JP2517342B2 - 時計機械装置部用手動制御装置 - Google Patents
時計機械装置部用手動制御装置Info
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- JP2517342B2 JP2517342B2 JP63008573A JP857388A JP2517342B2 JP 2517342 B2 JP2517342 B2 JP 2517342B2 JP 63008573 A JP63008573 A JP 63008573A JP 857388 A JP857388 A JP 857388A JP 2517342 B2 JP2517342 B2 JP 2517342B2
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- JP
- Japan
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- shaft
- crown
- control device
- case
- pin
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- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B3/00—Normal winding of clockworks by hand or mechanically; Winding up several mainsprings or driving weights simultaneously
- G04B3/04—Rigidly-mounted keys, knobs or crowns
- G04B3/041—Construction of crowns for rotating movement; connection with the winding stem; winding stems
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B37/00—Cases
- G04B37/06—Forming the passage for the winding stem through the case; Divided winding stems
- G04B37/066—Divided stem (tige brisee)
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B37/00—Cases
- G04B37/08—Hermetic sealing of openings, joints, passages or slits
- G04B37/10—Hermetic sealing of openings, joints, passages or slits of winding stems
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electric Clocks (AREA)
- Electromechanical Clocks (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ケースに組み入れられる時計(腕時計やそ
の他のウオツチ)の機械装置部用の手動制御装置に関
し、特に、ケースの背面カバーがケースバンドと一体で
あるような時計に適した手動制御装置に関する。
の他のウオツチ)の機械装置部用の手動制御装置に関
し、特に、ケースの背面カバーがケースバンドと一体で
あるような時計に適した手動制御装置に関する。
背面カバーが別体で、取り外し可能なケースでは、時
間(及び場合によつてはカレンダー)を設定するための
軸を取り付けない状態で、時計機械装置部をケースに組
み入れたり、ケースから取り外したりすることができ
る。上記軸は、機械装置部をケース内に入れた後に所定
位置に取り付け、又、ケースから機械装置部を引き出す
前に取り外すようになつている。通常、上記軸の機械装
置部への締め付けや、そこからの取り外しは、ポスト
(柱状部材)を操作して行う。該ポストは引き出し片と
一体であり、機械装置部の背面側からのみ操作可能であ
る。このような作業は、ケースの背面部を取り外せる場
合、簡単である。但し、背面カバーがケースバンドと一
体であるようなケース、すなわち、背面部とケースバン
ドとが一体に形成されているケースでは、上記作業は不
可能である。
間(及び場合によつてはカレンダー)を設定するための
軸を取り付けない状態で、時計機械装置部をケースに組
み入れたり、ケースから取り外したりすることができ
る。上記軸は、機械装置部をケース内に入れた後に所定
位置に取り付け、又、ケースから機械装置部を引き出す
前に取り外すようになつている。通常、上記軸の機械装
置部への締め付けや、そこからの取り外しは、ポスト
(柱状部材)を操作して行う。該ポストは引き出し片と
一体であり、機械装置部の背面側からのみ操作可能であ
る。このような作業は、ケースの背面部を取り外せる場
合、簡単である。但し、背面カバーがケースバンドと一
体であるようなケース、すなわち、背面部とケースバン
ドとが一体に形成されているケースでは、上記作業は不
可能である。
背面カバーがケースバンドと一体であるケースでは、
それに対する機械装置部の組み込みや取り外しを行うた
めに、長年にわたつて次のような技術が一般に採用され
ている。その技術では、2個のピースから成る分割型の
軸をはめ込んで切り離し可能な状態で互いに連結するよ
うになつている。
それに対する機械装置部の組み込みや取り外しを行うた
めに、長年にわたつて次のような技術が一般に採用され
ている。その技術では、2個のピースから成る分割型の
軸をはめ込んで切り離し可能な状態で互いに連結するよ
うになつている。
上記両ピースの一方には1対のノツチ付き弾性爪が設
けてあり、他方にはその端部の近傍に横方向の拡大部分
又は横方向のピンが設けてある。
けてあり、他方にはその端部の近傍に横方向の拡大部分
又は横方向のピンが設けてある。
上記両ピースの一方は引き出しピースにより時計機械
装置部に保持され、又、ケースバンドに設けた軸挿通用
の孔に係合しないだけの短い長さとなつている。従つ
て、このピースは時計機械装置部の組み込みや取り出し
の邪魔にはならない。
装置部に保持され、又、ケースバンドに設けた軸挿通用
の孔に係合しないだけの短い長さとなつている。従つ
て、このピースは時計機械装置部の組み込みや取り出し
の邪魔にはならない。
上記両ピースの他方は、例えばその端部に設けたねじ
により、龍頭に固定されるとともに、龍頭の中央穴の底
部にはめ込んだ適当なねじ付き筒状部にねじ込まれる。
により、龍頭に固定されるとともに、龍頭の中央穴の底
部にはめ込んだ適当なねじ付き筒状部にねじ込まれる。
上記両ピースは龍頭をその軸の部分において軸の他方
の部分に強固に押すことにより互いに連結され、その場
合、上記拡大部分又はピンを両爪の間に押し込んで他方
のピースのノツチにはめ込む。これら2個のピースは、
龍頭をケースの外部側へ強く引つ張ることにより分離す
る。そのような分割型軸は、例えば、スイス特許公開CH
−A−180459及び同191764に記載されている。
の部分に強固に押すことにより互いに連結され、その場
合、上記拡大部分又はピンを両爪の間に押し込んで他方
のピースのノツチにはめ込む。これら2個のピースは、
龍頭をケースの外部側へ強く引つ張ることにより分離す
る。そのような分割型軸は、例えば、スイス特許公開CH
−A−180459及び同191764に記載されている。
本発明の目的は、上記構成に類似し、しかも、構造を
大幅に簡単化した装置を提供することにある。
大幅に簡単化した装置を提供することにある。
〔発明の概要〕 本発明の手動制御装置は、請求項1の特徴部分で限定
したような特徴を有している。その特徴によると、龍頭
は非常に簡単であり、中央筒状収容部と、該収容部内に
直径方向に配置されるピンを備えているだけである。従
つて、従来の装置のように、龍頭に固定される軸の部分
や、該軸を龍頭に固定するための装置は必要ではない。
したような特徴を有している。その特徴によると、龍頭
は非常に簡単であり、中央筒状収容部と、該収容部内に
直径方向に配置されるピンを備えているだけである。従
つて、従来の装置のように、龍頭に固定される軸の部分
や、該軸を龍頭に固定するための装置は必要ではない。
請求項2に記載したものでは、防水式時計でケースに
一般に固定されるチューブの代わりに、龍頭のスリーブ
を使用するという利点もある。ケースの孔内で軸の周囲
に間隙が形成され、その間隙は龍頭が存在しない場合に
は自由であるので、背面カバーがケースカバーと一体の
ケースのガラス側から機械装置部の組み込み及び取り外
しが可能である。機械装置部は、実際に、ケースの入口
部に対して傾斜姿勢で入れることができる。
一般に固定されるチューブの代わりに、龍頭のスリーブ
を使用するという利点もある。ケースの孔内で軸の周囲
に間隙が形成され、その間隙は龍頭が存在しない場合に
は自由であるので、背面カバーがケースカバーと一体の
ケースのガラス側から機械装置部の組み込み及び取り外
しが可能である。機械装置部は、実際に、ケースの入口
部に対して傾斜姿勢で入れることができる。
軸と一体的に設けられるノツチ付きの爪を有する装置
の部分は、別体の部品で構成し、軸の端部にねじ込むこ
ともでき(請求項3)、又、軸の上記端部にかぶせて接
着することもできる(請求項4)。又、上記部分は軸と
一体に形成することもできる(請求項5)。この軸をケ
ースバンドに壁部に通す部分は、龍頭のスリーブを囲む
状態で、防水封止部材をケースバンド溝内に取り付ける
ことにより、防水構造とすることもできる(請求項
6)。軸に一体的に設けられる爪のノツチにピンは挾持
されるが、該ピンと龍頭の壁部との間での漏れを防止し
ない場合、防水封止部材よりもケースの内部側におい
て、上記ピンを龍頭のスリーブに貫通状態で設けること
もできる。更に、ピンの位置の異なる龍頭を使用する場
合や、制御装置が設けられる機械装置部を寸法の異なる
ケースに取り付けたい場合には、爪の長さを長くして種
々のノツチを設けることもできる。必要な場合、上記爪
の先端に面取りを施すこともできる。
の部分は、別体の部品で構成し、軸の端部にねじ込むこ
ともでき(請求項3)、又、軸の上記端部にかぶせて接
着することもできる(請求項4)。又、上記部分は軸と
一体に形成することもできる(請求項5)。この軸をケ
ースバンドに壁部に通す部分は、龍頭のスリーブを囲む
状態で、防水封止部材をケースバンド溝内に取り付ける
ことにより、防水構造とすることもできる(請求項
6)。軸に一体的に設けられる爪のノツチにピンは挾持
されるが、該ピンと龍頭の壁部との間での漏れを防止し
ない場合、防水封止部材よりもケースの内部側におい
て、上記ピンを龍頭のスリーブに貫通状態で設けること
もできる。更に、ピンの位置の異なる龍頭を使用する場
合や、制御装置が設けられる機械装置部を寸法の異なる
ケースに取り付けたい場合には、爪の長さを長くして種
々のノツチを設けることもできる。必要な場合、上記爪
の先端に面取りを施すこともできる。
次に本発明の2つの実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図及び第2図に示す第1実施例の制御装置におい
て、龍頭1はその本体2がケースのケースバンド3の外
側に位置しており、筒状スリーブ5と一体に形成されて
筒状収容部4を構成している。龍頭1の本体2には孔11
が設けてあり、孔11にピン6が収容部4を直径方向に横
切る状態ではめ込んである。スリーブ5の外側表面7は
入念に磨かれており、ケースバンド3の壁部に設けた貫
通孔8内を自由に摺動及び回転できるようになつてい
る。
て、龍頭1はその本体2がケースのケースバンド3の外
側に位置しており、筒状スリーブ5と一体に形成されて
筒状収容部4を構成している。龍頭1の本体2には孔11
が設けてあり、孔11にピン6が収容部4を直径方向に横
切る状態ではめ込んである。スリーブ5の外側表面7は
入念に磨かれており、ケースバンド3の壁部に設けた貫
通孔8内を自由に摺動及び回転できるようになつてい
る。
龍頭1がケースバンド3を貫通する部分の防水性は、
ケースバンド3の環状溝10に配置した環状の防水封止部
材9により確保されている。龍頭が金などの中実体であ
る場合、無論、本体2の壁部を貫通する孔11をピン6で
完全に塞ぎ、両者の間での浸水を防止する必要がある。
又、龍頭1が非金属で作られる場合、龍頭1はステンレ
ス鋼等の装飾性のあるキヤツプで覆い、本体2の壁部を
貫通するピン6の通路を密封することもできる。そのよ
うな場合、ピン6を上記キヤツプの装着前に所定位置に
取り付けることは無論である。
ケースバンド3の環状溝10に配置した環状の防水封止部
材9により確保されている。龍頭が金などの中実体であ
る場合、無論、本体2の壁部を貫通する孔11をピン6で
完全に塞ぎ、両者の間での浸水を防止する必要がある。
又、龍頭1が非金属で作られる場合、龍頭1はステンレ
ス鋼等の装飾性のあるキヤツプで覆い、本体2の壁部を
貫通するピン6の通路を密封することもできる。そのよ
うな場合、ピン6を上記キヤツプの装着前に所定位置に
取り付けることは無論である。
時計の機械装置部12の機能を制御し、例えば、時間の
設定やカレンダーの調整又は修正を行うために、機械装
置部12には一般的な方法で軸13が取り付けてある。軸13
には引き抜き片スタツド(図示せず)が係合する溝14が
設けてあり、該スタツドにより軸13は機械装置部12に保
持されている。軸13の一端部は機械装置部12の外側に位
置しており、該端部にねじ15が設けてある。ねじ15には
フエルール16が強固に螺合して軸13と一体化されてい
る。
設定やカレンダーの調整又は修正を行うために、機械装
置部12には一般的な方法で軸13が取り付けてある。軸13
には引き抜き片スタツド(図示せず)が係合する溝14が
設けてあり、該スタツドにより軸13は機械装置部12に保
持されている。軸13の一端部は機械装置部12の外側に位
置しており、該端部にねじ15が設けてある。ねじ15には
フエルール16が強固に螺合して軸13と一体化されてい
る。
図示されていないが、別の実施例では、軸13の端部を
円滑にし、該端部にフエルール16をはめて接着により軸
13と一体化することもできる。
円滑にし、該端部にフエルール16をはめて接着により軸
13と一体化することもできる。
フエルール16の外側表面17は筒状である。表面17は自
由状態でスリーブ5に係合している。フエルール16の端
部外側表面18は円錐状で直径方向のスロツト19を有して
おり、それにより2個の弾性爪20が形成してある。各爪
20にはノツチ21が設けてある。両ノツチ21はピン6を部
分的に囲んで挾持しており、それにより、龍頭1が軸13
に機械的に取り付けられるとともに、龍頭1に及ぼした
回転運動又は直線運動に対応した軸13も移動するように
なつている。
由状態でスリーブ5に係合している。フエルール16の端
部外側表面18は円錐状で直径方向のスロツト19を有して
おり、それにより2個の弾性爪20が形成してある。各爪
20にはノツチ21が設けてある。両ノツチ21はピン6を部
分的に囲んで挾持しており、それにより、龍頭1が軸13
に機械的に取り付けられるとともに、龍頭1に及ぼした
回転運動又は直線運動に対応した軸13も移動するように
なつている。
軸13と一体化されたフエルール16はケースバンド3の
外部まで延びているが、フエルール16付きの軸13を備え
た機械装置部12は簡単にケースにはめ込むことができ
る。すなわち、ケースバンド3の孔8にはチユーブが設
けられていないので、機械装置部12をケースバンド3に
対して傾斜状態にすると、実際に、フエルール16の孔8
に簡単に通すことができる。ケースからの取り出しは、
機械装置部12の軸13に対して直径方向反対側の部分を最
初にケースから引き出すことにより行える。
外部まで延びているが、フエルール16付きの軸13を備え
た機械装置部12は簡単にケースにはめ込むことができ
る。すなわち、ケースバンド3の孔8にはチユーブが設
けられていないので、機械装置部12をケースバンド3に
対して傾斜状態にすると、実際に、フエルール16の孔8
に簡単に通すことができる。ケースからの取り出しは、
機械装置部12の軸13に対して直径方向反対側の部分を最
初にケースから引き出すことにより行える。
機械装置部12がケース内にある状態で軸13に龍頭1を
締め付けるためには、龍頭1をフエルール16にかぶせ、
ピン6をスロツト19と平行にして龍頭1をケースバンド
3側へ強く押すだけで充分である。
締め付けるためには、龍頭1をフエルール16にかぶせ、
ピン6をスロツト19と平行にして龍頭1をケースバンド
3側へ強く押すだけで充分である。
上述の如く龍頭1を押すと、ピン6が両爪20を押し広
げその間を通過できるようになる。爪20の表面18が円錐
形であるので、爪20は本体2の内部まで移動できる。こ
のようにしてピン6はノツチ21の間に着座する。両爪20
はその弾性によりピン6を両者間に挾み付け、ピン6は
ノツチ21の間で保持される。
げその間を通過できるようになる。爪20の表面18が円錐
形であるので、爪20は本体2の内部まで移動できる。こ
のようにしてピン6はノツチ21の間に着座する。両爪20
はその弾性によりピン6を両者間に挾み付け、ピン6は
ノツチ21の間で保持される。
スロツト19に対するピン6の位置決めを容易にするた
めに、各爪20の内側縁部には面取り部22が設けてある。
めに、各爪20の内側縁部には面取り部22が設けてある。
機械装置部12を外す場合、最初に龍頭を取外す必要が
ある。その作業を行うために、爪20を押し広げてピン6
をそこから外すだけの力で龍頭をケースバンド3から分
離できるようになつている。
ある。その作業を行うために、爪20を押し広げてピン6
をそこから外すだけの力で龍頭をケースバンド3から分
離できるようになつている。
爪20の弾性は、軸13が連結する機械装置部12の各部の
特性に対応させて明確に設定する必要があり、具体的に
は、龍頭を取り外すのに必要な力が、龍頭1をその押し
込み位置から引き出し位置(1つ又は複数の位置)へ移
動させる際に及ぼす必要のある力よりも大きく、かつ、
機械装置部12の各部品が損傷されずに耐え得るだけの力
とすることが必要である。
特性に対応させて明確に設定する必要があり、具体的に
は、龍頭を取り外すのに必要な力が、龍頭1をその押し
込み位置から引き出し位置(1つ又は複数の位置)へ移
動させる際に及ぼす必要のある力よりも大きく、かつ、
機械装置部12の各部品が損傷されずに耐え得るだけの力
とすることが必要である。
第3図に示す別の実施例は、第1実施例と比べ、第1
実施例のフエルール16に代わる部分23が軸24と一体に形
成されているという点だけが異なつている。
実施例のフエルール16に代わる部分23が軸24と一体に形
成されているという点だけが異なつている。
この第2実施例では、軸24は特定の長さで製造される
が、機械装置部を収容するケースの寸法によつては、軸
の長さを機械装置部に適合させる必要がある。そのよう
な適合を可能にするためには、部分23を充分に長くして
スロツト19を充分に深くし、そのスロツト19に沿つて列
状配列のノツチ21を設けるだけで充分である。
が、機械装置部を収容するケースの寸法によつては、軸
の長さを機械装置部に適合させる必要がある。そのよう
な適合を可能にするためには、部分23を充分に長くして
スロツト19を充分に深くし、そのスロツト19に沿つて列
状配列のノツチ21を設けるだけで充分である。
龍頭1の本体2内にはピン6を位置させる代わりに、
ピン6をスリーブ5を通してそこに位置させ、少なくと
も龍頭1が押し込み位置にある場合、ピン6が防水封止
部材9よりもケースの内部側に位置するように構成する
こともできる。このようにすると、ピン6を収容する孔
11がピン6で完全には閉塞されていない場合でも、防水
性に関する一切の問題を回避することができる。この場
合、無論、スリーブ5には充分な強度を与え、龍頭1を
所定位置に押し込む場合や取り外す場合にピン6に及ぼ
される力に対して耐え得るようにする必要がある。
ピン6をスリーブ5を通してそこに位置させ、少なくと
も龍頭1が押し込み位置にある場合、ピン6が防水封止
部材9よりもケースの内部側に位置するように構成する
こともできる。このようにすると、ピン6を収容する孔
11がピン6で完全には閉塞されていない場合でも、防水
性に関する一切の問題を回避することができる。この場
合、無論、スリーブ5には充分な強度を与え、龍頭1を
所定位置に押し込む場合や取り外す場合にピン6に及ぼ
される力に対して耐え得るようにする必要がある。
龍頭1の回転時にフエルール16や軸24の部分23が龍頭
1に対して横方向に移動すると、龍頭1に及ぼされるト
ルクが不規則に変化するが、そのような移動を防止する
ために、フエルール16や軸24の部分23の直径を龍頭1の
収容部4の直径に対して適当に設定する。
1に対して横方向に移動すると、龍頭1に及ぼされるト
ルクが不規則に変化するが、そのような移動を防止する
ために、フエルール16や軸24の部分23の直径を龍頭1の
収容部4の直径に対して適当に設定する。
以上に説明した制御装置は、背面カバーがケースバン
ドと一体のケースに時計の機械装置部を取り付けるよう
にしたケースにおいて特に有効であるが、無論、背面カ
バーが別体のケースに時計の機械装置部を取り付けるよ
うにしたケースに上述の制御装置を使用することもでき
る。
ドと一体のケースに時計の機械装置部を取り付けるよう
にしたケースにおいて特に有効であるが、無論、背面カ
バーが別体のケースに時計の機械装置部を取り付けるよ
うにしたケースに上述の制御装置を使用することもでき
る。
第1図は第1実施例の直径方向断面図、第2図は第1図
の龍頭を第1図とは直交する方向に見た正面図、第3図
は第2実施例の直径方向断面図である。 1……龍頭、2……龍頭本体、3……ケースバンド、4
……中央収容部、5……スリーブ、6……ピン、8……
孔、9……耐水封止部材、13……軸、16……フエルー
ル、20……爪、21……ノツチ。
の龍頭を第1図とは直交する方向に見た正面図、第3図
は第2実施例の直径方向断面図である。 1……龍頭、2……龍頭本体、3……ケースバンド、4
……中央収容部、5……スリーブ、6……ピン、8……
孔、9……耐水封止部材、13……軸、16……フエルー
ル、20……爪、21……ノツチ。
Claims (6)
- 【請求項1】ケースに取り付けられる時計機械装置部用
の手動制御装置であつて、上記時計機械装置部に連結さ
れる軸と、上記軸の直線的移動及び回転を行うための龍
頭と、上記龍頭と上記軸とを切り離し自在に連結するた
め、上記軸に強固に連結される部分にしてその端部がノ
ツチ付きの一対の爪を有している連結手段とを備えた手
動制御装置において、上記龍頭(1)が筒状の中央収容
部(4)を有し、上記連結手段が上記収容部(4)内に
直径方向に配置されるピン(6)を備え、上記軸(13,2
4)に固定状態で連結される上記部分(16,23)が、上記
ピン(6)が上記爪(20)の上記ノツチ(21)内に挾持
される状態で、上記収容部(4)内に配置されているこ
とを特徴とする時計機械装置部用手動制御装置。 - 【請求項2】上記龍頭(1)が、上記ケースのケースバ
ンド(3)の孔(8)に係合するように構成された筒状
スリーブ(5)を有している請求項1記載の制御装置。 - 【請求項3】上記軸(13)に固定状態で連結される上記
部分(16,23)が、上記軸(13)の端部に螺合する別体
構造のフエルール(16)を備えている請求項1又は2記
載の制御装置。 - 【請求項4】上記軸(13)に固定状態で連結される上記
部分(16,23)が、上記軸(13)の端部にかぶせられて
接着される別体構造のフエルール(16)を備えている請
求項1又は2記載の制御装置。 - 【請求項5】上記軸(24)に固定状態で連結される上記
部分(16,23)が上記軸(24)と一体に形成されている
請求項1又は2記載の制御装置。 - 【請求項6】防水封止部材(9)を、龍頭(1)のスリ
ーブ(5)を囲む状態で、ケースバンド(3)の環状溝
(10)内に配置した請求項2記載の制御装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CH18287A CH668679GA3 (ja) | 1987-01-20 | 1987-01-20 | |
CH00182/87-9 | 1987-01-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63271190A JPS63271190A (ja) | 1988-11-09 |
JP2517342B2 true JP2517342B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=4181140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63008573A Expired - Fee Related JP2517342B2 (ja) | 1987-01-20 | 1988-01-20 | 時計機械装置部用手動制御装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4815054A (ja) |
EP (1) | EP0276688B1 (ja) |
JP (1) | JP2517342B2 (ja) |
CH (1) | CH668679GA3 (ja) |
DE (1) | DE3863181D1 (ja) |
HK (1) | HK26695A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7139300B2 (en) * | 2003-08-19 | 2006-11-21 | Coherent, Inc. | Wide-stripe single-mode diode-laser |
CH714548B1 (fr) * | 2018-01-12 | 2021-10-29 | Richemont Int Sa | Dispositif de commande pour mouvement d'horlogerie. |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH180459A (fr) * | 1935-01-30 | 1935-10-31 | Morf Ernest | Montre-étanche. |
CH191764A (fr) * | 1936-05-11 | 1937-06-30 | Morf Ernest | Pendant pour montre étanche. |
CH216196A (fr) * | 1939-07-07 | 1941-08-15 | Colomb Henri | Tige de remontoir en deux tronçons. |
CH333586A (fr) * | 1956-07-13 | 1958-10-31 | Piquerez Sa Ervin | Pièce d'horlogerie |
DE1833597U (de) * | 1961-03-17 | 1961-06-22 | Helmut Keutmann | Versenkbare, wasserdichte vorrichtung zum aufziehen und ziegerstellen von uhren. |
-
1987
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1988
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1995
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