JP2539715B2 - 袋付避難梯子及びその格納装置 - Google Patents
袋付避難梯子及びその格納装置Info
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- JP2539715B2 JP2539715B2 JP3318740A JP31874091A JP2539715B2 JP 2539715 B2 JP2539715 B2 JP 2539715B2 JP 3318740 A JP3318740 A JP 3318740A JP 31874091 A JP31874091 A JP 31874091A JP 2539715 B2 JP2539715 B2 JP 2539715B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】高層ビル等に設置する非常脱出用
袋付避難梯子及びその格納装置で、特に長い袋付避難梯
子を使用し易くすると共にこれをコンパクトに格納収容
し、緊急のときは一人で速やかに敷設することがで、し
かも安心して安全に人間が降下できるように構成したも
ものである。
袋付避難梯子及びその格納装置で、特に長い袋付避難梯
子を使用し易くすると共にこれをコンパクトに格納収容
し、緊急のときは一人で速やかに敷設することがで、し
かも安心して安全に人間が降下できるように構成したも
ものである。
【0002】
【従来の技術】緊急脱出用避難梯子はよく知られてい
る。またこれらの梯子には袋が付いて降下する際の恐怖
心をなくしたり、或は放水による濡れを防止する袋付避
難梯子も知られている(例えば特開昭61−23779
1号公報)。
る。またこれらの梯子には袋が付いて降下する際の恐怖
心をなくしたり、或は放水による濡れを防止する袋付避
難梯子も知られている(例えば特開昭61−23779
1号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】袋付避難梯子が4階以
下のビル等に設置されるものであるときは、単に窓際等
に定置した格納箱等に収納しておき、非常のときは人手
でこれを取り出して簡単に投下敷設することもできよう
が、50〜100メートルにも及ぶ高さの高層ビルに配
置する避難梯子では長くなって重量が増大し、人手では
操作困難である。また袋付避難梯子では更に重量が増大
すると共にその入口側の保持手段並びにこれらを支持す
る手段が問題になっている。しかも人間が安全に入つて
安心して降下できるように支持されなければならない。
下のビル等に設置されるものであるときは、単に窓際等
に定置した格納箱等に収納しておき、非常のときは人手
でこれを取り出して簡単に投下敷設することもできよう
が、50〜100メートルにも及ぶ高さの高層ビルに配
置する避難梯子では長くなって重量が増大し、人手では
操作困難である。また袋付避難梯子では更に重量が増大
すると共にその入口側の保持手段並びにこれらを支持す
る手段が問題になっている。しかも人間が安全に入つて
安心して降下できるように支持されなければならない。
【0004】しかるに従来の袋付避難梯子の格納装置で
は、一定位置に常設された格納装置に単に収納されたり
或は入口枠を旋回式に設けて、折り畳んだ梯子を投下し
てから入口枠を旋回し窓口に係留して入口部を形成して
いる。従って袋付避難梯子としては、せいぜい10メー
トル長さのものしか利用できないのみならず、入口枠の
操作及び位置保持並びに人間の入り易さに問題点があっ
た。また構造が複雑で故障が発生し易く、非常のとき直
ちに利用できない等の欠点が指摘されていた。
は、一定位置に常設された格納装置に単に収納されたり
或は入口枠を旋回式に設けて、折り畳んだ梯子を投下し
てから入口枠を旋回し窓口に係留して入口部を形成して
いる。従って袋付避難梯子としては、せいぜい10メー
トル長さのものしか利用できないのみならず、入口枠の
操作及び位置保持並びに人間の入り易さに問題点があっ
た。また構造が複雑で故障が発生し易く、非常のとき直
ちに利用できない等の欠点が指摘されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、袋付
避難梯子の入口側を直接移動式の装置に取り付けて構成
すると共にその格納装置は、枠組の上部側に袋付避難梯
子の入口枠をほぼ垂直に保持して前後方向へ摺動自在に
設けると共に該避難梯子はその長さ方向に枠組の下部側
収納部に順次折り畳んで収容し、該収納部の上部には退
避可能に設けた支え板を設け、該支え板の上部に避難梯
子の残部を積層して収容し、使用のとき先ず支え板上の
避難梯子を一斉に投下し、その落下牽引力で下部側収納
部の収容梯子を繰り出すように構成したものである。ま
たこの格納装置は台車の上に枠組みを形成して敷設場所
に移動できるように構成したものである。
避難梯子の入口側を直接移動式の装置に取り付けて構成
すると共にその格納装置は、枠組の上部側に袋付避難梯
子の入口枠をほぼ垂直に保持して前後方向へ摺動自在に
設けると共に該避難梯子はその長さ方向に枠組の下部側
収納部に順次折り畳んで収容し、該収納部の上部には退
避可能に設けた支え板を設け、該支え板の上部に避難梯
子の残部を積層して収容し、使用のとき先ず支え板上の
避難梯子を一斉に投下し、その落下牽引力で下部側収納
部の収容梯子を繰り出すように構成したものである。ま
たこの格納装置は台車の上に枠組みを形成して敷設場所
に移動できるように構成したものである。
【0006】
【作用】袋付避難梯子を格納した枠組みを、移動台車の
上に形成し敷設場所に移動させて衝止し、先ず支え板上
に積層した避難梯子を一斉に滑落投下させる。この投下
による重力牽引力によつて下部側収納部に折り畳んで収
容された避難梯子は自動的に取り出される。次いで支え
板を一時的に扇動退避させることによって入口枠を前方
に移動させ、支え板を元に戻してこの上を人間が後向き
姿勢になる降下準備踏み台として利用し、安全にしかも
人々が容易に降下できる。
上に形成し敷設場所に移動させて衝止し、先ず支え板上
に積層した避難梯子を一斉に滑落投下させる。この投下
による重力牽引力によつて下部側収納部に折り畳んで収
容された避難梯子は自動的に取り出される。次いで支え
板を一時的に扇動退避させることによって入口枠を前方
に移動させ、支え板を元に戻してこの上を人間が後向き
姿勢になる降下準備踏み台として利用し、安全にしかも
人々が容易に降下できる。
【0007】
【実施例】以下図面に基づいて本発明を詳細に説明する
が、図は本発明の具体的な実施の一例を示したもので、
本発明は図示例に限定されず前・後記の趣旨に沿って一
部の構成を変更したり或は一部の設計を変更しても同様
に実施することができる。
が、図は本発明の具体的な実施の一例を示したもので、
本発明は図示例に限定されず前・後記の趣旨に沿って一
部の構成を変更したり或は一部の設計を変更しても同様
に実施することができる。
【0008】図1は本発明に係る袋付避難梯子及びその
格納装置の側面図で、要部は破断して示している。図2
は図1の平面図。図3は図1の左側正面図で、要部は破
断して示している。図4は図1の切断線IV−IVに沿
う矢印方向断面図。図5は図1の右側後面図。図6は袋
付避難梯子の一例を示す一部見取図。図7は本発明装置
の作動を示す作動説明側面図である。
格納装置の側面図で、要部は破断して示している。図2
は図1の平面図。図3は図1の左側正面図で、要部は破
断して示している。図4は図1の切断線IV−IVに沿
う矢印方向断面図。図5は図1の右側後面図。図6は袋
付避難梯子の一例を示す一部見取図。図7は本発明装置
の作動を示す作動説明側面図である。
【0009】これらの図において、本発明袋付避難梯子
及びその格納装置は枠組み1を形成して、これに袋付避
難梯子5を収容し、全体を台車型の移動式に構成して適
当な窓部に設置するようになっている。そして枠組み1
は比較的厚い金属板で底板1fを形成し、該底板の前方
両側に前柱1a,1aを後方側に後柱1b,1bをそれ
ぞれ取り付け若しくは溶接して固設し、これら柱の中間
部にはそれぞれ前壁1d、後壁1e、側壁1c,1cを
とりつけて避難梯子5の収容部を形成する。そして前柱
1a,1aには高さを調節して係留できる昇降枠2を挿
設し、この昇降枠はストップハンドル2a,2aで係留
される。また底板1fの後部にはストッパー3を設けて
おり図は底板の両側にそれぞれ設けたものを示したが、
底板のほぼ中央部に1個のみであってもよい。また図は
螺子型のストッパーを示したが、滑車に直接設けられた
り或は従来知られたストッパーを利用してもよい。
及びその格納装置は枠組み1を形成して、これに袋付避
難梯子5を収容し、全体を台車型の移動式に構成して適
当な窓部に設置するようになっている。そして枠組み1
は比較的厚い金属板で底板1fを形成し、該底板の前方
両側に前柱1a,1aを後方側に後柱1b,1bをそれ
ぞれ取り付け若しくは溶接して固設し、これら柱の中間
部にはそれぞれ前壁1d、後壁1e、側壁1c,1cを
とりつけて避難梯子5の収容部を形成する。そして前柱
1a,1aには高さを調節して係留できる昇降枠2を挿
設し、この昇降枠はストップハンドル2a,2aで係留
される。また底板1fの後部にはストッパー3を設けて
おり図は底板の両側にそれぞれ設けたものを示したが、
底板のほぼ中央部に1個のみであってもよい。また図は
螺子型のストッパーを示したが、滑車に直接設けられた
り或は従来知られたストッパーを利用してもよい。
【0010】一方前柱1a,1aと後柱1b,1bに渡
って平行するガイド軸7,7を取り付け、このガイド軸
7としてはステンレス等の錆ないものとする。尚図では
ガイド軸7を水平に設けて示したが、前柱1a側を低く
した勾配を設けて取り付けてもよく、この勾配は後述す
る入口枠4の前方移動を容易にする。またこのスライド
軸7と平行させて支軸8,8をそれぞれ前後柱にスライ
ド軸7と同じように設け、この支軸8の一方側軸には後
述する支え板6を取り付けたスイングブラケット6aを
枢支する。他方前記スライド軸7にはそれぞれスライダ
ー4a,4aを摺動自在に設け、このスライダーとして
はプラスチック等のブッシュ材を内装して、何時でも軽
快に摺動できるように構成する。そしてこのスライダー
4aには袋付避難梯子5の入口側の端縁部を周設するア
ーチ形枠の両側脚部をそれぞれほぼ垂直にとりつけて入
口枠4を形成する。また図ではこのスライダー4a,4
aに渡って支軸4bを取り付けている。従って入口枠4
はスライド軸7に沿って軽快に摺動移動できる。
って平行するガイド軸7,7を取り付け、このガイド軸
7としてはステンレス等の錆ないものとする。尚図では
ガイド軸7を水平に設けて示したが、前柱1a側を低く
した勾配を設けて取り付けてもよく、この勾配は後述す
る入口枠4の前方移動を容易にする。またこのスライド
軸7と平行させて支軸8,8をそれぞれ前後柱にスライ
ド軸7と同じように設け、この支軸8の一方側軸には後
述する支え板6を取り付けたスイングブラケット6aを
枢支する。他方前記スライド軸7にはそれぞれスライダ
ー4a,4aを摺動自在に設け、このスライダーとして
はプラスチック等のブッシュ材を内装して、何時でも軽
快に摺動できるように構成する。そしてこのスライダー
4aには袋付避難梯子5の入口側の端縁部を周設するア
ーチ形枠の両側脚部をそれぞれほぼ垂直にとりつけて入
口枠4を形成する。また図ではこのスライダー4a,4
aに渡って支軸4bを取り付けている。従って入口枠4
はスライド軸7に沿って軽快に摺動移動できる。
【0011】他方前記支え板6はアルミ板等の軽量板と
し、袋付避難梯子5の端末側を積層して格納収容すると
きは図4に示すように他方側のスライド軸7にその先端
側を支えられるようになっており、支え板6を取り付け
た前記スイングブラケット6aは支軸8に軸心方向に位
置規制されて軽快に旋動するように枢支されている。尚
この支え板6には操作用の孔6a,6aを設けておくこ
とが推奨される。また後柱1b,1bには図示したよう
な手摺10,10を取り付け、後壁1dには複数段の踏
み台板1g,1g::を設けて人が登り易いように構成
している。そして前柱1a,1aの中間には、前記支え
板6の高さ位置よりも低くしてガイドローラ9を設け、
このガイドローラとしては何時でも軽快に回転するよう
ボールベヤリング型の軸受をもって取り付け、その両側
にはフランジ9a,9aを形成している。
し、袋付避難梯子5の端末側を積層して格納収容すると
きは図4に示すように他方側のスライド軸7にその先端
側を支えられるようになっており、支え板6を取り付け
た前記スイングブラケット6aは支軸8に軸心方向に位
置規制されて軽快に旋動するように枢支されている。尚
この支え板6には操作用の孔6a,6aを設けておくこ
とが推奨される。また後柱1b,1bには図示したよう
な手摺10,10を取り付け、後壁1dには複数段の踏
み台板1g,1g::を設けて人が登り易いように構成
している。そして前柱1a,1aの中間には、前記支え
板6の高さ位置よりも低くしてガイドローラ9を設け、
このガイドローラとしては何時でも軽快に回転するよう
ボールベヤリング型の軸受をもって取り付け、その両側
にはフランジ9a,9aを形成している。
【0012】一方袋付避難梯子5としては図6に示すよ
うに2本の強力な綱紐5c,5cの間に梯子材5dを止
着し、この梯子材5dの一面側には梯子を建造物の壁面
から間隙を保持するための脚杆5c,5cが取り付けら
れている。そしてこのような綱梯子を取り囲むように帆
布製の袋が取り付けられ、前記脚杆5cは袋を貫通して
いる。またこの袋は縫合されて綱梯子に係着され、その
入口側はその周縁を前記アーチ形枠に頑丈に取り付けて
いる。また避難梯子の綱紐5c,5cの端部は前記支軸
4bに頑丈に取り付ける。なおこの取り付けにあたって
は、支軸4bを排したときは両側のスライダー4a,4
aの一部に直接取り付けたり或は取り付け部材をスライ
ダーに設けて、これに綱紐の端部を止着してもよい。ま
た必要によっては図示するように両スライダー4aの下
部に安全用チエーン13を取り付け、その他端側を後柱
1bの基部に止めておけば、入口枠4及び避難梯子の安
全保持対策となる。
うに2本の強力な綱紐5c,5cの間に梯子材5dを止
着し、この梯子材5dの一面側には梯子を建造物の壁面
から間隙を保持するための脚杆5c,5cが取り付けら
れている。そしてこのような綱梯子を取り囲むように帆
布製の袋が取り付けられ、前記脚杆5cは袋を貫通して
いる。またこの袋は縫合されて綱梯子に係着され、その
入口側はその周縁を前記アーチ形枠に頑丈に取り付けて
いる。また避難梯子の綱紐5c,5cの端部は前記支軸
4bに頑丈に取り付ける。なおこの取り付けにあたって
は、支軸4bを排したときは両側のスライダー4a,4
aの一部に直接取り付けたり或は取り付け部材をスライ
ダーに設けて、これに綱紐の端部を止着してもよい。ま
た必要によっては図示するように両スライダー4aの下
部に安全用チエーン13を取り付け、その他端側を後柱
1bの基部に止めておけば、入口枠4及び避難梯子の安
全保持対策となる。
【0013】他方このような袋付避難梯子5を本発明格
納装置に格納するに当たっては、図1の破断部で示すよ
うに、入口枠4から延びた袋付避難梯子5を底板1fと
両側壁1c,1c及び前・後壁1d,1eで形成する下
部側収納部に、底側より順次折り畳んで格納し、その端
末側は支え板6の前方を迂回させて、渦巻き状に積層し
て支え板6の上に配置格納する。なおこの支え板上に格
納する長さ量は袋付避難梯子の全体長さ量の約3分の1
が適当である。またこの支え板6上の格納に当たっては
図示したような保持枠11を利用することが好都合であ
るがこの保持枠に替えて支え板上に敷き物を配置してそ
の上に格納包囲しておき、非常のときはこの敷き物の一
端を持って端末側を一挙に投下するようにしてもよい。
納装置に格納するに当たっては、図1の破断部で示すよ
うに、入口枠4から延びた袋付避難梯子5を底板1fと
両側壁1c,1c及び前・後壁1d,1eで形成する下
部側収納部に、底側より順次折り畳んで格納し、その端
末側は支え板6の前方を迂回させて、渦巻き状に積層し
て支え板6の上に配置格納する。なおこの支え板上に格
納する長さ量は袋付避難梯子の全体長さ量の約3分の1
が適当である。またこの支え板6上の格納に当たっては
図示したような保持枠11を利用することが好都合であ
るがこの保持枠に替えて支え板上に敷き物を配置してそ
の上に格納包囲しておき、非常のときはこの敷き物の一
端を持って端末側を一挙に投下するようにしてもよい。
【0014】このように構成する本発明格納装置は図7
に示すように使用する。即ち(A)図に示すように先ず
降下しようとする窓口12に本装置を矢印Aのごとく移
動させ、昇降枠2を窓口の上部壁に届くまで上昇させて
ストップハンドル2aで止める。次いでストッパー3を
作用させれば格納装置は係留され、かつその前側柱は窓
口12の上下に渡るようになって極めて安定的に位置保
持される。次いで(B)図に示すように支え板6上に積
層格納した袋付避難梯子を矢印Bのごとく窓口12から
一斉に滑落投下すれば落下避難梯子5aはガイドローラ
9を介して下部側に格納した避難梯子を牽引して繰り出
す。避難梯子の端末部が地上に到達してから(C)図に
示すように、支え板6を矢印Cのように扇動退避させ、
ほぼ垂直に保持して入口枠4を前側一杯に摺動移動させ
る。このとき前記した保持枠11を利用している場合は
支え板6の扇動によって矢印Dのごとく滑落する。また
チエーン13は余裕を持たせて図示のように延び、入口
枠4の移動は避難梯子の引力若しくは人手で簡単に移動
できる。次いで(D)図の矢印Eで示すように支え板6
を元に戻すと、支え板6の上部は空所となり、この空所
は人の踏み台となる。即ち避難降下する者は、後柱1
b,1bに設けた前記手摺10と後壁1eに形成した踏
み台1gを介して容易に支え板上に昇ることができる。
そしてこの支え板上で姿勢を後向きに替え、入口枠4や
支軸4bで支えながら綱梯子の梯子材5dに容易に足を
掛けることができる。
に示すように使用する。即ち(A)図に示すように先ず
降下しようとする窓口12に本装置を矢印Aのごとく移
動させ、昇降枠2を窓口の上部壁に届くまで上昇させて
ストップハンドル2aで止める。次いでストッパー3を
作用させれば格納装置は係留され、かつその前側柱は窓
口12の上下に渡るようになって極めて安定的に位置保
持される。次いで(B)図に示すように支え板6上に積
層格納した袋付避難梯子を矢印Bのごとく窓口12から
一斉に滑落投下すれば落下避難梯子5aはガイドローラ
9を介して下部側に格納した避難梯子を牽引して繰り出
す。避難梯子の端末部が地上に到達してから(C)図に
示すように、支え板6を矢印Cのように扇動退避させ、
ほぼ垂直に保持して入口枠4を前側一杯に摺動移動させ
る。このとき前記した保持枠11を利用している場合は
支え板6の扇動によって矢印Dのごとく滑落する。また
チエーン13は余裕を持たせて図示のように延び、入口
枠4の移動は避難梯子の引力若しくは人手で簡単に移動
できる。次いで(D)図の矢印Eで示すように支え板6
を元に戻すと、支え板6の上部は空所となり、この空所
は人の踏み台となる。即ち避難降下する者は、後柱1
b,1bに設けた前記手摺10と後壁1eに形成した踏
み台1gを介して容易に支え板上に昇ることができる。
そしてこの支え板上で姿勢を後向きに替え、入口枠4や
支軸4bで支えながら綱梯子の梯子材5dに容易に足を
掛けることができる。
【0015】尚図には示さなかったが、後壁1eの一部
或は側壁1cの一部等には本装置の具体的な使用方法を
説明する文章や図面を掲示することは当然であるが、本
装置を移動させることによって、バッテリで自動的に点
灯する照明具を備えたり、或は使用する方法を順序よく
具体的に指示するような音声発生装置を併設することが
推奨される。
或は側壁1cの一部等には本装置の具体的な使用方法を
説明する文章や図面を掲示することは当然であるが、本
装置を移動させることによって、バッテリで自動的に点
灯する照明具を備えたり、或は使用する方法を順序よく
具体的に指示するような音声発生装置を併設することが
推奨される。
【0016】
【発明の効果】本発明袋付避難梯子及びその格納装置は
このように構成したから、極めて長い袋付梯子をコンパ
クトに格納することができると共に使用するときは、男
性女性にかかわらず一人で上部側に積層配置した袋付避
難梯子の端末側を容易に滑落させることができ、何ら手
を加えることなく極めて簡単に袋付避難梯子を敷設する
ことができる。また避難降下する者は安全に、しかも容
易に袋付避難梯子に身を乗り入れることができ、安全に
避難降下ができる。また格納装置は動力電気を使用しな
いので停電による不作動のおそれが全くない。
このように構成したから、極めて長い袋付梯子をコンパ
クトに格納することができると共に使用するときは、男
性女性にかかわらず一人で上部側に積層配置した袋付避
難梯子の端末側を容易に滑落させることができ、何ら手
を加えることなく極めて簡単に袋付避難梯子を敷設する
ことができる。また避難降下する者は安全に、しかも容
易に袋付避難梯子に身を乗り入れることができ、安全に
避難降下ができる。また格納装置は動力電気を使用しな
いので停電による不作動のおそれが全くない。
【図 1】本発明袋付避難梯子の格納装置を示す一部破
断側面図。
断側面図。
【図 2】図1の平面図。
【図 3】図1の左側一部破断正面図。
【図 4】図1の切断線IV−IVに沿う矢印方向断面
図。
図。
【図 5】図1の右側後面図。
【図 6】袋付避難梯子の一例を示す一部見取図。
【図 7】本発明装置の作動説明図。
1 枠組み 2 昇降枠 3 ストッパー 4 入口枠 5 袋付避難梯子 6 支え板 7 ガイド軸 8 支軸 9 ガイドローラ 10 手摺 11 保持枠 12 窓口 13 チエーン
Claims (3)
- 【請求項1】袋付避難梯子は、強力な綱紐の間に梯子材
を取り付けた梯子の全長にわたって帆布製の袋を取り付
けて構成し、その避難者入口側は、袋付避難梯子を収納
する格納箱の上部に、ほぼ垂直に保持して摺動可能にし
たアーチ形入口枠に袋部の周縁を取り付けて構成したこ
とを特徴とする袋付避難梯子。 - 【請求項2】袋付避難梯子の格納装置は、枠組みの上部
側に袋付避難梯子の入口枠をほぼ垂直に保持して前後方
向へ摺動自在に設けると共に該避難梯子はその長さ方向
に枠組みの下部側収納部に順次折り畳んで収容し、該収
納部の上部には退避可能に設けた支え板を設け、該支え
板の上部に避難梯子の残部を積層して収容し、使用のと
き先ず支え板上の避難梯子を一斉に投下し、その落下牽
引力で下部側の収容梯子を繰り出すように構成したこと
を特徴とする袋付避難梯子の格納装置。 - 【請求項3】袋付避難梯子の格納装置は、移動可能な枠
組み台車で構成し、敷設場所に移動して衝止するように
構成したもりである請求項2の袋付避難梯子の格納装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3318740A JP2539715B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 袋付避難梯子及びその格納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3318740A JP2539715B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 袋付避難梯子及びその格納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0586789A JPH0586789A (ja) | 1993-04-06 |
JP2539715B2 true JP2539715B2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=18102416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3318740A Expired - Lifetime JP2539715B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 袋付避難梯子及びその格納装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2539715B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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CN109939369B (zh) * | 2019-04-11 | 2023-09-29 | 福州职业技术学院 | 一种低层逃生装置及其使用方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS5916782B2 (ja) * | 1976-12-15 | 1984-04-17 | 三菱電機株式会社 | 避難装置における避難器具投下装置 |
JPH02147787A (ja) * | 1988-11-30 | 1990-06-06 | Mamoru Sakamoto | ロープ式救助梯子装置 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP3318740A patent/JP2539715B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0586789A (ja) | 1993-04-06 |
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