JP2515617Y2 - 横型自動間隙調整装置 - Google Patents
横型自動間隙調整装置Info
- Publication number
- JP2515617Y2 JP2515617Y2 JP4037993U JP4037993U JP2515617Y2 JP 2515617 Y2 JP2515617 Y2 JP 2515617Y2 JP 4037993 U JP4037993 U JP 4037993U JP 4037993 U JP4037993 U JP 4037993U JP 2515617 Y2 JP2515617 Y2 JP 2515617Y2
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- Japan
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- wedges
- cross member
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- Crushing And Grinding (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はジョークラッシャの固
定ジョーとスイングジョーの下端間の間隙を自動的に調
整する装置に関する。
定ジョーとスイングジョーの下端間の間隙を自動的に調
整する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ジョークラッシャのトグルプレートの後
端を支承するトグルブロックを前後に移動させて固定ジ
ョーとスイングジョーの下端間の間隙、すなわち、出口
セットを調整する装置として、トグルブロックを支える
クロスメンバとトグルプレートの間に厚さの異なる挟み
金(調節用シム)を挟むものやトグルブロックと、クロ
スメンバの間に上下自在のクサビを入れてこのクサビを
吊りボルトや油圧シリンダで上下させて調整するものが
ある。
端を支承するトグルブロックを前後に移動させて固定ジ
ョーとスイングジョーの下端間の間隙、すなわち、出口
セットを調整する装置として、トグルブロックを支える
クロスメンバとトグルプレートの間に厚さの異なる挟み
金(調節用シム)を挟むものやトグルブロックと、クロ
スメンバの間に上下自在のクサビを入れてこのクサビを
吊りボルトや油圧シリンダで上下させて調整するものが
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のような調整装置
のうち、挟み金を挟むものは、トグルブロックとクロス
メンバの間に挟み金の入る隙間を作って挟み金を挿入す
るという手段のかかる作業が必要であり、クサビを用い
るものはクサビを上下する吊ボルトを人手により操作す
る構造のため手数がかかり、油圧シリンダを用いるもの
は油圧ポンプが必要であり、かつクラッシャ運転中の油
圧シリンダの破損防止のため、運転中は油圧シリンダを
外しておく必要があるなどの問題があった。
のうち、挟み金を挟むものは、トグルブロックとクロス
メンバの間に挟み金の入る隙間を作って挟み金を挿入す
るという手段のかかる作業が必要であり、クサビを用い
るものはクサビを上下する吊ボルトを人手により操作す
る構造のため手数がかかり、油圧シリンダを用いるもの
は油圧ポンプが必要であり、かつクラッシャ運転中の油
圧シリンダの破損防止のため、運転中は油圧シリンダを
外しておく必要があるなどの問題があった。
【0004】この考案の課題は上記のような従来の調節
装置の問題点を解決して操作がきわめて容易な横型自動
間隙調整装置を提供することである。
装置の問題点を解決して操作がきわめて容易な横型自動
間隙調整装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案はクラッシャのフレームに設けた偏心軸
により揺動自在に懸架したスイングジョーの下端後部を
トグルプレートにより支持したジョークラッシャにおい
て、上記トグルプレートの後端を支承するトグルブロッ
クを上記フレームに固定したクロスメンバに前後摺動自
在に装着し、このクロスメンバの後部に左右方向に移動
自在に左右一対の対称形のクサビを装着し、この両クサ
ビの前側の斜面を前記トグルプレートの後側に形成した
左右対称形の斜面に摺動自在に接触させ、これら両クサ
ビを接近または離反させる電動機駆動のスクリュージャ
ッキ機構を設けた構成を採用した。
めに、この考案はクラッシャのフレームに設けた偏心軸
により揺動自在に懸架したスイングジョーの下端後部を
トグルプレートにより支持したジョークラッシャにおい
て、上記トグルプレートの後端を支承するトグルブロッ
クを上記フレームに固定したクロスメンバに前後摺動自
在に装着し、このクロスメンバの後部に左右方向に移動
自在に左右一対の対称形のクサビを装着し、この両クサ
ビの前側の斜面を前記トグルプレートの後側に形成した
左右対称形の斜面に摺動自在に接触させ、これら両クサ
ビを接近または離反させる電動機駆動のスクリュージャ
ッキ機構を設けた構成を採用した。
【0006】
【作用】間隙の調整に際してはスイッチ操作により制御
される電動機により、スクリュー軸を正転または逆転さ
せる。このようにスクリュー軸を正転または逆転させる
と、これに螺合している左右のクサビが接近または離反
し、この左右のクサビの前側の斜面がトグルブロックの
後側の斜面に接触しつつ摺動してトグルブロックを前進
または後退させて出口セットを調整する。
される電動機により、スクリュー軸を正転または逆転さ
せる。このようにスクリュー軸を正転または逆転させる
と、これに螺合している左右のクサビが接近または離反
し、この左右のクサビの前側の斜面がトグルブロックの
後側の斜面に接触しつつ摺動してトグルブロックを前進
または後退させて出口セットを調整する。
【0007】
【実施例】図に示す実施例において、Aはジョークラッ
シャのフレームでその両側壁の前部内側にサイドライナ
3を固定し、前壁内側に固定ジョー1を固定する。フレ
ームAの両側壁の上側中間部に偏心軸4を架設し、この
軸4によりスイングジョー2の上端を揺動自在に懸架す
る。
シャのフレームでその両側壁の前部内側にサイドライナ
3を固定し、前壁内側に固定ジョー1を固定する。フレ
ームAの両側壁の上側中間部に偏心軸4を架設し、この
軸4によりスイングジョー2の上端を揺動自在に懸架す
る。
【0008】6はフレームAの両側壁の後部寄りに両端
を固定したクロスメンバである。このクロスメンバ6は
図1のようにコ字形の横断面を有し、その内部にトグル
ブロック7が前後に摺動自在に装着されている。上記ス
イングジョー2の下部後側に設けたトグルシート10と
トグルブロック7の前側に設けたトグルシート11にト
グルプレート12の前後端を係合させる。
を固定したクロスメンバである。このクロスメンバ6は
図1のようにコ字形の横断面を有し、その内部にトグル
ブロック7が前後に摺動自在に装着されている。上記ス
イングジョー2の下部後側に設けたトグルシート10と
トグルブロック7の前側に設けたトグルシート11にト
グルプレート12の前後端を係合させる。
【0009】上記ブロック7の下部に固定したブラケッ
ト13の孔にはテンションロッド14が挿入され、この
ロッド14の先端のフックをスイングプレート2の下端
後部の環15に係合させる。
ト13の孔にはテンションロッド14が挿入され、この
ロッド14の先端のフックをスイングプレート2の下端
後部の環15に係合させる。
【0010】さらに、ブラケット13の後側において、
ロッド14にコイルばね16をはめ、ロッド14の後部
からはめたばね受け17をばね16の後部に当てるとと
もに、ロッド14の後部に設けた雄ねじにナット18を
ねじ込み、このナット18によりばね16を圧縮してそ
の弾力を調節自在とする。
ロッド14にコイルばね16をはめ、ロッド14の後部
からはめたばね受け17をばね16の後部に当てるとと
もに、ロッド14の後部に設けた雄ねじにナット18を
ねじ込み、このナット18によりばね16を圧縮してそ
の弾力を調節自在とする。
【0011】前記トグルブロック7の後側には図2のよ
うに、左右対称の斜面20を形成し、この両斜面20と
クロスメンバ6の後壁の間に左右一対の対称形クサビ2
1を介在させる。
うに、左右対称の斜面20を形成し、この両斜面20と
クロスメンバ6の後壁の間に左右一対の対称形クサビ2
1を介在させる。
【0012】上記両クサビ21はその前面がブロック7
の左右の斜面20に摺動自在に接触する斜面となってお
り、この両クサビ21をスクリュージャッキ機構Bによ
り接近または離反させる。
の左右の斜面20に摺動自在に接触する斜面となってお
り、この両クサビ21をスクリュージャッキ機構Bによ
り接近または離反させる。
【0013】上記スクリュージャッキ機構Bは右ねじ2
2と左ねじ23を有するスクリュー軸24と、右ねじナ
ット25と左ねじナット26と電動機27を有する駆動
機溝Cからなっている。
2と左ねじ23を有するスクリュー軸24と、右ねじナ
ット25と左ねじナット26と電動機27を有する駆動
機溝Cからなっている。
【0014】すなわち、上記スクリュー軸24は各クサ
ビ21の横孔を回転自在に遊嵌し、その両端をフレーム
Aの両側壁に設けた軸受により支承している。また、各
クサビ21には、スクリュー軸24が貫通する横孔より
も大径の縦孔を横孔と交叉連通するように設け、この縦
孔に前記ナット25、26をそれぞれ嵌めてこのナット
25、26に上記右ねじ22と左ねじ23を螺合してあ
る。
ビ21の横孔を回転自在に遊嵌し、その両端をフレーム
Aの両側壁に設けた軸受により支承している。また、各
クサビ21には、スクリュー軸24が貫通する横孔より
も大径の縦孔を横孔と交叉連通するように設け、この縦
孔に前記ナット25、26をそれぞれ嵌めてこのナット
25、26に上記右ねじ22と左ねじ23を螺合してあ
る。
【0015】また、上記駆動機構Cは電動機27、減速
機、伝動機構などからなっている。
機、伝動機構などからなっている。
【0016】上記の構成において、スイッチにより、駆
動機構Cの電動機27を回転させることにより、図1、
図2に示すスクリュー軸24を矢印のように右回転させ
ると、右ねじ22と左ねじ23の作用で両クサビ21が
離反し、左回転させると接近する。
動機構Cの電動機27を回転させることにより、図1、
図2に示すスクリュー軸24を矢印のように右回転させ
ると、右ねじ22と左ねじ23の作用で両クサビ21が
離反し、左回転させると接近する。
【0017】従ってトグルブロック7は後退または前進
し、トグルプレート12を介してスイングジョー2の下
端が固定ジョー1の下端に対して接近または離反して出
口セットが調節される。
し、トグルプレート12を介してスイングジョー2の下
端が固定ジョー1の下端に対して接近または離反して出
口セットが調節される。
【0018】
【効果】この考案の調節装置はスイッチ操作のみで簡単
に出口セットの調節が行えるので、従来の人手による調
節方法に比較して短時間で安全に出口セットの調節がで
きる。また、電動機による出口セットの調整であるか
ら、油圧ポンプなどが不要になるなどの効果もある。
に出口セットの調節が行えるので、従来の人手による調
節方法に比較して短時間で安全に出口セットの調節がで
きる。また、電動機による出口セットの調整であるか
ら、油圧ポンプなどが不要になるなどの効果もある。
【図1】実施例の縦断側面図
【図2】図1のI−I線に沿う断面図
1 固定ジョー 2 スイングジョー 3 サイドライナ 4 偏心軸 6 クロスメンバ 7 トグルブロック 12 トグルプレート 20 斜面 21 クサビ 24 スクリュー軸 A フレーム B スクリュージャッキ機構 C 駆動機構
Claims (1)
- 【請求項1】 クラッシャのフレームに設けた偏心軸に
より揺動自在に懸架したスイングジョーの下端後部をト
グルプレートにより支持したジョークラッシャにおい
て、上記トグルプレートの後端を支承するトグルブロッ
クを上記フレームに固定したクロスメンバに前後摺動自
在に装着し、このクロスメンバの後部に左右方向に移動
自在に左右一対の対称形のクサビを装着し、この両クサ
ビの前側の斜面を前記トグルプレートの後側に形成した
左右対称形の斜面に摺動自在に接触させ、これら両クサ
ビを接近または離反させる電動機駆動のスクリュージャ
ッキ機構を設けた横型自動間隙調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4037993U JP2515617Y2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 横型自動間隙調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4037993U JP2515617Y2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 横型自動間隙調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079436U JPH079436U (ja) | 1995-02-10 |
JP2515617Y2 true JP2515617Y2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=12579026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4037993U Expired - Fee Related JP2515617Y2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 横型自動間隙調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515617Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100937448B1 (ko) * | 2005-08-29 | 2010-01-19 | 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 | 조 크러셔 및 자주식 파쇄기 |
JP5921164B2 (ja) * | 2011-11-25 | 2016-05-24 | 宇部興産機械株式会社 | 油圧構造および竪型粉砕機 |
CN108150465B (zh) * | 2018-02-02 | 2023-10-03 | 江苏徐工工程机械研究院有限公司 | 一种反击式破碎机排料口智能调节系统及反击式破碎机 |
-
1993
- 1993-07-23 JP JP4037993U patent/JP2515617Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH079436U (ja) | 1995-02-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |