JP2537356Y2 - 吸着用パッド - Google Patents
吸着用パッドInfo
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- JP2537356Y2 JP2537356Y2 JP1990071745U JP7174590U JP2537356Y2 JP 2537356 Y2 JP2537356 Y2 JP 2537356Y2 JP 1990071745 U JP1990071745 U JP 1990071745U JP 7174590 U JP7174590 U JP 7174590U JP 2537356 Y2 JP2537356 Y2 JP 2537356Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction pad
- suction
- work
- skirt portion
- skirt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 3
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 230000006837 decompression Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ワークを吸着し、あるいは吸着後にこのワ
ークを保持して搬送するための吸着用パッドに関する。
ークを保持して搬送するための吸着用パッドに関する。
[従来の技術] 従来、例えば、薄板状のワークを搬送するために真空
吸引源に連結される吸着用パッドが用いられている。こ
の種の従来技術に係る吸着用パッドを第4図に示す。
吸引源に連結される吸着用パッドが用いられている。こ
の種の従来技術に係る吸着用パッドを第4図に示す。
参照符号2は、前記吸着用パッドを示し、この吸着用
パッド2は、根本部3とスカート部6とからなり、スカ
ート部6の先端部8をワークWに接触させ、図示しない
真空吸引源より根本部3に形成された孔部4を通してス
カート部6の内部空気を吸引し、その減圧作用下にワー
クWを吸着し、あるいは吸着後搬送する。
パッド2は、根本部3とスカート部6とからなり、スカ
ート部6の先端部8をワークWに接触させ、図示しない
真空吸引源より根本部3に形成された孔部4を通してス
カート部6の内部空気を吸引し、その減圧作用下にワー
クWを吸着し、あるいは吸着後搬送する。
この場合、吸着用パッド2のスカート部6とワークW
の表面との接触面積を十分に確保し、吸着力を安定させ
るために、吸着用パッド2のスカート部6の先端部8の
肉厚をスカート部6の他の部分より薄くするように構成
している。
の表面との接触面積を十分に確保し、吸着力を安定させ
るために、吸着用パッド2のスカート部6の先端部8の
肉厚をスカート部6の他の部分より薄くするように構成
している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来の吸着用パッド2においては、前
記の通りスカート部6の先端部8の肉厚が他の部分に比
べて薄いため、スカート部6の内部の空気を吸引した場
合、前記先端部8のワークWに対する吸着部分は負圧に
より変形し(第5図参照)、これによって前記吸着部分
に間隙を生じ、先端部8にしわがよる。
記の通りスカート部6の先端部8の肉厚が他の部分に比
べて薄いため、スカート部6の内部の空気を吸引した場
合、前記先端部8のワークWに対する吸着部分は負圧に
より変形し(第5図参照)、これによって前記吸着部分
に間隙を生じ、先端部8にしわがよる。
このため、吸着用パッド2の内部の負圧が所定の値と
ならず、ワークWを吸着することが困難となり、あるい
は搬送中、当該ワークWが落下する可能性がある。
ならず、ワークWを吸着することが困難となり、あるい
は搬送中、当該ワークWが落下する可能性がある。
本考案は、この種の問題を解決するためになされたも
ので、吸着用パッドのスカート部の周回する先端部を膨
出形成することにより、ワークに対する吸着部分に間隙
を生ずることがなく、従って、ワークを安定して吸着可
能であり、さらに、搬送中、当該ワークが落下する虞の
ない吸着用パッドを提供することを目的とする。
ので、吸着用パッドのスカート部の周回する先端部を膨
出形成することにより、ワークに対する吸着部分に間隙
を生ずることがなく、従って、ワークを安定して吸着可
能であり、さらに、搬送中、当該ワークが落下する虞の
ない吸着用パッドを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記の課題を解決するために、本考案は、ワークを吸
着するための吸着用パッドにおいて、 前記吸着用パッドは真空吸引源に接続される根本部
と、 前記根本部と一体的に連設されたスカート部とからな
り、 前記スカート部の外周端縁部に沿って周回し且つ前記
ワークに対する吸着面の反対側に向かって突出する膨出
部を設けることを特徴とする。
着するための吸着用パッドにおいて、 前記吸着用パッドは真空吸引源に接続される根本部
と、 前記根本部と一体的に連設されたスカート部とからな
り、 前記スカート部の外周端縁部に沿って周回し且つ前記
ワークに対する吸着面の反対側に向かって突出する膨出
部を設けることを特徴とする。
さらに、本考案は、ワークを吸着するための吸着用パ
ッドにおいて、 前記吸着用パッドは真空吸引源に接続される根本部
と、 前記根本部と一体的に連設されたスカート部とからな
り、 前記スカート部の外周端縁部に近接する部位には、所
定角度離間して周回する複数のブロック状の膨出部を形
成することを特徴とする。
ッドにおいて、 前記吸着用パッドは真空吸引源に接続される根本部
と、 前記根本部と一体的に連設されたスカート部とからな
り、 前記スカート部の外周端縁部に近接する部位には、所
定角度離間して周回する複数のブロック状の膨出部を形
成することを特徴とする。
[作用] 上記のように構成した本考案に係る吸着用パッドで
は、前記吸着用パッドのスカート部の周回する先端部を
少なくとも一部膨出することにより、吸着部分の肉厚が
厚くなるために剛性が増す。このため、吸着用パッドが
ワークを吸着する時に吸着用パッドの変形を阻止し、ワ
ークを効果的に吸着することができる。
は、前記吸着用パッドのスカート部の周回する先端部を
少なくとも一部膨出することにより、吸着部分の肉厚が
厚くなるために剛性が増す。このため、吸着用パッドが
ワークを吸着する時に吸着用パッドの変形を阻止し、ワ
ークを効果的に吸着することができる。
[実施例] 本考案に係る吸着用パッドについて実施例を挙げ、添
付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第1図は本実施例に係る吸着用パッドを示す。この吸
着用パッド10は、図示しない真空吸引源に接続される孔
部12を有する円筒状の根本部14と、前記根本部14から一
体的に連設されたスカート部16とからなる。
着用パッド10は、図示しない真空吸引源に接続される孔
部12を有する円筒状の根本部14と、前記根本部14から一
体的に連設されたスカート部16とからなる。
前記スカート部16には、その先端部に補強部位、すな
わち、一定の厚みを持った周回する膨出部18が設けられ
ている。前記吸着用パッド10の根本部14、スカート部1
6、膨出部18は可撓性に富む合成樹脂で一体的に形成さ
れる。
わち、一定の厚みを持った周回する膨出部18が設けられ
ている。前記吸着用パッド10の根本部14、スカート部1
6、膨出部18は可撓性に富む合成樹脂で一体的に形成さ
れる。
本実施例に係る吸着用パッドは基本的に以上のように
構成されるものであり、次にその作用並びに効果につい
て説明する。
構成されるものであり、次にその作用並びに効果につい
て説明する。
吸着用パッド10をワークWに吸着させ、孔部12を介し
て図示しない真空吸引源よりスカート部16の内部の空気
を吸引する。換言すれば、スカート部16に負圧をかけ
る。従来の吸着用パッド2によれば、スカート部6の先
端部は前記負圧の作用下に変形し、その結果として、ワ
ークWとの間に間隙が生起し、しわがよるのに対して、
第1図に示す吸着用パッド10は、膨出部18の厚みのため
に剛性が増し、ワーク吸着時に変形を阻止し、ワークW
を効果的に吸着する。
て図示しない真空吸引源よりスカート部16の内部の空気
を吸引する。換言すれば、スカート部16に負圧をかけ
る。従来の吸着用パッド2によれば、スカート部6の先
端部は前記負圧の作用下に変形し、その結果として、ワ
ークWとの間に間隙が生起し、しわがよるのに対して、
第1図に示す吸着用パッド10は、膨出部18の厚みのため
に剛性が増し、ワーク吸着時に変形を阻止し、ワークW
を効果的に吸着する。
次に、別の実施例を第2図に示す。この場合、第1図
に示す実施例の構成要素と同一の構成要素には同一の参
照符号を付し、その詳細な説明を省略する。第3図も同
様である。そこで、第2図に示すスカート部16の先端部
近傍に補強部位、すなわち、ブロック状の複数の膨出部
20が一定の間隔をおいて周回するように形成されてい
る。第2図に示す吸着用パッド10も可撓性に富む合成樹
脂で一体的に形成される。
に示す実施例の構成要素と同一の構成要素には同一の参
照符号を付し、その詳細な説明を省略する。第3図も同
様である。そこで、第2図に示すスカート部16の先端部
近傍に補強部位、すなわち、ブロック状の複数の膨出部
20が一定の間隔をおいて周回するように形成されてい
る。第2図に示す吸着用パッド10も可撓性に富む合成樹
脂で一体的に形成される。
この実施例によれば、前記膨出部20において十分な剛
性が得られる。さらに、吸着用パッド10を形成するため
の材料も第1図に示す実施例のものに比し一層削減でき
るという効果がある。
性が得られる。さらに、吸着用パッド10を形成するため
の材料も第1図に示す実施例のものに比し一層削減でき
るという効果がある。
さらにまた、別の実施例を第3図に示す。第3の実施
例では、スカート部16の先端部に前記と同様に補強部
位、すなわち、一定の厚みを有する周回する膨出部22
と、その内側にあって前記膨出部22に接し且つ放射状に
等間隔で離間する複数のリブ24とを設けている。この第
3の実施例の吸着用パッド10も前記実施例と同じく可撓
性に富む合成樹脂で一体的に形成されている。
例では、スカート部16の先端部に前記と同様に補強部
位、すなわち、一定の厚みを有する周回する膨出部22
と、その内側にあって前記膨出部22に接し且つ放射状に
等間隔で離間する複数のリブ24とを設けている。この第
3の実施例の吸着用パッド10も前記実施例と同じく可撓
性に富む合成樹脂で一体的に形成されている。
この第3の実施例によれば、第1並びに第2の実施例
に示す吸着用パッド10より、スカート部16の先端部の剛
性が一層増す効果が得られる。
に示す吸着用パッド10より、スカート部16の先端部の剛
性が一層増す効果が得られる。
[考案の効果] 本考案の吸着用パッドは、スカート部の先端部を薄く
してあるにもかかわらず、スカート部の周回する先端部
を膨出形成することによって剛性が増大し、これにより
スカート部のワークに対する吸着面の変形を阻止する。
この結果、吸着用パッドはワークを安定して吸着し、し
かも、確実に吸着可能であるために、従来技術において
懸念された搬送時のワークの落下等の虞もない。
してあるにもかかわらず、スカート部の周回する先端部
を膨出形成することによって剛性が増大し、これにより
スカート部のワークに対する吸着面の変形を阻止する。
この結果、吸着用パッドはワークを安定して吸着し、し
かも、確実に吸着可能であるために、従来技術において
懸念された搬送時のワークの落下等の虞もない。
第1図aは本考案に係る吸着用パッドの実施例の斜視
図、 第1図bは本考案に係る吸着用パッドの縦断面図、 第2図aは本考案に係る吸着用パッドの他の実施例の斜
視図、 第2図bは本考案に係る吸着用パッドの他の縦断面図、 第3図aは本考案に係る吸着用パッドのさらに他の実施
例の斜視図、 第3図bは本考案に係る吸着用パッドのさらに他の縦断
面図、 第4図は従来技術に係る吸着用パッドの縦断面図、 第5図は従来技術に係る吸着用パッドのワーク吸着時の
斜視図である。 10……吸着用パッド、12……孔部 14……根本部、16……スカート部 18、20、22……膨出部 24……リブ、W……ワーク
図、 第1図bは本考案に係る吸着用パッドの縦断面図、 第2図aは本考案に係る吸着用パッドの他の実施例の斜
視図、 第2図bは本考案に係る吸着用パッドの他の縦断面図、 第3図aは本考案に係る吸着用パッドのさらに他の実施
例の斜視図、 第3図bは本考案に係る吸着用パッドのさらに他の縦断
面図、 第4図は従来技術に係る吸着用パッドの縦断面図、 第5図は従来技術に係る吸着用パッドのワーク吸着時の
斜視図である。 10……吸着用パッド、12……孔部 14……根本部、16……スカート部 18、20、22……膨出部 24……リブ、W……ワーク
Claims (3)
- 【請求項1】ワークを吸着するための吸着用パッドにお
いて、 前記吸着用パッドは真空吸引源に接続される根本部と、 前記根本部と一体的に連設されたスカート部とからな
り、 前記スカート部の外周端縁部に沿って周回し且つ前記ワ
ークに対する吸着面の反対側に向かって突出する膨出部
を設けることを特徴とする吸着用パッド。 - 【請求項2】請求項1記載の吸着用パッドにおいて、前
記スカート部の外周端縁部の近傍から半径外方向に向か
って徐々に突出して前記膨出部に接し且つ所定角度離間
する複数のリブを形成することを特徴とする吸着用パッ
ド。 - 【請求項3】ワークを吸着するための吸着用パッドにお
いて、 前記吸着用パッドは真空吸引源に接続される根本部と、 前記根本部と一体的に連設されたスカート部とからな
り、 前記スカート部の外周端縁部に近接する部位には、所定
角度離間して周回する複数のブロック状の膨出部を形成
することを特徴とする吸着用パッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990071745U JP2537356Y2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 吸着用パッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990071745U JP2537356Y2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 吸着用パッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0429381U JPH0429381U (ja) | 1992-03-09 |
JP2537356Y2 true JP2537356Y2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=31609055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990071745U Expired - Lifetime JP2537356Y2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | 吸着用パッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537356Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS458742Y1 (ja) * | 1967-04-06 | 1970-04-24 | ||
DE3714388A1 (de) * | 1987-04-30 | 1988-11-10 | Festo Kg | Saugnapf |
-
1990
- 1990-07-05 JP JP1990071745U patent/JP2537356Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0429381U (ja) | 1992-03-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |