JP2509792Y2 - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents
化粧用コンパクト容器Info
- Publication number
- JP2509792Y2 JP2509792Y2 JP2088290U JP2088290U JP2509792Y2 JP 2509792 Y2 JP2509792 Y2 JP 2509792Y2 JP 2088290 U JP2088290 U JP 2088290U JP 2088290 U JP2088290 U JP 2088290U JP 2509792 Y2 JP2509792 Y2 JP 2509792Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container
- container body
- peripheral wall
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- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は気密性を有する化粧用コンパクト容器に関す
る。
る。
「従来の技術及び考案が解決しようとする課題」 一般に化粧用コンパクト容器は、偏平な容器本体と、
蓋体とを各後部で開閉自在に枢着させ、閉じた蓋体が前
部で容器本体に係止可能に構成しているものが挙げられ
る。しかし、通常は、容器本体と蓋体とが単に突き合わ
されただけ、或いはそれに近いルーズな状態で嵌合され
ているため、ハンドバック等に入れて携帯すると、姿勢
と振動とによって内部の化粧料が洩れ出て周辺を汚すこ
とがある。
蓋体とを各後部で開閉自在に枢着させ、閉じた蓋体が前
部で容器本体に係止可能に構成しているものが挙げられ
る。しかし、通常は、容器本体と蓋体とが単に突き合わ
されただけ、或いはそれに近いルーズな状態で嵌合され
ているため、ハンドバック等に入れて携帯すると、姿勢
と振動とによって内部の化粧料が洩れ出て周辺を汚すこ
とがある。
又、化粧用コンパクトに収納する化粧品の中には空気
に触れると徐々に劣化するものが多く、其の為、気密性
を有する容器が要求されている。
に触れると徐々に劣化するものが多く、其の為、気密性
を有する容器が要求されている。
その様な要求に答えるべく、気密コンパクト容器が提
案されている(実開平1-164916号)。
案されている(実開平1-164916号)。
この容器は、容器本体上面と蓋体内面との間に弾性シ
ール材を配設し、このシール材に環状のヒンジ部を設け
るとともに、その外方に環状のシール用突起を設け、蓋
体を閉じた際シール用突起が容器本体の凹所の周囲に押
圧される様構成してなるものである。
ール材を配設し、このシール材に環状のヒンジ部を設け
るとともに、その外方に環状のシール用突起を設け、蓋
体を閉じた際シール用突起が容器本体の凹所の周囲に押
圧される様構成してなるものである。
しかしながら、環状のシール用突起を容器本体上面に
押圧して気密性を保持する場合は、シール用突起下端が
蓋の開閉の度に圧縮変形する為、度重なる開閉でシール
用突起下端が変形して容器体上面との密着性が極部的に
悪くなり、その結果、良好な気密性を得られなくなる虞
がある。
押圧して気密性を保持する場合は、シール用突起下端が
蓋の開閉の度に圧縮変形する為、度重なる開閉でシール
用突起下端が変形して容器体上面との密着性が極部的に
悪くなり、その結果、良好な気密性を得られなくなる虞
がある。
本考案は、上記の点に鑑み、良好な気密性を得ること
ができる化粧用コンパクト容器を提供することを目的と
するものである。
ができる化粧用コンパクト容器を提供することを目的と
するものである。
「課題を解決するための手段」 化粧品を収納する上面開放の凹部8を有する容器本体
2と、該本体2後部に後部を枢着して容器本体2上面を
開閉自在に設けた枠体3と、上記容器本体2後部に後部
を枢着して上記枠体3上面を開閉する蓋体4と、上記凹
部8内周面上端に着脱自在に嵌合した周壁14上端縁より
頂壁15を延設するとともに、周壁14外周より薄肉ヒンジ
16を介して周設した突条17を上記枠体3に固着してなる
シール部材5と、上記蓋体4を閉じた状態で容器本体2
に係合させる係合装置6とからなり、上記蓋体4裏面中
央より押圧用突起を垂設するとともに、閉蓋時に該突起
によりシール部材5の頂壁15上面を押圧可能に構成し、
上記突起11の押圧によりシール部材5の周壁14が外方へ
広がる如く弾性変形して凹部8上面を気密にシールする
如く構成してなることを特徴とする化粧用コンパクト容
器。
2と、該本体2後部に後部を枢着して容器本体2上面を
開閉自在に設けた枠体3と、上記容器本体2後部に後部
を枢着して上記枠体3上面を開閉する蓋体4と、上記凹
部8内周面上端に着脱自在に嵌合した周壁14上端縁より
頂壁15を延設するとともに、周壁14外周より薄肉ヒンジ
16を介して周設した突条17を上記枠体3に固着してなる
シール部材5と、上記蓋体4を閉じた状態で容器本体2
に係合させる係合装置6とからなり、上記蓋体4裏面中
央より押圧用突起を垂設するとともに、閉蓋時に該突起
によりシール部材5の頂壁15上面を押圧可能に構成し、
上記突起11の押圧によりシール部材5の周壁14が外方へ
広がる如く弾性変形して凹部8上面を気密にシールする
如く構成してなることを特徴とする化粧用コンパクト容
器。
「作用」 第1図示の状態では、蓋体4の押圧用突起11がシール
部材5の頂壁15上面を下方に押圧することにより、シー
ル部材5の周壁14が外方へ広がる如く弾性変形して凹部
8上面を気密にシールしている。
部材5の頂壁15上面を下方に押圧することにより、シー
ル部材5の周壁14が外方へ広がる如く弾性変形して凹部
8上面を気密にシールしている。
使用に際しては、押ボタン18を押してフック13の係合
を解除すれば蓋体4が開き、それに伴って押圧用突起11
のシール部材5への押圧が解除され、シール部材5が第
2図示の如く、元の状態に戻り、その周壁14によるシー
ルが解除される。次いで枠体3を開いて化粧品を使用す
ることが出来る。使用後は枠体3を閉じた後蓋体4を閉
じれば第1図示の状態となる。
を解除すれば蓋体4が開き、それに伴って押圧用突起11
のシール部材5への押圧が解除され、シール部材5が第
2図示の如く、元の状態に戻り、その周壁14によるシー
ルが解除される。次いで枠体3を開いて化粧品を使用す
ることが出来る。使用後は枠体3を閉じた後蓋体4を閉
じれば第1図示の状態となる。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
図中1は化粧用コンパクト容器を示す。該容器1は容
器本体2と枠体3と、蓋体4と、シール部材5と、係合
装置6とから構成している。
器本体2と枠体3と、蓋体4と、シール部材5と、係合
装置6とから構成している。
又、本実施例の容器本体2は、化粧品7を収納する上
面開放の凹部8を有する上部容器体2Aと、該上部容器本
体2A下端に公知の手段で前後にスライド自在に嵌着した
下部容器本体2Bとから構成し、下部容器本体2B内には化
粧用パフ9を収納している。
面開放の凹部8を有する上部容器体2Aと、該上部容器本
体2A下端に公知の手段で前後にスライド自在に嵌着した
下部容器本体2Bとから構成し、下部容器本体2B内には化
粧用パフ9を収納している。
枠体3は、上部容器本体2Aの後部にその後部を枢着し
て上部容器本体2A上面を開閉自在に設けており、上部容
器本体2Aの周壁上面に下面を当接させた周壁上端縁より
頂壁を延設し、該頂壁中央に窓孔10を設けている。
て上部容器本体2A上面を開閉自在に設けており、上部容
器本体2Aの周壁上面に下面を当接させた周壁上端縁より
頂壁を延設し、該頂壁中央に窓孔10を設けている。
蓋体4は、上部容器本体2Aの後部にその後部を枢着し
て上記枠体3上面を開閉自在に設けており、頂壁裏面よ
り押圧用突起11を垂設している。又、頂壁裏面前部よ
り、上部容器本体2Aの周壁前面に突設した係合突起12に
係合するフック13を垂設している。
て上記枠体3上面を開閉自在に設けており、頂壁裏面よ
り押圧用突起11を垂設している。又、頂壁裏面前部よ
り、上部容器本体2Aの周壁前面に突設した係合突起12に
係合するフック13を垂設している。
シール部材5は、上記凹部8内周面上端に着脱自在に
嵌合する周壁14上端縁より中央が若干突出したドーム状
の頂壁15を延設するとともに、周壁14外周より薄肉ヒン
ジ16を介して突設した突条17の外周を上記枠内4を周壁
内周に嵌着している。このシール部材5は弾力性のある
材質で構成し、上記蓋体4の押圧用突起11により閉蓋時
にその頂壁15上面を押圧可能に構成している。また、押
圧用突起11により頂壁15上面を押圧されたシール部材5
は、頂壁15中央を下方へ凹ませるとともに、周壁14を外
方へ広げる如く弾性変形し、該周壁14により凹部8上面
を気密にシールする様構成している。
嵌合する周壁14上端縁より中央が若干突出したドーム状
の頂壁15を延設するとともに、周壁14外周より薄肉ヒン
ジ16を介して突設した突条17の外周を上記枠内4を周壁
内周に嵌着している。このシール部材5は弾力性のある
材質で構成し、上記蓋体4の押圧用突起11により閉蓋時
にその頂壁15上面を押圧可能に構成している。また、押
圧用突起11により頂壁15上面を押圧されたシール部材5
は、頂壁15中央を下方へ凹ませるとともに、周壁14を外
方へ広げる如く弾性変形し、該周壁14により凹部8上面
を気密にシールする様構成している。
又、係合装置6は、上記蓋体4のフック13と、容器本
体2の係合突起12及び容器本体2前部に枢着した押ボタ
ン18とから構成しており、押ボタン18前部を押圧する
と、押ボタン18がフック13下面を押圧して係合が解除さ
れる如く構成している。
体2の係合突起12及び容器本体2前部に枢着した押ボタ
ン18とから構成しており、押ボタン18前部を押圧する
と、押ボタン18がフック13下面を押圧して係合が解除さ
れる如く構成している。
尚、上記容器体、蓋体、枠体、シール部材は全て合成
樹脂にて形成すると良い。
樹脂にて形成すると良い。
「考案の効果」 以上説明した如く本考案化粧用コンパクト容器は、化
粧品を収納する凹部内周壁に嵌合させたシール部材の周
壁を、凹部内周壁へ押圧する如く弾性変形させて凹部上
面を気密にシールする為、度重なるシール,シール解除
を行っても気密性が低下することなく内容物の劣化を極
力防止できるものである。又、ハンドバックに入れて携
帯しても、内容物が洩れ出るという不具合を生じること
もない。又、シール部材の構造も簡単であり容易に製造
できる利点もある。
粧品を収納する凹部内周壁に嵌合させたシール部材の周
壁を、凹部内周壁へ押圧する如く弾性変形させて凹部上
面を気密にシールする為、度重なるシール,シール解除
を行っても気密性が低下することなく内容物の劣化を極
力防止できるものである。又、ハンドバックに入れて携
帯しても、内容物が洩れ出るという不具合を生じること
もない。又、シール部材の構造も簡単であり容易に製造
できる利点もある。
第1図は本考案化粧用コンパクト容器の一実施例を示す
縦断面図、第2図は要部拡大縦断面図である。 2……容器本体、3……枠体 4……蓋体、5……シール部材 6……係合装置
縦断面図、第2図は要部拡大縦断面図である。 2……容器本体、3……枠体 4……蓋体、5……シール部材 6……係合装置
Claims (1)
- 【請求項1】化粧品を収納する上面開放の凹部8を有す
る容器本体2と、該本体2後部に後部を枢着して容器本
体2上面を開閉自在に設けた枠体3と、上記容器本体2
後部に後部を枢着して上記枠体3上面を開閉する蓋体4
と、上記凹部8内周面上端に着脱自在に嵌合した周壁14
上端縁より頂壁15を延設するとともに、周壁14外周より
薄肉ヒンジ16を介して周設した突条17を上記枠体3に固
着してなるシール部材5と、上記蓋体4を閉じた状態で
容器本体2に係合させる係合装置6とからなり、上記蓋
体4裏面中央より押圧用突起を垂設するとともに、閉蓋
時に該突起によりシール部材5の頂壁15上面を押圧可能
に構成し、上記突起11の押圧によりシール部材5の周壁
14が外方へ広がる如く弾性変形して凹部8上面を気密に
シールする如く構成してなることを特徴とする化粧用コ
ンパクト容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2088290U JP2509792Y2 (ja) | 1990-03-01 | 1990-03-01 | 化粧用コンパクト容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2088290U JP2509792Y2 (ja) | 1990-03-01 | 1990-03-01 | 化粧用コンパクト容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03111213U JPH03111213U (ja) | 1991-11-14 |
JP2509792Y2 true JP2509792Y2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=31523964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2088290U Expired - Fee Related JP2509792Y2 (ja) | 1990-03-01 | 1990-03-01 | 化粧用コンパクト容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2509792Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5753417B2 (ja) * | 2011-03-23 | 2015-07-22 | 株式会社ナリス化粧品 | 気密コンパクト |
-
1990
- 1990-03-01 JP JP2088290U patent/JP2509792Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03111213U (ja) | 1991-11-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |