JP2507958Y2 - 引出しにおける正面板取付け装置 - Google Patents
引出しにおける正面板取付け装置Info
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- JP2507958Y2 JP2507958Y2 JP1993026664U JP2666493U JP2507958Y2 JP 2507958 Y2 JP2507958 Y2 JP 2507958Y2 JP 1993026664 U JP1993026664 U JP 1993026664U JP 2666493 U JP2666493 U JP 2666493U JP 2507958 Y2 JP2507958 Y2 JP 2507958Y2
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- Japan
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- front plate
- plate
- back plate
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- 239000007787 solid Substances 0.000 claims description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000006116 polymerization reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000379 polymerizing effect Effects 0.000 description 1
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スチールデスクやキャ
ビネット等における引出し本体の前面に固着されている
裏板に、正面板を重合して取付ける装置に関する。
ビネット等における引出し本体の前面に固着されている
裏板に、正面板を重合して取付ける装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スチールデスクやキャビネット等の引出
しは、一般に、上面を開放した箱状の引出し本体の前端
に、引出しを収納位置の係止するロック機構を設けた裏
板を固着し、その前面に正面板を装着して構成されてい
る。正面板は、裏板に設けたロツク機構を覆って保護す
るとともに、家具としての外観を整えるために取付けら
れている。
しは、一般に、上面を開放した箱状の引出し本体の前端
に、引出しを収納位置の係止するロック機構を設けた裏
板を固着し、その前面に正面板を装着して構成されてい
る。正面板は、裏板に設けたロツク機構を覆って保護す
るとともに、家具としての外観を整えるために取付けら
れている。
【0003】従来の引出しにおける裏板と正面板との重
合部の代表的な例が、実開平3−2168号公報に記載
されている。図4に基いて、その構成を簡単に説明す
る。 引出しの本体(101)の前面に固着した裏板(102)の両
側縁を、前向きに折り曲げて、前方を向く側片(103)を
形成し、裏板(102)に剛性を与えてある。
合部の代表的な例が、実開平3−2168号公報に記載
されている。図4に基いて、その構成を簡単に説明す
る。 引出しの本体(101)の前面に固着した裏板(102)の両
側縁を、前向きに折り曲げて、前方を向く側片(103)を
形成し、裏板(102)に剛性を与えてある。
【0004】正面板(105)は、裏板(102)を覆うようにし
て装着され、正面板(105)の両側縁に、後方に向けて折
り曲げて形成した、平面視内向コ形の側縁部(106)をも
って、裏板(102)の側片(103)を覆ってある。正面板(10
5)は、その裏面を裏板(102)の側片(103)の前端に当接さ
せることにより、前後方向に位置決めされ、図示を省略
したボルト等により、裏板(102)に固着されている。
て装着され、正面板(105)の両側縁に、後方に向けて折
り曲げて形成した、平面視内向コ形の側縁部(106)をも
って、裏板(102)の側片(103)を覆ってある。正面板(10
5)は、その裏面を裏板(102)の側片(103)の前端に当接さ
せることにより、前後方向に位置決めされ、図示を省略
したボルト等により、裏板(102)に固着されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】図4の従来装置では、
正面板(105)が、裏板(102)の側片(103)の前端に直接に
当接しているため、引出しを開閉した際の衝撃が、側片
(103)を経て、正面板(105)との当接部に直接伝えられる
ことになる。そのため、長期間にわたって引出しを反復
して開閉すると、正面板(105)が変形して、外観が見苦
しくなることがある。
正面板(105)が、裏板(102)の側片(103)の前端に直接に
当接しているため、引出しを開閉した際の衝撃が、側片
(103)を経て、正面板(105)との当接部に直接伝えられる
ことになる。そのため、長期間にわたって引出しを反復
して開閉すると、正面板(105)が変形して、外観が見苦
しくなることがある。
【0006】本考案は、このような不都合を改善して、
正面板の変形を防止するようにした、引出しにおける正
面板の取付け装置を提供することを目的とする。
正面板の変形を防止するようにした、引出しにおける正
面板の取付け装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案では、引出し本体の前面に固着され、両側
縁に前方を向く側片を備える裏板と、裏板の前面に重合
される正面板とからなり、正面板本体の左右両側縁に後
方を向く左右側片を連設し、その後端に、内側方を向い
た後、前方を向く案内片を連設するとともに、案内片の
前端に、正面板本体と離間して内側方を向く受止片を形
成し、前記案内片を裏板の左右の側片に外嵌するととも
に、受止片を裏板の左右の側片の前端に当接させてあ
る。
めに、本考案では、引出し本体の前面に固着され、両側
縁に前方を向く側片を備える裏板と、裏板の前面に重合
される正面板とからなり、正面板本体の左右両側縁に後
方を向く左右側片を連設し、その後端に、内側方を向い
た後、前方を向く案内片を連設するとともに、案内片の
前端に、正面板本体と離間して内側方を向く受止片を形
成し、前記案内片を裏板の左右の側片に外嵌するととも
に、受止片を裏板の左右の側片の前端に当接させてあ
る。
【0008】
【作用】正面板は、裏板の側片の前縁に直接には当接せ
ず、その両端部の裏面側に形成した受止部を介して、裏
板に係合しているので、開閉時の衝撃が直接に正面板に
加わることはなく、変形のおそれはない。
ず、その両端部の裏面側に形成した受止部を介して、裏
板に係合しているので、開閉時の衝撃が直接に正面板に
加わることはなく、変形のおそれはない。
【0009】
【実施例】図1は、本考案の実施例を下方より見た斜視
図で、引出し本体(1)は、上面を開放した箱状に形成さ
れ、その前面には裏板(2)が固着されている。
図で、引出し本体(1)は、上面を開放した箱状に形成さ
れ、その前面には裏板(2)が固着されている。
【0010】裏板(2)には、引出しをキャビネット等に
収納したときに、キャビネット等と係止するロック機構
が設けられているが、これは周知のものと同様であり、
かつ、本考案の理解には無関係のため、図示及び説明を
省略する。裏板(2)は、鋼板等の金属板を折り曲げて構
成され、その上縁及び両側縁は、それぞれ前向きに折曲
して、側片(14)が形成されている。
収納したときに、キャビネット等と係止するロック機構
が設けられているが、これは周知のものと同様であり、
かつ、本考案の理解には無関係のため、図示及び説明を
省略する。裏板(2)は、鋼板等の金属板を折り曲げて構
成され、その上縁及び両側縁は、それぞれ前向きに折曲
して、側片(14)が形成されている。
【0011】裏板(2)の上部側片(14)の要所には、正面
板(3)を係止するためのスリット(11)が切設され、ま
た、同じく下部側片(14)の要所には、係止突起(12)及び
ガイド突起(13)が突設されている。これらのスリット(1
1)、係止突起(12)、ガイド突起(13)、及びこれらと係合
するように正面板(3)に形成した各要素については、本
考案の理解に直接には関係がないので、詳細な説明を省
略する。
板(3)を係止するためのスリット(11)が切設され、ま
た、同じく下部側片(14)の要所には、係止突起(12)及び
ガイド突起(13)が突設されている。これらのスリット(1
1)、係止突起(12)、ガイド突起(13)、及びこれらと係合
するように正面板(3)に形成した各要素については、本
考案の理解に直接には関係がないので、詳細な説明を省
略する。
【0012】正面板(3)は、金属板を折り曲げて構成さ
れ、図2は、その後側から見た斜視図である。
れ、図2は、その後側から見た斜視図である。
【0013】正面板(3)は、長方形をなす本体(15)の各
辺を後方に向けて折り曲げて、上部側片(16)、左方側片
(21)および下部側片(18)を形成してある。
辺を後方に向けて折り曲げて、上部側片(16)、左方側片
(21)および下部側片(18)を形成してある。
【0014】上部側片(16)の後端には下向片を連設し、
下向片には、前記裏板(2)のスリット(11)に係合する後
向きの舌状片(17)を突設してある。
下向片には、前記裏板(2)のスリット(11)に係合する後
向きの舌状片(17)を突設してある。
【0015】下部側片(18)には、左右1対の係止片(19)
を、裏板(2)の下縁と対応する位置において、後方へ向
けて突設し、係止片(19)における裏板(2)の係止突起(1
2)に係合する位置に、係止孔(20)を穿設してある。
を、裏板(2)の下縁と対応する位置において、後方へ向
けて突設し、係止片(19)における裏板(2)の係止突起(1
2)に係合する位置に、係止孔(20)を穿設してある。
【0016】正面板(3)の本体(15)の左右側片(21)の後
端には、受止部(22)を設けてある。 すなわち、左右側片
(21)の後端には、内側方を向いた後、前方を向く案内片
(23)を連設し、かつ案内片(23)の前端に、正面板(3)の
本体の裏面と離隔して内側方へ向く受止片(24)を設けて
ある。
端には、受止部(22)を設けてある。 すなわち、左右側片
(21)の後端には、内側方を向いた後、前方を向く案内片
(23)を連設し、かつ案内片(23)の前端に、正面板(3)の
本体の裏面と離隔して内側方へ向く受止片(24)を設けて
ある。
【0017】正面板(3)は、上部の複数個の舌状片(17)
を裏板(2)のスリット(11)に挿入し、かつ下部の係止片
(19)に穿設した複数個の係止孔(20)を、裏板(2)の係止
突起(12)に嵌合させて装着される。
を裏板(2)のスリット(11)に挿入し、かつ下部の係止片
(19)に穿設した複数個の係止孔(20)を、裏板(2)の係止
突起(12)に嵌合させて装着される。
【0018】図3は、装着時における正面板(3)の受止
部(22)と、裏板(2)の側片(14)との係合状態を示す横断
面図である。
部(22)と、裏板(2)の側片(14)との係合状態を示す横断
面図である。
【0019】受止部(22)における左右の案内片(23)(23)
の対向する内側寸法を、裏板(2)の左右の側片(14)(14)
の外側寸法より僅かに大きくして、案内片(23)と側片(1
4)とが、僅小の隙間で係合するようにしてある。
の対向する内側寸法を、裏板(2)の左右の側片(14)(14)
の外側寸法より僅かに大きくして、案内片(23)と側片(1
4)とが、僅小の隙間で係合するようにしてある。
【0020】受止片(24)は、正面板(3)の装着位置、す
なわち、その上部の舌状片(17)がスリット(11)に、下部
の係止孔(20)が係止突起(12)にそれぞれ係合した位置
で、裏板(2)の前端に当接する位置に設定してある。
なわち、その上部の舌状片(17)がスリット(11)に、下部
の係止孔(20)が係止突起(12)にそれぞれ係合した位置
で、裏板(2)の前端に当接する位置に設定してある。
【0021】正面板(3)を図3の状態で装着してあるた
め、引出しの開閉に際して、裏板(2)から正面板(3)に
伝わる衝撃は、側片(14)と受止片(24)との当接部にのみ
伝わり、正面板(3)の本体(15)には影響しない。
め、引出しの開閉に際して、裏板(2)から正面板(3)に
伝わる衝撃は、側片(14)と受止片(24)との当接部にのみ
伝わり、正面板(3)の本体(15)には影響しない。
【0022】したがって、長期間にわたって、引出しを
反復して開閉しても、正面板(3)の本体(15)が変形し
て、外観が見苦しくなることはない。
反復して開閉しても、正面板(3)の本体(15)が変形し
て、外観が見苦しくなることはない。
【0023】
【考案の効果】(a)引出しの開閉時に、その前面に固着
した裏板から伝わる衝撃は、正面板の本体から離間した
位置に設けた受止片で受けられるため、本体の変形や破
損は防止される。
した裏板から伝わる衝撃は、正面板の本体から離間した
位置に設けた受止片で受けられるため、本体の変形や破
損は防止される。
【0024】(b)したがって、長期間にわたって、引出
しを反復して開閉した場合にも、正面板の外観が損われ
ることはない。
しを反復して開閉した場合にも、正面板の外観が損われ
ることはない。
【0025】(c)受止部における案内片を、裏板の側縁
板に係合させることにより、正面板が左右方向に位置決
めされるので、組立作業が容易である。
板に係合させることにより、正面板が左右方向に位置決
めされるので、組立作業が容易である。
【図1】本考案の実施例の正面板と裏板とを下方から見
た分解斜視図である。
た分解斜視図である。
【図2】図1の実施例の正面板の後方斜視図である。
【図3】図1の実施例における正面板と裏板との側縁の
係合を示す横断面図である。
係合を示す横断面図である。
【図4】従来の引出しの正面板と裏板との重合部例を示
す一部切開斜視図である。
す一部切開斜視図である。
(1)引出し本体 (2)裏板 (3)正面板 (11)スリット (12)係止突起 (13)ガイド突起 (14)側片 (15)正面板の本体 (16)上部側片 (17)舌状片 (18)下部側片 (19)係止片 (20)係止孔 (21)左右側片 (22)受止部 (23)案内片 (24)受止片
Claims (1)
- 【請求項1】 引出し本体の前面に固着され、両側縁に
前方を向く側片を備える裏板と、裏板の前面に重合され
る正面板とからなり、 正面板本体の左右両側縁に後方を向く左右側片を連設
し、その後端に、内側方を向いた後、前方を向く案内片
を連設するとともに、案内片の前端に、正面板本体と離
間して内側方を向く受止片を形成し、 前記案内片を裏板の左右の側片に外嵌するとともに、受
止片を裏板の左右の側片の前端に当接させて なる引出し
における正面板取付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993026664U JP2507958Y2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 引出しにおける正面板取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993026664U JP2507958Y2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 引出しにおける正面板取付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684939U JPH0684939U (ja) | 1994-12-06 |
JP2507958Y2 true JP2507958Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=12199681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993026664U Expired - Fee Related JP2507958Y2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 引出しにおける正面板取付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507958Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3011844U (ja) * | 1994-08-08 | 1995-06-06 | 正悦 辻原 | ダブルポイントゴルフシューズ |
-
1993
- 1993-05-21 JP JP1993026664U patent/JP2507958Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0684939U (ja) | 1994-12-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960305 |
|
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