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JP2521146B2 - 周波数多重化信号の記録方法 - Google Patents

周波数多重化信号の記録方法

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JP2521146B2
JP2521146B2 JP1061816A JP6181689A JP2521146B2 JP 2521146 B2 JP2521146 B2 JP 2521146B2 JP 1061816 A JP1061816 A JP 1061816A JP 6181689 A JP6181689 A JP 6181689A JP 2521146 B2 JP2521146 B2 JP 2521146B2
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Japan
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recording
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waveform
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豊 一井
昭 廣田
昇 渡辺
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Priority to DE69015390T priority patent/DE69015390T2/de
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/22Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor for reducing distortions
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/02Analogue recording or reproducing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は周波数多重化信号の記録方法に関する。
(従来の技術) 複数の信号を伝送あるいは記録再生する際に使用され
る複数信号の多重化方式としては、従来から周波数多重
化方式と時分割多重化方式とが知られている。
ところで、従来、複数の信号を周波数多重化して記録
媒体に記録する場合においては、周波数多重化されるべ
き周波数帯域を異にしている複数の信号を第5図に示さ
れているように、複数の信号を単に加算して周波数多重
化された信号による記録信号を生成して記録媒体に記録
するようにしていた。
すなわち、第5図において1,2は入力端子であって、
前記した入力端子1には周波数f1付近の信号S1が供給さ
れ、また、入力端子2には周波数f1に対してf1>f2の関
係にある周波数f2付近の信号S2が供給されている。
前記の2信号S1,S2(前記した2信号S1,S2の周波数配
置の例が第5図中に示されている)は加算器7により加
算された後に、記録増幅器4で増幅されてから記録素子
5に供給されて記録媒体6に記録される。
記録再生方式が磁気記録再生方式の場合には記録素子
5として使用される磁気ヘッドには、記録増幅器4から
第1の信号と第2の信号とが周波数多重化されている状
態の第6図の(c)に示されているような波形の周波数
多重化信号による記録信号電流が供給されて記録媒体6
として使用される磁気記録媒体に記録されるのである
(第6図においては波形を明示するために包絡線を実線
によって示してある)。
なお、第6図の(a)に例示されている信号波形は、
記録増幅器4から磁気ヘッド5に供給されている前記し
た第6図の(c)に示されている第1の信号と第2の信
号とによって周波数多重化されている記録信号電流にお
ける第1の信号成分の電流波形を例示したものであり、
また第6図の(b)で示されている信号波形は、記録増
幅器4から磁気ヘッド5に供給されている前記した第6
図の(c)に例示されている第1の信号と第2の信号と
によって周波数多重化されている記録信号電流における
第2の信号成分の電流波形を例示したものである。
(発明が解決しようとする課題) ところで、記録再生系が非線形特性を有する場合に
は、その記録再生系を用いて行われる記録再生過程で、
信号中に混変調歪が発生することは周知のとおりである
が、今、例えば周波数値がf1の信号と周波数値がf2の信
号との2つの信号による周波数多重化信号が記録信号と
なされて、非線形特性を示す記録再生系によって記録再
生が行われた場合に再生される信号は、原信号、すなわ
ち、周波数値がf1の信号と、周波数値がf2の信号との2
信号の他に、周波数値が(mf1±nf2){ただしm,nは整
数}で示されるスプリアス信号も発生する。
そして、前記のように混変調によって発生したスプリ
アス信号が、原信号の周波数帯域中に混入した場合に
は、当然のことながら再生信号を劣化させることにな
る。
例えば、磁気記録再生方式において記録再生に使用さ
れる磁気記録媒体は非線形の記録特性を有しているか
ら、第6図の(c)に示されるような波形の周波数多重
化信号電流を記録信号電流として記録素子5に供給して
記録媒体6に記録した場合に磁気記録媒体6から再生さ
れる再生信号の波形は、第6図の(c)に示されている
記録信号の原波形とは異なる例えば第6図の(d)に示
されるように歪んでいる状態のものになる。
(課題を解決するための手段) 本発明は第1の信号と、前記した第1の信号よりも低
い周波数を有する第2の信号とを含む複数の信号を周波
数多重化信号として記録媒体に記録する周波数多重化信
号の記録方法であって、第2の信号を2逓倍した信号に
よって第1の信号を振幅変調し、振幅変調された信号と
第2の信号とを加算した後に記録媒体に記録するように
したり、あるいは第1の信号と第2の信号とを加算した
信号を、第2の信号を2逓倍した信号によって振幅変調
した後に記録媒体に記録するようにしたり、または第2
の信号を2逓倍した信号を変調波とし、第1の信号を搬
送波として平衡変調を行ない、前記した第1の信号と第
2の信号と平衡変調された信号とを加算した後に記録媒
体に記録するようにした周波数多重化信号の記録方法を
提供する。
(作用) 第1の信号を搬送波とし、前記した第1の信号よりも
低い周波数を有する第2の信号を2逓倍した信号を変調
波として振幅変調を行なう。そして、振幅被変調波と、
第2の信号とを加算した信号を記録媒体に記録する。
また、第1の信号と第2の信号とを加算した信号を搬
送波とし、第2の信号を2逓倍した信号を変調波として
振幅変調を行ない、振幅被変調波を記録媒体に記録す
る。
さらに、第2の信号を2逓倍した信号を変調波とし、
第1の信号を搬送波として平衡変調を行ない、前記した
第1の信号と第2の信号と平衡変調された信号とを加算
して得た信号を記録媒体に記録する。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本発明の周波数多重化信号
の記録方法と記録済み記録媒体の具体的な内容を添付図
面を参照して詳細に説明する。第1図は本発明の周波数
多重化信号の記録方法の概略構成を示すブロック図であ
り、また、第2図及び第3図は信号処理回路の構成例を
示すブロック図、第4図は位相調整回路の構成例を示す
回路図、第6図及び第7図は説明用の信号波形図であ
る。
まず、第1図は本発明の周波数多重化信号の記録方法
の概略構成を示すブロック図であって、この第1図にお
いて1は周波数多重化の対象にされている第1の信号の
入力端子であり、また、2は周波数多重化の対象にされ
ている第2の信号の入力端子である。前記した第1の信
号と第2の信号とは、第2の信号の方が第1の信号に比
べて周波数が低いものである。また、3は信号処理回
路、4は記録増幅器、5は記録素子、6は記録媒体であ
る。
第1図に示されている本発明の周波数多重化信号の記
録方法では、入力端子1に供給された第1の信号と、入
力端子2に供給された第2の信号とが、信号処理回路3
として示されている構成部分において、第1の信号と、
前記した第1の信号よりも低い周波数を有する第2の信
号を2逓倍した信号とに、少なくとも乗算を含む信号処
理を施して周波数多重化信号を生成する。
前記した信号処理回路3で行われる信号処理により、
記録増幅器4から記録素子5として使用されている磁気
ヘッドに供給される記録電流が、既述した第5図示の従
来例回路において記録増幅器4から記録素子5に供給さ
れていた第6図の(c)に示されているような波形の記
録電流とは異なる波形、例えば第6図の(f)で示され
ているような波形の記録電流にすることのできる周波数
多重化信号が生成されるのである。
前記した第6図の(f)で示されているような波形の
周波数多重化信号電流による記録信号電流が記録増幅器
4から供給されている磁気ヘッドによって記録信号が記
録された磁気記録媒体から、磁気ヘッドで再生される再
生信号は、例えば第6図の(g)に示されているような
波形の再生信号となる。
この第6図の(g)に示されている再生信号は、従来
法によって第6図の(c)に示されている波形の記録信
号電流により磁気記録媒体に記録し、それを再生して得
られる第6図の(d)に示されている再生信号の波形に
比べて、信号の波形歪が軽減されていることが明らかで
ある。
なお、第6図の(g)に示されている再生信号の波形
図中に点線によって示してある波形は、従来法によって
磁気記録再生された第6図の(d)に示す再生信号の波
形を比較のために参考的に示したものである。
すなわち、本発明の周波数多重化信号の記録方法にお
いて、第1の信号と第2の信号とによる周波数多重化に
際して信号処理回路3で行われるべき信号処理の態様
は、記録素子に供給された記録信号電流によって記録媒
体に記録される記録信号の波形が、記録再生系の非線形
特性の存在に基づいて記録信号電流の波形とは異なる波
形に歪んだ状態において、記録媒体に記録される記録信
号の波形が歪の少ない状態になされうるように、第1の
信号と第2の信号とによる周波数多重化信号の波形を予
め所定のように変形させるのである。
第2図及び第3図は第1図中に示されている信号処理
回路3の具体的な構成例を示したブロック図であり、第
2図及び第3図に示されている信号処理回路3におい
て、1は周波数多重化の対象にされている第1の信号の
入力端子、2は周波数多重化の対象にされている第2の
信号の入力端子であり、また、31は位相調整回路、32は
2逓倍回路、33はレベル調整器、34は加算器であり、第
2図示の信号処理回路3において35は振幅変調器、第3
図示の信号処理回路3において36は平衡変調器、37は加
算器である。
まず、第2図に示されている信号処理回路3におい
て、振幅変調器35には入力端子1を介して第1の信号が
搬送波として供給されており、また、前記した第1の信
号に比べて周波数が低い第2の信号は、前記した振幅変
調器35から出力された振幅被変調波信号と加算されるた
めに加算器34に供給されるとともに、位相調整回路31に
も供給されている。
前記した位相調整回路31としては、例えば第4図の
(a),(b)にそれぞれ示されているように抵抗Rと
コンデンサCとによる簡単な回路構成のものを使用し
て、信号の進み遅れが調整されるようになされてもよ
い。位相の調整は例えば抵抗Rを可変抵抗器にして、そ
の抵抗値を可変して位相を調整するようにしたり、ある
いは第4図の(a),(b)に示されている構成態様の
ものを単位の構成部分として用い、前記した単位の構成
部分を所定の個数だけ直列に接続して使用して位相を調
整するようにしたりする。
前記した位相調整回路31によって位相が調整された第
2の信号は2逓倍回路32によって周波数が2倍の信号と
なされてレベル調整器33に供給される。前記のレベル調
整器33によって信号レベルが調整された信号は、前記し
た振幅変調器35に変調波(信号波)として供給される。
前記した振幅変調器35では、入力端子1から供給され
ている搬送波を、前記したレベル調整器33から供給され
ている変調波によって振幅変調した第6図の(e)に示
されているような振幅被変調波信号を出力して加算器34
に供給する。
前記した振幅変調器35から出力された第6図の(e)
に示されている被変調波信号と、第2図に示されている
信号処理回路3の入力端子2に供給された第2の信号と
の加算を行う加算器34からの出力信号は、記録増幅器4
によって増幅されてから記録素子5として使用されてい
る磁気ヘッド5に記録信号電流として供給される。
第6図の(f)は前記した磁気ヘッド5に供給される
記録信号電流の波形例を示しているものであり、この第
6図の(f)に示す信号波形において図中の点線図示の
信号波形は既述した第6図の(c)に示されている信号
波形を参考のために示しいるものである。
本発明の周波数多重化信号の記録方法において、第1
の信号と第2の信号とによる周波数多重化に際して信号
処理回路3で信号処理を行った場合に記録素子に供給さ
れる記録信号電流の波形、すなわち、前記した第6図の
(f)に示されている記録信号の電流波形は、既述した
従来の周波数多重化信号の記録方法の場合の記録素子に
供給される記録信号電流の波形、すなわち、前記した第
6図の(c)に例示されている記録信号電流の波形と比
べて、第6図の(b)に例示されている第2の信号の波
形(記録信号電流における第2の信号成分の電流波形)
の山及び谷の部分{第6図の(f)に矢印Aで示してあ
る部分}における隣り合う山と谷との中央の部分{第6
図の(f)に矢印Bで示してある部分}で第1の信号の
信号レベルが大きくなるように変形された状態のものに
なされている。
このように、従来の周波数多重化信号の記録方法の場
合のように、第6図の(c)に示されているような波形
の記録信号電流を記録するのではなく、第6図の(f)
に示されているように変形させた波形の記録信号電流を
磁気記録媒体に記録し、それを再生した場合に得られる
再生信号の波形は、第6図の(g)に例示されているも
のになる。
この第6図の(g)に例示されている再生信号の波形
は、従来の周波数多重化信号における第6図の(c)に
示されている波形の記録信号によって磁気記録再生した
時に得られる第6図の(d)に示されているような波形
の再生信号の信号波形に比べると、歪が著るしく軽減さ
れている状態になっていることは明らかである。
前記のように従来の周波数多重化信号の記録方法の場
合に比べて歪が軽減された状態の再生信号を得ることの
できる記録信号を生成するためには、記録信号の包絡線
の形状が適切なものになされているとが必要である。そ
して、信号処理回路3中に設けられている記述した位相
調整回路31による位相の調整は、前記した第2の信号を
2逓倍した信号の位相を調整して記録信号の包絡線の形
状を適切なものにするために使用されているのである。
なお、前述した信号処理は電圧に対して行われている
が、インダクタンスLに流れる電流iとインダクタンス
Lに生じる電圧Vとの間には、周知のようにV=L(di
/dt)の関係があるから、記録増幅器4の出力電圧と磁
気ヘッドに流れる電流との間では位相がずれる(仮に、
磁気ヘッドが純粋なインダクタンスの場合における位相
のずれは90゜となる)。
そして、前記した原因により前記の第2の信号につい
ては位相がずれるが、振幅被変波調信号における包絡線
の位相は前記の原因では変化しないことは周知のとおり
である。それで、回路各部で信号に生じる遅延量を総合
して、結果的に記録信号における第2の信号の波形の山
の部分の付近と谷の部分の付近とにおいて第1の信号が
強調されるような状態になるように位相調整回路で位相
の調整が行われるようになされるのである。
第2図に示されている信号処理回路3の構成例におい
ては、位相調整が第2の信号に対して行われるようにな
されているが、位相調整が第2の信号を2逓倍した信号
に対して行われるようになされてもよい。
また、信号処理回路3としては第1の信号と第2の信
号とを加算した信号を搬送波として振幅変調器に供給す
るとともに、位相が調整された第2の信号を2逓倍した
信号が変調波として振幅変調器に供給されるよう構成態
様のものが用いられてもよい。
次に、第3図に示されている信号処理回路3について
説明する。第3図に示されている信号処理回路3におい
て、入力端子1を介して入力された第1の信号は平衡変
調器36に搬送波として供給されているとともに、加算器
37にも供給されている。
また、入力端子2を介して入力された第2の信号、す
なわち、前記した第1の信号に比べて周波数が低い第2
の信号は、前記した加算器37からの出力信号と加算され
るために加算器34に供給されるとともに、位相調整回路
31にも供給されている。
前記した位相調整回路31としては、例えば第4図の
(a),(b)のように抵抗RとコンデンサCとによる
簡単な回路構成のものを使用して、信号の進み遅れが調
整されるようになされてもよい。位相の調整は例えば抵
抗Rを可変抵抗器にして、その抵抗値を可変して位相を
調整するようにしたり、あるいは第4図の(a),
(b)に示されている構成態様のものを単位の構成部分
として用い、前記した単位の構成部分を所定の個数だけ
直列に接続して使用して位相を調整するようにしたりす
る。
前記した位相調整回路31によって位相が調整された第
2の信号は2逓倍回路32によって周波数が2倍の信号と
なされる。前記した2逓倍回路32からの出力信号は平衡
変調器36に変調波として供給されている。
前記した平衡変調器36からの出力信号はレベル調整器
33に供給され、前記のレベル調整器33によって信号レベ
ルが調整された信号は、前記した加算器37に供給されて
いる。加算器37では入力端子1から供給された第1の信
号と、前記したレベル調整器33によって信号レベルが調
整された平衡変調器36からの出力信号とを加算した信号
を出力して加算器34に供給する(なお、第1の信号から
平衡変調器の出力信号を減算することにより、記録信号
において第2の信号における山と谷とで第1の信号が強
調されるような信号の変形が行われるときには、第3図
中に用いられている加算器37は減算器に変更される)。
第7図は前記した第3図に示されている信号処理回路
3の動作を説明するのに使用される信号波形図であり、
第7図の(a)は第2の信号を2逓倍した信号の波形例
を示している図である。第7図中には第1の信号の波形
図の図示は省略されている。
第7図の(b)は第1の信号が搬送波として供給さ
れ、また、第7図の(a)に例示されている第2の信号
を2逓倍した信号が変調波として供給されている平衡変
調器32からの出力信号であり、この第7図の(b)に示
されている+,−の符号は平衡変調器32からの出力信号
が第1の信号(搬送波)の位相に対して正相か逆相かを
示している。
この第7図の(b)に示されている平衡変調器36から
の出力信号がレベル調整器33によってレベル調整された
信号と、入力端子1を介して加算器37に供給されている
第1の信号とを加算器37によって加算すると、加算器37
からは第7図の(c)に例示されているような信号が出
力されて加算器34に供給される。
加算器34では、前記した加算器37から出力された第7
図の(c)に例示されているような信号と、入力端子2
に供給されている第2の信号とを加算して得た出力信号
を信号処理回路3の出力信号として記録増幅器4に供給
する。
第3図示の信号処理回路3において加算器37から出力
された第7図の(c)に例示されている信号は、第2図
示の信号処理回路3における振幅変調器35から加算器34
に供給されている第6図の(e)に示されている信号に
対応している信号である。
したがって、第3図示の信号処理回路3から記録増幅
器4に供給される周波数多重化信号は、第2図示の信号
処理回路3から記録増幅器4に供給される周波数多重化
信号と同様なものとなっている。それで、記録増幅器4
によって増幅されてから記録素子5として使用されてい
る磁気ヘッド5に供給される記録信号電流の波形は、既
述した第2図示の構成の信号処理回路3を用いた場合と
同様に第6図の(f)で示されるものとなり、既述した
従来の周波数多重化信号の記録方法の場合の記録素子に
供給される記録信号電流の波形、すなわち、前記した第
6図の(c)に例示されている記録信号電流の波形と比
べて、第6図の(b)に例示されている第2の信号の波
形(記録信号電流における第2の信号成分の電流波形)
の山及び谷の部分{第6図の(f)に矢印Aで示してあ
る部分}における隣り合う山と谷との中央の部分{第6
図の(f)に矢印Bで示してある部分}で第1の信号の
信号レベルが大きくなるように変形された状態のものに
なっているから、第3図示の信号処理回路3から出力さ
れた第6図の(f)に示されているように変形されてい
る波形の記録信号電流によって磁気記録媒体に記録し、
それを再生した場合に得られる再生信号の波形は第6図
の(g)に例示されているものになる。
そして、既述のようにこの第6図の(g)に例示され
ている再生信号の波形は、従来の周波数多重化信号にお
ける第6図の(c)に示されている波形の記録信号電流
によって磁気記録再生した時に得られる第6図の(d)
に示されているような波形の再生信号の信号波形に比べ
ると、歪が著るしく軽減されている状態になっているこ
とは明らかである。
前記のように従来の周波数多重化信号の記録方法の場
合に比べて歪が軽減された状態の再生信号を得ることの
できる記録信号を生成するためには、記録信号の包絡線
の形状が適切なものになされているとが必要であるが、
第3図中の信号処理回路3中に設けられている既述した
位相調整回路31による位相の調整は、前記した第2の信
号を2逓倍した信号の位相を調整して記録信号の包絡線
の形状を適切なものにするために使用されているのであ
る。
第3図に示されている信号処理回路3の構成例におい
ては、位相調整が第2の信号に対して行われるようにな
されているが、位相調整が第2の信号を2逓倍した信号
に対して行われるようになされてもよいし、あるいは位
相調整が平衡変調波に対して行われるようになされても
よい。
また、第3図示の信号処理回路3は、第1の信号と第
2の信号とを加算した信号と、平衡変調器からの出力信
号とを加算するようにして構成したり、あるいは第2の
信号と平衡変調器からの出力信号との加算信号を第1の
信号に加算するようにして構成したり、もしくは第1の
信号と第2の信号と平衡変調器からの出力信号とを同時
に加算するようにして構成してもよい。
これまでの実施例の説明においては、2つの信号を周
波数多重化する場合について記述しているが、3つ以上
の信号を周波数多重化して記録する場合においても、複
数の信号の内で混変調スプリアスによる妨害が最も問題
にされる2つの信号を第1の信号と第2の信号として本
発明方法を適用すればよい。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本
発明は第1の信号と、前記した第1の信号よりも低い周
波数を有する第2の信号とを含む複数の信号を周波数多
重化信号として記録媒体に記録する周波数多重化信号の
記録方法であって、第2の信号を2逓倍した信号によっ
て第1の信号を振幅変調し、振幅変調された信号と第2
の信号とを加算した後に記録媒体に記録するようにした
り、あるいは第1の信号と第2の信号とを加算した信号
を、第2の信号を2逓倍した信号によって振幅変調した
後に記録媒体に記録するようにしたり、または第2の信
号を2逓倍した信号を変調波とし、第1の信号を搬送波
として平衡変調を行ない、前記した第1の信号と第2の
信号と平衡変調された信号とを加算した後に記録媒体に
記録するようにした周波数多重化信号の記録方法であ
り、本発明の周波数多重化信号の記録方法では従来の周
波数多重化信号の記録方法の場合のように、第6図の
(c)に示されているような波形の記録信号電流によっ
て記録信号を記録するのではなく、第6図の(f)に示
されているように変形させた波形の記録信号電流によっ
て記録信号を磁気記録媒体に記録することにより、再生
信号の波形が第6図の(g)に例示されているように、
従来の周波数多重化信号における第6図の(c)に示さ
れている波形の記録信号電流によって磁気記録し再生し
た時に得られる第6図の(d)に示されているような波
形の再生信号の信号波形に比べると、歪が著るしく軽減
されている状態の再生信号を得ることを容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の周波数多重化信号の記録方法の概略構
成を示すブロック図、第2図及び第3図は信号処理回路
の構成例を示すブロック図、第4図は位相調整回路の構
成例を示す回路図、第5図は従来例のブロック図、第6
図及び第7図は説明用の波形図である。 1,2……入力端子、3……信号処理回路、4……記録増
幅器、5……記録素子、6……記録媒体、7,34,37……
加算器、31……位相調整回路、32……2逓倍回路、33…
…レベル調整器、35……振幅変調器、36……平衡変調
器、

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の信号と、前記した第1の信号よりも
    低い周波数を有する第2の信号とを含む複数の信号を周
    波数多重化信号として記録媒体に記録する周波数多重化
    信号の記録方法であって、第2の信号を2逓倍した信号
    によって第1の信号を振幅変調し、振幅変調された信号
    と第2の信号とを加算した後に記録媒体に記録するよう
    にした周波数多重化信号の記録方法。
  2. 【請求項2】第1の信号と、前記した第1の信号よりも
    低い周波数を有する第2の信号とを含む複数の信号を周
    波数多重化信号として記録媒体に記録する周波数多重化
    信号の記録方法であって、第1の信号と第2の信号とを
    加算した信号を、第2の信号を2逓倍した信号によって
    振幅変調した後に記録媒体に記録するようにした周波数
    多重化信号の記録方法。
  3. 【請求項3】第1の信号と、前記した第1の信号よりも
    低い周波数を有する第2の信号とを含む複数の信号を周
    波数多重化信号として記録媒体に記録する周波数多重化
    信号の記録方法であって、第2の信号を2逓倍した信号
    を変調波とし、第1の信号を搬送波として平衡変調を行
    ない、前記した第1の信号と第2の信号と平衡変調され
    た信号とを加算した後に記録媒体に記録するようにした
    周波数多重化信号の記録方法。
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