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JP2530758B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JP2530758B2
JP2530758B2 JP3067977A JP6797791A JP2530758B2 JP 2530758 B2 JP2530758 B2 JP 2530758B2 JP 3067977 A JP3067977 A JP 3067977A JP 6797791 A JP6797791 A JP 6797791A JP 2530758 B2 JP2530758 B2 JP 2530758B2
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JP
Japan
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hair
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integer
weight
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JP3067977A
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和司 山本
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Sunstar Inc
Original Assignee
Sunstar Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は毛髪に対して優れたクシ
通り性および、なめらかな感触を付与し、また熱やブラ
ッシングなどから毛髪を保護する毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術および課題】従来より、髪につやと弾力を
与え、あるいは傷んだ髪の手入れを行うため、ヘアート
リートメント、ヘアリンスなどの様々な毛髪化粧料が用
いられている。例えば、毛髪に光沢や滑らかさをあたえ
るためには、シリコーンオイル、高級アルコール、流動
パラフィン、エステル油などの油分を配合した毛髪化粧
料が用いられている。また、毛髪に柔軟性や帯電防止効
果を与えるためには、カチオン性界面活性剤やカチオン
性高分子化合物を配合した毛髪化粧料が用いられてい
る。さらに、ドライヤーの熱などから毛髪を保護するた
めには水溶性高分子化合物を配合した毛髪化粧料なども
ある。
【0003】しかしながら、油分を配合した毛髪化粧料
はベタつきなど、毛髪に適用した場合に異物感を与える
欠点があり、また、それ自体粘着性を有しているため、
クシ通りやブラッシングに対する物理的抵抗値も大きく
なる。また、カチオン性界面活性剤、カチオン性高分子
化合物を配合した毛髪化粧料は毛髪表面の負に帯電した
部分にのみ電気的に吸着するものであって吸着力が不充
分で、均一性にも劣り、またクシ通りも良好ではない。
さらに、水溶性高分子を配合した毛髪化粧料はそれ自体
の粘着性、接着性が大きく処理後の毛髪がゴワゴワとし
て異物感があり、クシ通りが悪いなどの欠点を有する。
これらの欠点を解消するために、近年、シリコーンガム
を用いたヘアケア製品が提案されているが(特開昭63
−313714号および特開平1−168609号)、
塗布時の伸びの悪さや仕上がりのしっとり感のなさなど
の欠点を有する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (i)式[I]:
【化4】 [式中、R1およびR2はメチル基または水酸基;n1
4,000〜9,000の整数を意味する]で示されるジ
メチルシリコーンガム0.01〜10重量%、および (ii)平均分子量10,000以上のポリエチレングリ
コール0.1〜20重量%を含むことを特徴とする毛髪
化粧料を提供するもので、該毛髪化粧料は、さらに、式
[II]:
【化5】 [式中、lは0または1で、mはl+m=1となる整数;
2は1,000〜2,000の整数を意味する]もしく
は、式[III]:
【化6】 [式中、n3およびn4は500〜4,000の整数を意
味する]で示される陽イオン性高分子を含んでいてもよ
い。
【0005】本発明の毛髪処理剤に用いる式[I]で示さ
れるジメチルシリコーンガムにおけるR1およびR2とし
てはメチルが好ましく、n1としては5,500〜9,0
00が好ましい。かかるシリコーンガムの代表的なもの
としては、例えば、東芝シリコーンTSE−200、T
SE−200Aなどが挙げられ、単独でも2種以上を併
用してもよく、毛髪処理剤全量に対して0.01〜10
重量%、好ましくは0.5〜2.0重量%配合する。配合
量がこれより少ないと、毛髪へのクシ通り性およびなめ
らかな感触の付与が充分ではない。一方、この範囲を越
えると、ジメチルシリコーンガム自体の粘性により使用
感を悪化させる。
【0006】(ii)のポリエチレングリコールとしては
平均分子量が10,000以上のもの、好ましくは10,
000〜100,000のものが挙げられ、毛髪処理剤
全量に対して0.1〜20重量%、好ましくは1.0〜1
0.0重量%配合する。配合量がこれより少ないと、塗
布時の伸びが悪く、仕上がりのしっとり感に欠ける。一
方、この範囲を越えると、ジメチルシリコーンガムの性
能を阻害することとなり、クシ通りが悪くなる。また、
平均分子量10,000より低いものは塗布時の伸びが
悪く、仕上がりのしっとり感に欠ける。本発明において
は、仕上がりのしっとり感や、しなやかさをさらに向上
させるため、好ましくは、さらに式[II]および、式
[III]で示される陽イオン性高分子の少なくとも1種
を配合する。式[II]および[III]で示される陽イオ
ン性高分子におけるn2としては1,250〜1,75
0、n3としては1,500〜2,500、n4としては
1,500〜2,500が好ましく、lは0、mは1が好
ましい。かかる陽イオン高分子の代表的なものとして
は、例えば、マーコート100(米国メルク社)やマーコ
ート550(米国メルク社)などが挙げられ、単独でも2
種以上を併用してもよく、毛髪処理剤全量に対して 0.
01〜5.0重量%、好ましくは0.05〜2.0重量%
配合する。配合量がこれより少ないと仕上がりのしっと
り感やしなやかさに欠ける。一方、この範囲を越える
と、べたついた感触を与える。
【0007】本発明の毛髪化粧料は常法により、所望の
成分を混合、乳化することにより製造することができ、
乳液、ブロー剤、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘ
アムースなどの形態とすることができる。また、要すれ
ば、本発明の毛髪化粧料には、その性能を損なわない範
囲でさらに環状シリコン、トリグリセライド、エステル
油、ワックス類等の油成分、着色料、香料、リン酸、ク
エン酸等のpH調整剤、ピロリドンカルボン酸塩、乳酸
等の保湿剤、水、エタノール等の溶剤、カチオン活性剤
のごとき帯電防止剤、紫外線吸収剤などを配合すること
ができる。
【0008】
【実施例】つぎに、実施例および比較例を挙げて本発明
をさらに詳しく説明する。なお、実施例、比較例中の配
合量はいずれも重量%を意味する。 実施例1〜4および比較例1〜5 第1表に示す成分を常法にて混合、撹拌し乳液状のヘア
リンスを得た。これらを用いて次の項目について評価し
た。結果を第1表に示す。
【0009】(評価方法) 試験サンプルの評価はつぎの方法で行った。塗布時の伸
び: 専門パネラー(20代女性)5名の実使用による官能評
価 ○:塗布時の伸びが良い。 ×:塗布時の伸びが悪い。 仕上がり時のフィーリング: 専門パネラー(20代女性)5名の実使用による官能評
価 ◎:仕上がり時のしっとり感が良好でしなやかな感触を
与える。 ○:仕上がり時のしっとり感が良好。 ×:仕上がり時のフィーリングが悪い。 乾燥後のクシ通り抵抗: 各試験処理剤にて処理し乾燥した毛髪2gをレオメータ
ー(不動工業(株)製)に取り付け、クシを通したとき
のレオメーターにかかった最大の力を測定し、次式に基
づいて値を求めた。 クシ通り抵抗(%)=(処理後/処理前)×100 切毛本数:コーミング7,200回後の切毛本数(約2g
の毛束、未処理毛119本) 総合評価:○:塗布時の伸びが良く、仕上がり時のクシ
通りやフィーリングが良好。 ×:塗布時の伸びが悪い、またはクシ通り性不良、また
は仕上がり時のフィーリングが悪い。
【表1】
【0010】 実施例5(ブロー剤) 成分 配合量 (成分A) ポリエチレングリコール(MW:20,000) 1.0 POE(5)オレイルエーテル 0.5 POE(2)ステアレート 0.2 ジメチルシリコーンガム(TSE200A) 0.8 POE(1)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 0.1 環状シリコーン(5量体) 8.0 (成分B) 水 残量 (成分C) 95%エタノール 20.0 (成分D) 香料 0.1 60℃に加熱した成分A中に、60℃に加熱した成分B
を加え撹拌混合した。ついで、冷却しながら成分Cおよ
びDを加えた。なお、予め、界面活性剤と水溶性多価ア
ルコールとの混合物を調整し、ついで油相を加える方法
を採用してもよい。
【0011】 実施例6(乳液タイプ) 成分 配合量 (成分A) 1,3−ブチレングリコール 1.8 POE(5)セチルエーテル 1.2 ジメチルシリコーンガム(TSE200) 1.0 ジメチルシリコーンオイル(20cs) 19.0 (成分B) カーボポール941 0.3 ポリエチレングリコール(MW:100,000) 2.0 水 残量 マーコート100 0.2 (成分C) トリエタノールアミン 0.3 水 2.7 (成分D) 香料 0.1 成分Bを混合して80℃に保った。別に成分Aを混合し
て70℃に保持し、前記成分Bに加え、撹拌して均一化
した後、冷却しながら成分Cおよび成分Dを加えてヘア
ミルクを製造した。
【0012】 実施例7(ヘアトリートメント) 成分 配合量 (成分A) 塩化ジメチルベンジルアンモニウム 3.0 ジメチルシリコーンガム(TSE200) 1.5 ジメチルシリコーンオイル(10cs) 10.0 ラノリン 1.0 スクワラン 2.0 自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 3.0 エチレングリコールモノステアレート 5.0 セチルアルコール 0.5 (成分B) プロピレングリコール 5.0 ポリエチレングリコール(MW:2,000,000) 5.0 ヒアルロン酸ナトリウム 0.001 マーコート550 1.0 防腐剤 微量 水 残量 (成分C) 香料 微量 成分Bを混合して75℃に保ち、これに別個に成分Aを
混合して75℃に保ったものを加えた。撹拌し冷却しな
がら成分Cを添加してヘアートリートメントを製造し
た。
【0013】 実施例8(ヘアムース) 成分 配合量 (成分A) ポリエチレングリコール(MW:20,000) 1.0 ポリオキシエチレン(5)オレイルエーテル 1.0 ジメチルシリコーンガム(TSE200A) 0.3 ジメチルシリコーンオイル(100cs) 4.0 (成分B) ハマメリス抽出液 0.01 ポリビニルピロリドン 0.8 水 残量 (成分C) 95%エタノール 10.0 香料 0.1 60℃に加熱した成分Aに、60℃に加熱した成分Bを
加え撹拌、混合した。ついで、冷却しながら成分Cを加
えて原液を調製した。この原液90部と噴射剤10部を
エアゾル容器に充填して、ヘアムースを製造した。
【0014】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料は、毛髪に対して優
れたクシ通り性となめらかな感触を付与し、熱やブラッ
シングなどから髪を保護する。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)式[I]: 【化1】 [式中、R1およびR2はメチル基または水酸基;n1
    4,000〜9,000の整数を意味する]で示されるジ
    メチルシリコーンガム0.01〜10重量%、および (ii)平均分子量10,000以上のポリエチレングリ
    コール0.1〜20重量%を含むことを特徴とする毛髪化
    粧料。
  2. 【請求項2】 さらに式[II]: 【化2】 [式中、lは0または1で、mはl+m=1となる整数;
    2は1,000〜2,000の整数を意味する]もしく
    は、式[III]: 【化3】 [式中、n3およびn4は500〜4,000の整数を意
    味する]で示される陽イオン性高分子を含む請求項1記
    載の毛髪化粧料。
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