JP2534087Y2 - 倍力装置 - Google Patents
倍力装置Info
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- JP2534087Y2 JP2534087Y2 JP1991034762U JP3476291U JP2534087Y2 JP 2534087 Y2 JP2534087 Y2 JP 2534087Y2 JP 1991034762 U JP1991034762 U JP 1991034762U JP 3476291 U JP3476291 U JP 3476291U JP 2534087 Y2 JP2534087 Y2 JP 2534087Y2
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- Japan
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- cylindrical
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は倍力装置に関し、より詳
しくは、バルブボディの筒状部内に設けられる弁体の連
結構造に関する。
しくは、バルブボディの筒状部内に設けられる弁体の連
結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、倍力装置として、シェル内に摺動
自在に設けられ、かつリヤ側に形成した筒状部をシェル
のリヤ側に設けた開口を介してシェルの外部に突出させ
たバルブボディと、上記シェルの開口に設けられて上記
バルブボディの筒状部の外周面を摺動自在に支持するベ
アリングと、上記ベアリングとの摺動範囲内に位置する
上記筒状部の内周部に設けられて半径方向内方に膨出す
る段部と、概略筒状に形成されて上記バルブボディの筒
状部内に設けた弁体とを備えたものは知られている。 そ
して上記バルブボディは合成樹脂から製造されて、上記
段部よりもフロント側で筒状部の内周部に設けられて半
径方向内方に膨出し、かつ上記弁体のシート部が着座さ
れる第1弁座と、この第1弁座の外周側に開口されて定
圧室に連通される定圧通路とを一体に備えており、さら
に上記弁体のリヤ側の端部は、上記筒状部に設けた段部
とリテーナとによって筒状部の段部に挟持連結してい
る。
自在に設けられ、かつリヤ側に形成した筒状部をシェル
のリヤ側に設けた開口を介してシェルの外部に突出させ
たバルブボディと、上記シェルの開口に設けられて上記
バルブボディの筒状部の外周面を摺動自在に支持するベ
アリングと、上記ベアリングとの摺動範囲内に位置する
上記筒状部の内周部に設けられて半径方向内方に膨出す
る段部と、概略筒状に形成されて上記バルブボディの筒
状部内に設けた弁体とを備えたものは知られている。 そ
して上記バルブボディは合成樹脂から製造されて、上記
段部よりもフロント側で筒状部の内周部に設けられて半
径方向内方に膨出し、かつ上記弁体のシート部が着座さ
れる第1弁座と、この第1弁座の外周側に開口されて定
圧室に連通される定圧通路とを一体に備えており、さら
に上記弁体のリヤ側の端部は、上記筒状部に設けた段部
とリテーナとによって筒状部の段部に挟持連結してい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の倍力装
置では、溶融した合成樹脂を鋳型に流し込んで上記バル
ブボディを製造しており、その際、上記筒状部の内周面
に一体的に上記段部を形成するようにしている。そし
て、この筒状部の段部と上記リテーナとによって弁体の
リヤ側の端部を挟持連結するようにしている。しかる
に、上述のように筒状部の内周面に段部を一体的に形成
すると、その段部の前後では筒状部の肉厚が異なること
になる。そのため、鋳型に流し込んだ合成樹脂が凝固す
る際に、上記段部を設けた位置となる筒状部の外周面が
わずかに縮径されて、その部分に凹凸が生じる結果とな
る。そして、このように、バルブボディの筒状部の外周
面に凹凸が生じると、該筒状部の外周面とベアリングと
の円滑な摺動が阻害されるようになる。
置では、溶融した合成樹脂を鋳型に流し込んで上記バル
ブボディを製造しており、その際、上記筒状部の内周面
に一体的に上記段部を形成するようにしている。そし
て、この筒状部の段部と上記リテーナとによって弁体の
リヤ側の端部を挟持連結するようにしている。しかる
に、上述のように筒状部の内周面に段部を一体的に形成
すると、その段部の前後では筒状部の肉厚が異なること
になる。そのため、鋳型に流し込んだ合成樹脂が凝固す
る際に、上記段部を設けた位置となる筒状部の外周面が
わずかに縮径されて、その部分に凹凸が生じる結果とな
る。そして、このように、バルブボディの筒状部の外周
面に凹凸が生じると、該筒状部の外周面とベアリングと
の円滑な摺動が阻害されるようになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本考案は、シェル内に摺動自在に設けられ、かつリヤ側
に形成した筒状部をシェルのリヤ側に設けた開口を介し
てシェルの外部に突出させたバルブボディと、上記シェ
ルの開口に設けられて上記バルブボディの筒状部の外周
面を摺動自在に支持するベアリングと、上記ベアリング
との摺動範囲内に位置する上記筒状部の内周部に設けら
れて半径方向内方に膨出する段部と、概略筒状に形成さ
れて上記バルブボディの筒状部内に設けた弁体とを備
え、 上記バルブボディは合成樹脂から製造されて、上記
段部よりもフロント側で筒状部の内周部に設けられて半
径方向内方に膨出し、かつ上記弁体のシート部が着座さ
れる第1弁座と、この第1弁座の外周側に開口されて定
圧室に連通される定圧通路とを一体に備え、 さらに上記
弁体のリヤ側の端部を上記筒状部に設けた段部とリテー
ナとによって筒状部の段部に挟持連結した倍力装置にお
いて、上記バルブボディの筒状部の肉厚を、少なくとも
上記ベアリングとの摺動範囲に渡って実質的に同一と
し、かつ該バルブボディの筒状部内に筒状部材を嵌合し
て、該筒状部材におけるリヤ側の端部を上記段部とした
ものである。また本考案は、上述した倍力装置におい
て、上記バルブボディの筒状部の肉厚を、少なくとも上
記ベアリングとの摺動範囲に渡って実質的に同一とし、
かつバルブボディにおける筒状部の内周面に、軸方向リ
ヤ側にむけて伸びる複数のリブを形成し、該複数のリブ
のリヤ側の端部を上記段部としたものである。
本考案は、シェル内に摺動自在に設けられ、かつリヤ側
に形成した筒状部をシェルのリヤ側に設けた開口を介し
てシェルの外部に突出させたバルブボディと、上記シェ
ルの開口に設けられて上記バルブボディの筒状部の外周
面を摺動自在に支持するベアリングと、上記ベアリング
との摺動範囲内に位置する上記筒状部の内周部に設けら
れて半径方向内方に膨出する段部と、概略筒状に形成さ
れて上記バルブボディの筒状部内に設けた弁体とを備
え、 上記バルブボディは合成樹脂から製造されて、上記
段部よりもフロント側で筒状部の内周部に設けられて半
径方向内方に膨出し、かつ上記弁体のシート部が着座さ
れる第1弁座と、この第1弁座の外周側に開口されて定
圧室に連通される定圧通路とを一体に備え、 さらに上記
弁体のリヤ側の端部を上記筒状部に設けた段部とリテー
ナとによって筒状部の段部に挟持連結した倍力装置にお
いて、上記バルブボディの筒状部の肉厚を、少なくとも
上記ベアリングとの摺動範囲に渡って実質的に同一と
し、かつ該バルブボディの筒状部内に筒状部材を嵌合し
て、該筒状部材におけるリヤ側の端部を上記段部とした
ものである。また本考案は、上述した倍力装置におい
て、上記バルブボディの筒状部の肉厚を、少なくとも上
記ベアリングとの摺動範囲に渡って実質的に同一とし、
かつバルブボディにおける筒状部の内周面に、軸方向リ
ヤ側にむけて伸びる複数のリブを形成し、該複数のリブ
のリヤ側の端部を上記段部としたものである。
【0005】
【作用】このような構成によれば、ベアリングとの摺動
範囲となるバルブボディの筒状部の肉厚は実質的に同一
なので、バルブボディを製造した際に上記段部の位置と
なる筒状部の外周面に凹凸が生じない。したがって、バ
ルブボディの筒状部と上記ベアリングとの円滑な摺動が
阻害されることがない。
範囲となるバルブボディの筒状部の肉厚は実質的に同一
なので、バルブボディを製造した際に上記段部の位置と
なる筒状部の外周面に凹凸が生じない。したがって、バ
ルブボディの筒状部と上記ベアリングとの円滑な摺動が
阻害されることがない。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本考案を説明する
と、図1において、ブレーキ倍力装置のシェル1内には
概略筒状のバルブボディ2を摺動自在に設けてあり、該
バルブボディ2にパワーピストン3を連結している。パ
ワーピストン3の背面にはダイアフラム4を張設してあ
り、このダイアフラム4によってシェル1内をフロント
側の定圧室Aとリヤ側の変圧室Bとに区画形成してい
る。上記バルブボディ2のリヤ側には、軸方向リヤ側に
向けて伸びる筒状部2aを形成してあり、この筒状部2
aをシェル1のリヤ側に設けた開口1aからシェル1の
外方に突出させている。シェル1の開口1aには、環状
のベアリング5を設けてあり、このベアリング5によっ
てバルブボディ2の筒状部2aの外周面を摺動自在に支
持している。またシェル1の開口1aにおける上記ベア
リング5の隣接位置には、バルブボディ2の筒状部2a
と開口1aとの間の気密を保持する環状のシール部材6
を設けてあり、このシール部材6の内周部を上記筒状部
2aの外周面に摺接させている。上記バルブボディ2の
筒状部2a内には、従来周知の構成からなる弁機構7を
設けてあり、この弁機構7によって定圧室Aと変圧室B
との間の流体回路を切り換えるようになっている。すな
わち、上記弁機構7は、バルブボディ2の筒状部2a内
に形成した環状の第1弁座8と、この環状の第1弁座8
よりも内側でバルブボディ2に摺動自在に設けた弁プラ
ンジャ9の右端部に形成した環状の第2弁座10と、さ
らに両弁座8、10に図1の右方からばね11によって
着座される弁体12とを備えている。弁体12はゴムに
よって概略筒状に形成されており、そのフロント側端部
には半径方向を向けた環状の端面を形成して、その端面
の外周側を上記第1弁座8に着座する第1シート部12
aとしてあり、また、端面の内周側は上記第2弁座10
に着座する第2シート部12bとしている。さらに上記
弁体12におけるリヤ側の端部12cは、上記両シート
部12a,12bを形成したフロント側端部よりも大き
な外径に設定するととともに肉厚にしている。そして、
この弁体12のリヤ側の端部12cは、バルブボディ2
の筒状部2aの内周面中央部に嵌合してリテーナ13に
よって保持している。このリテーナ13には、後述する
入力軸との間に設けたばね14の一端を圧接させてあ
り、それによってリテーナ13をフロント側にむけて付
勢している。上記弁体12における軸方向中央部分は変
形しやすい湾曲部としてあり、これによって、上記両シ
ート部12a,12bが上記両弁座8,10に接離する
ことができる。上記第1弁座8と弁体12の第1シート
部12aとの接触部よりも外周側の空間は、バルブボデ
ィ2に形成した軸方向の定圧通路18を介して定圧室A
に連通させている。定圧室Aはシェル1のフロント側の
壁面に連結した図示しない負圧導入管を介して負圧源か
ら負圧が導入されるようになっている。他方、上記第1
弁座8と弁体12の第1シート部12aとの接触部より
も内周側で、第2弁座10と弁体12の第2シート部1
2bとの接触部よりも外周側部分となる空間は、バルブ
ボディ2に形成した半径方向の変圧通路19を介して変
圧室Bに連通させている。また、上記第2弁座10と弁
体12の第2シート部12bとの接触部よりも内周側の
空間は、バルブボディ2の筒状部2aの内周面によって
形成した圧力通路20とそこに設けたフィルタ21を介
して大気に連通させている。また、バルブボディ2に摺
動自在に設けた弁プランジャ9の右端部は、図示しない
ブレーキペダルに連動させた入力軸22に連結してあ
り、弁プランジャ9の左端部は、プッシュロッド23の
凹部23a内に収容したリアクションディスク24の右
端面に対向させている。そして上記プッシュロッド23
の左端部は、図示しないマスターシリンダのピストンに
連動させている。バルブボディ2は、リターンスプリン
グ25によってリヤ側にむけて付勢されているので、通
常では上記弁プランジャ9に係合したキー部材26がシ
ェル1のリヤ側の壁面1bに当接する図示非作動位置に
保持されている。図2に拡大して示すように、この非作
動状態では、弁体12の第2シート部12bは第2弁座
10に着座しているが、弁体12の第1シート部12a
と第1弁座8との間にはわずかな間隙が維持されてい
る。したがって、定圧室Aだけでなく変圧室B内にも負
圧が導入されている。以上の構成およびそれに基づく作
動は、従来公知のブレーキ倍力装置のものと変わるとこ
ろはない。
と、図1において、ブレーキ倍力装置のシェル1内には
概略筒状のバルブボディ2を摺動自在に設けてあり、該
バルブボディ2にパワーピストン3を連結している。パ
ワーピストン3の背面にはダイアフラム4を張設してあ
り、このダイアフラム4によってシェル1内をフロント
側の定圧室Aとリヤ側の変圧室Bとに区画形成してい
る。上記バルブボディ2のリヤ側には、軸方向リヤ側に
向けて伸びる筒状部2aを形成してあり、この筒状部2
aをシェル1のリヤ側に設けた開口1aからシェル1の
外方に突出させている。シェル1の開口1aには、環状
のベアリング5を設けてあり、このベアリング5によっ
てバルブボディ2の筒状部2aの外周面を摺動自在に支
持している。またシェル1の開口1aにおける上記ベア
リング5の隣接位置には、バルブボディ2の筒状部2a
と開口1aとの間の気密を保持する環状のシール部材6
を設けてあり、このシール部材6の内周部を上記筒状部
2aの外周面に摺接させている。上記バルブボディ2の
筒状部2a内には、従来周知の構成からなる弁機構7を
設けてあり、この弁機構7によって定圧室Aと変圧室B
との間の流体回路を切り換えるようになっている。すな
わち、上記弁機構7は、バルブボディ2の筒状部2a内
に形成した環状の第1弁座8と、この環状の第1弁座8
よりも内側でバルブボディ2に摺動自在に設けた弁プラ
ンジャ9の右端部に形成した環状の第2弁座10と、さ
らに両弁座8、10に図1の右方からばね11によって
着座される弁体12とを備えている。弁体12はゴムに
よって概略筒状に形成されており、そのフロント側端部
には半径方向を向けた環状の端面を形成して、その端面
の外周側を上記第1弁座8に着座する第1シート部12
aとしてあり、また、端面の内周側は上記第2弁座10
に着座する第2シート部12bとしている。さらに上記
弁体12におけるリヤ側の端部12cは、上記両シート
部12a,12bを形成したフロント側端部よりも大き
な外径に設定するととともに肉厚にしている。そして、
この弁体12のリヤ側の端部12cは、バルブボディ2
の筒状部2aの内周面中央部に嵌合してリテーナ13に
よって保持している。このリテーナ13には、後述する
入力軸との間に設けたばね14の一端を圧接させてあ
り、それによってリテーナ13をフロント側にむけて付
勢している。上記弁体12における軸方向中央部分は変
形しやすい湾曲部としてあり、これによって、上記両シ
ート部12a,12bが上記両弁座8,10に接離する
ことができる。上記第1弁座8と弁体12の第1シート
部12aとの接触部よりも外周側の空間は、バルブボデ
ィ2に形成した軸方向の定圧通路18を介して定圧室A
に連通させている。定圧室Aはシェル1のフロント側の
壁面に連結した図示しない負圧導入管を介して負圧源か
ら負圧が導入されるようになっている。他方、上記第1
弁座8と弁体12の第1シート部12aとの接触部より
も内周側で、第2弁座10と弁体12の第2シート部1
2bとの接触部よりも外周側部分となる空間は、バルブ
ボディ2に形成した半径方向の変圧通路19を介して変
圧室Bに連通させている。また、上記第2弁座10と弁
体12の第2シート部12bとの接触部よりも内周側の
空間は、バルブボディ2の筒状部2aの内周面によって
形成した圧力通路20とそこに設けたフィルタ21を介
して大気に連通させている。また、バルブボディ2に摺
動自在に設けた弁プランジャ9の右端部は、図示しない
ブレーキペダルに連動させた入力軸22に連結してあ
り、弁プランジャ9の左端部は、プッシュロッド23の
凹部23a内に収容したリアクションディスク24の右
端面に対向させている。そして上記プッシュロッド23
の左端部は、図示しないマスターシリンダのピストンに
連動させている。バルブボディ2は、リターンスプリン
グ25によってリヤ側にむけて付勢されているので、通
常では上記弁プランジャ9に係合したキー部材26がシ
ェル1のリヤ側の壁面1bに当接する図示非作動位置に
保持されている。図2に拡大して示すように、この非作
動状態では、弁体12の第2シート部12bは第2弁座
10に着座しているが、弁体12の第1シート部12a
と第1弁座8との間にはわずかな間隙が維持されてい
る。したがって、定圧室Aだけでなく変圧室B内にも負
圧が導入されている。以上の構成およびそれに基づく作
動は、従来公知のブレーキ倍力装置のものと変わるとこ
ろはない。
【0007】然して、本実施例は、上記バルブボディ2
の筒状部2aにおける内周部のフロント側に段部を形成
し、その段部端面に環状溝2bを形成している。そし
て、この環状溝2bの内周側に形成される環状突起の先
端を上記第1弁座8としている。また、本実施例では、
この環状溝2bを設けた位置よりもリヤ側となる筒状部
2aの肉厚を同一に設定してあり、この肉厚を同一にし
た筒状部2aの外周面が上記ベアリング5と摺動するよ
うにしている。また、図3にも示すように、この環状溝
2bの底部から軸方向フロント側にむけて穿設した軸方
向孔によって上記定圧通路18を構成するようにしてあ
り、本実施例では、定圧通路18として2つの軸方向孔
を穿設している。そして、本実施例では、上記弁体12
のリヤ側の端部12cをバルブボディ2の筒状部2a内
に次のように連結している。つまり、筒状部2aの内周
面にリヤ側から筒状部材29を嵌合して、その筒状部材
29のフロント側の端部を上記環状溝2bの底部に当接
させている。そして、このように筒状部2a内に嵌合し
た筒状部材29のリヤ側の端部によって段部を形成し、
この段部としての筒状部材29のリヤ側の端部と、上述
したリテーナ13とによって、上記弁体12のリヤ側の
端部12cを軸方向に挟持するとともに、半径方向内方
にも脱落しないように保持している。
の筒状部2aにおける内周部のフロント側に段部を形成
し、その段部端面に環状溝2bを形成している。そし
て、この環状溝2bの内周側に形成される環状突起の先
端を上記第1弁座8としている。また、本実施例では、
この環状溝2bを設けた位置よりもリヤ側となる筒状部
2aの肉厚を同一に設定してあり、この肉厚を同一にし
た筒状部2aの外周面が上記ベアリング5と摺動するよ
うにしている。また、図3にも示すように、この環状溝
2bの底部から軸方向フロント側にむけて穿設した軸方
向孔によって上記定圧通路18を構成するようにしてあ
り、本実施例では、定圧通路18として2つの軸方向孔
を穿設している。そして、本実施例では、上記弁体12
のリヤ側の端部12cをバルブボディ2の筒状部2a内
に次のように連結している。つまり、筒状部2aの内周
面にリヤ側から筒状部材29を嵌合して、その筒状部材
29のフロント側の端部を上記環状溝2bの底部に当接
させている。そして、このように筒状部2a内に嵌合し
た筒状部材29のリヤ側の端部によって段部を形成し、
この段部としての筒状部材29のリヤ側の端部と、上述
したリテーナ13とによって、上記弁体12のリヤ側の
端部12cを軸方向に挟持するとともに、半径方向内方
にも脱落しないように保持している。
【0008】以上のように構成した本実施例によれば、
上記バルブボディ2の筒状部2aとそれに嵌合した筒状
部材29とを合成樹脂によって一体的に製造していた従
来に比較すると、次のような作用、効果を得ることがで
きる。つまり、従来のバルブボディ2では、バルブボデ
ィ2を製造するに当たって、鋳型に流し込んだ合成樹脂
が凝固する際に、上記段部の位置となる筒状部2aの外
径が縮径して、筒状部2aの外周面に凹凸が生じていた
ものである。この場合、筒状部2aとベアリング5との
円滑な摺動が阻害されるようになり、また、筒状部2a
の外周面とそれに摺接した上記シール部材6の内周部と
の間に間隙が生じて、その部分からシールが漏れるよう
になる。これに対して、本実施例では、バルブボディ2
の筒状部2aとそれに嵌合した筒状部材29とを別部材
から製造し、筒状部材29のリヤ側端部によって段部を
形成しているので、この段部の前後となるバルブボディ
2の筒状部2aの板厚は同一に設定することができる。
そのため、バルブボディ2を製造した際に、上記段部の
位置となる筒状部2aの外周面が縮径して凹凸が発生す
るようなことがない。そのため、ベアリング5と筒状部
2aの外周面との円滑な摺動が阻害されることがなく、
また、シール部材6と筒状部2aの外周面との間からシ
ールが漏れることがない。さらに、本実施例ではバルブ
ボディ2の環状溝2bからフロント側に向けて形成して
いる定圧通路18の半径方向の寸法を筒状部材29を別
部材にした分だけ大きくでき、従来に比較して定圧通路
18の流路面積を大きく確保できるようになり、したが
って、ブレーキ倍力装置が作動状態から非作動状態に戻
る際の戻り速度を早くすることができる。
上記バルブボディ2の筒状部2aとそれに嵌合した筒状
部材29とを合成樹脂によって一体的に製造していた従
来に比較すると、次のような作用、効果を得ることがで
きる。つまり、従来のバルブボディ2では、バルブボデ
ィ2を製造するに当たって、鋳型に流し込んだ合成樹脂
が凝固する際に、上記段部の位置となる筒状部2aの外
径が縮径して、筒状部2aの外周面に凹凸が生じていた
ものである。この場合、筒状部2aとベアリング5との
円滑な摺動が阻害されるようになり、また、筒状部2a
の外周面とそれに摺接した上記シール部材6の内周部と
の間に間隙が生じて、その部分からシールが漏れるよう
になる。これに対して、本実施例では、バルブボディ2
の筒状部2aとそれに嵌合した筒状部材29とを別部材
から製造し、筒状部材29のリヤ側端部によって段部を
形成しているので、この段部の前後となるバルブボディ
2の筒状部2aの板厚は同一に設定することができる。
そのため、バルブボディ2を製造した際に、上記段部の
位置となる筒状部2aの外周面が縮径して凹凸が発生す
るようなことがない。そのため、ベアリング5と筒状部
2aの外周面との円滑な摺動が阻害されることがなく、
また、シール部材6と筒状部2aの外周面との間からシ
ールが漏れることがない。さらに、本実施例ではバルブ
ボディ2の環状溝2bからフロント側に向けて形成して
いる定圧通路18の半径方向の寸法を筒状部材29を別
部材にした分だけ大きくでき、従来に比較して定圧通路
18の流路面積を大きく確保できるようになり、したが
って、ブレーキ倍力装置が作動状態から非作動状態に戻
る際の戻り速度を早くすることができる。
【0009】次に、図4および図5によって、本考案の
第2実施例を説明すると、この第2実施例では、バルブ
ボディ102の筒状部102aの内周面に、上記環状溝
102bの底部から軸方向リヤ側に伸びる直線状のリブ
129を形成している。そして、それら複数のリブ12
9のリヤ側の端部によって段部を構成して、その段部と
してリブ129のリヤ側端部とリテーナ113とによっ
て、弁体112のリヤ側の端部112cを軸方向に挟持
するとともに半径方向に脱落しないように保持してい
る。そのほかの構成は上記第1実施例と同じであり、第
1実施例の部材に相当する各部材には、原則として10
0を加算した部材番号を付している。このような第2実
施例の構成であっても、上述した第1実施例と同様の作
用、効果を得ることができる。
第2実施例を説明すると、この第2実施例では、バルブ
ボディ102の筒状部102aの内周面に、上記環状溝
102bの底部から軸方向リヤ側に伸びる直線状のリブ
129を形成している。そして、それら複数のリブ12
9のリヤ側の端部によって段部を構成して、その段部と
してリブ129のリヤ側端部とリテーナ113とによっ
て、弁体112のリヤ側の端部112cを軸方向に挟持
するとともに半径方向に脱落しないように保持してい
る。そのほかの構成は上記第1実施例と同じであり、第
1実施例の部材に相当する各部材には、原則として10
0を加算した部材番号を付している。このような第2実
施例の構成であっても、上述した第1実施例と同様の作
用、効果を得ることができる。
【0010】さらに、図6は本考案の第3実施例を示し
たものである。この第3実施例では、基本的に上記第2
実施例の構成を前提として、各リブ229のリヤ側端部
に、リブ229の大きさに合わせた環状部材230を当
接させるようにしてあり、その環状部材230のリヤ側
端面とリテーナ213とによって、弁体212のリヤ側
端部212cを保持している。そのほかの構成は第2実
施例と同じであり、上記第2実施例の部材に相当する各
部材には、原則として100を加算した部材番号を付し
ている。このような第3実施例の構成であっても上述し
た両実施例と同様の作用、効果を得ることができる。
たものである。この第3実施例では、基本的に上記第2
実施例の構成を前提として、各リブ229のリヤ側端部
に、リブ229の大きさに合わせた環状部材230を当
接させるようにしてあり、その環状部材230のリヤ側
端面とリテーナ213とによって、弁体212のリヤ側
端部212cを保持している。そのほかの構成は第2実
施例と同じであり、上記第2実施例の部材に相当する各
部材には、原則として100を加算した部材番号を付し
ている。このような第3実施例の構成であっても上述し
た両実施例と同様の作用、効果を得ることができる。
【0011】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、バルブ
ボディの筒状部とベアリングとの円滑な摺動が阻害され
ることがないという効果が得られる。
ボディの筒状部とベアリングとの円滑な摺動が阻害され
ることがないという効果が得られる。
【図1】本考案の一実施例を示す断面図
【図2】図1の要部の拡大図
【図3】図2のIII−III線に沿う要部の断面図
【図4】本考案の第2実施例を示す断面図
【図5】図4のV−V線に沿う要部の断面図
【図6】本考案の第3実施例を示す断面図
1 シェル 1a シェルの開口 2 バルブボディ 2a、102a,20
2a 筒状部 5 ベアリング 12,112,212
弁体 12c,112c,212c 弁体のリヤ側の端部 13,113,213 リテーナ 29 筒状部材 129,229 リ
ブ A 定圧室 B 変圧室 230 環状部材
2a 筒状部 5 ベアリング 12,112,212
弁体 12c,112c,212c 弁体のリヤ側の端部 13,113,213 リテーナ 29 筒状部材 129,229 リ
ブ A 定圧室 B 変圧室 230 環状部材
Claims (3)
- 【請求項1】 シェル内に摺動自在に設けられ、かつリ
ヤ側に形成した筒状部をシェルのリヤ側に設けた開口を
介してシェルの外部に突出させたバルブボディと、上記
シェルの開口に設けられて上記バルブボディの筒状部の
外周面を摺動自在に支持するベアリングと、上記ベアリ
ングとの摺動範囲内に位置する上記筒状部の内周部に設
けられて半径方向内方に膨出する段部と、概略筒状に形
成されて上記バルブボディの筒状部内に設けた弁体とを
備え、 上記バルブボディは合成樹脂から製造されて、上記段部
よりもフロント側で筒状部の内周部に設けられて半径方
向内方に膨出し、かつ上記弁体のシート部が着座される
第1弁座と、この第1弁座の外周側に開口されて定圧室
に連通される定圧通路とを一体に備え、 さらに上 記弁体のリヤ側の端部を上記筒状部に設けた段
部とリテーナとによって筒状部の段部に挟持連結した倍
力装置において、 上記バルブボディの筒状部の肉厚を、少なくとも上記ベ
アリングとの摺動範囲に渡って実質的に同一とし、かつ
該バルブボディの筒状部内に筒状部材を嵌合して、該筒
状部材におけるリヤ側の端部を上記段部としたことを特
徴とする倍力装置。 - 【請求項2】 シェル内に摺動自在に設けられ、かつリ
ヤ側に形成した筒状部をシェルのリヤ側に設けた開口を
介してシェルの外部に突出させたバルブボデイと、上記
シェルの開口に設けられて上記バルブボディの筒状部の
外周面を摺動自在に支持するベアリングと、上記ベアリ
ングとの摺動範囲内に位置する上記筒状部の内周部に設
けられて半径方向内方に膨出する段部と、概略筒状に形
成されて上記バルブボディの筒状部内に設けた弁体とを
備え、上記弁体のリヤ側の端部を上記筒状部に設けた段
部とリテーナとによって筒状部の段部に挟持連結した倍
力装置において、上記バルブボディの筒状部の肉厚を、
少なくとも上記ベアリングとの摺動範囲に渡って実質的
に同一とし、かつバルブボディにおける筒状部の内周面
に、軸方向リヤ側にむけて伸びる複数のリブを形成し、
該複数のリブのリヤ側の端部を上記段部としたことを特
徴とする倍力装置。 - 【請求項3】 請求項2において、上記筒状部における
リブのリヤ側の端部と上記弁体のリヤ側端部との間に環
状部材を介在させたことを特徴とする倍力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991034762U JP2534087Y2 (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | 倍力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991034762U JP2534087Y2 (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | 倍力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04122271U JPH04122271U (ja) | 1992-11-02 |
JP2534087Y2 true JP2534087Y2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=31917107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991034762U Expired - Fee Related JP2534087Y2 (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | 倍力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534087Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60148763A (ja) * | 1984-01-13 | 1985-08-06 | Jidosha Kiki Co Ltd | ブレ−キ倍力装置の弁機構 |
FR2620673B1 (fr) * | 1987-09-17 | 1989-12-01 | Bendix France | Servomoteur d'assistance au freinage |
-
1991
- 1991-04-17 JP JP1991034762U patent/JP2534087Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04122271U (ja) | 1992-11-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961210 |
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S533 | Written request for registration of change of name |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
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