JP2527014Y2 - ノック式筆記具 - Google Patents
ノック式筆記具Info
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- JP2527014Y2 JP2527014Y2 JP2172191U JP2172191U JP2527014Y2 JP 2527014 Y2 JP2527014 Y2 JP 2527014Y2 JP 2172191 U JP2172191 U JP 2172191U JP 2172191 U JP2172191 U JP 2172191U JP 2527014 Y2 JP2527014 Y2 JP 2527014Y2
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- Japan
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- writing
- mechanical pencil
- clip
- engaging
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Links
- 210000000481 breast Anatomy 0.000 description 7
- 210000000038 chest Anatomy 0.000 description 1
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- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
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- 238000010186 staining Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Clips For Writing Implements (AREA)
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、筆記先端部を軸先端口
から突出した状態でクリップに設けた係止段部とシャー
プペンシル筆記体に設けた係合突起を係止させて固定
し、その係止を解消することによりコイルばねの弾発力
でシャープペンシル筆記体を後退させて筆記先端部を軸
内部に没入させるよう構成したノック式筆記具に関す
る。
から突出した状態でクリップに設けた係止段部とシャー
プペンシル筆記体に設けた係合突起を係止させて固定
し、その係止を解消することによりコイルばねの弾発力
でシャープペンシル筆記体を後退させて筆記先端部を軸
内部に没入させるよう構成したノック式筆記具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】筆記部を軸先端口から突出させたままの
状態で衣服の胸のポケットへ筆記具を止着してその筆記
部のインク等により衣服を汚損してしまわないように工
夫された筆記具が存在する。その一例として図5及び図
6に示すように、クリップ1`の先端玉部2`に係合部
3`を設けると共にその係合部3`と対向する軸筒4`
の側面に玉部2`が没入可能な窓孔5`を設け、又ノッ
ク体6`の側面にも係合部7`を設け、ノック体6`を
前進させてリフィール8`の先端筆記部9`を軸先端口
10`から突出させた状態でクリップ1`の係合部3`
とノック体6`の係合部7`を係止させて固定し、クリ
ップ1`の後端に設けた押圧板部11`を軸筒方向に押
し下げることにより逆にクリップ1`の先端部を持ち上
げて、玉部2`の係合部3`とノック体6`の係合部7
`の係止状態を解消したときにリフィール8`及びノッ
ク体6`がバネ12`により後退させられてリフィール
8`の筆記部9`が軸内部に没入するよう構成されたも
のが存在する。即ち、筆記部9`が軸先端口10`から
突出した状態ではクリップ1`の係合部3`とノック体
6`の係合部7`を係止させてクリップ1`の使用を不
能とし、よって胸ポケット等への止着を阻止し、又、無
理にクリップ1`を持ち上げてポケット等に止着しよう
とするとクリップ1`の係合部3`とノック体6`の係
合部7`の係止状態が解消することになるのでリフィー
ル8`がバネ12`によって否応無く後退して筆記部9
`が時期内部に没入するように成して筆記部9`インク
等による衣服の汚損を防止するものである。
状態で衣服の胸のポケットへ筆記具を止着してその筆記
部のインク等により衣服を汚損してしまわないように工
夫された筆記具が存在する。その一例として図5及び図
6に示すように、クリップ1`の先端玉部2`に係合部
3`を設けると共にその係合部3`と対向する軸筒4`
の側面に玉部2`が没入可能な窓孔5`を設け、又ノッ
ク体6`の側面にも係合部7`を設け、ノック体6`を
前進させてリフィール8`の先端筆記部9`を軸先端口
10`から突出させた状態でクリップ1`の係合部3`
とノック体6`の係合部7`を係止させて固定し、クリ
ップ1`の後端に設けた押圧板部11`を軸筒方向に押
し下げることにより逆にクリップ1`の先端部を持ち上
げて、玉部2`の係合部3`とノック体6`の係合部7
`の係止状態を解消したときにリフィール8`及びノッ
ク体6`がバネ12`により後退させられてリフィール
8`の筆記部9`が軸内部に没入するよう構成されたも
のが存在する。即ち、筆記部9`が軸先端口10`から
突出した状態ではクリップ1`の係合部3`とノック体
6`の係合部7`を係止させてクリップ1`の使用を不
能とし、よって胸ポケット等への止着を阻止し、又、無
理にクリップ1`を持ち上げてポケット等に止着しよう
とするとクリップ1`の係合部3`とノック体6`の係
合部7`の係止状態が解消することになるのでリフィー
ル8`がバネ12`によって否応無く後退して筆記部9
`が時期内部に没入するように成して筆記部9`インク
等による衣服の汚損を防止するものである。
【0003】又、軸筒にシャープペンシル筆記体を軸推
移可能に収納して、後端をノックすることにより軸先端
口から筆記先端部を突出し、ノック又は別に設けた操作
部を操作することにより突出状態を解除して筆記先端部
を収納するようにしたものが知られている。然しなが
ら、従来のものは筆記先端部を軸先端口から突出した状
態で胸のポケットに差してしまった場合、筆記先端部で
衣服を傷つけたり、芯が折れたり、極端には体を傷つけ
る危険性が存在する。
移可能に収納して、後端をノックすることにより軸先端
口から筆記先端部を突出し、ノック又は別に設けた操作
部を操作することにより突出状態を解除して筆記先端部
を収納するようにしたものが知られている。然しなが
ら、従来のものは筆記先端部を軸先端口から突出した状
態で胸のポケットに差してしまった場合、筆記先端部で
衣服を傷つけたり、芯が折れたり、極端には体を傷つけ
る危険性が存在する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来例の筆記具では、クリップ1`の係合部3`とノック
体6`の係合部7`の係止状態を解消する為にクリップ
1`の後端の押圧板部11`を軸筒方向に押し下げるこ
とによりクリップ先端玉部2`を持ち上げるよう構成さ
れているが、この構造ではクリップ1`の取付基部13
`に繰り返し荷重が作用するので取付基部13`がへた
り易い問題があり、その為この取付基部13`を合成樹
脂製とすることには強度上の無理があるので例えば金属
板等を用いざるをえなかった。従って、クリップを軸筒
と一体成形することは不可能で、材料費や組立費の為に
コストが嵩み、又、軸筒に対して、クリップを組付ける
際の組付具合によって品質上にばらつきが生ずる問題が
あった。
来例の筆記具では、クリップ1`の係合部3`とノック
体6`の係合部7`の係止状態を解消する為にクリップ
1`の後端の押圧板部11`を軸筒方向に押し下げるこ
とによりクリップ先端玉部2`を持ち上げるよう構成さ
れているが、この構造ではクリップ1`の取付基部13
`に繰り返し荷重が作用するので取付基部13`がへた
り易い問題があり、その為この取付基部13`を合成樹
脂製とすることには強度上の無理があるので例えば金属
板等を用いざるをえなかった。従って、クリップを軸筒
と一体成形することは不可能で、材料費や組立費の為に
コストが嵩み、又、軸筒に対して、クリップを組付ける
際の組付具合によって品質上にばらつきが生ずる問題が
あった。
【0005】本考案の課題はかかる問題点を解決すると
共にシャープペンシル筆記体の筆記先端部を軸先端口か
ら突出させたまま胸のポケットに差しても、衣服を破い
たり芯が折れたり、体を傷つける危険性を排除すること
にある。
共にシャープペンシル筆記体の筆記先端部を軸先端口か
ら突出させたまま胸のポケットに差しても、衣服を破い
たり芯が折れたり、体を傷つける危険性を排除すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
為に案出された本考案のノック式筆記具は、軸筒の後端
基部に止着したクリップの先端に係合段部を形成した玉
部を固着して、シャープペンシル筆記体をコイルばねに
より後方へ附勢した状態で軸筒内に収納し、軸方向に於
いて連動するシャープペンシル筆記体にその筆記先端部
が軸先端口から突出した状態でクリップ玉部の係合段部
と係止する係合突起を設けて、玉部の前面と対設して突
部を有した係止解除釦を軸筒側面に沿って適宜前後動す
るよう配設して、軸筒の後端より突出したシャープペン
シル筆記体の後端をノックすることにより前進させてク
リップ玉部の係合段部を上動させてシャープペンシル筆
記体の係合突起と係止状態にして筆記部を軸先端口より
突出させ、その状態より上記係止解除釦を軸筒後方に押
圧した時、その突部が玉部の側面を押圧しながら玉部を
再度上動させて上記係止状態を解除すると共にシャープ
ペンシル筆記体が後退して筆記先端部を軸内に収納し、
軸筒でシャープペンシル筆記体の係合突起が可動自在に
嵌装する軸筒のクリップと対向したスリットにシャープ
ペンシル筆記体が軸筒より離脱しないようにその係合突
起と当接する段部を設けて、シャープペンシル筆記体を
軸筒後端より挿入したとき係合突起が段部を拡開して嵌
入し、当接状態と成るように構成したことである。
為に案出された本考案のノック式筆記具は、軸筒の後端
基部に止着したクリップの先端に係合段部を形成した玉
部を固着して、シャープペンシル筆記体をコイルばねに
より後方へ附勢した状態で軸筒内に収納し、軸方向に於
いて連動するシャープペンシル筆記体にその筆記先端部
が軸先端口から突出した状態でクリップ玉部の係合段部
と係止する係合突起を設けて、玉部の前面と対設して突
部を有した係止解除釦を軸筒側面に沿って適宜前後動す
るよう配設して、軸筒の後端より突出したシャープペン
シル筆記体の後端をノックすることにより前進させてク
リップ玉部の係合段部を上動させてシャープペンシル筆
記体の係合突起と係止状態にして筆記部を軸先端口より
突出させ、その状態より上記係止解除釦を軸筒後方に押
圧した時、その突部が玉部の側面を押圧しながら玉部を
再度上動させて上記係止状態を解除すると共にシャープ
ペンシル筆記体が後退して筆記先端部を軸内に収納し、
軸筒でシャープペンシル筆記体の係合突起が可動自在に
嵌装する軸筒のクリップと対向したスリットにシャープ
ペンシル筆記体が軸筒より離脱しないようにその係合突
起と当接する段部を設けて、シャープペンシル筆記体を
軸筒後端より挿入したとき係合突起が段部を拡開して嵌
入し、当接状態と成るように構成したことである。
【0007】
【実施例】図1乃至図4に示した本考案の実施例は、樹
脂製でその側面に後端開口縁から所要距離前方位置まで
軸方向のスリット4を設けると共に、その略中央でスリ
ット4を形成する両側壁に斜面24を有した段部5を形
成し、スリット4の後端側面部に基部3を突設し、当該
基部3にはスリット4が連通して設けられている。又、
基部3の内側面には取付け溝(図示せず)が設けられ
て、後端にU字形の屈曲片を有して後端両横側端部に脚
部を備えたクリップ板10の取付け部9を上記基部3の
取付け溝に挿入して圧着すると共にクリップ板10の先
端に両横側端部に脚部を備えた取付け部15を玉部11
の溝部12に挿入して圧着させている。又、玉部11の
下部には溝13が形成され後述する係合段部14が設け
られている。
脂製でその側面に後端開口縁から所要距離前方位置まで
軸方向のスリット4を設けると共に、その略中央でスリ
ット4を形成する両側壁に斜面24を有した段部5を形
成し、スリット4の後端側面部に基部3を突設し、当該
基部3にはスリット4が連通して設けられている。又、
基部3の内側面には取付け溝(図示せず)が設けられ
て、後端にU字形の屈曲片を有して後端両横側端部に脚
部を備えたクリップ板10の取付け部9を上記基部3の
取付け溝に挿入して圧着すると共にクリップ板10の先
端に両横側端部に脚部を備えた取付け部15を玉部11
の溝部12に挿入して圧着させている。又、玉部11の
下部には溝13が形成され後述する係合段部14が設け
られている。
【0008】一方、シャープペンシル筆記体20は先端
に筆記先端部21を有し、芯ケース27を先方の芯をチ
ャックして繰り出すように構成した機構部(図示せず)
と軸推移可能に接続して筒部30に収納し、当該筒部3
0の側面には係合突起23が設けられて、上記芯ケース
27の後端は筒部30の後端より適宜突出し、芯ケース
27の後端には消しゴム28が嵌着され、更に芯ケース
27の後端外周にはノックカバー29が取付けられてい
る。シャープペンシル筆記体20は軸筒1の後端より挿
入され、上記係合突起部23は上記基部3のスリット4
内に嵌入し、斜面24により段部5を弾性的に拡開して
係合突起23の後端が段部5に当接してシャープペンシ
ル筆記体20は軸筒1より抜止めされる。
に筆記先端部21を有し、芯ケース27を先方の芯をチ
ャックして繰り出すように構成した機構部(図示せず)
と軸推移可能に接続して筒部30に収納し、当該筒部3
0の側面には係合突起23が設けられて、上記芯ケース
27の後端は筒部30の後端より適宜突出し、芯ケース
27の後端には消しゴム28が嵌着され、更に芯ケース
27の後端外周にはノックカバー29が取付けられてい
る。シャープペンシル筆記体20は軸筒1の後端より挿
入され、上記係合突起部23は上記基部3のスリット4
内に嵌入し、斜面24により段部5を弾性的に拡開して
係合突起23の後端が段部5に当接してシャープペンシ
ル筆記体20は軸筒1より抜止めされる。
【0009】ところで、軸筒1内に挿入されたシャープ
ペンシル筆記体20の前端外面段部26と軸筒1の前端
内面段部6の間に介装されてシャープペンシル筆記体2
0を後方へ付勢するコイルばね22が設けられている。
又、シャープペンシル筆記体20のノックカバー29の
後端をノックすることにより前進させてシャープペンシ
ル筆記体20の前端の筆記先端部21が軸先端口2から
突出した状態でシャープペンシル筆記体20の係合突起
23とクリップ玉部11の係合段部14とが係止する。
ペンシル筆記体20の前端外面段部26と軸筒1の前端
内面段部6の間に介装されてシャープペンシル筆記体2
0を後方へ付勢するコイルばね22が設けられている。
又、シャープペンシル筆記体20のノックカバー29の
後端をノックすることにより前進させてシャープペンシ
ル筆記体20の前端の筆記先端部21が軸先端口2から
突出した状態でシャープペンシル筆記体20の係合突起
23とクリップ玉部11の係合段部14とが係止する。
【0010】一方、上記軸筒1のスリット4で、玉部1
1の前方部位にはリブ状の支点25が設けられてそこに
は側面略中央に半円よりやや大きめで下方を開口した孔
18が設けられ、後端に突部17と前端に押し部19を
設けた係止解除釦16が支点25に孔18を弾性的に嵌
着して、係止解除釦16はクリップ8の玉部11の前面
梃子式に回動可能となっている。又、図2に示される係
止状態より係止解除釦16の押し部19をスリット4の
内方に押圧すると突部17が玉部11の前面を押圧して
玉部11を押し上げるので上記係止状態を解除すると共
に、シャープペンシル筆記体20がコイルばね22によ
り後退して係合突起23が軸筒1のスリット4に形成さ
れた段部5に当接した状態でシャープペンシル筆記体2
0の筆記先端部21が軸筒内部に没入するよう寸法設定
してなるものである。又更に、上記実施例では基部3に
対して別個に形成したクリップ8を圧着する構造となっ
ているがクリップ8を軸筒1と一体的に形成してもよ
い。
1の前方部位にはリブ状の支点25が設けられてそこに
は側面略中央に半円よりやや大きめで下方を開口した孔
18が設けられ、後端に突部17と前端に押し部19を
設けた係止解除釦16が支点25に孔18を弾性的に嵌
着して、係止解除釦16はクリップ8の玉部11の前面
梃子式に回動可能となっている。又、図2に示される係
止状態より係止解除釦16の押し部19をスリット4の
内方に押圧すると突部17が玉部11の前面を押圧して
玉部11を押し上げるので上記係止状態を解除すると共
に、シャープペンシル筆記体20がコイルばね22によ
り後退して係合突起23が軸筒1のスリット4に形成さ
れた段部5に当接した状態でシャープペンシル筆記体2
0の筆記先端部21が軸筒内部に没入するよう寸法設定
してなるものである。又更に、上記実施例では基部3に
対して別個に形成したクリップ8を圧着する構造となっ
ているがクリップ8を軸筒1と一体的に形成してもよ
い。
【0011】
【作用】上記の実施例に基づき作用を以下に説明する。
先ず、図1の状態より、ノックカバー29の後端をノッ
クしてシャープペンシル筆記体20を前進させ、その筆
記先端部21を軸先端口2から突出させると係合突起2
3がクリップ玉部11の溝13に形成された係合段部1
6の前方に移動して係止し、(図1から図2に)この状
態で筆記が行われる。筆記が終了した状態より図3に示
す係止解除釦16の押し部19を押圧すると突部17が
玉部11の前面を押圧して押し上げるのでシャープペン
シル筆記体20の係合突起23との係止状態が解除され
シャープペンシル筆記体20はコイルばね22の力によ
り後退し、筆記先端部21は軸筒内部に没入して図1の
状態に復帰する。又、シャープペンシル筆記体20の筆
記先端部21が図2のように軸先端口2から突出したま
まの状態で筆記具を胸ポケット等に止着しようとしても
クリップ玉部11の係合段部14とシャープペンシル筆
記体20の係合突起23が係止しているのでクリップの
使用が妨げられ胸ポケット等への止着が阻止される。
又、無理に胸ポケット等へ止着した場合はクリップ玉部
11の係合段部14とシャープペンシル筆記体20の係
合突起23の係止状態が解消したことになるので否応な
くシャープペンシル筆記体20はコイルばね22の力に
よって後退し筆記先端部21を軸筒内部に没入させるこ
とになる。従って筆記先端部21を突出させたままの状
態で胸のポケット等へ止着して衣服を破いたり、芯が折
れたり、体を傷つける等のことを未然に防止する。
先ず、図1の状態より、ノックカバー29の後端をノッ
クしてシャープペンシル筆記体20を前進させ、その筆
記先端部21を軸先端口2から突出させると係合突起2
3がクリップ玉部11の溝13に形成された係合段部1
6の前方に移動して係止し、(図1から図2に)この状
態で筆記が行われる。筆記が終了した状態より図3に示
す係止解除釦16の押し部19を押圧すると突部17が
玉部11の前面を押圧して押し上げるのでシャープペン
シル筆記体20の係合突起23との係止状態が解除され
シャープペンシル筆記体20はコイルばね22の力によ
り後退し、筆記先端部21は軸筒内部に没入して図1の
状態に復帰する。又、シャープペンシル筆記体20の筆
記先端部21が図2のように軸先端口2から突出したま
まの状態で筆記具を胸ポケット等に止着しようとしても
クリップ玉部11の係合段部14とシャープペンシル筆
記体20の係合突起23が係止しているのでクリップの
使用が妨げられ胸ポケット等への止着が阻止される。
又、無理に胸ポケット等へ止着した場合はクリップ玉部
11の係合段部14とシャープペンシル筆記体20の係
合突起23の係止状態が解消したことになるので否応な
くシャープペンシル筆記体20はコイルばね22の力に
よって後退し筆記先端部21を軸筒内部に没入させるこ
とになる。従って筆記先端部21を突出させたままの状
態で胸のポケット等へ止着して衣服を破いたり、芯が折
れたり、体を傷つける等のことを未然に防止する。
【0012】
【考案の効果】本考案は以上の通りであり、クリップ玉
部の係合段部とシャープペンシル筆記体の係合突起の係
止状態を解消する場合は軸筒側面の係止解除釦の押し部
を押圧してクリップ玉部を押し上げるだけでよく、クリ
ップ玉部のみが作動してクリップの他の部位は何ら荷重
を受けることがなく、従来例の如くクリップ取付基部が
へたることもないので、クリップ玉部を除くクリップの
他の部位を軸筒と共に一体成形することも可能となり、
従ってコスト低減を図ることができ、又、クリップの軸
筒に対する取付具合による品質状のばらつきの問題も解
消できる効果がある。又、ノックと係止解除釦の押圧で
筆記部の出没が行えるので、使い勝手がよく、構造が簡
単なので安価に提供可能となる。又更に、筆記先端部を
突出させたまま胸のポケット等に止着しても衣服を破い
たり、芯が折れたり、体を傷つける等の危険を防止でき
る。
部の係合段部とシャープペンシル筆記体の係合突起の係
止状態を解消する場合は軸筒側面の係止解除釦の押し部
を押圧してクリップ玉部を押し上げるだけでよく、クリ
ップ玉部のみが作動してクリップの他の部位は何ら荷重
を受けることがなく、従来例の如くクリップ取付基部が
へたることもないので、クリップ玉部を除くクリップの
他の部位を軸筒と共に一体成形することも可能となり、
従ってコスト低減を図ることができ、又、クリップの軸
筒に対する取付具合による品質状のばらつきの問題も解
消できる効果がある。又、ノックと係止解除釦の押圧で
筆記部の出没が行えるので、使い勝手がよく、構造が簡
単なので安価に提供可能となる。又更に、筆記先端部を
突出させたまま胸のポケット等に止着しても衣服を破い
たり、芯が折れたり、体を傷つける等の危険を防止でき
る。
【図1】本考案の縦透視断面図で筆記体を軸内に収納し
た状態を示している。
た状態を示している。
【図2】本考案の縦透視断面図で筆記体を軸先端口から
突出させた状態を示している。
突出させた状態を示している。
【図3】係止解除釦を押圧してクリップの玉部の前面を
押圧し、玉部を押し上げてシャープペンシル筆記体の係
合突起を玉部の係合段部から離脱した直後の状態を示し
た縦透視断面図である。
押圧し、玉部を押し上げてシャープペンシル筆記体の係
合突起を玉部の係合段部から離脱した直後の状態を示し
た縦透視断面図である。
【図4】本考案のノック式筆記具の部品展開斜視図であ
る。
る。
【図5】従来例を示したもので、筆記部を軸先端口から
突出した状態の半縦断面図である。
突出した状態の半縦断面図である。
【図6】従来例を示したもので、筆記部を軸内部に没入
した状態の縦断面図である。
した状態の縦断面図である。
1 軸筒 2 軸先端口 3 基部 4 スリット 5 段部 6 内径段部 7 内孔部 8 クリップ 9 取付け部 10 クリップ板 11 玉部 12 溝部 13 溝 14 係合段部 15 取付け部 16 係止解除釦 17 突部 18 孔 20 シャープペンシル筆記体 21 筆記先端部 22 コイルばね 23 係合突起 24 斜面 25 支点 26 外面段部 27 芯ケース 28 消しゴム 29 ノックカバー 30 筒部 1` クリップ 2` 玉部 3` 係合部 4` 軸筒 5` 窓孔 6` ノック体 7` 係合部 8` リフィール 9` 筆記部 10` 軸先端口 11` 押圧板部 12` バネ 13` 取付基部
Claims (1)
- 【請求項1】 軸筒の後端基部に止着したクリップの先
端に係合段部を形成した玉部を固着し、シャープペンシ
ル筆記体をコイルばねにより後方へ附勢した状態で軸筒
内に収納して、軸方向に於いて連動するシャープペンシ
ル筆記体にシャープペンシル筆記体の筆記先端部が軸先
端口から突出した状態でクリップ玉部の係合段部と係止
する係合突起を設けて、玉部の前面と対設して突部を有
した係止解除釦を軸筒側面に沿って梃子運動するように
配設して、軸筒の後端より突出してノックすることによ
り芯を繰り出すように成したノックカバーの後端を押圧
することにより前進させてクリップ玉部の係合段部を上
動させてシャープペンシル筆記体の係合突起と係止状態
にして筆記先端部を軸先端口より突出させ、その状態よ
り上記係止解除解除釦の押し部を軸内方向に押圧したと
き、その突部が玉部の前面を押圧しながら玉部を再度上
動させて上記係止状態を解除すると共にシャープペンシ
ル筆記体が後退して筆記部を軸内に収納され、軸筒でシ
ャープペンシル筆記体の係合突起が可動自在に嵌装する
軸筒のクリップと対向した側面に開設したスリットにシ
ャープペンシル筆記体が軸筒より離脱しないようにシャ
ープペンシル筆記体に設けた係合突起と当接する段部を
設けて、シャープペンシル筆記体を軸筒後端より挿入し
た時その係合突起が段部を弾性的に拡開して嵌入し、当
接状態となるように構成したことを特徴とするノック式
筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2172191U JP2527014Y2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | ノック式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2172191U JP2527014Y2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | ノック式筆記具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04111486U JPH04111486U (ja) | 1992-09-28 |
JP2527014Y2 true JP2527014Y2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=31907415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2172191U Expired - Lifetime JP2527014Y2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | ノック式筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527014Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100324011B1 (ko) * | 1999-09-08 | 2002-03-13 | 강대경 | 걸이식 휴대기능을 갖는 필기구 |
-
1991
- 1991-03-13 JP JP2172191U patent/JP2527014Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04111486U (ja) | 1992-09-28 |
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JPH0432311Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960806 |