JP2513923B2 - 移植機 - Google Patents
移植機Info
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- JP2513923B2 JP2513923B2 JP27078690A JP27078690A JP2513923B2 JP 2513923 B2 JP2513923 B2 JP 2513923B2 JP 27078690 A JP27078690 A JP 27078690A JP 27078690 A JP27078690 A JP 27078690A JP 2513923 B2 JP2513923 B2 JP 2513923B2
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Links
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Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、甘藷苗等の移植作業に使用する移植機に関
する。
する。
(従来の技術) 畑用移植機には、畑作物の種類に応じて多種類のもの
が従来から既に提案されかつ実用化されている。
が従来から既に提案されかつ実用化されている。
例えば、座席の前方にホルダ型、ピンセット型等の植
付爪を周方向に多数設けた横軸回転型の植付円板を備
え、作業者が植付円板の各植付爪に苗を1個づつ供給し
た後、植付円板の回転により植付爪が下部の植付位置に
達した時に、苗を圃場の畝に直接植付ける半自動の強制
植付方式を採用したものがある(新版 農業機械ハンド
ブック コロナ社刊P504参照)。
付爪を周方向に多数設けた横軸回転型の植付円板を備
え、作業者が植付円板の各植付爪に苗を1個づつ供給し
た後、植付円板の回転により植付爪が下部の植付位置に
達した時に、苗を圃場の畝に直接植付ける半自動の強制
植付方式を採用したものがある(新版 農業機械ハンド
ブック コロナ社刊P504参照)。
(発明が解決しようとする課題) 従来のこの種の移植機は、苗を単に植付爪で挟持する
だけであるため、甘藷苗等のつる苗を移植作業に用いれ
ば植付円板の回転に伴なって苗の姿勢が大きく変化する
等の問題があり、つる苗の移植作業は事実上、不可能で
あった。
だけであるため、甘藷苗等のつる苗を移植作業に用いれ
ば植付円板の回転に伴なって苗の姿勢が大きく変化する
等の問題があり、つる苗の移植作業は事実上、不可能で
あった。
従って、従来、甘藷苗等のつる苗の移植は、作業者が
畝の上面に穴をあけ、その穴に苗を手で1本づつ差込ん
だ後、鎮圧して行くという手作業に頼らざるを得なかっ
た。このため、10a当りの植付時間は30時間(1人当
り)を要する等、非常に作業能率が悪く、また植付状態
も個人間で大きなばらつきがあった。更に、この作業は
腰を曲げて中腰で行なうため、非常な重労働であった。
畝の上面に穴をあけ、その穴に苗を手で1本づつ差込ん
だ後、鎮圧して行くという手作業に頼らざるを得なかっ
た。このため、10a当りの植付時間は30時間(1人当
り)を要する等、非常に作業能率が悪く、また植付状態
も個人間で大きなばらつきがあった。更に、この作業は
腰を曲げて中腰で行なうため、非常な重労働であった。
本発明は、かかる点に鑑み、甘藷苗等のつる苗の移植
作業に適した移植機を提供することを目的とする。
作業に適した移植機を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本第1発明は、座席5の前方に回転型の植付機構7を
備え、作業者が植付機構7に苗Bを供給して植付けて行
くようにした移植機において、植付機構7に、挟持円板
12と、上部側で該挟持円板12との間に供給された苗Bを
下部の植付位置Cまで該挟持円板12側に押え付けて挟持
する弾性材製の押え円板13とを横軸9廻りに一体回転可
能に備え、挟持円板12に、該挟持円板12と押え円板13と
の間に供給された苗Bの基部を挟持する一対の差込み爪
18,19を円板径方向に出退自在に周方向に複数個設け、
植付位置Cで差込み爪18,19を上下に出退させるための
駆動機構22を設けたものである。
備え、作業者が植付機構7に苗Bを供給して植付けて行
くようにした移植機において、植付機構7に、挟持円板
12と、上部側で該挟持円板12との間に供給された苗Bを
下部の植付位置Cまで該挟持円板12側に押え付けて挟持
する弾性材製の押え円板13とを横軸9廻りに一体回転可
能に備え、挟持円板12に、該挟持円板12と押え円板13と
の間に供給された苗Bの基部を挟持する一対の差込み爪
18,19を円板径方向に出退自在に周方向に複数個設け、
植付位置Cで差込み爪18,19を上下に出退させるための
駆動機構22を設けたものである。
本第2発明は、前記第1発明の手段に加え、植付位置
で一対の差込み爪18,19が下方に下降した時に、一方の
差込み爪19を側方に開放させる爪開放機構21を設けたも
のである。
で一対の差込み爪18,19が下方に下降した時に、一方の
差込み爪19を側方に開放させる爪開放機構21を設けたも
のである。
本第3発明は、前記第1又は第2発明の手段に加え、
一対の差込み爪18,19に保持された苗Bの基端側を側方
に折曲げる折曲げ機構20を設けたものである。
一対の差込み爪18,19に保持された苗Bの基端側を側方
に折曲げる折曲げ機構20を設けたものである。
本第4発明は、前記第3発明の手段に加え、苗折曲げ
側の差込み爪19に、苗Bの折曲げ部分が係合する凹部25
を設けたものである。
側の差込み爪19に、苗Bの折曲げ部分が係合する凹部25
を設けたものである。
(作用) 植付機構7の上部で苗Bを供給し、挟持円板12と押え
円板13との間で挟持すると共に、一対の差込み爪18,19
間に苗Bの基部を挟む。そして、苗Bが植付位置Cに達
すると、駆動機構22により一対の差込み爪18,19を下降
させ、苗Bを畝Dに差込む。従って、苗Bの姿勢が常に
一定し、甘藷等つる苗であっても確実に移植できる。
円板13との間で挟持すると共に、一対の差込み爪18,19
間に苗Bの基部を挟む。そして、苗Bが植付位置Cに達
すると、駆動機構22により一対の差込み爪18,19を下降
させ、苗Bを畝Dに差込む。従って、苗Bの姿勢が常に
一定し、甘藷等つる苗であっても確実に移植できる。
苗Bは一対の差込み爪18,19間に挟んだ後、折曲げ機
構20によりその基端側を折曲げ、差込み爪18の凹部25に
係合させる。このため、差込み時に苗Bが差込み爪18,1
9から外れることはなく、苗Bを確実に略一定深さまで
差込み得る。
構20によりその基端側を折曲げ、差込み爪18の凹部25に
係合させる。このため、差込み時に苗Bが差込み爪18,1
9から外れることはなく、苗Bを確実に略一定深さまで
差込み得る。
畝Dに差込んだ後、開放機構21により一方の差込み爪
19を開放する。従って、差込み爪18,19と共に苗Bが抜
けることもない。
19を開放する。従って、差込み爪18,19と共に苗Bが抜
けることもない。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳述する。
第4図及び第5図は本発明に係る移植機の概要を示
し、1は機枠で、前輪2及び駆動用の後輪3を備えると
共に、後端に方向転換用のハンドル4を備えている。5
は作業者用の座席、6は各部を駆動するためのエンジン
で、これらは機枠1の後部に前後に並べて配置されてい
る。7は座席5の前方に配置された回転型の植付機構
で、可動枠8に横軸9を介して回転自在に支持されてい
る。可動枠8は機枠1の前端部にピン10で上下動自在に
枢支され、かつ調整機構11により機枠1に支持されてい
る。植付機構7は鉄板製の挟持円板12とゴム等の弾性材
製の押え円板13とを横軸9上に一体回転可能に並設して
成り、上部側の苗供給域Aで挟持円板12と押え円板13間
に供給された苗Bを挟持して下部の植付位置Cまで送る
ようになっている。なお、押え円板13は苗供給域A側で
挟持円板12から側方に離れ、かつ苗供給域Aと植付位置
Cとの間では押え円板13で苗Bを挟持円板12側に押付け
るように、多数の整形ローラ14によって外周縁部が案内
されている。15はボンネット、16は鎮圧輪、17は苗載せ
台である。
し、1は機枠で、前輪2及び駆動用の後輪3を備えると
共に、後端に方向転換用のハンドル4を備えている。5
は作業者用の座席、6は各部を駆動するためのエンジン
で、これらは機枠1の後部に前後に並べて配置されてい
る。7は座席5の前方に配置された回転型の植付機構
で、可動枠8に横軸9を介して回転自在に支持されてい
る。可動枠8は機枠1の前端部にピン10で上下動自在に
枢支され、かつ調整機構11により機枠1に支持されてい
る。植付機構7は鉄板製の挟持円板12とゴム等の弾性材
製の押え円板13とを横軸9上に一体回転可能に並設して
成り、上部側の苗供給域Aで挟持円板12と押え円板13間
に供給された苗Bを挟持して下部の植付位置Cまで送る
ようになっている。なお、押え円板13は苗供給域A側で
挟持円板12から側方に離れ、かつ苗供給域Aと植付位置
Cとの間では押え円板13で苗Bを挟持円板12側に押付け
るように、多数の整形ローラ14によって外周縁部が案内
されている。15はボンネット、16は鎮圧輪、17は苗載せ
台である。
挟持円板12には、第1図乃至第3図に示すように、挟
持円板12と押え円板13との間に供給された苗Bの基部を
挟持する一対の差込み爪18,19と、この差込み爪18,19に
挟持された苗Bの基端側を側方に折曲げる折曲げ機構20
と、植付位置Cで差込み爪18,19が下方に下降した時に
一方の差込み爪19を側方に開放させる開放機構21とが周
方向に等間隔をおいて複数個設けられ、また可動枠8側
には、植付位置Cで差込み爪18,19を上下に出退させる
ための駆動機構22が設けられている。
持円板12と押え円板13との間に供給された苗Bの基部を
挟持する一対の差込み爪18,19と、この差込み爪18,19に
挟持された苗Bの基端側を側方に折曲げる折曲げ機構20
と、植付位置Cで差込み爪18,19が下方に下降した時に
一方の差込み爪19を側方に開放させる開放機構21とが周
方向に等間隔をおいて複数個設けられ、また可動枠8側
には、植付位置Cで差込み爪18,19を上下に出退させる
ための駆動機構22が設けられている。
一対の差込み爪18,19は、第6図乃至第9図に示すよ
うに、先端に台形状の爪部23,24を有す。爪部24は爪部2
3よりも大であって、その先端には苗Bを側方に折曲げ
た時に、折曲げ部分が係合する凹部25が形成されてい
る。なお、この凹部25は第9図に示すように円弧面に形
成されている。
うに、先端に台形状の爪部23,24を有す。爪部24は爪部2
3よりも大であって、その先端には苗Bを側方に折曲げ
た時に、折曲げ部分が係合する凹部25が形成されてい
る。なお、この凹部25は第9図に示すように円弧面に形
成されている。
一対の差込み爪18,19の内、一方の差込み爪18はスラ
イダー26に固定され、また他方の差込み爪19はスライダ
ー26にピン27で開閉揺動自在に枢着されると共に、中途
部にローラ28を有する。ローラ28は可動枠8に固定され
た爪閉用の固定ガイドレール29と可動ガイドレール30と
に沿って転動自在である。ガイドレール29,30は両者で
横軸9と同心の真円状となるように設けられており、そ
の可動ガイドレール30は一端がピン31で可動枠8に揺動
自在に枢支され、他端が固定ブラケット32のバネケース
33との間に介在されたバネ34により挟持円板12側に付勢
されている。固定ブラケット32は可動枠8に固定されて
いる。スライダー26は挟持円板12の側面に径方向に取付
けられたガイド部材35により摺動自在に支持されてお
り、従って、一対の差込み爪18,19はガイド部材35に沿
って径方向に出退自在である。スライダー26の内端には
ローラ36が設けられ、このローラ36はガイドレール37に
より転動自在に案内される。ガイドレール37は横軸9と
同心状で可動枠8に取付けられており、このガイドレー
ル37の下部側の一部が他の部分から切離された昇降部38
となっている。
イダー26に固定され、また他方の差込み爪19はスライダ
ー26にピン27で開閉揺動自在に枢着されると共に、中途
部にローラ28を有する。ローラ28は可動枠8に固定され
た爪閉用の固定ガイドレール29と可動ガイドレール30と
に沿って転動自在である。ガイドレール29,30は両者で
横軸9と同心の真円状となるように設けられており、そ
の可動ガイドレール30は一端がピン31で可動枠8に揺動
自在に枢支され、他端が固定ブラケット32のバネケース
33との間に介在されたバネ34により挟持円板12側に付勢
されている。固定ブラケット32は可動枠8に固定されて
いる。スライダー26は挟持円板12の側面に径方向に取付
けられたガイド部材35により摺動自在に支持されてお
り、従って、一対の差込み爪18,19はガイド部材35に沿
って径方向に出退自在である。スライダー26の内端には
ローラ36が設けられ、このローラ36はガイドレール37に
より転動自在に案内される。ガイドレール37は横軸9と
同心状で可動枠8に取付けられており、このガイドレー
ル37の下部側の一部が他の部分から切離された昇降部38
となっている。
折曲げ機構20はL字状の折曲げ杆39を有し、この折曲
げ杆39は、第6図に示すように支持板40に固定されてい
る。支持板40は折曲げ杆39が差込み爪18,19の外方側で
左右に揺動すべくピン41により挟持円板12のブラケット
42に枢着されると共に、ロッド43を介してアーム44に連
結されている。アーム44はピン45で挟持円板12に枢着さ
れ、かつ先端にローラ46を有する。ローラ46は苗供給域
Aを含む可動ガイドレール30の区間ではその外周のガイ
ド部30aにより案内され、また苗供給域Aと植付位置C
との間では、第10図にも示す如く固定ガイドレール29に
沿うように可動枠8に取付けられた折曲げ用ガイドレー
ル47により案内される。
げ杆39は、第6図に示すように支持板40に固定されてい
る。支持板40は折曲げ杆39が差込み爪18,19の外方側で
左右に揺動すべくピン41により挟持円板12のブラケット
42に枢着されると共に、ロッド43を介してアーム44に連
結されている。アーム44はピン45で挟持円板12に枢着さ
れ、かつ先端にローラ46を有する。ローラ46は苗供給域
Aを含む可動ガイドレール30の区間ではその外周のガイ
ド部30aにより案内され、また苗供給域Aと植付位置C
との間では、第10図にも示す如く固定ガイドレール29に
沿うように可動枠8に取付けられた折曲げ用ガイドレー
ル47により案内される。
開放機構21は傾斜板48により構成され、一対の差込み
爪18,19が植付位置Cでガイド部材35に沿って略下限ま
で下降した時に、ローラ28が傾斜板48に案内されて差込
み爪19を開放方向へと揺動させるようになっている。
爪18,19が植付位置Cでガイド部材35に沿って略下限ま
で下降した時に、ローラ28が傾斜板48に案内されて差込
み爪19を開放方向へと揺動させるようになっている。
駆動機構22は、昇降部38と、この昇降部38を先端に備
えかつピン49で可動枠8に枢支された昇降アーム50と、
昇降アーム50及びブラケット32間に介在されたエアーシ
リンダ51と、昇降アーム50を上方に付勢する戻しばね52
とを備えている。エアーシリンダ51はピン53によりブラ
ケット32に枢着されている。昇降アーム50の先端は可動
枠8に固定の固定ガイド部材54により上下に案内されて
いる。なお、固定ガイドレール29には、植付位置Cに対
応して固定ガイド板55が設けられ、ローラ28が固定ガイ
ドレール29から下方に外れた時、差込み爪18,19が直ち
に開かないようにローラ28を案内するべく構成されてい
る。
えかつピン49で可動枠8に枢支された昇降アーム50と、
昇降アーム50及びブラケット32間に介在されたエアーシ
リンダ51と、昇降アーム50を上方に付勢する戻しばね52
とを備えている。エアーシリンダ51はピン53によりブラ
ケット32に枢着されている。昇降アーム50の先端は可動
枠8に固定の固定ガイド部材54により上下に案内されて
いる。なお、固定ガイドレール29には、植付位置Cに対
応して固定ガイド板55が設けられ、ローラ28が固定ガイ
ドレール29から下方に外れた時、差込み爪18,19が直ち
に開かないようにローラ28を案内するべく構成されてい
る。
次に移植作業時の各部の動作について説明する。
移植作業時には、座席5に作業者がすわり、苗Bを1
本づつ植付機構7に供給する。この時、苗Bは基部側が
上になるように持ち、その下端を苗供給域Aの上方から
降して押え円板13上に乗せた後、一対の差込み爪18,19
間に苗Bの基部側を挟む。一対の差込み爪18,19は苗供
給域Aでは閉状態にあるが、差込み爪19の爪部24が大で
あるので、この爪部24を側方(第8図のa矢示方向)に
押せば、ばね34に抗して可動ガイドレール30がピン31廻
りに第2図のb矢示方向に回動するため、片手のみで一
対の差込み爪18,19の間隔を広げて苗Bを挟むことがで
きる。
本づつ植付機構7に供給する。この時、苗Bは基部側が
上になるように持ち、その下端を苗供給域Aの上方から
降して押え円板13上に乗せた後、一対の差込み爪18,19
間に苗Bの基部側を挟む。一対の差込み爪18,19は苗供
給域Aでは閉状態にあるが、差込み爪19の爪部24が大で
あるので、この爪部24を側方(第8図のa矢示方向)に
押せば、ばね34に抗して可動ガイドレール30がピン31廻
りに第2図のb矢示方向に回動するため、片手のみで一
対の差込み爪18,19の間隔を広げて苗Bを挟むことがで
きる。
このようにして苗Bの基部を一対の差込み爪18,19間
に挟めば、挟持円板12、押え円板13の回転(c矢示方
向)に伴なって、押え円板13が整形ローラ14群により挟
持円板12側に押圧されるので、苗Bはこれら挟持円板1
2、押さえ円板13により略径方向の姿勢を保ったままで
保持され、下部の植付位置Cへと送られて行く。
に挟めば、挟持円板12、押え円板13の回転(c矢示方
向)に伴なって、押え円板13が整形ローラ14群により挟
持円板12側に押圧されるので、苗Bはこれら挟持円板1
2、押さえ円板13により略径方向の姿勢を保ったままで
保持され、下部の植付位置Cへと送られて行く。
一方、苗Bを挟んだ一対の差込み爪18,19が苗供給域
Aをこえると、折曲げ機構20のローラ46がガイドレール
47により案内されて径方向内方に移動するので、アーム
44がピン45廻りに揺動し、ロッド43を介して支持板40を
引張る。このため支持板40がピン41廻りに第6図のd矢
示方向に回動し、この支持板40に固定の折曲げ杆39が一
対の差込み爪18,19から外方に突出する苗Bの基端側を
d矢示方向に押し、これによって苗Bの基端側がe矢示
の如く差込み爪19側へとL字状に折曲がる。そして、苗
Bの折曲げ部分が爪部24の凹部25に係合し、苗Bが差込
み爪18,19から外れ難くなる。
Aをこえると、折曲げ機構20のローラ46がガイドレール
47により案内されて径方向内方に移動するので、アーム
44がピン45廻りに揺動し、ロッド43を介して支持板40を
引張る。このため支持板40がピン41廻りに第6図のd矢
示方向に回動し、この支持板40に固定の折曲げ杆39が一
対の差込み爪18,19から外方に突出する苗Bの基端側を
d矢示方向に押し、これによって苗Bの基端側がe矢示
の如く差込み爪19側へとL字状に折曲がる。そして、苗
Bの折曲げ部分が爪部24の凹部25に係合し、苗Bが差込
み爪18,19から外れ難くなる。
苗Bを挟持した一対の差込み爪18,19が下部の植付位
置Cまで達すると、スライダー26のローラ36がガイドレ
ール37の昇降部38に位置する。そこで、次にシリンダ51
にエアーを供給して伸長動作させ、昇降アーム50をピン
49廻りに下方へと下降させる。すると昇降部38が下降
(f矢示)するので、スライダー26がガイド部材35に沿
って下方へと下降し、一対の差込み爪18,19が苗Bを畝
D上面に差込んで行く。この時、苗BはL字状に折曲
げ、かつ凹部25に係合させているので、土の差込み抵抗
等によって苗Bが一対の差込み爪18,19から外れたり或
いは上方にずれたりすることがなく、常に一定の植付け
深さまで確実に差込むことができる。また、植付位置C
の手前側までは押え円板13が整形ローラ14から外れるの
で、苗Bは挟持円板12と押え円板13との間に軽く挟まれ
た程度で略垂直状態に保持されている。従って、一対の
差込み爪18,19が下降して苗Bを畝Dに差込む時に、苗
Bは略垂直状態のままで下方へと抜取られて行く。
置Cまで達すると、スライダー26のローラ36がガイドレ
ール37の昇降部38に位置する。そこで、次にシリンダ51
にエアーを供給して伸長動作させ、昇降アーム50をピン
49廻りに下方へと下降させる。すると昇降部38が下降
(f矢示)するので、スライダー26がガイド部材35に沿
って下方へと下降し、一対の差込み爪18,19が苗Bを畝
D上面に差込んで行く。この時、苗BはL字状に折曲
げ、かつ凹部25に係合させているので、土の差込み抵抗
等によって苗Bが一対の差込み爪18,19から外れたり或
いは上方にずれたりすることがなく、常に一定の植付け
深さまで確実に差込むことができる。また、植付位置C
の手前側までは押え円板13が整形ローラ14から外れるの
で、苗Bは挟持円板12と押え円板13との間に軽く挟まれ
た程度で略垂直状態に保持されている。従って、一対の
差込み爪18,19が下降して苗Bを畝Dに差込む時に、苗
Bは略垂直状態のままで下方へと抜取られて行く。
一対の差込み爪18,19が下限近くまで下がると、第11
図に示すようにローラ28がガイド板55から外れて傾斜板
48に当たり、この傾斜板48により開放方向に押されるの
で、差込み爪19がピン27廻りに開放し、苗Bに対する挟
持を解除する。次にシリンダ51のエアーを抜くと、ばね
52により昇降アーム50が上方に引上げられるので、一対
の差込み爪18,19が苗Bから外れて上方に抜けて行き、
また昇降部38がガイドレール37に収まる。
図に示すようにローラ28がガイド板55から外れて傾斜板
48に当たり、この傾斜板48により開放方向に押されるの
で、差込み爪19がピン27廻りに開放し、苗Bに対する挟
持を解除する。次にシリンダ51のエアーを抜くと、ばね
52により昇降アーム50が上方に引上げられるので、一対
の差込み爪18,19が苗Bから外れて上方に抜けて行き、
また昇降部38がガイドレール37に収まる。
以下、同様に動作を繰返して行けば、第12図に示すよ
うに畝D上に苗Bを順次移植することができる。このよ
うにすれば、甘藷等のつる苗を確実に移植でき、特に機
械的に植付けて行くため、植付深さが略一定しバラツキ
なく植付けることができると共に、作業能率が著しく向
上する。
うに畝D上に苗Bを順次移植することができる。このよ
うにすれば、甘藷等のつる苗を確実に移植でき、特に機
械的に植付けて行くため、植付深さが略一定しバラツキ
なく植付けることができると共に、作業能率が著しく向
上する。
なお、畝Dには予めマルチフィルムを被覆しておき、
差込み爪18,19の下降時にフィルムを突破って苗Bを植
えるようにしても良い。
差込み爪18,19の下降時にフィルムを突破って苗Bを植
えるようにしても良い。
また駆動機構22はカムを利用しても良い。
クラッチ、ブレーキ、カジ取り機構は作業者が足で操
作し、また主クラッチ、チェンジレバーは手動操作する
ようにすれば良い。
作し、また主クラッチ、チェンジレバーは手動操作する
ようにすれば良い。
(発明の効果) 本第1発明によれば、植付機構7に、挟持円板12と、
上部側で該挟持円板12との間に供給された苗Bを下部の
植付位置Cまで該挟持円板12側に押え付けて挟持する弾
性材製の押え円板13とを横軸9廻りに一体回転可能に備
え、挟持円板12に、該挟持円板12と押え円板13との間に
供給された苗Bの基部を挟持する一対の差込み爪18,19
を円板径方向に出退自在に周方向に複数個設け、植付位
置Cで差込み爪18,19を上下に出退させるための駆動機
構22を設けているので、甘藷苗等のつる苗を確実に移植
できる。
上部側で該挟持円板12との間に供給された苗Bを下部の
植付位置Cまで該挟持円板12側に押え付けて挟持する弾
性材製の押え円板13とを横軸9廻りに一体回転可能に備
え、挟持円板12に、該挟持円板12と押え円板13との間に
供給された苗Bの基部を挟持する一対の差込み爪18,19
を円板径方向に出退自在に周方向に複数個設け、植付位
置Cで差込み爪18,19を上下に出退させるための駆動機
構22を設けているので、甘藷苗等のつる苗を確実に移植
できる。
また本第2発明では、植付位置で一対の差込み爪18,1
9が下方に下降した時に、一方の差込み爪19を側方に開
放させる爪開放機構21を設けているため、苗Bの差込み
後、差込み爪18,19を抜く時に苗Bが抜けることはな
い。
9が下方に下降した時に、一方の差込み爪19を側方に開
放させる爪開放機構21を設けているため、苗Bの差込み
後、差込み爪18,19を抜く時に苗Bが抜けることはな
い。
更に本第3発明では、一対の差込み爪18,19に保持さ
れた苗Bの基端側を側方に折曲げる折曲げ機構20を設け
ているので、差込み時に土の抵抗等によって苗Bが一対
の差込み爪18,19から外れることもなく、植付け深さを
一定にできる。
れた苗Bの基端側を側方に折曲げる折曲げ機構20を設け
ているので、差込み時に土の抵抗等によって苗Bが一対
の差込み爪18,19から外れることもなく、植付け深さを
一定にできる。
しかも、本第4発明によれば、苗折曲げ側の差込み爪
19に、苗Bの折曲げ部分が係合する凹部25を設けている
ので、苗Bの外れ防止が更に確実になる。
19に、苗Bの折曲げ部分が係合する凹部25を設けている
ので、苗Bの外れ防止が更に確実になる。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は植付機構の側
面図、第2図は同平面断面図、第3図は同正面断面図、
第4図は全体の側面図、第5図は同平面図、第6図は差
込み爪部の正面断面図、第7図は同側面図、第8図は同
平面図、第9図は差込み爪の断面図、第10図はガイドレ
ールの断面図、第11図は差込み動作の説明図、第12図は
植付状態の断面図である。 5……座席、7……植付機構、12……挟持円板、13……
押え円板、18,19……差込み爪、20……折曲げ機構、21
……開放機構、22……駆動機構、A……苗供給域、B…
…苗、C……植付位置。
面図、第2図は同平面断面図、第3図は同正面断面図、
第4図は全体の側面図、第5図は同平面図、第6図は差
込み爪部の正面断面図、第7図は同側面図、第8図は同
平面図、第9図は差込み爪の断面図、第10図はガイドレ
ールの断面図、第11図は差込み動作の説明図、第12図は
植付状態の断面図である。 5……座席、7……植付機構、12……挟持円板、13……
押え円板、18,19……差込み爪、20……折曲げ機構、21
……開放機構、22……駆動機構、A……苗供給域、B…
…苗、C……植付位置。
Claims (4)
- 【請求項1】座席(5)の前方に回転型の植付機構
(7)を備え、作業者が植付機構(7)に苗(B)を供
給して植付けて行くようにした移植機において、植付機
構(7)に、挟持円板(12)と、上部側で該挟持円板
(12)との間に供給された苗(B)を下部の植付位置
(C)まで該挟持円板(12)側に押え付けて挟持する弾
性材製の押え円板(13)とを横軸(9)廻りに一体回転
可能に備え、挟持円板(12)に、該挟持円板(12)と押
え円板(13)との間に供給された苗(B)の基部を挟持
する一対の差込み爪(18)(19)を円板径方向に出退自
在に周方向に複数個設け、植付位置(C)で差込み爪
(18)(19)を上下に出退させるための駆動機構(22)
を設けたことを特徴とする移植機。 - 【請求項2】植付位置で一対の差込み爪(18)(19)が
下方に下降した時に、一方の差込み爪(19)を側方に開
放させる爪開放機構(21)を設けたことを特徴とする請
求項1に記載の移植機。 - 【請求項3】一対の差込み爪(18)(19)に保持された
苗(B)の基端側を側方に折曲げる折曲げ機構(20)を
設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の移植
機。 - 【請求項4】苗折曲げ側の差込み爪(19)に、苗(B)
の折曲げ部分が係合する凹部(25)を設けたことを特徴
とする請求項3に記載の移植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27078690A JP2513923B2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27078690A JP2513923B2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 移植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04148608A JPH04148608A (ja) | 1992-05-21 |
JP2513923B2 true JP2513923B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=17490981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27078690A Expired - Lifetime JP2513923B2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 移植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2513923B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106233898A (zh) * | 2016-08-03 | 2016-12-21 | 张春平 | 甘薯栽秧机器人 |
CN108886929B (zh) * | 2018-09-20 | 2023-11-17 | 河北省农业机械化研究所有限公司 | 甘薯水平移栽机 |
-
1990
- 1990-10-09 JP JP27078690A patent/JP2513923B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04148608A (ja) | 1992-05-21 |
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