JP2528397Y2 - ロックストライカ用パッチ片の取付構造 - Google Patents
ロックストライカ用パッチ片の取付構造Info
- Publication number
- JP2528397Y2 JP2528397Y2 JP1990055551U JP5555190U JP2528397Y2 JP 2528397 Y2 JP2528397 Y2 JP 2528397Y2 JP 1990055551 U JP1990055551 U JP 1990055551U JP 5555190 U JP5555190 U JP 5555190U JP 2528397 Y2 JP2528397 Y2 JP 2528397Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- patch
- piece
- patch piece
- edge
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この考案は例えば車両の２人掛け用のシートバックと
１人掛け用のシートバックとを連結した状態をロックす
るロック機構等に組込まれたロックストライカ用のパッ
チ片をシートバックの表面部に取付けるための取付構造
に関する。
１人掛け用のシートバックとを連結した状態をロックす
るロック機構等に組込まれたロックストライカ用のパッ
チ片をシートバックの表面部に取付けるための取付構造
に関する。
［従来の技術］ 従来では、第５図に示すように、裁断されたシートカ
バーｃの所定位置にパッチ片ｐを全面的にウエルドして
取付け、このパッチ片ｐにロックストライカ用の１対の
挿通孔ｈとスリットｓとを打抜き加工によって形成し、
シートフレームに固定されたロックストライカｒをシー
トのアセンブリ時に前記両挿通孔ｈと前記スリットｓと
に挿通しながらシートカバーｃをシートフレーム及びパ
ッドに包装していた。
バーｃの所定位置にパッチ片ｐを全面的にウエルドして
取付け、このパッチ片ｐにロックストライカ用の１対の
挿通孔ｈとスリットｓとを打抜き加工によって形成し、
シートフレームに固定されたロックストライカｒをシー
トのアセンブリ時に前記両挿通孔ｈと前記スリットｓと
に挿通しながらシートカバーｃをシートフレーム及びパ
ッドに包装していた。
［考案が解決しようとする課題］ 上記パッチ片ｐの取付態様ではシートフレームへのシ
ートカバーの包装状態のバラツキによってロックストラ
イカｒとパッチ片ｐとの相対位置が変動したときにこの
位置ずれを吸収することができないので、ロックストラ
イカｒ付近でシートカバーにしわが起生したり、スリッ
トｓ付近でシートカバーがめくれたり、パッドが露出す
る等の問題点があった。
ートカバーの包装状態のバラツキによってロックストラ
イカｒとパッチ片ｐとの相対位置が変動したときにこの
位置ずれを吸収することができないので、ロックストラ
イカｒ付近でシートカバーにしわが起生したり、スリッ
トｓ付近でシートカバーがめくれたり、パッドが露出す
る等の問題点があった。
本考案は上記問題点を解消することを課題とするもの
である。
である。
［課題を解決するための手段］ 本考案のロックストライカ用パッチ片の取付構造はロ
ックストライカの掛止部が貫挿されるパッチ片を取付け
るためにシートカバーに開設されたパッチ孔の回りに
は、シートカバーの前記パッチ孔の周囲に形成された孔
縁部と、この孔縁部付近の裏面に添着されたシート片と
が重ね合わされて形成されかつ外周縁が接合されて内周
縁が分離された二重縁を周設し、この二重縁の内部には
前記パッチ片の周縁付近を、パッチ片と平行な平面方向
へのパッチ片の遊動が許容されるように挟み込んだ構成
を有する。
ックストライカの掛止部が貫挿されるパッチ片を取付け
るためにシートカバーに開設されたパッチ孔の回りに
は、シートカバーの前記パッチ孔の周囲に形成された孔
縁部と、この孔縁部付近の裏面に添着されたシート片と
が重ね合わされて形成されかつ外周縁が接合されて内周
縁が分離された二重縁を周設し、この二重縁の内部には
前記パッチ片の周縁付近を、パッチ片と平行な平面方向
へのパッチ片の遊動が許容されるように挟み込んだ構成
を有する。
［作用］ ロックストライカの掛止部が挿通されるパッチ片の周
縁付近を、シートカバーのパッチ孔の回りに周設した二
重縁の内部に前記パッチ片の遊動が可能な状態で挟み込
んで前記パッチ片をシートカバーに取付け、ロックスト
ライカとパッチ孔との相対位置の位置ずれを前記パッチ
片と平行な平面方向へのパッチ片の移動によって吸収す
る。
縁付近を、シートカバーのパッチ孔の回りに周設した二
重縁の内部に前記パッチ片の遊動が可能な状態で挟み込
んで前記パッチ片をシートカバーに取付け、ロックスト
ライカとパッチ孔との相対位置の位置ずれを前記パッチ
片と平行な平面方向へのパッチ片の移動によって吸収す
る。
［考案の効果］ 本考案は上記したように構成してあるので、シートカ
バーをシートフレームに包装するときに、ロックストラ
イカとパッチ孔との相対位置の位置ずれが起生しても、
パッチ片を二重縁の内部で移動させて前記位置ずれを吸
収することができ、シートカバーへのパッチ片の取付状
態を常に適正化し得る効果がある。
バーをシートフレームに包装するときに、ロックストラ
イカとパッチ孔との相対位置の位置ずれが起生しても、
パッチ片を二重縁の内部で移動させて前記位置ずれを吸
収することができ、シートカバーへのパッチ片の取付状
態を常に適正化し得る効果がある。
従って、ロックストライカの取付位置とパッチ孔との
相対位置の位置ずれによってロックストライカ付近でシ
ートカバーにしわが起生したり、パッチ片がめくれる等
の不具合を解消することができる。
相対位置の位置ずれによってロックストライカ付近でシ
ートカバーにしわが起生したり、パッチ片がめくれる等
の不具合を解消することができる。
［実施例］ 次に、本考案の一実施例を第１図〜第４図に従って説
明する。
明する。
車両のシートバックＢの一側面に取付けられたロック
機構のロックストライカＲにはシートフレームに固定さ
れた基部R1と、この基部R1に基端部が固着されてシート
バックＢのシートカバー１を貫通して側方へ横出された
平面形状の掛止部R2とが形成されている。
機構のロックストライカＲにはシートフレームに固定さ
れた基部R1と、この基部R1に基端部が固着されてシート
バックＢのシートカバー１を貫通して側方へ横出された
平面形状の掛止部R2とが形成されている。
ロックストライカＲの掛止部R2を露出させた状態で基
部R1を隠蔽するためにシートカバー１に取付けられてロ
ックストライカＲの掛止部R2が貫挿されるパッチ片２は
横長の楕円形状で曲げ変形可能に形成され、このパッチ
片２の左右端部付近にはロックストライカＲの掛止部R1
の両基端部付近を挿通するために貫設された１対の挿通
口2a,2aと、この両挿通口2a間に直線状に切開された切
れ目2bとが形成されている。
部R1を隠蔽するためにシートカバー１に取付けられてロ
ックストライカＲの掛止部R2が貫挿されるパッチ片２は
横長の楕円形状で曲げ変形可能に形成され、このパッチ
片２の左右端部付近にはロックストライカＲの掛止部R1
の両基端部付近を挿通するために貫設された１対の挿通
口2a,2aと、この両挿通口2a間に直線状に切開された切
れ目2bとが形成されている。
シートカバー１にはロックストライカＲの掛止部R2を
貫挿しかつパッチ片２を取付けるためにパッチ片２の周
縁2cの形状と相似形状でパッチ片２の周縁2cの寸法より
縮少された寸法を有するパッチ孔３が開設されている。
貫挿しかつパッチ片２を取付けるためにパッチ片２の周
縁2cの形状と相似形状でパッチ片２の周縁2cの寸法より
縮少された寸法を有するパッチ孔３が開設されている。
シートカバー１のパッチ孔３の周囲に形成された孔縁
部４の裏面にはPVC等で無端帯状に形成されてパッチ孔
３と等形状の開口部が開設されたシート片５が添着さ
れ、このシート片５の幅方向の中央部付近は孔縁部４に
ウエルド加工によって溶着されてウエルド接合部６が無
端状に形成されている。
部４の裏面にはPVC等で無端帯状に形成されてパッチ孔
３と等形状の開口部が開設されたシート片５が添着さ
れ、このシート片５の幅方向の中央部付近は孔縁部４に
ウエルド加工によって溶着されてウエルド接合部６が無
端状に形成されている。
パッチ孔３の回りにはシートカバー１の孔縁部４と、
シート片５の内周縁側の一部とが重ね合わされて無端状
に形成された二重縁７が周設され、この二重縁７の外周
縁はウエルド接合部６で全周にわたって接合されかつ内
周縁7bは全周にわたって拡開可能に分離されている。二
重縁７の内部には外周縁が閉塞された重合空隙８が全周
にわたって形成され、この重合空隙８内にはパッチ片２
の周縁2c付近が、このパッチ片２と平行な平面方向への
パッチ片の遊動が許容されるように挟み込まれてパッチ
片２がシートカバー１に取付けられている。
シート片５の内周縁側の一部とが重ね合わされて無端状
に形成された二重縁７が周設され、この二重縁７の外周
縁はウエルド接合部６で全周にわたって接合されかつ内
周縁7bは全周にわたって拡開可能に分離されている。二
重縁７の内部には外周縁が閉塞された重合空隙８が全周
にわたって形成され、この重合空隙８内にはパッチ片２
の周縁2c付近が、このパッチ片２と平行な平面方向への
パッチ片の遊動が許容されるように挟み込まれてパッチ
片２がシートカバー１に取付けられている。
ウエルド接合部６の内周縁6a、すなわち二重縁７の外
周縁はパッチ片２の周縁2cの形状と相似形状でパッチ片
２の周縁2cの寸法より拡大された寸法を有し、ウエルド
接合部６の内周縁6aと、パッチ片２の周縁2cとの間には
パッチ片４と平行な平面方向へのパッチ片２の移動を許
容してロットストライカＲの取付位置とパッチ孔３との
位置ずれを吸収する遊隙９が形成されている。
周縁はパッチ片２の周縁2cの形状と相似形状でパッチ片
２の周縁2cの寸法より拡大された寸法を有し、ウエルド
接合部６の内周縁6aと、パッチ片２の周縁2cとの間には
パッチ片４と平行な平面方向へのパッチ片２の移動を許
容してロットストライカＲの取付位置とパッチ孔３との
位置ずれを吸収する遊隙９が形成されている。
続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効果を説
明する。
明する。
本例ではロックストライカＲの掛止部R2が貫挿される
パッチ片２を取付けるためにシートカバー１に開設され
たパッチ孔３の回りにはシートカバー１のパッチ孔３の
周囲に形成された孔縁部４と、この孔縁部４付近の裏面
に添着されたシート片５とが重ね合わされて形成されか
つ外周縁が接合されて内周縁が分離された二重縁７を周
設し、この二重縁７の内部にはパッチ片２の周縁２付近
をパッチ片２と平行な平面方向へのパッチ片２の遊動が
許容されるように挟み込んである。
パッチ片２を取付けるためにシートカバー１に開設され
たパッチ孔３の回りにはシートカバー１のパッチ孔３の
周囲に形成された孔縁部４と、この孔縁部４付近の裏面
に添着されたシート片５とが重ね合わされて形成されか
つ外周縁が接合されて内周縁が分離された二重縁７を周
設し、この二重縁７の内部にはパッチ片２の周縁２付近
をパッチ片２と平行な平面方向へのパッチ片２の遊動が
許容されるように挟み込んである。
このため、シートカバー１をシートフレームに包装す
るときは、ロックストライカＲとパッチ孔３との相対位
置の位置ずれが起生しても、パッチ片２を二重縁７の内
部で移動させて前記位置ずれを吸収することができ、シ
ートカバー１のパッチ片２の取付状態を常に適正化し得
る効果がある。
るときは、ロックストライカＲとパッチ孔３との相対位
置の位置ずれが起生しても、パッチ片２を二重縁７の内
部で移動させて前記位置ずれを吸収することができ、シ
ートカバー１のパッチ片２の取付状態を常に適正化し得
る効果がある。
従って、ロックストライカの取付位置とパッチ孔との
相対位置の位置ずれによってロックストライカ付近でシ
ートカバー１にしわが起生したり、パッチ片４がめくれ
る等の不具合を解消することができる。
相対位置の位置ずれによってロックストライカ付近でシ
ートカバー１にしわが起生したり、パッチ片４がめくれ
る等の不具合を解消することができる。
第１図〜第４図は本考案の一実施例を示すもので、第１
図は要部の正面図、第２図は第１図のＸ−Ｘ線断面図、
第３図はシートバックのロックストライカ付近の斜視
図、第４図はパッチ片の平面図、第５図は従来のパッチ
片の取付態様を示すシートバックのロックストライカ付
近の斜視図である。 １……シートカバー ２……パッチ片 ３……パッチ孔 ４……孔縁部 ５……シート片 ７……二重縁 Ｒ……ロックストライカ
図は要部の正面図、第２図は第１図のＸ−Ｘ線断面図、
第３図はシートバックのロックストライカ付近の斜視
図、第４図はパッチ片の平面図、第５図は従来のパッチ
片の取付態様を示すシートバックのロックストライカ付
近の斜視図である。 １……シートカバー ２……パッチ片 ３……パッチ孔 ４……孔縁部 ５……シート片 ７……二重縁 Ｒ……ロックストライカ
Claims (1)
- 【請求項１】ロックストライカの掛止部が貫挿されるパ
ッチ片を取付けるためにシートカバーに開設されたパッ
チ孔の回りには、シートカバーの前記パッチ孔の周囲に
形成された孔縁部と、この孔縁部付近の裏面に添着され
たシート片とが重ね合わされて形成されかつ外周縁が接
合されて内周縁が分離された二重縁を周設し、この二重
縁の内部には前記パッチ片の周縁付近を、パッチ片と平
行な平面方向へのパッチ片の遊動が許容されるように挟
み込んだことを特徴とするロックストライカ用パッチ片
の取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990055551U JP2528397Y2 (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | ロックストライカ用パッチ片の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990055551U JP2528397Y2 (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | ロックストライカ用パッチ片の取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0413455U JPH0413455U (ja) | 1992-02-03 |
| JP2528397Y2 true JP2528397Y2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=31578605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990055551U Expired - Lifetime JP2528397Y2 (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | ロックストライカ用パッチ片の取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2528397Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4678590B2 (ja) * | 2005-08-24 | 2011-04-27 | トヨタ紡織株式会社 | 樹脂成形品が取り付けられた車両用シートとその生産方法 |
| JP7095315B2 (ja) * | 2018-03-06 | 2022-07-05 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
-
1990
- 1990-05-28 JP JP1990055551U patent/JP2528397Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0413455U (ja) | 1992-02-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2528397Y2 (ja) | ロックストライカ用パッチ片の取付構造 | |
| JPS624390Y2 (ja) | ||
| JP4552592B2 (ja) | カバー締結構造 | |
| JP2679370B2 (ja) | 自動車用ドアの補強部材 | |
| WO2023223808A1 (ja) | シートおよびシートの製造方法 | |
| JP6379030B2 (ja) | 部品取付構造 | |
| JP2797782B2 (ja) | 車両のサスペンション用スプリングの支持構造 | |
| JP4058993B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP3565393B2 (ja) | シートベルトアンカープレート取付構造 | |
| JPH0428433Y2 (ja) | ||
| JPH0810033Y2 (ja) | リヤバンパカバー構造 | |
| JPH02212279A (ja) | 車両のトランクリッド構造 | |
| JPH1059221A (ja) | チルトキャブステー | |
| JPH0325650Y2 (ja) | ||
| JP3688394B2 (ja) | 作業機械用ポケット | |
| JPH0342874Y2 (ja) | ||
| JP2525924Y2 (ja) | 貨物自動車の荷箱 | |
| JP3381541B2 (ja) | 自動車の側部車体構造 | |
| JP2560422Y2 (ja) | 車両のグラブボックスのニーパネル取付構造 | |
| JPH0466938U (ja) | ||
| JP2584807Y2 (ja) | 自動車用シートのバックボード | |
| JPH02289U (ja) | ||
| JPH0458456U (ja) | ||
| JP2574727Y2 (ja) | 自動車用内装材の取付構造 | |
| JPH0687099U (ja) | ガーニッシュ端部の接続構造 |