JP2528731Y2 - 育苗用トレー - Google Patents
育苗用トレーInfo
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Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は育苗用トレーに係り、と
くにフラットなシートに複数の凹部を形成し、それぞれ
の凹部に培土を充填して育苗を行なうようにした育苗用
トレーに関する。
くにフラットなシートに複数の凹部を形成し、それぞれ
の凹部に培土を充填して育苗を行なうようにした育苗用
トレーに関する。
【0002】
【従来の技術】各種の植物の苗を育てるために、従来よ
り育苗用トレーが用いられている。この育苗用トレー
は、高分子材料から成る大きなシートを用い、図7およ
び図8に示すようにこのシートに圧空成形または真空成
形の方法によって複数の凹部2を形成するようにしたも
のである。そして凹部2の底面3には排水穴4が形成さ
れるようになっている。
り育苗用トレーが用いられている。この育苗用トレー
は、高分子材料から成る大きなシートを用い、図7およ
び図8に示すようにこのシートに圧空成形または真空成
形の方法によって複数の凹部2を形成するようにしたも
のである。そして凹部2の底面3には排水穴4が形成さ
れるようになっている。
【0003】このような育苗用トレーは、その凹部2に
それぞれ培土を充填し、播種して発芽させ、育苗を行な
うようにしている。
それぞれ培土を充填し、播種して発芽させ、育苗を行な
うようにしている。
【0004】とくにプラグ苗を生産するための育苗用ト
レーにあっては、つぎのような機能が要求される。すな
わち凹部2への培土の充填および播種の機械化を可能に
するために、トレーに形成される凹部2は所定の精度を
維持しなければならない。また凹部2は発芽率および発
根率をよくする形状であることを要する。さらには苗の
移植を容易にするように、根がからまない形状にする必
要がある。
レーにあっては、つぎのような機能が要求される。すな
わち凹部2への培土の充填および播種の機械化を可能に
するために、トレーに形成される凹部2は所定の精度を
維持しなければならない。また凹部2は発芽率および発
根率をよくする形状であることを要する。さらには苗の
移植を容易にするように、根がからまない形状にする必
要がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来の育苗用トレー
は、上述の培土の充填と播種の機械化に適することを重
点に設計されているために、発芽率および発根率が必ず
しも良好ではなく、さらには移植の際に根がからみ易い
欠点を有していた。
は、上述の培土の充填と播種の機械化に適することを重
点に設計されているために、発芽率および発根率が必ず
しも良好ではなく、さらには移植の際に根がからみ易い
欠点を有していた。
【0006】とくに図8に示すように、凹部2のフラッ
トな底面3に排水穴4をあけるようにしているために、
平坦な場所にこのようなトレーを置くと、底穴4がふさ
がってしまい、水はけが悪くなる欠点があった。排水穴
4からの水はけが悪いと、排水不良による根腐れが発生
し易くなる。また根が空気に触れ難いために、底部の排
水穴4から根が外に出て、移植のときに苗が抜けなかっ
たり、無理に根を切断して痛める原因になっていた。
トな底面3に排水穴4をあけるようにしているために、
平坦な場所にこのようなトレーを置くと、底穴4がふさ
がってしまい、水はけが悪くなる欠点があった。排水穴
4からの水はけが悪いと、排水不良による根腐れが発生
し易くなる。また根が空気に触れ難いために、底部の排
水穴4から根が外に出て、移植のときに苗が抜けなかっ
たり、無理に根を切断して痛める原因になっていた。
【0007】さらに従来のこのような排水穴4がフラッ
トな底面3に形成されている育苗用トレーによれば、発
根率が悪くなる欠点があった。また発根が均一になら
ず、健苗に育成できなかった。またこのようなトレー
は、シート1の外周部が平坦な状態のままになってお
り、強度が不十分で、内容物を入れたトレーを手で持つ
と撓む欠点があった。
トな底面3に形成されている育苗用トレーによれば、発
根率が悪くなる欠点があった。また発根が均一になら
ず、健苗に育成できなかった。またこのようなトレー
は、シート1の外周部が平坦な状態のままになってお
り、強度が不十分で、内容物を入れたトレーを手で持つ
と撓む欠点があった。
【0008】本考案はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、とくに排水および保水が適度になされ
るようにし、さらに好ましくは必要な強度を有するよう
にした育苗用トレーを提供することを目的とするもので
ある。
たものであって、とくに排水および保水が適度になされ
るようにし、さらに好ましくは必要な強度を有するよう
にした育苗用トレーを提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、フラットなシ
ートに複数の凹部を形成し、それぞれの凹部に培土を充
填して育苗を行なうようにした育苗用トレーにおいて、
前記凹部の底部に下方に突出するように複数の支持用突
部を形成するとともに、前記支持用突部の中間に排水穴
を形成するようにしたものである。
ートに複数の凹部を形成し、それぞれの凹部に培土を充
填して育苗を行なうようにした育苗用トレーにおいて、
前記凹部の底部に下方に突出するように複数の支持用突
部を形成するとともに、前記支持用突部の中間に排水穴
を形成するようにしたものである。
【0010】
【作用】従って凹部の底部は下方に突出する複数の支持
用突部によって平坦面ではなく凹凸をもった面になる。
しかも支持用突部の中間部に排水穴が形成されるように
なるために、この排水穴によって排水性と保水性とが適
度に保持されるようになる。
用突部によって平坦面ではなく凹凸をもった面になる。
しかも支持用突部の中間部に排水穴が形成されるように
なるために、この排水穴によって排水性と保水性とが適
度に保持されるようになる。
【0011】
【実施例】図1〜図4は本考案の第1の実施例に係る育
苗用トレーを示すものであって、ここでは高分子材料か
ら成るシート10が用いられるようになっている。この
ようなシート10は所定の形状を有する金型上に配さ
れ、真空成形または圧空成形の方法によって図1および
図2に示すような凹部11が複数個形成されるようにな
る。この実施例のトレー10は6×4=24個の凹部1
1が形成されるようになっている。これらの凹部11は
シート10を構成する平坦面によって互いに連結された
状態になっている。
苗用トレーを示すものであって、ここでは高分子材料か
ら成るシート10が用いられるようになっている。この
ようなシート10は所定の形状を有する金型上に配さ
れ、真空成形または圧空成形の方法によって図1および
図2に示すような凹部11が複数個形成されるようにな
る。この実施例のトレー10は6×4=24個の凹部1
1が形成されるようになっている。これらの凹部11は
シート10を構成する平坦面によって互いに連結された
状態になっている。
【0012】各凹部11の底部の構造について説明する
と、図3および図4に示すように凹部11の下部には4
個の支持用突部12が下方に突出するように形成されて
いる。しかもこれらの支持用突部12の中間部には排水
穴13が形成されている。そして排水穴13は支持用突
部12の傾斜面から底部にかけて形成されるようになっ
ている。すなわち支持用突部12が下方に突出する円錐
台状の形状をなしており、これらの突部12の周面に及
ぶように排水穴13がそれらの中間位置に形成されるよ
うになっている。
と、図3および図4に示すように凹部11の下部には4
個の支持用突部12が下方に突出するように形成されて
いる。しかもこれらの支持用突部12の中間部には排水
穴13が形成されている。そして排水穴13は支持用突
部12の傾斜面から底部にかけて形成されるようになっ
ている。すなわち支持用突部12が下方に突出する円錐
台状の形状をなしており、これらの突部12の周面に及
ぶように排水穴13がそれらの中間位置に形成されるよ
うになっている。
【0013】またこのトレーはその外周側に傾斜面1
4、フランジ15、傾斜面16、およびフランジ17を
順次備えており、これによって所要の強度を発生するよ
うにしている。
4、フランジ15、傾斜面16、およびフランジ17を
順次備えており、これによって所要の強度を発生するよ
うにしている。
【0014】このような育苗用トレーは、それぞれの凹
部11に培土が充填されるとともに、播種を行ない、発
芽された苗を育苗してプラグ苗を生産するようにしてい
る。なお上記の培土の充填と播種の作業は機械によって
自動化されている。
部11に培土が充填されるとともに、播種を行ない、発
芽された苗を育苗してプラグ苗を生産するようにしてい
る。なお上記の培土の充填と播種の作業は機械によって
自動化されている。
【0015】このように本実施例に係る育苗用トレー
は、その凹部11の底部に4個の円錐台状の支持用突部
12を下方に突出するように設け、これらの突部12に
よってトレーを支えるようにしている。しかも4個の突
部12の中間部に排水穴13を形成し、排水と空気の流
通を促すようにしている。
は、その凹部11の底部に4個の円錐台状の支持用突部
12を下方に突出するように設け、これらの突部12に
よってトレーを支えるようにしている。しかも4個の突
部12の中間部に排水穴13を形成し、排水と空気の流
通を促すようにしている。
【0016】とくに4個の支持用突部12の中間部に排
水穴13を形成することによって、このトレーを平坦な
場所に置いても、排水性および保水性が適度に保たれる
ようになり、根腐れが防止される。また排水穴13を通
して根が空気に触れるために、根が排水穴13の外に出
難くなり、トレーの内部での根のからみが良好になる。
従ってこのトレーの凹部11内で育成された苗の移植の
際に、凹部11からの苗の取出しが容易になり、根が痛
まず、活着率が良化される。また上記の支持用突部12
はそれ自身が衝撃吸収性を有するために、輸送時にクッ
ションの役割を果し、苗を保護するようになる。
水穴13を形成することによって、このトレーを平坦な
場所に置いても、排水性および保水性が適度に保たれる
ようになり、根腐れが防止される。また排水穴13を通
して根が空気に触れるために、根が排水穴13の外に出
難くなり、トレーの内部での根のからみが良好になる。
従ってこのトレーの凹部11内で育成された苗の移植の
際に、凹部11からの苗の取出しが容易になり、根が痛
まず、活着率が良化される。また上記の支持用突部12
はそれ自身が衝撃吸収性を有するために、輸送時にクッ
ションの役割を果し、苗を保護するようになる。
【0017】またトレーの外周側には傾斜面14、フラ
ンジ15、傾斜面16、およびフランジ17が形成され
ている。従って原材料となるシート10の厚さを変更す
ることなく強度を向上させることが可能になる。これに
よって育苗用トレーのコウトダウンが達成されることに
なる。
ンジ15、傾斜面16、およびフランジ17が形成され
ている。従って原材料となるシート10の厚さを変更す
ることなく強度を向上させることが可能になる。これに
よって育苗用トレーのコウトダウンが達成されることに
なる。
【0018】図5および図6は第2の実施例の育苗用ト
レーを示すものであって、このトレーはそれぞれの凹部
11の底部に一対の横長の支持用突部12を形成するよ
うにしたものである。そしてこれらの突部12の間には
円形の開口から成る排水穴13を形成するようにしてい
る。なおこの排水穴13は、突部12の周面から底部に
及ぶように形成されており、これによって排水性および
保水性が適度に維持されるようにしている。従ってこの
ような実施例によっても、上記実施例と同様の作用効果
を奏することが可能になる。
レーを示すものであって、このトレーはそれぞれの凹部
11の底部に一対の横長の支持用突部12を形成するよ
うにしたものである。そしてこれらの突部12の間には
円形の開口から成る排水穴13を形成するようにしてい
る。なおこの排水穴13は、突部12の周面から底部に
及ぶように形成されており、これによって排水性および
保水性が適度に維持されるようにしている。従ってこの
ような実施例によっても、上記実施例と同様の作用効果
を奏することが可能になる。
【0019】
【考案の効果】以上のように本考案は、育苗用トレーを
構成するフラットなシートの複数の凹部の底部に下方に
突出するようにそれぞれ複数の支持用突部を形成するよ
うにするとともに、支持用突部の中間に排水穴を形成す
るようにしたものである。従って排水性および保水性が
適正に維持されるようになり、根腐れし難いばかりでな
く、根が排水穴の外に出難くなり、トレーの内部での根
のからみがよくなる。このようなことから、苗の移植の
際におけるトレーからの取出しが容易になるとともに、
根が痛まずに、活着率が良好になる。
構成するフラットなシートの複数の凹部の底部に下方に
突出するようにそれぞれ複数の支持用突部を形成するよ
うにするとともに、支持用突部の中間に排水穴を形成す
るようにしたものである。従って排水性および保水性が
適正に維持されるようになり、根腐れし難いばかりでな
く、根が排水穴の外に出難くなり、トレーの内部での根
のからみがよくなる。このようなことから、苗の移植の
際におけるトレーからの取出しが容易になるとともに、
根が痛まずに、活着率が良好になる。
【図1】本考案の第1の実施例に係る育苗用トレーの平
面図である。
面図である。
【図2】同育苗用トレーの縦断面図である。
【図3】育苗用トレーの要部拡大平面図である。
【図4】同要部縦断面図である。
【図5】第2の実施例の育苗用トレーの要部平面図であ
る。
る。
【図6】同要部縦断面図である。
【図7】従来の育苗用トレーの平面図である。
【図8】同育苗用トレーの縦断面図である。
10 シート 11 凹部 12 支持用突部 13 排水穴 14 傾斜面 15 フランジ 16 傾斜面 17 フランジ
Claims (1)
- 【請求項1】 フラットなシートに複数の凹部を形成
し、それぞれの凹部に培土を充填して育苗を行なうよう
にした育苗用トレーにおいて、 前記凹部の底部に下方に突出するように複数の支持用突
部を形成するとともに、 前記支持用突部の中間に排水穴を形成するようにしたこ
とを特徴とする育苗用トレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1280691U JP2528731Y2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 育苗用トレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1280691U JP2528731Y2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 育苗用トレー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0638475U JPH0638475U (ja) | 1994-05-24 |
JP2528731Y2 true JP2528731Y2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=11815637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1280691U Expired - Fee Related JP2528731Y2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 育苗用トレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528731Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-15 JP JP1280691U patent/JP2528731Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0638475U (ja) | 1994-05-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |