JP2533242B2 - ゴミ吸引車 - Google Patents
ゴミ吸引車Info
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- JP2533242B2 JP2533242B2 JP3044420A JP4442091A JP2533242B2 JP 2533242 B2 JP2533242 B2 JP 2533242B2 JP 3044420 A JP3044420 A JP 3044420A JP 4442091 A JP4442091 A JP 4442091A JP 2533242 B2 JP2533242 B2 JP 2533242B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばゴミ貯留容器に
貯留されたゴミを、吸引輸送するためのゴミ吸引車に関
する。
貯留されたゴミを、吸引輸送するためのゴミ吸引車に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のゴミ吸引車は、吸引作業
を開始する際において、ゴミ収容タンクの上面に旋回自
在に設けられた吸引管を車輌の左もしくは右側方に旋回
させた後、その吸引管の先端をゴミ貯留容器に接続管を
介して連通されたドッキングステーションに接続するこ
とでゴミ貯留容器とゴミ収容タンクとを連通させゴミ貯
留容器内のゴミをゴミ収容タンクに吸引輸送している。
そして、吸引作業が終了し、車輌の左もしくは右側方に
旋回配置された吸引管を格納する際には、該吸引管の旋
回位置を検出するセンサにより吸引管を格納位置で旋回
停止させていた。
を開始する際において、ゴミ収容タンクの上面に旋回自
在に設けられた吸引管を車輌の左もしくは右側方に旋回
させた後、その吸引管の先端をゴミ貯留容器に接続管を
介して連通されたドッキングステーションに接続するこ
とでゴミ貯留容器とゴミ収容タンクとを連通させゴミ貯
留容器内のゴミをゴミ収容タンクに吸引輸送している。
そして、吸引作業が終了し、車輌の左もしくは右側方に
旋回配置された吸引管を格納する際には、該吸引管の旋
回位置を検出するセンサにより吸引管を格納位置で旋回
停止させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、吸引管を旋回させて格納している時にセ
ンサに異常が生じると、吸引管が格納位置に達しても旋
回が停止されずそのまま旋回を続けて反対側の車輌の側
方まで旋回してしまう虞があり、例えば道路上での作業
の場合には通行中の自動車と接触する虞があり非常に危
険であった。
来のものでは、吸引管を旋回させて格納している時にセ
ンサに異常が生じると、吸引管が格納位置に達しても旋
回が停止されずそのまま旋回を続けて反対側の車輌の側
方まで旋回してしまう虞があり、例えば道路上での作業
の場合には通行中の自動車と接触する虞があり非常に危
険であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のゴミ吸引車は、
車枠上に搭載されたゴミ収容タンクと、該ゴミ収容タン
クの上面にその基端部が垂直軸支されて旋回自在な吸引
管と、この吸引管が、ゴミ収容タンクの後壁に沿って配
置される格納域、車輌の側方に旋回させてゴミ吸引作業
を行う吸引作業域、及び格納域と吸引作業域との間に設
定された特定旋回域のいずれの旋回位置に位置するかを
検出する位置検出装置と、この位置検出装置からの信号
に基づいて前記吸引管を吸引作業域から格納域に自動格
納する制御装置を備えたゴミ吸引車において、前記制御
装置には、前記吸引管が吸引作業域から特定旋回域に至
った時に前記位置検出装置からの出力信号により作動す
る第1タイマと、前記吸引管が前記特定旋回域から格納
域に至った時に前記位置検出装置からの出力信号により
作動する第2タイマと、前記第1タイマの作動後所定時
間が経過した際、もしくは第2タイマの作動後所定時間
が経過した際に前記吸引管の旋回を停止させる停止手段
とを備えたものである。
車枠上に搭載されたゴミ収容タンクと、該ゴミ収容タン
クの上面にその基端部が垂直軸支されて旋回自在な吸引
管と、この吸引管が、ゴミ収容タンクの後壁に沿って配
置される格納域、車輌の側方に旋回させてゴミ吸引作業
を行う吸引作業域、及び格納域と吸引作業域との間に設
定された特定旋回域のいずれの旋回位置に位置するかを
検出する位置検出装置と、この位置検出装置からの信号
に基づいて前記吸引管を吸引作業域から格納域に自動格
納する制御装置を備えたゴミ吸引車において、前記制御
装置には、前記吸引管が吸引作業域から特定旋回域に至
った時に前記位置検出装置からの出力信号により作動す
る第1タイマと、前記吸引管が前記特定旋回域から格納
域に至った時に前記位置検出装置からの出力信号により
作動する第2タイマと、前記第1タイマの作動後所定時
間が経過した際、もしくは第2タイマの作動後所定時間
が経過した際に前記吸引管の旋回を停止させる停止手段
とを備えたものである。
【0005】
【作用】吸引管の格納時において、吸引管が吸引作業域
から特定旋回域に至った時に第1タイマを作動させると
ともに、吸引管が前記特定旋回域から格納域に至った時
に第2タイマを作動させ、これら第1,第2タイマの作
動後所定時間を経過した際に非常停止手段により、吸引
管の旋回を停止させることで、吸引管が旋回しすぎて車
輌の反対側の側方に突出することを防止する。
から特定旋回域に至った時に第1タイマを作動させると
ともに、吸引管が前記特定旋回域から格納域に至った時
に第2タイマを作動させ、これら第1,第2タイマの作
動後所定時間を経過した際に非常停止手段により、吸引
管の旋回を停止させることで、吸引管が旋回しすぎて車
輌の反対側の側方に突出することを防止する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0007】まず、本発明のゴミ吸引車を説明するにあ
たり、このゴミ吸引車によりゴミを吸引輸送するゴミ吸
引輸送システム全体の構成について述べる。
たり、このゴミ吸引車によりゴミを吸引輸送するゴミ吸
引輸送システム全体の構成について述べる。
【0008】図1はゴミ吸引輸送システムの概略を示す
構成図である。図1において、1は高層ビルの地下階等
に設置されたゴミ貯留容器である。このゴミ貯留容器1
の上部にはシュート2の下端部が接続されるとともに、
ゴミ貯留容器1の下部には接続管3の一端部が接続され
ている。接続管3の他端部は地上の適所に設置されたド
ッキングステーション5に延設されており、適宜なカッ
プリングによりゴミ吸引車Cのゴミ収容タンク20に設
けられた吸引管30と着脱自在になされている。
構成図である。図1において、1は高層ビルの地下階等
に設置されたゴミ貯留容器である。このゴミ貯留容器1
の上部にはシュート2の下端部が接続されるとともに、
ゴミ貯留容器1の下部には接続管3の一端部が接続され
ている。接続管3の他端部は地上の適所に設置されたド
ッキングステーション5に延設されており、適宜なカッ
プリングによりゴミ吸引車Cのゴミ収容タンク20に設
けられた吸引管30と着脱自在になされている。
【0009】なお、図中の符号V1はシュート2の下端
部に設けられた開閉弁、V2は接続管3の一端部に設け
られた開閉弁、V3はゴミ貯留容器1内に外気を導入す
る導入管4に設けられた開閉弁である。
部に設けられた開閉弁、V2は接続管3の一端部に設け
られた開閉弁、V3はゴミ貯留容器1内に外気を導入す
る導入管4に設けられた開閉弁である。
【0010】ゴミ吸引車Cは、図2に示すように、吸引
ユニット10と、この吸引ユニット10により吸引した
ゴミを収容するゴミ収容タンク20とを搭載している。
ユニット10と、この吸引ユニット10により吸引した
ゴミを収容するゴミ収容タンク20とを搭載している。
【0011】吸引ユニット10は、一端が上記ゴミ収容
タンク20に接続され他端が大気に開放された吸引通路
11と、該吸引通路11に設けられたウォータスクラバ
12と、ブロワを有し且つウォータスクラバ12よりも
大気開放側の吸引通路11に設けられた吸引装置13
と、該吸引装置13よりも大気開放側の吸引通路11に
設けられた消音器15とを備え、上記吸引装置13によ
りゴミ収容タンク20及びゴミ貯留容器1を負圧化する
ようになされている。
タンク20に接続され他端が大気に開放された吸引通路
11と、該吸引通路11に設けられたウォータスクラバ
12と、ブロワを有し且つウォータスクラバ12よりも
大気開放側の吸引通路11に設けられた吸引装置13
と、該吸引装置13よりも大気開放側の吸引通路11に
設けられた消音器15とを備え、上記吸引装置13によ
りゴミ収容タンク20及びゴミ貯留容器1を負圧化する
ようになされている。
【0012】ゴミ収容タンク20は、その後端壁が上端
縁を中心にして後方に開く開閉扉21になされ、ゴミ収
容タンク20内に前後方向に摺動自在に配設された排出
板22により該ゴミ収容タンク20に収容されたゴミを
圧縮して車輌後方に投棄するように構成されている。
縁を中心にして後方に開く開閉扉21になされ、ゴミ収
容タンク20内に前後方向に摺動自在に配設された排出
板22により該ゴミ収容タンク20に収容されたゴミを
圧縮して車輌後方に投棄するように構成されている。
【0013】前記吸引管30は、上記ゴミ収容タンク2
0の上部において該ゴミ収容タンク20に接続され且つ
鉛直軸回りに回転可能に設けられた旋回管31と、該旋
回管31に接続された可撓管32と、該可撓管32に接
続され且つ起伏可能に設けられた起伏管33と、該起伏
管33に接続された伸縮管35と、該伸縮管35に接続
された可撓管36と、該可撓管36に接続された先端部
37とからなる。尚、38は上記先端部37を支持する
ための支持部材である。
0の上部において該ゴミ収容タンク20に接続され且つ
鉛直軸回りに回転可能に設けられた旋回管31と、該旋
回管31に接続された可撓管32と、該可撓管32に接
続され且つ起伏可能に設けられた起伏管33と、該起伏
管33に接続された伸縮管35と、該伸縮管35に接続
された可撓管36と、該可撓管36に接続された先端部
37とからなる。尚、38は上記先端部37を支持する
ための支持部材である。
【0014】旋回管31の基端部には、旋回管31の旋
回位置、すなわち吸引管30の旋回位置を検出する位置
検出装置40(図3参照)が設けられている。
回位置、すなわち吸引管30の旋回位置を検出する位置
検出装置40(図3参照)が設けられている。
【0015】位置検出装置40は、図3に示すように、
旋回管31の基端部に一体に且つこの旋回中心と同軸上
に設けられたカム板41と、カム板41の外周に近接配
置された2つのセンサ42,43とから構成されてい
る。
旋回管31の基端部に一体に且つこの旋回中心と同軸上
に設けられたカム板41と、カム板41の外周に近接配
置された2つのセンサ42,43とから構成されてい
る。
【0016】カム板41は、外周部に3つの凸部41
a,41b,41cが形成され、凸部41aと凸部41
bとの間が凹部41d、凸部41bと凸部41cとの間
が凹部41eになされている。
a,41b,41cが形成され、凸部41aと凸部41
bとの間が凹部41d、凸部41bと凸部41cとの間
が凹部41eになされている。
【0017】センサ42,43は、例えば磁気センサが
用いられている。これらセンサ42,43は吸引管30
が図4に示す格納域(格納位置)Zに位置する時には凸
部41aと凸部41cとに対峙するように配置されてお
り、この状態で「H」レベルの信号を出力するようにな
されている。また、これらセンサ42,43は凸部41
bに対峙する状態においても「H」レベルの信号を出力
するとともに、これら凸部41a,41b,41cに対
峙しない状態では「L」レベルの信号を出力するように
なされている。
用いられている。これらセンサ42,43は吸引管30
が図4に示す格納域(格納位置)Zに位置する時には凸
部41aと凸部41cとに対峙するように配置されてお
り、この状態で「H」レベルの信号を出力するようにな
されている。また、これらセンサ42,43は凸部41
bに対峙する状態においても「H」レベルの信号を出力
するとともに、これら凸部41a,41b,41cに対
峙しない状態では「L」レベルの信号を出力するように
なされている。
【0018】また、吸引管30が、図4に示すような左
右の特定旋回域DL,DRに位置する場合にはセンサ4
2,43が共に「L」レベルの信号を出力し(すなわ
ち、この特定旋回域DL,DRは凹部41d,41eの
大きさにより決定されることになる。)、さらに、吸引
管30が左吸引作業域WLに位置する場合にはセンサ4
2が「H」レベルの信号、センサ43が「L」レベル信
号をそれぞれ出力し、さらに、吸引管30が左吸引作業
域WRに位置する場合にはセンサ42が「L」レベルの
信号、センサ43が「H」レベルの信号を出力している
(図5参照)。よってこのセンサ42,43の出力状態
から吸引管30の旋回位置を検出することができる。
右の特定旋回域DL,DRに位置する場合にはセンサ4
2,43が共に「L」レベルの信号を出力し(すなわ
ち、この特定旋回域DL,DRは凹部41d,41eの
大きさにより決定されることになる。)、さらに、吸引
管30が左吸引作業域WLに位置する場合にはセンサ4
2が「H」レベルの信号、センサ43が「L」レベル信
号をそれぞれ出力し、さらに、吸引管30が左吸引作業
域WRに位置する場合にはセンサ42が「L」レベルの
信号、センサ43が「H」レベルの信号を出力している
(図5参照)。よってこのセンサ42,43の出力状態
から吸引管30の旋回位置を検出することができる。
【0019】さらに、前記ゴミ吸引車Cには、適所に設
けられた図示しない操作スイッチの操作により、吸引管
30の各動作を制御するとともに、前記位置検出装置4
0からの信号に基づいて前記吸引管30を左右の吸引作
業域WL,WRから格納域Zに自動格納する制御装置
(図示省略)が設けられている。
けられた図示しない操作スイッチの操作により、吸引管
30の各動作を制御するとともに、前記位置検出装置4
0からの信号に基づいて前記吸引管30を左右の吸引作
業域WL,WRから格納域Zに自動格納する制御装置
(図示省略)が設けられている。
【0020】そして、ゴミ吸引作業を行う際には、ゴミ
吸引車Cを前記ドッキングステーション5に寄せて停車
させた後、上記旋回管31を旋回させることで吸引管3
0全体を車輌の側方に旋回させるとともに、起伏管33
の起伏動、伸縮管35の伸縮動等によって、吸引管30
の先端部37をドッキングステーション5に接続させ、
これにより前記接続管3、吸引管30を介してゴミ収容
タンク20とゴミ貯留容器1とを連通させる。そして、
開閉弁V1,V3を閉、開閉弁V2を開にした後、吸引
装置13を作動させゴミ貯留容器1、接続管3、吸引管
30、及びゴミ収容タンク20を負圧化し、その後に開
閉弁V3を開いて導入管4から外気をゴミ貯留容器1に
導入することでゴミ貯留容器1内のゴミをゴミ収容タン
ク20に吸引輸送することになる。
吸引車Cを前記ドッキングステーション5に寄せて停車
させた後、上記旋回管31を旋回させることで吸引管3
0全体を車輌の側方に旋回させるとともに、起伏管33
の起伏動、伸縮管35の伸縮動等によって、吸引管30
の先端部37をドッキングステーション5に接続させ、
これにより前記接続管3、吸引管30を介してゴミ収容
タンク20とゴミ貯留容器1とを連通させる。そして、
開閉弁V1,V3を閉、開閉弁V2を開にした後、吸引
装置13を作動させゴミ貯留容器1、接続管3、吸引管
30、及びゴミ収容タンク20を負圧化し、その後に開
閉弁V3を開いて導入管4から外気をゴミ貯留容器1に
導入することでゴミ貯留容器1内のゴミをゴミ収容タン
ク20に吸引輸送することになる。
【0021】次に、上述のようなゴミ吸引作業が行われ
た後において、本発明の主要部である吸引管30を格納
する際の制御について図6乃至図10のフローチャート
を参照して説明する。
た後において、本発明の主要部である吸引管30を格納
する際の制御について図6乃至図10のフローチャート
を参照して説明する。
【0022】まず、ステップS1で排出板22がゴミ収
容タンク20の前方に引き込まれているか否かを判断
し、引き込まれていなければステップS2で排出板22
をゴミ収容タンク20の前方に引き込む。次に、ステッ
プS3で開閉扉21が閉じられているか否かを判断し、
閉じられていなければステップS4で開閉扉21を閉じ
る。この後、ステップS5で開閉扉21がロックされた
か否かを判断し、ロックされていなければステップS6
で開閉扉21をロックする。これらの判断はリミットス
イッチ等の検出器によって行われる。
容タンク20の前方に引き込まれているか否かを判断
し、引き込まれていなければステップS2で排出板22
をゴミ収容タンク20の前方に引き込む。次に、ステッ
プS3で開閉扉21が閉じられているか否かを判断し、
閉じられていなければステップS4で開閉扉21を閉じ
る。この後、ステップS5で開閉扉21がロックされた
か否かを判断し、ロックされていなければステップS6
で開閉扉21をロックする。これらの判断はリミットス
イッチ等の検出器によって行われる。
【0023】そして、ステップS7で排出板22が引き
込まれているか、開閉扉21が閉じられているか、開閉
扉21がロックされているか再び確認し、全てOKで有
れば、ステップS8で起伏管33が上昇しているか否か
を判断し、上昇していなければステップS9で起伏管3
3を上昇させる。この後、ステップS10で伸縮管35
が伸長しているか否かを判断し、伸長していなければス
テップS11で伸縮管35を伸長させる。
込まれているか、開閉扉21が閉じられているか、開閉
扉21がロックされているか再び確認し、全てOKで有
れば、ステップS8で起伏管33が上昇しているか否か
を判断し、上昇していなければステップS9で起伏管3
3を上昇させる。この後、ステップS10で伸縮管35
が伸長しているか否かを判断し、伸長していなければス
テップS11で伸縮管35を伸長させる。
【0024】次に、ステップS12ではセンサ42,4
3の出力状態に基づいて吸引管30が左右どちら側の吸
引作業域にあるかを判断する。つまり、センサ42が
「H」、センサ43が「L」の場合には吸引管30が左
吸引作業域にあると判断するとともに、センサ42が
「L」、センサ43が「H」の場合には吸引管30が右
吸引作業域にあると判断する。また、センサ42,43
が共に「L」もしくは「H」の場合はセンサ42,43
が異常であるとみなして適宜な表示部にエラーを表示す
る。
3の出力状態に基づいて吸引管30が左右どちら側の吸
引作業域にあるかを判断する。つまり、センサ42が
「H」、センサ43が「L」の場合には吸引管30が左
吸引作業域にあると判断するとともに、センサ42が
「L」、センサ43が「H」の場合には吸引管30が右
吸引作業域にあると判断する。また、センサ42,43
が共に「L」もしくは「H」の場合はセンサ42,43
が異常であるとみなして適宜な表示部にエラーを表示す
る。
【0025】まず、センサ42が「H」、センサ43が
「L」で吸引管30が左吸引作業域にあると判断した場
合には、ステップS13で吸引管30を右旋回させ、ス
テップS14〜ステップS23を経てステップS24で
吸引管30が格納域Zか否か、すなわちセンサ42,4
3が共に「H」になったか否かを判断し、センサ42,
43が共に「H」になれば吸引管30が格納域Zに位置
すると判断してステップS37で吸引管30の旋回を停
止させる。
「L」で吸引管30が左吸引作業域にあると判断した場
合には、ステップS13で吸引管30を右旋回させ、ス
テップS14〜ステップS23を経てステップS24で
吸引管30が格納域Zか否か、すなわちセンサ42,4
3が共に「H」になったか否かを判断し、センサ42,
43が共に「H」になれば吸引管30が格納域Zに位置
すると判断してステップS37で吸引管30の旋回を停
止させる。
【0026】このように吸引管30を格納域Zで停止さ
せるとステップS38〜41で伸縮管35を縮退させる
とともに、起伏管33を下降させて吸引管30の格納を
終了する。
せるとステップS38〜41で伸縮管35を縮退させる
とともに、起伏管33を下降させて吸引管30の格納を
終了する。
【0027】ここで、この格納域Zへの吸引管30の右
旋回時において、センサ42,43のどちらかに異常が
生じた場合には前記ステップS14〜ステップS23に
より吸引管30の旋回動作を停止するようにしている。
旋回時において、センサ42,43のどちらかに異常が
生じた場合には前記ステップS14〜ステップS23に
より吸引管30の旋回動作を停止するようにしている。
【0028】詳しくは、まず、センサ42は正常でセン
サ43に異常が生じた場合には、吸引管30が格納域Z
に達してもステップS24においてセンサ42,43が
共に「H」にならず、吸引管30が引き続き旋回動作を
続け、反対側の吸引作業域(この場合は右吸引作業域)
まで旋回してしまうことになる。しかしながら、ステッ
プS14でセンサ42が「H」か「L」を判断し、吸引
管30が特定旋回域DLに至って「L」になればステッ
プS15で第1タイマをセットし、この第1タイマでセ
ットされた時間が経過する間にステップS24で吸引管
30が格納域Zに達したことを判断できなければ異常と
みなし、ステップS16でエラーを表示するとともに吸
引管30の旋回動作を強制的に停止させる。なお、第1
タイマは吸引管30が反対側の吸引作業域まで旋回しな
い時間に設定されており、このため吸引管30は車輌の
反対側に突出することなく格納域Zを越えた特定旋回域
DRで停止することになる。
サ43に異常が生じた場合には、吸引管30が格納域Z
に達してもステップS24においてセンサ42,43が
共に「H」にならず、吸引管30が引き続き旋回動作を
続け、反対側の吸引作業域(この場合は右吸引作業域)
まで旋回してしまうことになる。しかしながら、ステッ
プS14でセンサ42が「H」か「L」を判断し、吸引
管30が特定旋回域DLに至って「L」になればステッ
プS15で第1タイマをセットし、この第1タイマでセ
ットされた時間が経過する間にステップS24で吸引管
30が格納域Zに達したことを判断できなければ異常と
みなし、ステップS16でエラーを表示するとともに吸
引管30の旋回動作を強制的に停止させる。なお、第1
タイマは吸引管30が反対側の吸引作業域まで旋回しな
い時間に設定されており、このため吸引管30は車輌の
反対側に突出することなく格納域Zを越えた特定旋回域
DRで停止することになる。
【0029】また、センサ43は正常で、センサ42に
異常が生じ、「H」から「L」に変化しなくなった場合
には、ステップS19でセンサ43の「H」レベルへの
立ち上がりがあるか否かを判断し、立ち上がりがある場
合に、ステップS20でフラグF1 をセットし、ステッ
プS21でフラグF1 がセットされたか否かを判断し、
フラグF1 がセットされていればステップS22で第2
タイマをセットし、この第2タイマでセットされた時間
が経過する間にステップS24で吸引管30が格納域Z
に達したことを判断できなければ異常とみなし、ステッ
プS23でエラーを表示するとともに吸引管30の旋回
動作を強制的に停止させる。すなわち、センサ43が
「H」レベルに立ち上がれば第2タイマがセットされ、
この時間経過後に吸引管30の右旋回動作が停止される
ことになり、吸引管30が車輌の反対側に突出すること
なく格納域Zを越えた特定旋回域DRで停止することに
なる。なお、第2タイマも第1タイマ同様、吸引管30
が反対側の吸引作業域まで旋回しない時間に設定されて
いる。
異常が生じ、「H」から「L」に変化しなくなった場合
には、ステップS19でセンサ43の「H」レベルへの
立ち上がりがあるか否かを判断し、立ち上がりがある場
合に、ステップS20でフラグF1 をセットし、ステッ
プS21でフラグF1 がセットされたか否かを判断し、
フラグF1 がセットされていればステップS22で第2
タイマをセットし、この第2タイマでセットされた時間
が経過する間にステップS24で吸引管30が格納域Z
に達したことを判断できなければ異常とみなし、ステッ
プS23でエラーを表示するとともに吸引管30の旋回
動作を強制的に停止させる。すなわち、センサ43が
「H」レベルに立ち上がれば第2タイマがセットされ、
この時間経過後に吸引管30の右旋回動作が停止される
ことになり、吸引管30が車輌の反対側に突出すること
なく格納域Zを越えた特定旋回域DRで停止することに
なる。なお、第2タイマも第1タイマ同様、吸引管30
が反対側の吸引作業域まで旋回しない時間に設定されて
いる。
【0030】また、ステップS12において、センサ4
2が「L」、センサ43が「H」で吸引管30が右吸引
作業域にある場合にも、ステップS25で吸引管30を
左旋回させ、センサ42,43に異常が生じた場合には
ステップS26〜ステップS35で上述と略同様な処理
が行なわれる。すなわち、センサ42に異常が生じた場
合には第1タイマの作動により吸引管30の左旋回動作
を強制的に停止させるとともに、センサ43に異常が生
じた場合には第2タイマの作動により吸引管30の旋回
動作を強制的に停止させる。
2が「L」、センサ43が「H」で吸引管30が右吸引
作業域にある場合にも、ステップS25で吸引管30を
左旋回させ、センサ42,43に異常が生じた場合には
ステップS26〜ステップS35で上述と略同様な処理
が行なわれる。すなわち、センサ42に異常が生じた場
合には第1タイマの作動により吸引管30の左旋回動作
を強制的に停止させるとともに、センサ43に異常が生
じた場合には第2タイマの作動により吸引管30の旋回
動作を強制的に停止させる。
【0031】つまり、上述したステップS14〜S2
3、ステップS26〜S35が第1タイマの作動後所定
時間が経過した際、もしくは第2タイマの作動後所定時
間が経過した際に吸引管30の旋回を停止させる停止手
段を構成する。
3、ステップS26〜S35が第1タイマの作動後所定
時間が経過した際、もしくは第2タイマの作動後所定時
間が経過した際に吸引管30の旋回を停止させる停止手
段を構成する。
【0032】このように吸引管30を格納制御すること
で、センサ42,43に異常が生じても吸引管30が反
対側の車輌の側方まで旋回してしまう危険がなく安全で
ある。
で、センサ42,43に異常が生じても吸引管30が反
対側の車輌の側方まで旋回してしまう危険がなく安全で
ある。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、吸
引管の格納時において、位置検出装置に異常が生じても
吸引管が反対側の車輌の側方まで旋回してしまう危険が
なく、例えば道路上での作業の場合に、通行中の自動車
との接触事故を防止することができる。
引管の格納時において、位置検出装置に異常が生じても
吸引管が反対側の車輌の側方まで旋回してしまう危険が
なく、例えば道路上での作業の場合に、通行中の自動車
との接触事故を防止することができる。
【図1】本発明のゴミ吸引車を利用したゴミ吸引輸送シ
ステムの概略を示す構成図である。
ステムの概略を示す構成図である。
【図2】ゴミ吸引車の構成を示す側面図である。
【図3】位置検出装置を示す平面図である。
【図4】吸引管の各旋回域を示す平面図である。
【図5】位置検出装置の出力信号を示す出力信号図であ
る。
る。
【図6】吸引管を格納する際の制御を説明するフローチ
ャート図である。
ャート図である。
【図7】吸引管を格納する際の制御を説明するフローチ
ャート図である。
ャート図である。
【図8】吸引管を格納する際の制御を説明するフローチ
ャート図である。
ャート図である。
【図9】吸引管を格納する際の制御を説明するフローチ
ャート図である。
ャート図である。
【図10】吸引管を格納する際の制御を説明するフロー
チャート図である。
チャート図である。
20 ゴミ収容タンク 30 吸引管 40 位置検出装置 C ゴミ吸引車 DL,DR 特定旋回域 WL 左吸引作業域 WR 右吸引作業域 Z 格納域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江頭 克博 兵庫県西宮市田近野町6−107 新明和 工業株式会社 開発技術本部内 (72)発明者 岡本 浩一 兵庫県西宮市田近野町6−107 新明和 工業株式会社 開発技術本部内 (56)参考文献 特開 平2−89701(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 車枠上に搭載されたゴミ収容タンクと、
該ゴミ収容タンクの上面にその基端部が垂直軸支されて
旋回自在な吸引管と、この吸引管が、ゴミ収容タンクの
後壁に沿って配置される格納域、車輌の側方に旋回させ
てゴミ吸引作業を行う吸引作業域、及び格納域と吸引作
業域との間に設定された特定旋回域のいずれの旋回位置
に位置するかを検出する位置検出装置と、この位置検出
装置からの信号に基づいて前記吸引管を吸引作業域から
格納域に自動格納する制御装置を備えたゴミ吸引車にお
いて、前記制御装置には、前記吸引管が吸引作業域から
特定旋回域に至った時に前記位置検出装置からの出力信
号により作動する第1タイマと、前記吸引管が前記特定
旋回域から格納域に至った時に前記位置検出装置からの
出力信号により作動する第2タイマと、前記第1タイマ
の作動後所定時間が経過した際、もしくは第2タイマの
作動後所定時間が経過した際に前記吸引管の旋回を停止
させる停止手段とを備えたことを特徴とするゴミ吸引
車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3044420A JP2533242B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | ゴミ吸引車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3044420A JP2533242B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | ゴミ吸引車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04260501A JPH04260501A (ja) | 1992-09-16 |
JP2533242B2 true JP2533242B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=12691002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3044420A Expired - Fee Related JP2533242B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | ゴミ吸引車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2533242B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-15 JP JP3044420A patent/JP2533242B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04260501A (ja) | 1992-09-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |