JP2541294Y2 - バランス用ウェイト付き作業車両 - Google Patents
バランス用ウェイト付き作業車両Info
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- Japan
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Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 5
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 4
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 4
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、建設車両や農作業車両などの作業車両であ
って、作業装置の作業用アタッチメントを車体の前方へ
突出する状態で車体に支持するとともに、車体にバラン
ス用ウェイトを付設した作業車両に関する。
って、作業装置の作業用アタッチメントを車体の前方へ
突出する状態で車体に支持するとともに、車体にバラン
ス用ウェイトを付設した作業車両に関する。
《従来の技術》 この種の作業車両においては、車体をコンパクトに造
りながらもエンジンルーム内のメンテナンスを良好にで
きるようにするため、燃料タンク等のタンク類を車体後
部内のエンジンルームの左右外側に設けたものがある。
りながらもエンジンルーム内のメンテナンスを良好にで
きるようにするため、燃料タンク等のタンク類を車体後
部内のエンジンルームの左右外側に設けたものがある。
ところで、作業車両を狭い場所で使用する場合には、
誤操作によって車体の後部を建造物等の他物に衝突させ
てしまうことがある。この衝突時の衝撃によってタンク
が損傷するのを防止する手段として、従来では、車体フ
レームの後部にタンクガードを固定して、このタンクガ
ードでタンク壁の後側を覆ったものが知られている。
誤操作によって車体の後部を建造物等の他物に衝突させ
てしまうことがある。この衝突時の衝撃によってタンク
が損傷するのを防止する手段として、従来では、車体フ
レームの後部にタンクガードを固定して、このタンクガ
ードでタンク壁の後側を覆ったものが知られている。
《考案が解決しようとする課題》 上記の従来技術において、タンクを効果的に保護する
には、タンクガードを剛性の高い構造に造るとともに、
車体フレームに対して上記タンクガードを溶接等で強力
に固定する必要がある。このため、車体フレームの構造
が複雑となって、作業車両の製作コストが高くなるとい
う問題が生じていた。
には、タンクガードを剛性の高い構造に造るとともに、
車体フレームに対して上記タンクガードを溶接等で強力
に固定する必要がある。このため、車体フレームの構造
が複雑となって、作業車両の製作コストが高くなるとい
う問題が生じていた。
本考案は、タンクを強力に保護しながらも車体フレー
ムの構造を簡素化することを目的とする。
ムの構造を簡素化することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 本考案は、上記目的を達成するために、作業車両を、
例えば第1図から第4図に示すように、次のように構成
した。
例えば第1図から第4図に示すように、次のように構成
した。
(請求項1の考案) 作業車両(1)の作業装置(20)の作業用アタッチメ
ント(24)を車体(2)の前方へ突出する状態で車体
(2)に支持し、その車体(2)の後部内にエンジンル
ーム(16)を設け、そのエンジンルーム(16)の左右両
外側にタンク(28)(29)を設け、車体(2)の後下部
にバランス用ウェイト(30)を設けて、そのバランス用
ウェイト(30)によって各タンク(28)(29)のタンク
壁(32)の後下部を後下側から覆ったものである。
ント(24)を車体(2)の前方へ突出する状態で車体
(2)に支持し、その車体(2)の後部内にエンジンル
ーム(16)を設け、そのエンジンルーム(16)の左右両
外側にタンク(28)(29)を設け、車体(2)の後下部
にバランス用ウェイト(30)を設けて、そのバランス用
ウェイト(30)によって各タンク(28)(29)のタンク
壁(32)の後下部を後下側から覆ったものである。
(請求項2の考案) 上記の請求項1の構成において、 バランス用ウェイト(30)は、左右側ウェイト部分
(41)(42)と中央側ウェイト部分(43)とを一体に形
成してなり、左右側ウェイト部分(41)(42)で各タン
ク壁(32)の後下部を覆うとともに、中央側ウェイト部
分(43)でエンジンルーム壁(33)の後壁の下部(33
c)を覆ったものである。
(41)(42)と中央側ウェイト部分(43)とを一体に形
成してなり、左右側ウェイト部分(41)(42)で各タン
ク壁(32)の後下部を覆うとともに、中央側ウェイト部
分(43)でエンジンルーム壁(33)の後壁の下部(33
c)を覆ったものである。
《作用》 本考案は、例えば第1図から第4図に示すように、次
のように作用する。
のように作用する。
(請求項1の考案) 作業運転中の誤操作によって作業車両1の後下部が建
造物等の他物に衝突する場合には、バランス用ウェイト
30が他物を受け止めることにより、その他物がタンク28
・29の後下部に接当することを防止する。これにより、
作業車両1の他物への衝突時において、その衝撃がタン
ク28・29へ直接に作用するのを防止して、タンク28・29
を強力に保護できる。
造物等の他物に衝突する場合には、バランス用ウェイト
30が他物を受け止めることにより、その他物がタンク28
・29の後下部に接当することを防止する。これにより、
作業車両1の他物への衝突時において、その衝撃がタン
ク28・29へ直接に作用するのを防止して、タンク28・29
を強力に保護できる。
ところで、上記バランス用ウェイト30は、従来では、
以下の(a)から(d)に示す箇所のうちの、いずれか
の箇所に設置されていた。
以下の(a)から(d)に示す箇所のうちの、いずれか
の箇所に設置されていた。
(a)前輪3と後輪4との間で車体2の途中高さ部 (b)後輪4の車軸チューブの下面 (c)車体フレーム5の後部側面、又はタンク28・29の
外壁35 (d)エンジンルーム壁33の底壁33b 上記(a)の設置箇所では、前輪3とバランス用ウェ
イトとの距離が小さい寸法に制限されるので、前輪接地
部に対するウェイトのモーメントが小さい。このため、
ウェイトの重量を大きくせざるを得ず、作業車両の総重
量が大きくなる。また、バランス用ウェイトによって車
体の重心位置が高くなるので、車両走行時のピッチング
を助長するという弊害があった。
外壁35 (d)エンジンルーム壁33の底壁33b 上記(a)の設置箇所では、前輪3とバランス用ウェ
イトとの距離が小さい寸法に制限されるので、前輪接地
部に対するウェイトのモーメントが小さい。このため、
ウェイトの重量を大きくせざるを得ず、作業車両の総重
量が大きくなる。また、バランス用ウェイトによって車
体の重心位置が高くなるので、車両走行時のピッチング
を助長するという弊害があった。
上記(b)の設置箇所は、ウェイトの固定位置が低い
ので、上記ピッチングの弊害を解消できる点が優れる
が、前輪接地部とウェイトとの距離が小さいままなの
で、作業車両の総重量を軽減するうえでは改善が要望さ
れていた。
ので、上記ピッチングの弊害を解消できる点が優れる
が、前輪接地部とウェイトとの距離が小さいままなの
で、作業車両の総重量を軽減するうえでは改善が要望さ
れていた。
上記(c)の設置箇所は、前輪接地部とウェイトとの
距離を大きくして作業車両の総重量をある程度軽減でき
るが、ウェイト重心位置が高くなるので、ピッチングの
弊害を解消できないでいた。
距離を大きくして作業車両の総重量をある程度軽減でき
るが、ウェイト重心位置が高くなるので、ピッチングの
弊害を解消できないでいた。
上記(d)の設置箇所は、ピッチングの弊害を解消で
きる点で優れるが、ウェイト重量を低減して作業車両の
総重量を軽減するうえでは改善の余地が残されていた。
きる点で優れるが、ウェイト重量を低減して作業車両の
総重量を軽減するうえでは改善の余地が残されていた。
これに対して、本考案のバランス用ウェイト30は、車
体2の後部に配置されるので、前輪3とウェイト設置箇
所との距離を最大にして、前輪接地部に対するウェイト
30のモーメントを最大にできる。これにより、バランス
用ウェイト30の重量を低減させて、作業車両1の総重量
を軽減することが可能となる。
体2の後部に配置されるので、前輪3とウェイト設置箇
所との距離を最大にして、前輪接地部に対するウェイト
30のモーメントを最大にできる。これにより、バランス
用ウェイト30の重量を低減させて、作業車両1の総重量
を軽減することが可能となる。
しかも、同上バランス用ウェイト30は、車体2の低い
位置に配置されるので、作業車両1の重心位置を低くで
きる。これにより、作業車両1は、走行時のピッチング
を解消でき、走行安定性能を向上できるうえ、旋回性能
も向上できる。
位置に配置されるので、作業車両1の重心位置を低くで
きる。これにより、作業車両1は、走行時のピッチング
を解消でき、走行安定性能を向上できるうえ、旋回性能
も向上できる。
上記の各長所は、本考案を車軸間距離の小さいスキッ
ドステア式の小形車両に適用した場合に特に有効であ
る。
ドステア式の小形車両に適用した場合に特に有効であ
る。
(請求項2の考案) 左右側ウェイト部分41・42を中央側ウェイト部分43で
連結してバランス用ウェイト30を一体に造ることによ
り、このウェイト30の剛性を高められるので、タンク28
・29をさらに強力に保護できる。
連結してバランス用ウェイト30を一体に造ることによ
り、このウェイト30の剛性を高められるので、タンク28
・29をさらに強力に保護できる。
しかも、中央側ウェイト部分43でエンジンルーム壁33
の後壁の下部33cを有効に保護できるので、衝突時の衝
撃でエンジンルーム壁33が歪むのを防止できる。このた
め、エンジンルーム壁33の後面に後カバー17を設けた場
合に、その後カバー17を円滑に開閉できる。
の後壁の下部33cを有効に保護できるので、衝突時の衝
撃でエンジンルーム壁33が歪むのを防止できる。このた
め、エンジンルーム壁33の後面に後カバー17を設けた場
合に、その後カバー17を円滑に開閉できる。
《実施例》 以下、本考案の実施例を第1図から第4図で説明す
る。
る。
この実施例では、スキッドステア式の作業車両に本考
案を適用したものを例示してある。
案を適用したものを例示してある。
まず、第1図の側面図と第2図の後面図とで作業車両
の全体構成を説明する。
の全体構成を説明する。
作業車両1は、車体2を前輪3・3と後輪4・4とで
支持してなる。図中の符号Fと符号Bとは作業車両1の
前側と後側をそれぞれ示し、符号Lと符号Rとは、作業
車両1の前進方向の左側と右側をそれぞれ示している。
支持してなる。図中の符号Fと符号Bとは作業車両1の
前側と後側をそれぞれ示し、符号Lと符号Rとは、作業
車両1の前進方向の左側と右側をそれぞれ示している。
車体フレーム5は、前後方向へ延びる左右一対のメイ
ンフレーム6・6と各メインフレーム6の後ろ寄り部か
ら上向きに突設したブーム支持用フレーム7とを備えて
いる。車体2の前部寄りで両メインフレーム6・6の間
の空間に、キャビン8が配置される。このキャビン8
は、運転者用シート9をヘッドガード10で覆ってなる。
ヘッドガード10は、左右のガード部材11・11と天井部材
12とを備え、前側の全部と後側の上部とが開放されると
ともに、各ガード部材11の各窓13を金網14で覆ってな
る。車体2の後部内には、エンジンルーム16が、両メイ
ンフレーム6・6の各後部の間の空間と両ブーム支持用
フレーム7・7の間の空間とにわたって形成される。こ
のエンジンルーム16は、メンテナンス時には、後カバー
17と上カバー18を開くとともにキャビン8を後上側のメ
ンテナンス姿勢へ回動することによって、エンジンルー
ム16内の各種機器に容易にアクセスできるようになって
いる。後カバー17はヒンジ17aを介して水平方向へ旋回
自在になっている。また、上カバー18は、ヒンジ18aを
介して上下方向へ旋回自在になっている。
ンフレーム6・6と各メインフレーム6の後ろ寄り部か
ら上向きに突設したブーム支持用フレーム7とを備えて
いる。車体2の前部寄りで両メインフレーム6・6の間
の空間に、キャビン8が配置される。このキャビン8
は、運転者用シート9をヘッドガード10で覆ってなる。
ヘッドガード10は、左右のガード部材11・11と天井部材
12とを備え、前側の全部と後側の上部とが開放されると
ともに、各ガード部材11の各窓13を金網14で覆ってな
る。車体2の後部内には、エンジンルーム16が、両メイ
ンフレーム6・6の各後部の間の空間と両ブーム支持用
フレーム7・7の間の空間とにわたって形成される。こ
のエンジンルーム16は、メンテナンス時には、後カバー
17と上カバー18を開くとともにキャビン8を後上側のメ
ンテナンス姿勢へ回動することによって、エンジンルー
ム16内の各種機器に容易にアクセスできるようになって
いる。後カバー17はヒンジ17aを介して水平方向へ旋回
自在になっている。また、上カバー18は、ヒンジ18aを
介して上下方向へ旋回自在になっている。
油圧作業装置20は、次のように構成される。ブーム21
は、その後部が各ブーム支持用フレーム7の上部に枢支
ピン22で支持されて、ブーム用油圧シリンダ23で上下方
向へ回動操作される。作業用アタッチメントであるバケ
ット24は、ブーム21の前部に枢支ピン25で支持されて、
バケット用油圧シリンダ26で上下方向へ回動操作され
る。上記のように、バケットは24は、車体2の前外側空
間に突出された状態で車体2に支持されている。
は、その後部が各ブーム支持用フレーム7の上部に枢支
ピン22で支持されて、ブーム用油圧シリンダ23で上下方
向へ回動操作される。作業用アタッチメントであるバケ
ット24は、ブーム21の前部に枢支ピン25で支持されて、
バケット用油圧シリンダ26で上下方向へ回動操作され
る。上記のように、バケットは24は、車体2の前外側空
間に突出された状態で車体2に支持されている。
上記構成において、エンジンルーム16の左右両外側に
燃料タンク28と作動油タンク29とが設けられる。また、
車体2の後下部にバランス用ウェイト30が付設される。
燃料タンク28と作動油タンク29とが設けられる。また、
車体2の後下部にバランス用ウェイト30が付設される。
以下、上記タンク28・29とバランス用ウェイト30につ
いて、同上第1図及び第2図と、第3図及び第4図に基
づいて説明する。第3図は、第1図のIII−III線矢視断
面図であり、第4図は、ウェイト支持部分の斜視図であ
る。
いて、同上第1図及び第2図と、第3図及び第4図に基
づいて説明する。第3図は、第1図のIII−III線矢視断
面図であり、第4図は、ウェイト支持部分の斜視図であ
る。
左側の燃料タンク28のタンク壁32は、エンジンルーム
壁33の側壁33aの一部で構成した内壁34とその内壁34の
外側に配置した外壁35とを備え、これら内外両壁34・35
を上下壁36・37と前後壁38・39とで液密状に連結してな
る。エンジンルーム壁33の両側壁33a同士は底壁33bで連
結されている。なお、右側の作動油タンク29も燃料タン
ク28とほぼ同様に構成されている。
壁33の側壁33aの一部で構成した内壁34とその内壁34の
外側に配置した外壁35とを備え、これら内外両壁34・35
を上下壁36・37と前後壁38・39とで液密状に連結してな
る。エンジンルーム壁33の両側壁33a同士は底壁33bで連
結されている。なお、右側の作動油タンク29も燃料タン
ク28とほぼ同様に構成されている。
前記バランス用ウェイト30は、平面視でコの字状に形
成されており、左右側ウェイト部分41・42と中央側ウェ
イト部分43とを一体に造ってなる。左右側の各ウェイト
部分41・42の前面から後ろ向きに係合溝45が形成され
る。また、この係合溝45に対応して、エンジンルーム壁
33の側壁33aの下部に、前後方向へ延びる係合突起46が
外向きに突設される。バランス用ウェイト30を車体2に
取り付けるときには、まず、各嵌合溝45を各係合突起46
に後ろ側から嵌合させて、ウェイト30を車体2に支持さ
せる。この状態で、中央側ウェイト部分43を、2本のボ
ルト48によって、エンジンルーム壁33の後部に着脱自在
に固定するのである。
成されており、左右側ウェイト部分41・42と中央側ウェ
イト部分43とを一体に造ってなる。左右側の各ウェイト
部分41・42の前面から後ろ向きに係合溝45が形成され
る。また、この係合溝45に対応して、エンジンルーム壁
33の側壁33aの下部に、前後方向へ延びる係合突起46が
外向きに突設される。バランス用ウェイト30を車体2に
取り付けるときには、まず、各嵌合溝45を各係合突起46
に後ろ側から嵌合させて、ウェイト30を車体2に支持さ
せる。この状態で、中央側ウェイト部分43を、2本のボ
ルト48によって、エンジンルーム壁33の後部に着脱自在
に固定するのである。
これにより、左右側ウェイト部分41・42によって、各
タンク壁32の下壁37の全面が下側から覆われるととも
に、後壁39の下部が後ろ側から覆われる。さらに、中央
側ウェイト部分43によって、エンジンルーム壁33の後壁
の下部33cが覆われる。このため、作業車両1は、側面
視や後面視の外観が良くなり、スタイルが向上する。
タンク壁32の下壁37の全面が下側から覆われるととも
に、後壁39の下部が後ろ側から覆われる。さらに、中央
側ウェイト部分43によって、エンジンルーム壁33の後壁
の下部33cが覆われる。このため、作業車両1は、側面
視や後面視の外観が良くなり、スタイルが向上する。
なお、バランス用ウェイト30は、各タンク28・29を保
護するうえでは、各タンク28・29の少なくとも後下部を
覆うものであればよく、タンク壁32の下壁37の全面を覆
う必要はない。
護するうえでは、各タンク28・29の少なくとも後下部を
覆うものであればよく、タンク壁32の下壁37の全面を覆
う必要はない。
また、バランス用ウェイト30の中央側ウェイト部分43
は、省略することも可能である。この場合、左右側ウェ
イト部分41・42は、例えばエンジンルーム壁33の側壁33
aに着脱自在に固定される。
は、省略することも可能である。この場合、左右側ウェ
イト部分41・42は、例えばエンジンルーム壁33の側壁33
aに着脱自在に固定される。
《考案の効果》 本考案は、上記のように構成され作用することから次
の効果を奏する。
の効果を奏する。
(請求項1の考案) (1)バランス用ウェイトでタンクの後下部を後下側か
ら覆ったので、そのバランス用ウェイトによってタンク
を強力に保護できる。このように、バランス用ウェイト
でタンクガードを兼用できるので、従来例のタンクガー
ドを省略できる。
ら覆ったので、そのバランス用ウェイトによってタンク
を強力に保護できる。このように、バランス用ウェイト
でタンクガードを兼用できるので、従来例のタンクガー
ドを省略できる。
従って、タンクを強力に保護しながらも、車体フレー
ムの構造を簡素化できる。
ムの構造を簡素化できる。
(2)バランス用ウェイトは、車体の後部に配置される
ので、前輪とウェイトとの距離を大きくして、前輪接地
部に対するウェイトのモーメントを大きくできる。これ
により、バランス用ウェイトの重量を低減させて、作業
車両の総重量を軽減することが可能となる。
ので、前輪とウェイトとの距離を大きくして、前輪接地
部に対するウェイトのモーメントを大きくできる。これ
により、バランス用ウェイトの重量を低減させて、作業
車両の総重量を軽減することが可能となる。
(3)バランス用ウェイトが車体の低い位置に配置され
るので、作業車両の重心位置を低くでき、作業車両の走
行安定性能と旋回性能とを向上できる。
るので、作業車両の重心位置を低くでき、作業車両の走
行安定性能と旋回性能とを向上できる。
(請求項2の考案) 左右側ウェイト部分を中央側ウェイト部分で連結して
バランス用ウェイトを一体に造ることにより、このウェ
イトの剛性が高まるので、タンクをさらに強力に保護で
きる。
バランス用ウェイトを一体に造ることにより、このウェ
イトの剛性が高まるので、タンクをさらに強力に保護で
きる。
しかも、中央側ウェイト部分でエンジンルーム壁の後
壁の下部を有効に保護できるので、衝突時の衝撃でエン
ジンルーム壁が歪むのを防止できる。このため、エンジ
ンルーム壁の後面に後カバーを設けた場合に、その後カ
バーを円滑に開閉できる。
壁の下部を有効に保護できるので、衝突時の衝撃でエン
ジンルーム壁が歪むのを防止できる。このため、エンジ
ンルーム壁の後面に後カバーを設けた場合に、その後カ
バーを円滑に開閉できる。
第1図から第4図は本考案の実施例を示し、 第1図は、作業車両の側面図、 第2図は、作業車両の後面図、 第3図は、第1図のIII−III線矢視断面図、 第4図は、ウェイト支持部分の斜視図である。 1…作業車両、2…車体、5…車体フレーム、16…エン
ジンルーム、20…作業装置(油圧作業装置)、24…作業
用アタッチメント(バケット)、28・29…タンク(燃料
タンク・作動油タンク)、30…バランス用ウェイト、32
…タンク壁、33…エンジンルーム壁、33c…エンジンル
ーム壁の後壁の下部、41・42…左右側ウェイト部分、43
…中央側ウェイト部分。
ジンルーム、20…作業装置(油圧作業装置)、24…作業
用アタッチメント(バケット)、28・29…タンク(燃料
タンク・作動油タンク)、30…バランス用ウェイト、32
…タンク壁、33…エンジンルーム壁、33c…エンジンル
ーム壁の後壁の下部、41・42…左右側ウェイト部分、43
…中央側ウェイト部分。
Claims (2)
- 【請求項1】作業車両(1)の作業装置(20)の作業用
アタッチメント(24)を車体(2)の前方へ突出する状
態で車体(2)に支持し、その車体(2)の後部内にエ
ンジンルーム(16)を設け、 そのエンジンルーム(16)の左右両外側にタンク(28)
(29)を設け、 上記の車体(2)の後下部にバランス用ウェイト(30)
を設けて、そのバランス用ウェイト(30)によって上記
の各タンク(28)(29)のタンク壁(32)の後下部を後
下側から覆った、 ことを特徴とするバランス用ウェイト付き作業車両。 - 【請求項2】請求項1に記載のバランス用ウェイト付き
作業車両において、 上記バランス用ウェイト(30)は、左右側ウェイト部分
(41)(42)と中央側ウェイト部分(43)とを一体に形
成してなり、 上記の左右側ウェイト部分(41)(42)で各タンク壁
(32)の後下部を覆うとともに、上記の中央側ウェイト
部分(43)でエンジンルーム壁(33)の後壁の下部(33
c)を覆った、 ことを特徴とするバランス用ウェイト付き作業車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11128890U JP2541294Y2 (ja) | 1990-10-23 | 1990-10-23 | バランス用ウェイト付き作業車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11128890U JP2541294Y2 (ja) | 1990-10-23 | 1990-10-23 | バランス用ウェイト付き作業車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0469292U JPH0469292U (ja) | 1992-06-18 |
JP2541294Y2 true JP2541294Y2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=31858714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11128890U Expired - Lifetime JP2541294Y2 (ja) | 1990-10-23 | 1990-10-23 | バランス用ウェイト付き作業車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541294Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-23 JP JP11128890U patent/JP2541294Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0469292U (ja) | 1992-06-18 |
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