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JP2507723Y2 - 農用トラクタの安全フレ―ム構造 - Google Patents

農用トラクタの安全フレ―ム構造

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Publication number
JP2507723Y2
JP2507723Y2 JP4567689U JP4567689U JP2507723Y2 JP 2507723 Y2 JP2507723 Y2 JP 2507723Y2 JP 4567689 U JP4567689 U JP 4567689U JP 4567689 U JP4567689 U JP 4567689U JP 2507723 Y2 JP2507723 Y2 JP 2507723Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
fixed
safety frame
rear end
mounting
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP4567689U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02136747U (ja
Inventor
一 米村
調史 北野
毅 涌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP4567689U priority Critical patent/JP2507723Y2/ja
Publication of JPH02136747U publication Critical patent/JPH02136747U/ja
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Publication of JP2507723Y2 publication Critical patent/JP2507723Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、農用トラクタに設ける安全フレームに関
し、さらに詳しくは、安全フレームの支柱下部を、ミツ
シヨンケースの後端に装着される作業機取付ヒツチの側
壁に取付けるようにした農用トラクタの安全フレーム構
造に関する。
〔従来技術〕
農用トラクタは、前方に配設したエンジンの後端にク
ラツチハウジングの前端が固定され、このクラツチハウ
ジングの後端に後方に延びるミツシヨンケースの前端が
固定され、これらで前方から後方に延びるモノコツク機
体に構成されており、上記ミツシヨンケースの後方側側
壁には後輪が取付けられた後車軸を支持するための後車
軸ケースが取付けられ、またミツシヨンケースの上部に
はリフトアームを駆動するための油圧ケースが固定され
る構造になつている。
この農用トラクタに連結される作業機は、リフトアー
ムに連結するアツパリンクおよびロアリンクよりなる三
点リンク機構、またはケース後端に装備された作業機連
結ヒツチ等を利用して取付けられる構造となつている。
そして、農用トラクタには、運転者の安全を確保する
ために屋根付きの安全フレームが装備されるが、従来の
安全フレームは、その支柱の下部が後車軸回りのミツシ
ヨンケースの側壁、あるいは後車軸ケースに取付けられ
る構造となつており、その取付部が後輪よりも奥側に位
置する関係構造となつていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上述した安全フレームの支柱取付部を後輪
よりも奥側のミツシヨンケース側壁、あるいは後車軸ケ
ースに設ける従来構造では、その取付部の外側に後輪が
位置している関係から後輪とミツシヨンケース側壁との
間の狭い空間を利用した組立となるため、その組立が非
常に困難となり、その組立作業に時間を要するという問
題があつた。
そこで、本考案は上述した従来の実情に鑑み、その問
題点を解消すべく創案されたもので、安全フレームの支
柱下部を、ミツシヨンケースの後端よりも後方に突出す
る作業機取付ヒツチの側壁に取付けることにより、組立
を簡単にできる農用トラクタの安全フレーム構造を提供
することを目的として実施するものである。
〔問題を解決するための手段〕
上記目的を達成する本考案は、安全フレームを構成す
る左右支柱の下部を、ミツシヨンケースの後端に固定さ
れ該後端よりも後方に突出する作業機取付ヒツチの両側
壁に夫々取付け、上記ケース上部のリフトアームを駆動
する油圧ケースに固定され横方向に延びる支持フレーム
の左右と、上記各支柱の中間部とを、前後方向の各補助
ステーにより連結固定してなるものである。
〔作用〕
したがつて、安全フレーム20の組立は、まず左右に配
設した各下部支柱16を、ミツシヨンケース3後端に装備
され後方に突出するロータリ取付ヒツチ5の両側壁5aを
利用して夫々取付けボルト等により固定する。
また、油圧ケース10に固定した横方向に延びる支持フ
レーム27の左右と、各下部支柱16の中間部とを、前後方
向に配設した各補助ステー22により取付ボルト等によつ
て夫々固定することで、各下部支柱16を、上記ケース3
上部に固定されリフトアーム9を駆動するための油圧ケ
ース10を利用して補強し得る。
この各下部支柱16の上方に、取付フランジ12および13
を介して上部支柱17および屋根19か組立られる。
これにより、ミツシヨンケース3後端よりも後方に突
出する広い空間を利用して支柱下部16を取付けることに
より、従来のようなミツシヨンケースの後端よりも奥側
の後輪とミツシヨンケース側面との間の狭い空間で行う
困難な組立作業が解消され、組立作業が能率的に行い得
る。
また、各支柱15の中間部と、各支持フレーム27の左右
両側とは、前後方向に配設した補助ステー22により連結
固定してあるので、前後方向の空間を利用した固定状態
となる補助ステー22を能率よく組立て得る。
また、支持フレーム22に、左右フエンダ24を横方向に
連結する連結ブラケツト25を、連結固定した場合には、
支持フレーム22により連結ブラケツト25と下部支柱16と
を同時に補強し得る。
〔実施例〕
以下、本考案を一実施例として示す図面について説明
する。
第1図〜第3図に示す如く、農用トラクタTは、前方
に配設したエンジン1の後端にクラツチハウジング2の
前端が固定され、このクラツチハウジング2の後端に後
方に延びるミツシヨンケース3の前端が固定され、これ
らで前方から後方に延びるモノコツク機体4に構成され
ており、このモノコツク機体4は、操向可能な前輪Fと
後輪Rとにより走行できる。
上記ミツシヨンケース3の後端には後方に向けて突出
するロータリ取付ヒツチ5が取付けられており、このロ
ータリ取付ヒツチ5は断面がコの字状に形成され、その
両側板5aは後方に向けて突出され、その後端にはUの字
状の連結部6が形成され、この連結部6には、ロータリ
耕耘作業機7に設けた支点軸8が回動自在に連結される
が、このロータリ耕耘作業機6は、ミツシヨンケース3
後端から突出する取出軸(図外)に連結される継手(図
外)を介してミツシヨンケース3から駆動される。
また、ミツシヨンケース3の後方側上方には、左右一
対のリフトアーム9を一体的に駆動するための油圧ケー
ス10が固定されており、各リフトアーム9と上記ロータ
リ耕耘作業機6との間は、左右一対の連結アーム11によ
り夫々枢支連結されている。
安全フレーム20は屋根19と左右一対の支柱15とから構
成されるが、この屋根19を支持する左右の支柱15は上部
支柱17と下部支柱16とから夫々構成されており、各上部
支柱17の下端には内側に向けて突出するフランジ12が夫
々固着され、また各下部支柱16の上端には外側に向けて
突出するフランジ13が夫々固着され、この両フランジ1
2,13を取付ボルト等により夫々連結固定することで支柱
15に組立られる。
また、各下部支柱16の下部には、内側に向けて突出す
る断面コの字状の取付部21の基端が夫々固着され、この
取付部21が上記ロータリ連結ヒツチ5の両側板5aに取付
ボルト等により固定されることで、各下部支柱16がロー
タリ取付ヒツチ5に固定されるが、この両下部支柱16は
各リフトアーム9の外側に位置し且つシート23の幅員と
略同一となる横方向の広いスパンで以て固定されてお
り、また、各上部支柱17は両フランジ12,13を介して夫
々固定されることで、下部支柱16位置よりも外側に突出
する横方向の広いスパンで以て固定されている。
第1図に示す如く、下部支柱16は側面視で上方が後方
に傾斜する方向に立設されるが、この下部支柱16の上部
に固定される上部支柱17は側面視で上方が前方に傾斜す
る方向に立設され、支柱15全体は側面視で後方に突出す
る略くの字状に組立られている。
さらに、この下部支柱16の中間部には前方に延びる補
助ステー22の後端が溶接等により固着されている。この
補助ステー22の後端は取付ボルトにより固定するように
してもよく、この場合には下部支柱16の中間部と、支持
フレーム22の左右両側とは、前後方向の補助ステー22に
より連結固定されている。
上記油圧ケース10の上方には、運転者が座乗するシー
ト23が設けられるが、このシート23の後方は、左右の各
後輪Rの上方を覆う左右のフエンダ24を横方向に連結固
定する連結ステー25上に支持される構造となつており、
この連結ステー25は、左右に設けた防振ゴム26を介して
油圧ケース10の後方側上部に固定される支持フレーム27
に連結固定され、弾性支持されている。
そして、上述した各補助ステー22の前端は、油圧ケー
ス10上部に横方向に固定される支持フレーム27の左右両
側に、防振ゴム26取付用のボルトを利用して連結されて
いる。
次に第4図〜第6図について説明する。上述したリフ
トアーム9は、油圧ケース10の支点軸30を中心にして上
下に揺動するが、支点軸30回りから放射方向に延びる延
長線Xのように直線状に延長することなく第4図に示す
ように、上記延長線Xよりも下方側に向けて凹状に湾曲
する湾曲部Yが形成されるよう湾曲形成されている。
これにより、シート23を、第5図のようにシート高さ
が最低Sとなる低床状態で且つ最後部c位置にセツトし
た際でも、最高位置に移動したリフトアーム9の湾曲部
Yがシート23の後方に接当しないので、リフトアーム9
の最高位置を維持できる。
つまり第4図のように、シート23の下方には水平方向
の取付ブラケツト32が設けられ、この取付ブラケツト32
の前方に支点軸33が嵌入支持される受部34が設けられ、
またシート23の下面前方には上記受部34の左右両側に位
置し支点軸33が嵌入する3箇所の孔を有する左右一対の
取付板35が固定されているので、支点軸33を取付板35の
a孔にセツトするとシート23は最前部aに取付けられ、
また、支点軸33を取付板35のb孔にセツトするとシート
23は中間部bに取付けられ、さらに支点軸33を取付板35
のc孔にセツトするとシート23は最後部cに取付けられ
るようになつている。
第4図に示す如く、上記取付ブラケツト32の下方に、
前方スペーサ36および後方スペーサ37を介在させること
で、シート23をシート高さが最高Hとなる標準状態に取
付けることができるが、前方スペーサ36および後方スペ
ーサ37を取り除き取付ブラケツト32を直接油圧ケース10
の上部に固定すると、シート高さが最低Sとなる低床状
態に取付けることができる。このシート23の低床状態は
高さの制限を受ける園芸ハウス、または上方に枝がある
果樹園で便利に利用されるが、この低床状態にした場合
には、足の長さに対するシート位置の関係からシート23
を最後部c位置にセツトするが、このシート23の低床位
置で且つ最後部cにセツトした場合でも、リフトアーム
9には湾曲部Yが設けてあるので、シート23の後部にリ
フトアーム9が接当してリフトアーム9の最高位置が維
持できないという問題を解消できる。
〔考案の効果〕
以上に説明してきたように本考案は、安全フレームを
構成する左右支柱の下部を、ミツシヨンケースの後端よ
りも後方に突出する作業機取付ヒツチの両側壁を利用し
て取付けることができる。
しかも、各支柱の中間部と、油圧ケースに固定した横
方向に延びる支持フレームの左右との間は、前後方向の
補助ステーにより連結固定してあるので、支柱の取付け
をミツシヨンケースの上部に固定されリフトアームを駆
動する油圧ケースを利用して補強できると共に、補助ス
テーは前後方向の空間を利用して固定できるので、補助
ステーの組立も能率よく行うことができる。
したがつて、ミツシヨンケース後端よりも後方に突出
する広い空間を利用して支柱の下部を取付けることがで
きるので、従来のようなミツシヨンケースの後面よりも
奥側の後輪とミツシヨンケース側面との間の狭い空間で
行う困難な組立作業が解消され、組立作業を能率的に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は安全フレーム
を取付けた状態を示す農用トラクタの全体側面図、第2
図は安全フレームを取付けた状態を示す農用トラクタの
後面図、第3図は要部を示す斜視図、第4図はシートの
標準位置を示す要部の側面図、第5図はシートの低床位
置を示す要部の側面図、第6図は第4図の正面図であ
る。 3……ミツシヨンケース、5……ロータリ取付ヒツチ
(作業機取付ヒツチ)、5a……側壁、9……リフトアー
ム、10……油圧ケース、12……フランジ、13……フラン
ジ、15……支柱、16……下部支柱、17……上部支柱、20
……安全フレーム、22……補助ステー、25……連結ステ
ー、27……支持フレーム、T……農用トラクタ、F……
前輪、R……後輪。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−190588(JP,A) 実開 昭61−91447(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】安全フレームを構成する左右支柱の下部
    を、ミツシヨンケースの後端に固定され該後端よりも後
    方に突出する作業機取付ヒツチの両側壁に夫々取付け、
    上記ケース上部のリフトアームを駆動する油圧ケースに
    固定され横方向に延びる支持フレームの左右と、上記各
    支柱の中間部とを、前後方向の各補助ステーにより連結
    固定してなる農用トラクタの安全フレーム構造。
JP4567689U 1989-04-20 1989-04-20 農用トラクタの安全フレ―ム構造 Expired - Lifetime JP2507723Y2 (ja)

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JPH02136747U JPH02136747U (ja) 1990-11-14
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