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JP2541280B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Publication number
JP2541280B2
JP2541280B2 JP63099913A JP9991388A JP2541280B2 JP 2541280 B2 JP2541280 B2 JP 2541280B2 JP 63099913 A JP63099913 A JP 63099913A JP 9991388 A JP9991388 A JP 9991388A JP 2541280 B2 JP2541280 B2 JP 2541280B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
gaas
superlattice
current channel
semiconductor device
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63099913A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01270275A (ja
Inventor
泰信 梨本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP63099913A priority Critical patent/JP2541280B2/ja
Publication of JPH01270275A publication Critical patent/JPH01270275A/ja
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Publication of JP2541280B2 publication Critical patent/JP2541280B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)
  • Recrystallisation Techniques (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置に関し、特に化合物半導体材料を
基板とする電界効果型の半導体装置に関する。
〔従来の技術〕 化合物半導体、特にGaAsを主体材料とするショットキ
ー障壁型電界効果トランジスタは、従来のSiバイポーラ
トランジスタに比べて高速動作が可能であるため高周波
帯に低雑音素子や光出力素子として広く利用され、さら
に最近選択ドープのヘテロ接合を持ち、電流チャネルと
して二次元電子ガスを利用した電界効果トランジスタが
提案されている。
これらの素子は、エピタキシャル結晶基板(以下エピ
タキシャル層という)を用いて製造され、結晶層構造が
素子の特性を決める重要な要因となっている。
第4図は従来の半導体装置の一例の断面図である。
ショットキー障壁型電界効果トランジスタは、ショッ
トキーゲート電極11の直下部に多層のエピタキシャル層
10bを有している。
エピタキシャル層10bは、半絶縁性GaAs基板1上に不
純物を添加しない高純度のバッファ層としてアンドープ
GaAs層4と、電流チャネル層としての2次元電子ガス層
5及びアンドープGaAs層4よりも電子親和力が大きく、
かつ2次元電子ガス層5へ電子を供給するために不純物
を添加した電子供給層6とを有している。
ショットキーゲート電極11によって電流チャネル層と
しての2次元電子ガス層5中の電子濃度は制御される。
またこれらの電界効果トランジスタは、10GHz以上の
超高周波帯での特性向上を目的としてゲート電極長を0.
5μm以下とする場合が多く、0.1μmのゲート電極長の
ものも研究段階では実現している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の半導体装置は、電界効果トランジスタ
の場合にゲート電極長が0.5μm以下になると、ショー
トチャネル効果が顕著に現われ、ピンチオフ電圧がシフ
トするので、ショートチャネル効果によりゲート電極長
のバラツキが各素子間のピンチオフ電圧のバラツキに影
響しこれらの素子を集積化したICの歩留りを著しく悪化
させるという問題があった。
また、低雑音ディスクリート素子として利用する場合
に、ショートチャネル効果が現われると相互コンダクタ
ンスの圧縮現象が生じて雑音指数を増加させ、期待され
た高性能が得られなくなるという問題があった。
この現象はゲート電極長がサブミクロンオーダーにな
るとゲート電極直下が高電界となり、高エネルギー状態
の電子が容易に電流チャネル層からしみ出しチャネル層
下を走行する様になることが原因であると考えられる。
その対策として電流チャネル層から電荷キャリアが電
流チャネル層下に注入されることを抑えることが必要と
なる。
一つの方法として、電流チャネル層下に電気的なポテ
ンシャルの障壁を形成し電荷キャリアの注入を抑えるこ
とが考えられる。
すなわち電流チャネル層下に絶縁体層を形成すること
である。
しかしながら異なる物質の接合面には電荷キャリアを
捕獲するトラップが高い密度で存在することが多く、そ
のために半導体特性が悪化するという問題があった。
本発明の目的は、高周波特性及び低雑音の半導体装置
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の半導体装置は、半絶縁性GaAs基板の一主面上
に形成された電子の量子力学的波長である2〜20nmの膜
厚を有しかつ不純物を添加しないGaAs薄膜と2〜20nmの
膜厚の弗化カルシウムストロンチウムの絶縁体薄膜とを
交互に積層した超格子層と、該超格子層上に形成された
該超格子層の平均的な電子親和力よりも大きい電子親和
力を有しかつ不純物を添加しないGaAs層と、該GaAs層あ
るいはその上に形成された電流チャネル層とを含んで構
成されている。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の第1の実施例の断面図、第2図は第
1図の超格子層の詳細断面図である。
半導体装置のエピタシャル10は、バッファ層2とその
表面に超格子層3を半絶縁性GaAs基板1とアンドープGa
As層4の間に設けた点が異なる以外は、第4図の従来の
エピタキシャル層10bと同一である。
次に、製造工程を説明する。
まず、半絶縁性GaAs基板1の表面にバッファ層2とし
て不純物を添加しないGaAsを周知の分子線エピタキシャ
ル法(以下MBE法という)によって500nmの厚さだけ成長
させ、続いて超格子層3を形成する。
超格子層3は、不純物を添加しないGaAs薄膜3aとこれ
とほぼ格子整合し絶縁体であるCaxSr(1-x)F2(但しX=
0.5)薄膜3bとをそれぞれの膜厚が5nmづつ交互に10層積
み重ねて形成する。
次にその表面に、電流チャネル層としての2次元電子
ガス層5を形成させるために不純物を添加しないアンド
ープGaAs層4を300nm形成する。
次にその2次元電子ガス層5へ電子を供給する電子供
給層6としてSiを2×1018cm-3の濃度で添加したAlxGa
(-x)As(但しX=0.3)を50nmの厚さに形成する。
これら各層はMBE法で連続して成長する。
2次元電子ガス5は、電子供給層6の直下に生じる
が、アンドープGaAs層4内の2次元電子ガス層5が生じ
ていない下層を介して超格子3に接している。
また、超格子層3の平均的な伝導帯下端のエネルギー
はGaAsの伝導帯下端のエネルギーよりも高く、2次元電
子ガス層5から高電界下においてしみ出してくる電流を
この超格子層3によって防ぐことができる。
しかも、一般的に超格子層3を成長した場合、GaAs基
板1から超格子層3の上方への転移の伝搬や不純物の拡
散を抑制することができ、アンドープGaAs層4の結晶中
における電子移動度を向上させる効果が期待できる。
本実施例のエピタキシャル層10を用いて製造した電界
効果トランジスタでは、従来のエピタキシャル層10b
用いたものと比較して、ショートチャネル効果は著しく
改善され、相互コンダクタンスの圧縮現象はまったく見
られず、優れた高周波特性が得られた。
第3図は本発明の第2の実施例の断面図である。
半導体装置のエピタキシャル層10aは、2次元電子ガ
ス層5のないアンドープGaAs層4aと電子供給層6に代っ
てアクティブ層9とが形成されている点が異る以外は第
1図の第1の実施例と同等である。
エピタキシャル層10aは、第1の実施例と同一工程で
形成された超格子層3の上にアンドープGaAs層4を300n
m,ドナー不純物であるSiを2×1017cm-3の濃度に添加し
たGaAs層を電界効果トランジスタの電流チャネル層とな
るアクティブ層9として500nmの厚さにMBE法を用いて成
長する。
MBE法におけるエピタキシャル結晶成長条件は、第1
の実施例と同一である。
この実施例においてもこのエピタキシャル結晶基板を
用いて製造した電界効果トランジスタでは第1の実施例
と同様に超格子層3の効果によりショートチャネル効果
はほとんど見られず、しかもアンドープGaAs層4が存在
することで、超格子層3とGaAsとの間のヘテロ接合の電
荷トラップがドレインの電流特性に悪影響を及ぼすこと
はなく大巾な高周波特性の向上が得られた。
〔発明の効果〕
以上説明した様に本発明では、電子を電荷キャリアと
する電界効果トランジスタにおける電流チャネル層下に
電流チャネル層を形成する半導体よりも電子親和力の小
さな超格子層を電子のポテンシャル障壁として設け、電
流チャネル層下に注入される電子の量を減少させ短チャ
ネル効果を抑制し、しかもポテンシャル障壁を形成する
超格子層と電流チャネル層の間に所定の厚さの電流チャ
ネル層と同一の半導体層を形成することにより、異なる
半導体の接合面が直接電流チャネルに接することをさけ
て、この様な接合面に多く存在する電荷トラップの影響
を無くし高周波利得及び雑音特性の向上が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の断面図、第2図は第1
図の超格子層の詳細断面図、第3図は本発明の第2の実
施例の断面図、第4図は従来の半導体装置の一例の断面
図である。 1……半絶縁性GaAs基板、2……バッファ層、3……超
格子、3a……GaAs薄膜、3b……CaxSr(-x)F2(但しX=
0.5)薄膜、4,4a……アンドープGaAs層、5……2次元
電子ガス層、6……電子供給層、9……アクティブ層、
11……ショットキーゲート電極。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半絶縁性GaAs基板の一主面上に形成された
    電子の量子力学的波長である2〜20nmの膜厚を有しかつ
    不純物を添加しないGaAs薄膜と2〜20nmの膜厚の弗化カ
    ルシウムストロンチウムの絶縁体薄膜とを交互に積層し
    た超格子層と、該超格子層上に形成された該超格子層の
    平均的な電子親和力よりも大きい電子親和力を有しかつ
    不純物を添加しないGaAs層と、該GaAs層内あるいはその
    上に形成された電流チャネル層とを含むことを特徴とす
    る半導体集積回路装置。
JP63099913A 1988-04-21 1988-04-21 半導体装置 Expired - Lifetime JP2541280B2 (ja)

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JPH01270275A JPH01270275A (ja) 1989-10-27
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012019186A (ja) * 2010-07-07 2012-01-26 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 窒化物系半導体素子及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012019186A (ja) * 2010-07-07 2012-01-26 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 窒化物系半導体素子及びその製造方法

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JPH01270275A (ja) 1989-10-27

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