JP2530749Y2 - パネル接合構造 - Google Patents
パネル接合構造Info
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Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パネル接合構造に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】車両において、パネルとこのパネルを支
持する支持部材とを接合するパネル接合構造、例えば、
鉄板製のフロアパネルとサイドシルとを接合する構造に
は、図4に示すように、サイドシル1に接合用のブラケ
ット2を設け、ブラケット2を介してフロアパネル3を
サイドシル1に溶接する接合構造が知られている。
持する支持部材とを接合するパネル接合構造、例えば、
鉄板製のフロアパネルとサイドシルとを接合する構造に
は、図4に示すように、サイドシル1に接合用のブラケ
ット2を設け、ブラケット2を介してフロアパネル3を
サイドシル1に溶接する接合構造が知られている。
【0003】また、車体の軽量化のため、例えば、フロ
アパネルにアルミニウムや繊維強化プラスチック(FR
P)等の合成樹脂を使用した場合には、溶接による接合
ができないことから、図5に示すように、サイドシル1
に設けたブラケット2に塗布ガン等から接着剤4を塗布
した後、この上にフロアパネル3を載せ、接着剤4の厚
さが一定となるように、接合部となるブラケット2上を
均一に押圧して接着する構造がある。
アパネルにアルミニウムや繊維強化プラスチック(FR
P)等の合成樹脂を使用した場合には、溶接による接合
ができないことから、図5に示すように、サイドシル1
に設けたブラケット2に塗布ガン等から接着剤4を塗布
した後、この上にフロアパネル3を載せ、接着剤4の厚
さが一定となるように、接合部となるブラケット2上を
均一に押圧して接着する構造がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、接着剤を用
いてパネルを支持部材に接合する構造においては、接着
剤が接着に必要な性能を発揮するには厚過ぎても、また
薄過ぎても良くなく、用いる接着剤の素材毎に適切な厚
さを必要とする。しかし、上記接合構造においては、接
着部に塗布した接着剤を接着部に沿って均一、且つ、所
定の厚さに維持することが難しく、作業者の接合技術に
おける熟練度に左右されていた。このため、パネルと支
持部材とを接合した場合に、部分的に厚い部分や薄い部
分が生じ、接合部における接着力にバラつきが発生して
しまうという問題があった。
いてパネルを支持部材に接合する構造においては、接着
剤が接着に必要な性能を発揮するには厚過ぎても、また
薄過ぎても良くなく、用いる接着剤の素材毎に適切な厚
さを必要とする。しかし、上記接合構造においては、接
着部に塗布した接着剤を接着部に沿って均一、且つ、所
定の厚さに維持することが難しく、作業者の接合技術に
おける熟練度に左右されていた。このため、パネルと支
持部材とを接合した場合に、部分的に厚い部分や薄い部
分が生じ、接合部における接着力にバラつきが発生して
しまうという問題があった。
【0005】本考案は上記の点に鑑みてなされたもの
で、接着剤を所定厚さで均一に塗布することが可能なパ
ネル接合構造を提供することを目的とする。
で、接着剤を所定厚さで均一に塗布することが可能なパ
ネル接合構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案によれば、パネルと該パネルを支持する支持部材
とを、当該両部材の接合部に塗布した接着剤により接合
するパネル接合構造において、前記両接合部に、フラン
ジ間をウェブで連結した断面H形で、前記ウェブに複数
の開口を設けた弾性部材を、前記フランジの端部を前記
パネルと支持部材とに当接させて介装し、前記両フラン
ジとウェブとに囲まれた空間内の接着剤によって前記パ
ネルと支持部材とを接合するパネル接合構造としたもの
である。
本考案によれば、パネルと該パネルを支持する支持部材
とを、当該両部材の接合部に塗布した接着剤により接合
するパネル接合構造において、前記両接合部に、フラン
ジ間をウェブで連結した断面H形で、前記ウェブに複数
の開口を設けた弾性部材を、前記フランジの端部を前記
パネルと支持部材とに当接させて介装し、前記両フラン
ジとウェブとに囲まれた空間内の接着剤によって前記パ
ネルと支持部材とを接合するパネル接合構造としたもの
である。
【0007】弾性部材の素材としては、エチレンプロピ
レンゴム(EPDM)やニトリルゴム(NBR)等の弾
性を有する合成樹脂を用いる。また、接着剤としては、
エポキシ系、ウレタン系あるいはアクリル系のものを使
用する。また、接着剤の素材に応じて、接着剤が適切な
厚さとなるように、パネルと支持部材との間に配置する
弾性部材の厚みを定める。
レンゴム(EPDM)やニトリルゴム(NBR)等の弾
性を有する合成樹脂を用いる。また、接着剤としては、
エポキシ系、ウレタン系あるいはアクリル系のものを使
用する。また、接着剤の素材に応じて、接着剤が適切な
厚さとなるように、パネルと支持部材との間に配置する
弾性部材の厚みを定める。
【0008】
【作用】弾性部材は、パネルと支持部材とを接合して組
立てる際に、両部材間を所定距離に保って、接着剤の厚
さを素材に対応した所定の均一の厚さに維持する。ま
た、パネルと支持部材とを接合した後は、弾性部材と接
着剤とが遮断層となり、パネルと支持部材との間の振動
や音の伝達を防止する。
立てる際に、両部材間を所定距離に保って、接着剤の厚
さを素材に対応した所定の均一の厚さに維持する。ま
た、パネルと支持部材とを接合した後は、弾性部材と接
着剤とが遮断層となり、パネルと支持部材との間の振動
や音の伝達を防止する。
【0009】
【実施例】以下、本考案のパネル接合構造を、車両のサ
イドシルとフロアパネルとの接合に適用した一実施例を
図1乃至図3に基づいて詳細に説明する。図1は、本考
案の第1の実施例にかかるサイドシル10とフロアパネ
ル11との接合構造を示し、サイドシル10とフロアパ
ネル11は、これらの間にエッジゴム12を介装して接
着剤13により接着されている。
イドシルとフロアパネルとの接合に適用した一実施例を
図1乃至図3に基づいて詳細に説明する。図1は、本考
案の第1の実施例にかかるサイドシル10とフロアパネ
ル11との接合構造を示し、サイドシル10とフロアパ
ネル11は、これらの間にエッジゴム12を介装して接
着剤13により接着されている。
【0010】サイドシル10は、鉄板製の半割プレート
10a,10aを、例えば、スポット溶接により接合し
たもので、車体中央側の側面にはフロアパネル11を接
合する接合部となるブラケット10bが取付けられてい
る。フロアパネル11は、例えば、FRPを所定形状に
成形した板材で、端縁部11aでサイドシル10と接合
される。
10a,10aを、例えば、スポット溶接により接合し
たもので、車体中央側の側面にはフロアパネル11を接
合する接合部となるブラケット10bが取付けられてい
る。フロアパネル11は、例えば、FRPを所定形状に
成形した板材で、端縁部11aでサイドシル10と接合
される。
【0011】エッジゴム12は、図2に示すように、フ
ランジ12a,12a間をウェブ12bで連結した断面
H形のエチレンプロピレンゴム(EPDM)の弾性体か
らなる部材で、ウェブ12bには複数の開口12cが設
けられている。以上のように構成される本考案のパネル
接合構造は、以下のようにして組立てられる。
ランジ12a,12a間をウェブ12bで連結した断面
H形のエチレンプロピレンゴム(EPDM)の弾性体か
らなる部材で、ウェブ12bには複数の開口12cが設
けられている。以上のように構成される本考案のパネル
接合構造は、以下のようにして組立てられる。
【0012】先ず、サイドシル10のブラケット10b
に、ウェブ12bが並行するようにエッジゴム12を載
置する。次いで、エッジゴム12のウェブ12b上にエ
ポキシ系の接着剤13を塗布ガン等によって押し出す。
次に、上方からフロアパネル11を被せ、エッジゴム1
2上に端縁部11aを載置する。すると、接着剤13
は、ウェブ12bに設けた複数の開口12cからウェブ
12bの下面側へ流れ込み、ウェブ12bの上面側と下
面側の接着剤13によりサイドシル10とフロアパネル
11とが隙間なく確実に接着される。
に、ウェブ12bが並行するようにエッジゴム12を載
置する。次いで、エッジゴム12のウェブ12b上にエ
ポキシ系の接着剤13を塗布ガン等によって押し出す。
次に、上方からフロアパネル11を被せ、エッジゴム1
2上に端縁部11aを載置する。すると、接着剤13
は、ウェブ12bに設けた複数の開口12cからウェブ
12bの下面側へ流れ込み、ウェブ12bの上面側と下
面側の接着剤13によりサイドシル10とフロアパネル
11とが隙間なく確実に接着される。
【0013】このサイドシル10とフロアパネル11と
の接合作業に際し、エッジゴム12は、各フランジ12
aがブラケット10bとフロアパネル11の端縁部11
aとの間に挟まれて、ブラケット10bと端縁部11a
との距離を一定に保持し、塗布すべき接着剤13の厚さ
を一定に保つスペーサとして機能する。また、エッジゴ
ム12は、ブラケット10b及びフロアパネル11の端
縁部11aとによって囲まれた空間を閉鎖し、接着剤1
3の流出を防止するダムとして機能する。
の接合作業に際し、エッジゴム12は、各フランジ12
aがブラケット10bとフロアパネル11の端縁部11
aとの間に挟まれて、ブラケット10bと端縁部11a
との距離を一定に保持し、塗布すべき接着剤13の厚さ
を一定に保つスペーサとして機能する。また、エッジゴ
ム12は、ブラケット10b及びフロアパネル11の端
縁部11aとによって囲まれた空間を閉鎖し、接着剤1
3の流出を防止するダムとして機能する。
【0014】このため、サイドシル10とフロアパネル
11とを接合する際の接着剤13の厚さを、作業者の技
術に関係なく常に一定に保持することができ、接合作業
が極めて簡単になるうえ、接合部に沿った接着力を均一
に保つことができる。しかる後、接着剤13を十分硬化
させることにより、フロアパネル11がサイドシル10
に接合される。このようなパネル接合構造とすると、組
立て後、サイドシル10とフロアパネル11との間に
は、エッジゴム12と接着剤13からなる遮断層が形成
されたと同様の状態となる。このため、本考案のパネル
接合構造においては、パネルと支持部材、即ち、サイド
シル10とフロアパネル11との間での振動や音の伝達
が防止され、振動や音の遮断や減衰効果が向上する。
11とを接合する際の接着剤13の厚さを、作業者の技
術に関係なく常に一定に保持することができ、接合作業
が極めて簡単になるうえ、接合部に沿った接着力を均一
に保つことができる。しかる後、接着剤13を十分硬化
させることにより、フロアパネル11がサイドシル10
に接合される。このようなパネル接合構造とすると、組
立て後、サイドシル10とフロアパネル11との間に
は、エッジゴム12と接着剤13からなる遮断層が形成
されたと同様の状態となる。このため、本考案のパネル
接合構造においては、パネルと支持部材、即ち、サイド
シル10とフロアパネル11との間での振動や音の伝達
が防止され、振動や音の遮断や減衰効果が向上する。
【0015】次に、本考案の第2の実施例を図3を参照
しながら、以下に説明する。尚、上記実施例と共通する
構成部材については図中同一の符号を付して説明する。
本実施例は、サイドシル10とフロアパネル11とを接
合方向が90度異なる2個のエッジゴム12を介装して
接合するものである。即ち、本実施例においては、フロ
アパネル11は、端縁部が90度折り曲げられて接合部
11bが形成され、ブラケット10bとフロアパネル1
1との間、サイドシルと接合部11bとの間に夫々エッ
ジゴム12を介装して、接着剤13でサイドシル10に
接合される。
しながら、以下に説明する。尚、上記実施例と共通する
構成部材については図中同一の符号を付して説明する。
本実施例は、サイドシル10とフロアパネル11とを接
合方向が90度異なる2個のエッジゴム12を介装して
接合するものである。即ち、本実施例においては、フロ
アパネル11は、端縁部が90度折り曲げられて接合部
11bが形成され、ブラケット10bとフロアパネル1
1との間、サイドシルと接合部11bとの間に夫々エッ
ジゴム12を介装して、接着剤13でサイドシル10に
接合される。
【0016】このように、2個のエッジゴム12の配置
を変えることで接合方向を90度異ならせ、サイドシル
10とフロアパネル11とを接合すると、フロアパネル
11の板面に直交する剥離方向における接合強度を高め
ることができる。これは、接着剤13によるサイドシル
10とフロアパネル11との接合強度は、通常、フロア
パネル11の板面に沿った剪断方向に強く、剥離方向に
弱い。このため、2個のエッジゴム12の配置を90度
変えて接合方向を90度異ならせると、サイドシル10
とフロアパネル11との接合部においては、各エッジゴ
ム12の剥離方向と剪断方向が90度異なることにな
る。従って、かかる接合構造にすると、一方のエッジゴ
ム12の剥離方向における接合強度が、他方のエッジゴ
ム12の剪断方向の接合強度によって補強されることに
なる。
を変えることで接合方向を90度異ならせ、サイドシル
10とフロアパネル11とを接合すると、フロアパネル
11の板面に直交する剥離方向における接合強度を高め
ることができる。これは、接着剤13によるサイドシル
10とフロアパネル11との接合強度は、通常、フロア
パネル11の板面に沿った剪断方向に強く、剥離方向に
弱い。このため、2個のエッジゴム12の配置を90度
変えて接合方向を90度異ならせると、サイドシル10
とフロアパネル11との接合部においては、各エッジゴ
ム12の剥離方向と剪断方向が90度異なることにな
る。従って、かかる接合構造にすると、一方のエッジゴ
ム12の剥離方向における接合強度が、他方のエッジゴ
ム12の剪断方向の接合強度によって補強されることに
なる。
【0017】尚、上記各実施例においてはフロアパネル
とサイドシルとを接合する場合について説明したが、車
両においてパネルとこのパネルを支持する支持部材とを
接合するものであれば、上記実施例のフロアパネルとサ
イドシルとの接合に限定されるものではないことは言う
までもない。
とサイドシルとを接合する場合について説明したが、車
両においてパネルとこのパネルを支持する支持部材とを
接合するものであれば、上記実施例のフロアパネルとサ
イドシルとの接合に限定されるものではないことは言う
までもない。
【0018】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案の
パネル接合構造は、パネルと支持部材との接合部に、フ
ランジ間をウェブで連結した断面H形で、前記ウェブに
複数の開口を設けた弾性部材を、前記フランジの端部を
前記パネルと支持部材とに当接させて介装し、前記両フ
ランジとウェブとに囲まれた空間内の接着剤によって前
記パネルと支持部材とを接合するので、組立て時には弾
性部材がスペーサとして機能し、接着剤の厚さが所定の
均一な厚さに維持される。また、パネルと支持部材とを
接合した後は、弾性部材と接着剤とが振動や音を遮断す
る遮断層となり、振動等の遮断あるいは減衰効果が向上
する。
パネル接合構造は、パネルと支持部材との接合部に、フ
ランジ間をウェブで連結した断面H形で、前記ウェブに
複数の開口を設けた弾性部材を、前記フランジの端部を
前記パネルと支持部材とに当接させて介装し、前記両フ
ランジとウェブとに囲まれた空間内の接着剤によって前
記パネルと支持部材とを接合するので、組立て時には弾
性部材がスペーサとして機能し、接着剤の厚さが所定の
均一な厚さに維持される。また、パネルと支持部材とを
接合した後は、弾性部材と接着剤とが振動や音を遮断す
る遮断層となり、振動等の遮断あるいは減衰効果が向上
する。
【図1】本考案の第1の実施例を示すもので、フロアパ
ネルとサイドシルとの接合構造の左半を示す断面正面図
である。
ネルとサイドシルとの接合構造の左半を示す断面正面図
である。
【図2】図1の接合構造に用いる弾性部材を示す斜視図
である。
である。
【図3】本考案の第2の実施例を示すもので、接合方向
が異なる2個の弾性部材を介装してフロアパネルとサイ
ドシルとを接合する接合構造の左半を示す断面正面図で
ある。
が異なる2個の弾性部材を介装してフロアパネルとサイ
ドシルとを接合する接合構造の左半を示す断面正面図で
ある。
【図4】従来のパネル接合構造を示すもので、フロアパ
ネルとサイドシルとを溶接によって接合する接合構造の
左半を示す断面正面図である。
ネルとサイドシルとを溶接によって接合する接合構造の
左半を示す断面正面図である。
【図5】従来のパネル接合構造において、フロアパネル
とサイドシルとを接着剤で接合する接合構造の左半を示
す断面正面図である。
とサイドシルとを接着剤で接合する接合構造の左半を示
す断面正面図である。
10 サイドシル(支持部材) 10b ブラケット(接合部) 11 フロアパネル 11a 端縁部(接合部) 12 エッジゴム(弾性部材) 12b ウェブ 12c 開口 13 接着剤
Claims (1)
- 【請求項1】 パネルと該パネルを支持する支持部材と
を、当該両部材の接合部に塗布した接着剤により接合す
るパネル接合構造において、前記両接合部に、フランジ
間をウェブで連結した断面H形で、前記ウェブに複数の
開口を設けた弾性部材を、前記フランジの端部を前記パ
ネルと支持部材とに当接させて介装し、前記両フランジ
とウェブとに囲まれた空間内の接着剤によって前記パネ
ルと支持部材とを接合することを特徴とするパネル接合
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP148191U JP2530749Y2 (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | パネル接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP148191U JP2530749Y2 (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | パネル接合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0499175U JPH0499175U (ja) | 1992-08-27 |
JP2530749Y2 true JP2530749Y2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=31728858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP148191U Expired - Lifetime JP2530749Y2 (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | パネル接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2530749Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2024069728A (ja) * | 2021-01-26 | 2024-05-22 | 帝人株式会社 | 車両構造体 |
-
1991
- 1991-01-22 JP JP148191U patent/JP2530749Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0499175U (ja) | 1992-08-27 |
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