JP2521024Y2 - ユニット収納庫の施解錠装置 - Google Patents
ユニット収納庫の施解錠装置Info
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- JP2521024Y2 JP2521024Y2 JP1990116663U JP11666390U JP2521024Y2 JP 2521024 Y2 JP2521024 Y2 JP 2521024Y2 JP 1990116663 U JP1990116663 U JP 1990116663U JP 11666390 U JP11666390 U JP 11666390U JP 2521024 Y2 JP2521024 Y2 JP 2521024Y2
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- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、書類等の収納庫の前面開口部を閉じる扉
を、電気的にも手動によっても解錠しるうようにした施
解錠装置に関する。
を、電気的にも手動によっても解錠しるうようにした施
解錠装置に関する。
〔従来の技術〕 前面に開口部に扉を備え、左右幅と前後長が等しく、
高さが、たとえば1:2,1:3,1:4,2:3等の簡単な整数比を
なす異なる数種類の収納庫を、適宜体裁よく組合せて、
一側に制御ボックスを設置し、各収納庫に電動施解錠装
置を設けるとともに、制御ボックスに制御装置と操作盤
を設けて、制御装置に登録した各収納庫の施解錠装置に
対応する暗証番号を入力することにより、暗証番号を知
る特定の人のみが、特定の収納庫を開扉しうるように
し、もって、多数の人が書類等の収納に使用しうるよう
にしたユニット収納庫は公知である。
高さが、たとえば1:2,1:3,1:4,2:3等の簡単な整数比を
なす異なる数種類の収納庫を、適宜体裁よく組合せて、
一側に制御ボックスを設置し、各収納庫に電動施解錠装
置を設けるとともに、制御ボックスに制御装置と操作盤
を設けて、制御装置に登録した各収納庫の施解錠装置に
対応する暗証番号を入力することにより、暗証番号を知
る特定の人のみが、特定の収納庫を開扉しうるように
し、もって、多数の人が書類等の収納に使用しうるよう
にしたユニット収納庫は公知である。
このような、ユニット収納庫は、設置場所に対応し
て、全体の大きさを調整したり、各利用者の仕事の内容
に応じて、収納庫の種類や個数、あるいは各収納庫と制
御ボックスの配置を調整して、使用し易くしうるととも
に、使用者相互間の業務上の機密を保持しうるので便利
である。
て、全体の大きさを調整したり、各利用者の仕事の内容
に応じて、収納庫の種類や個数、あるいは各収納庫と制
御ボックスの配置を調整して、使用し易くしうるととも
に、使用者相互間の業務上の機密を保持しうるので便利
である。
しかし上述のようなユニット収納庫には、停電したり
電気回路が故障したりすると、施解錠装置が動作せず、
開扉不能になるという問題がある。
電気回路が故障したりすると、施解錠装置が動作せず、
開扉不能になるという問題がある。
本考案は、このような問題点を解決したユニット収納
庫の施解錠装置を提供することを目的としている。
庫の施解錠装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本考案は、収納庫に開閉可
能に枢着された扉に設けられたハンドルと、ハンドルの
操作により回動し得るようにして、扉に支持されたハン
ドル軸と、ハンドル軸の上下部に連結され、収納庫の係
止孔に係脱させることにより、扉の閉止状態で拘束した
り、その拘束を解除したりしうるフックとを備えるユニ
ット収納庫の施解錠装置において、扉を閉止状態で開扉
不能なように、フックを収納庫の係止孔に係止した状態
で拘束する施錠位置と、フックの係止状態の拘束を解除
する解錠位置とに移動可能として収納庫に装着された施
解錠板と、収納庫内に設けられ、かつ前記施解錠板に連
係され、施解錠板を施解位置及び解錠位置に移動させる
電動駆動装置を有する電動施解錠機構と、収納庫の外面
に一部が露呈するようにして収納庫に装着されたシリン
ダー錠に連係され、シリンダー錠の操作により、前記施
解錠板を、前記電動施解錠機構によって移動させられた
解錠位置と同位置となる解錠位置を押動する移動位置
と、前記施解錠板の移動範囲から離れた退避位置とに移
動可能として収納庫に装着された解錠板を有する手動解
錠機構とを備えることを特徴としている。
能に枢着された扉に設けられたハンドルと、ハンドルの
操作により回動し得るようにして、扉に支持されたハン
ドル軸と、ハンドル軸の上下部に連結され、収納庫の係
止孔に係脱させることにより、扉の閉止状態で拘束した
り、その拘束を解除したりしうるフックとを備えるユニ
ット収納庫の施解錠装置において、扉を閉止状態で開扉
不能なように、フックを収納庫の係止孔に係止した状態
で拘束する施錠位置と、フックの係止状態の拘束を解除
する解錠位置とに移動可能として収納庫に装着された施
解錠板と、収納庫内に設けられ、かつ前記施解錠板に連
係され、施解錠板を施解位置及び解錠位置に移動させる
電動駆動装置を有する電動施解錠機構と、収納庫の外面
に一部が露呈するようにして収納庫に装着されたシリン
ダー錠に連係され、シリンダー錠の操作により、前記施
解錠板を、前記電動施解錠機構によって移動させられた
解錠位置と同位置となる解錠位置を押動する移動位置
と、前記施解錠板の移動範囲から離れた退避位置とに移
動可能として収納庫に装着された解錠板を有する手動解
錠機構とを備えることを特徴としている。
シリンダー錠により、解錠板を退避位置に位置させて
いるときは、電動駆動装置の作動により、施解錠板を施
解錠位置又は解錠位置に移動させることにより、扉を自
由に施錠又は解錠することができる。
いるときは、電動駆動装置の作動により、施解錠板を施
解錠位置又は解錠位置に移動させることにより、扉を自
由に施錠又は解錠することができる。
扉が施錠されている状態で、万一の停電等により、電
動駆動装置が作動不能となった場合は、シリンダー錠の
操作により、解錠板を解錠位置へ移動させればよい。
動駆動装置が作動不能となった場合は、シリンダー錠の
操作により、解錠板を解錠位置へ移動させればよい。
すると、施解錠板は、解錠板により解錠位置に押動さ
れ、扉は解錠される。
れ、扉は解錠される。
第7図は、本考案の施解錠装置(A)を内蔵したユニ
ット収納庫を示すもので、(1)は、左右幅が小さい縦
長の制御ボックスで、制御装置(2)を内蔵し、かつ前
面に設けた片開き扉(3)には、制御装置(2)の操作
盤(4)が設けられている。
ット収納庫を示すもので、(1)は、左右幅が小さい縦
長の制御ボックスで、制御装置(2)を内蔵し、かつ前
面に設けた片開き扉(3)には、制御装置(2)の操作
盤(4)が設けられている。
制御ボックス(1)の右側面(正面から見て)の下端
には、前後長が制御ボックス(1)と等長の低寸で扁平
な3個の台枠(5)(5)(5)が、右方に向けて併置
されている。各台枠(5)は、ケーブル(6)をもって
制御装置(2)に接続された中継装置(7)を内蔵して
いる。
には、前後長が制御ボックス(1)と等長の低寸で扁平
な3個の台枠(5)(5)(5)が、右方に向けて併置
されている。各台枠(5)は、ケーブル(6)をもって
制御装置(2)に接続された中継装置(7)を内蔵して
いる。
左端の台枠(5)の上面には、左右幅と前後長が台枠
(5)と等しく、かつ高さが、台枠(5)の上面より制
御ボックス(1)の上面までの長さの約3/4の大型収納
庫(8)が、制御ボックス(1)の右側面に添って載設
されている。
(5)と等しく、かつ高さが、台枠(5)の上面より制
御ボックス(1)の上面までの長さの約3/4の大型収納
庫(8)が、制御ボックス(1)の右側面に添って載設
されている。
大型収納庫(8)の上端および下端の中央部には、そ
の前面における両開き扉(9)(9)の上下両端を施解
錠するための本考案の施解錠装置(A)(A)が内蔵さ
れている。施解錠装置(A)は、電動施解錠機構(B)
と手動解錠機構(C)からなり、電動施解錠機構(B)
は、ケーブル(6)をもって、下方の台枠(5)内の中
継装置(7)に接続されている。
の前面における両開き扉(9)(9)の上下両端を施解
錠するための本考案の施解錠装置(A)(A)が内蔵さ
れている。施解錠装置(A)は、電動施解錠機構(B)
と手動解錠機構(C)からなり、電動施解錠機構(B)
は、ケーブル(6)をもって、下方の台枠(5)内の中
継装置(7)に接続されている。
大型収納庫(8)の上面には、左右幅と前後長が収納
庫(8)と等長で、高さが、大型収納庫(8)の約1/3
の小型収納庫(10)が、制御ボックス(1)の右側面に
添って載設されている。
庫(8)と等長で、高さが、大型収納庫(8)の約1/3
の小型収納庫(10)が、制御ボックス(1)の右側面に
添って載設されている。
小型収納庫(10)は、その前面における両開き扉(1
1)(11)の上端を施解錠するための施解錠装置(A)
を内蔵しており、その電動施解錠機構(B)は、ケーブ
ル(6)をもって、下方の台枠(5)内の前記中継装置
(7)に接続されている。
1)(11)の上端を施解錠するための施解錠装置(A)
を内蔵しており、その電動施解錠機構(B)は、ケーブ
ル(6)をもって、下方の台枠(5)内の前記中継装置
(7)に接続されている。
中央の台枠(5)上には、左右幅と前後長が台枠
(5)と等長で、高さが、大型収納庫(8)のそれの約
2/3の2個の中型収納庫(12)(12)が、大小の収納庫
(8)(10)の右側面に添って、重ねて載設されてい
る。
(5)と等長で、高さが、大型収納庫(8)のそれの約
2/3の2個の中型収納庫(12)(12)が、大小の収納庫
(8)(10)の右側面に添って、重ねて載設されてい
る。
各中型収納庫(12)は、その前面における両開き扉
(13)(13)の上端を施解錠する施解錠装置(A)を内
蔵し、その電動施解錠機構(B)は、ケーブル(6)を
もって、下方の台枠(5)内の中継装置(7)に接続さ
れている。
(13)(13)の上端を施解錠する施解錠装置(A)を内
蔵し、その電動施解錠機構(B)は、ケーブル(6)を
もって、下方の台枠(5)内の中継装置(7)に接続さ
れている。
右端の台枠(5)上にも、中央の台枠(5)と同様
に、2個の中型収納庫(12)(12)が重ねて載設され、
各中型収納庫(12)の両開き扉(13)(13)の施解錠装
置(A)は、ケーブル(6)をもって、下方の台枠
(5)内の中継装置(7)に接続されている。
に、2個の中型収納庫(12)(12)が重ねて載設され、
各中型収納庫(12)の両開き扉(13)(13)の施解錠装
置(A)は、ケーブル(6)をもって、下方の台枠
(5)内の中継装置(7)に接続されている。
各扉の前面要所には、開閉用のハンドル(14)が設け
られている。
られている。
中型収納庫(12)の本体は、内板(12a)と外板(12
b)をもって2重に囲まれ、内外両板(12a)(12b)の
側端同士の間は、内側部が後方へ凹入するように階段状
に屈曲する前板(12c)をもって閉塞されている。両開
き扉(13)(13)は、前板(12c)の凹入部に嵌合する
ようになっている。
b)をもって2重に囲まれ、内外両板(12a)(12b)の
側端同士の間は、内側部が後方へ凹入するように階段状
に屈曲する前板(12c)をもって閉塞されている。両開
き扉(13)(13)は、前板(12c)の凹入部に嵌合する
ようになっている。
第1図〜第6図は、中型収納庫(12)内に設けた本考
案の施解錠装置(A)を示すもので、(B)は電動施解
錠機構、(C)は手動解錠機構である。
案の施解錠装置(A)を示すもので、(B)は電動施解
錠機構、(C)は手動解錠機構である。
施解錠装置(A)を組み込んで、中型収納庫(12)の
内板(12a)の上部の前端中央に設置された組込箱(1
5)の前面中央より若干右寄りの個所には、中型収納庫
(12)の前板(12c)を貫通する横長の施錠孔(16)が
穿設され、同じく左右前部には、前方を向く常開の押ボ
タンスイッチ(17)(17)が設置され、押ボタン(17
a)(17a)は前板(12c)より若干突出している。
内板(12a)の上部の前端中央に設置された組込箱(1
5)の前面中央より若干右寄りの個所には、中型収納庫
(12)の前板(12c)を貫通する横長の施錠孔(16)が
穿設され、同じく左右前部には、前方を向く常開の押ボ
タンスイッチ(17)(17)が設置され、押ボタン(17
a)(17a)は前板(12c)より若干突出している。
組込箱(15)内における施錠孔(16)の後方には、前
後方向を向く施解錠板(18)が、支持板(19)をもって
前後摺動自在に取り付けられている。施解錠板(18)の
前後両端には、それぞれ前向突出片(18a)と上向垂直
片(18b)が連設されている。
後方向を向く施解錠板(18)が、支持板(19)をもって
前後摺動自在に取り付けられている。施解錠板(18)の
前後両端には、それぞれ前向突出片(18a)と上向垂直
片(18b)が連設されている。
施解錠板(18)の後方には、電動施解錠機構(B)を
構成し、かつ、中継装置(7)を介して制御装置(2)
に接続された、前後方向を向くソレノイド(電動駆動装
置)(20)が設置されている。
構成し、かつ、中継装置(7)を介して制御装置(2)
に接続された、前後方向を向くソレノイド(電動駆動装
置)(20)が設置されている。
ソレノイド(20)の駆動杆(20a)は、左方を向く突
出板(21)を介して、施解錠板(18)の垂直片(18b)
の後面に固着されている。突出板(21)の左端直前に
は、常開のマイクロスイッチ(22)が設置されている。
出板(21)を介して、施解錠板(18)の垂直片(18b)
の後面に固着されている。突出板(21)の左端直前に
は、常開のマイクロスイッチ(22)が設置されている。
マイクロスイッチ(22)と上記押ボタンスイッチ(1
7)(17)は、操作盤(4)の警告灯(23)に直列に接
続されている。
7)(17)は、操作盤(4)の警告灯(23)に直列に接
続されている。
右方の両開き扉(13)の遊端部内に設けられた上下方
向を向くハンドル軸(24)の上端には、後方を向くフッ
ク(25)の前端が固着されている。フック(25)は、ば
ね(図示略)によりハンドル軸(24)とともに反時計回
りに付勢され、その後部は、両開き扉(13)の裏面に穿
設した横長孔(26)を貫通して、後方へ突出している。
向を向くハンドル軸(24)の上端には、後方を向くフッ
ク(25)の前端が固着されている。フック(25)は、ば
ね(図示略)によりハンドル軸(24)とともに反時計回
りに付勢され、その後部は、両開き扉(13)の裏面に穿
設した横長孔(26)を貫通して、後方へ突出している。
上記支持板(19)の上面には、押圧板(27)が、その
前部と後部に穿設した前後に長い長孔(28)(28)を支
持板(19)に立設したピン(29)(29)に係合すること
により、前後摺動自在に重合され、かつ押圧板(27)
は、支持板(19)との間に張設した引張りばね(30)に
より、前方に向けて付勢されている。
前部と後部に穿設した前後に長い長孔(28)(28)を支
持板(19)に立設したピン(29)(29)に係合すること
により、前後摺動自在に重合され、かつ押圧板(27)
は、支持板(19)との間に張設した引張りばね(30)に
より、前方に向けて付勢されている。
押圧板(27)の後端は、施解錠板(18)の上向垂直片
(18b)の前面に近接している。押圧板(27)の上面前
端には、平面視で直角三角形の断面を有する押圧杆(3
1)が立設され、その左面は、左後方に向かう傾斜面(3
2)となっている。
(18b)の前面に近接している。押圧板(27)の上面前
端には、平面視で直角三角形の断面を有する押圧杆(3
1)が立設され、その左面は、左後方に向かう傾斜面(3
2)となっている。
第8図に示すように、中型収納庫(12)の前板(12
c)の中央上部には、前後方向を向くシリンダ錠(33)
が貫設され、第4図と第5図に示すように、キー(図示
略)により回動させられるシリンダー錠(33)の後板
(33a)には、偏心するピン(34)が突設されている。
c)の中央上部には、前後方向を向くシリンダ錠(33)
が貫設され、第4図と第5図に示すように、キー(図示
略)により回動させられるシリンダー錠(33)の後板
(33a)には、偏心するピン(34)が突設されている。
シリンダー錠(33)を後方から囲む前向U字形断面の
支持枠(35)の後端には、側方を向く解錠板(36)が側
方移動自在に支持されている。解錠板(36)の中央に穿
設された縦長孔(37)は、シリンダー錠(33)の前記ピ
ン(34)に係合し、かつ、解錠板(36)の右端は、押圧
杆(31)の傾斜面(32)に近接しており、シリンダー錠
(33)のキー操作により、解錠板(36)は側方移動させ
られる。
支持枠(35)の後端には、側方を向く解錠板(36)が側
方移動自在に支持されている。解錠板(36)の中央に穿
設された縦長孔(37)は、シリンダー錠(33)の前記ピ
ン(34)に係合し、かつ、解錠板(36)の右端は、押圧
杆(31)の傾斜面(32)に近接しており、シリンダー錠
(33)のキー操作により、解錠板(36)は側方移動させ
られる。
かくして、シリンダー錠(33)及び解錠板(36)等に
より、手動解錠機構(C)が構成されている。
より、手動解錠機構(C)が構成されている。
大型収納庫(9)の上下両端の前部中央には、上述の
施解錠装置(A)が、上下対称的に設けられている。
施解錠装置(A)が、上下対称的に設けられている。
上述のユニット収納庫は、正常時は、解錠板(36)が
退避位置である左限に位置し、押圧板(27)は、ばね
(30)の付勢により前限に位置し、解錠板(36)の右端
は、押圧杆(31)の傾斜面(32)の後端に近接してい
る。
退避位置である左限に位置し、押圧板(27)は、ばね
(30)の付勢により前限に位置し、解錠板(36)の右端
は、押圧杆(31)の傾斜面(32)の後端に近接してい
る。
第1図に示すように、中型収納庫(12)が閉扉して施
錠されているときは、施解錠板(18)は、ソレノイド
(20)の駆動枠(20a)とともに施錠位置である前限に
位置し、その突出片(18a)は、施錠孔(16)の左縁に
係合しているフック(25)の右縁の側方に近接して、フ
ック(25)の回動を阻止している。
錠されているときは、施解錠板(18)は、ソレノイド
(20)の駆動枠(20a)とともに施錠位置である前限に
位置し、その突出片(18a)は、施錠孔(16)の左縁に
係合しているフック(25)の右縁の側方に近接して、フ
ック(25)の回動を阻止している。
押ボタンスイッチ(17)(17)の押ボタン(17a)(1
7a)が、閉じた両開き扉(13)(13)に押圧されること
によって、押ボタンスイッチ(17)(17)は閉じ、かつ
マイクロスイッチ(22)は、施解錠板(18)とともに前
進した突出板(21)に押圧されて閉じ、操作盤(4)の
警告灯(23)は点灯している。
7a)が、閉じた両開き扉(13)(13)に押圧されること
によって、押ボタンスイッチ(17)(17)は閉じ、かつ
マイクロスイッチ(22)は、施解錠板(18)とともに前
進した突出板(21)に押圧されて閉じ、操作盤(4)の
警告灯(23)は点灯している。
この状態の中型収納庫(12)を開扉するべく、操作盤
(4)のテンキー(38)に暗証番号を打込むと、第3図
に示すように、ソレノイド(20)の駆動杆(20a)とと
もに施解錠板(18)が後退して、その突出片(18a)が
フック(25)より後方に離れた解錠位置に達する。その
後は、ハンドル(14)の開扉操作により、フック(25)
は時計回りに回動して施錠孔(16)より離脱し、開扉す
ることができる。
(4)のテンキー(38)に暗証番号を打込むと、第3図
に示すように、ソレノイド(20)の駆動杆(20a)とと
もに施解錠板(18)が後退して、その突出片(18a)が
フック(25)より後方に離れた解錠位置に達する。その
後は、ハンドル(14)の開扉操作により、フック(25)
は時計回りに回動して施錠孔(16)より離脱し、開扉す
ることができる。
同時に、突出板(21)がマイクロスイッチ(22)より
後方に離間し、また両開き扉(13)(13)が両押ボタン
スイッチ(17)(17)より前方に離間するので、各スイ
ッチ(22)(17)(17)はいずれも開いて、警告灯(2
3)は消灯する。
後方に離間し、また両開き扉(13)(13)が両押ボタン
スイッチ(17)(17)より前方に離間するので、各スイ
ッチ(22)(17)(17)はいずれも開いて、警告灯(2
3)は消灯する。
開扉している中型収納庫(12)の扉を閉じるべく操作
すると、フック(25)はばね(図示略)に抗して若干時
計回りに回動しながら、施錠孔(16)の左縁を乗り越え
て、施錠孔(16)に係合する。ついで、テンキー(38)
の操作により、施解錠板(18)を施錠位置まで前進させ
れば施錠され、同時に、各スイッチ(17)(17)(22)
は閉じて、警告灯(23)は点灯する。
すると、フック(25)はばね(図示略)に抗して若干時
計回りに回動しながら、施錠孔(16)の左縁を乗り越え
て、施錠孔(16)に係合する。ついで、テンキー(38)
の操作により、施解錠板(18)を施錠位置まで前進させ
れば施錠され、同時に、各スイッチ(17)(17)(22)
は閉じて、警告灯(23)は点灯する。
以上は、ユニット収納庫が正常に動作している場合で
あるが、たとえば停電すると、閉扉して施錠されている
中型収納庫(12)の開扉は不可能となる。
あるが、たとえば停電すると、閉扉して施錠されている
中型収納庫(12)の開扉は不可能となる。
この時には、シリンダー錠(33)をキー操作して、第
6図に示すように、解錠板(36)を解錠位置まで右進さ
せれば、その右端が押圧杆(31)の傾斜面(32)を右方
に押圧して、押圧杆(31)とともに押圧板(27)はばね
(30)に抗して後退させられ、また施解錠板(18)は、
押圧板(27)の後端により後退させられる。
6図に示すように、解錠板(36)を解錠位置まで右進さ
せれば、その右端が押圧杆(31)の傾斜面(32)を右方
に押圧して、押圧杆(31)とともに押圧板(27)はばね
(30)に抗して後退させられ、また施解錠板(18)は、
押圧板(27)の後端により後退させられる。
施解錠板(18)が解錠位置まで後退させられると、両
開き扉(13)(13)は開扉可能になるとともに、突出板
(21)が後退して、警告灯(23)は消灯する。
開き扉(13)(13)は開扉可能になるとともに、突出板
(21)が後退して、警告灯(23)は消灯する。
警告灯(23)は、上述のように、閉扉した両開き扉
(13)(13)の施錠が完全である否かを表示するもので
あるが、施錠不完全の原因には、収納庫(12)に収納し
た書類等の一部が前方に突出して、両開き扉(13)(1
3)が完全に閉扉しないため、フック(25)が施錠孔(1
6)に完全に係合しない場合と、ソレノイド(20)の故
障や異物により、施解錠板(18)が前後移動困難になっ
た場合等がある。
(13)(13)の施錠が完全である否かを表示するもので
あるが、施錠不完全の原因には、収納庫(12)に収納し
た書類等の一部が前方に突出して、両開き扉(13)(1
3)が完全に閉扉しないため、フック(25)が施錠孔(1
6)に完全に係合しない場合と、ソレノイド(20)の故
障や異物により、施解錠板(18)が前後移動困難になっ
た場合等がある。
従って、例えば警告灯(23)を複数個として、両開き
扉(13)(13)が完全に閉扉した時、第1の警告灯(2
3)が点灯し、施解錠板(18)がフック(25)を完全に
ロックした時、第2の警告灯(23)が点灯するようにす
れば、施解錠動作の不調の原因を一目して知りうるので
便利である。
扉(13)(13)が完全に閉扉した時、第1の警告灯(2
3)が点灯し、施解錠板(18)がフック(25)を完全に
ロックした時、第2の警告灯(23)が点灯するようにす
れば、施解錠動作の不調の原因を一目して知りうるので
便利である。
なお、上記実施例においては、傾斜面(32)を有する
押圧杆(31)を、施解錠板(18)と別体とした押圧板
(27)に一体的に設けてあるが、傾斜面(32)を施解錠
板(18)の一部に設けて、解錠板(36)により直接施解
錠板(18)を解錠位置へ押動しうるようにしてもよい。
押圧杆(31)を、施解錠板(18)と別体とした押圧板
(27)に一体的に設けてあるが、傾斜面(32)を施解錠
板(18)の一部に設けて、解錠板(36)により直接施解
錠板(18)を解錠位置へ押動しうるようにしてもよい。
本考案の装置によると、停電あるいは部材の故障等に
より、電動駆動装置の作動により解錠不可能になって
も、手動により簡単に解錠して開扉しうるので便利であ
る。
より、電動駆動装置の作動により解錠不可能になって
も、手動により簡単に解錠して開扉しうるので便利であ
る。
第1図は、本考案の装置の実施例の閉扉施錠時の平面
図、 第2図は、第1図の一部の部材を省略したII-II矢視
図、 第3図は、本考案装置の解錠開扉時の平面図、 第4図は、シリンダー錠と解錠板の常時の状態を示す後
面図、 第5図は、同じくシリンダー錠キー操作時の状態を示す
後面図、 第6図は、本考案装置の手動解錠開扉時の平面図、 第7図は、ユニット収納庫の正面図、 第8図は、中央収納庫の斜視図である。 (A)施解錠装置 (B)電動施解錠機構 (C)手動解錠機構 (1)制御ボックス (2)制御装置 (3)片開き扉 (4)操作盤 (5)台枠 (6)ケーブル (7)中継装置 (8)大型収納庫 (9)両開き扉 (10)小型収納庫 (11)両開き扉 (12)中型収納庫 (12a)内板 (12b)外板 (12c)前板 (13)両開き扉 (14)ハンドル (15)組込箱 (16)施錠孔 (17)押ボタンスイッチ (17a)押ボタン (18)施解錠板 (18a)前向突出片 (18b)上向垂直片 (19)支持板 (20)ソレノイド(電動駆動装置) (20a)駆動杆 (21)突出板 (22)マイクロスイッチ (23)警告灯 (24)ハンドル軸 (25)フック (26)横長孔 (27)押圧板 (28)長孔 (29)ピン (30)ばね (31)押圧杆 (32)傾斜面 (33)シリンダー錠 (33a)後板 (34)ピン (35)支持枠 (36)解錠板 (37)縦長孔 (38)テンキー
図、 第2図は、第1図の一部の部材を省略したII-II矢視
図、 第3図は、本考案装置の解錠開扉時の平面図、 第4図は、シリンダー錠と解錠板の常時の状態を示す後
面図、 第5図は、同じくシリンダー錠キー操作時の状態を示す
後面図、 第6図は、本考案装置の手動解錠開扉時の平面図、 第7図は、ユニット収納庫の正面図、 第8図は、中央収納庫の斜視図である。 (A)施解錠装置 (B)電動施解錠機構 (C)手動解錠機構 (1)制御ボックス (2)制御装置 (3)片開き扉 (4)操作盤 (5)台枠 (6)ケーブル (7)中継装置 (8)大型収納庫 (9)両開き扉 (10)小型収納庫 (11)両開き扉 (12)中型収納庫 (12a)内板 (12b)外板 (12c)前板 (13)両開き扉 (14)ハンドル (15)組込箱 (16)施錠孔 (17)押ボタンスイッチ (17a)押ボタン (18)施解錠板 (18a)前向突出片 (18b)上向垂直片 (19)支持板 (20)ソレノイド(電動駆動装置) (20a)駆動杆 (21)突出板 (22)マイクロスイッチ (23)警告灯 (24)ハンドル軸 (25)フック (26)横長孔 (27)押圧板 (28)長孔 (29)ピン (30)ばね (31)押圧杆 (32)傾斜面 (33)シリンダー錠 (33a)後板 (34)ピン (35)支持枠 (36)解錠板 (37)縦長孔 (38)テンキー
Claims (1)
- 【請求項1】収納庫に開閉可能に枢着された扉に設けら
れたハンドルと、ハンドルの操作により回動し得るよう
にして、扉に支持されたハンドル軸と、ハンドル軸の上
下部に連結され、収納庫の係止孔に係脱させることによ
り、扉の閉止状態で拘束したり、その拘束を解除したり
しうるフックとを備えるユニット収納庫の施解錠装置に
おいて、 扉を閉止状態で開扉不能なように、フックを収納庫の係
止孔に係止した状態で拘束する施錠位置と、フックの係
止状態の拘束を解除する解錠位置とに移動可能として収
納庫に装着された施解錠板と、 収納庫内に設けられ、かつ前記施解錠板に連係され、施
解錠板を施解位置及び解錠位置に移動させる電動駆動装
置を有する電動施解錠機構と、 収納庫の外面に一部が露呈するようにして収納庫に装着
されたシリンダー錠に連係され、シリンダー錠の操作に
より、前記施解錠板を、前記電動施解錠機構によって移
動させられた解錠位置と同位置となる解錠位置に押動す
る移動位置と、前記施解錠板の移動範囲から離れた退避
位置とに移動可能として収納庫に装着された解錠板を有
する手動解錠機構 とを備えることを特徴とするユニット収納庫の施解錠装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990116663U JP2521024Y2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | ユニット収納庫の施解錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990116663U JP2521024Y2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | ユニット収納庫の施解錠装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0473185U JPH0473185U (ja) | 1992-06-26 |
JP2521024Y2 true JP2521024Y2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=31864497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990116663U Expired - Lifetime JP2521024Y2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | ユニット収納庫の施解錠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2521024Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6566640B2 (ja) * | 2015-01-06 | 2019-08-28 | 株式会社荏原製作所 | 基板研磨装置 |
CN108759229B (zh) * | 2018-06-06 | 2023-10-20 | 江苏格林电器有限公司 | 共享型冷藏装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5989948A (ja) * | 1982-11-12 | 1984-05-24 | Ryoda Sato | 加熱保温布 |
-
1990
- 1990-11-08 JP JP1990116663U patent/JP2521024Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0473185U (ja) | 1992-06-26 |
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