JP2530192Y2 - 修繕用溶着継手 - Google Patents
修繕用溶着継手Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、合成樹脂製のガス管や
水道管等の破損部を修繕するときに用いる修繕用溶着継
手に関する。
水道管等の破損部を修繕するときに用いる修繕用溶着継
手に関する。
【0002】合成樹脂管が破損した場合、その破損部を
修繕する方法としては、例えば合成樹脂管を破損部の両
側位置でスクイズオフし、そのスクイズオフの状態で破
損部を切除し、その切除部に継手を介して新しい合成樹
脂管を接続した後、スクイズオンして合成樹脂管を元に
戻すという方法である。
修繕する方法としては、例えば合成樹脂管を破損部の両
側位置でスクイズオフし、そのスクイズオフの状態で破
損部を切除し、その切除部に継手を介して新しい合成樹
脂管を接続した後、スクイズオンして合成樹脂管を元に
戻すという方法である。
【0003】ところで、合成樹脂管をガス管として使用
している場合に上述のような方法で破損部を修繕する
と、新しい合成樹脂管内の空気がガスに混入することに
なる。このように新しい合成樹脂管内の空気を取り込ん
でしまうことがトラブルの原因にならないよう、新しい
合成樹脂管の接続後にその合成樹脂管内の空気を抜き取
る必要がある。従来、この空気を抜き取る手段として
は、新しい合成樹脂管を接続する際、継手の一方に空気
抜き機構を持った金属継手を用い、新しい合成樹脂管を
接続した後、空気抜き機構によって空気を抜き取るとい
った手段が知られている。尚、合成樹脂による溶着継手
で、空気抜き機構を持ったものは、従来には見当らな
い。
している場合に上述のような方法で破損部を修繕する
と、新しい合成樹脂管内の空気がガスに混入することに
なる。このように新しい合成樹脂管内の空気を取り込ん
でしまうことがトラブルの原因にならないよう、新しい
合成樹脂管の接続後にその合成樹脂管内の空気を抜き取
る必要がある。従来、この空気を抜き取る手段として
は、新しい合成樹脂管を接続する際、継手の一方に空気
抜き機構を持った金属継手を用い、新しい合成樹脂管を
接続した後、空気抜き機構によって空気を抜き取るとい
った手段が知られている。尚、合成樹脂による溶着継手
で、空気抜き機構を持ったものは、従来には見当らな
い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ような空気抜き機構を持った金属継手では、その使用に
際し、合成樹脂管を接続するための治工具とは異なった
ボルト等の接続治具が必要になるため、作業に支障をき
たすことがあった。また、金属継手は電食や腐食等が発
生しやすいという問題もあった。本考案は、上記の問題
点に着目し、合成樹脂管の破損部を切除して修繕するの
に適した修繕用溶着継手を提供することを課題としてい
る。
ような空気抜き機構を持った金属継手では、その使用に
際し、合成樹脂管を接続するための治工具とは異なった
ボルト等の接続治具が必要になるため、作業に支障をき
たすことがあった。また、金属継手は電食や腐食等が発
生しやすいという問題もあった。本考案は、上記の問題
点に着目し、合成樹脂管の破損部を切除して修繕するの
に適した修繕用溶着継手を提供することを課題としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本考案の修繕用溶着継手では、内面を合成樹脂管
の外面に接合させる円筒状継手本体が熱可塑性樹脂で形
成され、該継手本体の内周部に加熱要素が配設され、か
つ前記継手本体に継手本体を内外に貫通した空気抜き用
貫通穴が形成されている。
めに、本考案の修繕用溶着継手では、内面を合成樹脂管
の外面に接合させる円筒状継手本体が熱可塑性樹脂で形
成され、該継手本体の内周部に加熱要素が配設され、か
つ前記継手本体に継手本体を内外に貫通した空気抜き用
貫通穴が形成されている。
【0006】
【作用】本考案では、合成樹脂管の破損部を修繕する場
合、合成樹脂管を破損部の両側位置でスクイズオフし、
そのスクイズオフの状態で破損部を切除し、その切除部
に修繕用溶着継手を介して新しい合成樹脂管を接続す
る。この新しい合成樹脂管の接続は、継手本体の内周部
に埋設した加熱要素を発熱させ、継手本体の内周部と新
しい合成樹脂管及び元からの合成樹脂管の外周部を溶着
させることにより高い溶着状態で完了させることができ
る。その後、修繕用溶着継手よりも上流側の合成樹脂管
をスクイズオンし、修繕用溶着継手の空気抜き用貫通穴
から新しい合成樹脂管内の空気を抜き取る。そして、修
繕用溶着継手の空気抜き用貫通穴をキャップで閉塞し、
それから修繕用溶着継手よりも下流側の合成樹脂管をス
クイズオンする。
合、合成樹脂管を破損部の両側位置でスクイズオフし、
そのスクイズオフの状態で破損部を切除し、その切除部
に修繕用溶着継手を介して新しい合成樹脂管を接続す
る。この新しい合成樹脂管の接続は、継手本体の内周部
に埋設した加熱要素を発熱させ、継手本体の内周部と新
しい合成樹脂管及び元からの合成樹脂管の外周部を溶着
させることにより高い溶着状態で完了させることができ
る。その後、修繕用溶着継手よりも上流側の合成樹脂管
をスクイズオンし、修繕用溶着継手の空気抜き用貫通穴
から新しい合成樹脂管内の空気を抜き取る。そして、修
繕用溶着継手の空気抜き用貫通穴をキャップで閉塞し、
それから修繕用溶着継手よりも下流側の合成樹脂管をス
クイズオンする。
【0007】貫通穴を閉塞するキャップとして、貫通穴
に嵌合させるキャップ本体が熱可塑性樹脂により形成さ
れ、該キャップ本体に加熱要素が配設されているものを
用いる場合には、キャップ本体の加熱要素を発熱させ、
キャップ本体と貫通穴を溶着させることにより高い密閉
性を確保することができる。
に嵌合させるキャップ本体が熱可塑性樹脂により形成さ
れ、該キャップ本体に加熱要素が配設されているものを
用いる場合には、キャップ本体の加熱要素を発熱させ、
キャップ本体と貫通穴を溶着させることにより高い密閉
性を確保することができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面により詳述す
る。まず、図1〜図4に基づいて第1実施例を説明す
る。図1は修繕用溶着ソケットと該ソケット用のキャッ
プを示す断面図、図2は図1のII−II断面図、図3は前
記修繕用溶着ソケットとキャップの使用状態を示す断面
図、図4は前記修繕用溶着ソケットで合成樹脂管の破損
部を修繕する際の工程説明図である。
る。まず、図1〜図4に基づいて第1実施例を説明す
る。図1は修繕用溶着ソケットと該ソケット用のキャッ
プを示す断面図、図2は図1のII−II断面図、図3は前
記修繕用溶着ソケットとキャップの使用状態を示す断面
図、図4は前記修繕用溶着ソケットで合成樹脂管の破損
部を修繕する際の工程説明図である。
【0009】修繕用溶着ソケットSは、継手本体1が円
筒状に形成され、その継手本体1の内周部の軸方向中央
位置には、両方の開口端12,13から挿入した合成樹
脂管P1,P2の先端位置を決める突起11が突設され
ている。尚、この継手本体1は、ポリプロピレン樹脂、
ポリエチレン樹脂、ABS樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリ
ブデン樹脂等の熱可塑性樹脂を素材として、例えば、射
出成形によって形成されている。
筒状に形成され、その継手本体1の内周部の軸方向中央
位置には、両方の開口端12,13から挿入した合成樹
脂管P1,P2の先端位置を決める突起11が突設され
ている。尚、この継手本体1は、ポリプロピレン樹脂、
ポリエチレン樹脂、ABS樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリ
ブデン樹脂等の熱可塑性樹脂を素材として、例えば、射
出成形によって形成されている。
【0010】また、継手本体1の内周部には、加熱要素
となる1本の導電線2が旋回状態で埋設され、この場
合、導電線2は突起11の両側においてそれぞれ群2
a,2bをなすように螺旋状に配設されている。尚、こ
の導電線2としては、ニクロム線のほか、銅、ニッケ
ル、銅ニッケル合金、鉄ニッケル合金、鉄クロム合金、
マンガン、銅ニッケルマンガン合金、ニッケルクロム合
金等を素材とした金属ワイヤを用いることができる。
となる1本の導電線2が旋回状態で埋設され、この場
合、導電線2は突起11の両側においてそれぞれ群2
a,2bをなすように螺旋状に配設されている。尚、こ
の導電線2としては、ニクロム線のほか、銅、ニッケ
ル、銅ニッケル合金、鉄ニッケル合金、鉄クロム合金、
マンガン、銅ニッケルマンガン合金、ニッケルクロム合
金等を素材とした金属ワイヤを用いることができる。
【0011】また、継手本体1の両端外周面にはボス1
4a,14bが突設されており、このボス14a,14
bの内部には、前記導電線2の両端と接続しているター
ミナルピン20a,20bが内蔵されている。尚、この
ターミナルピン20a,20bは、主として真鍮や砲金
等で形成されている。
4a,14bが突設されており、このボス14a,14
bの内部には、前記導電線2の両端と接続しているター
ミナルピン20a,20bが内蔵されている。尚、この
ターミナルピン20a,20bは、主として真鍮や砲金
等で形成されている。
【0012】そして、前記継手本体1には、継手本体1
を内外に貫通した空気抜き用貫通穴15が形成されてお
り、この空気抜き用貫通穴15は導電線2の群2aと群
2bの間に配設されている。また、この空気抜き用貫通
穴15の外側には筒状体16が立ち上げられている。
を内外に貫通した空気抜き用貫通穴15が形成されてお
り、この空気抜き用貫通穴15は導電線2の群2aと群
2bの間に配設されている。また、この空気抜き用貫通
穴15の外側には筒状体16が立ち上げられている。
【0013】キャップC1は、修繕用溶着継手Sの空気
抜き用貫通穴15を閉塞するためのもので、空気抜き用
貫通穴15に嵌合させるキャップ本体3が熱可塑性樹脂
により円柱状に形成され、該キャップ本体3の外周部に
加熱要素となる導電線4が旋回状態で埋設されている。
尚、前記導電線4は、その両端部がキャップ本体3の上
端面から突出している。
抜き用貫通穴15を閉塞するためのもので、空気抜き用
貫通穴15に嵌合させるキャップ本体3が熱可塑性樹脂
により円柱状に形成され、該キャップ本体3の外周部に
加熱要素となる導電線4が旋回状態で埋設されている。
尚、前記導電線4は、その両端部がキャップ本体3の上
端面から突出している。
【0014】従って、合成樹脂管P1の破損部Hを修繕
する場合、合成樹脂管を破損部Hの両側位置でスクイズ
オフし(図4の(イ)参照)、そのスクイズオフの状態
で破損部Hを切除し(図4の(ロ)参照)、その切除部
に修繕用溶着ソケットSを介して新しい合成樹脂管P2
を接続する(図4の(ハ)参照)。尚、修繕用溶着ソケ
ットSは、少なくとも新しい合成樹脂管P2の一端側に
使用すればよく、他端側には貫通穴が設けられていない
通常のソケットを使用してもよい。この新しい合成樹脂
管P2の接続は、継手本体1の内周部に埋設した導電線
2を通電により発熱させ、継手本体1の内周部と合成樹
脂管P1、P2の外周部を溶着させることにより高い密
着で完了させることができる。その後、修繕用溶着ソケ
ットSよりも上流側の合成樹脂管P1をスクイズオン
し、合成樹脂管P1をガス管として使用している場合に
はガスを通して修繕用溶着ソケットSの空気抜き用貫通
穴15から新しい合成樹脂管P2内の空気を完全に抜き
取る(図4の(ニ)参照)。そして、修繕用溶着ソケッ
トSの空気抜き用貫通穴15をキャップC1で閉塞し、
それから修繕用溶着ソケットSよりも下流側の合成樹脂
管P1をスクイズオンして合成樹脂管P1を元の状態に
戻す(図4の(ホ)参照。空気抜き用貫通穴15を閉塞
する場合には、キャップ本体3の内周部に埋設した導電
線4を発熱させ、キャップ本体3の内周部と空気抜き用
貫通穴15の外周部を溶着させることにより高い溶着状
態を確保することができる。
する場合、合成樹脂管を破損部Hの両側位置でスクイズ
オフし(図4の(イ)参照)、そのスクイズオフの状態
で破損部Hを切除し(図4の(ロ)参照)、その切除部
に修繕用溶着ソケットSを介して新しい合成樹脂管P2
を接続する(図4の(ハ)参照)。尚、修繕用溶着ソケ
ットSは、少なくとも新しい合成樹脂管P2の一端側に
使用すればよく、他端側には貫通穴が設けられていない
通常のソケットを使用してもよい。この新しい合成樹脂
管P2の接続は、継手本体1の内周部に埋設した導電線
2を通電により発熱させ、継手本体1の内周部と合成樹
脂管P1、P2の外周部を溶着させることにより高い密
着で完了させることができる。その後、修繕用溶着ソケ
ットSよりも上流側の合成樹脂管P1をスクイズオン
し、合成樹脂管P1をガス管として使用している場合に
はガスを通して修繕用溶着ソケットSの空気抜き用貫通
穴15から新しい合成樹脂管P2内の空気を完全に抜き
取る(図4の(ニ)参照)。そして、修繕用溶着ソケッ
トSの空気抜き用貫通穴15をキャップC1で閉塞し、
それから修繕用溶着ソケットSよりも下流側の合成樹脂
管P1をスクイズオンして合成樹脂管P1を元の状態に
戻す(図4の(ホ)参照。空気抜き用貫通穴15を閉塞
する場合には、キャップ本体3の内周部に埋設した導電
線4を発熱させ、キャップ本体3の内周部と空気抜き用
貫通穴15の外周部を溶着させることにより高い溶着状
態を確保することができる。
【0015】上述したように、本実施例の修繕用溶着ソ
ケットS及びキャップC1を使用することにより、修繕
時、通常の溶着継手と合成樹脂管P1の接続用に備えら
れたコントローラをそのまま使用できて、従来のように
ボルト等の接続治具を必要とせず作業が簡単に行える
し、更には電食や腐食がない。また、合成樹脂P1と修
繕用溶着ソケットSとの密着性も高い。更に、修繕用溶
着ソケットSの空気抜き用貫通穴15にキャップC1が
コンパクトに納まり、また、そのキャップC1による空
気抜き用貫通穴15の密閉性も高い。
ケットS及びキャップC1を使用することにより、修繕
時、通常の溶着継手と合成樹脂管P1の接続用に備えら
れたコントローラをそのまま使用できて、従来のように
ボルト等の接続治具を必要とせず作業が簡単に行える
し、更には電食や腐食がない。また、合成樹脂P1と修
繕用溶着ソケットSとの密着性も高い。更に、修繕用溶
着ソケットSの空気抜き用貫通穴15にキャップC1が
コンパクトに納まり、また、そのキャップC1による空
気抜き用貫通穴15の密閉性も高い。
【0016】次に、図5及び図6に基づいて第2実施例
を説明する。図5は修繕用溶着レジューサーと該レジュ
ーサー用のキャップを示す断面図、図6は図5のVI−VI
断面図である。
を説明する。図5は修繕用溶着レジューサーと該レジュ
ーサー用のキャップを示す断面図、図6は図5のVI−VI
断面図である。
【0017】修繕用溶着レジューサーRは、異径の合成
樹脂管を接続するためのもので、継手本体5が異径の開
口端51、52を有する円筒状に形成されている。継手
本体5の内周部には、加熱要素となる1本の導電線6が
旋回状態で埋設されており、この導電線6は両端部が継
手本体5の外周面から若干突出している。そして、前記
継手本体5には、継手本体5を内外に貫通した空気抜き
用貫通穴53が形成されており、この空気抜き用貫通穴
53の外側には筒状体55が立ち上げられている。尚、
この継手本体5の材質や導電線6の材質は、第1実施例
の修繕用溶着ソケットSと同様のものを用いることかで
きる。
樹脂管を接続するためのもので、継手本体5が異径の開
口端51、52を有する円筒状に形成されている。継手
本体5の内周部には、加熱要素となる1本の導電線6が
旋回状態で埋設されており、この導電線6は両端部が継
手本体5の外周面から若干突出している。そして、前記
継手本体5には、継手本体5を内外に貫通した空気抜き
用貫通穴53が形成されており、この空気抜き用貫通穴
53の外側には筒状体55が立ち上げられている。尚、
この継手本体5の材質や導電線6の材質は、第1実施例
の修繕用溶着ソケットSと同様のものを用いることかで
きる。
【0018】キャップC2は、キャップ本体3aが有底
筒状に形成されている。また、キャップC2の内周部に
は加熱要素となる導電線4が埋設されており、その両端
部はキャップ本体3aの外周面から突出している。即
ち、キャップC2を修繕用溶着ソケットSの筒状体55
に嵌合した後、通電により導電線4を発熱させてキャッ
プC2と修繕用溶着ソケットSの筒状体55を溶着でき
るようになっている。尚、修繕用溶着レジューサーRの
使用方法は、第1実施例で示した修繕用溶着ソケットS
の場合と、使用箇所が異なるのみで後は同様で有るので
説明を省略する。
筒状に形成されている。また、キャップC2の内周部に
は加熱要素となる導電線4が埋設されており、その両端
部はキャップ本体3aの外周面から突出している。即
ち、キャップC2を修繕用溶着ソケットSの筒状体55
に嵌合した後、通電により導電線4を発熱させてキャッ
プC2と修繕用溶着ソケットSの筒状体55を溶着でき
るようになっている。尚、修繕用溶着レジューサーRの
使用方法は、第1実施例で示した修繕用溶着ソケットS
の場合と、使用箇所が異なるのみで後は同様で有るので
説明を省略する。
【0019】上述したように、本実施例の修繕用溶着レ
ジューサーR及びキャップC2を使用することにより、
修繕時、通常のコンキローラをそのまま使用できて、従
来のようにボルト等の接続治具を必要とせず作業が簡単
に行えるし、更には電食や腐食がない。また、合成樹脂
管P1、P2と修繕用溶着レジューサーRとの密着性及
びキャップC2による空気抜き用貫通穴53の密閉性も
高い。
ジューサーR及びキャップC2を使用することにより、
修繕時、通常のコンキローラをそのまま使用できて、従
来のようにボルト等の接続治具を必要とせず作業が簡単
に行えるし、更には電食や腐食がない。また、合成樹脂
管P1、P2と修繕用溶着レジューサーRとの密着性及
びキャップC2による空気抜き用貫通穴53の密閉性も
高い。
【0020】以上、本考案の実施例を図面により説明し
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更
等があっても本考案に含まれる。例えば、修繕用溶着継
手として実施例では、ソケットとレジューサーを例にと
ったが、このほか、エルボ、チーズ、サービスチー等の
継手にも適用できる。また、継手本体にインジケータを
設け、加熱要素による溶融時の熱膨張によって侵入した
溶融樹脂により、このインジケータを継手本体の外表面
から突出させて溶融状態を確認するようにしてもよい。
また、キャップ本体の断面形状は、空気抜き用貫通穴の
形状に対応していれば円形、角形を問わないし、内部は
中実でも中空でもよく、また、加熱要素とシールリング
を組み合わせたりしてもよい。また、導電線が埋設され
ているキャップには、導電線の両端部にターミナルピン
を設けたり、ターミナルピンを内蔵するためのボスを突
設させたりしてもよい。また、実施例では、加熱要素と
して導電線を用いたが、導電線に代えて導電性樹脂、炭
素繊維や金属箔による導電性不織布等を用いてもよい。
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更
等があっても本考案に含まれる。例えば、修繕用溶着継
手として実施例では、ソケットとレジューサーを例にと
ったが、このほか、エルボ、チーズ、サービスチー等の
継手にも適用できる。また、継手本体にインジケータを
設け、加熱要素による溶融時の熱膨張によって侵入した
溶融樹脂により、このインジケータを継手本体の外表面
から突出させて溶融状態を確認するようにしてもよい。
また、キャップ本体の断面形状は、空気抜き用貫通穴の
形状に対応していれば円形、角形を問わないし、内部は
中実でも中空でもよく、また、加熱要素とシールリング
を組み合わせたりしてもよい。また、導電線が埋設され
ているキャップには、導電線の両端部にターミナルピン
を設けたり、ターミナルピンを内蔵するためのボスを突
設させたりしてもよい。また、実施例では、加熱要素と
して導電線を用いたが、導電線に代えて導電性樹脂、炭
素繊維や金属箔による導電性不織布等を用いてもよい。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
以下に述べるような効果が得られる。本考案修繕用溶着
継手では、継手本体に継手本体を内外に貫通した空気抜
き用貫通穴が形成されているので、破損部と交換した新
しい合成樹脂管内の空気を抜き取ることができるし、ま
た、継手本体が熱可塑性樹脂で形成され、該継手本体の
内周部に加熱要素が配設されているため、通常の溶着継
手と合成樹脂管の接続用に備えられたコントローラをそ
のまま使用できて、従来のようにボルト等の接続治具を
必要とせず作業が簡単に行えるし、更には電食や腐食が
ないという効果が得られる。
以下に述べるような効果が得られる。本考案修繕用溶着
継手では、継手本体に継手本体を内外に貫通した空気抜
き用貫通穴が形成されているので、破損部と交換した新
しい合成樹脂管内の空気を抜き取ることができるし、ま
た、継手本体が熱可塑性樹脂で形成され、該継手本体の
内周部に加熱要素が配設されているため、通常の溶着継
手と合成樹脂管の接続用に備えられたコントローラをそ
のまま使用できて、従来のようにボルト等の接続治具を
必要とせず作業が簡単に行えるし、更には電食や腐食が
ないという効果が得られる。
【0022】
【図1】本考案第1実施例の修繕用溶着ソケットと該ソ
ケット用のキャップを示す断面図である。
ケット用のキャップを示す断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】前記修繕用溶着ソケットとキャップの使用状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】前記修繕用ソケットで合成樹脂管の破損部を修
繕する際の工程説明図であり、(イ)はスクイズオフ工
程、(ロ)は切断工程、(ハ)は接続工程、(ニ)は空
気抜き工程、(ホ)はスクイズオン工程である。
繕する際の工程説明図であり、(イ)はスクイズオフ工
程、(ロ)は切断工程、(ハ)は接続工程、(ニ)は空
気抜き工程、(ホ)はスクイズオン工程である。
【図5】本考案第2実施例の修繕用溶着レジューサーと
該レジューサー用のキャップを示す断面図である。
該レジューサー用のキャップを示す断面図である。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
S 修繕用溶着ソケット 1 継手本体 15、53 空気抜き用貫通穴 2 導電線(加熱要素) C1、C2 キャップ3、 3a キャップ本体 4 導電線(加熱要素)
Claims (1)
- 【請求項1】 内面を合成樹脂管の外面に接合させる円
筒状継手本体が熱可塑性樹脂で形成され、該継手本体の
内周部に加熱要素が配設され、かつ前記継手本体に継手
本体を内外に貫通した空気抜き用貫通穴が形成されてい
ることを特徴とする修繕用溶着継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991015368U JP2530192Y2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 修繕用溶着継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991015368U JP2530192Y2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 修繕用溶着継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04111986U JPH04111986U (ja) | 1992-09-29 |
JP2530192Y2 true JP2530192Y2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=31902579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991015368U Expired - Fee Related JP2530192Y2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 修繕用溶着継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2530192Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FI123235B (fi) * | 2010-11-01 | 2012-12-31 | Maricap Oy | Putkiliitoksen holkkiosa ja putkiliitos |
JP7437127B2 (ja) * | 2019-09-30 | 2024-02-22 | 積水化学工業株式会社 | 熱可塑性樹脂配管用の接続キット及び配管の施工方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3025096U (ja) * | 1995-11-22 | 1996-06-07 | 時久 大川 | 刺繍糸 |
-
1991
- 1991-03-15 JP JP1991015368U patent/JP2530192Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04111986U (ja) | 1992-09-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |