JP2525076Y2 - 液体リザーバタンク - Google Patents
液体リザーバタンクInfo
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- JP2525076Y2 JP2525076Y2 JP1991039695U JP3969591U JP2525076Y2 JP 2525076 Y2 JP2525076 Y2 JP 2525076Y2 JP 1991039695 U JP1991039695 U JP 1991039695U JP 3969591 U JP3969591 U JP 3969591U JP 2525076 Y2 JP2525076 Y2 JP 2525076Y2
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- 235000014676 Phragmites communis Nutrition 0.000 claims description 16
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 8
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H36/00—Switches actuated by change of magnetic field or of electric field, e.g. by change of relative position of magnet and switch, by shielding
- H01H36/02—Switches actuated by change of magnetic field or of electric field, e.g. by change of relative position of magnet and switch, by shielding actuated by movement of a float carrying a magnet
Landscapes
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、タンク本体内の液体が
所定量以下に減少したとき、これを検出する機能を備え
た液体リザーバタンクに関し、特に自動車のブレーキま
たはクラッチ系統等に使用されるリザーバタンクに関す
るものである。
所定量以下に減少したとき、これを検出する機能を備え
た液体リザーバタンクに関し、特に自動車のブレーキま
たはクラッチ系統等に使用されるリザーバタンクに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の液体リザーバタンクにお
ける液量検出手段としては、磁石付きのフロートとリー
ドスイッチとを組み合わせたものが多く採用されてい
る。これは、装備スペースの確保および安全面などにお
いて有利であるからである。このような液量検出手段を
備えた液体リザーバタンクとして、例えば車両用油圧ブ
レーキにおけるブレーキ液のリザーバタンクとしては、
実公昭62ー35635号公報において開示された構成
のものが知られている。このリザーバタンクは、図8な
いし図11に示すように、タンク本体1内にガイド2を
設けてこのガイド2に磁石3付きのフロート4を上下動
自在にセットし、かつタンク本体1の底部にその外側か
ら嵌合孔5を設けてこの嵌合孔5内にケース6を差し込
み装着している。このケース6にはリードスイッチ7が
内蔵されている。
ける液量検出手段としては、磁石付きのフロートとリー
ドスイッチとを組み合わせたものが多く採用されてい
る。これは、装備スペースの確保および安全面などにお
いて有利であるからである。このような液量検出手段を
備えた液体リザーバタンクとして、例えば車両用油圧ブ
レーキにおけるブレーキ液のリザーバタンクとしては、
実公昭62ー35635号公報において開示された構成
のものが知られている。このリザーバタンクは、図8な
いし図11に示すように、タンク本体1内にガイド2を
設けてこのガイド2に磁石3付きのフロート4を上下動
自在にセットし、かつタンク本体1の底部にその外側か
ら嵌合孔5を設けてこの嵌合孔5内にケース6を差し込
み装着している。このケース6にはリードスイッチ7が
内蔵されている。
【0003】そして、このような液量検出手段によれ
ば、タンク本体1内のブレーキ液がマスターシリンダ8
側に流出してその残量が減少する都度、これに応じてフ
ロート4が下降する。そして、このフロート4がある程
度まで下がると、磁石3の磁気力によってリードスイッ
チ7が閉じる。このことにより、タンク本体1内のブレ
ーキ液が所定量以下に減少したことを検出し、そしてこ
のリードスイッチ7に接続された図示しない各種警報器
を自動的に作動させるようになっている。
ば、タンク本体1内のブレーキ液がマスターシリンダ8
側に流出してその残量が減少する都度、これに応じてフ
ロート4が下降する。そして、このフロート4がある程
度まで下がると、磁石3の磁気力によってリードスイッ
チ7が閉じる。このことにより、タンク本体1内のブレ
ーキ液が所定量以下に減少したことを検出し、そしてこ
のリードスイッチ7に接続された図示しない各種警報器
を自動的に作動させるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ケース6に
おけるリードスイッチ7の内蔵位置は、ケース6の上下
方向または左右方向のすくなくともいずれかに片寄って
いる。すなわち、ケース6におけるリードスイッチ7の
内蔵位置には方向性がある。したがって、タンク本体1
に対する所定位置にリードスイッチ7を取り付けるため
に、ケース6に定められた正規の形態で嵌合孔5内に差
し込む必要がある。そして、従来の嵌合孔5には挿入方
向に沿うガイド溝9と抜け止め穴10とが形成され、ケ
ース6には突起11が形成されている。この突起11が
ガイド溝9に嵌入し、圧縮状態で嵌め合ったままガイド
溝9に沿ってその奥方へガイドされる。この突起11が
抜け止め穴10と対向した時点で、ガイド溝9による突
起11への強制的な上方圧縮が解かれ、この突起11が
下方に復元する。この結果、突起11が抜け止め穴10
内に嵌入して、ケース6自体の抜け止めを果す。
おけるリードスイッチ7の内蔵位置は、ケース6の上下
方向または左右方向のすくなくともいずれかに片寄って
いる。すなわち、ケース6におけるリードスイッチ7の
内蔵位置には方向性がある。したがって、タンク本体1
に対する所定位置にリードスイッチ7を取り付けるため
に、ケース6に定められた正規の形態で嵌合孔5内に差
し込む必要がある。そして、従来の嵌合孔5には挿入方
向に沿うガイド溝9と抜け止め穴10とが形成され、ケ
ース6には突起11が形成されている。この突起11が
ガイド溝9に嵌入し、圧縮状態で嵌め合ったままガイド
溝9に沿ってその奥方へガイドされる。この突起11が
抜け止め穴10と対向した時点で、ガイド溝9による突
起11への強制的な上方圧縮が解かれ、この突起11が
下方に復元する。この結果、突起11が抜け止め穴10
内に嵌入して、ケース6自体の抜け止めを果す。
【0005】ところが、前記ケース6に交換の必要が生
じた場合、ケース6の突起11が抜け止め穴10に合致
しているため、ケース6を取り外すのに強い引っ張り力
を必要としていた。また、突起11が挿入方向先端部に
形成されているため、嵌合孔5および抜け止め穴10に
干渉し、ケース6の嵌入・取り外しの際に、突起11お
よび嵌合孔5の損傷、変形などの問題があった。本考案
は、前記問題を解決するために、ケースの嵌入・取り出
し作業性を向上させた液体リザーバタンクの提供を目的
とする。
じた場合、ケース6の突起11が抜け止め穴10に合致
しているため、ケース6を取り外すのに強い引っ張り力
を必要としていた。また、突起11が挿入方向先端部に
形成されているため、嵌合孔5および抜け止め穴10に
干渉し、ケース6の嵌入・取り外しの際に、突起11お
よび嵌合孔5の損傷、変形などの問題があった。本考案
は、前記問題を解決するために、ケースの嵌入・取り出
し作業性を向上させた液体リザーバタンクの提供を目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の液体リザ
ーバタンクは、磁石付きのフロートがタンク本体内に上
下動自在に収納され、前記タンク本体底部に嵌合孔が設
けられ、該嵌合孔と合致する形状でかつ内部にリードス
イッチを設けたケースが前記嵌合孔に装着される液体リ
ザーバタンクにおいて、前記ケースには、突起が設けら
れ、前記嵌合孔の壁には、前記ケースの収納位置で前記
突起が挿入される抜け止め穴が形成されるとともに、前
記突起の後端を係止するレバーが回動自在に設けられて
いることを特徴とするものである。
ーバタンクは、磁石付きのフロートがタンク本体内に上
下動自在に収納され、前記タンク本体底部に嵌合孔が設
けられ、該嵌合孔と合致する形状でかつ内部にリードス
イッチを設けたケースが前記嵌合孔に装着される液体リ
ザーバタンクにおいて、前記ケースには、突起が設けら
れ、前記嵌合孔の壁には、前記ケースの収納位置で前記
突起が挿入される抜け止め穴が形成されるとともに、前
記突起の後端を係止するレバーが回動自在に設けられて
いることを特徴とするものである。
【0007】請求項2記載の液体リザーバタンクは、磁
石付きのフロートがタンク本体内に上下動自在に収納さ
れ、前記タンク本体底部に嵌合孔が設けられ、該嵌合孔
と合致する形状でかつ内部にリードスイッチを設けたケ
ースが前記嵌合孔に装着される液体リザーバタンクにお
いて、前記ケースの挿入方向後端部には、下方に突出す
る突起が設けられ、前記タンク本体の前記嵌合孔の底壁
には、前記突起が挿入される抜け止め穴が前記嵌合孔の
最後端部に設けられ、前記突起の後端を係止する抜け止
め穴後端側の帯状底壁には、該帯状底壁を回動させる操
作棒を延長したことを特徴とするものである。
石付きのフロートがタンク本体内に上下動自在に収納さ
れ、前記タンク本体底部に嵌合孔が設けられ、該嵌合孔
と合致する形状でかつ内部にリードスイッチを設けたケ
ースが前記嵌合孔に装着される液体リザーバタンクにお
いて、前記ケースの挿入方向後端部には、下方に突出す
る突起が設けられ、前記タンク本体の前記嵌合孔の底壁
には、前記突起が挿入される抜け止め穴が前記嵌合孔の
最後端部に設けられ、前記突起の後端を係止する抜け止
め穴後端側の帯状底壁には、該帯状底壁を回動させる操
作棒を延長したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の液体リザーバタンクにおいて
は、ケースに設けられた突起を係止するレバーがタンク
本体の抜け止め穴に回動自在に設けられているため、レ
バーを回動することにより、突起の後端からレバーが離
れて、突起の係止状態を容易に解除することができる。
また、ケースの後端部に設けられた突起がタンク本体の
レバーにより係止されるため、ケースを確実にタンク本
体に固定することができる。
は、ケースに設けられた突起を係止するレバーがタンク
本体の抜け止め穴に回動自在に設けられているため、レ
バーを回動することにより、突起の後端からレバーが離
れて、突起の係止状態を容易に解除することができる。
また、ケースの後端部に設けられた突起がタンク本体の
レバーにより係止されるため、ケースを確実にタンク本
体に固定することができる。
【0009】請求項2記載の液体リザーバタンクにおい
ては、ケースの挿入方向後端部に設けられた突起の後端
を係止する帯状底壁に、この帯状底壁を回動させる操作
棒が延長されているため、操作棒によって帯状底壁を回
動させると、突起の後端から帯状底壁が離れて、突起の
係止状態を容易に解除することができる。また、ケース
の突起がタンク本体の帯状底壁により係止されるため、
ケースを確実にタンク本体に固定することができる。そ
して、請求項1、請求項2記載の液体リザーバタンクに
おいては、レバーまたは操作棒をタンク本体と一体に設
けることができるので、タンク製作時に、抜け止め穴と
ともに、同時に製作することができ、製作作業を容易に
することができる。
ては、ケースの挿入方向後端部に設けられた突起の後端
を係止する帯状底壁に、この帯状底壁を回動させる操作
棒が延長されているため、操作棒によって帯状底壁を回
動させると、突起の後端から帯状底壁が離れて、突起の
係止状態を容易に解除することができる。また、ケース
の突起がタンク本体の帯状底壁により係止されるため、
ケースを確実にタンク本体に固定することができる。そ
して、請求項1、請求項2記載の液体リザーバタンクに
おいては、レバーまたは操作棒をタンク本体と一体に設
けることができるので、タンク製作時に、抜け止め穴と
ともに、同時に製作することができ、製作作業を容易に
することができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の液体リザーバタンクの一実施
例を図1ないし図7を参照しながら説明する。この液体
リザーバタンクにおいては、合成樹脂製のタンク本体2
1内にガイド22が設けられ、このガイド22に磁石2
3付きフロート24が上下動自在にセットされている。
そして、タンク本体21の底部外壁の磁石23付きフロ
ート24の真下に相当する部位に断面形状が長方形の嵌
合孔25が設けられている。この嵌合孔25に合致され
る形状で、かつ、内部に中央より長方形断面の短い辺側
に偏らせてリードスイッチ26を取り付けたケース27
が嵌合孔25に差し込み装着されている。そして、タン
ク本体21内のブレーキ液がマスターシリンダ28側に
流出して、その残量の減少に応じてフロート24が下降
し、このフロート24がある程度まで下がると、磁石2
3の磁気力によってリードスイッチ26が閉じ、ブレー
キ液の減少を検出する。このリードスイッチ26に接続
された図示しない各種警報器を自動的に作動させるよう
になっている。
例を図1ないし図7を参照しながら説明する。この液体
リザーバタンクにおいては、合成樹脂製のタンク本体2
1内にガイド22が設けられ、このガイド22に磁石2
3付きフロート24が上下動自在にセットされている。
そして、タンク本体21の底部外壁の磁石23付きフロ
ート24の真下に相当する部位に断面形状が長方形の嵌
合孔25が設けられている。この嵌合孔25に合致され
る形状で、かつ、内部に中央より長方形断面の短い辺側
に偏らせてリードスイッチ26を取り付けたケース27
が嵌合孔25に差し込み装着されている。そして、タン
ク本体21内のブレーキ液がマスターシリンダ28側に
流出して、その残量の減少に応じてフロート24が下降
し、このフロート24がある程度まで下がると、磁石2
3の磁気力によってリードスイッチ26が閉じ、ブレー
キ液の減少を検出する。このリードスイッチ26に接続
された図示しない各種警報器を自動的に作動させるよう
になっている。
【0011】前記嵌合孔25の底面には、ケース27の
挿入方向の後端部に正方形状の抜け止め穴30が嵌合孔
25に開口させて形成され、この抜け止め穴30の後端
側にレバー31がタンク本体21の嵌合孔25を構成す
る外壁と一体の支持部32・33を介して取り付けられ
ている。言い換えれば、レバー31は、両支持部32・
33と、係止板34(後述の突起35及び係止部36に
当接する部分を含む)とから構成される帯状底壁37か
ら、下方に操作部38を延設して構成されている。一
方、ケース27の挿入方向の後端部下方に突起35が設
けられている。この突起35がレバー31に係止され
て、ケース27が嵌合孔25内に確実に固定される。こ
の突起35は、断面形状が直角三角形に形成され、斜辺
を形成する先端面が挿入方向に向けて傾斜するテーパ面
40に形成され、突起35の後端面がレバー31の操作
部38に係止されるとともに、突起35全体がタンク本
体21の抜け止め穴30に挿入されている。
挿入方向の後端部に正方形状の抜け止め穴30が嵌合孔
25に開口させて形成され、この抜け止め穴30の後端
側にレバー31がタンク本体21の嵌合孔25を構成す
る外壁と一体の支持部32・33を介して取り付けられ
ている。言い換えれば、レバー31は、両支持部32・
33と、係止板34(後述の突起35及び係止部36に
当接する部分を含む)とから構成される帯状底壁37か
ら、下方に操作部38を延設して構成されている。一
方、ケース27の挿入方向の後端部下方に突起35が設
けられている。この突起35がレバー31に係止され
て、ケース27が嵌合孔25内に確実に固定される。こ
の突起35は、断面形状が直角三角形に形成され、斜辺
を形成する先端面が挿入方向に向けて傾斜するテーパ面
40に形成され、突起35の後端面がレバー31の操作
部38に係止されるとともに、突起35全体がタンク本
体21の抜け止め穴30に挿入されている。
【0012】このレバー31は、断面形状がL字状に形
成され、レバー31の係止板34の後端が嵌合孔25の
底壁を構成する支持部32・33に接続されるととも
に、このレバー31の係止板34からレバー31の操作
部38が嵌合孔25から下方に突出して一体に形成され
ている。この係止板34の嵌合孔25底側の壁面は、後
端方向に傾斜するテーパ面41に形成されている。この
テーパ面41は、係止板34の部分の肉厚を薄くしてい
るので、案内が容易であるとともに、この部分の変形を
容易にしている。
成され、レバー31の係止板34の後端が嵌合孔25の
底壁を構成する支持部32・33に接続されるととも
に、このレバー31の係止板34からレバー31の操作
部38が嵌合孔25から下方に突出して一体に形成され
ている。この係止板34の嵌合孔25底側の壁面は、後
端方向に傾斜するテーパ面41に形成されている。この
テーパ面41は、係止板34の部分の肉厚を薄くしてい
るので、案内が容易であるとともに、この部分の変形を
容易にしている。
【0013】前記ケース27の底面には、下方に突出す
る突起35と、この突起35から隙間をあけて最後端に
下方に突出する板状の係止部36とがケース27に一体
に取り付けられている。これら突起35と係止部36と
の隙間に、前記レバー31が収納される凹部42が形成
されている。この凹部42の幅(突起35の端面と係止
部分の36の端面との距離)は、係止板34と操作部3
8との長さ(図4で左右方向の長さ)よりも若干大きく
なっている。
る突起35と、この突起35から隙間をあけて最後端に
下方に突出する板状の係止部36とがケース27に一体
に取り付けられている。これら突起35と係止部36と
の隙間に、前記レバー31が収納される凹部42が形成
されている。この凹部42の幅(突起35の端面と係止
部分の36の端面との距離)は、係止板34と操作部3
8との長さ(図4で左右方向の長さ)よりも若干大きく
なっている。
【0014】このような液体リザーバタンクにおいて、
タンク本体21の嵌合孔25へのケース27の嵌入・取
り出しについて説明する。ケース27の先端を嵌合孔2
5に挿入し、ケース27を嵌合孔25に嵌め合わせてい
く。すると、この突起35のテーパ面40がレバー31
のテーパ面41に摺接し、それにともなって、レバー3
1を支持している支持部32・33がねじられ、これに
よりレバー31は両支持部32・33を結ぶ線を中心に
回動させられ、突起35が抜け止め穴30に挿入する。
ここで、ねじれた支持部32・33が通常の状態に戻る
ことにより、レバー31の係止板35がケース27の凹
部42に収納され、レバー31の操作部38が突起35
の後端面にかかり、係止板34の後端がケース27の係
止部36にかかることにより、レバー31の係止板34
が挾持され、ケース27が前後方向に位置決めされて固
定される。
タンク本体21の嵌合孔25へのケース27の嵌入・取
り出しについて説明する。ケース27の先端を嵌合孔2
5に挿入し、ケース27を嵌合孔25に嵌め合わせてい
く。すると、この突起35のテーパ面40がレバー31
のテーパ面41に摺接し、それにともなって、レバー3
1を支持している支持部32・33がねじられ、これに
よりレバー31は両支持部32・33を結ぶ線を中心に
回動させられ、突起35が抜け止め穴30に挿入する。
ここで、ねじれた支持部32・33が通常の状態に戻る
ことにより、レバー31の係止板35がケース27の凹
部42に収納され、レバー31の操作部38が突起35
の後端面にかかり、係止板34の後端がケース27の係
止部36にかかることにより、レバー31の係止板34
が挾持され、ケース27が前後方向に位置決めされて固
定される。
【0015】このように係止されたケース27を嵌合孔
25からの取り出しについて図4(イ)〜(ロ)を参照
して説明する。図4(イ)に示した係止状態のレバー3
1を、図4(ロ)に示すようにレバー31の操作部38
を後方側へ押し倒す。このとき、支持部32・33がね
じれ、両支持部32・33を結ぶ線を中心としてレバー
31が回動され、ケース27の凹部42から係止板34
が取り出され、ケース27の係止状態が解除される。こ
うして、図4(ハ)に示すように、ケース27を後方に
引っ張ることにより、突起35が抜け止め穴30から抜
け、突起35を嵌合孔25に干渉させることなく、ケー
ス27を容易に取り出すことができる。
25からの取り出しについて図4(イ)〜(ロ)を参照
して説明する。図4(イ)に示した係止状態のレバー3
1を、図4(ロ)に示すようにレバー31の操作部38
を後方側へ押し倒す。このとき、支持部32・33がね
じれ、両支持部32・33を結ぶ線を中心としてレバー
31が回動され、ケース27の凹部42から係止板34
が取り出され、ケース27の係止状態が解除される。こ
うして、図4(ハ)に示すように、ケース27を後方に
引っ張ることにより、突起35が抜け止め穴30から抜
け、突起35を嵌合孔25に干渉させることなく、ケー
ス27を容易に取り出すことができる。
【0016】このように構成した液体リザーバタンクに
おいては、ケース27に取り付けられた突起35を係止
するレバー31が回動自在にされているため、このレバ
ー31を押し倒して回転させることにより、容易に突起
35の係止状態を解除することができ、突起35を抜け
止め穴30から容易に取り出すことができる。このた
め、ケース27の嵌合孔25への嵌め合わせ・取り出し
作業性を向上させることができ、突起35がケース27
の後端部下方に取り付けられているため、ケース27の
取り出しに際し、嵌合孔25とケース27との干渉をな
くすことができ、これら嵌合孔25とケース27との変
形、損傷をなくすことができる。また、レバー31の係
止板34にテーパ面41が形成され、突起35にテーパ
面40が形成されているため、ケース27の嵌合孔25
への挿入作業性を向上させることができる。そして、タ
ンク本体21のレバー31がケース27の突起35と係
止部36とにより挾持されて係止されるため、ケース2
7を確実にタンク本体21に固定することができる。さ
らに、レバー31がタンク本体21に支持部32・33
を介して一体に連結されているため、抜け止め穴30と
ともに、レバー31を一体に製作することができ、製作
作業を容易にすることができる。このように、レバー3
1をあらたにタンク本体21に取り付ける必要がないた
め、レバー31に係る費用を少なくすることができ、タ
ンク本体21をコンパクトにすることができる。
おいては、ケース27に取り付けられた突起35を係止
するレバー31が回動自在にされているため、このレバ
ー31を押し倒して回転させることにより、容易に突起
35の係止状態を解除することができ、突起35を抜け
止め穴30から容易に取り出すことができる。このた
め、ケース27の嵌合孔25への嵌め合わせ・取り出し
作業性を向上させることができ、突起35がケース27
の後端部下方に取り付けられているため、ケース27の
取り出しに際し、嵌合孔25とケース27との干渉をな
くすことができ、これら嵌合孔25とケース27との変
形、損傷をなくすことができる。また、レバー31の係
止板34にテーパ面41が形成され、突起35にテーパ
面40が形成されているため、ケース27の嵌合孔25
への挿入作業性を向上させることができる。そして、タ
ンク本体21のレバー31がケース27の突起35と係
止部36とにより挾持されて係止されるため、ケース2
7を確実にタンク本体21に固定することができる。さ
らに、レバー31がタンク本体21に支持部32・33
を介して一体に連結されているため、抜け止め穴30と
ともに、レバー31を一体に製作することができ、製作
作業を容易にすることができる。このように、レバー3
1をあらたにタンク本体21に取り付ける必要がないた
め、レバー31に係る費用を少なくすることができ、タ
ンク本体21をコンパクトにすることができる。
【0017】
【考案の効果】請求項1記載の液体リザーバタンクによ
れば、ケースの突起を係止するタンク本体のレバーを回
動させることにより、容易に突起の係止状態を解除する
ことができ、突起を抜け止め穴から容易に取り出すこと
ができるため、ケースの取り出し作業性を向上させるこ
とができ、嵌合孔とケースとの干渉をなくすことがで
き、嵌合孔とケースとの変形、損傷をなくすことができ
る。また、ケースの後端部に形成された突起がタンク本
体のレバーにより係止されるため、ケースを確実にタン
ク本体に固定することができる。請求項2記載の液体リ
ザーバタンクによれば、ケースの突起を係止するタンク
本体の操作棒を回動させ、容易に突起の係止状態を解除
することができ、突起を抜け止め穴から容易に取り出す
ことができるため、ケースの取り出し作業性を向上させ
ることができるとともに、突起がケースの後端部下方に
形成されているため、嵌合孔とケースとの干渉をなくす
ことができ、嵌合孔とケースとの変形、損傷をなくし、
ケースの後端部に形成された突起がタンク本体の帯状底
壁により係止されるため、ケースを確実にタンク本体に
固定することができる。そして、請求項1、請求項2記
載の液体リザーバタンクにおいては、レバーまたは操作
棒をタンク本体と一体に設けることができるので、タン
ク製作時に、抜け止め穴とともに、同時に製作すること
ができ、製作作業を容易にすることができる。このよう
に、レバーまたは操作棒をあらたにタンク本体に取り付
ける必要がないため、これらに係る費用を少なくするこ
とができ、かつタンク本体をコンパクトにすることがで
きるという効果を奏することができる。
れば、ケースの突起を係止するタンク本体のレバーを回
動させることにより、容易に突起の係止状態を解除する
ことができ、突起を抜け止め穴から容易に取り出すこと
ができるため、ケースの取り出し作業性を向上させるこ
とができ、嵌合孔とケースとの干渉をなくすことがで
き、嵌合孔とケースとの変形、損傷をなくすことができ
る。また、ケースの後端部に形成された突起がタンク本
体のレバーにより係止されるため、ケースを確実にタン
ク本体に固定することができる。請求項2記載の液体リ
ザーバタンクによれば、ケースの突起を係止するタンク
本体の操作棒を回動させ、容易に突起の係止状態を解除
することができ、突起を抜け止め穴から容易に取り出す
ことができるため、ケースの取り出し作業性を向上させ
ることができるとともに、突起がケースの後端部下方に
形成されているため、嵌合孔とケースとの干渉をなくす
ことができ、嵌合孔とケースとの変形、損傷をなくし、
ケースの後端部に形成された突起がタンク本体の帯状底
壁により係止されるため、ケースを確実にタンク本体に
固定することができる。そして、請求項1、請求項2記
載の液体リザーバタンクにおいては、レバーまたは操作
棒をタンク本体と一体に設けることができるので、タン
ク製作時に、抜け止め穴とともに、同時に製作すること
ができ、製作作業を容易にすることができる。このよう
に、レバーまたは操作棒をあらたにタンク本体に取り付
ける必要がないため、これらに係る費用を少なくするこ
とができ、かつタンク本体をコンパクトにすることがで
きるという効果を奏することができる。
【図1】本考案の液体リザーバタンクのケース収納状態
を示す一部斜視図である。
を示す一部斜視図である。
【図2】本考案の液体リザーバタンクの全体を示す一部
断面図である。
断面図である。
【図3】図2のI-I線に沿う断面図である。
【図4】(イ)は図1のII-II線に沿う一部断面図、
(ロ)は(イ)のレバーを回動させた時の断面図、
(ハ)はケースを取り出した断面図である。
(ロ)は(イ)のレバーを回動させた時の断面図、
(ハ)はケースを取り出した断面図である。
【図5】図4(イ)のケースの全体断面図である。
【図6】図5の底面図である。
【図7】図5のIII-III線に沿うケース嵌入前の断面図
である。
である。
【図8】従来のリザーバタンクの一部切欠正面図であ
る。
る。
【図9】図8のIV-IV線に沿う断面図である。
【図10】図8のケース嵌入前の嵌合孔の横断面図であ
る。
る。
【図11】図10のケース嵌入後の嵌合孔の縦断面図で
ある。
ある。
21 タンク本体 22 ガイド 23 磁石 24 フロート 25 嵌合孔 26 リードスイッチ 27 ケース 30 抜け止め穴 31 レバー 32・33 支持部 34 係止板 35 突起 36 係止部 37 帯状底壁 38 操作棒 40・41 テーパ面 42 凹部
Claims (2)
- 【請求項1】 磁石付きのフロートがタンク本体内に上
下動自在に収納され、前記タンク本体底部に嵌合孔が設
けられ、該嵌合孔と合致する形状でかつ内部にリードス
イッチを設けたケースが前記嵌合孔に装着される液体リ
ザーバタンクにおいて、前記ケースには、突起が設けら
れ、前記嵌合孔の壁には、前記ケースの収納位置で前記
突起が挿入される抜け止め穴が形成されるとともに、前
記突起の後端を係止するレバーが回動自在に設けられて
いることを特徴とする液体リザーバタンク。 - 【請求項2】 磁石付きのフロートがタンク本体内に上
下動自在に収納され、前記タンク本体底部に嵌合孔が設
けられ、該嵌合孔と合致する形状でかつ内部にリードス
イッチを設けたケースが前記嵌合孔に装着される液体リ
ザーバタンクにおいて、前記ケースの挿入方向後端部に
は、下方に突出する突起が設けられ、前記タンク本体の
前記嵌合孔の底壁には、前記突起が挿入される抜け止め
穴が前記嵌合孔の最後端部に設けられ、前記突起の後端
を係止する抜け止め穴後端側の帯状底壁には、該帯状底
壁を回動させる操作棒を延長したことを特徴とする液体
リザーバタンク。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991039695U JP2525076Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 液体リザーバタンク |
US07/875,806 US5304852A (en) | 1991-04-30 | 1992-04-30 | Fluid drop detecting reservoir tank |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991039695U JP2525076Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 液体リザーバタンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04124576U JPH04124576U (ja) | 1992-11-13 |
JP2525076Y2 true JP2525076Y2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=12560172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991039695U Expired - Fee Related JP2525076Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 液体リザーバタンク |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5304852A (ja) |
JP (1) | JP2525076Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6904800B2 (en) * | 2001-05-24 | 2005-06-14 | Potter Electric Signal Company | Low-water cut-off system |
US7243540B2 (en) * | 2001-05-24 | 2007-07-17 | Potter Electric Signal Company | Low-water cut-off system |
US7317993B2 (en) * | 2006-03-15 | 2008-01-08 | Potter Electric Signal Company | Fluid detector recognizing foam and surge conditions |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5153433Y2 (ja) * | 1972-04-25 | 1976-12-21 | ||
US4037193A (en) * | 1973-07-24 | 1977-07-19 | Toyota Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Liquid level alarm apparatus for a tank of a vehicle |
JPS58209648A (ja) * | 1982-06-01 | 1983-12-06 | Nissan Motor Co Ltd | 液面検知装置付リザ−バ |
US4681386A (en) * | 1986-01-22 | 1987-07-21 | Lance Wire And Cable, Inc. | Integral connector having plastic spring-clips |
JPH0393736U (ja) * | 1990-01-17 | 1991-09-25 |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP1991039695U patent/JP2525076Y2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-04-30 US US07/875,806 patent/US5304852A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04124576U (ja) | 1992-11-13 |
US5304852A (en) | 1994-04-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960827 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323111 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
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