JP2511499Y2 - スボット溶接のバック電極 - Google Patents
スボット溶接のバック電極Info
- Publication number
- JP2511499Y2 JP2511499Y2 JP1990034276U JP3427690U JP2511499Y2 JP 2511499 Y2 JP2511499 Y2 JP 2511499Y2 JP 1990034276 U JP1990034276 U JP 1990034276U JP 3427690 U JP3427690 U JP 3427690U JP 2511499 Y2 JP2511499 Y2 JP 2511499Y2
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- JP
- Japan
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- back electrode
- tip
- work
- fixed
- arch surface
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、スポット溶接に用いられるバック電極に関
するものである。
するものである。
〈従来の技術〉 スポット溶接において、電極チップの打痕を防ぐため
に、銅等のバックバーをワークに当接し、このバックバ
ーを介して電極チップにより抵抗溶接している。
に、銅等のバックバーをワークに当接し、このバックバ
ーを介して電極チップにより抵抗溶接している。
〈考案が解決しようとする課題〉 スポット溶接しようとするワークには、平面形状もあ
れば曲面形状のものがある。従って、従来では、ワーク
の形状に対応した形状のバックバーを製造しておき、ワ
ークの変更の都度、ワークと対応する形状のバックバー
と交換する作業を必要としていた。
れば曲面形状のものがある。従って、従来では、ワーク
の形状に対応した形状のバックバーを製造しておき、ワ
ークの変更の都度、ワークと対応する形状のバックバー
と交換する作業を必要としていた。
本考案の目的は、一つのバック電極でワークの形状に
追従変形して当接し、交換を不要としたバック電極を提
供することである。
追従変形して当接し、交換を不要としたバック電極を提
供することである。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための本考案の構成要旨は、電
極チップが取付けられているシャンクにブラケットを絶
縁状態で固着し、このブラケットの両側に板バネを電極
チップと平行な軸線位置と傾倒位置とに姿勢変更可能に
ボルトによって固設し、複数枚のアーチ形電導材を両側
に隙間を形成して重ね合わせたバック電極プレートを前
記板バネ上に電極チップの先端とアーチ面との間に両者
が当接可能な隙間を有して固着したものである。
極チップが取付けられているシャンクにブラケットを絶
縁状態で固着し、このブラケットの両側に板バネを電極
チップと平行な軸線位置と傾倒位置とに姿勢変更可能に
ボルトによって固設し、複数枚のアーチ形電導材を両側
に隙間を形成して重ね合わせたバック電極プレートを前
記板バネ上に電極チップの先端とアーチ面との間に両者
が当接可能な隙間を有して固着したものである。
〈作用〉 上記の構成により、バック電極プレートのアーチ面に
ワークが当接し、加圧作用によってアーチ面が両側の隙
間並びに板バネにより弾性変形され、アーチ面がワーク
の形状に追従して当接すると共に、電極チップの先端に
当接して通電作用を行うものである。
ワークが当接し、加圧作用によってアーチ面が両側の隙
間並びに板バネにより弾性変形され、アーチ面がワーク
の形状に追従して当接すると共に、電極チップの先端に
当接して通電作用を行うものである。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図及び第2図において、1はスポット溶接ガンのアー
ム、2は前記アーム1にアダプタを介して取付けられて
いるシャンク、3は前記シャンク2に取付けられた電極
チップである。
図及び第2図において、1はスポット溶接ガンのアー
ム、2は前記アーム1にアダプタを介して取付けられて
いるシャンク、3は前記シャンク2に取付けられた電極
チップである。
本考案は、前記シャンク2に絶縁パイプ5を介在して
ブラケット4をボルト6によって締付固定し、このブラ
ケット4の両側に板バネ7をシャンク2並びに電極チッ
プ3と平行な軸線で延在させると共に、ボルト8によっ
て傾倒可能に固設する。
ブラケット4をボルト6によって締付固定し、このブラ
ケット4の両側に板バネ7をシャンク2並びに電極チッ
プ3と平行な軸線で延在させると共に、ボルト8によっ
て傾倒可能に固設する。
さらに、前記板バネ7上にはバック電極プレート9が
固着される。このバック電極プレート9は複数枚の銅板
11の重合体によって形成され、第3図でも明らかなよう
に、アーチ面10を有し、両側に隙間12を形成して重ね合
わされ、電極チップ3の先端とアーチ面10との間に両者
が当接可能な隙間を有して板バネ7に固着されている。
固着される。このバック電極プレート9は複数枚の銅板
11の重合体によって形成され、第3図でも明らかなよう
に、アーチ面10を有し、両側に隙間12を形成して重ね合
わされ、電極チップ3の先端とアーチ面10との間に両者
が当接可能な隙間を有して板バネ7に固着されている。
本考案は上記の通りの構造であるから、アーム1に加
圧作用が付与されていないときには第1図で示すよう
に、電極チップ3の先端とバック電極プレート9のアー
チ面10とは離間している。
圧作用が付与されていないときには第1図で示すよう
に、電極チップ3の先端とバック電極プレート9のアー
チ面10とは離間している。
しかしながら、図示省略しているワークをアーム1で
挾み、アーム1を加圧作動すると、バック電極プレート
9のアーチ面10がワークに当接し、アーチ面10がワーク
形状に倣って弾性変形してワーク形状に追従する。この
ときのアーチ面10の弾性変形は両側の隙間12によって吸
収する。
挾み、アーム1を加圧作動すると、バック電極プレート
9のアーチ面10がワークに当接し、アーチ面10がワーク
形状に倣って弾性変形してワーク形状に追従する。この
ときのアーチ面10の弾性変形は両側の隙間12によって吸
収する。
このアーチ面10の弾性変形と同時にアーム1の加圧力
は板バネ7にも作用され、板バネ7が撓んでバック電極
プレート9のアーチ面10が電極チップ3に当接し、バッ
ク電極プレート9に通電し、ワークをスポット溶接す
る。
は板バネ7にも作用され、板バネ7が撓んでバック電極
プレート9のアーチ面10が電極チップ3に当接し、バッ
ク電極プレート9に通電し、ワークをスポット溶接す
る。
また、電極チップ3の交換及び研磨時には、第2図で
示すように、ボルト8を緩めて板バネ7を傾倒させるこ
とにより、容易に交換、研磨作業が得られる。
示すように、ボルト8を緩めて板バネ7を傾倒させるこ
とにより、容易に交換、研磨作業が得られる。
〈考案の効果〉 以上のように本考案によると、電極チップが取付けら
れているシャンクにブラケットを絶縁状態で固着し、こ
のブラケットの両側に板バネを電極チップと平行な軸線
位置と傾倒位置とに姿勢変更可能にボルトによって固設
し、複数枚のアーチ形電導材を両側に隙間を形成して重
ね合せたバック電極プレートを前記板バネ上に電極チッ
プの先端とアーチ面との間に両者が当接可能な隙間を有
して固着した構成であるから、バック電極プレートのア
ーチ面にワークを当接したときに、重ね合わせたバック
電極プレートの両側に形成している隙間によってアーチ
面の弾性変型を吸収しワークの形状に応じて追従変形し
てワークと密接した状態を確保するため、良好な通電が
得られ、かつ一つのバック電極で各種形状のワークに対
応させることができ、ワークの変更によるバック電極の
交換を不要とし、作業能率を向上する。
れているシャンクにブラケットを絶縁状態で固着し、こ
のブラケットの両側に板バネを電極チップと平行な軸線
位置と傾倒位置とに姿勢変更可能にボルトによって固設
し、複数枚のアーチ形電導材を両側に隙間を形成して重
ね合せたバック電極プレートを前記板バネ上に電極チッ
プの先端とアーチ面との間に両者が当接可能な隙間を有
して固着した構成であるから、バック電極プレートのア
ーチ面にワークを当接したときに、重ね合わせたバック
電極プレートの両側に形成している隙間によってアーチ
面の弾性変型を吸収しワークの形状に応じて追従変形し
てワークと密接した状態を確保するため、良好な通電が
得られ、かつ一つのバック電極で各種形状のワークに対
応させることができ、ワークの変更によるバック電極の
交換を不要とし、作業能率を向上する。
また、バック電極プレートは板バネに支持されている
ため、バック電極プレートのアーチ面にワークを当接し
たときに、板バネの撓み作用によってバック電極プレー
トのアーチ面との当接を確実にし、前記重ね合わせたバ
ック電極プレートの両側に形成している隙間とによって
ワークとの密接効果が相乗的に得られる。
ため、バック電極プレートのアーチ面にワークを当接し
たときに、板バネの撓み作用によってバック電極プレー
トのアーチ面との当接を確実にし、前記重ね合わせたバ
ック電極プレートの両側に形成している隙間とによって
ワークとの密接効果が相乗的に得られる。
さらに、板バネを傾倒することにより、バック電極プ
レートが電極チップから離間するため、電極チップの交
換、研磨作業が容易に得られる。
レートが電極チップから離間するため、電極チップの交
換、研磨作業が容易に得られる。
第1図は本考案の側面図、第2図は正面図、第3図は斜
視図である。 1…アーム、2…シャンク、3…電極チップ、4…ブラ
ケット、7…板バネ、9…バック電極プレート、10…ア
ーチ面、11…銅板、12…隙間。
視図である。 1…アーム、2…シャンク、3…電極チップ、4…ブラ
ケット、7…板バネ、9…バック電極プレート、10…ア
ーチ面、11…銅板、12…隙間。
Claims (1)
- 【請求項1】電極チップが取付けられているシャンクに
ブラケットを絶縁状態で固着し、このブラケットの両側
に板バネを電極チップと平行な軸線位置と傾倒位置とに
姿勢変更可能にボルトによって固設し、複数枚のアーチ
形電導材を両側に隙間を形成して重ね合わせたバック電
極プレートを前記板バネ上に電極チップの先端とアーチ
面との間に両者が当接可能な隙間を有して固着したこと
を特徴とするスポット溶接のバック電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990034276U JP2511499Y2 (ja) | 1990-04-02 | 1990-04-02 | スボット溶接のバック電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990034276U JP2511499Y2 (ja) | 1990-04-02 | 1990-04-02 | スボット溶接のバック電極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03126287U JPH03126287U (ja) | 1991-12-19 |
JP2511499Y2 true JP2511499Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=31538607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990034276U Expired - Lifetime JP2511499Y2 (ja) | 1990-04-02 | 1990-04-02 | スボット溶接のバック電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2511499Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4951211B2 (ja) * | 2005-04-27 | 2012-06-13 | 本田技研工業株式会社 | 溶接用バックバー支持構造 |
JP4948638B2 (ja) * | 2010-10-15 | 2012-06-06 | 三菱電機株式会社 | 水除菌装置及び加湿装置 |
KR102353881B1 (ko) * | 2021-08-23 | 2022-01-24 | (주)대성사 | 곡면구간 스폿 용접장치 |
KR102353882B1 (ko) * | 2021-08-23 | 2022-01-24 | (주)대성사 | 곡면구간 스폿 용접방법 |
KR102471648B1 (ko) * | 2022-05-26 | 2022-11-29 | 주식회사 대성사 | 곡면 구간 용접장치 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5445387U (ja) * | 1977-09-05 | 1979-03-29 | ||
JPH0444315Y2 (ja) * | 1986-12-17 | 1992-10-19 |
-
1990
- 1990-04-02 JP JP1990034276U patent/JP2511499Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03126287U (ja) | 1991-12-19 |
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