[go: up one dir, main page]

JP2528335B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置

Info

Publication number
JP2528335B2
JP2528335B2 JP62269462A JP26946287A JP2528335B2 JP 2528335 B2 JP2528335 B2 JP 2528335B2 JP 62269462 A JP62269462 A JP 62269462A JP 26946287 A JP26946287 A JP 26946287A JP 2528335 B2 JP2528335 B2 JP 2528335B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
membership function
control
internal combustion
combustion engine
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62269462A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01113574A (ja
Inventor
高橋  宏
正浩 入山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP62269462A priority Critical patent/JP2528335B2/ja
Publication of JPH01113574A publication Critical patent/JPH01113574A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2528335B2 publication Critical patent/JP2528335B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、フィードバック制御を行う内燃機関の制御
装置に関し、特にファジィ推論を用いて制御精度を高め
たものに関する。
<従来の技術> 従来の内燃機関のフィードバック制御としては、例え
ば点火時期制御がある。一例を第7図に従って説明する
と、まず、機関運転状態(回転数負荷)の検出値に基づ
いて基本点火時期θを求める(ステップ1)。
次に筒内圧センサにより測定される筒内圧の最大値を
与えるときのクランク角度θPmaxを検出する(ステップ
2)。
次いで前記θPmaxを最適点火時期MBTを与えるクラン
ク角度θMBT(例えば15゜)と比較し(ステップ3)、
θPmaxがθMBTより小さければ単位角度αずつ点火時期
θを遅らせ(ステップ4)、θPmaxがθMBTより大き
ければ、単位角度ずつ点火時期θを進める(ステップ
5)制御を行っている(特開昭62−35065号参照)。
<発明が解決しようとする問題点> しかしながら、このような従来のフィードバック制御
方式にあっては機関運転の過渡状態でも定常状態と同一
の制御を行っているため、車両の動向によっては機関運
転の過渡的変化に制御が良好に追従することができず、
前記点火時期制御の場合では最適なトルクを発生せず、
ノッキング制御では、ノッキングをすばやく回避できな
い等の問題を生じていた。これを回避すべく極細やかに
チューニングしようとすると、非常に多くの工数を要す
ることとなる。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたも
ので、常時最適な制御特性が得られるようにファジィ推
論を用いると共に、該ファジィ推論で使用されるメンバ
ーシップ関数の形状を機関運転状態に応じて変更するこ
とにより、上記問題点を解決した内燃機関の制御装置を
提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> このため本発明は運転状態検出手段によって検出され
た運転状態に応じて機関の所定の制御対象をフィードバ
ック制御する内燃機関の制御装置において、 ファジィ推論におけるメンバーシップ関数を記憶する
メンバーシップ関数記憶手段と、 検出された運転状態に応じて前記メンバーシップ関数
記憶手段に記憶されたメンバーシップ関数を修正するメ
ンバーシップ関数修正手段と、 検出された運転状態に応じて前記メンバーシップ関数
修正手段によって修正されたメンバーシップ関数を用い
てファジィ推論を行って前記制御対象の制御量を設定す
る制御量設定手段とを備えた構成とする。
<作用> 運転状態検出手段によって検出された運転状態に応じ
てメンバーシップ関数記憶手段に記憶されたメンバーシ
ップ関数がメンバーシップ関数修正手段によって修正さ
れ、この修正されたメンバーシップ関数を用いてファジ
ィ推論により制御量設定手段により点火時期,空燃比等
の制御対象の制御量が設定される。
これにより、例えば過渡運転時に、制御対象の制御目
標値に対して検出値のずれ量が大きくなるような場合で
も、ずれ量の大きさに応じて制御量のフィードバック補
正分を大きくするような制御を行うことができ、速やか
に目標値に収束させて過渡運転性を向上させることがで
きる。また定常運転時に運転状態が一時的に変化するよ
うな場合でも速やかに元の状態に戻すことができる。
<実施例> 以下に本発明の実施例を図に基づいて説明する。
第2図は本発明の一実施例のシステム構成を示す。
図において、機関1には燃焼室1a内の圧力(筒内圧
力)を検出する筒内圧センサ2が点火栓3の座金として
組み付けられており、該筒内圧センサ2からの筒内圧信
号はアンプ4によって増幅された後ファジィ推論によ
り、点火時期を設定するコントローラ5に入力される。
コントローラ5によって設定された点火進角値信号は
点火制御回路6に入力され、該制御回路6は前記点火進
角値信号と、クランク角センサ7から入力したクランク
角信号とに基づき、点火コイル8の一次側に接続された
トランジスタ9への通電を制御し、設定された点火時期
に通電を遮断することにより、点火コイル8の二次側に
高電圧を発生させて点火栓3をスパークさせ点火を行
う。
尚、クランク角センサ7からの信号はコントローラ5
にも入力される。
また、筒内圧センサ2とクランク角センサ7とは運転
状態検出手段に相当する。
次に前記コントローラ5によるファジィ推論を用いた
点火進角値の設定方式を第3図に示したフローチャート
に従って説明する。
まず、ステップ11で筒内圧センサ2からアンプ4を介
して入力された筒内圧PCとクランク角センサ7から入力
したクランク角度信号θとに基づきPCを最大とするクラ
ンク角度θPmaxを算出する。
次にステップ12では前記θPmaxと最適点火時期θMBT
との偏差Δθを算出する。
ステップ13では、偏差Δθに対してファジィ推論を行
って点火進角値θADVを設定する。
前記ファジィ推論は以下のようにして行われる。
第4図は本制御における言語的制御則を列挙したもの
であり、各項の前件命題と後件命題に対して夫々第5図
に示すように確からしさ即ち、ファジィ量を設定した前
件メンバーシップ関数と後件メンバーシップ関数とがコ
ントローラ5を構成するマイクロコンピュータのROMに
記憶されている。即ち、ROMはメンバーシップ関数記憶
手段を構成する。
ここで、“Δθが正であるときは、点火時期を進角さ
せる”という1項の制御則と、“Δθが負であるときは
点火時期を遅角させる”という2項の制御則に対しては
夫々前件メンバーシップ関数にもファジィ性を持たせて
ウルトラファジィ推論を行う構成としている。
即ち、1項及び2項の前件メンバーシップ関数は例え
ばψtan-1Δθ+C,−ψtan-1Δθ+Cとして設定され、
パラメータψの値によって形状が変化する。該パラメー
タψの値は、5項及び6項の制御則に対しての前件メン
バーシップ関数及び後件メンバーシップ関数によって決
定される。
つまり、偏差Δθの“絶対値|Δθ|が大きいときは
パラメータψを大きくする”という5項の制御則に対し
て第6図に示すように図示Aの面積特性を求めると共
に、“|Δθ|が小さいときはパラメータψを小さくす
る”という6項の制御則に対して同様に図示Bの面積特
性を求め、これらを重ね合わせたときA,Bの面積の重心
に位置するΔθの値をψ(=ψ)として求める(S13
A)。
このようにして求めたψを前記1項及び2項の前記
メンバーシップ関数のパラメータψに代入することによ
りこれら関数の形状が一意に決定される(S13B)。この
部分がメンバーシップ関数修正手段に相当する。上記の
如く決定された1項,2項の前件メンバーシップ関数と後
件メンバーシップ関数とを用いて、第6図に示したのと
全く同様の方法で進角値の補正量(変化分)ΔθAVD
求める(S13C)。
ここで、制御則5項,6項を用いた前記ファジィ推論に
より|Δθ|が大きくなる程パラメータψは増大し、こ
れに伴い1項,2項の前件メンバーシップ関数のゲインは
大きくなる。したがって|Δθ|が大きくなると益々進
角値の補正量ΔθADVが大きくなるように設定され、こ
れにより過渡時に|Δθ|が増大しても|Δθ|を短時
間で減少させて新たな最適点火時期に迅速に収束させる
ことができ、最適トルクを得て過渡運転性能を向上でき
ると共にノッキングもすばやく回避できる。
また、クランク角センサ7からの信号に基づいて求め
られた機関回転数Nに対し、“機関回転数Nが大きいと
きは基本進角値θBASEを大きくする”という3項の制御
側と、“機関回転数が小さいときは基本進角値θBASE
小さくする”という4項の制御則とに対しても第6図に
示したのと全く同様の方法で基本進角値θBASEを求める
(S13D)。
そして以上のようにして求めた基本進角値θBASEの補
正量ΔθADVとを加算することにより、点火進角値Δθ
ADVを決定する(S13E)。
これらS13C〜S13Eの部分が制御量設定手段に相当す
る。
このようにして決定された点火進角値θADVの信号が
前記したように点火制御回路6に出力され、θADVに対
応する点火時期に点火が行われる。
尚、以上の実施例は、点火時期制御に適用したものを
示したが、この他、空燃比等の制御にも適用でき、この
場合も過渡運転時の空燃比を適正に設定できるという効
果が得られる。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明によれば、内燃機関にお
けるフィードバック制御に際し、制御量設定に対してフ
ァジィ推論で用いられるメンバーシップ関数を運転状態
に応じて修正する構成としたため、過渡時に目標値から
の偏差量が増大した場合でも偏差量が増大する程フィー
ドバック補正量をより大きくするような制御を行え、も
って目標値に迅速に近づけられることができ、正常時に
おいても制御対象の状態が大きく変化するような事態を
未然に回避して安定性が保たれる。
したがって、点火時期や空燃比の制御への適用によ
り、機関運転状態を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例のシステム構成を示す図、第3図は同上実
施例による点火進角設定ルーチンを示すフローチャー
ト、第4図は同上の点火進角値設定に用いられるファジ
ィ推論の制御則を示す図、第5図は同上の制御則に対応
するメンバーシップ関数を示す図、第6図は同上のメン
バーシップ関数の修正用パラメータをファジィ推論によ
って求める方法を示す図、第7図は従来の点火時期制御
例を示すフローチャートである。 1……機関、2…筒内圧センサ、5……コントローラ、
7……クランク角センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転状態検出手段によって検出された運転
    状態に応じて機関の所定の制御対象をフィードバック制
    御する内燃機関の制御装置において、 ファジィ推論におけるメンバーシップ関数を記憶するメ
    ンバーシップ関数記憶手段と、 検出された運転状態に応じて前記メンバーシップ関数記
    憶手段に記憶されたメンバーシップ関数を修正するメン
    バーシップ関数修正手段と、 検出された運転状態に応じて前記メンバーシップ関数修
    正手段によって修正されたメンバーシップ関数を用いて
    ファジィ推論を行って前記制御対象の制御量を設定する
    制御量設定手段とを備えて構成したことを特徴とする内
    燃機関の制御装置。
JP62269462A 1987-10-27 1987-10-27 内燃機関の制御装置 Expired - Fee Related JP2528335B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62269462A JP2528335B2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27 内燃機関の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62269462A JP2528335B2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27 内燃機関の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01113574A JPH01113574A (ja) 1989-05-02
JP2528335B2 true JP2528335B2 (ja) 1996-08-28

Family

ID=17472775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62269462A Expired - Fee Related JP2528335B2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27 内燃機関の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2528335B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2784928B2 (ja) * 1988-11-18 1998-08-13 マツダ株式会社 エンジンの制御装置
US5193144A (en) 1988-12-14 1993-03-09 Shimano, Inc. Fuzzy system
US5179634A (en) * 1989-04-14 1993-01-12 Omron Corporation System for synthesizing new fuzzy rule sets from existing fuzzy rule sets
JP2669074B2 (ja) * 1989-09-27 1997-10-27 日産自動車株式会社 自律走行車両の車速感応操舵制御装置
US5560337A (en) * 1993-08-16 1996-10-01 Saturn Corporation Knock control using fuzzy logic

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0790725B2 (ja) * 1987-05-19 1995-10-04 本田技研工業株式会社 定速走行制御装置
JPS649036A (en) * 1987-07-01 1989-01-12 Nissan Motor Constant speed running device for automobile

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01113574A (ja) 1989-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3294957B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JPS61157766A (ja) 内燃機関の点火時期制御方式
US4370964A (en) Spark ignition timing control system for an internal combustion engine
GB2076054A (en) Ignition energy control method and system
JP2528335B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JPH0114743Y2 (ja)
JPH0375751B2 (ja)
JPH0452384B2 (ja)
US4526148A (en) Air-fuel ratio control system for an internal combustion engine
JPH0650099B2 (ja) 内燃機関の点火時期制御方法
JP5871140B2 (ja) エンジン用電子ガバナー
JPH0652074B2 (ja) 多気筒エンジンのアイドリング安定化装置
US5069182A (en) Ignition timing control apparatus for an engine
JPS6241951A (ja) エンジンのアイドル回転数制御装置
JP2537414B2 (ja) 内燃機関の点火時期制御装置
JP2011256781A (ja) 内燃機関の制御装置
JPS63227958A (ja) 内燃機関の点火時期制御装置
JPH0649914Y2 (ja) 内燃機関の点火時期制御装置
JPH0649913Y2 (ja) 内燃機関の点火時期制御装置
JP2682218B2 (ja) 内燃機関のノッキング制御装置
JP3551425B2 (ja) ディーゼルエンジンの制御装置
JP2526249B2 (ja) 内燃機関の点火時期制御装置
JP2605737B2 (ja) 内燃機関の点火時期制御装置
JPH07113354B2 (ja) 内燃機関の点火時期制御装置
JPS6282273A (ja) 内燃機関の点火時期制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees