JP2534887B2 - 金属製ピンセットの製造法 - Google Patents
金属製ピンセットの製造法Info
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- JP2534887B2 JP2534887B2 JP63082564A JP8256488A JP2534887B2 JP 2534887 B2 JP2534887 B2 JP 2534887B2 JP 63082564 A JP63082564 A JP 63082564A JP 8256488 A JP8256488 A JP 8256488A JP 2534887 B2 JP2534887 B2 JP 2534887B2
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- Japan
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- tweezers
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- manufacturing
- thickness
- metal tweezers
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高精度を有するピンセットを機械加工によ
り量産し、それだけ低コストで提供出来る金属製ピンセ
ットの製造法に関するものである。
り量産し、それだけ低コストで提供出来る金属製ピンセ
ットの製造法に関するものである。
ピンセットは、時計、弱電産業のみならず医療分野と
いろいろな方向に使用されている。
いろいろな方向に使用されている。
従来のピンセットは第1図に示すように2枚の挾着板
1の接続端部2をスポット、ろうづけ等の溶接若しくは
かしめ等で止着して作る製造法と,図面は省略するが一
枚の帯状板をU字状に折り曲げて作る製造法がある。
1の接続端部2をスポット、ろうづけ等の溶接若しくは
かしめ等で止着して作る製造法と,図面は省略するが一
枚の帯状板をU字状に折り曲げて作る製造法がある。
前者は溶接する時にどうしても挾着板がずれてしまう
からバラツキが生じて先端の挾着部3が合わなくなり、
精度の高いピンセットを作ることが難しかった。
からバラツキが生じて先端の挾着部3が合わなくなり、
精度の高いピンセットを作ることが難しかった。
このため、従来では溶接後、一本一本を手加工により
挾着部の精度を出しているが、この手加工も熟練者であ
っても大変な仕事であり、このため量産出来ず、それだ
けコスト高にしている。
挾着部の精度を出しているが、この手加工も熟練者であ
っても大変な仕事であり、このため量産出来ず、それだ
けコスト高にしている。
また、溶接跡をきれいに仕上処理をしなくてはならな
いから一層手間のかかる製造法であった。
いから一層手間のかかる製造法であった。
後者は、一枚の帯状板をU字状に折り曲げるだけであ
るから簡単な反面、前者よりも一層のバラツキが生じて
精密用のピンセットとしては不向きであった。
るから簡単な反面、前者よりも一層のバラツキが生じて
精密用のピンセットとしては不向きであった。
本発明は、かかる欠点を解決したもので、機械加工に
より精度の高いピンセットを容易に量産し、それだけ低
コストに提供することが出来る金属製ピンセットの製造
法を提供することが技術的な課題である。
より精度の高いピンセットを容易に量産し、それだけ低
コストに提供することが出来る金属製ピンセットの製造
法を提供することが技術的な課題である。
挾着板10 2枚分の厚みに相当する厚みの板素材aの中
心を挾着部11に相当する部分から接合端部12に相当する
部分の手前までスリット状に割り込みして2枚の挾着板
10を形成し、この挾着板10を左右に開いてピンセット体
bを形成する。
心を挾着部11に相当する部分から接合端部12に相当する
部分の手前までスリット状に割り込みして2枚の挾着板
10を形成し、この挾着板10を左右に開いてピンセット体
bを形成する。
この板素材aには板厚3.5〜4mmの鉄、ステンレス、ア
ルミニウム、チタン等の材料を使用し、この板素材aを
あらかじめ出来上がり製品に近い形状にブランク加工
(荒加工)し、そして接合端部12に相当する部分に板厚
加工(減少)を施した上、外形研摩加工(面取り加工、
外面部研摩等)を施す。
ルミニウム、チタン等の材料を使用し、この板素材aを
あらかじめ出来上がり製品に近い形状にブランク加工
(荒加工)し、そして接合端部12に相当する部分に板厚
加工(減少)を施した上、外形研摩加工(面取り加工、
外面部研摩等)を施す。
この挾着部11に粗研摩加工を施した等、ワイヤーカッ
トやカッティンググラインダー等により割り込み加工を
施す。(13は割り込み溝) その後、曲げ加工を施して挾着板10を所望の角度に開
いた後、挾着板10、挾着部11の内面に仕上加工を施して
出来上がり製品とする。
トやカッティンググラインダー等により割り込み加工を
施す。(13は割り込み溝) その後、曲げ加工を施して挾着板10を所望の角度に開
いた後、挾着板10、挾着部11の内面に仕上加工を施して
出来上がり製品とする。
尚、ピンセットには用途に応じて品種があるからその
形状を限定するものではない。
形状を限定するものではない。
本発明は、上述の様に構成したから次の様な特長を有
するものである。
するものである。
1 板素材aは一枚の板状のものであるから外形の形状
加工が機械加工により容易に而かも均一に行うことが出
来る。
加工が機械加工により容易に而かも均一に行うことが出
来る。
2 この板素材aの中心に機械加工により割り込みを入
れた上、挾着板1を左右に開くだけでピンセット体aを
作り上げることが出来るから技術的に難しい溶接や折り
曲げ加工が全くないから加工精度の高いピンセットを量
産することが出来る。
れた上、挾着板1を左右に開くだけでピンセット体aを
作り上げることが出来るから技術的に難しい溶接や折り
曲げ加工が全くないから加工精度の高いピンセットを量
産することが出来る。
従って、機械加工により量産し、それだけ製品を安価
に提供することになる。
に提供することになる。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は従来品
の斜面図、第2図は板素材の正面図、第3図はその平面
図、第4図は板素材に割り込みを入れた平面図、第5図
は本発明品の平面図、第6図は本発明品の斜面図であ
る。 b……ピンセット体、10……挾着板、11……挾着部、12
……接合端部。
の斜面図、第2図は板素材の正面図、第3図はその平面
図、第4図は板素材に割り込みを入れた平面図、第5図
は本発明品の平面図、第6図は本発明品の斜面図であ
る。 b……ピンセット体、10……挾着板、11……挾着部、12
……接合端部。
Claims (1)
- 【請求項1】挾着板2枚分の厚みに相当する厚みの板素
材の中心を挾着部に相当する部分から接合端部に相当す
る部分の手前までスリット状に割り込みして2枚の挾着
板を形成し、この挾着板を左右に開いてピンセット体を
形成した事を特徴とする金属製ピンセットの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63082564A JP2534887B2 (ja) | 1988-04-04 | 1988-04-04 | 金属製ピンセットの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63082564A JP2534887B2 (ja) | 1988-04-04 | 1988-04-04 | 金属製ピンセットの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01257571A JPH01257571A (ja) | 1989-10-13 |
JP2534887B2 true JP2534887B2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=13777986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63082564A Expired - Fee Related JP2534887B2 (ja) | 1988-04-04 | 1988-04-04 | 金属製ピンセットの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534887B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE59900807D1 (de) * | 1999-08-20 | 2002-03-14 | Rubis Outils Sa | Leichtmetallpinzette |
US7111376B2 (en) | 2003-01-13 | 2006-09-26 | The Stanley Works | Tool with inserted blade members |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62241677A (ja) * | 1985-12-23 | 1987-10-22 | 株式会社井上ジャパックス研究所 | 工具等の加工方法 |
-
1988
- 1988-04-04 JP JP63082564A patent/JP2534887B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62241677A (ja) * | 1985-12-23 | 1987-10-22 | 株式会社井上ジャパックス研究所 | 工具等の加工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01257571A (ja) | 1989-10-13 |
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