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JP2537678B2 - 巻上げ装置 - Google Patents

巻上げ装置

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Publication number
JP2537678B2
JP2537678B2 JP1034444A JP3444489A JP2537678B2 JP 2537678 B2 JP2537678 B2 JP 2537678B2 JP 1034444 A JP1034444 A JP 1034444A JP 3444489 A JP3444489 A JP 3444489A JP 2537678 B2 JP2537678 B2 JP 2537678B2
Authority
JP
Japan
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shaped
ring
peripheral surface
pulley
boss
Prior art date
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Application number
JP1034444A
Other languages
English (en)
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JPH02213582A (ja
Inventor
要 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AIWA MOORUDO KOGYO KK
Original Assignee
AIWA MOORUDO KOGYO KK
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Publication date
Application filed by AIWA MOORUDO KOGYO KK filed Critical AIWA MOORUDO KOGYO KK
Priority to JP1034444A priority Critical patent/JP2537678B2/ja
Publication of JPH02213582A publication Critical patent/JPH02213582A/ja
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Publication of JP2537678B2 publication Critical patent/JP2537678B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカーテン、スクリーン、ブラインド等の上げ
下げ操作に利用する巻上げ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の巻上げ装置として第9図および第10図
に示すように、輪状とされたボールチエーン(80)によ
り回転させる滑車(81)を以て巻軸(42)を回すことに
よつて巻上、繰出操作をなす形式などのものは知られて
いる。
尚、第9図および第10図において符号(28)〜(72)
で示す部位は後述する実施例と同じであるので詳細な説
明は省略する。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来の技術において述べた巻上げ装置は、輪状と
されたボールチエーン(80)の前側垂下直線部分(82)
を一方の手で後側垂下直線部分(83)を他方の手で交互
に引き下げる等の操作すなわち両手を使う操作で巻上や
繰出をなすことが必要であつて不便であつた。
本発明は片方の手で巻上操作も操出操作もできるよう
にする新規の巻上げ装置を提供するものであつて前記の
不便さを解決することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために本発明巻上げ装置は、 支軸部材に回転不能且つ横向状態として設けられた固
定軸と、固定軸に回転自在として支承されたプーリー
と、プーリーに巻かれた操作用引き紐と、操作用引き紐
の引き下げ操作時に蓄力し当該引き下げ操作の解放時に
解力する状態として固定軸とプーリーとの間に介装され
たゼンマイと、プーリーの側面に固定軸を囲繞する状態
で突設されたリング状原動体と、リング状原動体の外側
に一方端側部分が回転自在に被せ嵌められ且つ他方端側
部分の内径をリング状原動体の内径と同じ径とされたリ
ング状従動体と、一方端側部分の外周面をリング状原動
体の内周面に他方端側部分の外周面をリング状従動体の
内周面に軽く圧接する状態として装入されたプーリー切
離側コイルバネと、固定軸に回転不能として固定された
ボス状原動体と、固定軸のプーリー切離側コイルバネと
ボス状原動体との間の個所に回転自在に取付られたボス
状従動体と、一方端側部分の内周面をボス状原動体の外
周面に他方端側部分の内周面をボス状従動体の外周面に
軽く圧接する状態として被着された固定軸切離側コイル
バネと、ボス状従動体に設けられた係合突部と、プーリ
ー切離側コイルバネの端部に係合突部の軌跡内に臨入す
る状態として設けられた係合折足とをもつものである。
〔実施例〕
図に示す実施例は左右両端に支軸部材(1)(2)を
もつ取付部材(3)を構成し、左側支軸部材(1)の内
側面に固定軸(4)を回転不能に立設し、この固定軸
(4)の基端部にプーリー(5)を回転自在に取付ける
と共に当該プーリー(5)の軸孔のまわりに凹所(6)
を穿設し、この凹所(6)内にゼンマイ(7)を装入し
て当該ゼンマイ(7)の内端および外端を固定軸(4)
に設けられたスリツト(8)および凹所(6)の周壁に
設けられた引掛用切欠(9)に係止し、またプーリー
(5)の溝に操作用引き紐(10)を巻着して其の内端
(10)′を同プーリー(5)に止着し同じく外端に端止
玉(11)を結着すると共にプーリー(5)の側面に固定
軸(4)を囲繞する短いリング状原動体(13)を一体に
突設し、このリング状原動体(13)の外側に当該リング
原動体(13)より長いリング状従動体(14)を回転自在
に被せ嵌め、このリング状従動体(14)の内周面におい
てリング状原動体(13)より外れた個所の内径とリング
状原動体(13)の内径とを同じ径とし、これ等リング状
原動体(13)、リング状従動体(14)内に線輪間に隙間
の無い状態に巻かれたプーリー切離側コイルバネ(15)
を挿入して当該コイルバネ(15)の一方端側部分の外周
面をリング状原動体(13)の内周面に同じく他方端側部
分の外周面をリング状従動体(14)の内周面に夫々軽く
圧接することによってプーリー切離用クラッチ(16)を
形成し、また前記固定軸(4)の先端部に鍔(18)付き
のボス状原動体(19)を回転不能に小ネジ(20)により
固定すると共に同固定軸(4)においてボス状原動体
(19)の内側個所に鍔(21)付きのボス状従動体(22)
を回転自在に取付け、これ等ボス状原動体(19)、ボス
状従動体(22)の外に線輪間に隙間の無い状態に巻かれ
た固定軸切離側コイルバネ(23)を被せ嵌めて当該コイ
ルバネ(23)の一方端側部分の内周面をボス状原動体
(19)の外周面に同じく他方端側部分の内周面をボス状
従動体(22)の外周面に夫々軽く圧接させることによっ
て固定軸切離用クラッチ(24)を形成すると共にボス状
従動体(22)の鍔(21)を前記リング状従動体(14)の
他方端側部分に延設された外端部内に遊転自在に嵌着
し、更にボス状従動体(22)の内端面に係合突部(25)
を設け、この係合突部(25)の軌跡内に前記プーリー切
離側コイルバネ(15)においてリング状従動体(14)内
に存する端に折設された係合折足(26)を臨入させると
共に前記右側支軸部材(2)の内面に角型軸孔(28)を
もつ軸承部材(29)を中空円盤型の保持ボツクス(30)
を以て回転可能に支承し、軸承部材(29)の外周と保持
ボツクス(30)の内周との間に線輪間に隙間の無い状態
に巻かれた角軸切離側コイルバネ(31)を挿入して当該
コイルバネ(31)の外周面を保持ボツクス(30)の内周
面に軽く圧接させ且つコイルバネ(31)の一端および軸
承部材(29)の外周面に相互に係止する係合足(32)お
よび係合切欠(33)を設けることによつてカーテン(4
4)の巻き上げ過ぎを防止する角軸切離用クラツチ(3
4)を形成すると共に前記角型軸孔(28)に角軸(36)
の基端を回転不能および抜去不能に嵌着し、この角軸
(36)に軸方向に並んだ一対の中空仕切室(37)(38)
をもつ回転ドラム(39)をメタル(40)(41)を介して
回転自在に支承し、この回転ドラム(39)と前記リング
状従動体(14)の間にパイプ状巻軸(42)を配して当該
巻軸(42)の両端部内にこれ等回転ドラム(39)、リン
グ状従動体(14)を回転不能に嵌着すると共にこの巻軸
(42)に外端縁にオモリ用杆(43)をもつカーテン(4
4)の内端縁を止着して巻き付け、更に前記角軸(36)
において一方の中空仕切室(37)内に存する個所に固定
側回転盤(46)を回転不能に取付け、この固定側回転盤
(46)にボス状軸(47)を一体に設けて当該ボス状軸
(47)に可動側回転盤(48)を回転自在およびCワツシ
ヤ(49)により抜け外れ不能として支承し且つ同可動側
回転盤(48)を前記一方中空仕切室(37)に回転不能に
係止し、この可動側回転盤(48)において固定側回転盤
(46)と対向する側面の周囲に円形の周回溝(50)を、
同周回溝(50)の内周壁に内端が中心に向い内端に突当
壁(51)(51)′をもつ一対の弧状凹溝(52)(52)′
を、各弧状凹溝(52)(52)′の内端側面に連続して外
端が周回溝(50)の内周壁に開口するS字状凹溝(53)
(53)′を夫々対称配置となるようにして穿設すると共
に各弧状凹溝(52)(52)′の外周面に導入用板バネ
(54)(54)′を先端部が周回溝(50)の外周壁に圧接
してカーブした状態として取付け、また固定側回転盤
(46)の外周面に凹所(55)を穿設して当該凹所(55)
内に求心方向に摺動する駒体(56)を装入し且つこの駒
体(56)の内面と凹所(55)の底面間に同駒体(56)を
外方に向つて押出するバネ(57)を挟入すると共に当該
駒体(56)の側面に側方向き突ピン(58)を一体に設
け、この突ピン(58)を凹所(55)の側壁に開設された
スリツト(46)′を介して前記周回溝(50)内に臨入さ
せ、可動側回転盤(48)がカーテン(44)の解し側に回
転する時には突ピン(58)が周回溝(50)を板バネ(5
4)(54)′の先端部を押し退け乍ら単に移動し、また
カーテン(44)の巻込側に回転する時には板バネ(54)
(54)′に案内されて弧状凹溝(52)(52)′を経てS
字状凹溝(53)(53)′の案内用張出部(59)(59)′
に係合し、更に当該係合後に可動側回転盤(48)が解し
側に回転した時には突ピン(58)がS字状凹溝(53)
(53)′の係止用張出部(60)(60)′に係止し、また
僅かの解し側への回転によつてS字状凹溝(53)(5
3)′を脱して周回溝(50)に戻るようにすると共に前
記角軸(36)において他方の中空仕切室(38)内に存す
る個所に円盤(61)を回転不能に取付け、この円盤(6
1)の周辺に多数個の小歯車(62)を同じく中心に外歯
歯車(63)を夫々中心軸(64)(65)を以て回転自在に
装着しまた他方中空仕切室(38)の内周面に内歯歯車
(66)を設けることによつて増速用遊星歯車装置(67)
を形成し、この歯車装置(67)において外歯歯車(63)
の側面に羽根車状部(68)を一体に設けると共に羽根
(69)同士により仕切られた放射方向に向つて開口する
各区画室(70)内に扇型のオモリ体(71)を遊動自在に
装入し、これ等オモリ体(71)が遠心力により外方に押
し出されて他方中空仕切室(38)の内周面を圧し乍ら滑
つて回転ドラム(39)に制動をかけるガバナ装置(72)
を形成したものである。
尚、図中(74)(75)は中空仕切室(37)(38)を構
成する補助部材、(76)(77)は回転阻止用凹部および
突部、(78)は遊び阻止用バネ部を示す。
本発明はボス状従動体(22)の鍔(21)とリング状従
動体(14)との間にベアリングを挟入して実施すること
がある。
〔作用〕
突ピン(58)が係止用張出部(60)または(60)′に
係止し且つオモリ用杆(43)の荷重をカーテン(44)お
よびパイプ状巻軸(42)を介してリング状従動体(14)
および回転ドラム(39)に受けて停止している状態にお
いて操作用引き紐(10)を少しだけ引き下げた時には、
プーリー(5)およびリング状原動体(13)が第4図に
おいて時計の針の回転と反対の方向に回転し、当該プー
リー(5)およびリング状原動体(13)の内周面をプー
リー切離側コイルバネ(15)の外周面が強圧し、即ちプ
ーリー(5)、リング状原動体(13)、プーリー切離側
コイル(15)、リング状従動体(14)、パイプ状巻軸
(42)、回転ドラム(39)および可動側回転盤(48)が
一体化状態となつて回転して突ピン(58)を係止用張出
部(60)または(60)′より外して周回溝(50)に移動
させ、 このように突ピン(58)が周回溝(50)に移動した時
において操作用引き紐(10)に加えた引き下げ力を解放
した場合には、オモリ用杆(43)の重量によりカーテン
(44)が下げ方向に回転し始め、この下げ方向回転によ
り係合折足(26)が係合突部(25)に衝合し、この衝合
によつて固定軸切離側コイルバネ(23)がボス状従動体
(22)およびボス状原動体(19)を締付けて係合折足
(26)を停止し、この停止によりプーリー切離側コイル
バネ(15)の外径が縮んでプーリー切離用クラツチ(1
6)が切の状態となつて前記カーテン(44)の下げ方向
回転を続け、この時には回転ドラム(39)が第6図にお
いて時計の針の回転と反対の方向に回転し、突ピン(5
8)が導入用板バネ(54)(54)′の先端部を押し退け
て周回溝(50)を移動する状態となつて前記カーテン
(44)の下げ方向回転を許容すると共に回転ドラム(3
9)の回転に伴つて増速用遊星歯車装置(67)が作動し
てオモリ体(71)による制動を回転ドラム(39)にか
け、仍つてカーテン(44)の下降速度を調整する。
また、突ピン(58)が係止用張出部(60)または(6
0)′に係止し且つオモリ用杆(43)の荷重をカーテン
(44)およびパイプ状巻軸(42)を介してリング状従動
体(14)および回転ドラム(39)に受けて停止している
状態において操作用引き紐(10)を前記よりも少し長く
引き下げた時には、当該引き下げの初期に前記のように
して突ピン(58)が周回溝(50)に移動し、後期に同突
ピン(58)が一方の導入板バネ(54)に案内され別のS
字状凹溝(53)に至つて突当壁(51)に衝合し、ここで
当該衝合を操作用引き紐(10)を引いている手に軽くシ
ヨツクとして感じた場合に同手を弛めて操作用引き紐
(10)に加えた引き下げ力を解放した場合には、この弛
め操作と同時に前記カーテン(44)の下げ方向回転が始
まり動作になるが、当該始まり動作によつて直ちに押バ
ネ(57)により常に押圧力を受けている駒体(56)およ
び突ピン(58)が当該押圧力によりS字状凹溝(53)′
に入り案内用張出部(59)′を介して係止用張出部(6
0)′に係止してカーテン(44)の下げ方向回転を停止
状態とし、 突ピン(58)が係止用張出部(60)または(60)′に
係止し且つオモリ用杆(43)の荷重をカーテン(44)お
よびパイプパイプ状巻軸(42)を介してリング状従動体
(14)および回転ドラム(39)に受けて停止している状
態において操作用引き紐(10)を前記より更に長く引き
下げた時には初期に前記のようにして突ピン(58)が周
回溝(50)に移動し、中期に同突ピン(58)が一方の導
入板バネ(54)′に案内されて突当壁(51)′に衝合
し、後期に当該衝合を手に感じたことを構わず前記操作
用引き紐(10)の引き下げ操作を続けてカーテン(44)
の巻上げを行い、斯くして操作用引き紐(10)の引き下
げ操作を同操作用引き紐(10)の大半がプーリー(5)
より出た所で引いている手を弛め、この弛め操作と同時
に前記カーテン(44)の下げ方向回転が始まり突ピン
(58)がS字状凹溝(53)に入り案内用張出部(59)を
介して係止用張出部(60)に係止してカーテン(44)の
下げ方向回転を停止状態とするものである。
即ち、操作用引き紐(10)の引き方、引き出すタイミ
ングによつてカーテンの小きざみの下げ降し、連続的の
下げ降し、小きざみな巻上げ、大きざみの巻上げ操作が
できるものである。
つまり、突ピン(58)が周回溝(50)内または弧状凹
溝(52)(52)′内に位置した時に操作用引き紐(10)
が弛められた場合にはカーテン(44)が自動的に下が
り、突ピン(58)が突当壁(51)(51)′に衝合した直
後に弛めた場合にはカーテン(44)の下がり動作が停止
し、突ピン(58)が突当壁(51)(51)′に衝合したこ
とを感じても構わずに操作用引き紐(10)を引き下げる
ことによつてカーテン(44)を巻き上げることができる
ものである。尚、この巻上げ操作の際には操作用引き紐
(10)の引き下げ距離が人間の腕の長さによつてほぼ決
つているので当該操作用引き紐(10)の引き下げ操作を
繰り返して行う必要があり、この時には突ピン(58)が
突当壁に衝合するまでの引き下げ距離以上が最短でも必
要である。
操作用引き紐(10)の引き出し操作の時にはゼンマイ
(7)に蓄力し且つプーリー(5)およびリング状原動
体(13)が第4図において時計の針と反対の方向に回転
し、この回転するリング状原動体(13)の内周面とプー
リー切離側コイルバネ(15)の一方端側部分の外周面と
が滑動不能に圧接してこれ等プーリー(5)、プーリー
切離側コイルバネ(15)の外周径を一体化状態とすると
共にこの外周径が大きくなつた当該プーリー切離側コイ
ルバネ(15)の他方端側部分の外周面がリング状従動体
(14)の内周面を滑動不能に圧接してプーリー切離側コ
イルバネ(15)とリング状従動体(14)とを一体化状態
とし、即ち操作用引き紐(10)の引き出し操作力をパイ
プ状巻軸(42)に伝達してカーテン(44)に巻込力を与
えると共にこの伝達の途中において係合折足(26)が係
合突部(25)に係止して前記引き出し操作力の一部をボ
ス状従動体(22)に伝え、この引き出し操作力を受けた
ボス状従動体(22)が固定軸切離側コイルバネ(23)の
中でスリツプ回転して固定軸(4)とリング状従動体
(14)を切離し状態とし且つプーリー切離側コイルバネ
(15)がリング状従動体(14)の回転につられて外径が
大きくなつて当該リング状従動体(14)の回転のスムー
ズ性および信頼性に支障を来たすことを防止するように
したものである。
また、操作用引き紐(10)に対して加えている引下げ
力を、突ピン(58)が係止用張出部(60)または(6
0)′に係止し且つオモリ用杆(43)の荷重をカーテン
(44)およびパイプ状巻軸(42)を介してリング状従動
体(14)および回転ドラム(39)に受けて停止している
状態において解放した時にはゼンマイ(7)の解け力に
よつてプーリー(5)およびリング状原動体(13)が第
4図において時計の針と同じ方向に回転し、この回転に
よりリング状原動体(13)とプーリー切離側コイルバネ
(15)の一方端側部分の外周面とが滑動可能となつてリ
ング状従動体(14)、パイプ状巻軸(42)の回転を自在
とすると共にこの回転の途中において係合折足(26)が
係合突部(25)に係止して前記解け力の一部をボス状従
動体(22)に伝え、この解け力を受けたボス状従動体
(22)の外周面およびボス状従動体(19)の外周面と固
定軸切離側コイルバネ(23)の内周面とが圧接してボス
状従動体(22)および係合折足(26)を停止状態とし、
この停止によつて前記リング状従動体(14)、パイプ状
巻軸(42)の回転状態のスムーズ性および信頼性と、ゼ
ンマイ(7)の解け力による操作用引き紐(10)の巻戻
りのスムーズ性および信頼性とを維持するようにしたも
のである。
〔発明の効果〕
本発明巻上げ装置は前記のように支軸部材に回転不能
且つ横向状態として設けられた固定軸と、固定軸に回転
自在として支承されたプーリーと、プーリーに巻かれた
操作用引き紐と、操作用引き紐の引き下げ操作時に蓄力
し当該引き下げ操作の解放時に解力する状態として固定
軸とプーリーとの間に介装されたゼンマイと、プーリー
の側面に固定軸を囲繞する状態で突設されたリング状原
動体と、リング状原動体の外側に一方端側部分が回転自
在に被せ嵌められ且つ一方端側部分の内径をリング状原
動体の内径と同じ径とされたリング状従動体と、一方端
側部分の外周面をリング状原動体の内周面に他方端側部
分のの外周面をリング状従動体の内周面に軽く圧接する
状態として装入されたプーリー切離側コイルバネと、固
定軸に回転不能として固定されたボス状原動体と、固定
軸のプーリー切離側コイルバネとボス状原動体との間の
個所に回転自在に取付けられたボス状従動体と、一方端
側部分の内周面をボス状原動体の外周面に他方端側部分
の内周面をボス状従動体の外周面に軽く圧接する状態と
して被着された固定軸切離側コイルバネと、ボス状従動
体に設けられた係合突部と、プーリー切離側コイルバネ
の端部に係合突部の軌跡内に臨入する状態として設けら
れた係合折足とをもつことを特徴とするので、これを実
施例において符号(28)〜(72)で示す部位による機構
と組合せて使用する場合には、作用において説明したよ
うに片方の手を以て引き下げ力を加えたり手放したりす
ることによつて巻上、繰出を行うことができるようにな
るものであつて、即ち本発明巻上げ装置は前記機構など
と組合せて使用すれば片手操作でなすカーテン、スクリ
ーン、ブラインド等の上げ下げ操作を可能とするもので
あり、所期の目的を完全に達成することができる優れた
効果を奏するものであり、特に本発明において固定軸に
回転不能として固定されたボス状原動体と、固定軸にお
いてプーリー切離側コイルバネとボス状原動体との間の
個所に一方端側部分が回転自在に取付けられ且つ他方端
側部分がリング状従動体の端部内に遊転自在に嵌着され
たボス状従動体と、一方端側部分の内周面をボス状原動
体の外周面に他方端側部分個所の内周面をボス状従動体
の外周面に軽く圧接する状態として被着された固定軸切
離側コイルバネと、ボス状従動体に設けられた係合突部
と、プーリー切離側コイルバネの端部に係合突部の軌跡
内に臨入する状態として設けられた係合折足とは、前記
したようにプーリー切離側コイルバネがリング状従動体
の回転につられて外径が大きくなつて当該リング状従動
体の回転のスムーズ性および信頼性に支障を来たすこと
を防止する機能と、前記リング状従動体、パイプ状巻軸
の回転状態のスムーズ性および信頼性を維持する機能
と、ゼンマイの解け力による操作用引き紐の巻戻りのス
ムーズ性および信頼性を維持する機能とを果すものであ
つて、全体として確実に作動する著効を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明巻上げ装置の実施例を示す全体の斜視
図、第2図は要部の分解斜視図、第3図は第1図A−A
線に沿う断面図、第4図は第3図B−B線に沿う断面
図、第5図は第3図C−C線に沿う断面図、第6図は第
3図D−D線に沿う断面図、第7図は第3図E−E線に
沿う断面図、第8図は第3図F−F線に沿う断面図、第
9図は従来例を示す全体の斜視図、第10図は第9図G−
G線に沿う断面図である。 (1)(2)…支持部材、(3)…取付部材、(4)…
固定軸、(5)…プーリー、(6)…凹所、(7)…ゼ
ンマイ、(8)…スリツト、(9)…引掛用切欠、(1
0)…操作用引き紐、(10)′…内端、(11)…端止
玉、(13)…リング状原動体、(14)…リング状従動
体、(15)…プーリー切離側コイルバネ、(16)…プー
リー切離用クラツチ、(18)…鍔、(19)…ボス状原動
体、(20)…小ネジ、(21)…鍔、(22)…ボス状従動
体、(23)…固定軸切離側コイルバネ、(24)…固定軸
切離用クラツチ、(25)…係合突部、(26)…係合折
足、(28)…角型軸孔、(29)…軸承部材、(30)…保
持ボツクス、(31)…角軸切離用コイルバネ、(32)…
係合足、(23)…係合切欠、(34)…角軸切離用クラツ
チ、(36)…角軸、(37)…一方中空仕切室、(38)…
他方中空仕切室、(39)…回転ドラム、(40)(41)…
メタル、(42)…パイプ状巻軸、(43)…オモリ用杆、
(44)…カーテン、(46)…固定側回転盤、(47)…ボ
ス状軸、(48)…可動側回転盤、(49)…Cワツシヤ、
(50)…周回溝、(51)(51)′…突当壁、(52)(5
2)′…弧状凹溝、(53)(53)′…S字状凹溝、(5
4)(54)′…導入用板バネ、(55)…凹所、(56)…
駒体、(57)…押バネ、(58)…突ピン、(59)(5
9)′…案内用張出部、(60)(60)′…係止用張出
部、(61)…円盤、(62)…小歯車、(63)…外歯歯
車、(64)(65)…中心軸、(66)…内歯歯車、(67)
…増速用遊星歯車装置、(68)…羽根車状部、(69)…
羽根、(70)…区画室、(71)…オモリ体、(72)…ガ
バナ装置、(74)(75)…補助部材、(76)…凹部、
(77)…突部、(78)…バネ部、(80)…ボールチエー
ン、(81)…滑車、(82)(83)…直線部分。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支軸部材に回転不能且つ横向状態として設
    けられた固定軸と、固定軸に回転自在として支承された
    プーリーと、プーリーに巻かれた操作用引き紐と、操作
    用引き紐の引き下げ操作時に蓄力し当該引き下げ操作の
    解放時に解力する状態として固定軸とプーリーとの間に
    介装されたゼンマイと、プーリーの側面に固定軸を囲繞
    する状態で突設されたリング状原動体と、リング状原動
    体の外側に一方端側部分が回転自在に被せ嵌められ且つ
    他方端側部分の内径をリング状原動体の内径と同じ径と
    されたリング状従動体と、一方端側部分の外周面をリン
    グ状原動体の内周面に他方端側部分の外周面をリング状
    従動体の内周面に軽く圧接する状態として装入されたプ
    ーリー切離側コイルバネと、固定軸に回転不能として固
    定されたボス状原動体と、固定軸のプーリー切離側コイ
    ルバネとボス状原動体との間の個所に回転自在に取付ら
    れたボス状従動体と、一方端側部分の内周面をボス状原
    動体の外周面に他方端側部分の内周面をボス状従動体の
    外周面に軽く圧接する状態として被着された固定軸切離
    側コイルバネと、ボス状従動体に設けられた係合突部
    と、プーリー切離側コイルバネの端部に係合突部の軌跡
    内に臨入する状態として設けられた係合折足とをもつこ
    とを特徴とする巻上げ装置。
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