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JP2025009209A - ベルト搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

ベルト搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

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JP2025009209A
JP2025009209A JP2023112062A JP2023112062A JP2025009209A JP 2025009209 A JP2025009209 A JP 2025009209A JP 2023112062 A JP2023112062 A JP 2023112062A JP 2023112062 A JP2023112062 A JP 2023112062A JP 2025009209 A JP2025009209 A JP 2025009209A
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Abstract

【課題】簡便で小型化が図られた構成により、ベルトの蛇行を停止させることが可能なベルト搬送装置を提供する。
【解決手段】ベルト搬送装置40の補正機構50は、一対の傾斜軸受52と、一対の本体ガイド54と、を備え、中間転写ベルト41の蛇行を補正する。一対の傾斜軸受52は、一対の軸受部521と、テンションローラー43の軸線方向Dxに対して対称に傾斜する一対の傾斜部522とを有する。一対の本体ガイド54は、一対の傾斜部522に接触し、中間転写ベルト41の蛇行時に一対の傾斜軸受52とともにテンションローラー43の軸線方向Dxの一端部側を軸線方向Dxと直交する方向に移動させる。一対の傾斜部522及び一対の本体ガイド54は、テンションローラー43よりも下側に配置される。一対の本体ガイド54は、一対の傾斜部522よりも下側に配置される。
【選択図】図10

Description

本発明は、ベルト搬送装置及び画像形成装置に関する。
複写機やプリンター等の画像形成装置の構成要素として、ベルト搬送装置が知られている。ベルト搬送装置は、例えば複数の感光体ドラムで形成された異なる色のトナー像が順次重ねて一次転写され、さらに当該トナー像を用紙に二次転写する中間転写ベルトや、用紙を吸着して搬送する搬送ベルトなど、無端状のベルトを備える。
ベルト搬送装置では、ベルトを回転可能に架設するローラーの軸線方向にベルトがずれ、ベルトが蛇行するという問題があった。この問題に対して、ローラーのアライメントを調整することによってベルトの蛇行を停止させる技術が提案されている。
例えば、特許文献1で開示された従来のベルト装置は、中間転写ベルトを支持する複数のローラー部材のうち1つのローラー部材に対して補正機構が設置されている。当該補正機構は、中間転写ベルトがベルト寄りする動作に連動してローラー部材を回転軸方向に対して傾斜させ、中間転写ベルトのベルト寄りを補正する。
特開2019-70694号公報
上記従来技術では、ローラー軸に取り付けられ、当該ローラー軸を傾斜させる軸傾斜部材(被ガイド部)が、当接部材(ガイド部)よりも下側に配置されている。すなわち、軸傾斜部材と当接部材との接触状態を維持するために、軸傾斜部材を上方に向かって付勢する付勢部材が必要である。このように軸傾斜部材と当接部材とを接触させるための付勢部材を必要とするにより、従来技術では、構成要素が増加して構造が複雑になり、且つ装置が大型化することが課題であった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、簡便で小型化が図られた構成により、ベルトの蛇行を停止させることが可能なベルト搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明のベルト搬送装置は、無端状のベルトと、複数のローラーと、補正機構と、を備える。前記複数のローラーは、前記ベルトを回転可能に架設する。前記補正機構は、前記ローラーに対する前記ベルトの蛇行を補正する。前記補正機構は、一対の傾斜軸受と、一対の本体ガイドと、を備える。一対の前記傾斜軸受は、前記ローラーの軸部を受ける一対の軸受部、及び前記ローラーの軸線方向に対して対称に傾斜する一対の傾斜部を有し、複数の前記ローラーのうちいずれかの前記軸部を回転可能に支持するとともに前記軸線方向に移動可能である。一対の前記本体ガイドは、一対の前記傾斜部に接触し、前記ベルトが蛇行することで前記軸線方向に移動する一対の前記傾斜軸受とともに前記ローラーの前記軸線方向の端部を前記軸線方向と直交する方向に移動させる。一対の前記傾斜部及び一対の前記本体ガイドは、一対の前記傾斜軸受が支持する前記ローラーよりも下側に配置される。一対の前記本体ガイドは、一対の前記傾斜部よりも下側に配置される。
本発明の構成によれば、ローラーに対する重力の作用を利用し、一対の傾斜部と一対の本体ガイドとを容易に接触させ、接触を維持することができる。これにより、一対の傾斜部と一対の本体ガイドとを互いに接近させ、接触させるための付勢力を生む付勢部材が不要である。したがって、補正機構を簡便な構成にすることができ、さらにベルト搬送装置の小型化を進めることが可能である。
本発明の一実施形態の画像形成装置の概略断面正面図である。 図1の画像形成装置のベルト搬送装置周辺の概略断面正面図である。 図2のベルト搬送装置の斜視図である。 図3のベルト搬送装置の斜視図であって、中間フレームからベルト搬送装置を取り外した状態を示す図である。 図3のベルト搬送装置の斜視図であって、中間転写ベルトを取り外した状態を示す図である。 図5のテンションローラー周辺の分解部分斜視図である。 図5のテンションローラー周辺の部分斜視図である。 図3のテンションローラー周辺の部分正面図である。 図3のベルト搬送装置の断面側面図である。 図9のベルト搬送装置の断面拡大側面図である。 図3の補正機構の傾斜軸受及び連結部材の斜視図である。 図3の補正機構の本体ガイド周辺の分解部分斜視図である。 図9のベルト搬送装置の断面拡大側面図であって、中間転写ベルトが蛇行した状態を示す図である。 変形例1のベルト搬送装置の傾斜軸受及び本体ガイドの斜視図である。 図14の傾斜軸受の斜視図である。 変形例2のベルト搬送装置の傾斜軸受及び本体ガイドの斜視図である。 図16の傾斜軸受及び本体ガイドの分解斜視図である。 図3のテンションローラー周辺の断面部分正面図である。 図3のテンションローラー周辺の部分斜視図であって、テンションアームを取り外した状態を示す図である。 図3のテンションローラー周辺の部分斜視図であって、補正機構の傾斜軸受及び連結部材を取り外した状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。なお、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
図1は、実施形態の画像形成装置1の概略断面正面図である。図2は、図1の画像形成装置1のベルト搬送装置周辺の概略断面正面図である。本実施形態の画像形成装置1の一例としては、外部のコンピュータから印刷ジョブに係る画像データ及び印刷指令を受け付け、中間転写ベルト41を用いてトナー像を用紙Sに転写するタンデム方式のカラープリンターである。画像形成装置1は、例えば印刷、スキャン(画像読取)、ファクシミリ送信等の機能を備えたいわゆる複合機であっても良い。
画像形成装置1は、図1及び図2に示すように、その本体2に設けられた、用紙供給部3、用紙搬送部4、露光部5、画像形成部20、転写部30、定着部6、用紙排出部7及び制御部8を備える。
用紙供給部3は、本体2の底部に配置される。用紙供給部3は、印刷前の複数枚の用紙(記録媒体)Sを収容し、印刷時に用紙Sを1枚ずつ分離して送り出す。用紙搬送部4は、本体2の側壁に沿って上下方向に延びる。用紙搬送部4は、用紙供給部3から送り出された用紙Sを二次転写部33及び定着部6へと搬送し、さらに定着後の用紙Sを用紙排出口4aから用紙排出部7に排出する。露光部5は、本体2の上部に配置される。露光部5は、画像データに基づき制御されたレーザー光を画像形成部20に向かって照射する。
画像形成部20は、露光部5の下側、且つ中間転写ベルト41の上側に配置される。画像形成部20は、イエロー用の画像形成部20Yと、シアン用の画像形成部20Cと、マゼンタ用の画像形成部20Mと、ブラック用の画像形成部20Bと、を含む。これらの4つの画像形成部20は、基本的な構成が同じである。これにより、以下の説明において、特に限定する必要がある場合を除き、各色を表す「Y」、「C」、「M」、「B」の識別記号は省略することがある。
画像形成部20は、所定の方向(図1及び図2における反時計回り)に回転可能に支持された感光体ドラム21を備える。画像形成部20は、さらに感光体ドラム21の周囲に、その回転方向に沿って配置された帯電部22と、現像部23と、ドラムクリーニング部24と、を備える。なお、現像部23とドラムクリーニング部24との間に一次転写部32が配置される。
感光体ドラム21は、外周面に感光層が形成されている。帯電部22は、感光体ドラム21の外周面を所定の表面電位に帯電させる。露光部5は、帯電部22によって帯電された感光体ドラム21の外周面を露光し、帯電を減衰させた原稿画像の静電潜像を感光体ドラム21の外周面に形成する。現像部23は、感光体ドラム21の外周面の静電潜像にトナーを供給して現像し、トナー像を形成する。4つの画像形成部20それぞれは、異なる色のトナー像を形成する。ドラムクリーニング部24は、トナー像が中間転写ベルト41の外周面に一次転写された後に、感光体ドラム21の外周面に残留するトナー等の付着物を除去して回収する。このようにして、画像形成部20は、後に用紙Sに転写される画像(トナー像)を形成する。
転写部30は、ベルト搬送装置40と、一次転写部32Y、32C、32M、32Bと、二次転写部33と、ベルトクリーニング部34と、を備える。ベルト搬送装置40は、4つの画像形成部20の下側、且つ用紙供給部3の上側に配置される。
ベルト搬送装置40は、所定の方向(図1及び図2における反時計回り)に回転可能に支持された中間転写ベルト41を備える。中間転写ベルト41は、4つの画像形成部20それぞれにおいて感光体ドラム21の外周面に形成されたトナー像が順次重ねて一次転写される無端状の中間転写体である。4つの画像形成部20は、中間転写ベルト41の回転方向上流側から下流側に向けて一列に並んだいわゆるタンデム方式にして配置される。
一次転写部32Y、32C、32M、32Bは、中間転写ベルト41を挟んで、各色の画像形成部20Y、20C、20M、20Bの下側に配置される。二次転写部33は、用紙搬送部4の用紙搬送方向に対して定着部6よりも上流側であって、中間転写ベルト41の回転方向に対して4つの画像形成部20Y、20C、20M、20Bよりも下流側に配置される。ベルトクリーニング部34は、中間転写ベルト41の回転方向に対して二次転写部33よりも下流側に配置される。
一次転写部32は、感光体ドラム21の外周面に形成されたトナー像を中間転写ベルト41の外周面に転写する。言い換えれば、トナー像は、各色の一次転写部32Y、32C、32M、32Bで中間転写ベルト41の外周面に一次転写される。そして、中間転写ベルト41の回転とともに所定のタイミングで4つの画像形成部20のトナー像が連続して重ねて中間転写ベルト41に転写されることにより、中間転写ベルト41の外周面にはイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト41の外周面のカラートナー像は、用紙搬送部4によって同期をとって送られてきた用紙Sに、二次転写部33に形成される二次転写ニップ部で転写される。ベルトクリーニング部34は、二次転写後に中間転写ベルト41の外周面に残留するトナー等の付着物を除去してクリーニングする。このようにして、転写部30は、感光体ドラム21の外周面に形成されたトナー像を用紙Sに転写(記録)する。
定着部6は、二次転写部33の上側に配置される。定着部6は、トナー像が転写された用紙Sを加熱、加圧してトナー像を用紙Sに定着させる。
用紙排出部7は、転写部30の上側に配置される。トナー像が定着されて印刷が完了した用紙Sは、用紙排出部7に搬送される。用紙排出部7は、上側から印刷後の用紙(印刷物)が取り出される。
制御部8は、CPU、画像処理部、記憶部、並びにその他の電子回路及び電子部品を含む(いずれも不図示)。CPUは、記憶部に記憶された制御用のプログラムやデータに基づき、画像形成装置1に設けられた各構成要素の動作を制御して画像形成装置1の機能に係る処理を行う。用紙供給部3、用紙搬送部4、露光部5、画像形成部20、転写部30及び定着部6のそれぞれは、制御部8から個別に指令を受け、連動して用紙Sへの印刷を行う。記憶部は、例えばプログラムROM(Read Only Memory)、データROMなどといった不揮発性の記憶装置と、RAM(Random Access Memory)のような揮発性の記憶装置との組み合わせで構成される。
続いて、ベルト搬送装置40の構成について、図2に加えて図3から図9を用いて説明する。図3は、図2のベルト搬送装置40の斜視図である。図4は、図3のベルト搬送装置40の分解斜視図であって、中間フレーム2fからベルト搬送装置40を取り外した状態を示す図である。図5は、図3のベルト搬送装置40の斜視図であって、中間転写ベルト41を取り外した状態を示す図である。図6、図7、及び図8は、図5のベルト搬送装置40のテンションローラー43周辺の分解部分斜視図、部分斜視図、及び部分正面図である。図9は、図3のベルト搬送装置40の断面側面図である。なお、図3以下には、テンションローラー43の軸線方向Dxを矢線で示した。また、図6では、各構成要素をベルト搬送装置40の側方に向かって分解して描画している。
ベルト搬送装置40は、図2に示すように、4つの画像形成部20Y、20C、20M、20Bに沿って、それらの下側に配置される。また、ベルト搬送装置40は、図2、図3、及び図4に示すように、本体2に設けられた、略水平方向に延びる板状の中間フレーム2fの上側に配置される。
ベルト搬送装置40は、略水平方向に延びる略直方体形状に形成される。ベルト搬送装置40の底部には、4つのフック40hが設けられる。中間フレーム2fは、上下方向に対し、ベルト搬送装置40の4つのフック40hと対向して貫通する4つの孔部2hを有する。各フック40hを各孔部2hに挿入し、引っ掛けることで、ベルト搬送装置40は、中間フレーム2fに対して着脱可能に取り付けられる。
ベルト搬送装置40は、中間転写ベルト41と、駆動ローラー42と、テンションローラー43と、一対のテンションアーム44と、一対のテンションばね(付勢部材)45と、を備える。
中間転写ベルト41は、複数のローラーに回転可能に架設される無端状のベルトである。この複数のローラーは、本実施形態では、駆動ローラー42と、テンションローラー43と、を含む。駆動ローラー42及びテンションローラー43の回転軸は、感光体ドラム21の回転軸と平行であり、図2において紙面奥行き方向に延びる。
ベルト搬送装置40の、4つの画像形成部20Y、20C、20M、20Bのそれぞれの下側には、中間転写ベルト41を隔てて一次転写ローラー32rが配置される。4つの一次転写ローラー32rのそれぞれは、中間転写ベルト41を挟んで感光体ドラム21と対向する位置に配置され、中間転写ベルト41の内周面に接触する。駆動ローラー42、テンションローラー43、及び4つの一次転写ローラー32rのそれぞれは、ベルト搬送装置40の筐体46の側板461に回転可能に支持されている。なお、詳細に言えば、テンションローラー43は、側板461に揺動可能に支持された一対のテンションアーム44に保持されている。
駆動ローラー42は、中間転写ベルト41の回転方向に対して4つの画像形成部20Y、20C、20M、20Bよりも上流側に配置される。駆動ローラー42は、同軸上に取り付けられた駆動ギア42gを介して駆動モーター(不図示)から動力を得て、中間転写ベルト41を図2における時計回りに回転させる。
駆動ローラー42は、二次転写部33に隣接して配置される。二次転写部33には、二次転写ローラー33rが配置される。二次転写ローラー33rは、中間転写ベルト41を挟んで駆動ローラー42と対向する位置に配置され、中間転写ベルト41の外周面に接触する。
テンションローラー43は、中間転写ベルト41の回転方向に対して4つの画像形成部20Y、20C、20M、20Bよりも下流側に配置される。テンションローラー43は、中間転写ベルト41の回転に従って、図2における時計回りに回転する。テンションローラー43の軸線方向Dx(図2の紙面奥行き方向)の両端部には、一対の軸受部材431が配置される。テンションローラー43の軸部43xの軸線方向Dxの両端部は、一対の軸受部材431それぞれに挿入されている。
テンションローラー43は、軸受部材431を介して、筐体46の側板461に揺動可能に支持された一対のテンションアーム44に保持されている。テンションローラー43は、一対のテンションばね45によって、駆動ローラー42から離間する方向に付勢されている。言い換えれば、テンションローラー43は、一対のテンションばね45によって、中間転写ベルト41の張力(テンション)が高くなる方向に付勢されている。これにより、中間転写ベルト41に、所定のテンションが付与される。
一対のテンションアーム44のそれぞれは、テンションローラー43の軸線方向Dxの両端部に配置される。一対のテンションアーム44のそれぞれは、駆動ローラー42とテンションローラー43とが接近、離間する方向に延びる。
筐体46の側板461には、一対のアーム支持部462が形成されている。一対のアーム支持部462は、テンションローラー43の軸線方向Dxに沿って延びる軸形状で形成されている。
一対のテンションアーム44のそれぞれは、テンションローラー43に対して駆動ローラー42に接近する方向に配置された、テンションローラー43の軸線方向Dxに貫通する穴部441を有する。筐体46の一対のアーム支持部462がテンションローラー43の穴部441に挿入されることで、一対のテンションアーム44は、一対のアーム支持部462の軸線回りに揺動可能に筐体46に支持されている。
一対のテンションアーム44のそれぞれは、収容部442を有する。収容部442は、穴部441に対して駆動ローラー42から離間する方向に配置されている。収容部442は、穴部441、すなわち筐体46のアーム支持部462から離間する方向であって、テンションローラー43の軸線方向Dxと直交する方向に延びる。
収容部442は、テンションローラー43の軸受部材431及びテンションばね45を収容する。収容部442内では、穴部441(アーム支持部462)に対し、テンションばね45、軸受部材431の順に配置される。軸受部材431は、収容部442内において、収容部442の延伸方向、すなわち穴部441に対して接近、離間する方向に移動可能である。
一対のテンションばね(付勢部材)45は、一対のテンションアーム44それぞれの収容部442内に収容されている。一対のテンションばね45は、例えば圧縮コイルばねで構成され、一対のテンションアーム44の穴部441とテンションローラー43の軸受部材431との間に配置される。一対のテンションばね45は、テンションローラー43(詳細に言えば、軸受部材431)を、アーム支持部462に対して離れる方向に付勢している。言い換えれば、一対のテンションばね45は、テンションローラー43を、中間転写ベルト41の張力(テンション)が高くなる方向に付勢している。
続いて、ベルト搬送装置40のテンションローラー43周辺の構成について、図10から図13を用いて説明する。図10は、図9のベルト搬送装置40の断面拡大側面図である。図11は、図3のベルト搬送装置40の補正機構50の傾斜軸受及び連結部材の斜視図である。図12は、図3の補正機構50の本体ガイド周辺の分解部分斜視図である。図13は、図9のベルト搬送装置40の断面拡大側面図であって、中間転写ベルト41が蛇行した状態を示す図である。なお、図10及び図13は、テンションローラー43の軸線方向Dxの中央部の描画を省略している。また、図12では、各構成要素を上方に向かって分解して描画している。
ベルト搬送装置40は、さらに、図10に示す補正機構50を備える。補正機構50は、テンションローラー43の軸線方向Dxの両端部、及びテンションローラー43の下側に配置される。補正機構50は、テンションローラー43に対する中間転写ベルト41の蛇行を補正する。補正機構50は、一対の傾斜軸受52と、連結部材53と、一対の本体ガイド54と、を備える。
一対の傾斜軸受52は、テンションローラー43の軸線方向Dxの両端部それぞれに配置される。一対の傾斜軸受52のそれぞれは、軸線方向Dxに対し、テンションローラー43の軸受部材431よりも内側に位置する。また、一対の傾斜軸受52のそれぞれは、軸線方向Dxに対し、中間転写ベルト41よりも外側に位置する。一対の傾斜軸受52は、テンションローラー43の軸部43xに対し、軸線回りに回転可能に取り付けられ、支持している。一対の傾斜軸受52は、テンションローラー43の軸線方向Dxに移動可能である。
連結部材53は、テンションローラー43の側方であってテンションローラー43の径方向外側に、テンションローラー43に対して離間して配置される。連結部材53は、上下方向及びテンションローラー43の軸線方向Dxに沿って延びる板状部材である。連結部材53は、テンションローラー43の軸線方向Dxの両端部それぞれにおいて、一対の傾斜軸受52のそれぞれに接続する。すなわち、連結部材53は、一対の傾斜軸受52を連結する。これにより、一対の傾斜軸受52は、テンションローラー43の軸線方向Dxにおいて、同一方向に、同じタイミングで移動する。
また、一対の傾斜軸受52は、一対の軸受部521と、一対の傾斜部522と、を有する。
一対の軸受部521は、テンションローラー43の軸線方向Dxに対し、テンションローラー43のローラー部よりも外側に位置し、軸受部材431よりも内側に位置する。また、一対の軸受部521は、軸線方向Dxに対し、中間転写ベルト41よりも外側に位置する。テンションローラー43の軸部43xは、一対の軸受部521を軸線方向Dxに貫通している。一対の軸受部521は、テンションローラー43の軸部43xを受ける。
一対の軸受部521は、テンションローラー43の軸線方向Dxと直交する方向(テンションローラー43の径方向)に沿って延びる板形状に形成されている。一対の軸受部521の軸線方向Dxの内面は、中間転写ベルト41の軸線方向Dxの両端部と、軸線方向Dxにおいて対向する。中間転写ベルト41が蛇行すると、一対の軸受部521の軸線方向Dxの内面には、中間転写ベルト41の軸線方向Dxの側端縁が接触する。
一対の傾斜部522は、一対の傾斜軸受52それぞれの下部に配置される。一対の傾斜部522は、一対の軸受部521それぞれの下端に接続している。一対の傾斜部522は、テンションローラー43の軸線方向Dxと直交する方向(例えば側方)から見て、一対の軸受部521よりも軸線方向Dxの内側に配置される。さらに、一対の傾斜部522は、テンションローラー43の軸線方向Dxと直交する方向から見て、テンションローラー43の下側に位置する。一対の傾斜部522のそれぞれは、一対の本体ガイド54のそれぞれと対向し、接触する。
一対の傾斜部522のそれぞれは、傾斜面522sを有する。一対の傾斜部522の傾斜面522sは、平面であり、テンションローラー43の軸線方向Dxに対して傾斜している。詳細に言えば、傾斜面522sは、テンションローラー43の軸線方向Dxの内側から外側に(図10の中央部から左右両外側に)向かうに連れてテンションローラー43の径方向中心部側から外側に(図10の上から下に)向かうように傾いた平面で構成される。なお、一対の傾斜部522のそれぞれの傾斜は、テンションローラー43の軸線方向Dxの中央部に対して互いに対称である。
一対の本体ガイド54は、一対の傾斜部522と上下方向に対向する位置に配置され、本体2の中間フレーム2fに固定される。一対の本体ガイド54は、テンションローラー43の軸線方向Dxと直交する方向(例えば側方)から見て、一対の軸受部521よりも軸線方向Dxの内側に配置される。
詳細に言えば、図10及び図12に示すように、中間フレーム2fは、一対の台座部2bを備える。一対の台座部2bは、中間フレーム2fの、一対の傾斜部522と上下方向に対向する位置に設置される。一対の台座部2bのそれぞれは、一対の本体ガイド54のそれぞれを支持する。
また、一対の本体ガイド54は、例えば一対の円柱状部材で構成され、テンションローラー43の軸線方向Dxと直交する方向(図10の紙面奥行き方向)に延びる。言い換えれば、一対の本体ガイド54は、駆動ローラー42とテンションローラー43とが接近、離間する方向に延びる。一対の本体ガイド54のそれぞれは、一対の傾斜部522のそれぞれの傾斜面522sと対向し、接触する。
図13に示すように、中間転写ベルト41が蛇行すると、中間転写ベルト41は、一対の傾斜軸受52のうち一方に接触し、傾斜軸受52を軸線方向Dxの外側(図13の右側)に向かって押す。傾斜軸受52は、軸線方向Dxの外側に移動する。
これにより、傾斜軸受52が傾斜部522の傾斜面522sを介して本体ガイド54上を滑るようにして、テンションローラー43の軸線方向Dxの一端部側(図13の右側)が下側に移動する。すなわち、本体ガイド54は、中間転写ベルト41が蛇行することでテンションローラー43の軸線方向Dxに移動する一対の傾斜軸受52とともにテンションローラー43の軸線方向Dxの一端部側を軸線方向Dxと直交する方向(上下方向)に移動させる。
テンションローラー43の全体が傾斜することで、中間転写ベルト41の蛇行は停止する。これにより、中間転写ベルト41は、安定して回転を継続する。
なお、テンションローラー43の箇所では、中間転写ベルト41にテンションを付与しているので、中間転写ベルト41の蛇行が発生し易くなる。したがって、テンションローラー43に対してアライメント調整機構である補正機構50を設けることで、中間転写ベルト41の蛇行を停止させる性能を向上させることが可能である。
上記のように、一対の傾斜部522及び一対の本体ガイド54は、テンションローラー43の軸線方向Dxと直交する方向から見て、一対の軸受部521よりも軸線方向Dxの内側に配置される。この構成によれば、テンションローラー43を傾斜させる補正機構50の一対の傾斜部522及び一対の本体ガイド54が、テンションローラー43の軸線方向Dxの両端部よりも外側に位置していない。すなわち、テンションローラー43の軸線方向Dxにおいて、ベルト搬送装置40の小型化を図ることができる。したがって、ベルト搬送装置40は、小型化が図られた構成で、中間転写ベルト41の蛇行を停止させることが可能である。
また、より詳細に言えば、図10に示すように、一対の傾斜部522及び一対の本体ガイド54は、テンションローラー43の軸線方向Dxと直交する方向から見て、中間転写ベルト41の軸線方向Dxの両端部よりも内側に配置される。
上記の構成によれば、一対の傾斜部522及び一対の本体ガイド54は、中間転写ベルト41が蛇行することで接触する一対の軸受部521よりもさらにテンションローラー43の軸線方向Dxの中央部寄りに配置される。これにより、傾斜軸受52の軸線方向Dxの外側への移動量に対する、テンションローラー43の軸線方向Dxの一端部側の、軸線方向Dxと直交する方向(上下方向)への移動量を大きくすることができる。したがって、ベルト搬送装置40は、小型化が図られた構成で、より効果的に中間転写ベルト41の蛇行を停止させることが可能になる。
また、上記のように、一対の傾斜部522及び一対の本体ガイド54は、一対の傾斜軸受52が支持するテンションローラー43よりも下側に配置される。また、一対の本体ガイド54は、一対の傾斜部522よりも下側に配置される。テンションローラー43に対して重力が作用することで、一対の傾斜軸受52は一対の本体ガイド54に押し付けられる。中間転写ベルト41が正常に回転して蛇行していない場合、テンションローラー43の軸部43xは概ね水平である。中間転写ベルト41が正常に回転している間、図10の状態が維持される。
上記の構成によれば、テンションローラー43に対する重力の作用を利用し、一対の傾斜部522と一対の本体ガイド54とを容易に接触させ、接触を維持することができる。これにより、一対の傾斜部522と一対の本体ガイド54とを互いに接近させ、接触させるための付勢力を生む付勢部材が不要である。したがって、補正機構50を簡便な構成にすることができ、さらにベルト搬送装置40の小型化を進めることが可能である。
また、図8に示すように、テンションローラー43は、テンションローラー43に接触する部分の中間転写ベルト41が上側から下側に向かって移動する方向に、中間転写ベルト41の回転に従って回転する。すなわち、図8において、テンションローラー43は、時計回りに回転する。そして、テンションローラー43の周辺に関して言えば、一対の傾斜部522及び一対の本体ガイド54は、一対の傾斜軸受52が支持するテンションローラー43に接触する部分の中間転写ベルト41の移動方向に対して下流側に配置される。
上記の構成によれば、テンションローラー43に接触する部分の中間転写ベルト41の移動により、テンションローラー43の軸線回りにトルクが生じる。当該トルクは、テンションローラー43に接触する部分の中間転写ベルト41の移動方向に対して下流側に向かって生じる。すなわち、中間転写ベルト41の移動によってテンションローラー43の軸線回りに発生する力は、一対の傾斜部522を、一対の本体ガイド54に向かって押し付ける方向に作用する。これにより、一対の傾斜部522と一対の本体ガイド54とを互いに接近させ、接触させるための付勢力を生む付勢部材が不要である。
また、図8に示すように、中間転写ベルト41の張力を高めるための一対のテンションアーム44を支持する一対のアーム支持部462は、テンションローラー43の軸部43xよりも上側に配置されている。すなわち、一対のテンションばね45は、テンションローラー43をアーム支持部462に対して離れる方向に付勢することで、その付勢力をアーム支持部462に対して下側に向けて作用させている。
上記の構成によれば、一対のテンションばね45によるテンションローラー43に対する付勢力は、一対の傾斜部522を、一対の本体ガイド54に向かって押し付ける方向に作用する。これにより、一対の傾斜部522と一対の本体ガイド54とを互いに接近させ、接触させるための付勢力を生む付勢部材が不要である。したがって、補正機構50を簡便な構成にすることができ、さらにベルト搬送装置40の小型化を進めることが可能である。
テンションアーム44は、テンションローラー43の軸受部材431及びテンションばね45のそれぞれを収容する収容部442を有する。この構成によれば、テンションばね45により、収容部442の延伸方向に沿って、テンションローラー43を所定の方向に向けて付勢することができる。中間転写ベルト41の張力(テンション)を、効果的に高めることが可能になる。したがって、トナー像の一次転写、二次転写において、転写性能の向上を図ることができる。
また、前述のように、一対の傾斜部522のそれぞれは傾斜面522sを有し、一対の本体ガイド54のそれぞれは円柱状部材で構成される。言い換えれば、一対の本体ガイド54は、一対の傾斜部522との接触領域が、テンションローラー43の軸線方向Dxと直交する方向(側方)から見て、一対の傾斜部522に向かって凸となる湾曲面で構成されている。
図14は、変形例1のベルト搬送装置40の傾斜軸受52及び本体ガイド54の斜視図である。図15は、図14の傾斜軸受52の斜視図である。変形例1として図14及び図15に示したように、一対の傾斜部522のそれぞれは、湾曲面522cを有する。
湾曲面522cの、テンションローラー43の軸線方向Dxと直交する方向(側方)から見た稜線は、テンションローラー43の軸線方向Dxの内側(中央部)から外側に向かうに連れてテンションローラー43の径方向中心部側から外側に(図14及び図15の上から下に)向かうように傾いた直線で構成される。一対の傾斜部522は、一対の本体ガイド54との接触領域が、テンションローラー43の軸線方向Dxと直交する方向(側方)から見て、一対の本体ガイド54に向かって凸となる湾曲面522cで構成される。
このように、一対の傾斜部522及び一対の本体ガイド54の一方は、他方との接触領域が、テンションローラー43の軸線方向Dxと直交する方向から見て、一方に接触する他方に向かって凸となる湾曲面で構成される。この構成によれば、一対の傾斜部522と一対の本体ガイド54との接触領域を少なくすることができる。すなわち、一対の傾斜部522と一対の本体ガイド54との間で生じる摩擦力を小さくすることができる。したがって、一対の傾斜部522及び一対の本体ガイド54の損耗を抑制することができ、中間転写ベルト41の蛇行を停止させる性能を好適に維持することが可能である。
また、一対の本体ガイド54を円柱形状で構成することで、一対の傾斜部522との接触領域の低減を図った一対の本体ガイド54を容易に形成することが可能である。したがって、補正機構50を簡便な構成にすることができ、ベルト搬送装置40の小型化を進めることが可能である。
なお、一対の傾斜部522の、一対の本体ガイド54との接触領域を円柱形状で構成しても良い。また、一対の本体ガイド54の、一対の傾斜部522との接触領域に湾曲面を有する傾斜部を構成しても良い。
また、円柱状部材で構成された一対の本体ガイド54は、テンションローラー43の軸線方向Dxと直交する方向に延びる軸線回りに回転する回転体であっても良い。
図16は、変形例2のベルト搬送装置40の傾斜軸受52及び本体ガイド55の斜視図である。図17は、図16の本体ガイド55周辺の分解斜視図である。なお、図17では、本体ガイド55及び台座部2bを上方に向かって分解して描画している。変形例2として図16及び図17に示したように、一対の本体ガイド55のそれぞれは、球体で構成される。
球体で構成された一対の本体ガイド55のそれぞれは、一対の台座部2bに対し、すくなくともテンションローラー43の軸線方向Dxと直交する方向に延びる軸線回りに回転する回転体である。一対の本体ガイド55のそれぞれは、一対の傾斜部522のそれぞれの傾斜面522sと対向し、接触する。
なお、一対の傾斜部522の、一対の本体ガイドとの接触領域に、軸線方向Dxと直交する方向に延びる軸線回りに回転する回転体を構成しても良い。このように、一対の傾斜部522及び一対の本体ガイド54、55の一方は、他方との接触領域が、テンションローラー43の軸線方向Dxと直交する方向に延びる軸線回りに回転する回転体で構成される。
上記の構成によれば、一対の傾斜部522と一対の本体ガイド54、55との接触領域を、転がり摩擦にすることができる。転がり摩擦は滑り摩擦に比べて摩擦力が非常に小さいので、摩擦負荷を軽減させることが可能である。摩擦負荷を軽減させることで、一対の傾斜部522及び一対の本体ガイド54、55の損耗を抑制することができ、中間転写ベルト41の蛇行を停止させる性能を好適に維持することが可能である。
図18は、図3のテンションローラー43周辺の断面部分正面図である。図19は、図3のテンションローラー43周辺の部分斜視図であって、テンションアーム44を取り外した状態を示す図である。図20は、図3のテンションローラー43周辺の部分斜視図であって、補正機構50の傾斜軸受52及び連結部材53を取り外した状態を示す図である。
一対の傾斜軸受52のそれぞれは、さらに貫通部523と、溝部524と、を備える。貫通部523及び溝部524は、一対の軸受部521のそれぞれに形成される。
貫通部523は、テンションローラー43の軸線方向Dxからみて、テンションローラー43の軸部43xと対向する位置に配置される。貫通部523は、軸線方向Dxに軸受部521を貫通する穴部で構成される。貫通部523は、テンションローラー43の軸部43xが挿入される。
溝部524は、貫通部523から軸線方向Dxに対して直交する方向に延びる。詳細に言えば、溝部524は、貫通部523から筐体46のアーム支持部462側(テンションローラー43に対して駆動ローラー42側)に向かって、且つ上側に向かって延びる。そして、溝部524は、軸受部521の端縁において開口する。
上記の貫通部523及び溝部524の構成によれば、軸受部521の外部と貫通部523との間において、溝部524を通して、テンションローラー43の軸部43xの挿入、抜き取りを行うことができる。すなわち、図20に示すように、一対の傾斜軸受52は、テンションローラー43の軸部43xに対して着脱可能である。
一対の傾斜軸受52は、テンションローラー43の軸部43xに対して着脱可能であれば、その交換が容易になる。すなわち、例えば一対の傾斜部522が損耗した場合に、一対の傾斜軸受52を容易に交換することができる。したがって、中間転写ベルト41の蛇行を停止させる性能を好適に維持することが可能である。
なお、一対の傾斜軸受52は、連結部材53によって連結されており、一体としてテンションローラー43の軸部43xに対して着脱可能である。すなわち、テンションローラー43の軸線方向Dxの両端部それぞれに配置された一対の傾斜軸受52を、同時に軸部43xに対して着脱することができる。これにより、一対の傾斜軸受52の交換に際し、作業性の向上を図ることができる。
また、連結部材53は、濃度センサー56を備える。濃度センサー56は、軸線方向Dxに沿って延びる板状部材である連結部材53の側面に取り付けられている。濃度センサー56は、中間転写ベルト41の外周面と対向配置されている。
濃度センサー56は、例えばLED(Light Emitting Diode)等の発光素子を含む発光部と、例えばフォトダイオード等の受光素子を含む受光部と、を有する反射型光学センサーで構成される。発光部は、中間転写ベルト41の外周面に一次転写されたトナー像に向けて所定角度で検出光を照射する。受光部は、発光部がトナー像に向けて照射し、トナー像で反射した検出光を受ける。
濃度センサー56は、受光部で受光した検出光のレベルをトナー濃度に係る検出値(電圧値)として出力することにより、中間転写ベルト41の外周面に一次転写されたトナー像のトナー量を導出し、トナー像のトナー濃度を検出することができる。例えば、中間転写ベルト41の外周面にトナーが無い場合、発光部から照射された検出光は、トナーによって拡散反射されることなく正反射され、受光部に多く入射される。これにより、トナー濃度に係る検出値(電圧値)は高くなる。そして、中間転写ベルト41の外周面のトナー量が増加するほど、多くの光がトナーによって拡散反射されるようになり、徐々に受光部に入射する光量が少なくなる。これにより、トナー濃度に係る検出値(電圧値)は、徐々に低くなる。
上記の構成によれば、濃度センサー56は、補正機構50によるテンションローラー43の全体の傾斜に追従して傾斜する。すなわち、中間転写ベルト41が蛇行してテンションローラー43の全体が傾斜しても、中間転写ベルト41の外周面に対する濃度センサー56の相対位置は変化しない。したがって、濃度センサー56によるトナー濃度の検出精度を安定させることができ、さらに好適に維持することが可能である。また、連結部材53がテンションローラー43の軸部43xに対して着脱可能であることで、濃度センサー56は、例えば不具合が生じた場合に、容易に交換できる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記実施形態において、ベルト搬送装置40は、4つの画像形成部20で形成されたトナー像が順次重ねて転写される中間転写ベルト41を備える構成こととしたが、このような装置に限定されるわけではない。本発明は、例えば画像形成部によって画像が記録される記録媒体を搬送する搬送ベルトを備えるベルト搬送装置にも適用可能である。これにより、当該ベルト搬送装置は、小型化が図られた構成で、記録媒体を搬送する搬送ベルトの蛇行を停止させることが可能である。
また、上記実施形態において、画像形成装置1は、いわゆるタンデム型のカラー印刷用の画像形成装置であることとしたが、このような機種に限定されるわけではない。画像形成装置は、中間転写ベルトを備える機種であれば、タンデム型ではない他の形式のカラー印刷用の画像形成装置であっても良い。
本発明は、、ベルト搬送装置及び画像形成装置において利用可能である。
1 画像形成装置
2 本体
2b 台座部
2f 中間フレーム
20 画像形成部
21 感光体ドラム
30 転写部
40 ベルト搬送装置
41 中間転写ベルト(ベルト)
43 テンションローラー
43x 軸部
44 テンションアーム
45 テンションばね(付勢部材)
46 筐体
50 補正機構
52 傾斜軸受
53 連結部材
54、55 本体ガイド
56 濃度センサー
431 軸受部材
442 収容部
461 側板
462 アーム支持部
521 軸受部
522 傾斜部
522c 湾曲面
522s 傾斜面
523 貫通部
524 溝部
Dx 軸線方向
S 用紙(記録媒体)

Claims (4)

  1. 無端状のベルトと、
    前記ベルトを回転可能に架設する複数のローラーと、
    前記ローラーに対する前記ベルトの蛇行を補正する補正機構と、
    を備え、
    前記補正機構は、
    前記ローラーの軸部を受ける一対の軸受部、及び前記ローラーの軸線方向に対して対称に傾斜する一対の傾斜部を有し、複数の前記ローラーのうちいずれかの前記軸部を回転可能に支持するとともに前記軸線方向に移動可能な一対の傾斜軸受と、
    一対の前記傾斜部に接触し、前記ベルトが蛇行することで前記軸線方向に移動する一対の前記傾斜軸受とともに前記ローラーの前記軸線方向の端部を前記軸線方向と直交する方向に移動させる一対の本体ガイドと、
    を備え、
    一対の前記傾斜部及び一対の前記本体ガイドは、一対の前記傾斜軸受が支持する前記ローラーよりも下側に配置され、
    一対の前記本体ガイドは、一対の前記傾斜部よりも下側に配置されることを特徴とするベルト搬送装置。
  2. 一対の前記傾斜部及び一対の前記本体ガイドは、一対の前記傾斜軸受が支持する前記ローラーに接触する部分の前記ベルトの移動方向に対して下流側に配置されることを特徴とする請求項1に記載のベルト搬送装置。
  3. 複数の画像形成部と、
    前記画像形成部に隣接して配置され、前記画像形成部によって画像が記録される記録媒体を搬送する請求項1に記載のベルト搬送装置と、
    を備える画像形成装置。
  4. 複数の画像形成部と、
    前記画像形成部に隣接して配置され、前記ベルトが、前記画像形成部で形成されたトナー像が順次重ねて転写される中間転写ベルトである請求項1に記載のベルト搬送装置と、
    を備える画像形成装置。
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