JP2538628Y2 - スポット溶接装置 - Google Patents
スポット溶接装置Info
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- JP2538628Y2 JP2538628Y2 JP1990127326U JP12732690U JP2538628Y2 JP 2538628 Y2 JP2538628 Y2 JP 2538628Y2 JP 1990127326 U JP1990127326 U JP 1990127326U JP 12732690 U JP12732690 U JP 12732690U JP 2538628 Y2 JP2538628 Y2 JP 2538628Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、小物部品を凹凸のあるワークの内側面や上
面等に溶接するためのスポット溶接装置に関する。
面等に溶接するためのスポット溶接装置に関する。
(従来技術) 第4図に見られるような凹凸のあるワークWに小物部
品W1、W2を添設して、これらをワークWの内側面a、b
や傾斜した上面d等にスポット溶接によって固定するに
は、例えば第5図に示したような装置、つまり、ワーク
Wの内側面a、bに溶接するための2つのロッカーガン
A、Bと、ワークWの内側面cと傾斜した上面dに溶接
するためのロッカーガンCとスタッドガンDとを備えた
装置が必要になる。
品W1、W2を添設して、これらをワークWの内側面a、b
や傾斜した上面d等にスポット溶接によって固定するに
は、例えば第5図に示したような装置、つまり、ワーク
Wの内側面a、bに溶接するための2つのロッカーガン
A、Bと、ワークWの内側面cと傾斜した上面dに溶接
するためのロッカーガンCとスタッドガンDとを備えた
装置が必要になる。
このような装置は、単一種類のワークを多量に扱うよ
うな場合には作業効率の面で適しているが、多機種のワ
ークを対象とする場合には、装置そのものが複雑で設備
に多額の費用を要する問題を有している。
うな場合には作業効率の面で適しているが、多機種のワ
ークを対象とする場合には、装置そのものが複雑で設備
に多額の費用を要する問題を有している。
(考案が解決しようとする課題) 本考案はこのような問題に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、単一のガン本体を用いてワーク
の各部に溶接することのできる簡単な装置を提供するこ
とにある。
の目的とするところは、単一のガン本体を用いてワーク
の各部に溶接することのできる簡単な装置を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) すなわち、本考案はかかる課題を達成するために、多
関節ロボットに取付けた可動チップと治具上の所要ブロ
ックに取付けた固定チップとの間に通電することによ
り、ワークにスポット溶接を施す溶接装置において、多
関節ロボットの最終段アームの先端に、駆動手段により
操作されるガン保持杆をアームの軸線方向に進退動自在
に取付けるとともに、ガン保持杆の先端にガン本体を取
付けて、このガン本体の一側に、2つの可動チップをこ
れらの先端がガン保持杆の軸線方向前後に向くように、
かつ同軸上に取付けるようにしたものである。
関節ロボットに取付けた可動チップと治具上の所要ブロ
ックに取付けた固定チップとの間に通電することによ
り、ワークにスポット溶接を施す溶接装置において、多
関節ロボットの最終段アームの先端に、駆動手段により
操作されるガン保持杆をアームの軸線方向に進退動自在
に取付けるとともに、ガン保持杆の先端にガン本体を取
付けて、このガン本体の一側に、2つの可動チップをこ
れらの先端がガン保持杆の軸線方向前後に向くように、
かつ同軸上に取付けるようにしたものである。
(作用) このように構成したことにより、ワークの凹部内側面
に小物部品を溶接するには、凹部内にガン本体を位置さ
せた上でこのガン本体を前後に移動させればよく、また
凸部の頂面等に小物部品を溶接するには、ガン保持杆の
軸線が頂面に対して直交するようにアームを回動させた
上でガン本体を前進動させればよいなど、凹凸のあるワ
ークの全ての面に小物部品を容易にスポット溶接するこ
とができる。
に小物部品を溶接するには、凹部内にガン本体を位置さ
せた上でこのガン本体を前後に移動させればよく、また
凸部の頂面等に小物部品を溶接するには、ガン保持杆の
軸線が頂面に対して直交するようにアームを回動させた
上でガン本体を前進動させればよいなど、凹凸のあるワ
ークの全ての面に小物部品を容易にスポット溶接するこ
とができる。
(実施例) そこで、以下に図示した実施例について説明する。
第1図は本考案の一実施例を示したものであり、また
第2、3図はその要部を示したものである。
第2、3図はその要部を示したものである。
図において符号1は多関節ロボットで、その最終の回
転軸2に枢支された最終段のアーム3には、長手方向前
後に溶接チップ16、17を備えたガン本体15が伸縮動自在
に取付けられている。
転軸2に枢支された最終段のアーム3には、長手方向前
後に溶接チップ16、17を備えたガン本体15が伸縮動自在
に取付けられている。
この詳細を第2図及び第3図によって説明すると、5
は、最終段のアーム3の先端取付け面4に固定されたベ
ースブロックで、このベースブロック5は、複数のガイ
ドブッシュ6、6とこれらのガイドブッシュ6、6を平
行に固定している前後2枚の基板7、8とによって構成
されている。
は、最終段のアーム3の先端取付け面4に固定されたベ
ースブロックで、このベースブロック5は、複数のガイ
ドブッシュ6、6とこれらのガイドブッシュ6、6を平
行に固定している前後2枚の基板7、8とによって構成
されている。
10は、プレート12を介してガイドブッシュ6、6に挿
通したロッド11、11と結合したガン保持杆で、この保持
杆10は、さらに基板8に取付けられたシリンダ13のロッ
ド14端に結合されていて、アーム3の軸心方向に進退動
可能に操作されるように構成されている。
通したロッド11、11と結合したガン保持杆で、この保持
杆10は、さらに基板8に取付けられたシリンダ13のロッ
ド14端に結合されていて、アーム3の軸心方向に進退動
可能に操作されるように構成されている。
15はガン保持杆10の先端に軸心の直角な向きに取付け
られたガン本体で、このガン本体15の先端には、ガン保
持杆10の軸心方向前後に2つの溶接チップ16、17が取付
けられていて、ワーク保持治具22上の各ブロック23、2
4、25に設けた溶接チップ26、27、28、29との間に通電
することにより、ワークWに添設した各小物部品W1、W2
をスポット溶接するように構成されている。
られたガン本体で、このガン本体15の先端には、ガン保
持杆10の軸心方向前後に2つの溶接チップ16、17が取付
けられていて、ワーク保持治具22上の各ブロック23、2
4、25に設けた溶接チップ26、27、28、29との間に通電
することにより、ワークWに添設した各小物部品W1、W2
をスポット溶接するように構成されている。
なお、図中符号18は2次ケーブル19を介して溶接チッ
プ16、17に通電するケーブルを示しており、また20は溶
接チップ16、17を冷却するための冷却水導管を示してい
る。
プ16、17に通電するケーブルを示しており、また20は溶
接チップ16、17を冷却するための冷却水導管を示してい
る。
このように構成された装置において、いま凹凸のある
ワークWの溝を跨ぐようにして添設された小物部品W1を
ワークWの内側面の溶接スポット位置a、bに溶接固定
するには、はじめにワークWを治具22上の各ブロック2
3、24、25に合わせるようにして載置する。そしてつぎ
に、予め設定されたプログラムに従って多関節ロボット
1を動作させ、さらに基板7に固定したシリンダ13によ
りガン保持杆10を進退動させて、先端に取付けたガン本
体15をワークWの溝内に対向位置させる。
ワークWの溝を跨ぐようにして添設された小物部品W1を
ワークWの内側面の溶接スポット位置a、bに溶接固定
するには、はじめにワークWを治具22上の各ブロック2
3、24、25に合わせるようにして載置する。そしてつぎ
に、予め設定されたプログラムに従って多関節ロボット
1を動作させ、さらに基板7に固定したシリンダ13によ
りガン保持杆10を進退動させて、先端に取付けたガン本
体15をワークWの溝内に対向位置させる。
そしてこの位置で、はじめにガン保持杆10を若干前進
させ、ガン本体15前端の溶接チップ16と治具22上の溶接
チップ26との間でワークWと小物部品W1挟持しつつこれ
らを溶接位置aにスポット溶接し、ついでガン保持杆10
を若干後退させ、さきと同様に後端の溶接チップ17と治
具22上の溶接チップ27との間に位置するワークWと小物
部品W1を溶接部位bにスポット溶接して一体とする。
させ、ガン本体15前端の溶接チップ16と治具22上の溶接
チップ26との間でワークWと小物部品W1挟持しつつこれ
らを溶接位置aにスポット溶接し、ついでガン保持杆10
を若干後退させ、さきと同様に後端の溶接チップ17と治
具22上の溶接チップ27との間に位置するワークWと小物
部品W1を溶接部位bにスポット溶接して一体とする。
また、ワークWの傾斜した上面に載置された小物部品
W2をワークWの内側面上に溶接位置cと傾斜面上の溶接
位置dに溶接固定するには、さきの位置からアーム3を
若干上方に回動させ、かつガン保持杆10を後退させてそ
の先端のガン本体15を第2図の2点鎖線位置に移動させ
た上、後端の溶接チップ17と治具22上の溶接チップ28と
の間でワークWと小物部品W2を挟持してこれらを溶接位
置cにスポット溶接する。そしてつぎに、多関節ロボッ
ト1をプログラムに従って作動させ、ガン保持杆10を第
2図の2点鎖線で示したように傾斜面と直行する向きに
変位させた上、ガン本体15の前端に位置する溶接チップ
16を小物部品W2の溶接位置dに押当てて、小物部品W2と
ワークWを治具22上の溶接チップ29との内で溶接する。
W2をワークWの内側面上に溶接位置cと傾斜面上の溶接
位置dに溶接固定するには、さきの位置からアーム3を
若干上方に回動させ、かつガン保持杆10を後退させてそ
の先端のガン本体15を第2図の2点鎖線位置に移動させ
た上、後端の溶接チップ17と治具22上の溶接チップ28と
の間でワークWと小物部品W2を挟持してこれらを溶接位
置cにスポット溶接する。そしてつぎに、多関節ロボッ
ト1をプログラムに従って作動させ、ガン保持杆10を第
2図の2点鎖線で示したように傾斜面と直行する向きに
変位させた上、ガン本体15の前端に位置する溶接チップ
16を小物部品W2の溶接位置dに押当てて、小物部品W2と
ワークWを治具22上の溶接チップ29との内で溶接する。
(効果) 以上述べたように本考案によれば、多関節ロボットの
最終段アームの先端に進退動自在にガン保持杆を取付
け、さらにこの保持杆の軸線方向前後に2つの溶接チッ
プを取付け、これらの溶接チップと、治具上所要の箇所
に取付けた固定チップとの間でワークの所要箇所に溶接
を施すようにしたので、ワークの凹部内側面に小物部品
を溶接する場合には、予め溶接箇所に固定チップを取付
けた上、凹部内にガン本体を位置させて前後いずれか一
方の溶接チップを固定チップに向けて前後に移動させれ
ばよく、また凸部の頂面等に小物部品を溶接する場合に
は、ガン保持杆の軸線が頂面に対して直交するようにア
ームを回動させた上で、ガン本体をその部分に取付けた
固定チップのもとへ移動させればよいなど、単に所要位
置に取付けた固定チップに対してガン保持杆を進退動操
作するだけで、凹凸のあるワークの全ての面に小物部品
を容易にスポット溶接することができ、この種の溶接装
置をきわめて簡素に構成することができるばかりでな
く、簡単な動作プログラムによってこの種の装置に所望
の溶接作業を行わせることができる。
最終段アームの先端に進退動自在にガン保持杆を取付
け、さらにこの保持杆の軸線方向前後に2つの溶接チッ
プを取付け、これらの溶接チップと、治具上所要の箇所
に取付けた固定チップとの間でワークの所要箇所に溶接
を施すようにしたので、ワークの凹部内側面に小物部品
を溶接する場合には、予め溶接箇所に固定チップを取付
けた上、凹部内にガン本体を位置させて前後いずれか一
方の溶接チップを固定チップに向けて前後に移動させれ
ばよく、また凸部の頂面等に小物部品を溶接する場合に
は、ガン保持杆の軸線が頂面に対して直交するようにア
ームを回動させた上で、ガン本体をその部分に取付けた
固定チップのもとへ移動させればよいなど、単に所要位
置に取付けた固定チップに対してガン保持杆を進退動操
作するだけで、凹凸のあるワークの全ての面に小物部品
を容易にスポット溶接することができ、この種の溶接装
置をきわめて簡素に構成することができるばかりでな
く、簡単な動作プログラムによってこの種の装置に所望
の溶接作業を行わせることができる。
第1図は本考案の一実施例を示す装置の側面図、第2
図、第3図は同上装置の要部を示した側面図と上面図、
第4図はワークへの小物部品の取付け状態を示した図、
第5図は従来装置の一例を示した図である。 1……多関節ロボット、3……最終段アーム 5……ベースブロック、10……ガン保持杆 13……シリンダ、15……ガン本体 16、17……溶接チップ、W……凹凸のあるワーク W1、W2……小物部品 a、b、c、d……溶接部位
図、第3図は同上装置の要部を示した側面図と上面図、
第4図はワークへの小物部品の取付け状態を示した図、
第5図は従来装置の一例を示した図である。 1……多関節ロボット、3……最終段アーム 5……ベースブロック、10……ガン保持杆 13……シリンダ、15……ガン本体 16、17……溶接チップ、W……凹凸のあるワーク W1、W2……小物部品 a、b、c、d……溶接部位
Claims (1)
- 【請求項1】多関節ロボットに取付けた可動チップと治
具上の所要ブロックに取付けた固定チップとの間に通電
することにより、ワークにスポット溶接を施す溶接装置
において、 上記多関節ロボットの最終段アームの先端に、駆動手段
により操作されるガン保持杆を該アームの軸線方向に進
退動自在に取付けるとともに、上記ガン保持杆の先端に
ガン本体を取付けて、該ガン本体の一側に、2つの可動
チップをこれらの先端が上記ガン保持杆の軸線方向前後
に向くように、かつ同軸上に取付けたことを特徴とする
スポット溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990127326U JP2538628Y2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | スポット溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990127326U JP2538628Y2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | スポット溶接装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0483484U JPH0483484U (ja) | 1992-07-21 |
JP2538628Y2 true JP2538628Y2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=31874827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990127326U Expired - Fee Related JP2538628Y2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | スポット溶接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2538628Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5954183U (ja) * | 1982-10-04 | 1984-04-09 | マツダ株式会社 | 溶接用スタツドガン |
JPS6096376A (ja) * | 1983-10-28 | 1985-05-29 | Nissan Motor Co Ltd | 溶接用ガン装置 |
JPS61143775U (ja) * | 1985-02-27 | 1986-09-05 |
-
1990
- 1990-11-29 JP JP1990127326U patent/JP2538628Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0483484U (ja) | 1992-07-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |