JP2543258B2 - 吸収式熱源装置 - Google Patents
吸収式熱源装置Info
- Publication number
- JP2543258B2 JP2543258B2 JP3026597A JP2659791A JP2543258B2 JP 2543258 B2 JP2543258 B2 JP 2543258B2 JP 3026597 A JP3026597 A JP 3026597A JP 2659791 A JP2659791 A JP 2659791A JP 2543258 B2 JP2543258 B2 JP 2543258B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- condenser
- absorber
- refrigerant
- transfer pipe
- regenerator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Description
るものである。
吸収式のものがある。従来、この種の吸収式熱源装置
(より具体的には冷温水機)は、蒸発器、吸収器、再生
器および凝縮器などを有しており、冷房時には、冷凍サ
イクルが行われ、また暖房時には、暖房サイクルが行わ
れていた。
→吸収→再生→凝縮の各作用が行われ吸収冷凍サイクル
により冷房用冷水を製造していた。一方、暖房サイクル
では、吸収液が燃料や高温の蒸気、水により再生器で加
熱され、発生した水蒸気により直接暖用の温水を加熱製
造していた。
と、暖房サイクルでは、装置自体はヒートポンプの機能
を有しているにもかかわらず、吸収液の結晶限界によ
り、低温の熱源から熱を汲み上げて暖房に利用すること
ができず、したがって熱効率が悪く不経済であるという
問題があった。
も、低温の熱源が利用できる吸収式熱源装置をを提供す
ることを目的とする。
め、本発明の吸収式熱源装置は、熱交換流体が供給され
る蒸発器と、蒸発兼吸収器と、吸収器と、再生器と、再
生兼凝縮器と、凝縮器と、この凝縮器内と上記再生兼凝
縮器内とを連通させる連通管と、上記再生器で蒸発され
た冷媒を上記再生兼凝縮器内の伝熱管内に移送する冷媒
移送管と、上記再生兼凝縮器内の伝熱管からの冷媒を上
記凝縮器に移送する冷媒移送管と、上記凝縮器からの冷
媒を上記蒸発器内および蒸発兼吸収器の伝熱管内に移送
する冷媒移送管と、上記再生器で分離された濃吸収液を
上記吸収器内および上記再生兼凝縮器内に移送する濃吸
収液移送管と、上記再生兼凝縮器からの濃吸収液を上記
吸収器および上記蒸発兼吸収器内に移送する濃吸収液移
送管と、上記吸収器で冷媒を吸収して希釈された稀吸収
液を上記再生器に移送する稀吸収液移送管と、上記蒸発
兼吸収器で冷媒を吸収して希釈された稀吸収液を上記再
生兼凝縮器に移送する稀吸収液移送管と、熱交換流体を
上記吸収器および上記凝縮器内の各伝熱管内に移送する
熱交換流体移送管とから構成し、かつ暖房サイクル作動
時には、上記再生器と吸収器との間で吸収液を循環させ
るようになすとともに、上記再生兼凝縮器と蒸発兼吸収
器との間で吸収液を循環させるようになし、また冷房サ
イクル作動時には、上記蒸発器で蒸発された冷媒を上記
吸収器に直接移送するとともに、再生器で分離された濃
吸収液を上記再生兼凝縮器を介して上記吸収器内に移送
させるようにしたものである。
収液が吸収器と再生器との間、および蒸発兼吸収器と再
生兼凝縮器との間で独立して循環させられる。
再生兼凝縮器および凝縮器で凝縮された後、冷媒移送管
を介して蒸発器および蒸発兼吸収器に移送される。蒸発
器では例えば低温の河川水により、冷媒が蒸発され、こ
の蒸発された冷媒が蒸発兼吸収器内に移送され、ここで
吸収液に吸収されて発熱し、この発熱により伝熱管内を
通過する冷媒を蒸発させる。そして、この伝熱管から出
た冷媒が吸収器内に移送され、ここで本来の吸収作用が
行われ、その伝熱管内を通過する熱交換流体である温水
を加熱する。また、ここで加熱された温水は、凝縮器内
の伝熱管を通過する際に、凝縮熱を奪いさらに加熱され
る。
蒸発器の熱源流体として低温の熱源、例えば河川水を利
用して暖房を行うことができる。また、冷房運転時に
は、蒸発兼吸収器を使用せずに、再生器、凝縮器、蒸発
器、低温再生器および吸収器だけを使用して吸収サイク
ルを行わせることにより、通常の冷房サイクルを行わせ
る。
する。本実施例に係る吸収式熱源装置は、伝熱管11を
有するとともにこの伝熱管11内に熱交換流体が供給さ
れる蒸発器1と、内部に伝熱管12が配置された蒸発兼
吸収器2、内部に伝熱管13が配置された吸収器3と、
再生器4と、内部に伝熱管15が配置された再生兼凝縮
器5と、内部に伝熱管16が配置された凝縮器6と、こ
の凝縮器6内と再生兼凝縮器5内とを連通させる連通管
21と、再生器4で蒸発された冷媒を再生兼凝縮器5内
の伝熱管15内に移送する第1冷媒移送管22と、再生
兼凝縮器5内の伝熱管15からの冷媒を凝縮器6に移送
する第2冷媒移送管23と、凝縮器6からの冷媒を蒸発
器1および蒸発兼吸収器2の伝熱管12内に移送する第
3冷媒移送管24と、途中に開閉弁41が介装され、か
つ一端が上記第3冷媒移送管24途中に接続されるとと
もに他端が蒸発兼吸収器2内の伝熱管12に接続された
第4冷媒移送管25と、途中に開閉弁42が介装されて
上記蒸発器1内の冷媒を蒸発兼吸収器2に移送する第5
冷媒移送管26と、上記蒸発兼吸収器2内の伝熱管12
内の冷媒を吸収器3内に移送する第6冷媒移送管27
と、途中に開閉弁43が介装されて上記再生器4で分離
された濃吸収液を吸収器3内に移送する第1濃吸収液移
送管31と、途中に開閉弁44が介装され、かつ一端が
上記第1濃吸収液移送管31に接続されるとともに他端
が上記再生兼凝縮器5に接続された第2濃吸収液移送管
32と、途中に開閉弁45が介装されて上記再生兼凝縮
器5で再生された濃吸収液を蒸発器3に移送する第3濃
吸収液移送管33と、途中に開閉弁46が介装され、か
つ一端が第3濃吸収液移送管33途中に接続されるとと
もに他端が蒸発兼吸収器2に接続された第4濃吸収液移
送管34と、途中に溶液ポンプ71および開閉弁47が
介装され、かつ吸収器3で冷媒を吸収して希釈された稀
吸収液を再生器4に移送する第1稀吸収液移送管36
と、途中に溶液ポンプ72および開閉弁48,49が介
装され、かつ蒸発兼吸収器2で冷媒を吸収して希釈され
た稀吸収液を再生兼凝縮器5に移送する第2稀吸収液移
送管37と、それぞれ途中に開閉弁51,52が介装さ
れるとともに上記第1稀吸収液移送管36および第2稀
吸収液移送管37の途中同士を2箇所で互いに接続する
第1および第2吸収液バイパス管61,62と、途中に
開閉弁53が介装されて第5冷媒移送管26と第6冷媒
移送管27とを接続して蒸発兼吸収器2をバイパスする
冷媒バイパス管63と、蒸発器1の伝熱管11内に熱交
換流体を移送する第1熱交換流体移送管38と、熱交換
流体を吸収器3および凝縮器6の各伝熱管13,16内
に移送する第2熱交換流体移送管39と、途中に冷媒ポ
ンプ73が介装されて上記蒸発器1内の冷媒を循環移動
させる冷媒循環管28と、上記第1濃吸収液移送管31
と第1吸収液移送管36との間、および第3濃吸収液移
送間33と第2稀吸収液移送管37との間で互いに熱交
換を行い、濃吸収液の持つ熱を稀吸収液に回収するため
の熱交換器7,8とから構成されている。
する。 暖房運転時(暖房サイクル作動時) 暖房運転時には、開閉弁44,45,51,52,53
が閉状態(図中、黒く塗り潰した箇所)にされるととも
に、残りの開閉弁が開状態にされて、吸収液が吸収器3
と再生器4との間、および蒸発兼吸収器2と再生兼凝縮
器5との間で独立して循環させられる。
は再生兼凝縮器5および凝縮器6で2重に凝縮された
後、第3および第4冷媒移送管24,25を介して蒸発
器1および蒸発兼吸収器2に移送される。
源、例えば低温の河川水により、冷媒が蒸発され、この
蒸発された冷媒が蒸発兼吸収器2内に移送され、ここで
吸収液に吸収されて発熱し、この発熱により伝熱管12
内を通過する冷媒を蒸発させる。そして、この伝熱管1
2から出た冷媒が吸収器3内に移送され、ここで本来の
吸収作用が行われ、その伝熱管13内を通過する熱交換
流体である温水を加熱する。また、ここで加熱された温
水は、凝縮器6内の伝熱管16を通過する際に、凝縮熱
を奪いさらに加熱される。例えば、40℃の温水は47
℃に加熱される。なお、河川水は例えば12℃から7℃
に冷却される。
ので、低温の熱源、例えば河川水を利用して暖房を行う
ことができ、また再生を2重効用式にしたのと相まっ
て、駆動熱源熱量が1.0に対し、出力温水熱量が1.
5となる。
れた稀吸収液は、第1稀吸収液移送管36を介して再生
器4に移送されて加熱再生され、また蒸発兼吸収器2で
同様に生じた稀吸収液は第2稀吸収液移送管37を介し
て再生兼凝縮器5に移送され、ここで再生器4からの冷
媒蒸気の持つ熱により加熱されて再生が行われる。
は、連通管21を介して凝縮器6内に移送されてここで
凝縮される。 冷房運転時(冷房サイクル作動時) 冷房運転時には、上述した暖房運転時とは異なり、開閉
弁44,45,51,52,53だけが開状態にされる
とともに、残りの開閉弁が閉状態にされ、そして吸収液
が吸収器3だけに移送される。
生兼凝縮器5および凝縮器6を経て凝縮され、蒸発器1
に移送される。そして、ここで伝熱管11内を通過する
熱交換流体である冷水を冷却する。一方、蒸発器1で蒸
発された冷媒は、冷媒バイパス管63を介して吸収器3
に直接移送され、吸収液に吸収される。ここで生じた吸
収液は第1稀吸収液移送管36、第1吸収液バイパス管
61、第2稀吸収液移送管37、第2吸収液バイパス管
62および第1稀吸収液移送管36を介して再生器4内
に移送される。再生器4内で蒸発された冷媒は、上述し
たように再生兼凝縮器5内に移送され、他方再生器4内
の濃吸収液は第1濃吸収液移送管31および第2濃吸収
液移送管32を介して再生兼凝縮器5内に移送され、そ
の後第3濃吸収液移管33を介して吸収器3に移送され
る。
流体供給管39を介して吸収器3および凝縮器6内を冷
却している。
房運転を行う際には、吸収器と蒸発器との間に蒸発兼吸
収器および再生兼凝縮器を装備し、吸収液を循環させる
ようにしているので、吸収を2段に行わせることがで
き、したがって蒸発器の熱源流体として低温の熱源、例
えば河川水を利用して暖房を行うことができるので、熱
効率を改善でき非常に経済的である。
置の概略構成図である。
Claims (1)
- 【請求項1】熱交換流体が供給される蒸発器と、蒸発兼
吸収器と、吸収器と、再生器と、再生兼凝縮器と、凝縮
器と、この凝縮器内と上記再生兼凝縮器内とを連通させ
る連通管と、上記再生器で蒸発された冷媒を上記再生兼
凝縮器内の伝熱管内に移送する冷媒移送管と、上記再生
兼凝縮器内の伝熱管からの冷媒を上記凝縮器に移送する
冷媒移送管と、上記凝縮器からの冷媒を上記蒸発器内お
よび蒸発兼吸収器の伝熱管内に移送する冷媒移送管と、
上記再生器で分離された濃吸収液を上記吸収器内および
上記再生兼凝縮器内に移送する濃吸収液移送管と、上記
再生兼凝縮器からの濃吸収液を上記吸収器および上記蒸
発兼吸収器内に移送する濃吸収液移送管と、上記吸収器
で冷媒を吸収して希釈された稀吸収液を上記再生器に移
送する稀吸収液移送管と、上記蒸発兼吸収器で冷媒を吸
収して希釈された稀吸収液を上記再生兼凝縮器に移送す
る稀吸収液移送管と、熱交換流体を上記吸収器および上
記凝縮器内の各伝熱管内に移送する熱交換流体移送管と
から構成し、かつ暖房サイクル作動時には、上記再生器
と吸収器との間で吸収液を循環させるようになすととも
に、上記再生兼凝縮器と蒸発兼吸収器との間で吸収液を
循環させるようになし、また冷房サイクル作動時には、
上記蒸発器で蒸発された冷媒を上記吸収器に直接移送す
るとともに、再生器で分離された濃吸収液を上記再生兼
凝縮器を介して上記吸収器内に移送させるようにしたこ
とを特徴とする吸収式熱源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3026597A JP2543258B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 吸収式熱源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3026597A JP2543258B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 吸収式熱源装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04268175A JPH04268175A (ja) | 1992-09-24 |
JP2543258B2 true JP2543258B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=12197941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3026597A Expired - Lifetime JP2543258B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 吸収式熱源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2543258B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP3026597A patent/JP2543258B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04268175A (ja) | 1992-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11304274A (ja) | 廃熱利用吸収式冷温水機・冷凍機 | |
JP2000121196A (ja) | 排熱利用冷暖房システム | |
JP2543258B2 (ja) | 吸収式熱源装置 | |
JP4179799B2 (ja) | 吸収式冷凍機 | |
JP3578207B2 (ja) | 蒸気加熱式二重効用形吸収冷凍機・冷温水機、それを使用した発電・冷暖房・給湯システム、およびそのシステム制御法 | |
JP2837058B2 (ja) | 吸収式ヒートポンプ装置 | |
JP4596683B2 (ja) | 吸収冷凍機 | |
KR0137580Y1 (ko) | 흡수식 냉, 난방기의 액냉매 냉각장치 | |
JP2554787B2 (ja) | 吸収式ヒートポンプ装置 | |
JPH04268170A (ja) | 吸収式ヒートポンプ装置 | |
JP2000088391A (ja) | 吸収冷凍機 | |
JPS6122225B2 (ja) | ||
JPH0355741B2 (ja) | ||
JP2554797B2 (ja) | 吸収式ヒートポンプ装置 | |
JPH11344268A (ja) | 吸収式冷凍装置 | |
JP3858655B2 (ja) | 吸収式冷凍装置 | |
JP3744689B2 (ja) | コ・ジェネレーションシステム | |
JP2645948B2 (ja) | 温水焚吸収式冷温水機 | |
JPH1038402A (ja) | 蒸気焚吸収式冷温水機 | |
JPH0350373Y2 (ja) | ||
JPS5811550B2 (ja) | 一重二重効用併用吸収冷凍機 | |
JP3285306B2 (ja) | 排熱投入型吸収冷凍機 | |
JP2001141326A (ja) | 排熱投入型吸収式冷凍装置 | |
JP2003176961A (ja) | 多重効用吸収冷凍機・冷温水機における余剰温熱利用法 | |
JPS5829819Y2 (ja) | 吸収式ヒ−トポンプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050426 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050510 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20050523 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 3 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080610 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |