクトアルブミン(粉末)100gと
水900gとの混合液、デンマークのノボ社製ホスフォリパ
ーゼA2製剤(液状)2g及び清水600gとを混和し、第三リ
ン酸ソーダで液のpHを7.8に調整したのち、40℃に加温
し、その温度で4時間放置した(このときのリン脂質の
リゾ型への変換率は約50%であった)。そして、この処
理液を−40℃の極低温下で凍結させたのち、0.1トール
の真空下で25時間処理して乾燥させて本発明の乳化材を
製造した。
<発明の効果> 以上説明したようにリン脂質の水懸濁液を食用蛋白質
(但し、グルテンおよび卵黄蛋白を除く。)存在下でホ
スフォリパーゼA2で処理し、さらに乾燥することで、従
来のリゾ型含有リン脂質より一段と乳化力に優れた乳化
材を得ることができる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リン脂質の水懸濁液を食用蛋白質(但し、
    グルテンおよび卵黄蛋白は除く。)の存在下でホスフォ
    リパーゼA2で処理し、該ホスフォリパーゼA2処理液を乾
    燥することを特徴とする乳化材の製造方法。
JP62041510A 1987-02-26 1987-02-26 乳化材の製造方法 Expired - Lifetime JP2545074B2 (ja)

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JPS63209742A JPS63209742A (ja) 1988-08-31
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