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JP2509918B2 - 体腔内異物の除去具 - Google Patents

体腔内異物の除去具

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Publication number
JP2509918B2
JP2509918B2 JP61259759A JP25975986A JP2509918B2 JP 2509918 B2 JP2509918 B2 JP 2509918B2 JP 61259759 A JP61259759 A JP 61259759A JP 25975986 A JP25975986 A JP 25975986A JP 2509918 B2 JP2509918 B2 JP 2509918B2
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JP
Japan
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wire
foreign matter
tip
body cavity
calculus
Prior art date
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JP61259759A
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English (en)
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JPS63111850A (ja
Inventor
英之 安達
一郎 立野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP61259759A priority Critical patent/JP2509918B2/ja
Publication of JPS63111850A publication Critical patent/JPS63111850A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は体腔内に生じた結石等の異物を除去するとき
に使用する体腔内異物の除去具に関する。
[従来の技術] 体腔内に自然に排出しない大きな結石が生じることが
ある。このような体腔内結石を除去する場合に使用する
除去具として実開昭56-109705号公報に開示されるもの
がある。これはシースの先端側に複数のワイヤからなる
バスケットを設け、このバスケットを開いて結石を取り
込み、バスケットを閉じることにより結石を捕捉するよ
うになっている。
また、米国特許明細書3,119,392号のごとくチューブ
の先端部分をワイヤで湾曲操作できるように構成し、そ
の先端部分が結石を乗り越えた後に湾曲させて結石を除
去するものも知られている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、実開昭56-109705号公報で開示されるもの
は複数のワイヤでバスケットを構成し、バスケットの先
端には先端チップを取着してあるため、たとえば細径の
管腔内の結石の場合で特に結石の大部分が管腔壁に密着
しているような状況ではそのバスケットが通りにくいと
ともに、バスケット用ワイヤが開きにくい。したがっ
て、結石を捕捉できない場合も起り得る。
また、同じような状況の下で、米国特許明細書3,119,
392号で知られるものはチューブの先端部分がその結石
を乗り越えることができないことがあった。
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、その
目的とするところは特に細径の管腔内に存在する異物を
捕捉しやすいようにして確実に異物を除去できるように
した体腔内異物の除去具を提供することにある。
[問題点を解決するための手段および作用] 上記問題点を解決するために本発明は形状記憶合金か
らなるワイヤをループ状に折り返した先端ループ部分と
それに続く直線部分とからなる異物捕捉部を有し、前記
ワイヤの両端は可撓性シースに設けられていると共に、
前記異物捕捉部の直線部分は変態温度以上で先端ループ
部分のなす面と直交方向に湾曲変形することを特徴とす
る体腔内異物の除去具を提供するものである。
[実施例] 以下本発明の一実施例を図面にもとづいて説明する。
この結石除去具1は第1図で示すように構成されてい
る。すなわち、これは後述する胆道用内視鏡10のチャン
ネルに挿通されるシース2の先端部に突出して結石補足
部3を設けてなり、この結石捕捉部3は先端をループさ
せてこの両端を上記シース2の先端部に取着固定したワ
イヤ5からなる。また、このワイヤ5は形状記憶合金、
たとえばNi-Ti合金により形成されている。さらに、ワ
イヤ5の先端部は第1図、第3図で示すようにL字形状
に曲がるように熱処理して、この形状を記憶させてお
く。この状態で室温下ではNi-Ni合金はR相(中間相)
を形成している。また、オーステナイト相に変態する終
了温度Af点を40°〜42℃の範囲に設定してある。そし
て、このワイヤ5の先端部は室温、たとえば25℃にて外
力を加え、第2図で示すようにストレート状に変形す
る。このときNi-Ti合金の変形部分は変形マルテンサイ
ト相(低温相)を形成している。上記シース2の基端部
には第1図で示すように操作用つまみ6が取り付けられ
ている。
一方、この結石除去具1は胆道用内視鏡10のチャンネ
ル11に挿通して体腔内に挿入される。この内視鏡10は可
撓性のある挿入部12の基端に操作部13を設けてなり、そ
の操作部13にはワングルワイヤと連結している操作ノブ
14、イメージガイドファイバと連結している接眼部15と
ライトガイドファイバを内臓したライトガイドケーブル
16が連結されている。このライトガイドケーブル16の延
出先端にはコネクタ17が設けられていて、このコネクタ
17は照明用光源装置18に対し着脱自在に連結されるよう
になっている。さらに、上記操作部13には同じチャンネ
ル11にそれぞれ挿通する鉗子挿入口部19と注入用口部20
とが設けられている。注入用口部20には注入チューブ21
が連結されており、この注入チューブ21には生理食塩水
注入用のシリンジ22が着脱自在に接続されるようになっ
ている。上記チャンネル11は挿入部12の先端面22には上
記イメージガイドファイバに連結される対物レンズ23と
ライトガイドファイバに連結される照明窓24が設けられ
ている。
次に上記結石除去具1の使用方法を説明する。まず経
皮的に総胆管を露出して切開を行ない、この切開部分か
ら胆道用内視鏡10の挿入部分12を差し入れる。そして、
内視鏡10で胆管30内の結石31を発見する。そこで、先端
面22を結石31に近づけた上で第2図に示すように鉗子口
部19から結石除去具1を差し込む。なお、このときワイ
ヤ5の先端部は室温下で外力を加えることによりストレ
ート状に変形させておく。そして、チャンネル11を通じ
て導かれた結石除去具1のワイヤ5を結石31と胆管30と
のすき間に挿入する。このときワイヤ5はきわめて細
く、かつストレート状になっているため、そのすき間に
容易に挿入できる。そこで、今度はシリンジ22を注入チ
ューブ21に接続して上記形状記憶合金から成るワイヤ5
のAf変態点40°〜42℃より2〜3℃高い生理食塩水を注
入し、チャンネル11内のシース2との間隙を通じて胆管
30内へ注入する。この生理食塩水によりワイヤ5の先端
部が加温され、変態温度Af点以上になることで第3図で
示すように記憶されたL字形状に曲がり、結石31を捕捉
できる形状になる。
そこで、操作用つまみ6を持ち結石除去具1を手元側
へ引きL字形状になった結石捕捉部3を結石31に当てそ
の結石31とともに結石除去具1を内視鏡10と一体にして
手元側へ移動させる。そして、総胆管の切開部分まで移
動したのち、その切開部分からピンセットで取り出す。
なお、上記実施例では胆管内の結石についての適用を延
べたが本発明の結石除去具は、胆管に限らず体内の管腔
臓器に生じる結石、たとえば尿管結石や血管の血栓につ
いても使用できる。
また、結石捕捉部のワイヤの先端部に対する加熱方法
としては上記実施例のものに限定されない。たとえば体
外から高周波で加温してもよい。また、ワイヤの両端よ
り通電を行ないその抵抗熱を利用して加温してもよい。
また、ワイヤを挿入後の体温により加熱することも考え
られる。
さらに、結石除去具のワイヤの材質は上述したNi-Ti
合金のみに限定されない。たとえばCu-Zn-Al系合金など
形状記憶効果を示すものであればよい。さらに、その形
状記憶合金としては一方向性のものに限らず、二方向
(双方向)性のものであってもよく、この場合高温側で
L字形状、低温側でストレート形状になるように記憶さ
せる。そして、胆管に挿入する前に冷水に入れるなどし
てストレート形状にする。
[発明の効果] 以上説明したように本願の、異物除去具はワイヤをル
ープさせた簡単な構造であり、異物を保持するのに十分
な強度を有する。また、細径化が達成でき、狭いすき間
にも容易に挿入することができる。そして、挿入後、そ
の先端部を加温するだけで記憶させた形状に復元できる
から臓器管腔内面と、異物との隙間の大小に関係なく確
実に作動する。また、ワイヤの先端をループさせること
によって臓器管腔内を傷つけることなく安全に使用でき
る。また、記憶形状を異物を捕捉する形状にしたことに
よって異物を捕捉しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すその斜視図、第2図お
よび第3図は同じくその操作使用状態の斜視図、第4図
は同じくこれを内視鏡に挿通した状態の斜視図である。 1……結石除去具、2……ワイヤ、3……結石捕捉部、
10……内視鏡。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】形状記憶合金からなるワイヤをループ状に
    折り返した先端ループ部分とそれに続く直線部分とから
    なる異物捕捉部を有し、前記ワイヤの両端は可撓性シー
    スに設けられていると共に、前記異物捕捉部の直線部分
    は変態温度以上で先端ループ部分のなす面と直交方向に
    湾曲変形することを特徴とする体腔内異物の除去具。
JP61259759A 1986-10-31 1986-10-31 体腔内異物の除去具 Expired - Fee Related JP2509918B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008188439A (ja) * 1998-03-27 2008-08-21 Cook Urological Inc 医療用回収装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5846923A (ja) * 1981-09-12 1983-03-18 富士写真フイルム株式会社 内視鏡
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