JP2025012289A - 包装用箱及びそのブランクシート - Google Patents
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Abstract
【課題】 開閉の操作性に優れ、開封前後の閉鎖性及び封鎖性に優れた包装用箱及び包装用箱のブランクシートを提供。
【解決手段】 筒状に連接された前側板2、左側板3、右側板4及び後側板5と、前記後側板5の上端縁に連接され前記一方の開口部を閉鎖する上蓋板6と、左右側板3,4の上端縁に連接された左右支持片7,8と、前側板2の上端縁に連接された前支持片9と、四側面2、3、4及び5のいずれかの下端縁に連接され前記筒状の他方の開口部を閉鎖する下蓋片を備え、左右支持片7,8は、その先端縁に破断線αを介して連接され上蓋板6の裏面に貼着される左右封緘糊代片10,11を備え、上蓋板6は、その先端縁に破断手段Aを介して連接され前支持片9又は前側板2に貼着される前封緘糊代片14を備え、上蓋板6と前記前支持片9を着脱自在に連結する係止手段Bを備える包装用箱及びそのブランクシート。
【選択図】 図1
【解決手段】 筒状に連接された前側板2、左側板3、右側板4及び後側板5と、前記後側板5の上端縁に連接され前記一方の開口部を閉鎖する上蓋板6と、左右側板3,4の上端縁に連接された左右支持片7,8と、前側板2の上端縁に連接された前支持片9と、四側面2、3、4及び5のいずれかの下端縁に連接され前記筒状の他方の開口部を閉鎖する下蓋片を備え、左右支持片7,8は、その先端縁に破断線αを介して連接され上蓋板6の裏面に貼着される左右封緘糊代片10,11を備え、上蓋板6は、その先端縁に破断手段Aを介して連接され前支持片9又は前側板2に貼着される前封緘糊代片14を備え、上蓋板6と前記前支持片9を着脱自在に連結する係止手段Bを備える包装用箱及びそのブランクシート。
【選択図】 図1
Description
本発明は、包装用箱に係る技術分野に属するものであり、薬品類や食品類などを収納するに適し、開封が容易であるとともに開口部の開閉を繰り返すことが可能な包装用箱及びそのブランクシートに関するものである。
従来、トップオープン型、シールエンド型などの包装用箱は、菓子、食品、医薬品、化粧品などの個装商品の包装に幅広く利用されている。これらに使用される包装用箱では収納物を一度に使い切ることは稀であり、開封して必要数を取り出した後に再封して保管することが幾度となく繰り返される。
従って、この様な包装用箱は、使用前において閉鎖性を十分に維持できることや、開封を容易に行うことができるなど優れた操作性を持つことの他、開封後の再封時には安定した閉蓋状態を保持できる構造であることが求められ、更に、製函工程において特殊な設備改変を必要としないことなどが求められる。
従って、この様な包装用箱は、使用前において閉鎖性を十分に維持できることや、開封を容易に行うことができるなど優れた操作性を持つことの他、開封後の再封時には安定した閉蓋状態を保持できる構造であることが求められ、更に、製函工程において特殊な設備改変を必要としないことなどが求められる。
そこで、再封可能な包装用箱では、開封に便利なように開封部にジッパー部を有するカートンに、差込フラップと、当該差込フラップを差し入れる切込や孔など(以下、「切込など」と記す。)を設けることによって、再封して内包された個装商品を保存することができるように工夫されたものが広く知られている(例えば、下記特許文献1参照。)。
特に、開封により個装商品を取り出すための開口部が大きく設けられている包装用箱においては、開閉する封鎖板に素材に応じて反りや折り癖が発生し、差込フラップが切込などから抜けやすくなり、再封性が低下するという問題がある。
殊に、薬や化粧品類の収納箱では、比較的重量のあるビン類などの収納物を何度も出し入れすることになるため箱自体あるいは開閉部分の保形性及び耐久性が求められることが多い。
殊に、薬や化粧品類の収納箱では、比較的重量のあるビン類などの収納物を何度も出し入れすることになるため箱自体あるいは開閉部分の保形性及び耐久性が求められることが多い。
この他、カートンの再封止を容易にするだけではなく、差込フラップを外れにくくして良好な再封性を保持することを目的として、特許文献2には、例えば、差込フラップに対して凹弧状の折罫を設けることにより、ジッパー部を破断して開封した後に差込フラップを切り込みに挿入する際に、差込フラップを凹弧状の折罫に沿って折り曲げることで、差込フラップは平坦からやや湾曲形状になり、挿入の際は剛性が得られ、また再封後は折り曲げ状態からの復元性も得られ、易再封性の向上だけでなく、折ぐせによる再封性の低下を解決することができる包装用箱が開示されている(例えば、下記特許文献2参照。)。
しかしながら、従来の包装用箱は、差込フラップ関連の形態(形状及び大きさ)にばかり注力され、開封前の蓋部について包装用箱の閉鎖性を高めることや、開封後の封鎖板について強度や形態を維持することで閉鎖性及び封鎖状態を維持することについての留意はほとんどされていない。殊に、スティック状などに個包装されるなどした個装商品が収められた包装用箱を開封後に持ち運びされた場合にあっても、動揺により包装用箱内の個装商品の整列状態が乱れること、若しくは乱雑に積み重なることが抑制され、再開放時における見栄えの良さを維持できる様に再封を行うには、蓋部や開口部に一定の形態を維持できる硬直性(保形性)を与える必要がある。
加えて、従来の包装用箱は、開封前においても開封線(破断線)が露出し、且つそれを保護する要素も存在しないため、他の物体との干渉や加重などによって、もとより脆弱な破断線が破損し内容物が露出し易いと言う問題がある。また、開封後においては破断個所の隙間から包装用箱の内外が連通し、フラップ間の隙間から包装用箱の内部が露出する場合があるため、商品がしっかりと目隠しされず封鎖性が悪いと言う問題がある。
加えて、従来の包装用箱は、開封前においても開封線(破断線)が露出し、且つそれを保護する要素も存在しないため、他の物体との干渉や加重などによって、もとより脆弱な破断線が破損し内容物が露出し易いと言う問題がある。また、開封後においては破断個所の隙間から包装用箱の内外が連通し、フラップ間の隙間から包装用箱の内部が露出する場合があるため、商品がしっかりと目隠しされず封鎖性が悪いと言う問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、開封時、再封時及び再開封時の操作性に優れ、且つ開封前及び開封後の閉鎖性及び封鎖性に優れた構成を具備した包装用箱及び包装用箱用ブランクシートを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明による包装用箱は、一連のシートとして打ち抜かれたブランクシートからなり、当該ブランクシートの組立状態において筒状に連接された前側板、左側板、右側板及び後側板と、前記後側板の上端縁に連接され前記筒状の一方の開口端部を閉鎖する上蓋板と、前記後側板の両側方の左右側板の上端縁に連接された左右支持片と、前記後側板に対向する前側板の上端縁に連接された前支持片と、前記前側板、左側板、右側板及び後側板のいずれかの下端縁に連接され前記筒状の他方の開口部を閉鎖する下蓋片を備え、前記左右支持片は、その先端縁に破断線を介して連接され前記上蓋板の裏面に貼着される左右封緘糊代片を備え、前記上蓋板は、その先端縁に破断手段を介して連接され前記前支持片又は前側板に貼着される前封緘糊代片を備え、前記上蓋板と前記前支持片を着脱自在に連結する係止手段を備えることを特徴とする。
前記破断手段は、上蓋板と前糊代片との間を全幅にわたって破断するものであって、上蓋板の端縁に副う二筋の並行破断線に挟まれた破断帯を備える構成を採ることができ、前記係止手段は、前記上蓋板に、先端に係止爪を有し加圧により傾動可能な可動部と、前支持片に、前記可動部に対向して形成され、可動部の傾動を許容し、且つ前記係止爪が係合する係止縁を備える係止孔とで構成される構成を採ることができる。
また、前記左右支持片は、前記左右側板の端縁に沿う一連の帯状に設定され、前記左右封緘糊代片は、当該左右支持片の端縁に沿う一連の帯状に設定されている構成、又は前記左右支持片の先端縁に連接され前記前支持片の裏面に貼着される左右被覆糊代片を備え、且つ前記左右被覆糊代片は、前記左右封緘糊代片の前方に配置されている構成を採ることができる。
また、前記左右支持片は、前記左右側板の端縁に沿う一連の帯状に設定され、前記左右封緘糊代片は、当該左右支持片の端縁に沿う一連の帯状に設定されている構成、又は前記左右支持片の先端縁に連接され前記前支持片の裏面に貼着される左右被覆糊代片を備え、且つ前記左右被覆糊代片は、前記左右封緘糊代片の前方に配置されている構成を採ることができる。
上記課題を解決するためになされた本発明による包装用箱用ブランクシートは、一連のシートとして打ち抜かれてなり、当該ブランクシートの組立状態において筒状に連接される前側板、左側板、右側板及び後側板と、前記後側板の上端縁に連接され前記筒状の一方の開口端部を閉鎖する上蓋板と、前記後側板の両側方の左右側板の上端縁に連接された左右支持片と、前記後側板に対向する前側板の上端縁に連接された前支持片と、前記前側板、左側板、右側板及び後側板のいずれかの下端縁に連接され前記筒状の他方の開口部を閉鎖する下蓋片を備え、前記左右支持片は、その先端縁に破断線を介して連接され前記上蓋板の裏面に貼着される左右封緘糊代片を備え、前記上蓋板は、その先端縁に破断手段を介して連接され前記前支持片又は前側板に貼着される前封緘糊代片を備え、前記上蓋板と前記前支持片を着脱自在に連結する係止手段を備えることを特徴とする。
前記破断手段は、上蓋板と前糊代片との間を全幅にわたって破断するものであって、上蓋板の端縁に副う二筋の並行破断線に挟まれた破断帯を備える構成を採ることができ、前記係止手段は、前記上蓋板に、先端に係止爪を有し加圧により傾動可能な可動部と、前支持片に、前記可動部に対向して形成され、可動部の傾動を許容し、且つ前記係止爪が係合する係止縁を備える係止孔とで構成される構成を採ることができる。
また、前記左右支持片は、前記左右側板の端縁に沿う一連の帯状に設定され、前記左右封緘糊代片は、当該左右支持片の端縁に沿う一連の帯状に設定されている構成、又は前記左右支持片の先端縁に連接され前記前支持片の裏面に貼着される左右被覆糊代片を備え、前記左右被覆糊代片は、前記左右封緘糊代片の前方に配置されている構成を採ることができる。
また、前記左右支持片は、前記左右側板の端縁に沿う一連の帯状に設定され、前記左右封緘糊代片は、当該左右支持片の端縁に沿う一連の帯状に設定されている構成、又は前記左右支持片の先端縁に連接され前記前支持片の裏面に貼着される左右被覆糊代片を備え、前記左右被覆糊代片は、前記左右封緘糊代片の前方に配置されている構成を採ることができる。
本発明による包装用箱及び包装用箱のブランクシートによれば、左右封緘糊代片を上蓋板の左右側縁部の中央寄りに前後にわたって貼着されることで、上蓋板が保形・補強されるため、開封前の蓋部について包装用箱の閉鎖性を高め、開封後の上蓋板について強度や形態を維持することで閉鎖性及び封鎖状態の維持に高い実用効果を奏する。
また、上蓋板に硬直性が与えられることにより、個装商品が収められた包装用箱を持ち運びされた場合にあっても、開封前であるか開封後であるかを問わず、動揺により包装用箱内の個装商品の整列状態が乱れること、若しくは乱雑に積み重なることが抑制され、開放時における見栄えの良さを維持することができる。
また、上蓋板に硬直性が与えられることにより、個装商品が収められた包装用箱を持ち運びされた場合にあっても、開封前であるか開封後であるかを問わず、動揺により包装用箱内の個装商品の整列状態が乱れること、若しくは乱雑に積み重なることが抑制され、開放時における見栄えの良さを維持することができる。
加えて、開封操作の始点を除く破断線が当該上蓋板に覆われているため、他の物体との干渉や加重などにあっても、脆弱な破断線を保護することができる。開封後においても、破断個所の隙間から包装用箱の内部が露出し、開封前においても破断線の切込から包装用箱の内部が露出することもないため、商品がしっかりと目隠しされ、封鎖性も確保できる。
更に、再封操作は、例えば、保形性が高められた上蓋板の可動部を加圧して係止爪を包装用箱の内側に向け、係止爪の先端部を係止孔に差し入れ、上蓋板を開口部に押し付けつつ可動部への加圧を解除すると言う簡単な操作をもって完了することができ、その閉鎖性も高い。
この様に、本発明は、開封時、再封時及び再開封時の操作性に優れ、且つ開封前及び開封後の閉鎖性及び封鎖性に優れた構成を具備した包装用箱及び包装用箱のブランクシートを提供に寄与することとなる。
更に、再封操作は、例えば、保形性が高められた上蓋板の可動部を加圧して係止爪を包装用箱の内側に向け、係止爪の先端部を係止孔に差し入れ、上蓋板を開口部に押し付けつつ可動部への加圧を解除すると言う簡単な操作をもって完了することができ、その閉鎖性も高い。
この様に、本発明は、開封時、再封時及び再開封時の操作性に優れ、且つ開封前及び開封後の閉鎖性及び封鎖性に優れた構成を具備した包装用箱及び包装用箱のブランクシートを提供に寄与することとなる。
以下、本発明による包装用箱及びそのブランクシートの実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。
図1乃至図5、図10及び図13に示す例は、紙などのシートから一体的に打ちぬかれたブランクシートから成形されている。
図1乃至図5、図10及び図13に示す例は、紙などのシートから一体的に打ちぬかれたブランクシートから成形されている。
図6及び図7は、ブランクシートを表側から見た展開図である。
このブランクシートは、長方形状の底板(下蓋片)1と、当該底板1の四辺に各々連接された長方形状の前側板2、左側板3、右側板4及び後側板5と、前記後側板5の上端縁に連接され前記四側板2,3,4,5で形作られた筒状の一方の開口端部を閉鎖する長方形状の上蓋板6と、前記後側板5の両側方の左右側板3,4の上端縁に連接された長方形状の左右支持片7,8と、前記後側板5に対向する前側板2の上端縁に連接された長方形状の前支持片9と、前記左右支持片7,8の先端縁に破断線αを介して連接され前記上蓋板6の裏面に貼着される長方形状の左右封緘糊代片10,11と、前記前後側板2,5の左右側縁に連接され前記左右側板3,4の側端部の裏面に貼着される長方形状の保形糊代片12,13を備える。
このブランクシートは、長方形状の底板(下蓋片)1と、当該底板1の四辺に各々連接された長方形状の前側板2、左側板3、右側板4及び後側板5と、前記後側板5の上端縁に連接され前記四側板2,3,4,5で形作られた筒状の一方の開口端部を閉鎖する長方形状の上蓋板6と、前記後側板5の両側方の左右側板3,4の上端縁に連接された長方形状の左右支持片7,8と、前記後側板5に対向する前側板2の上端縁に連接された長方形状の前支持片9と、前記左右支持片7,8の先端縁に破断線αを介して連接され前記上蓋板6の裏面に貼着される長方形状の左右封緘糊代片10,11と、前記前後側板2,5の左右側縁に連接され前記左右側板3,4の側端部の裏面に貼着される長方形状の保形糊代片12,13を備える。
前記四側板2,3,4,5は、組み立て時に連接する高さ方向の長さが等しく、相対向する側板の幅方向の長さが等しくなる様に設定されている。
前記上蓋板6は、その形態が、前記底板1と略等しく設定されている。
前記左右封緘糊代片10,11は、前記左右支持片7,8の前端部及び後端部を除く領域にわたり、均一幅で一連の帯状に連接されている。
前記前支持片9は、前記左右封緘糊代片10,11と重ならない様に、前記左右支持片7,8における左右封緘糊代片10,11が連接されていない前端部の領域よりも短い幅に設定されている(図2参照。)。
前記上蓋板6は、その形態が、前記底板1と略等しく設定されている。
前記左右封緘糊代片10,11は、前記左右支持片7,8の前端部及び後端部を除く領域にわたり、均一幅で一連の帯状に連接されている。
前記前支持片9は、前記左右封緘糊代片10,11と重ならない様に、前記左右支持片7,8における左右封緘糊代片10,11が連接されていない前端部の領域よりも短い幅に設定されている(図2参照。)。
尚、前記前支持片9、左右支持片7,8、左右封緘糊代片10,11及び保形糊代片12,13の形態は、当該包装用箱に収められる個装商品(図示省略)の形態、及び貼着先の形態などに応じて適宜選択することができる。また、前記底板1は、開口部を封じることができる限りにおいて、四側板2,3,4,5の端縁に適宜延設された複数の封鎖板又は支持片をもって構成することもできるが、複数の封鎖板又は支持片をもって構成することに伴う隙間の発生により、改ざんの発生や、内空部への異物の侵入などの不具合が生じることに照らせば、一連の底板をもって開口部を封じることが望ましい。
前記上蓋板6は、その先端縁に、破断手段Aを介して連接され前記前側板2に貼着される前封緘糊代片14を備える。
尚、前記上蓋板6は、その先端縁に、破断手段Aを介して連接され前記前支持片9の前縁部(前側板2寄り)に貼着される前封緘糊代片14を備える構成を採ることもできる。
前記破断手段Aは、上蓋板6と前封緘糊代片14との間を全幅にわたって破断するものであり、上蓋板6の端縁に副う二筋の並行破断線β,βに挟まれた破断帯15を、前記上蓋板6と前封緘糊代片14との間に備える。
尚、前記上蓋板6は、その先端縁に、破断手段Aを介して連接され前記前支持片9の前縁部(前側板2寄り)に貼着される前封緘糊代片14を備える構成を採ることもできる。
前記破断手段Aは、上蓋板6と前封緘糊代片14との間を全幅にわたって破断するものであり、上蓋板6の端縁に副う二筋の並行破断線β,βに挟まれた破断帯15を、前記上蓋板6と前封緘糊代片14との間に備える。
前記上蓋板6は、その先端部の中央部に、先端に係止爪16aを有し加圧により傾動可能な可動部16を形作る半円状の切込γを備える。
一方、前記前支持片9は、包装用箱として組み立てられた際に、前記可動部16に対向する位置に、可動部16の傾動を許容し、且つ前記係止爪16aが係合する係止縁17aを備える係止孔17が穿設されている。
この例では、上記可動部16の係止爪16aと、係止孔17及び係止縁17aとをもって、再封時に、前記前支持片9に前記上蓋板6を定着させ、包装用箱の開口部を前記上蓋板6で封じた状態を継続するための係止手段Bとなる。
尚、前記係止手段Bは、複数備えられても良く、前記上蓋板6を左右支持片7,8に定着させる係止手段Bを備える構成を採ることもできる。
前記破断帯15は、前記前側板2に面した位置、又は前記前支持片9に面した位置のいずれに設けても良いが、当該破断帯15の脱離によって前記係止孔17が露出しない領域に配置する。
一方、前記前支持片9は、包装用箱として組み立てられた際に、前記可動部16に対向する位置に、可動部16の傾動を許容し、且つ前記係止爪16aが係合する係止縁17aを備える係止孔17が穿設されている。
この例では、上記可動部16の係止爪16aと、係止孔17及び係止縁17aとをもって、再封時に、前記前支持片9に前記上蓋板6を定着させ、包装用箱の開口部を前記上蓋板6で封じた状態を継続するための係止手段Bとなる。
尚、前記係止手段Bは、複数備えられても良く、前記上蓋板6を左右支持片7,8に定着させる係止手段Bを備える構成を採ることもできる。
前記破断帯15は、前記前側板2に面した位置、又は前記前支持片9に面した位置のいずれに設けても良いが、当該破断帯15の脱離によって前記係止孔17が露出しない領域に配置する。
次に、上記ブランクシートを用いた包装用箱の組立方法について説明する。
第一に、前側板2及び後側板5の左右側縁に連接された左右保形糊代片12,13を裏側へ当該前側板2及び後側板5に対して90度に折り曲げると共に、当該前側板2及び後側板5を裏側へ前記底板1に対して90度に折り曲げる。
第二に、左右保形糊代片12,13の表面に接着剤を塗布し、左右側板3,4を裏側へ底板1に対して90度に折り返し、それらの左右両端部を前記左右保形糊代片12,13の表面に貼着する(図4参照。)。
第一に、前側板2及び後側板5の左右側縁に連接された左右保形糊代片12,13を裏側へ当該前側板2及び後側板5に対して90度に折り曲げると共に、当該前側板2及び後側板5を裏側へ前記底板1に対して90度に折り曲げる。
第二に、左右保形糊代片12,13の表面に接着剤を塗布し、左右側板3,4を裏側へ底板1に対して90度に折り返し、それらの左右両端部を前記左右保形糊代片12,13の表面に貼着する(図4参照。)。
この時点で、個包装品の充填作業が行われる。
充填作業が完了すると、第三に、前記左右側板3,4の端縁に連接された左右支持片7,8を左右封緘糊代片10,11と共に裏側へ当該左右側板3,4に対して90度に折り曲げ(図5参照。)、前記前側板2の端縁に連接された前支持片9を裏側へ当該前側板2に対して90度折り曲げる。
以上の工程をもって、上蓋板6が封鎖される前に、包装用箱の内空部に収められた個装商品が、側方への移動を規制されつつ、各々の端部が表裏から加圧され、所定数の個装商品が最小容積の内空部に整然と確保される。かかる作用効果は、従来、薄型の包装用箱については、概ね手包装に頼らざるを得なかった実情から自動包装に移行する上で有利に働くこととなる。
第四に、前記左右封緘糊代片10,11及び前記前封緘糊代片14に接着剤を塗布し、上蓋板6を裏側へ前記後側板5に対して90度折り返し、その左右側縁部を前記左右封緘糊代片10,11の表面に貼着する。
最後に、前記前封緘糊代片14を裏側へ上蓋板6に対して90度に折り曲げて前側板2の表面に貼着することで、個装商品が内包された包装用箱の組み立てが完了する(図1参照)。
充填作業が完了すると、第三に、前記左右側板3,4の端縁に連接された左右支持片7,8を左右封緘糊代片10,11と共に裏側へ当該左右側板3,4に対して90度に折り曲げ(図5参照。)、前記前側板2の端縁に連接された前支持片9を裏側へ当該前側板2に対して90度折り曲げる。
以上の工程をもって、上蓋板6が封鎖される前に、包装用箱の内空部に収められた個装商品が、側方への移動を規制されつつ、各々の端部が表裏から加圧され、所定数の個装商品が最小容積の内空部に整然と確保される。かかる作用効果は、従来、薄型の包装用箱については、概ね手包装に頼らざるを得なかった実情から自動包装に移行する上で有利に働くこととなる。
第四に、前記左右封緘糊代片10,11及び前記前封緘糊代片14に接着剤を塗布し、上蓋板6を裏側へ前記後側板5に対して90度折り返し、その左右側縁部を前記左右封緘糊代片10,11の表面に貼着する。
最後に、前記前封緘糊代片14を裏側へ上蓋板6に対して90度に折り曲げて前側板2の表面に貼着することで、個装商品が内包された包装用箱の組み立てが完了する(図1参照)。
以上のごとく構成された包装用箱は、様々な破断線α,βや係止孔17が上蓋板6や前支持片9に向き合い覆われているため、破断線α,βや係止孔17の隙間を通して内包する個装商品が露出することがなく、開封口の外縁を定める破断線α,βも、開封操作の便宜として破断手段Aが露出する以外は上蓋板6に覆われ、意図しない開封の原因となる他の物体との干渉が回避されている。
また、左右封緘糊代10,11が上蓋板6の中央寄りに貼着されることで、包装用箱の内空部が中央部において膨出することが回避され、包装用箱内の個装商品を上下から比較的均一に加圧する作用を維持することができるため、整列状態で充填された個装商品の配置の乱れを防止することができる。
また、左右封緘糊代10,11が上蓋板6の中央寄りに貼着されることで、包装用箱の内空部が中央部において膨出することが回避され、包装用箱内の個装商品を上下から比較的均一に加圧する作用を維持することができるため、整列状態で充填された個装商品の配置の乱れを防止することができる。
以下、上記包装用箱の開封操作及び再封操作について説明する。
開封操作は、先ず、上蓋板6の先端縁に連接され、当該上蓋板6と前封緘糊代片14とを連結する破断帯15を引き剥して、前側板2に貼着された前封緘糊代片14から当該上蓋板6を分断し、続いて、上蓋板6の先端縁部分を引き上げて上蓋板6に貼着された左右封緘糊代片10,11と左右支持片7,8とを破断線α,αで分断することによって完了する。この際、開口部を形作る四側板2,3,4,5に連接された上蓋板6、左右支持片7,8及び前支持片9が当該開口部の内側に傾斜しているため、内包された個装商品が内空部から零れ落ちることが回避される。
開封操作は、先ず、上蓋板6の先端縁に連接され、当該上蓋板6と前封緘糊代片14とを連結する破断帯15を引き剥して、前側板2に貼着された前封緘糊代片14から当該上蓋板6を分断し、続いて、上蓋板6の先端縁部分を引き上げて上蓋板6に貼着された左右封緘糊代片10,11と左右支持片7,8とを破断線α,αで分断することによって完了する。この際、開口部を形作る四側板2,3,4,5に連接された上蓋板6、左右支持片7,8及び前支持片9が当該開口部の内側に傾斜しているため、内包された個装商品が内空部から零れ落ちることが回避される。
再封操作は、上蓋板6の可動部16を加圧して係止爪16aを包装用箱の内側に向け、係止爪16aの先端部を係止孔17に差し入れ、当該上蓋板6を前支持片9及び左右支持片7,8に押し付けつつ可動部16への加圧を解除する。
この操作をもって、上蓋板6及び可動部16の復元力により係止爪16aが係止縁17aに係り、上蓋板6による開口部の閉鎖状態が維持される(図3参照。)。この際、上蓋板6の左右側縁に沿って残留した左右封緘糊代片10,11が骨となり、当該上蓋板6の反りや膨らみを防止し上蓋板6の硬直性を補足することができるため、開封後において包装用箱内の個装商品を適度に加圧し、包装用箱内の個装商品の整列を維持することができる。
また、上記包装用箱は、開口部の周縁に、開口部と上蓋板6の周縁との隙間を覆う前支持片9及び左右支持片7,8を備えているため、再封状態において、包装用箱の内部と外部との隙間のほとんどを封じることができる。
この操作をもって、上蓋板6及び可動部16の復元力により係止爪16aが係止縁17aに係り、上蓋板6による開口部の閉鎖状態が維持される(図3参照。)。この際、上蓋板6の左右側縁に沿って残留した左右封緘糊代片10,11が骨となり、当該上蓋板6の反りや膨らみを防止し上蓋板6の硬直性を補足することができるため、開封後において包装用箱内の個装商品を適度に加圧し、包装用箱内の個装商品の整列を維持することができる。
また、上記包装用箱は、開口部の周縁に、開口部と上蓋板6の周縁との隙間を覆う前支持片9及び左右支持片7,8を備えているため、再封状態において、包装用箱の内部と外部との隙間のほとんどを封じることができる。
この実施例2は、紙などのシートから一体的に打ちぬかれたブランクシートから成形されている。
図8及び図9は、実施例2に係る包装用箱のブランクシートを表側から見た展開図である。実施例2のブランクシートは、上記実施例1のブランクシートと略同様の構成を持ち、当該同様の構成による同様の作用効果を奏する。
図8及び図9は、実施例2に係る包装用箱のブランクシートを表側から見た展開図である。実施例2のブランクシートは、上記実施例1のブランクシートと略同様の構成を持ち、当該同様の構成による同様の作用効果を奏する。
この実施例2において、前記左右支持片7,8の先端縁に延設された前記左右封緘糊代片10,11は、前記左右支持片7,8の先端縁におけるの後部に、当該左右支持片7,8の先端縁に沿う帯状に連接されている(図8又は図9参照)。
この実施例2は、前記左右封緘糊代片10,11に加えて、前記左右支持片7,8の先端縁における前部であって、前記左右封緘糊代片10,11の前方に、前記左右被覆糊代片18,19が、当該左右支持片7,8の先端縁に沿う帯状に連接されている。
前記左右封緘糊代片10,11と前記左右被覆糊代片18,19とは、前後に分離された配置、又は前後に分離可能に連結された配置を採用することができる。ここで、前部とは、組み立てる際に前支持片9の裏面を支持できる位置であり、後部とは、組み立てる際に、上蓋板6の裏面を支持できる位置である。
この実施例2は、前記左右封緘糊代片10,11に加えて、前記左右支持片7,8の先端縁における前部であって、前記左右封緘糊代片10,11の前方に、前記左右被覆糊代片18,19が、当該左右支持片7,8の先端縁に沿う帯状に連接されている。
前記左右封緘糊代片10,11と前記左右被覆糊代片18,19とは、前後に分離された配置、又は前後に分離可能に連結された配置を採用することができる。ここで、前部とは、組み立てる際に前支持片9の裏面を支持できる位置であり、後部とは、組み立てる際に、上蓋板6の裏面を支持できる位置である。
実施例2の組立方法並びに開封操作及び再封操作は、実施例1と略同様である。
前記ブランクシートから組み立てられる包装用箱の封緘工程において、前記左右封緘糊代片10,11は、実施例1と同様に上蓋板6の裏面に貼着され、当該包装用箱の封緘状態の形態を維持する。一方、実施例1と構成上相違する前記左右被覆糊代片18,19は、前支持片9の裏面に貼着され、当該ブランクシートが上記の如く包装用箱として組み立てられると、開封された後、左側板3、右側板4及び前支持片9と共に、個装商品の一方(包装用箱の前方)の端部を被覆する(図10参照。)。
前記ブランクシートから組み立てられる包装用箱の封緘工程において、前記左右封緘糊代片10,11は、実施例1と同様に上蓋板6の裏面に貼着され、当該包装用箱の封緘状態の形態を維持する。一方、実施例1と構成上相違する前記左右被覆糊代片18,19は、前支持片9の裏面に貼着され、当該ブランクシートが上記の如く包装用箱として組み立てられると、開封された後、左側板3、右側板4及び前支持片9と共に、個装商品の一方(包装用箱の前方)の端部を被覆する(図10参照。)。
開封操作は、実施例1と略同様である。先ず、前記破断帯15を引き剥して、前側板2に貼着された前封緘糊代片14から当該上蓋板6を分断し、続いて、上蓋板6の先端縁部分を引き上げて上蓋板6に貼着された左右封緘糊代片10,11と左右支持片7,8とを破断線α,αで分断することによって完了する。
この際、左右支持片7,8及び前支持片9は、前記左右被覆糊代片18,19を介して開口部の前側板2並びに左右側板3,4を額状に覆う形で一体化し、その結果、包装用箱が保形補強されることとも相まって、包装用箱を起立させた場合にあっても包装用箱の姿勢が安定し、内包された個装商品が内空部から零れ落ちることを防止する効果を奏する。
この例は、自立性を高めるべく、四側板2,3,4,5の高さが大きめに設定されており、起立した際の個装商品の転倒脱離を回避すべく、前支持片9の奥行幅も大きめに設定されている(図8乃至図10参照。)。
この際、左右支持片7,8及び前支持片9は、前記左右被覆糊代片18,19を介して開口部の前側板2並びに左右側板3,4を額状に覆う形で一体化し、その結果、包装用箱が保形補強されることとも相まって、包装用箱を起立させた場合にあっても包装用箱の姿勢が安定し、内包された個装商品が内空部から零れ落ちることを防止する効果を奏する。
この例は、自立性を高めるべく、四側板2,3,4,5の高さが大きめに設定されており、起立した際の個装商品の転倒脱離を回避すべく、前支持片9の奥行幅も大きめに設定されている(図8乃至図10参照。)。
この実施例3も、実施例1及び実施例2と同様に、紙などのシートから一体的に打ちぬかれたブランクシートから成形されている。
図11及び図12は、実施例3に係る包装用箱のブランクシートを表側から見た展開図である。実施例3のブランクシートは、上記実施例1及び実施例2のブランクシートと略同様の構成を持ち、当該同様の構成による同様の作用効果を奏する。
即ち、実施例3は、左右支持片7,8及び前支持片9は、前記左右被覆糊代片18,19を介して開口部の前側板2並びに左右側板3,4を額状に覆う形で一体化し、その結果、包装用箱が保形補強されることとも相まって、包装用箱を起立させた場合にあっても包装用箱の姿勢が安定し、内包された個装商品が内空部から零れ落ちることを防止する効果を奏する。
図11及び図12は、実施例3に係る包装用箱のブランクシートを表側から見た展開図である。実施例3のブランクシートは、上記実施例1及び実施例2のブランクシートと略同様の構成を持ち、当該同様の構成による同様の作用効果を奏する。
即ち、実施例3は、左右支持片7,8及び前支持片9は、前記左右被覆糊代片18,19を介して開口部の前側板2並びに左右側板3,4を額状に覆う形で一体化し、その結果、包装用箱が保形補強されることとも相まって、包装用箱を起立させた場合にあっても包装用箱の姿勢が安定し、内包された個装商品が内空部から零れ落ちることを防止する効果を奏する。
一方で、左右支持片7,8の奥行幅を過度に大きく取ると、その先端縁に破断線αを介して連接された左右封緘糊代片10,11の貼着位置が、過度に前記上蓋板6の裏面の中央に寄ることとなる。そのため、上蓋板6の側縁部の左右封緘糊代片10,11との非貼着領域が拡大し、当該側縁部が左右支持片7,8の表面から離隔し易くなり、開封前における外観上、あたかも既に開封されているかの様な様相を呈することともなる。
また、上蓋板6の側縁部の非貼着領域が過度に拡大すると、異物が侵入滞留するポケットとして機能しかねず、流通過程において当該ポケットに侵入した異物がそのまま消費者の居所に侵入することにもなりかねない。
また、上蓋板6の側縁部の非貼着領域が過度に拡大すると、異物が侵入滞留するポケットとして機能しかねず、流通過程において当該ポケットに侵入した異物がそのまま消費者の居所に侵入することにもなりかねない。
この様な虞を回避すべく、実施例3において、前記左右支持片7,8は、前記左右側板3,4の端縁に沿う一連の帯状に設定され、その先端縁に沿って前記前支持片9の裏面に貼着される帯状の左右被覆糊代片18,19を備え、前記左右被覆糊代片18,19は、前記左右封緘糊代片10,11の前方に、前記左右支持片7,8の端縁に沿う帯状に設定されているが、当該実施例3は、特に、前記左右封緘糊代片10,11と左右被覆糊代片18,19における前記左右支持片7,8との連結部が、前記左右支持片7,8に入り込む(食い込む)配置で、破断線αを介して破断可能に連接されている(図11乃至図13参照。)。
この例では、前記左右封緘糊代片10,11と左右被覆糊代片18,19が、各々の奥行幅の半分程度一様に食い込む配置とされているが、入り込みの程度は、上蓋板6との貼着位置が過度に中央部寄りとならない様に調整することができる他、帯状を呈する前記左右封緘糊代片10,11と左右被覆糊代片18,19の一部が、一か所又は複数個所において間欠的に、左右支持片7,8に入り込む配置で、破断線αを介して破断可能に連接されている構成を採ることもできる(図9参照。)。
この例では、前記左右封緘糊代片10,11と左右被覆糊代片18,19が、各々の奥行幅の半分程度一様に食い込む配置とされているが、入り込みの程度は、上蓋板6との貼着位置が過度に中央部寄りとならない様に調整することができる他、帯状を呈する前記左右封緘糊代片10,11と左右被覆糊代片18,19の一部が、一か所又は複数個所において間欠的に、左右支持片7,8に入り込む配置で、破断線αを介して破断可能に連接されている構成を採ることもできる(図9参照。)。
また、開封の際に、左右封緘糊代片10,11が左右支持片7,8から容易に脱離できるようにすべく、帯状を呈する左右封緘糊代片10,11の前部分の外縁は、円弧状の先細り形状とされている。後部分の外縁にあっても曲線的な外縁が採用されているが、当該後部分は、起立性が高められたスタンドケースとして提供する際に、左右封緘糊代片10,11が脱離した左右支持片7,8の縁と商品や手との干渉を緩和する(尖鋭なエッジ形状を排除する)ために、左右封緘糊代片10,11の後部に、前方外側へ傾斜する様に切り込まれた食い込みを設ける処理(流線化処理)が施されている。
前記左右封緘糊代片10,11と左右被覆糊代片18,19とを非連続とし、左右封緘糊代片10,11が脱離した後に、左右封緘糊代片10,11と左右被覆糊代片18,19の脱離領域の間に、内包された個装商品が内空部から側方へ零れ落ちることを防止する突出部を残す構成を採ることができる。
前記左右封緘糊代片10,11と左右被覆糊代片18,19とを非連続とし、左右封緘糊代片10,11が脱離した後に、左右封緘糊代片10,11と左右被覆糊代片18,19の脱離領域の間に、内包された個装商品が内空部から側方へ零れ落ちることを防止する突出部を残す構成を採ることができる。
尚、本発明による包装用箱及び包装用箱のブランクシートは、上記実施形態に限定されるものではなく、上蓋板6を閉じた状態で係止する係止手段Bの形状は、確実に係止され簡単に解除されるものであれば適宜変更可能である。箱体の大きさや形状も、内容物に合わせて適宜変更可能である。
A 破断手段,B 係止手段,
α 破断線,β 並行破断線,γ 切込,
1 底板,2 前側板,3 左側板,4 右側板,5 後側板,6 上蓋板,
7 左支持片,8 右支持片,9 前支持片,
10 左封緘糊代片,11 右封緘糊代片,
12 保形糊代片,13 保形糊代片,
14 前封緘糊代片,
15 破断帯,
16 可動部,16a 係止爪,
17 係止孔,17a 係止縁,
18 左被覆糊代片,19 右被覆糊代片,
α 破断線,β 並行破断線,γ 切込,
1 底板,2 前側板,3 左側板,4 右側板,5 後側板,6 上蓋板,
7 左支持片,8 右支持片,9 前支持片,
10 左封緘糊代片,11 右封緘糊代片,
12 保形糊代片,13 保形糊代片,
14 前封緘糊代片,
15 破断帯,
16 可動部,16a 係止爪,
17 係止孔,17a 係止縁,
18 左被覆糊代片,19 右被覆糊代片,
Claims (6)
- 一連のシートとして打ち抜かれたブランクシートからなり、
当該ブランクシートの組立状態において筒状に連接された前側板、左側板、右側板及び後側板と、
前記後側板の上端縁に連接され前記筒状の一方の開口端部を閉鎖する上蓋板と、
前記後側板の両側方の左右側板の上端縁に連接された左右支持片と、
前記後側板に対向する前側板の上端縁に連接された前支持片と、
前記前側板、左側板、右側板及び後側板のいずれかの下端縁に連接され前記筒状の他方の開口部を閉鎖する下蓋片を備え、
前記左右支持片は、その先端縁に破断線を介して連接され前記上蓋板の裏面に貼着される左右封緘糊代片を備え、
前記上蓋板は、その先端縁に破断手段を介して連接され前記前支持片又は前側板に貼着される前封緘糊代片を備え、
前記上蓋板と前記前支持片を着脱自在に連結する係止手段を備えることを特徴とする包装用箱。 - 前記左右支持片は、前記左右側板の端縁に沿う一連の帯状に設定され、
前記左右封緘糊代片は、当該左右支持片の端縁に沿う一連の帯状に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の包装用箱。 - 当該左右支持片の先端縁に連接され前記前支持片の裏面に貼着される左右被覆糊代片を備え、
前記左右被覆糊代片は、前記左右封緘糊代片の前方に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の包装用箱。 - 一連のシートとして打ち抜かれてなり、
当該ブランクシートの組立状態において筒状に連接される前側板、左側板、右側板及び後側板と、
前記後側板の上端縁に連接され前記筒状の一方の開口端部を閉鎖する上蓋板と、
前記後側板の両側方の左右側板の上端縁に連接された左右支持片と、
前記後側板に対向する前側板の上端縁に連接された前支持片と、
前記前側板、左側板、右側板及び後側板のいずれかの下端縁に連接され前記筒状の他方の開口部を閉鎖する下蓋片を備え、
前記左右支持片は、その先端縁に破断線を介して連接され前記上蓋板の裏面に貼着される左右封緘糊代片を備え、
前記上蓋板は、その先端縁に破断手段を介して連接され前記前支持片又は前側板に貼着される前封緘糊代片を備え、
前記上蓋板と前記前支持片を着脱自在に連結する係止手段を備えることを特徴とする包装用箱用ブランクシート。 - 前記左右支持片は、前記左右側板の端縁に沿う一連の帯状に設定され、
前記左右封緘糊代片は、当該左右支持片の端縁に沿う一連の帯状に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の包装用箱用ブランクシート。 - 当該左右支持片の先端縁に連接され前記前支持片の裏面に貼着される左右被覆糊代片を備え、
前記左右被覆糊代片は、前記左右封緘糊代片の前方に配置されていることを特徴とする請求項4又は請求項5のいずれかに記載の包装用箱用ブランクシート。
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---|---|---|---|
JP2023115023A JP2025012289A (ja) | 2023-07-13 | 2023-07-13 | 包装用箱及びそのブランクシート |
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2023
- 2023-07-13 JP JP2023115023A patent/JP2025012289A/ja active Pending
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