JP2507429Y2 - スリットコイルの結束ライン装置 - Google Patents
スリットコイルの結束ライン装置Info
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- JP2507429Y2 JP2507429Y2 JP1989147557U JP14755789U JP2507429Y2 JP 2507429 Y2 JP2507429 Y2 JP 2507429Y2 JP 1989147557 U JP1989147557 U JP 1989147557U JP 14755789 U JP14755789 U JP 14755789U JP 2507429 Y2 JP2507429 Y2 JP 2507429Y2
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Links
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Landscapes
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスリットコイルの結束ライン装置に係り、詳
しくは、コイルをスリッターラインで複数の狭幅なスト
リップに切断し、リコイラーで巻き取られたスリットコ
イル群を搬出する間に、個々のスリットコイルに外周バ
ンドおよび横バンドをスリッターラインの延長位置で結
束することができるようにしたバンド結束ラインに関す
るものである。
しくは、コイルをスリッターラインで複数の狭幅なスト
リップに切断し、リコイラーで巻き取られたスリットコ
イル群を搬出する間に、個々のスリットコイルに外周バ
ンドおよび横バンドをスリッターラインの延長位置で結
束することができるようにしたバンド結束ラインに関す
るものである。
コイル状のストリップがスリッターラインで縦方向に
スリット(切断)され、リコイラードラムに巻き取られ
た後の個々のスリットコイルは、バンド結束されまた秤
量されながら搬出される。そのバンド結束はコイルの巻
き取り状態を維持するためであり、通常は、リコイラー
ドラムに装着されたスリットコイル群の中から個々に、
手作業で外周バンドや横バンドが掛けられる。
スリット(切断)され、リコイラードラムに巻き取られ
た後の個々のスリットコイルは、バンド結束されまた秤
量されながら搬出される。そのバンド結束はコイルの巻
き取り状態を維持するためであり、通常は、リコイラー
ドラムに装着されたスリットコイル群の中から個々に、
手作業で外周バンドや横バンドが掛けられる。
ところで、ストリップが連続的に切断されるラインに
おいては、リコイラーがスリッターラインの端部に設置
されるので、リコイラードラムに巻き取られたコイルに
バンドを掛けているとき、リコイラーでの巻取作業を中
断させざるを得ない。したがって、スリッターラインの
操業が途切れ、生産性の低下を招く。
おいては、リコイラーがスリッターラインの端部に設置
されるので、リコイラードラムに巻き取られたコイルに
バンドを掛けているとき、リコイラーでの巻取作業を中
断させざるを得ない。したがって、スリッターラインの
操業が途切れ、生産性の低下を招く。
これを解消するために、バンド結束機が導入されて機
械的な結束が可能となってきているが、スリッターライ
ンから外れて設置されることから、スリットコイルを天
井クレーンなどで搬送しなければならない。その際、ク
レーンで吊持したスリットコイルを所望姿勢に維持した
り変向することは容易でなく、搬送操作に熟練が必要と
され、また、中間ハンドリングが要求されることにな
り、依然として手間や手数が掛かる問題がある。
械的な結束が可能となってきているが、スリッターライ
ンから外れて設置されることから、スリットコイルを天
井クレーンなどで搬送しなければならない。その際、ク
レーンで吊持したスリットコイルを所望姿勢に維持した
り変向することは容易でなく、搬送操作に熟練が必要と
され、また、中間ハンドリングが要求されることにな
り、依然として手間や手数が掛かる問題がある。
リコイラーを連続して稼働させるためには、スリット
コイルをバンド結束機へ向けて迅速に搬出することが望
まれるが、リコイラーではスリットコイルが横姿勢とな
っているので、クレーンなどを使用することなくスリッ
ターラインに直交した横方向へ移動させることができる
ば都合がよい。しかし、スリッターラインは縦に長い設
備であり、工場建屋も必然的に細長いものとなってい
る。そのため、既設の建屋内に横移動ラインを設置する
ことは不可能に近い。一方、建屋の幅が広ければバンド
結束機や搬送装置の設置に特に支障は生じないが、建屋
内の面積が過大なものとなり、利用されない床面積が増
えて敷地利用効率が著しく低下する問題が生じる。
コイルをバンド結束機へ向けて迅速に搬出することが望
まれるが、リコイラーではスリットコイルが横姿勢とな
っているので、クレーンなどを使用することなくスリッ
ターラインに直交した横方向へ移動させることができる
ば都合がよい。しかし、スリッターラインは縦に長い設
備であり、工場建屋も必然的に細長いものとなってい
る。そのため、既設の建屋内に横移動ラインを設置する
ことは不可能に近い。一方、建屋の幅が広ければバンド
結束機や搬送装置の設置に特に支障は生じないが、建屋
内の面積が過大なものとなり、利用されない床面積が増
えて敷地利用効率が著しく低下する問題が生じる。
上記の配置と異なり、バンド結束ラインをスリッター
ラインの延長上に配置できれば、建屋の幅を拡げる必要
はなく、敷地利用率の向上も図ることができる。まして
や、スリッターラインが二系列平行に設置されている場
合でも、他のスリッターラインと干渉することなくバン
ド結束ラインを設けることができる。しかし、上述した
ように、リコイラーではコイルが横向きとなっているこ
とから、バンド結束や秤量のための搬送中にコイルの変
向が必要とされ、天井クレーンに頼らざるを得ないこと
になって、前述した問題が残る。加えて、天井クレーン
による搬送やバンド結束が送れると、リコイラーでのコ
イルの停滞やスリッターラインの中断が余儀なくされる
ことになる。
ラインの延長上に配置できれば、建屋の幅を拡げる必要
はなく、敷地利用率の向上も図ることができる。まして
や、スリッターラインが二系列平行に設置されている場
合でも、他のスリッターラインと干渉することなくバン
ド結束ラインを設けることができる。しかし、上述した
ように、リコイラーではコイルが横向きとなっているこ
とから、バンド結束や秤量のための搬送中にコイルの変
向が必要とされ、天井クレーンに頼らざるを得ないこと
になって、前述した問題が残る。加えて、天井クレーン
による搬送やバンド結束が送れると、リコイラーでのコ
イルの停滞やスリッターラインの中断が余儀なくされる
ことになる。
本考案は上記の諸点に鑑みなされたもので、その目的
は、バンド結束や搬出のための設備をスリッターライン
の延長位置に設置しながらも、操作に熟練や手間を要す
る天井クレーンを使用することなく、向上の変向や搬出
ならびに秤量が迅速かつ安全に進められ、スリッターラ
インおよびリコイラーを連続的に稼働させ、かつ、スリ
ットコイルの停滞を防止することができるスリットコイ
ルの結束ライン装置を提供することである。
は、バンド結束や搬出のための設備をスリッターライン
の延長位置に設置しながらも、操作に熟練や手間を要す
る天井クレーンを使用することなく、向上の変向や搬出
ならびに秤量が迅速かつ安全に進められ、スリッターラ
インおよびリコイラーを連続的に稼働させ、かつ、スリ
ットコイルの停滞を防止することができるスリットコイ
ルの結束ライン装置を提供することである。
そのために、本考案者らは、スリットコイルの有する
形状に着目して、コイル孔を利用した搬送や姿勢変向を
狭い空間で可能にし、また、スリットコイルの形状に基
づく不安定性を簡単な機構でもって解消することができ
る各種機能を備えた新規な搬送装置を実現することによ
り、レイアウトの簡素化を図りながら、細長い建屋にお
けるスリッターラインの延長位置でバンド結束や秤量な
らびに搬送を可能にすることを、本考案の主たる目的と
している。加えて、スリッターラインが二系列以上設置
されている場合でも、各ラインからのコイルを合流させ
たり、一時的に待機させることができるようにすること
によって、バンド結束ラインの多連化を回避できるよう
にすることである。
形状に着目して、コイル孔を利用した搬送や姿勢変向を
狭い空間で可能にし、また、スリットコイルの形状に基
づく不安定性を簡単な機構でもって解消することができ
る各種機能を備えた新規な搬送装置を実現することによ
り、レイアウトの簡素化を図りながら、細長い建屋にお
けるスリッターラインの延長位置でバンド結束や秤量な
らびに搬送を可能にすることを、本考案の主たる目的と
している。加えて、スリッターラインが二系列以上設置
されている場合でも、各ラインからのコイルを合流させ
たり、一時的に待機させることができるようにすること
によって、バンド結束ラインの多連化を回避できるよう
にすることである。
本考案のスリットコイルの結束ライン装置は、縦行す
るストリップを複数の狭幅なストリップに切断するスリ
ッターラインと、そのスリッターラインの端部に設置さ
れるリコイラーで巻き取られたスリットコイル群の個々
のスリットコイルにバンド結束して搬出する搬送ライン
とを備えたコイルスリットラインに適用される。
るストリップを複数の狭幅なストリップに切断するスリ
ッターラインと、そのスリッターラインの端部に設置さ
れるリコイラーで巻き取られたスリットコイル群の個々
のスリットコイルにバンド結束して搬出する搬送ライン
とを備えたコイルスリットラインに適用される。
その特徴とするところは、第1図を参照して、搬送ラ
イン39は、リコイラー2からスリッターライン1に直交
する方向へ延びる短い横行ライン39Aと、スリッターラ
インと平行であってスリッターラインから離隔する方向
へ横行ライン39Aの端部から延びる長い縦行ライン39Bと
を備える。
イン39は、リコイラー2からスリッターライン1に直交
する方向へ延びる短い横行ライン39Aと、スリッターラ
インと平行であってスリッターラインから離隔する方向
へ横行ライン39Aの端部から延びる長い縦行ライン39Bと
を備える。
リコイラー2で巻き取られている複数のスリットコイ
ル3,3からなり横行ライン39Aに沿って延びる姿勢にある
スリットコイル群3Mの下面を支持して、リコイラー2か
ら受け取るために上昇する昇降受け手段17〔第2図参
照〕と、進退可能な押さえ部材18C〔第2図参照〕によ
り個々のスリットコイル3の巻き終わり端3f〔第2図参
照〕の近傍を押さえてスリットコイル3の巻き緩みを防
止する押さえロール手段18〔第2図参照〕と、スリット
コイル群3Mの端面に転倒規制部材19C,19D〔第3図参
照〕を当接させてスリットコイル3の倒れを防ぐ転倒規
制手段19〔第3図参照〕とを備え、受け取ったスリット
コイル群3Mを横行ライン39A沿って移動させる横行台車
4が配置される。
ル3,3からなり横行ライン39Aに沿って延びる姿勢にある
スリットコイル群3Mの下面を支持して、リコイラー2か
ら受け取るために上昇する昇降受け手段17〔第2図参
照〕と、進退可能な押さえ部材18C〔第2図参照〕によ
り個々のスリットコイル3の巻き終わり端3f〔第2図参
照〕の近傍を押さえてスリットコイル3の巻き緩みを防
止する押さえロール手段18〔第2図参照〕と、スリット
コイル群3Mの端面に転倒規制部材19C,19D〔第3図参
照〕を当接させてスリットコイル3の倒れを防ぐ転倒規
制手段19〔第3図参照〕とを備え、受け取ったスリット
コイル群3Mを横行ライン39A沿って移動させる横行台車
4が配置される。
スリットコイル3のコイル孔3a〔第4図参照〕へ水平
に延びるコイル保持アーム5B〔第4図参照〕を挿入し、
そのコイル保持アーム5Bによって支えたスリットコイル
群3Mを前記横行台車4から受け取ると共に、立設する旋
回アーム本体5A〔第4図参照〕を中心にして該旋回アー
ム本体5Aに支えられたコイル保持アーム5Bを水平面内で
回動させることにより、スリットコイル群3Mを縦行ライ
ン39Bに沿って延びる姿勢となるように変向させる転向
手段20〔第4図参照〕と、スリットコイル3の巻き緩み
を防止するため、コイル保持アーム5Bと平行に設けられ
た進退可能な押さえ部材21A〔第4図参照〕でスリット
コイル3の頂部を押さえる押さえ手段21〔第4図参照〕
と、を備えた第一旋回アーム機5が設置される。
に延びるコイル保持アーム5B〔第4図参照〕を挿入し、
そのコイル保持アーム5Bによって支えたスリットコイル
群3Mを前記横行台車4から受け取ると共に、立設する旋
回アーム本体5A〔第4図参照〕を中心にして該旋回アー
ム本体5Aに支えられたコイル保持アーム5Bを水平面内で
回動させることにより、スリットコイル群3Mを縦行ライ
ン39Bに沿って延びる姿勢となるように変向させる転向
手段20〔第4図参照〕と、スリットコイル3の巻き緩み
を防止するため、コイル保持アーム5Bと平行に設けられ
た進退可能な押さえ部材21A〔第4図参照〕でスリット
コイル3の頂部を押さえる押さえ手段21〔第4図参照〕
と、を備えた第一旋回アーム機5が設置される。
縦行ライン39Bに沿って延びる姿勢に変向されている
スリットコイル群3Mの下面を支持して、第一旋回アーム
機5のコイル保持アーム5Bから受け取るために上昇する
昇降受け手段22〔第5図参照〕と、進退可能な押さえ部
材23E〔第6図参照〕により個々のスリットコイル3の
巻き終わり端3f〔第6図参照〕の近傍を押さえてスリッ
トコイル3の巻き緩みを防止する押さえロール手段23
と、スリットコイル群3Mの端面に転倒規制部材24B,24E
〔第5図参照〕を当接させて各スリットコイル3の倒れ
を防ぐ転倒規制手段24〔第5図参照〕とを備え、受け取
ったスリットコイル群3Mをそのまま縦行ライン39Bに沿
って移動させる第一縦行台車6が配置される。
スリットコイル群3Mの下面を支持して、第一旋回アーム
機5のコイル保持アーム5Bから受け取るために上昇する
昇降受け手段22〔第5図参照〕と、進退可能な押さえ部
材23E〔第6図参照〕により個々のスリットコイル3の
巻き終わり端3f〔第6図参照〕の近傍を押さえてスリッ
トコイル3の巻き緩みを防止する押さえロール手段23
と、スリットコイル群3Mの端面に転倒規制部材24B,24E
〔第5図参照〕を当接させて各スリットコイル3の倒れ
を防ぐ転倒規制手段24〔第5図参照〕とを備え、受け取
ったスリットコイル群3Mをそのまま縦行ライン39Bに沿
って移動させる第一縦行台車6が配置される。
各スリットコイル3のコイル孔3a〔第8図参照〕へ水
平に延びるコイル保持アーム7B〔第8図参照〕を挿入
し、そのコイル保持アーム7Bによって支えたスリットコ
イル群3Mを第一縦行台車6から受け取ると共に、立設す
る旋回アーム本体7A〔第8図参照〕を中心にして旋回ア
ーム本体7Aに支えられたコイル保持アーム7Bを水平面内
で回動させることにより、スリットコイル群3Mを縦行ラ
イン39Bに沿って延びる姿勢としたり縦行ライン39Bに直
交する姿勢となるように変向させる転向手段25〔第8図
参照〕と、スリットコイル3の巻き緩みを防止するた
め、コイル保持アーム7Bと平行に設けられた進退可能な
押さえ部材26A,26b〔第8図参照〕でスリットコイル3
の頂部を押さえる押さえ手段26〔第8図参照〕と、を備
えた第二旋回アーム機7が設置される。
平に延びるコイル保持アーム7B〔第8図参照〕を挿入
し、そのコイル保持アーム7Bによって支えたスリットコ
イル群3Mを第一縦行台車6から受け取ると共に、立設す
る旋回アーム本体7A〔第8図参照〕を中心にして旋回ア
ーム本体7Aに支えられたコイル保持アーム7Bを水平面内
で回動させることにより、スリットコイル群3Mを縦行ラ
イン39Bに沿って延びる姿勢としたり縦行ライン39Bに直
交する姿勢となるように変向させる転向手段25〔第8図
参照〕と、スリットコイル3の巻き緩みを防止するた
め、コイル保持アーム7Bと平行に設けられた進退可能な
押さえ部材26A,26b〔第8図参照〕でスリットコイル3
の頂部を押さえる押さえ手段26〔第8図参照〕と、を備
えた第二旋回アーム機7が設置される。
第二旋回アーム機7の一方側7aには、第二旋回アーム
機7のてコイル保持アーム7Bを水平面内で回動させるこ
とにより、横行ライン39Aに平行となる姿勢に変向され
たスリットコイル群3Mの各スリットコイル3の外周にバ
ンド3b〔第9図参照〕を掛けるための外周バンド結束機
8が設置される。
機7のてコイル保持アーム7Bを水平面内で回動させるこ
とにより、横行ライン39Aに平行となる姿勢に変向され
たスリットコイル群3Mの各スリットコイル3の外周にバ
ンド3b〔第9図参照〕を掛けるための外周バンド結束機
8が設置される。
外周バンド結束機8で結束された後にコイル保持アー
ム7Bを水平面内で回動させることにより、縦行ライン39
Bに沿って延びる姿勢に変向されたスリットコイル群3M
の下面を支持して、第二旋回アーム機7のコイル保持ア
ーム7Bから受け取るために上昇する昇降受け手段27〔第
10図参照〕と、スリットコイル群3Mの端面に転倒規制部
材28B〔第10図参照〕を当接させて各スリットコイル3
の倒れを防ぐ転倒規制手段28〔第10図参照〕とを備え、
受け取ったスリットコイル群3Mをそのまま縦行ライン39
Bに沿って移動させる第二縦行台車9が配置される。
ム7Bを水平面内で回動させることにより、縦行ライン39
Bに沿って延びる姿勢に変向されたスリットコイル群3M
の下面を支持して、第二旋回アーム機7のコイル保持ア
ーム7Bから受け取るために上昇する昇降受け手段27〔第
10図参照〕と、スリットコイル群3Mの端面に転倒規制部
材28B〔第10図参照〕を当接させて各スリットコイル3
の倒れを防ぐ転倒規制手段28〔第10図参照〕とを備え、
受け取ったスリットコイル群3Mをそのまま縦行ライン39
Bに沿って移動させる第二縦行台車9が配置される。
縦行ライン39Bに沿って延びる姿勢にあるスリットコ
イル群3Mを第二縦行台車9上から受け取り、外周結束さ
れたスリットコイル3からなるスリットコイル群3Mを載
置して計量する秤量装置10が設置される。
イル群3Mを第二縦行台車9上から受け取り、外周結束さ
れたスリットコイル3からなるスリットコイル群3Mを載
置して計量する秤量装置10が設置される。
この秤量装置10上で縦行ライン39Bに沿って延びる姿
勢にあるスリットコイル群3Mの下面を支持して、秤量装
置10から受け取るために上昇する昇降受け手段29〔第12
図参照〕およびスリットコイル群3Mの端面に転倒規制部
材30A〔第12図参照〕を当接させて各スリットコイル3
の倒れを防ぐ転倒規制手段30〔第12図参照〕を備え、受
け取ったスリットコイル群3Mをそのまま縦行ライン39B
に沿って移動させる第三縦行台車11が設けられる。
勢にあるスリットコイル群3Mの下面を支持して、秤量装
置10から受け取るために上昇する昇降受け手段29〔第12
図参照〕およびスリットコイル群3Mの端面に転倒規制部
材30A〔第12図参照〕を当接させて各スリットコイル3
の倒れを防ぐ転倒規制手段30〔第12図参照〕を備え、受
け取ったスリットコイル群3Mをそのまま縦行ライン39B
に沿って移動させる第三縦行台車11が設けられる。
第三縦行台車11から結束されたスリットコイル3,3を
個々に受け取るために、懸垂されて上下動可能な昇降軸
12B〔第14図参照〕の下端に取り付けられて水平に延び
る保持部材31a〔第14図参照〕を一つのスリットコイル
3のコイル孔3a〔第14図参照〕に挿入し、その保持部材
31aを上昇させることにより第三縦行台車11上のスリッ
トコイル3を支えるコイル保持手段31〔第14図参照〕を
備え、スリットコイル3を横方向へ搬送するため縦行ラ
イン39Bに直交して設置された架構32上を移動する第一
搬送カー12が設けられる。
個々に受け取るために、懸垂されて上下動可能な昇降軸
12B〔第14図参照〕の下端に取り付けられて水平に延び
る保持部材31a〔第14図参照〕を一つのスリットコイル
3のコイル孔3a〔第14図参照〕に挿入し、その保持部材
31aを上昇させることにより第三縦行台車11上のスリッ
トコイル3を支えるコイル保持手段31〔第14図参照〕を
備え、スリットコイル3を横方向へ搬送するため縦行ラ
イン39Bに直交して設置された架構32上を移動する第一
搬送カー12が設けられる。
架構32の下方には、スリットコイル3の下面を支持す
るようにして第一搬送カー12から受け取り、スリットコ
イル3に横バンド3c〔第14図参照〕を掛ける横バンド結
束機13が設置される。横バンド3cで結束されたスリット
コイル3を個々に受け取るために、懸垂されて上下動可
能な昇降軸12B〔第14図参照〕)の下端に取り付けられ
て水平に延びる保持部材31a〔第14図参照〕を一つのス
リットコイル3のコイル孔3a〔第14図参照〕に挿入し、
その保持部材31aを上昇させることにより横バンド結束
機13上のスリットコイル3を支えるコイル保持手段31を
備え、一つのスリットコイル3をさらに横方向へ搬送す
るため架構32上を移動する第二搬送カー14が設けられて
いることである。
るようにして第一搬送カー12から受け取り、スリットコ
イル3に横バンド3c〔第14図参照〕を掛ける横バンド結
束機13が設置される。横バンド3cで結束されたスリット
コイル3を個々に受け取るために、懸垂されて上下動可
能な昇降軸12B〔第14図参照〕)の下端に取り付けられ
て水平に延びる保持部材31a〔第14図参照〕を一つのス
リットコイル3のコイル孔3a〔第14図参照〕に挿入し、
その保持部材31aを上昇させることにより横バンド結束
機13上のスリットコイル3を支えるコイル保持手段31を
備え、一つのスリットコイル3をさらに横方向へ搬送す
るため架構32上を移動する第二搬送カー14が設けられて
いることである。
第18図のように、スリッターライン1Aと平行に他のス
リッターライン1Bが設置される場合には、第二旋回アー
ム機7の他方側7bに、他のスリッターライン1Bの端部に
設置されたリコイラー2Bで巻き取られている複数のスリ
ットコイルからなり、横行ライン39Aと平行な横移動ラ
イン39aに沿って延びる姿勢にあるスリットコイル群3N
の下面を支持して、リコイラー2Bから受け取るために上
昇する昇降受け手段17〔第2図参照〕と、進退可能な押
さえ部材18C〔第2図参照〕により個々のスリットコイ
ル3の巻き終わり端3f〔第2図参照〕の近傍を押さえて
スリットコイル3の巻き緩みを防止する押さえロール手
段18〔第2図参照〕と、スリットコイル群3Nの端面に転
倒規制部材19C,19D〔第3図参照〕を当接させて各スリ
ットコイル3の倒れを防ぐ転倒規制手段19〔第3図参
照〕とを備え、リコイラー2Bから受け取ったスリットコ
イル群3Nを、第二旋回アーム機7に向けてそのまま横移
動ライン39aに沿うように移動させる割込み台車16が配
置される。
リッターライン1Bが設置される場合には、第二旋回アー
ム機7の他方側7bに、他のスリッターライン1Bの端部に
設置されたリコイラー2Bで巻き取られている複数のスリ
ットコイルからなり、横行ライン39Aと平行な横移動ラ
イン39aに沿って延びる姿勢にあるスリットコイル群3N
の下面を支持して、リコイラー2Bから受け取るために上
昇する昇降受け手段17〔第2図参照〕と、進退可能な押
さえ部材18C〔第2図参照〕により個々のスリットコイ
ル3の巻き終わり端3f〔第2図参照〕の近傍を押さえて
スリットコイル3の巻き緩みを防止する押さえロール手
段18〔第2図参照〕と、スリットコイル群3Nの端面に転
倒規制部材19C,19D〔第3図参照〕を当接させて各スリ
ットコイル3の倒れを防ぐ転倒規制手段19〔第3図参
照〕とを備え、リコイラー2Bから受け取ったスリットコ
イル群3Nを、第二旋回アーム機7に向けてそのまま横移
動ライン39aに沿うように移動させる割込み台車16が配
置される。
〔作用〕 スリッターライン1でストリップが狭幅なストリップ
に切断され、リコイラー2で巻き取られてスリットコイ
ル3,3とされる。これらのコイル3からなるスリットコ
イル群3Mは横行ライン39Aに沿って延びる姿勢にあり、
リコイラー2の下方に位置する横行台車4の上昇する昇
降受け手段17に乗載されると共に、押さえロール手段18
で巻き緩みが防止される。横行台車4の移動でスリット
コイル群3Mが第一旋回アーム機5に向けて横行ライン39
Aを搬送され、その間、転倒規制部材19によりスリット
コイル3の倒れが防止される。
に切断され、リコイラー2で巻き取られてスリットコイ
ル3,3とされる。これらのコイル3からなるスリットコ
イル群3Mは横行ライン39Aに沿って延びる姿勢にあり、
リコイラー2の下方に位置する横行台車4の上昇する昇
降受け手段17に乗載されると共に、押さえロール手段18
で巻き緩みが防止される。横行台車4の移動でスリット
コイル群3Mが第一旋回アーム機5に向けて横行ライン39
Aを搬送され、その間、転倒規制部材19によりスリット
コイル3の倒れが防止される。
横行ライン39Aに沿って延びる姿勢にあるスリットコ
イル群3Mの各スリットコイル3のコイル孔3aに水平に延
びるコイル保持アーム5Bが挿入され、第一旋回アーム機
5がコイル保持アーム5Bによって支えたスリットコイル
群3Mを横行台車4から受け取ると、押さえ手段21でスリ
ットコイル3が保持される。そのとき、横行台車4の押
さえロール手段18および転倒規制手段19の機能が解除さ
れる。第一旋回アーム機5に立設する旋回アーム本体5A
を中心にして旋回アーム本体5Aに支えられたコイル保持
アーム5Bを水平面内で回動させることにより、スリット
コイル群3Mは縦行ライン39Bに沿って延びる姿勢に変向
される。それらのスリットコイル3は、第一縦行台車6
の昇降受け手段22に乗載され、押さえロール手段23で巻
き緩みが防止される。その状態で第一旋回アーム機5の
押さえ手段21の作動が解除される。第一縦行台車6が縦
行ライン39Bに沿って移動し、第二旋回アーム機7へス
リットコイル群3Mを搬送する。その間、転倒規制手段24
によってスリットコイル4の倒れが防止される。空とな
った第一旋回アーム機5では、転向手段20が元の位置へ
戻される。
イル群3Mの各スリットコイル3のコイル孔3aに水平に延
びるコイル保持アーム5Bが挿入され、第一旋回アーム機
5がコイル保持アーム5Bによって支えたスリットコイル
群3Mを横行台車4から受け取ると、押さえ手段21でスリ
ットコイル3が保持される。そのとき、横行台車4の押
さえロール手段18および転倒規制手段19の機能が解除さ
れる。第一旋回アーム機5に立設する旋回アーム本体5A
を中心にして旋回アーム本体5Aに支えられたコイル保持
アーム5Bを水平面内で回動させることにより、スリット
コイル群3Mは縦行ライン39Bに沿って延びる姿勢に変向
される。それらのスリットコイル3は、第一縦行台車6
の昇降受け手段22に乗載され、押さえロール手段23で巻
き緩みが防止される。その状態で第一旋回アーム機5の
押さえ手段21の作動が解除される。第一縦行台車6が縦
行ライン39Bに沿って移動し、第二旋回アーム機7へス
リットコイル群3Mを搬送する。その間、転倒規制手段24
によってスリットコイル4の倒れが防止される。空とな
った第一旋回アーム機5では、転向手段20が元の位置へ
戻される。
縦行ライン39Bに沿って延びる姿勢のスリットコイル
群3Mの各スリットコイル3のコイル孔3aに水平に延びる
コイル保持アーム7Bが挿入され、第二旋回アーム機7が
コイル保持アーム7Bによって支えたスリットコイル群3M
を第一縦行台車6から受け取ると、押さえ手段26でスリ
ットコイル3が維持され、押さえロール手段23および転
倒規制手段24の作動が解除される。第二旋回アーム機7
の転向手段25が回動することにより、縦行ライン39Bに
沿って延びる姿勢にあったスリットコイル群3Mは横行ラ
イン39Aと平行になる姿勢に変向される。
群3Mの各スリットコイル3のコイル孔3aに水平に延びる
コイル保持アーム7Bが挿入され、第二旋回アーム機7が
コイル保持アーム7Bによって支えたスリットコイル群3M
を第一縦行台車6から受け取ると、押さえ手段26でスリ
ットコイル3が維持され、押さえロール手段23および転
倒規制手段24の作動が解除される。第二旋回アーム機7
の転向手段25が回動することにより、縦行ライン39Bに
沿って延びる姿勢にあったスリットコイル群3Mは横行ラ
イン39Aと平行になる姿勢に変向される。
第二旋回アーム機7に載せられた横行ライン39Aと平
行に延びる姿勢の各スリットコイル3の外周には、第二
旋回アーム機7の一方側7aに設置された外周バンド結束
機8でバンド3bが掛けられる。なお、個々のスリットコ
イル3が結束された後、押さえ手段26がコイル3ごとに
解除される。
行に延びる姿勢の各スリットコイル3の外周には、第二
旋回アーム機7の一方側7aに設置された外周バンド結束
機8でバンド3bが掛けられる。なお、個々のスリットコ
イル3が結束された後、押さえ手段26がコイル3ごとに
解除される。
第二旋回アーム機7の転向手段25が回動され、外周結
束されたスリットコイル群3Mは縦行ライン39Bに沿って
延びる姿勢に変向され、第二縦行台車9の昇降受け手段
27に乗載される。第二縦行台車9が縦行ライン39Bに沿
って移動し、秤量装置10へスリットコイル群3Mを搬送
し、その間、転倒規制手段28によってスリットコイル3
の倒れが防止される。
束されたスリットコイル群3Mは縦行ライン39Bに沿って
延びる姿勢に変向され、第二縦行台車9の昇降受け手段
27に乗載される。第二縦行台車9が縦行ライン39Bに沿
って移動し、秤量装置10へスリットコイル群3Mを搬送
し、その間、転倒規制手段28によってスリットコイル3
の倒れが防止される。
縦行ライン39Bに沿って延びる姿勢のスリットコイル
群3Mが秤量装置10で受け取られると、転倒規制手段28が
開放される一方、スリットコイル群3Mが計量される。ス
リットコイル群3Mは縦行ライン39Bに沿って延びる姿勢
のまま第三縦行台車11の昇降受け手段29に乗載され、第
三縦行台車6の縦行ライン39Bに沿った移動で架溝32の
下方へ、転倒規制手段30による倒れ防止が図られながら
搬送される。
群3Mが秤量装置10で受け取られると、転倒規制手段28が
開放される一方、スリットコイル群3Mが計量される。ス
リットコイル群3Mは縦行ライン39Bに沿って延びる姿勢
のまま第三縦行台車11の昇降受け手段29に乗載され、第
三縦行台車6の縦行ライン39Bに沿った移動で架溝32の
下方へ、転倒規制手段30による倒れ防止が図られながら
搬送される。
第三縦行台車11に乗載されているスリットコイル群3M
は、最後尾のコイル3Aから架溝32上を移動する第一搬送
カー12のコイル保持手段31の保持部材31aがスリットコ
イル3のコイル孔3aに挿入されかつ保持部材31aを上昇
させることにより、第三縦行台車11上から第一搬送カー
12へ受け渡される。第一搬送カー12は、架溝32の下方に
設置された横バンド結束機13へ横行して、そのスリット
コイル3Aを降ろす。
は、最後尾のコイル3Aから架溝32上を移動する第一搬送
カー12のコイル保持手段31の保持部材31aがスリットコ
イル3のコイル孔3aに挿入されかつ保持部材31aを上昇
させることにより、第三縦行台車11上から第一搬送カー
12へ受け渡される。第一搬送カー12は、架溝32の下方に
設置された横バンド結束機13へ横行して、そのスリット
コイル3Aを降ろす。
横バンド結束機13でスリットコイル3Aに横バンド3cが
掛けられると、そのスリットコイル3Aは、架溝32上を移
動する第二搬送カー14のコイル保持手段31に受け取ら
れ、搬出される。
掛けられると、そのスリットコイル3Aは、架溝32上を移
動する第二搬送カー14のコイル保持手段31に受け取ら
れ、搬出される。
横行台車4,第一縦行台車6,第二縦行台車9,第三縦行台
車11は、その搬送先で停滞があれば、一時的にスリット
コイル群3Mを乗載したまま停止させておくことができ、
スリッターライン1やリコイラー2における稼働を長く
中断させるのを回避させることができる。
車11は、その搬送先で停滞があれば、一時的にスリット
コイル群3Mを乗載したまま停止させておくことができ、
スリッターライン1やリコイラー2における稼働を長く
中断させるのを回避させることができる。
第18図のように、スリッターライン1Aに平行して他の
スリッターライン1Bが設置されている場合には、リコイ
ラー2Bで巻き取られたスリットコイル群3Nが横移動ライ
ン39aに沿った姿勢のまま、割込み台車16の昇降受け手
段17に乗載され、押さえロール手段18で巻き緩みが防止
される。割込み台車16が横行して第二旋回アーム機7へ
向かう間、スリットコイル3の倒れは転倒規制手段19に
よって防止される。
スリッターライン1Bが設置されている場合には、リコイ
ラー2Bで巻き取られたスリットコイル群3Nが横移動ライ
ン39aに沿った姿勢のまま、割込み台車16の昇降受け手
段17に乗載され、押さえロール手段18で巻き緩みが防止
される。割込み台車16が横行して第二旋回アーム機7へ
向かう間、スリットコイル3の倒れは転倒規制手段19に
よって防止される。
横移動ライン39aに沿った姿勢のスリットコイル群3N
の各スリットコイル3のコイル孔3aに水平に延びるコイ
ル保持アーム7Bが挿入され、第二旋回アーム機7がコイ
ル保持アーム7Bによって支えたスリットコイル群3Nを割
込み台車16から受け取ると、押さえ手段26でスリットコ
イル3が保持され、以後、スリッターライン1Aからのス
リットコイル群3Mの間をぬって、上記の場合と同様にバ
ンド結束ならびに秤量され搬出される。
の各スリットコイル3のコイル孔3aに水平に延びるコイ
ル保持アーム7Bが挿入され、第二旋回アーム機7がコイ
ル保持アーム7Bによって支えたスリットコイル群3Nを割
込み台車16から受け取ると、押さえ手段26でスリットコ
イル3が保持され、以後、スリッターライン1Aからのス
リットコイル群3Mの間をぬって、上記の場合と同様にバ
ンド結束ならびに秤量され搬出される。
割込み台車16においては、その搬送先で停滞があれ
ば、一時的にスリットコイル群3Nを乗載したまま停止さ
せておくことができ、スリッターライン1Bやリコイラー
2Bにおける稼働を長く中断させるのを避けることができ
る。
ば、一時的にスリットコイル群3Nを乗載したまま停止さ
せておくことができ、スリッターライン1Bやリコイラー
2Bにおける稼働を長く中断させるのを避けることができ
る。
〔考案の効果〕 本考案によれば、天井クレーンを使用することなく、
スリットコイルの向きを所望方向へ変えることができ、
幅の狭い工場建屋内のスリッターラインの延長位置にバ
ンド結束ラインを設置することができる。その搬送の間
のコイルの姿勢は安定しており、バンド結束や秤量を順
次停滞なく行うことができる。停滞することがあって
も、その上流側で一時的な待機も可能であり、スリッタ
ーラインならびにリコイラーの稼働を中断させるといっ
たことは回避できる。
スリットコイルの向きを所望方向へ変えることができ、
幅の狭い工場建屋内のスリッターラインの延長位置にバ
ンド結束ラインを設置することができる。その搬送の間
のコイルの姿勢は安定しており、バンド結束や秤量を順
次停滞なく行うことができる。停滞することがあって
も、その上流側で一時的な待機も可能であり、スリッタ
ーラインならびにリコイラーの稼働を中断させるといっ
たことは回避できる。
また、スリッターラインが二系列以上設けられている
場合でも、一つのバンド結束ラインへの割り込みが可能
となり、ライン設備の共通化や簡素化が実現され、生産
性の向上ならびに、工場内面積の利用率の増大を図るこ
とができる。
場合でも、一つのバンド結束ラインへの割り込みが可能
となり、ライン設備の共通化や簡素化が実現され、生産
性の向上ならびに、工場内面積の利用率の増大を図るこ
とができる。
以下、本考案をその実施例に基づいて詳細に説明す
る。第1図は本考案のスリットコイルの結束ライン装置
が適用された平面配置図である。コイルスリットライン
40は、端部にリコイラー2を配置したスリッターライン
1と、コ字状に配列され、外周バンド結束機8や横バン
ド結束機13が組み込まれた搬送ライン39とよりなる。
る。第1図は本考案のスリットコイルの結束ライン装置
が適用された平面配置図である。コイルスリットライン
40は、端部にリコイラー2を配置したスリッターライン
1と、コ字状に配列され、外周バンド結束機8や横バン
ド結束機13が組み込まれた搬送ライン39とよりなる。
その搬送ライン39は、リコイラー2からスリッターラ
イン1に直交する方向へ延びる短い横行ライン39Aと、
スリッターライン1と平行であってスリッターラインか
ら離隔する方向へ横行ライン39Aの端部から延びる長い
縦行ライン39Bとを備えている。
イン1に直交する方向へ延びる短い横行ライン39Aと、
スリッターライン1と平行であってスリッターラインか
ら離隔する方向へ横行ライン39Aの端部から延びる長い
縦行ライン39Bとを備えている。
スリッターライン1では、縦行する広幅のストリップ
が複数の狭幅なストリップにスリットされ、リコイラー
2の拡径されたドラム2aで巻き取られて横姿勢の二点鎖
線で示すスリットコイル群3Mとされる。個々のスリット
コイル3の巻き終り端は、リコイラー2に備えられた図
示しない押さえロール手段で押さえられ、巻き緩みが生
じないようになっている。
が複数の狭幅なストリップにスリットされ、リコイラー
2の拡径されたドラム2aで巻き取られて横姿勢の二点鎖
線で示すスリットコイル群3Mとされる。個々のスリット
コイル3の巻き終り端は、リコイラー2に備えられた図
示しない押さえロール手段で押さえられ、巻き緩みが生
じないようになっている。
このリコイラー2の直下には、横方向へ延びるレール
4aが、床面38に設けられた溝部に沿って敷設されてい
る。そのレール4a上にあってリコイラー2の側方に位置
する横行台車4は、リコイラー2の縮径されたドラム2a
〔第2図の二点鎖線参照〕から受け取った後、スリット
コイル群3Mを横行ライン39Aに沿って、右端に位置する
第一旋回アーム機5へ移動させることができる。
4aが、床面38に設けられた溝部に沿って敷設されてい
る。そのレール4a上にあってリコイラー2の側方に位置
する横行台車4は、リコイラー2の縮径されたドラム2a
〔第2図の二点鎖線参照〕から受け取った後、スリット
コイル群3Mを横行ライン39Aに沿って、右端に位置する
第一旋回アーム機5へ移動させることができる。
第2図に示すように、横行台車4は、車輪4bを備えた
台車本体4Aと、その上部に位置して油圧シリンダ4Bの伸
長により上昇する昇降受け手段17と、スリットコイル3
の巻き緩みを防止する押さえロール手段18と、スリット
コイル3の倒れを防ぐ転倒規制手段19を備える。
台車本体4Aと、その上部に位置して油圧シリンダ4Bの伸
長により上昇する昇降受け手段17と、スリットコイル3
の巻き緩みを防止する押さえロール手段18と、スリット
コイル3の倒れを防ぐ転倒規制手段19を備える。
台車本体4Aにはガイドバー4Cが取り付けられ、それに
よって昇降受け手段17が案内される。昇降受け手段17の
上面にはV形の受け面17aがあり、リコイラー2で巻き
取られている複数のスリットコイル3,3からなり横行ラ
イン39Aに沿って延びる姿勢にあるスリットコイル群3M
の下面を支持して、リコイラー2から受け取ったスリッ
トコイル群3Mが転落しないように配慮されている。
よって昇降受け手段17が案内される。昇降受け手段17の
上面にはV形の受け面17aがあり、リコイラー2で巻き
取られている複数のスリットコイル3,3からなり横行ラ
イン39Aに沿って延びる姿勢にあるスリットコイル群3M
の下面を支持して、リコイラー2から受け取ったスリッ
トコイル群3Mが転落しないように配慮されている。
押さえロール手段18は個々のスリットコイル3の巻き
終わり端3fの近傍を押さえてスリットコイル3の巻き緩
みを防止するもので、昇降受け手段17の第3図に示す前
端面17bと後端面17cとに取り付けられた二つの支持部材
18A,18Aと、それらのピン軸18aを中心に回動するアーム
18B,18Bと、それらの先端に回転自在に取り付けられた
押さえ部材としての進退可能な押さえロール18Cと、第
2図に示す支持部材18Aとアーム18Bとに取り付けられた
油圧シリンダ18Dとにより構成される。
終わり端3fの近傍を押さえてスリットコイル3の巻き緩
みを防止するもので、昇降受け手段17の第3図に示す前
端面17bと後端面17cとに取り付けられた二つの支持部材
18A,18Aと、それらのピン軸18aを中心に回動するアーム
18B,18Bと、それらの先端に回転自在に取り付けられた
押さえ部材としての進退可能な押さえロール18Cと、第
2図に示す支持部材18Aとアーム18Bとに取り付けられた
油圧シリンダ18Dとにより構成される。
リコイラー2〔第1図参照〕の拡径したドラム2aで巻
き取られたスリットコイル群3Mの直下へは、上記の油圧
シリンダ4Bの縮小で昇降受け手段17を下降させた横行台
車4が入り込むことができるようになっている。昇降受
け手段17が上昇するとスリットコイル群3Mが受け面17a
に載せられ、上述のようにドラム2aが縮径すると、第2
図に示すコイル孔3aでの拘束が解かれ、横行台車4に預
けられる。リコイラー2の押さえロール手段で押さえら
れている間に、油圧シリンダ18Dが縮小され、退避中の
二点鎖線のアーム18Bおよび押さえロール18Cが矢印51方
向へ回動される。
き取られたスリットコイル群3Mの直下へは、上記の油圧
シリンダ4Bの縮小で昇降受け手段17を下降させた横行台
車4が入り込むことができるようになっている。昇降受
け手段17が上昇するとスリットコイル群3Mが受け面17a
に載せられ、上述のようにドラム2aが縮径すると、第2
図に示すコイル孔3aでの拘束が解かれ、横行台車4に預
けられる。リコイラー2の押さえロール手段で押さえら
れている間に、油圧シリンダ18Dが縮小され、退避中の
二点鎖線のアーム18Bおよび押さえロール18Cが矢印51方
向へ回動される。
その回動で、押さえロール手段18は上記したようにス
リットコイル3の巻き終わり端3fの近傍を押さえること
ができるようになっている。ちなみに、本例のスリッタ
ーライン1で生産されるスリットコイル3の外径は2,00
0mmないし800mmとされ、内径は508mmあるいは610mmに統
一されている。なお、押さえロール18Cのやや上方に位
置するセパレータ2bは、巻き取り時に矢印52方向へ回動
可能となっており、切断後の複数のストリップが円滑に
移動するように個々に案内している。
リットコイル3の巻き終わり端3fの近傍を押さえること
ができるようになっている。ちなみに、本例のスリッタ
ーライン1で生産されるスリットコイル3の外径は2,00
0mmないし800mmとされ、内径は508mmあるいは610mmに統
一されている。なお、押さえロール18Cのやや上方に位
置するセパレータ2bは、巻き取り時に矢印52方向へ回動
可能となっており、切断後の複数のストリップが円滑に
移動するように個々に案内している。
転倒規制手段19は、第3図に示す後側のアーム18Bに
装着された電動機19Aと、それによって回転されるねじ
軸19Bと、ねじ軸19Bに螺合して移動する平板状の可動転
倒規制部材19Cおよび平板状の固定転倒規制部材19Dを備
える。その固定転倒規制部材19Dは、ねじ軸19Bの先端部
に形成された溝部19aに嵌入されており、ねじ軸19Bの回
転時に摺動して移動することはない。
装着された電動機19Aと、それによって回転されるねじ
軸19Bと、ねじ軸19Bに螺合して移動する平板状の可動転
倒規制部材19Cおよび平板状の固定転倒規制部材19Dを備
える。その固定転倒規制部材19Dは、ねじ軸19Bの先端部
に形成された溝部19aに嵌入されており、ねじ軸19Bの回
転時に摺動して移動することはない。
スリットコイル群3Mが横行台車4に載せられると、油
圧シリンダ18D〔第2図参照〕の縮小で押さえロール18C
が巻き終わり端3fの近傍を押さえると共に、可動転倒規
制部材19Cがスリットコイル群3Mの後側に、平板状の固
定転倒規制部材19Dがスリットコイル群3Mの端面3dに配
される。電動機19Aの回転で、二点鎖線の位置に退避し
ている可動転倒規制部材19Cが実線位置へ移動され、ス
リットコイル3Aの端面3eを押さえる。この作動で、横行
台車4の移動時に生じるスリットコイル3の倒れが防止
される。
圧シリンダ18D〔第2図参照〕の縮小で押さえロール18C
が巻き終わり端3fの近傍を押さえると共に、可動転倒規
制部材19Cがスリットコイル群3Mの後側に、平板状の固
定転倒規制部材19Dがスリットコイル群3Mの端面3dに配
される。電動機19Aの回転で、二点鎖線の位置に退避し
ている可動転倒規制部材19Cが実線位置へ移動され、ス
リットコイル3Aの端面3eを押さえる。この作動で、横行
台車4の移動時に生じるスリットコイル3の倒れが防止
される。
レール4a〔第1図参照〕の右端には、横行台車4から
横姿勢のスリットコイル群3Mをコイル孔3aを介して受け
取り、それらを縦姿勢へ変向させる第一旋回アーム機5
が設置される。第4図に示すように、第一旋回アーム機
5は転向手段20を有し、油圧シリンダにより駆動される
回動機構を介して回動する立設された旋回アーム本体5A
と、それから水平に延びる一本のコイル保持アーム5B
と、軸受5Cで支承されたアーム21Bにコイル保持アーム5
Bと平行に取り付けられた進退可能な押さえ部材として
の押さえロール21Aからなる押さえ手段21とを備える。
横姿勢のスリットコイル群3Mをコイル孔3aを介して受け
取り、それらを縦姿勢へ変向させる第一旋回アーム機5
が設置される。第4図に示すように、第一旋回アーム機
5は転向手段20を有し、油圧シリンダにより駆動される
回動機構を介して回動する立設された旋回アーム本体5A
と、それから水平に延びる一本のコイル保持アーム5B
と、軸受5Cで支承されたアーム21Bにコイル保持アーム5
Bと平行に取り付けられた進退可能な押さえ部材として
の押さえロール21Aからなる押さえ手段21とを備える。
旋回アーム本体5Aと共に旋回されるコイル保持アーム
5Bは、その上面5aがスリットコイル群3Mのコイル孔3aの
内面に沿った略矩形断面の棒体であり、矢印53方向へ回
動されると、横姿勢のスリットコイル群3Mを縦姿勢に変
向させることができる。すなわち、スリットコイル3の
コイル孔3aにコイル保持アーム5Bを挿入し、そのコイル
保持アーム5Bによって支えたスリットコイル群3Mを横行
台車4から受け取ると共に、旋回アーム本体5Aを中心に
して旋回アーム本体5Aに支えられたコイル保持アーム5B
を水平面内で回動させることにより、スリットコイル群
3Mが縦行ライン39Bに沿って延びる姿勢となるように変
向される。
5Bは、その上面5aがスリットコイル群3Mのコイル孔3aの
内面に沿った略矩形断面の棒体であり、矢印53方向へ回
動されると、横姿勢のスリットコイル群3Mを縦姿勢に変
向させることができる。すなわち、スリットコイル3の
コイル孔3aにコイル保持アーム5Bを挿入し、そのコイル
保持アーム5Bによって支えたスリットコイル群3Mを横行
台車4から受け取ると共に、旋回アーム本体5Aを中心に
して旋回アーム本体5Aに支えられたコイル保持アーム5B
を水平面内で回動させることにより、スリットコイル群
3Mが縦行ライン39Bに沿って延びる姿勢となるように変
向される。
なお、スリットコイル3の外径が異なりコイル孔3aの
位置が変わる場合でも対応できるように、旋回アーム本
体5Aに一体化されたコイル保持アーム5Bを上下方向へ移
動できるようにしておくとよい。もちろん、そのような
上下移動させる機構としなくてもよく、横行台車4の昇
降受け手段17によりスリットコイル群3Mを上下させるよ
うにしてもよい。
位置が変わる場合でも対応できるように、旋回アーム本
体5Aに一体化されたコイル保持アーム5Bを上下方向へ移
動できるようにしておくとよい。もちろん、そのような
上下移動させる機構としなくてもよく、横行台車4の昇
降受け手段17によりスリットコイル群3Mを上下させるよ
うにしてもよい。
コイル保持アーム5Bが、第1図の実線で示すように、
横行台車4の横行方向に向けられ、スリットコイル群3M
を受け取ると、第4図に示すように、スリットコイル3
の頂部が押さえ手段21で押さえられ、その巻き緩みが防
止される。そのため押さえ手段21には、押さえロール21
Aをアーム21Bを介して上下に回動させるため、軸受5Cの
反対側でアーム21Bを揺動させる図示しない油圧シリン
ダが装着され、アーム21Bの下向きの回動で押さえロー
ル21Aがスリットコイル3を押さえるようになってい
る。なお、横行台車4の押さえロール18Cは退避され、
昇降受け手段17が下降すると、スリットコイル群3Mはコ
イル保持アーム5Bに預けられる。
横行台車4の横行方向に向けられ、スリットコイル群3M
を受け取ると、第4図に示すように、スリットコイル3
の頂部が押さえ手段21で押さえられ、その巻き緩みが防
止される。そのため押さえ手段21には、押さえロール21
Aをアーム21Bを介して上下に回動させるため、軸受5Cの
反対側でアーム21Bを揺動させる図示しない油圧シリン
ダが装着され、アーム21Bの下向きの回動で押さえロー
ル21Aがスリットコイル3を押さえるようになってい
る。なお、横行台車4の押さえロール18Cは退避され、
昇降受け手段17が下降すると、スリットコイル群3Mはコ
イル保持アーム5Bに預けられる。
第1図に示す第一旋回アーム機5から縦行ライン39B
に沿って延びるレール6aが、床面38に設けた溝部に沿う
ように第二旋回アーム機7まで敷設されている。そのレ
ール6a上の第一縦行台車6は、第一旋回アーム機5で縦
行ライン39B沿って延びる姿勢に変向されたスリットコ
イル群3Mをそのまま受け取り縦行ライン39Bに沿って旋
回アーム機7まで搬送する。
に沿って延びるレール6aが、床面38に設けた溝部に沿う
ように第二旋回アーム機7まで敷設されている。そのレ
ール6a上の第一縦行台車6は、第一旋回アーム機5で縦
行ライン39B沿って延びる姿勢に変向されたスリットコ
イル群3Mをそのまま受け取り縦行ライン39Bに沿って旋
回アーム機7まで搬送する。
第5図は前が左に描かれているが、この図に示すよう
に、第一縦行台車6は、車輪6bを備えた台車本体6Aと、
台車本体6Aの上部に位置し、油圧シリンダ6Bの伸長によ
り上昇する昇降受け手段22と、スリットコイル3の巻き
緩みを防止する左右側の押さえロール体23A,23Bよりな
る押さえロール手段23と、スリットコイル3の倒れを防
止するため前後に位置する異なる形式の転倒規制体24A,
24Bとよりなる転倒規制手段24とを備える。
に、第一縦行台車6は、車輪6bを備えた台車本体6Aと、
台車本体6Aの上部に位置し、油圧シリンダ6Bの伸長によ
り上昇する昇降受け手段22と、スリットコイル3の巻き
緩みを防止する左右側の押さえロール体23A,23Bよりな
る押さえロール手段23と、スリットコイル3の倒れを防
止するため前後に位置する異なる形式の転倒規制体24A,
24Bとよりなる転倒規制手段24とを備える。
台車本体6Aにはガイドバー6Cが取り付けられ、それに
よって案内される昇降受け手段22は、油圧シリンダ6Bの
伸縮で昇降することができる。昇降受け手段22の上面に
は、第6図に示すようにV形の受け面22aがあり、縦行
ライン39Bに沿って延びる姿勢にあるスリットコイル群3
Mの下面を支持して、第一旋回アーム機5のコイル保持
アーム5Bから受け取ったスリットコイル群3Mを転落させ
ないようにしている。
よって案内される昇降受け手段22は、油圧シリンダ6Bの
伸縮で昇降することができる。昇降受け手段22の上面に
は、第6図に示すようにV形の受け面22aがあり、縦行
ライン39Bに沿って延びる姿勢にあるスリットコイル群3
Mの下面を支持して、第一旋回アーム機5のコイル保持
アーム5Bから受け取ったスリットコイル群3Mを転落させ
ないようにしている。
右側の押さえロール体23Aは、台車本体6Aの前端面6c
〔第5図参照〕と後端面6dとに取り付けられた二つの支
持部材23C,23Cと、それらの上部の中空ピン軸23a,23aを
中心に回動するアーム23D,23Dと、それらの先端に回転
自在に取り付けられた進退可能な押さえ部材としての押
さえロール23Eと、支持部材23Cとアーム23Dとに取り付
けられた油圧シリンダ23Fとにより構成される。第一縦
行台車6が第一旋回アーム機5に至ったとき油圧シリン
ダ23Fが縮小され、第7図の二点鎖線で示すアーム23D
が、押さえロール23Eと共に中空ピン軸23aを中心に矢印
54方向へ回動され、スリットコイル3の巻き終わり端3f
の近傍を押さえることができる。
〔第5図参照〕と後端面6dとに取り付けられた二つの支
持部材23C,23Cと、それらの上部の中空ピン軸23a,23aを
中心に回動するアーム23D,23Dと、それらの先端に回転
自在に取り付けられた進退可能な押さえ部材としての押
さえロール23Eと、支持部材23Cとアーム23Dとに取り付
けられた油圧シリンダ23Fとにより構成される。第一縦
行台車6が第一旋回アーム機5に至ったとき油圧シリン
ダ23Fが縮小され、第7図の二点鎖線で示すアーム23D
が、押さえロール23Eと共に中空ピン軸23aを中心に矢印
54方向へ回動され、スリットコイル3の巻き終わり端3f
の近傍を押さえることができる。
左側の押さえロール装置23Bは、第5図に示す昇降受
け手段22の前端面22bと後端面22cとに取り付けられた二
つの支持部材23G,23Gと、それらの上部のピン軸23b,23b
を中心に回動する第6図に示すアーム23H,23Hと、それ
らの先端に回転自在に取り付けられた押さえロール23J
と、支持部材23Gとアーム23Hに取り付けられた油圧シリ
ンダ23Kとにより構成される。そして、第一縦行台車6
が第一旋回アーム機5に至ったとき油圧シリンダ23Kが
縮小され、第6図の実線で示すアーム23Hが、押さえロ
ール23Jと共にピン軸23bを中心に矢印55方向へ回動さ
れ、押さえロール23Eと対称な位置を押さえるようにな
っている。
け手段22の前端面22bと後端面22cとに取り付けられた二
つの支持部材23G,23Gと、それらの上部のピン軸23b,23b
を中心に回動する第6図に示すアーム23H,23Hと、それ
らの先端に回転自在に取り付けられた押さえロール23J
と、支持部材23Gとアーム23Hに取り付けられた油圧シリ
ンダ23Kとにより構成される。そして、第一縦行台車6
が第一旋回アーム機5に至ったとき油圧シリンダ23Kが
縮小され、第6図の実線で示すアーム23Hが、押さえロ
ール23Jと共にピン軸23bを中心に矢印55方向へ回動さ
れ、押さえロール23Eと対称な位置を押さえるようにな
っている。
第5図に示すように、台車本体6Aの前方側に設けられ
る転倒規制体24Aは、上述の中空ピン軸23a内で回転自在
に支持されるねじ軸24Cと、それを駆動する電動機24D
と、ねじ軸24Cに螺合しその回転で退避位置からスリッ
トコイル群3Mの端面3dに向けて移動される転倒規制部材
としての当接部材24Eとよりなる。
る転倒規制体24Aは、上述の中空ピン軸23a内で回転自在
に支持されるねじ軸24Cと、それを駆動する電動機24D
と、ねじ軸24Cに螺合しその回転で退避位置からスリッ
トコイル群3Mの端面3dに向けて移動される転倒規制部材
としての当接部材24Eとよりなる。
上記の転倒規制体24Aと協働して、第一縦行台車6に
乗載されるスリットコイル3の転倒を防止する転倒規制
部材としての転倒規制体24Bは、台車本体6Aの後側に設
けられる。転倒規制体24Bは、台車本体6Aに取り付けら
れた電動機の回転で昇降する第6図に示す当接本体24F
と、その上部に設けられたピン軸24aに回動自在に取り
付けられる当接材24G,24Hと、それらをピン軸24aを中心
に矢印56,57方向へ回動させる図示しない油圧シリンダ
とより構成される。
乗載されるスリットコイル3の転倒を防止する転倒規制
部材としての転倒規制体24Bは、台車本体6Aの後側に設
けられる。転倒規制体24Bは、台車本体6Aに取り付けら
れた電動機の回転で昇降する第6図に示す当接本体24F
と、その上部に設けられたピン軸24aに回動自在に取り
付けられる当接材24G,24Hと、それらをピン軸24aを中心
に矢印56,57方向へ回動させる図示しない油圧シリンダ
とより構成される。
第一縦行台車6がスリットコイル群3Mを受け取るため
に後退して第一旋回アーム機5に接近するとき、押さえ
ロール体23A,23Bや転倒規制体24Aの当接部材24Eが退避
され、当接材24G,24Hも開放状態とされる。したがっ
て、スリットコイル群3Mを受け取るとき、昇降受け手段
22の直上空間には障害となるものがなく、第一旋回アー
ム機5によって回動されたスリットコイル群3Mの下方へ
昇降受け手段22を配すことができる。
に後退して第一旋回アーム機5に接近するとき、押さえ
ロール体23A,23Bや転倒規制体24Aの当接部材24Eが退避
され、当接材24G,24Hも開放状態とされる。したがっ
て、スリットコイル群3Mを受け取るとき、昇降受け手段
22の直上空間には障害となるものがなく、第一旋回アー
ム機5によって回動されたスリットコイル群3Mの下方へ
昇降受け手段22を配すことができる。
第1図に示すレール6aの終端には、第一縦行台車6か
ら縦姿勢のスリットコイル群3Mを受け取り、矢印58方向
へ90度回動して横姿勢に変向させ、さらに同方向へ90度
回動して縦姿勢とすることができる第二旋回アーム機7
が設置される。
ら縦姿勢のスリットコイル群3Mを受け取り、矢印58方向
へ90度回動して横姿勢に変向させ、さらに同方向へ90度
回動して縦姿勢とすることができる第二旋回アーム機7
が設置される。
第二旋回アーム機7は、第8図に示すように、転向手
段25を有し、第一旋回アーム機5の場合と同様に回動機
構を介して回動する旋回アーム本体7Aと、それから水平
に延びるコイル保持アーム7Bと、旋回アーム本体7Aに昇
降手段7Cを介してコイル保持アーム7Bと平行に設けられ
た進退可能でスリットコイル3の頂部を押さえてスリッ
トコイル3の巻き緩みを防止する押さえ手段26とにより
構成される。旋回アーム本体7Aと共に回動されるコイル
保持アーム7Bは、その上面7cがスリットコイル群3Mのコ
イル孔3aの内面に沿った略矩形断面の棒体であり、矢印
58方向へ回動される。
段25を有し、第一旋回アーム機5の場合と同様に回動機
構を介して回動する旋回アーム本体7Aと、それから水平
に延びるコイル保持アーム7Bと、旋回アーム本体7Aに昇
降手段7Cを介してコイル保持アーム7Bと平行に設けられ
た進退可能でスリットコイル3の頂部を押さえてスリッ
トコイル3の巻き緩みを防止する押さえ手段26とにより
構成される。旋回アーム本体7Aと共に回動されるコイル
保持アーム7Bは、その上面7cがスリットコイル群3Mのコ
イル孔3aの内面に沿った略矩形断面の棒体であり、矢印
58方向へ回動される。
なお、コイル孔3aの位置に応じて、コイル保持アーム
7Bの高さが調整されるようになっている。この高さ調整
機構を備えない場合には、第一縦行台車6の昇降受け手
段22でスリットコイル群3Mを上下変位させればよい。し
たがって、各スリットコイル3のコイル孔3aに水平に延
びたコイル保持アーム7Bが挿入されると、そのコイル保
持アーム7Bによって支えたスリットコイル群3Mは第一縦
行台車6から受け取られ、転向手段25の立設する旋回ア
ーム本体7Aを中心にして旋回アーム本体7Aに支えられた
コイル保持アーム7Bを水平面内で回動させることによ
り、スリットコイル群3Mが縦行ライン39Bに沿って延び
る姿勢としたり縦行ラインに直交する姿勢となるように
変向することができる。
7Bの高さが調整されるようになっている。この高さ調整
機構を備えない場合には、第一縦行台車6の昇降受け手
段22でスリットコイル群3Mを上下変位させればよい。し
たがって、各スリットコイル3のコイル孔3aに水平に延
びたコイル保持アーム7Bが挿入されると、そのコイル保
持アーム7Bによって支えたスリットコイル群3Mは第一縦
行台車6から受け取られ、転向手段25の立設する旋回ア
ーム本体7Aを中心にして旋回アーム本体7Aに支えられた
コイル保持アーム7Bを水平面内で回動させることによ
り、スリットコイル群3Mが縦行ライン39Bに沿って延び
る姿勢としたり縦行ラインに直交する姿勢となるように
変向することができる。
コイル保持アーム7Bは第一縦行台車6に向いた姿勢と
され、スリットコイル群3Mを乗載した第一縦行台車6が
第二旋回アーム機7に接近すると、コイル孔3aに挿入さ
れるようになっている。
され、スリットコイル群3Mを乗載した第一縦行台車6が
第二旋回アーム機7に接近すると、コイル孔3aに挿入さ
れるようになっている。
旋回アーム本体7Aに装着された昇降手段7Cは、押さえ
本体26Aを昇降させるもので、その押さえ本体26Aにはエ
アシリンダ26aが取り付けられ、そのピストンロッドの
先端に押圧部材26bが一体化され、スリットコイル3の
頂部を押さえることができる。
本体26Aを昇降させるもので、その押さえ本体26Aにはエ
アシリンダ26aが取り付けられ、そのピストンロッドの
先端に押圧部材26bが一体化され、スリットコイル3の
頂部を押さえることができる。
第二旋回アーム機7の一方側7aには、第二旋回アーム
機7のコイル保持アーム7Bを水平面内で回動させること
により、横行ライン39Aに平行となる姿勢に変向された
スリットコイル群3Mの各スリットコイル3A〜3Eの外周
に、バンド3bを掛ける外周バンド結束機8が設置され
る。これは、レール8aを移動する台車8Aと、その上に設
けられた結束本体8Bと、その内部下方に固定された下部
フープガイド8Cと、上方で対をなす第9図に示した昇降
自在な上部フープガイド8Dと、その両者間に設けられる
進退自在なフープヘッド8Eと、上部フープガイド8Dを昇
降させる昇降手段8Fとを備える。
機7のコイル保持アーム7Bを水平面内で回動させること
により、横行ライン39Aに平行となる姿勢に変向された
スリットコイル群3Mの各スリットコイル3A〜3Eの外周
に、バンド3bを掛ける外周バンド結束機8が設置され
る。これは、レール8aを移動する台車8Aと、その上に設
けられた結束本体8Bと、その内部下方に固定された下部
フープガイド8Cと、上方で対をなす第9図に示した昇降
自在な上部フープガイド8Dと、その両者間に設けられる
進退自在なフープヘッド8Eと、上部フープガイド8Dを昇
降させる昇降手段8Fとを備える。
第8図に示す門型の結束本体8Bの下部は、エアシリン
ダ8bのピストンロッドの先端が接続され、エアシリンダ
8bの伸縮によって、外周バンド結束機8が第二旋回アー
ム機7に向けて進退するようになっている。結束機8に
おける機構はよく知られたものであり、ここではその詳
細な説明は割愛する。なお、二分割された上部フープガ
イド8D,8Dの上端面は間隙8cを隔て対向され、結束本体8
Bが第二旋回アーム機7に載せられたスリットコイル群3
Mに進出するとき、間隙8cによって第二旋回アーム機7
のエアシリンダ26aや押圧部材26bとの干渉がないように
なっている。ちなみに、スリットコイル3の外周バンド
結束は、例えば幅19mmのスチール製フープ3bであり、各
スリットコイル3の幅中央部で一巻きされる。
ダ8bのピストンロッドの先端が接続され、エアシリンダ
8bの伸縮によって、外周バンド結束機8が第二旋回アー
ム機7に向けて進退するようになっている。結束機8に
おける機構はよく知られたものであり、ここではその詳
細な説明は割愛する。なお、二分割された上部フープガ
イド8D,8Dの上端面は間隙8cを隔て対向され、結束本体8
Bが第二旋回アーム機7に載せられたスリットコイル群3
Mに進出するとき、間隙8cによって第二旋回アーム機7
のエアシリンダ26aや押圧部材26bとの干渉がないように
なっている。ちなみに、スリットコイル3の外周バンド
結束は、例えば幅19mmのスチール製フープ3bであり、各
スリットコイル3の幅中央部で一巻きされる。
第1図に示すように、第二旋回アーム機7の直下から
レール6aの延長方向に延びるレール9aが、架構32の下方
を通って敷設される。そのレール9a上を移動する第二縦
行台車9は、第二旋回アーム機7上で外周バンド結束機
8により結束された後にコイル保持アーム7Bを水平面内
で回動させることにより、縦行ライン39Bに沿って延び
る姿勢に変向されたスリットコイル群3Mを受け取ると共
に、そのまま縦行ライン39Bに沿って秤量装置10の直下
まで搬送するものである。
レール6aの延長方向に延びるレール9aが、架構32の下方
を通って敷設される。そのレール9a上を移動する第二縦
行台車9は、第二旋回アーム機7上で外周バンド結束機
8により結束された後にコイル保持アーム7Bを水平面内
で回動させることにより、縦行ライン39Bに沿って延び
る姿勢に変向されたスリットコイル群3Mを受け取ると共
に、そのまま縦行ライン39Bに沿って秤量装置10の直下
まで搬送するものである。
第10図は前が左に描かれているが、この図に示すよう
に、第二縦行台車9は、台車本体9Aと、その上部に位置
し油圧シリンダ9Bの伸長により上昇する昇降受け手段27
と、スリットコイル3の倒れを防止する転倒規制手段28
とを備える。
に、第二縦行台車9は、台車本体9Aと、その上部に位置
し油圧シリンダ9Bの伸長により上昇する昇降受け手段27
と、スリットコイル3の倒れを防止する転倒規制手段28
とを備える。
台車本体9Aにはガイドバー9Cが取り付けられ、スリッ
トコイル群3Mの下面で支持して、第二旋回アーム機7の
コイル保持アーム7Bから受け取る昇降受け手段27はガイ
ドバー9Cで案内される。昇降受け手段27の上面は、前端
面27a側が後端面27b側より低く、例えば2度の傾斜面に
形成される。その上面には、第11図に示すように、並行
する二本のアイドルローラ27A,27Aが取り付けられ、受
け取ったスリットコイル群3Mを載せることができるよう
になっている。
トコイル群3Mの下面で支持して、第二旋回アーム機7の
コイル保持アーム7Bから受け取る昇降受け手段27はガイ
ドバー9Cで案内される。昇降受け手段27の上面は、前端
面27a側が後端面27b側より低く、例えば2度の傾斜面に
形成される。その上面には、第11図に示すように、並行
する二本のアイドルローラ27A,27Aが取り付けられ、受
け取ったスリットコイル群3Mを載せることができるよう
になっている。
転倒規制手段28は、昇降受け手段27の前端面27a側に
取り付けられ、台車本体9Aに装着されたエアシリンダの
伸縮で昇降する本体28Aと、その上部に回動可能に接続
され、昇降受け手段27の貫通孔27cを下降することがで
きる当接材28Bとよりなる。逆台形の平板状した転倒規
制部材としての当接材28Bの上部中央には、コイル孔3a
の下部に沿う半円切欠きが設けられる。そして、垂直な
本体28Aには上部を貫通するピン軸28aがあり、これに当
接材28Bの基部が回動自在に装着される。なお、本体28A
にはエアシリンダが取り付けられ、その伸縮で当接材28
Bがピン軸28aを中心に回動することができる。その当接
材28Bの当て面28bには、傾斜姿勢のスリットコイル群3M
の端面に沿う傾斜面が形成されている。
取り付けられ、台車本体9Aに装着されたエアシリンダの
伸縮で昇降する本体28Aと、その上部に回動可能に接続
され、昇降受け手段27の貫通孔27cを下降することがで
きる当接材28Bとよりなる。逆台形の平板状した転倒規
制部材としての当接材28Bの上部中央には、コイル孔3a
の下部に沿う半円切欠きが設けられる。そして、垂直な
本体28Aには上部を貫通するピン軸28aがあり、これに当
接材28Bの基部が回動自在に装着される。なお、本体28A
にはエアシリンダが取り付けられ、その伸縮で当接材28
Bがピン軸28aを中心に回動することができる。その当接
材28Bの当て面28bには、傾斜姿勢のスリットコイル群3M
の端面に沿う傾斜面が形成されている。
第二縦行台車9から外周結束された縦行ライン39Bに
沿って延びる姿勢にあるスリットコイル群3Mを受け取っ
て計量する秤量装置10〔第1図参照〕は、第二縦行台車
9の進行方向に沿ってレール9aを跨ぐように設置され、
最小外径のスリットコイル3を載置させるような狭幅に
形成されたスキッド10aを備える。そのスキッドの載置
面は、第二縦行台車9から乗載された外周結束状態にあ
るスリットコイル3からなるスリットコイル群3Mを載置
して、前方へ傾斜させるように2度傾けられている。
沿って延びる姿勢にあるスリットコイル群3Mを受け取っ
て計量する秤量装置10〔第1図参照〕は、第二縦行台車
9の進行方向に沿ってレール9aを跨ぐように設置され、
最小外径のスリットコイル3を載置させるような狭幅に
形成されたスキッド10aを備える。そのスキッドの載置
面は、第二縦行台車9から乗載された外周結束状態にあ
るスリットコイル3からなるスリットコイル群3Mを載置
して、前方へ傾斜させるように2度傾けられている。
秤量装置10から終端に至る間のレール9aを移動する第
三縦行台車11は、秤量装置10で計量された縦行ライン39
Bに沿って延びる姿勢にあるスリットコイル群3Mを受け
取ると共に、そのまま縦行ライン39Bに沿って第一搬送
カー12の下方まで搬送するものである。
三縦行台車11は、秤量装置10で計量された縦行ライン39
Bに沿って延びる姿勢にあるスリットコイル群3Mを受け
取ると共に、そのまま縦行ライン39Bに沿って第一搬送
カー12の下方まで搬送するものである。
第12図は前が左に描かれているが、この図に示すよう
に、第三縦行台車11は、台車本体11Aと、その上部に位
置して油圧シリンダ11Bの伸長により上昇する昇降受け
手段29と、スリットコイル3の倒れを防止する転倒規制
手段30とを備える。
に、第三縦行台車11は、台車本体11Aと、その上部に位
置して油圧シリンダ11Bの伸長により上昇する昇降受け
手段29と、スリットコイル3の倒れを防止する転倒規制
手段30とを備える。
台車本体11Aにはガイドバー11Cが取り付けられ、昇降
受け手段29はガイドバー11Cで案内される。昇降受け手
段29の上面にはV形の受け面29a〔第13図参照〕が形成
され、縦行ライン39Bに沿って延びる姿勢にあるスリッ
トコイル群3Mの下面を支持して転落させないようにして
いる。その受け面29aは、昇降受け手段29の前端面29b側
が低くて後端面29c側は高くされ、2度の傾斜が与えら
れている。
受け手段29はガイドバー11Cで案内される。昇降受け手
段29の上面にはV形の受け面29a〔第13図参照〕が形成
され、縦行ライン39Bに沿って延びる姿勢にあるスリッ
トコイル群3Mの下面を支持して転落させないようにして
いる。その受け面29aは、昇降受け手段29の前端面29b側
が低くて後端面29c側は高くされ、2度の傾斜が与えら
れている。
転倒規制手段30は各スリットコイル3の倒れを防ぐも
のであり、スリットコイル群3Mの端面に当接させる転倒
規制部材としての当接材30Aである。このような第三縦
行台車11は、縦姿勢のスリットコイル3A〜3Eを乗載して
縦行し、第一搬送カー12〔第4図参照〕のコイル保持手
段31により最後尾のスリットコイル3Aを吊り上げること
ができる最前方位置に停止される。スリットコイル3Aが
吊り上げられると、第三縦行台車11は、残るスリットコ
イル3B〜3Eも順次吊り上げられるように、コイル幅だけ
後退される。
のであり、スリットコイル群3Mの端面に当接させる転倒
規制部材としての当接材30Aである。このような第三縦
行台車11は、縦姿勢のスリットコイル3A〜3Eを乗載して
縦行し、第一搬送カー12〔第4図参照〕のコイル保持手
段31により最後尾のスリットコイル3Aを吊り上げること
ができる最前方位置に停止される。スリットコイル3Aが
吊り上げられると、第三縦行台車11は、残るスリットコ
イル3B〜3Eも順次吊り上げられるように、コイル幅だけ
後退される。
第1図に示すレール9aの終端近傍を跨いで横方向へ延
びる架構32が設けられ、第14図に示すように、床面38に
立設された支柱32Aと、その長手方向に渡された横梁32B
と、横手方向に延びる縦梁32C〔第15図参照〕とよりな
る。横梁32B上には、横行する第一搬送カー12が載るレ
ール32aが敷設されている。
びる架構32が設けられ、第14図に示すように、床面38に
立設された支柱32Aと、その長手方向に渡された横梁32B
と、横手方向に延びる縦梁32C〔第15図参照〕とよりな
る。横梁32B上には、横行する第一搬送カー12が載るレ
ール32aが敷設されている。
第一搬送カー12は、スリットコイル3を横方向へ搬送
するため縦行ライン39Bに直交して設置された架構32上
を移動するもので、車輪12aを有する搬送カー本体12A
と、それから懸垂されて上下動可能な昇降軸12Bと、そ
の下端に取り付けられて水平に延びる保持部材としての
二本の爪体31a,31aを備え、爪体31a,31aを上昇させるこ
とにより第三縦行台車11上のスリットコイル3を、その
向きを変えることなく支えるコイル保持手段31と、昇降
軸12Bの昇降をガイドする案内部材12Cとにより構成さ
れ、一つのスリットコイル3のコイル孔3aに爪体31a,31
aを挿入して、第三縦行台車11から結束されたスリット
コイル3,3を個々に受け取ることができるようになって
いる。
するため縦行ライン39Bに直交して設置された架構32上
を移動するもので、車輪12aを有する搬送カー本体12A
と、それから懸垂されて上下動可能な昇降軸12Bと、そ
の下端に取り付けられて水平に延びる保持部材としての
二本の爪体31a,31aを備え、爪体31a,31aを上昇させるこ
とにより第三縦行台車11上のスリットコイル3を、その
向きを変えることなく支えるコイル保持手段31と、昇降
軸12Bの昇降をガイドする案内部材12Cとにより構成さ
れ、一つのスリットコイル3のコイル孔3aに爪体31a,31
aを挿入して、第三縦行台車11から結束されたスリット
コイル3,3を個々に受け取ることができるようになって
いる。
搬送カー本体12Aには、電動機が搭載されると共にス
クリュージャッキ〔図示せず〕が内蔵される。この第一
搬送カー12は電動機により横行する一方、搬送カー本体
12Aの中央部を上下に貫通する昇降軸12Bは、スクリュー
ジャッキで昇降するようになっている。その際、案内部
材12Cに設けられたガイドローラ12bで案内される。
クリュージャッキ〔図示せず〕が内蔵される。この第一
搬送カー12は電動機により横行する一方、搬送カー本体
12Aの中央部を上下に貫通する昇降軸12Bは、スクリュー
ジャッキで昇降するようになっている。その際、案内部
材12Cに設けられたガイドローラ12bで案内される。
コイル保持手段31には、爪体31a,31aを水平方向へ進
退させるためのエアシリンダ31b〔第15図参照〕が取り
付けられている。その伸長により突出される爪体31aの
進出量は、吊り上げるスリットコイル3の幅に応じて調
整される。爪体31aはコイル孔3aを介してスリットコイ
ル3Aを吊り上げ、横バンド結束機13〔第16図参照〕の受
けローラ台13Aの上方まで搬送して、その位置で降すよ
うになっている。
退させるためのエアシリンダ31b〔第15図参照〕が取り
付けられている。その伸長により突出される爪体31aの
進出量は、吊り上げるスリットコイル3の幅に応じて調
整される。爪体31aはコイル孔3aを介してスリットコイ
ル3Aを吊り上げ、横バンド結束機13〔第16図参照〕の受
けローラ台13Aの上方まで搬送して、その位置で降すよ
うになっている。
第1図に示すように、第三縦行台車11に隣接して、縦
姿勢のスリットコイル群3Mの個々のスリットコイル3に
横バンド3c〔第14図参照〕を掛ける横バンド結束機13が
設置される。これは、架構32の下方にあってスリットコ
イル3の姿勢を変えることなく、スリットコイル3の下
面を支持するようにして第一搬送カー12から受け取るよ
うになっている。
姿勢のスリットコイル群3Mの個々のスリットコイル3に
横バンド3c〔第14図参照〕を掛ける横バンド結束機13が
設置される。これは、架構32の下方にあってスリットコ
イル3の姿勢を変えることなく、スリットコイル3の下
面を支持するようにして第一搬送カー12から受け取るよ
うになっている。
第16図に示すように、受けローラ台13Aと、台板13aに
取り付けられた結束本体13Bと、その後面に装着されて
前方へ突出する架台13bに固定した下部フープガイド13C
と、それに対をなし昇降自在で水平方向へ移動する上部
フープガイド13Dと、両者間に設けられたフープヘッド1
3Eと、上部フープガイド13Dを昇降および水平移動させ
る昇降移動手段13Fとを有する。この横バンド結束機13
もよく知られた構造であり、ここではその説明を省く。
なお、各フープガイド13Cや13Dの内部空間を破線で示す
フープ3cが矢印方向へ移動して、コイル孔3aとコイル外
周にかけて120度隔てた三個所で放射状に縛ることがで
きるようになっている。
取り付けられた結束本体13Bと、その後面に装着されて
前方へ突出する架台13bに固定した下部フープガイド13C
と、それに対をなし昇降自在で水平方向へ移動する上部
フープガイド13Dと、両者間に設けられたフープヘッド1
3Eと、上部フープガイド13Dを昇降および水平移動させ
る昇降移動手段13Fとを有する。この横バンド結束機13
もよく知られた構造であり、ここではその説明を省く。
なお、各フープガイド13Cや13Dの内部空間を破線で示す
フープ3cが矢印方向へ移動して、コイル孔3aとコイル外
周にかけて120度隔てた三個所で放射状に縛ることがで
きるようになっている。
第14図に示すように、第一搬送カー12と同じ構成であ
って、架構32上を移動する第二搬送カー14が設けられ
る。これは、横バンド3cで結束されたスリットコイル3
を個々に受け取るために、懸垂されて上下動可能な昇降
軸12Bの下端に取り付けられて水平に延びる保持部材31a
を一つのスリットコイル3のコイル孔3aに挿入し、その
保持部材31aを上昇させることにより横バンド結束機13
上のスリットコイル3を、その向きを変えることなく支
えるコイル保持手段31を備えている。そして、横バンド
結束機13の受けローラ台13Aに乗載された結束後のスリ
ットコイル3をさらに横方向へ搬送して第四縦行台車1
5,15へ移動するようになっている。
って、架構32上を移動する第二搬送カー14が設けられ
る。これは、横バンド3cで結束されたスリットコイル3
を個々に受け取るために、懸垂されて上下動可能な昇降
軸12Bの下端に取り付けられて水平に延びる保持部材31a
を一つのスリットコイル3のコイル孔3aに挿入し、その
保持部材31aを上昇させることにより横バンド結束機13
上のスリットコイル3を、その向きを変えることなく支
えるコイル保持手段31を備えている。そして、横バンド
結束機13の受けローラ台13Aに乗載された結束後のスリ
ットコイル3をさらに横方向へ搬送して第四縦行台車1
5,15へ移動するようになっている。
第1図に示すように、架構32の終端位置には、架構32
の下方を横切る二連のレール15a,15aが敷設され、それ
ぞれを移動する第四縦行台車15,15が配置される。第四
縦行台車15は、第二搬送カー14から結束された個々のス
リットコイル3を受け取ると共に、縦行して製品集積場
まで搬送することができる。
の下方を横切る二連のレール15a,15aが敷設され、それ
ぞれを移動する第四縦行台車15,15が配置される。第四
縦行台車15は、第二搬送カー14から結束された個々のス
リットコイル3を受け取ると共に、縦行して製品集積場
まで搬送することができる。
第14図に示すように、第四縦行台車15は、車輪15bを
有する台車15Aと、その上面に並列に配列されたアイド
ルローラを備える受け台33とにより構成され、第二搬送
カー14からスリットコイル3が降ろされると、受け台33
に乗載させることができるようになっている。第四縦行
台車15に、スリットコイル3,3が満載されると第1図に
示す矢印59方向へ縦行されて二点鎖線で示す位置で停止
し、受け台33上のスリットコイル3は、クレーンで製品
集積場所へ搬送され、出荷されるようになっている。
有する台車15Aと、その上面に並列に配列されたアイド
ルローラを備える受け台33とにより構成され、第二搬送
カー14からスリットコイル3が降ろされると、受け台33
に乗載させることができるようになっている。第四縦行
台車15に、スリットコイル3,3が満載されると第1図に
示す矢印59方向へ縦行されて二点鎖線で示す位置で停止
し、受け台33上のスリットコイル3は、クレーンで製品
集積場所へ搬送され、出荷されるようになっている。
このような構成のスリットコイルの結束ライン装置
は、次のようにして、リコイラー2で巻き取られたスリ
ットコイル群3Mを搬送する間に、外周バンド3bおよび横
バンド3cを能率よく結束させることができる。
は、次のようにして、リコイラー2で巻き取られたスリ
ットコイル群3Mを搬送する間に、外周バンド3bおよび横
バンド3cを能率よく結束させることができる。
第1図を参照しながら説明すると、スリッターライン
1から繰り出される狭幅なストリップは、リコイラー2
の拡径したドラム2aに巻き取られ、二点鎖線で示す横姿
勢のスリットコイル群3Mとされる。リコイラー2のセパ
レータ2b〔第2図参照〕が退避される一方、リコイラー
2の押さえロール手段が巻き終わり端3fの近傍を押さ
え、スリットコイル3の巻き緩みが防止される。その状
態で、横行台車4がスリットコイル群3Mの下方へ移動さ
れ、油圧シリンダ4Bが伸長されて昇降受け手段17が上昇
し、横姿勢のスリットコイル群3Mは受け面17aに載せら
れる。
1から繰り出される狭幅なストリップは、リコイラー2
の拡径したドラム2aに巻き取られ、二点鎖線で示す横姿
勢のスリットコイル群3Mとされる。リコイラー2のセパ
レータ2b〔第2図参照〕が退避される一方、リコイラー
2の押さえロール手段が巻き終わり端3fの近傍を押さ
え、スリットコイル3の巻き緩みが防止される。その状
態で、横行台車4がスリットコイル群3Mの下方へ移動さ
れ、油圧シリンダ4Bが伸長されて昇降受け手段17が上昇
し、横姿勢のスリットコイル群3Mは受け面17aに載せら
れる。
油圧シリンダ18Dが縮小され、押さえロール手段18は
転倒規制手段19と共に矢印51方向へ回動され、第2図の
実線で示す位置へ進出する。押さえロール手段18によっ
て、スリットコイル3の巻き終わり端3fの近傍が押さえ
られて巻き緩みが防止され、固定転倒規制部材19Dがス
リットコイル群3Mの端面3dに当接される〔第3図参
照〕。電動機19Aが回動され、ねじ軸19Bを介して可動転
倒規制部材19Cが移動し、スリットコイル3Aの端面3eに
当接する。リコイラー2の押さえロール手段が後退する
と共に、第2図の二点鎖線のようにドラム2aが縮径され
る。
転倒規制手段19と共に矢印51方向へ回動され、第2図の
実線で示す位置へ進出する。押さえロール手段18によっ
て、スリットコイル3の巻き終わり端3fの近傍が押さえ
られて巻き緩みが防止され、固定転倒規制部材19Dがス
リットコイル群3Mの端面3dに当接される〔第3図参
照〕。電動機19Aが回動され、ねじ軸19Bを介して可動転
倒規制部材19Cが移動し、スリットコイル3Aの端面3eに
当接する。リコイラー2の押さえロール手段が後退する
と共に、第2図の二点鎖線のようにドラム2aが縮径され
る。
横行台車4が移動して、第4図に示す第一旋回アーム
機5に到達すると、コイル孔3aが、高さ位置調整された
第一旋回アーム機5のコイル保持アーム5Bに挿通され
る。コイル保持アーム5Bに預けられると、アーム21Bで
下方へ回動された押さえロール21Aがスリットコイル3
の頂部を押さえる。横行台車4の可動転倒規制部材19C
が退避されると共に油圧シリンダ18Dが伸長され、押さ
えロール手段18および転倒規制手段19が退避する。油圧
シリンダ4Bが縮小され、乗載されたスリットコイル3が
完全に第一旋回アーム機5に渡される。横行台車4が後
退すると、第一旋回アーム機5のコイル保持アーム5Bが
矢印53方向へ回動され、スリットコイル3は縦姿勢に変
向される。
機5に到達すると、コイル孔3aが、高さ位置調整された
第一旋回アーム機5のコイル保持アーム5Bに挿通され
る。コイル保持アーム5Bに預けられると、アーム21Bで
下方へ回動された押さえロール21Aがスリットコイル3
の頂部を押さえる。横行台車4の可動転倒規制部材19C
が退避されると共に油圧シリンダ18Dが伸長され、押さ
えロール手段18および転倒規制手段19が退避する。油圧
シリンダ4Bが縮小され、乗載されたスリットコイル3が
完全に第一旋回アーム機5に渡される。横行台車4が後
退すると、第一旋回アーム機5のコイル保持アーム5Bが
矢印53方向へ回動され、スリットコイル3は縦姿勢に変
向される。
第5図〜第7図に示す昇降受け手段22が下降され、押
さえロール体23A,23Bも退避され、転倒規制体24A,24Bが
開放された第一縦行台車6が、第一旋回アーム機5の直
下に移動される。油圧シリンダ6Bが伸長して昇降受け手
段22が上昇すると、コイル保持アーム5Bに載せられたス
リットコイル群3Mは、受け面22aに載せられる。押さえ
ロール体23A,23Bを回動させ、押さえロール23E,23Jでス
リットコイル3を押さえ、その後、第一旋回アーム機5
の押さえ手段21が解除される。転倒規制体24Bの当接本
体24Fを上昇させると共に、当接材24G,24HをU字状をな
すように回動させ、スリットコイル3Eの端面に当てる。
一方、転倒規制体24Aの電動機24Dを回転させ、ねじ軸24
Cを介して当接部材24Eを移動させ、スリットコイル3Aに
当てる。
さえロール体23A,23Bも退避され、転倒規制体24A,24Bが
開放された第一縦行台車6が、第一旋回アーム機5の直
下に移動される。油圧シリンダ6Bが伸長して昇降受け手
段22が上昇すると、コイル保持アーム5Bに載せられたス
リットコイル群3Mは、受け面22aに載せられる。押さえ
ロール体23A,23Bを回動させ、押さえロール23E,23Jでス
リットコイル3を押さえ、その後、第一旋回アーム機5
の押さえ手段21が解除される。転倒規制体24Bの当接本
体24Fを上昇させると共に、当接材24G,24HをU字状をな
すように回動させ、スリットコイル3Eの端面に当てる。
一方、転倒規制体24Aの電動機24Dを回転させ、ねじ軸24
Cを介して当接部材24Eを移動させ、スリットコイル3Aに
当てる。
第1図に示す第一縦行台車6を前進させて第一旋回ア
ーム機5から離すと、コイル保持アーム5Bが横行台車4
に向けて戻される。第一縦行台車6が第二旋回アーム機
7に到達すると、コイル保持アーム7Bをコイル3aに挿入
し、昇降受け手段22の降下によりスリットコイル3を受
け取り、第8図に示す押さえ手段26でスリットコイル3
の頂部が押さえられる。第一縦行台車6の押さえロール
手段23や転倒規制手段24が開放され、第一縦行台車6は
後退する。コイル保持アーム7Bが矢印58方向へ回動さ
れ、第8図に示すように、横姿勢となったスリットコイ
ル群3Mの端面を外周バンド結束機8に向けた姿勢とされ
る。
ーム機5から離すと、コイル保持アーム5Bが横行台車4
に向けて戻される。第一縦行台車6が第二旋回アーム機
7に到達すると、コイル保持アーム7Bをコイル3aに挿入
し、昇降受け手段22の降下によりスリットコイル3を受
け取り、第8図に示す押さえ手段26でスリットコイル3
の頂部が押さえられる。第一縦行台車6の押さえロール
手段23や転倒規制手段24が開放され、第一縦行台車6は
後退する。コイル保持アーム7Bが矢印58方向へ回動さ
れ、第8図に示すように、横姿勢となったスリットコイ
ル群3Mの端面を外周バンド結束機8に向けた姿勢とされ
る。
外周バンド結束機8では、フープ3b〔第9図参照〕が
フープヘッド8Eの後方から供給され、エアシリンダ8b
〔第8図参照〕の伸長で門型の結束本体8Bは台車8Aと共
にスリットコイル群3Mへ進出し、この前進中に、スリッ
トコイル3E〜3Aの外周が順次フープ3bで結束される。
フープヘッド8Eの後方から供給され、エアシリンダ8b
〔第8図参照〕の伸長で門型の結束本体8Bは台車8Aと共
にスリットコイル群3Mへ進出し、この前進中に、スリッ
トコイル3E〜3Aの外周が順次フープ3bで結束される。
第二旋回アーム機7が矢印58方向に回動され、外周結
束後の横姿勢とされたスリットコイル群3Mが縦姿勢に変
向される。この第二旋回アーム機7に向けて、第10図に
示す第二縦行台車9が後退する。第二旋回アーム機7の
直下に到達した第二縦行台車9では昇降受け手段27を上
昇させ、スリットコイル群3Mがアイドルローラ27Aに載
せられる。第二縦行台車9が前進され、2度前方に傾け
られたスリットコイル3E〜3Aは、転倒規制手段28の当接
材28Bに支持され、倒れることがない。
束後の横姿勢とされたスリットコイル群3Mが縦姿勢に変
向される。この第二旋回アーム機7に向けて、第10図に
示す第二縦行台車9が後退する。第二旋回アーム機7の
直下に到達した第二縦行台車9では昇降受け手段27を上
昇させ、スリットコイル群3Mがアイドルローラ27Aに載
せられる。第二縦行台車9が前進され、2度前方に傾け
られたスリットコイル3E〜3Aは、転倒規制手段28の当接
材28Bに支持され、倒れることがない。
第二縦行台車9が第二旋回アーム機7を離れて、秤量
装置10の直下に到達すると、昇降受け手段27が下降さ
れ、第二縦行台車9上のスリットコイル群3Mは、2度傾
斜したスキッド10aに載せられて計量され、コイル重量
の印字された出荷伝票が出力される。
装置10の直下に到達すると、昇降受け手段27が下降さ
れ、第二縦行台車9上のスリットコイル群3Mは、2度傾
斜したスキッド10aに載せられて計量され、コイル重量
の印字された出荷伝票が出力される。
秤量が終わると、第12図に示す第三縦行台車11が秤量
装置10の直下に後退する。第三縦行台車11の昇降受け手
段29が上昇され、スリットコイル群3Mが2度傾斜した受
け面29aに載せられ、前側に設けられた当接材30Aに支持
される。第三縦行台車11が前進されて架構32の下方に到
達し、最後尾に載せられたスリットコイル3Aを、第一搬
送カー12で吊り上げることができる最前方位置で停止さ
れる。
装置10の直下に後退する。第三縦行台車11の昇降受け手
段29が上昇され、スリットコイル群3Mが2度傾斜した受
け面29aに載せられ、前側に設けられた当接材30Aに支持
される。第三縦行台車11が前進されて架構32の下方に到
達し、最後尾に載せられたスリットコイル3Aを、第一搬
送カー12で吊り上げることができる最前方位置で停止さ
れる。
第一搬送カー12が後退して第三縦行台車11の直上にく
ると停止されると共に、搬送カー本体12Aに内蔵された
スクリュージャッキが伸長して第14図に示す昇降軸12B
が下降され、コイル保持手段31はスリットコイル3Aのコ
イル孔3aの近傍に位置される。コイル保持手段31の爪体
31aがコイル孔3aから出ない程度に挿入される。昇降軸1
2Bが上昇されると共に第一搬送カー12が横バンド結束機
13に向けて横行され、縦姿勢のスリットコイル3Aは受け
ローラ台13Aに降ろされる。
ると停止されると共に、搬送カー本体12Aに内蔵された
スクリュージャッキが伸長して第14図に示す昇降軸12B
が下降され、コイル保持手段31はスリットコイル3Aのコ
イル孔3aの近傍に位置される。コイル保持手段31の爪体
31aがコイル孔3aから出ない程度に挿入される。昇降軸1
2Bが上昇されると共に第一搬送カー12が横バンド結束機
13に向けて横行され、縦姿勢のスリットコイル3Aは受け
ローラ台13Aに降ろされる。
第16図に示すように、横バンド結束機13では、横バン
ド用のフープ3cがフープヘッド13Eの後方から供給さ
れ、コイル孔3aや外周を外囲して横バンド結束される。
受けローラ台13Aの支持ローラ13c〔第17図参照〕が図示
しない電動機で回転され、120度異なる他の二個所にも
フープ3cが掛けられる。
ド用のフープ3cがフープヘッド13Eの後方から供給さ
れ、コイル孔3aや外周を外囲して横バンド結束される。
受けローラ台13Aの支持ローラ13c〔第17図参照〕が図示
しない電動機で回転され、120度異なる他の二個所にも
フープ3cが掛けられる。
外周バンドや横バンドが掛けられたスリットコイル3A
は、第二搬送カー14のコイル保持手段31で吊り上げら
れ、第一搬送カー12ど同様な作動で、受けローラ台13A
から第四縦行台車15の受け台33に降ろされる。第三縦行
台車11に乗載された他のスリットコイル3B〜3Eも、順次
結束されて、第四縦行台車15に載せられる。第四縦行台
車15は矢印59方向へ縦行され、製品集積場の近辺で停止
される。スリットコイル3がクレーンで製品集積場に搬
送・積載され、出荷される。
は、第二搬送カー14のコイル保持手段31で吊り上げら
れ、第一搬送カー12ど同様な作動で、受けローラ台13A
から第四縦行台車15の受け台33に降ろされる。第三縦行
台車11に乗載された他のスリットコイル3B〜3Eも、順次
結束されて、第四縦行台車15に載せられる。第四縦行台
車15は矢印59方向へ縦行され、製品集積場の近辺で停止
される。スリットコイル3がクレーンで製品集積場に搬
送・積載され、出荷される。
ところで、第18図に示すように、リコイラー2Aを備え
るスリッターライン1Aと平行に他のスリッターライン1B
を設置することもできる。この場合、リコイラー2Bの直
下から第二旋回アーム機7の他方側7bまで横移動ライン
39aを形成するレール16aが敷設される。リコイラー2Bの
側方に位置する割込み台車16は、リコイラー2Bで巻き取
られている複数のスリットコイルからなり、横行ライン
39Aと平行な横移動ライン39aに沿って延びる姿勢にある
スリットコイル群3Nを受け取った後、第二旋回アーム機
7まで横行する。
るスリッターライン1Aと平行に他のスリッターライン1B
を設置することもできる。この場合、リコイラー2Bの直
下から第二旋回アーム機7の他方側7bまで横移動ライン
39aを形成するレール16aが敷設される。リコイラー2Bの
側方に位置する割込み台車16は、リコイラー2Bで巻き取
られている複数のスリットコイルからなり、横行ライン
39Aと平行な横移動ライン39aに沿って延びる姿勢にある
スリットコイル群3Nを受け取った後、第二旋回アーム機
7まで横行する。
割込み台車16は、第2図および第3図に示した横行台
車4と同一構造である。第二旋回アーム機7のコイル保
持アーム7Bに受け取られた横移動ライン39aに沿って延
びる姿勢にあるスリットコイル群3Nは矢印58方向へ回動
され、縦行ライン39Bを越えて180度転回した横姿勢に変
えられてから、外周バンド結束機8で結束される。その
後の秤量や横バンド掛け,出荷までの手順は、上述の通
りである。なお、この例では、コイル保持アーム7Bが平
面的に見て十字状とされ、第二旋回アーム機7における
スリットコイル群3M,3Nを迅速に処理する。
車4と同一構造である。第二旋回アーム機7のコイル保
持アーム7Bに受け取られた横移動ライン39aに沿って延
びる姿勢にあるスリットコイル群3Nは矢印58方向へ回動
され、縦行ライン39Bを越えて180度転回した横姿勢に変
えられてから、外周バンド結束機8で結束される。その
後の秤量や横バンド掛け,出荷までの手順は、上述の通
りである。なお、この例では、コイル保持アーム7Bが平
面的に見て十字状とされ、第二旋回アーム機7における
スリットコイル群3M,3Nを迅速に処理する。
このようなスリッターライン1A,1Bが設置された装置
でも、外周バンド結束機8や横バンド結束機13が活用さ
れる一方、第二旋回アーム機7以降の設備も利用するこ
とが可能となり、バンド結束ラインを二連設けることな
く、工場敷地を効率よく利用することができる。なお、
第19図に示すように、スリッターライン1A,1B,1Cの三系
列が設置され、リコイラー2Cに対応する割込み台車16C
が追加された場合も、同様に機能させることができる。
でも、外周バンド結束機8や横バンド結束機13が活用さ
れる一方、第二旋回アーム機7以降の設備も利用するこ
とが可能となり、バンド結束ラインを二連設けることな
く、工場敷地を効率よく利用することができる。なお、
第19図に示すように、スリッターライン1A,1B,1Cの三系
列が設置され、リコイラー2Cに対応する割込み台車16C
が追加された場合も、同様に機能させることができる。
ちなみに、上記の説明において、各手段を動作させる
ために油圧シリンダやエアシリンダもしくは電動機など
を採用しているが、それぞれの手段の個所に応じた他の
種のアクチュエータを採用できることは言うまでもな
い。また、横行台車,縦行台車や搬送カーなどの構造に
ついても特に限定されるものではなく、搬送すべきスリ
ットコイルの大きさなどに応じた適宜の構成の搬送装置
を採用することができる。
ために油圧シリンダやエアシリンダもしくは電動機など
を採用しているが、それぞれの手段の個所に応じた他の
種のアクチュエータを採用できることは言うまでもな
い。また、横行台車,縦行台車や搬送カーなどの構造に
ついても特に限定されるものではなく、搬送すべきスリ
ットコイルの大きさなどに応じた適宜の構成の搬送装置
を採用することができる。
以上詳細に述べたように、本装置によれば、手間や熟
練を要する天井クレーンを使用することなく、スリット
コイルの向きを安定的に所望方向へ変えることができ、
スリッターラインの延長位置の幅の狭い工場建屋内にバ
ンド結束ラインを設置することができる。その搬送の間
のコイルの姿勢は安定しており、バンド結束や秤量を順
次停滞なく行うことができる。停滞することがある場合
でも、その上流側の各台車などで一時的に待機させるこ
とも可能であり、スリッターラインならびにリコイラー
での稼働を中断させるといったことは避けることができ
る。
練を要する天井クレーンを使用することなく、スリット
コイルの向きを安定的に所望方向へ変えることができ、
スリッターラインの延長位置の幅の狭い工場建屋内にバ
ンド結束ラインを設置することができる。その搬送の間
のコイルの姿勢は安定しており、バンド結束や秤量を順
次停滞なく行うことができる。停滞することがある場合
でも、その上流側の各台車などで一時的に待機させるこ
とも可能であり、スリッターラインならびにリコイラー
での稼働を中断させるといったことは避けることができ
る。
また、スリッターラインが二列以上設けられている場
合でも、一つのバンド結束ラインへの割り込みが可能で
あり、ライン設備の共通化や簡素化が実現され、生産性
の向上や工場内面積の利用率の増大が実現される。
合でも、一つのバンド結束ラインへの割り込みが可能で
あり、ライン設備の共通化や簡素化が実現され、生産性
の向上や工場内面積の利用率の増大が実現される。
第1図は本考案が適用されたコイルスリットラインの平
面配置図、第2図は横行台車の正面図、第3図は第2図
のIII-III線矢視図、第4図は第一旋回アーム機の上半
側面図、第5図は第一縦行台車の側面で、第1図のV−
V線矢視図、第6図は第5図のVI-VI線矢視図、第7図
は第5図のVII-VII線矢視図、第8図は第二旋回アーム
機の上半および外周バンド結束機の側面図、第9図は第
8図のIX-IX線矢視図、第10図は第二縦行台車の側面
で、第1図のX−X線矢視図、第11図は第10図のXI-XI
線矢視図、第12図は第三縦行台車の側面で、第1図のXI
I-XII線矢視図、第13図は第12図のXIII-XIII線矢視図、
第14図は第一搬送カーと第二搬送カーの側面図および第
四縦行台車の正面図、第15図は第14図のXV-XV線矢視
図、第16図は横バンド結束機の側面図、第17図は第16図
のXVII-XVII線矢視図、第18図は二系列のスリッターラ
インが設置されている場合のスリットコイルラインの平
面配置図、第19図は三系列のスリッターラインが設置さ
れている場合の平面配置図である。 1,1A,1B,1C……スリッターライン、2,2A,2B,2C……リコ
イラー、3,3A〜3E……スリットコイル、3a……コイル
孔、3b……外周バンド(フープ)、3c……横バンド(フ
ープ)、3f……巻き終わり端、3M,3N……スリットコイ
ル群、4……横行台車、5……第一旋回アーム機、5A…
…旋回アーム本体、5B……コイル保持アーム、6……第
一縦行台車、7……第二旋回アーム機、7a……一方側、
7b……他方側、7A……旋回アーム本体、7B……コイル保
持アーム、8……外周バンド結束機、9……第二縦行台
車、10……秤量装置、11……第三縦行台車、12……第一
搬送カー、12B……昇降軸、13……横バンド結束機、14
……第二搬送カー、16,16C……割込み台車、17……昇降
受け手段、18……押さえロール手段、18C……押さえ部
材(押さえロール)、19……転倒規制手段、19C,19D…
…転倒規制部材(可動転倒規制部材,固定転倒規制部
材)、20……転向手段、21……押さえ手段、21A……押
さえ部材(押さえロール)、22……昇降受け手段、23…
…押さえロール手段、23E……押さえ部材(押さえロー
ル)、24……転倒規制手段、24B,24E……転倒規制部材
(転倒規制体,当接部材)、25……転向手段、26……押
さえ手段、26A,26b……押さえ部材、27……昇降受け手
段、28……転倒規制手段、28B……転倒規制部材(当接
材)、29……昇降受け手段、30……転倒規制手段、30A
……転倒規制部材(当接材)、31……コイル保持手段、
31a……保持部材(爪体)、32……架構、39……搬送ラ
イン、39A……横行ライン、39B……縦行ライン、39a…
…横移動ライン。
面配置図、第2図は横行台車の正面図、第3図は第2図
のIII-III線矢視図、第4図は第一旋回アーム機の上半
側面図、第5図は第一縦行台車の側面で、第1図のV−
V線矢視図、第6図は第5図のVI-VI線矢視図、第7図
は第5図のVII-VII線矢視図、第8図は第二旋回アーム
機の上半および外周バンド結束機の側面図、第9図は第
8図のIX-IX線矢視図、第10図は第二縦行台車の側面
で、第1図のX−X線矢視図、第11図は第10図のXI-XI
線矢視図、第12図は第三縦行台車の側面で、第1図のXI
I-XII線矢視図、第13図は第12図のXIII-XIII線矢視図、
第14図は第一搬送カーと第二搬送カーの側面図および第
四縦行台車の正面図、第15図は第14図のXV-XV線矢視
図、第16図は横バンド結束機の側面図、第17図は第16図
のXVII-XVII線矢視図、第18図は二系列のスリッターラ
インが設置されている場合のスリットコイルラインの平
面配置図、第19図は三系列のスリッターラインが設置さ
れている場合の平面配置図である。 1,1A,1B,1C……スリッターライン、2,2A,2B,2C……リコ
イラー、3,3A〜3E……スリットコイル、3a……コイル
孔、3b……外周バンド(フープ)、3c……横バンド(フ
ープ)、3f……巻き終わり端、3M,3N……スリットコイ
ル群、4……横行台車、5……第一旋回アーム機、5A…
…旋回アーム本体、5B……コイル保持アーム、6……第
一縦行台車、7……第二旋回アーム機、7a……一方側、
7b……他方側、7A……旋回アーム本体、7B……コイル保
持アーム、8……外周バンド結束機、9……第二縦行台
車、10……秤量装置、11……第三縦行台車、12……第一
搬送カー、12B……昇降軸、13……横バンド結束機、14
……第二搬送カー、16,16C……割込み台車、17……昇降
受け手段、18……押さえロール手段、18C……押さえ部
材(押さえロール)、19……転倒規制手段、19C,19D…
…転倒規制部材(可動転倒規制部材,固定転倒規制部
材)、20……転向手段、21……押さえ手段、21A……押
さえ部材(押さえロール)、22……昇降受け手段、23…
…押さえロール手段、23E……押さえ部材(押さえロー
ル)、24……転倒規制手段、24B,24E……転倒規制部材
(転倒規制体,当接部材)、25……転向手段、26……押
さえ手段、26A,26b……押さえ部材、27……昇降受け手
段、28……転倒規制手段、28B……転倒規制部材(当接
材)、29……昇降受け手段、30……転倒規制手段、30A
……転倒規制部材(当接材)、31……コイル保持手段、
31a……保持部材(爪体)、32……架構、39……搬送ラ
イン、39A……横行ライン、39B……縦行ライン、39a…
…横移動ライン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭48−111640(JP,U) 実開 昭60−113122(JP,U) 実開 昭58−170115(JP,U) 実開 昭52−160633(JP,U) 特公 昭47−51699(JP,B1)
Claims (2)
- 【請求項1】縦行するストリップを複数の狭幅なストリ
ップに切断するスリッターラインと、そのスリッターラ
インの端部に設置されるリコイラーで巻き取られたスリ
ットコイル群の個々のスリットコイルにバンド結束して
搬出する搬送ラインとを備えたコイルスリットラインに
おいて、 前記搬送ラインは、前記リコイラーからスリッターライ
ンに直交する方向へ延びる短い横行ラインと、前記スリ
ッターラインと平行であって該スリッターラインから離
隔する方向へ前記横行ラインの端部から延びる長い縦行
ラインとを備え、 前記リコイラーで巻き取られている複数のスリットコイ
ルからなり前記横行ラインに沿って延びる姿勢にあるス
リットコイル群の下面を支持して、リコイラーから受け
取るために上昇する昇降受け手段と、進退可能な押さえ
部材により個々のスリットコイルの巻き終わり端の近傍
を押さえてスリットコイルの巻き緩みを防止する押さえ
ロール手段と、スリットコイル群の端面に転倒規制部材
を当接させてスリットコイルの倒れを防ぐ転倒規制手段
とを備え、受け取ったスリットコイル群を横行ラインに
沿って移動させる横行台車と、 上記スリットコイルのコイル孔へ水平に延びるコイル保
持アームを挿入し、そのコイル保持アームによって支え
たスリットコイル群を前記横行台車から受け取ると共
に、立設する旋回アーム本体を中心にして該旋回アーム
本体に支えられた前記コイル保持アームを水平面内で回
動させることにより、スリットコイル群を縦行ラインに
沿って延びる姿勢となるように変向させる転向手段と、
スリットコイルの巻き緩みを防止するため、コイル保持
アームと平行に設けられた進退可能な押さえ部材でスリ
ットコイルの頂部を押さえる押さえ手段と、を備えた第
一旋回アーム機と、 上記縦行ラインに沿って延びる姿勢に変向されているス
リットコイル群の下面を支持して、前記第一旋回アーム
機のコイル保持アームから受け取るために上昇する昇降
受け手段と、進退可能な押さえ部材Eにより個々のスリ
ットコイルの巻き終わり端の近傍を押さえてスリットコ
イルの巻き緩みを防止する押さえロール手段と、スリッ
トコイル群の端面に転倒規制部材を当接させて各スリッ
トコイルの倒れを防ぐ転倒規制手段とを備え、受け取っ
たスリットコイル群をそのまま縦行ラインに沿って移動
させる第一縦行台車と、 各スリットコイルのコイル孔へ水平に延びるコイル保持
アームを挿入し、そのコイル保持アームによって支えた
スリットコイル群を前記第一縦行台車から受け取ると共
に、立設する旋回アーム本体を中心にして旋回アーム本
体に支えられた前記コイル保持アームを水平面内で回動
させることにより、スリットコイル群を縦行ラインに沿
って延びる姿勢としたり縦行ラインに直交する姿勢とな
るように変向させる転向手段と、スリットコイルの巻き
緩みを防止するため、コイル保持アームと平行に設けら
れた進退可能な押さえ部材でスリットコイルの頂部を押
さえる押さえ手段と、を備えた第二旋回アーム機と、 上記第二旋回アーム機の一方側に設置され、第二旋回ア
ーム機のコイル保持アームを水平面内で回動させること
により、横行ラインに平行となる姿勢に変向されたスリ
ットコイル群の各スリットコイルの外周にバンドを掛け
るための外周バンド結束機と、 上記外周バンド結束機で結束された後にコイル保持アー
ムを水平面内で回動させることにより、縦行ラインに沿
って延びる姿勢に変向されたスリットコイル群の下面を
支持して、第二旋回アーム機のコイル保持アームから受
け取るために上昇する昇降受け手段と、スリットコイル
群の端面に転倒規制部材を当接させて各スリットコイル
の倒れを防ぐ転倒規制手段とを備え、受け取ったスリッ
トコイル群をそのまま縦行ラインに沿って移動させる第
二縦行台車と、 縦行ラインに沿って延びる姿勢にあるスリットコイル群
を上記第二縦行台車上から受け取り、外周結束されたス
リットコイルからなるスリットコイル群を載置して計量
する秤量装置と、 上記秤量装置上で縦行ラインに沿って延びる姿勢にある
スリットコイル群の下面を支持して、秤量装置から受け
取るために上昇する昇降受け手段およびスリットコイル
群の端面に転倒規制部材を当接させて各スリットコイル
の倒れを防ぐ転倒規制手段とを備え、受け取ったスリッ
トコイル群をそのまま縦行ラインに沿って移動させる第
三縦行台車と、 第三縦行台車から結束されたスリットコイルを個々に受
け取るために、懸垂されて上下動可能な昇降軸の下端に
取り付けられて水平に延びる保持部材を一つのスリット
コイルのコイル孔に挿入し、その保持部材を上昇させる
ことにより第三縦行台車上のスリットコイルを支えるコ
イル保持手段を備え、スリットコイルを横方向へ搬送す
るため縦行ラインに直交して設置された架構上を移動す
る第一搬送カーと、 上記架構の下方に設置され、スリットコイルの下面を支
持するようにして上記第一搬送カーから受け取り、スリ
ットコイルに横バンドを掛ける横バンド結束機と、 上記バンドで結束されたスリットコイルを個々に受け取
るために、懸垂されて上下動可能な昇降軸の下端に取り
付けられて水平に延びる保持部材を一つのスリットコイ
ルのコイル孔に挿入し、その保持部材を上昇させること
により横バンド結束機上のスリットコイルを支えるコイ
ル保持手段を備え、一つのスリットコイルをさらに横方
向へ搬送するため前記架構上を移動する第二搬送カー
と、 を具備することを特徴とするスリットコイルの結束ライ
ン装置。 - 【請求項2】上記スリッターラインと平行に他のスリッ
ターラインが設置され、 上記第二旋回アーム機の他方側には、上記他のスリッタ
ーラインの端部に設置されたリコイラーで巻き取られて
いる複数のスリットコイルからなり、横行ラインと平行
な横移動ラインに沿って延びる姿勢にあるスリットコイ
ル群の下面を支持して、リコイラーから受け取るために
上昇する昇降受け手段と、進退可能な押さえ部材により
個々のスリットコイルの巻き終わり端の近傍を押さえて
スリットコイルの巻き緩みを防止する押さえロール手段
と、スリットコイル群の端面に転倒規制部材を当接させ
て各スリットコイルの倒れを防ぐ転倒規制手段とを備
え、上記リコイラーから受け取ったスリットコイル群
を、前記第二旋回アーム機に向けてそのまま横移動ライ
ンに沿うように移動させる割込み台車が配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載のスリットコイルの結
束ライン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989147557U JP2507429Y2 (ja) | 1989-12-20 | 1989-12-20 | スリットコイルの結束ライン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989147557U JP2507429Y2 (ja) | 1989-12-20 | 1989-12-20 | スリットコイルの結束ライン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0385106U JPH0385106U (ja) | 1991-08-28 |
JP2507429Y2 true JP2507429Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31694065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989147557U Expired - Lifetime JP2507429Y2 (ja) | 1989-12-20 | 1989-12-20 | スリットコイルの結束ライン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507429Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3366381A1 (de) | 2017-02-22 | 2018-08-29 | Primetals Technologies Austria GmbH | Transportvorrichtung und verfahren zum transportieren eines coils |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48111640U (ja) * | 1972-04-03 | 1973-12-21 | ||
JPS52160633U (ja) * | 1976-05-31 | 1977-12-06 | ||
JPS58170115U (ja) * | 1982-05-10 | 1983-11-14 | 住友金属工業株式会社 | 結束位置調節機能を有するコイルカ− |
JPS60113122U (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-31 | 川崎製鉄株式会社 | コイルカ−装置 |
-
1989
- 1989-12-20 JP JP1989147557U patent/JP2507429Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0385106U (ja) | 1991-08-28 |
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