JP2025006219A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カラー印刷が可能な画像形成装置において黒色の画像を印刷する際に、ホットオフセットを起こすことなく光沢度の高い画像と低い画像の両方を印刷する。
【解決手段】複数色のトナーを用いて形成された複数のトナー像を重畳して記録材に印刷し、複数のトナーは互いに色が異なる第1~第3のトナーを含み、それぞれ第1のトナー像~第3のトナー像の形成に用いられる画像形成部と、記録材から近い順に第1のトナー像、第2のトナー像および第3のトナー像を重畳して記録材に転写する転写手段と、記録材をトナー像が転写された側から加熱する加熱手段を有し、加熱手段によりトナー像を加熱して溶融させ記録材に定着させる定着手段を備え、第1~第3のトナーのうち、第1のトナーの弾性率が最も高く、第2のトナーの弾性率が最も低い画像形成装置を用いる。
【選択図】図2
【解決手段】複数色のトナーを用いて形成された複数のトナー像を重畳して記録材に印刷し、複数のトナーは互いに色が異なる第1~第3のトナーを含み、それぞれ第1のトナー像~第3のトナー像の形成に用いられる画像形成部と、記録材から近い順に第1のトナー像、第2のトナー像および第3のトナー像を重畳して記録材に転写する転写手段と、記録材をトナー像が転写された側から加熱する加熱手段を有し、加熱手段によりトナー像を加熱して溶融させ記録材に定着させる定着手段を備え、第1~第3のトナーのうち、第1のトナーの弾性率が最も高く、第2のトナーの弾性率が最も低い画像形成装置を用いる。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式や静電記録方式を用いた、レーザービームプリンタ、複写機、ファクシミリ装置などの画像形成装置では、感光体や中間転写体などの像担持体に、適宜の画像形成プロセスにてトナー像が形成される。このトナー像は、転写手段にて記録材に転写されたのち、定着手段としての加熱手段を有した定着器にて記録材上に定着される。そして、トナー像が定着された記録材が画像形成物として画像形成装置から出力される。
近年、電子写真方式の画像形成装置のフルカラー化が進んでいる。かかるカラー画像形成装置の中には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像を1色ずつ記録材上に重ね合わせて転写したのち、転写した複数色のトナー像を、定着器により記録材に定着する方式のものがある。このようなカラー画像形成装置においては、フルカラー画像の広範囲な色再現性および彩度を実現するために、定着器での溶融時の粘弾特性を低くしたトナーを用いて、各色のトナー同士の混色性を高めている。
ここで、カラーの写真画像を形成する際には、高光沢が要求される。一方、白黒印刷時のブラックの文字画像を形成する際には、低光沢も要求される。そこで、ブラックのトナーの粘弾特性を他のトナーよりも高くしてブラックの光沢度を低くする技術がある。これらの要求を両立するために、特許文献1では、白黒印刷時には、ブラックトナーのみを使って光沢度の低い画像とする(単色ブラック)。一方、カラー画像印刷時には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像を重畳して、所謂プロセスブラックとすることで、光沢度を高くする。そして、光沢度の低いトナーほど記録材側になり、光沢度の高いトナーほど加熱手段側になるようにトナーを重畳してブラック画像を形成し、一括して加熱溶融定着することで、画像の光沢ムラを防止する技術を提案している。
定着器での溶融時の粘弾特性を低くしたトナーを用いた場合、光沢度の高いトナーが加熱手段で過剰な熱を受けると、定着部材にトナーが付着する場合がある。これをホットオフセットと呼ぶ。ホットオフセットが発生すると、定着後の画像表面が粗くなり、反射する光が散乱してしまう為、光沢度が低下してしまうという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、カラー印刷が可能な画像形成装置において黒色の画像を印刷する際に、ホットオフセットを起こすことなく光沢度の高い画像と低い画像の両方を印刷することを目的とする。
本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、
複数色のトナーを用いて複数のトナー像を形成し、前記複数のトナー像を重畳して記録材に印刷する画像形成装置であって、
前記複数のトナーは、互いに色が異なる第1のトナー、第2のトナーおよび第3のトナ
ーを含み、
前記第1のトナーを用いた第1のトナー像、前記第2のトナーを用いた第2のトナー像、および、前記第3のトナーを用いた第3のトナー像を形成する画像形成部と、
前記記録材から近い順に、前記第1のトナー像、前記第2のトナー像および前記第3のトナー像を重畳して前記記録材に転写する転写手段と、
前記記録材を、前記トナー像が転写された側から加熱する加熱手段を有し、前記加熱手段により前記トナー像を加熱して溶融させ前記記録材に定着させる定着手段と、
を備え、
前記第1のトナー、前記第2のトナーおよび前記第3のトナーのうち、前記第1のトナーの弾性率が最も高く、前記第2のトナーの弾性率が最も低い
ことを特徴とする画像形成装置である。
複数色のトナーを用いて複数のトナー像を形成し、前記複数のトナー像を重畳して記録材に印刷する画像形成装置であって、
前記複数のトナーは、互いに色が異なる第1のトナー、第2のトナーおよび第3のトナ
ーを含み、
前記第1のトナーを用いた第1のトナー像、前記第2のトナーを用いた第2のトナー像、および、前記第3のトナーを用いた第3のトナー像を形成する画像形成部と、
前記記録材から近い順に、前記第1のトナー像、前記第2のトナー像および前記第3のトナー像を重畳して前記記録材に転写する転写手段と、
前記記録材を、前記トナー像が転写された側から加熱する加熱手段を有し、前記加熱手段により前記トナー像を加熱して溶融させ前記記録材に定着させる定着手段と、
を備え、
前記第1のトナー、前記第2のトナーおよび前記第3のトナーのうち、前記第1のトナーの弾性率が最も高く、前記第2のトナーの弾性率が最も低い
ことを特徴とする画像形成装置である。
以上説明したように、本発明によれば、カラー印刷が可能な画像形成装置において黒色の画像を印刷する際に、ホットオフセットを起こすことなく光沢度の高い画像と低い画像の両方を印刷することができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせ全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
また、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の説明で一度説明した部材についての材質、形状などは、特に改めて記載しない限り、後の説明においても初めの説明と同様のものである。特に図示あるいは記述をしない構成や工程には、当該技術分野の周知技術または公知技術を適用することが可能である。また、重複する説明は省略する場合がある。
[実施例1]
<画像形成装置>
まず、本実施例の画像形成装置の全体構成の概略について説明する。
<画像形成装置>
まず、本実施例の画像形成装置の全体構成の概略について説明する。
図1は、本実施例の画像形成装置である電子写真画像形成プロセスを利用した複数色のカラーレーザプリンタの横断面模式図である。画像形成装置100は、装置本体100aに着脱可能なプロセスステーション(プロセスカートリッジ)5Y,5M,5C,5Kを備える。4個のカートリッジ5Y,5M,5C,5Kは同一構造であるが、異なる色、即ち、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)のトナー(現像剤)による画像を形成する点で相違する。尚、特定のカートリッジの説明を行う場合を除き、以下、YMCKの符号を省略する。各カートリッジ5は、それぞれ、トナー容器23、感光体である感光体ドラム1、帯電ローラ2、現像ローラ3、クリーニングブレード4、
廃トナー容器24を有する。カートリッジ5の下方に配置された露光装置7は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各画像データに応じた画像信号に基づき感光体ドラム1を露光する。
廃トナー容器24を有する。カートリッジ5の下方に配置された露光装置7は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各画像データに応じた画像信号に基づき感光体ドラム1を露光する。
感光体ドラム1は、回転過程で、帯電ローラ2により所定の極性及び所定の電位に一様に帯電処理される。その後、感光体ドラム1Y~1Kはそれぞれ、露光装置7Y~7Kにより露光されて、第1~第4の色成分像に対応した静電潜像が形成される。第1~第4の色成分像は、目的のカラー画像を形成するための色成分像であり、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応する。帯電ローラ2は、感光体ドラム1の回転に伴って従動して回転する。
現像ローラ3は、感光体ドラム1上に形成された静電潜像にトナーTを付着させて、トナー像として現像する。トナー容器23内のトナーTは、負帯電の非磁性一成分トナーであり、静電潜像の現像は、非磁性一成分接触現像方式によって行われる。現像ローラ3には不図示の電源により電圧が印加され、これにより現像を行う。
中間転写ベルトユニットは、中間転写ベルト8、駆動ローラ9、二次転写対向ローラ10、ベルト用クリーニングブレード21、ベルト用トナーボックス22から構成される。また中間転写ベルトユニットにおいて、中間転写ベルト8の内側で感光体ドラム1Y~1Kに対向する位置には、一次転写ローラ6Y~6Kが配設されている。不図示のモータにより駆動ローラ9が回転することにより、中間転写ベルト8は矢印A方向に回動され、それに従い、二次転写対向ローラ10は従動回転する。また、各感光体ドラム1は矢印方向に回転する。ここで電源より一次転写ローラ6に正極性の一次転写電圧が印加されることにより、感光体ドラム1上のトナー像は、感光体ドラム1Y上のトナー像から順次、中間転写ベルト8上に一次転写される。本実施例の画像形成装置においては、4色のトナーを一次転写した場合、トナー像は中間転写ベルト8に近い側からイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に積層されている。
その後、4色のトナー像は、中間転写ベルト8上に積層された状態で二次転写ローラ11まで搬送される。感光体ドラム1のクリーニングブレード4は、感光体ドラム1に圧接し、中間転写ベルト8に一次転写されないで感光体ドラム1表面に残った残留トナー及びその他の感光ドラム上の残留物を除去する。また、ベルト用クリーニングブレード21は、駆動ローラ9に張架された中間転写ベルト8に圧接し、後述する二次転写において記録材Pに二次転写されずに中間転写ベルト8表面上に残った残留トナー及びその他の中間転写ベルト8上の残留物を除去する。
給搬送装置12は、記録材Pを収納する給紙カセット13内から記録材Pを給紙する給紙ローラ14と、給紙された記録材Pを搬送する搬送ローラ対15とを有する。そして、給搬送装置12から搬送された記録材Pはレジストローラ対16によって二次転写ローラ11に搬送される。中間転写ベルト8から記録材Pへの二次転写においては、二次転写ローラ11に正極性の電圧を印加することにより、搬送された記録材Pに、中間転写ベルト8上の4色のトナーTが重畳されたトナー像を転写する。図2は、4色のトナー像を記録材Pに転写した時のトナー積層の様子を示す。トナー像は、中間転写ベルト8上にあったときとは逆に、記録材Pに近い側からブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の順に積層されている。中間転写ベルト8の搬送方向における各画像形成部の配置は、記録材にトナー像が重畳転写されたときに、本実施例で示すような順序で積層されるようにする。
トナー像転写後の記録材Pは、定着手段としての定着器30に搬送される。定着器30は、定着フィルム31と、定着フィルム31に圧接するための加圧ローラ32を備えたフ
ィルム加熱方式の定着器である。定着フィルム31は内部に、定着ヒータ33と、定着ヒータ33の温度を測定するサーミスタ331を内蔵している。そして、定着器30が記録材Pを加熱及び加圧されることにより、記録材Pにトナー像が定着される。その後、記録材Pは、排紙ローラ20を通過して画像形成装置100の機外へ排出される。
ィルム加熱方式の定着器である。定着フィルム31は内部に、定着ヒータ33と、定着ヒータ33の温度を測定するサーミスタ331を内蔵している。そして、定着器30が記録材Pを加熱及び加圧されることにより、記録材Pにトナー像が定着される。その後、記録材Pは、排紙ローラ20を通過して画像形成装置100の機外へ排出される。
<定着手段>
次に、画像形成装置100に搭載された定着手段としての定着器30の全体構成の概略について説明する。図3は、実施例1の定着器30の横断面模式図である。図3における定着器30は、説明の便宜上、図1中に記載された配設状態に対し、右方向に約90度回転させた状態となっている(図1および図3にXZ座標軸を示す)。尚、記録材P上のトナーTは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーのいずれか、もしくは、各トナーから任意のトナーを選んで重ね合わせた状態を示している。
次に、画像形成装置100に搭載された定着手段としての定着器30の全体構成の概略について説明する。図3は、実施例1の定着器30の横断面模式図である。図3における定着器30は、説明の便宜上、図1中に記載された配設状態に対し、右方向に約90度回転させた状態となっている(図1および図3にXZ座標軸を示す)。尚、記録材P上のトナーTは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーのいずれか、もしくは、各トナーから任意のトナーを選んで重ね合わせた状態を示している。
本実施例の定着器30は、定着フィルム31と、加圧ローラ32と、入り口ガイド36を有する。定着フィルム31は、定着ヒータ33と、ヒータホルダ34と、加圧ステー35と、サーミスタ331を内蔵している。
定着フィルム31は、基層311の外周面上に弾性層312と表層313が設けられた無端のフィルム状に形成された部材である。弾性層312は、定着性の向上や光沢度の均一化を目的として、シリコーンゴムなどの耐熱性を有する弾性材料で構成される。表層313は、記録材Pとの分離性向上や、表層313にトナーTが付着してしまうオフセット抑制を目的として、フッ素樹脂等の耐熱性を有する離型性の良い材料で構成される。
加圧ローラ32は、芯軸部321と、少なくとも1層以上の弾性層322と、表層323とを有する。弾性層322は、後述する定着ニップ部Nの幅を確保するために、シリコーンゴム或いはフッ素ゴムなど耐熱性を有する弾性材料で構成される。表層323は、トナーや紙粉による汚れを防止するために、フッ素樹脂等の耐熱性を有する離型性の良い材料で構成される。本実施例では、加圧ローラ32は、外径25mmを採用した。
定着ヒータ33は、定着フィルム31の内周面と接触しながら定着フィルム31を急速加熱する板状発熱体である。定着ヒータ33は、定着ニップ部Nに対向する領域にわたって配置される。板状発熱体は、セラミック製の基板に通電発熱抵抗層をスクリーン印刷した構成となっている。定着ヒータ33の温度は、基板の定着フィルム31当接面とは反対側の面に当接されている温度検知手段としてのサーミスタ331により検知される。そして、不図示の温度制御手段により、サーミスタ331の検知信号に基づいて定着ヒータ33が所定の目標温度になるように通電発熱抵抗層への通電が制御される。
ヒータホルダ34は、定着ヒータ33を保持している。加圧ステー35は、剛性を有する部材で構成され、不図示の加圧手段から受けた加圧力を、ヒータホルダ34を介して加圧ローラ32に付与する。この加圧力により、定着フィルム31と加圧ローラ32との間に前端から後端まで所定幅を持つ定着ニップ部Nが形成される。
次に、定着器30における定着プロセスについて説明する。加圧ローラ32は、不図示の駆動手段によって、矢印R1方向に回転駆動される。そして、定着フィルム31は、加圧ローラ32の回転に伴い、矢印R2方向へ従動回転する。定着ヒータ33は、急速昇温して定着フィルム31を加熱する。定着ヒータ33が所定の目標温度に制御された状態において、記録材Pが入り口ガイド36に沿って定着ニップ部Nに案内され、定着フィルム31と加圧ローラ32とにより搬送方向である矢印D方向に挟持搬送される。その搬送過程において、記録材Pには熱と圧力が付与され、未定着のトナー像Tが定着される。
<制御ブロック図>
次に、画像形成装置100における本発明の実施例に関連する制御ブロックについて説明する。図4は、本実施例の画像形成装置100の制御ブロック図である。制御手段としての制御部60は、画像形成装置100全体を制御するCPUである。RAM63はワークメモリであり、ROM64は画像形成装置を制御するプログラムを格納する。制御部60は、プログラムやユーザ指示に従って動作することで、画像形成制御部61や定着温調制御部62として機能する。画像形成制御部61は、画像形成手段としての画像形成部50を動作させて、端末から送信されてくる画像情報を基に、記録材Pへ画像の印刷を行うための制御を行う。定着温調制御部62は、定着器30の定着ヒータ33の温度を、温度検知素子であるサーミスタ331の検知結果に基づき、所定の温度に制御する。
次に、画像形成装置100における本発明の実施例に関連する制御ブロックについて説明する。図4は、本実施例の画像形成装置100の制御ブロック図である。制御手段としての制御部60は、画像形成装置100全体を制御するCPUである。RAM63はワークメモリであり、ROM64は画像形成装置を制御するプログラムを格納する。制御部60は、プログラムやユーザ指示に従って動作することで、画像形成制御部61や定着温調制御部62として機能する。画像形成制御部61は、画像形成手段としての画像形成部50を動作させて、端末から送信されてくる画像情報を基に、記録材Pへ画像の印刷を行うための制御を行う。定着温調制御部62は、定着器30の定着ヒータ33の温度を、温度検知素子であるサーミスタ331の検知結果に基づき、所定の温度に制御する。
ネットワークインタフェース70は、LAN等を介してユーザが使用する外部端末220に接続され、外部端末220と画像形成装置100との間で、画像情報やデバイス情報の入出力(通信処理)を行う。記憶手段としてのHDD73はハードディスクドライブである。HDD73は、システムソフトウェア等が格納される。記憶手段としては、ハードディスク以外に、半導体メモリといった書き込み可能な不揮発性メモリを用いても良い。演算手段としての演算部74は、端末から送信されてくるRGB表示系などの画像情報を、HDD73に格納された情報を利用して、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各画像データに変換して出力する。演算部74が黒画像を画像データに変換する場合、画像を黒色の文字画像だと認識した場合、単色のブラック画像データとする。一方、画像を写真等の画と認識した場合は、画像中の黒色部を、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックを積層して形成されるプロセスブラック画像データとする。以上、本実施例の画像形成装置のハードウェア構成について説明した。なお、ハードウェア構成は一例を示したものであり、この構成には限定されない。
<検証検討の説明>
トナーの軟らかさの指標として、トナーの粘弾性特性としての貯蔵弾性率を用い、検証検討を行った。貯蔵弾性率の異なるトナーを試作し、実施例1と比較例1とを比較した。ただし、用いる指標は貯蔵弾性率に限定されず、トナーの軟らかさを表現できるものであればよい。
トナーの軟らかさの指標として、トナーの粘弾性特性としての貯蔵弾性率を用い、検証検討を行った。貯蔵弾性率の異なるトナーを試作し、実施例1と比較例1とを比較した。ただし、用いる指標は貯蔵弾性率に限定されず、トナーの軟らかさを表現できるものであればよい。
図5はトナーの貯蔵弾性率の測定結果の一例である。横軸は温度[℃]、縦軸は貯蔵弾性率G’[Pa]を示す。その代表値として、100℃における貯蔵弾性率G’(100
℃)を得た。ここで、貯蔵弾性率G’(100℃)=2.2×104Paであった。ここ
で、定着時は記録材P上のトナーTは定着器30の定着ニップ部Nを通過する間に100℃程度に昇温しているため、100℃における貯蔵弾性率G’(100℃)を指標とした
。
℃)を得た。ここで、貯蔵弾性率G’(100℃)=2.2×104Paであった。ここ
で、定着時は記録材P上のトナーTは定着器30の定着ニップ部Nを通過する間に100℃程度に昇温しているため、100℃における貯蔵弾性率G’(100℃)を指標とした
。
定着器30での溶融時のトナーの貯蔵弾性率等の粘弾特性を変えることで、光沢度を変えることが可能である。貯蔵弾性率G’(100℃)が高いトナーは、光沢度の低いトナ
ーとなる。また、貯蔵弾性率G’(100℃)が高いトナーは、硬いのでトナーが溶け広
がりにくいので、トナー表面の凹凸が残りやすい。凹凸があると、反射する光が散乱してしまい、光沢度は低くなる。文字の低光沢を実現するためにブラックトナーの貯蔵弾性率G’(100℃)を高く設計する。一方、貯蔵弾性率G’(100℃)が低いトナーは、光沢度の高いトナーとなる。貯蔵弾性率G’(100℃)が低いトナーは、軟らかいのでト
ナーが溶け広がりやすいので、トナー表面が平滑になりやすい。平滑になると、反射する光が散乱しにくくなるので、光沢度が高くなる。
ーとなる。また、貯蔵弾性率G’(100℃)が高いトナーは、硬いのでトナーが溶け広
がりにくいので、トナー表面の凹凸が残りやすい。凹凸があると、反射する光が散乱してしまい、光沢度は低くなる。文字の低光沢を実現するためにブラックトナーの貯蔵弾性率G’(100℃)を高く設計する。一方、貯蔵弾性率G’(100℃)が低いトナーは、光沢度の高いトナーとなる。貯蔵弾性率G’(100℃)が低いトナーは、軟らかいのでト
ナーが溶け広がりやすいので、トナー表面が平滑になりやすい。平滑になると、反射する光が散乱しにくくなるので、光沢度が高くなる。
<トナー粘弾特性の説明>
まず、貯蔵弾性率の測定方法について説明する。トナーTの貯蔵弾性率は動的粘弾性測
定装置(レオメーター)ARES(RheometricsScientific社製)を用いて測定を行う。測定治具:直径7.9mm、セレイテッド型のパラレルプレートを使用する。ただし、測定方法はこれに限定されず、任意の装置や手法を用いることができる。
まず、貯蔵弾性率の測定方法について説明する。トナーTの貯蔵弾性率は動的粘弾性測
定装置(レオメーター)ARES(RheometricsScientific社製)を用いて測定を行う。測定治具:直径7.9mm、セレイテッド型のパラレルプレートを使用する。ただし、測定方法はこれに限定されず、任意の装置や手法を用いることができる。
測定試料:加圧成型機を用いて、0.1gのサンプルを直径8mm、高さ2mmの円柱状試料を成型する(常温で1分間15kNを維持する)。加圧成型機はNPaシステム社製100kNプレスNT-100Hを用いる。
セレイテッド型のパラレルプレートの温度を120℃に温調し、該円柱状試料を加熱溶融させ鋸歯を食い込ませ、axialforceが30(gf)(0.294N)を超えないように垂直方向に荷重をかけ、セレイテッド型のパラレルプレートに固着させる。このとき試料の直径がパラレルプレートの直径と同じになるよう、スチールベルトを用いてもよい。測定開始温度30.00℃まで1時間かけてセレイテッド型のパラレルプレート及び該円柱状試料を徐冷する。
測定周波数:6.28ラジアン/秒
測定歪みの設定:初期値を0.1%に設定し、自動測定モードにて測定を行う。
試料の伸長補正:自動測定モードにて調整。
測定温度:30℃から140℃まで毎分2℃の割合で昇温する。
測定間隔:30秒おき、すなわち1℃おきに粘弾性データを測定する。
測定歪みの設定:初期値を0.1%に設定し、自動測定モードにて測定を行う。
試料の伸長補正:自動測定モードにて調整。
測定温度:30℃から140℃まで毎分2℃の割合で昇温する。
測定間隔:30秒おき、すなわち1℃おきに粘弾性データを測定する。
記録材Pに最も近い位置に配置されるトナー層を下層トナー、記録材Pに最も遠い位置に配置されるトナー層を上層トナー、下層トナーと上層トナーの間に配置されるトナー層を中間層トナーとする。図2の例であれば、ブラックが下層トナー、イエローが上層トナーであり、シアンとマゼンタが中間層トナーである。下層トナーに近いシアンを第1の中間層トナー、上層トナーに近いマゼンタを第2の中間層トナーとも呼ぶ。なお、イエロー、シアンおよびマゼンタを上層と中層のどこに配置するかは、弾性率に応じて決めればよく、本実施例には限定されない。
表より、実施例1の貯蔵弾性率G’(100℃)は、下層トナーであるブラックが最も
高く、中間層トナーであるシアンが最も低い構成となっている。上層トナーであるイエローは、下層トナーよりも低く、中間層トナーよりも高い。すなわち貯蔵弾性率G’(10
0℃)は、中間層トナー<上層トナー<下層トナー、の順になっている。より具体的には、C(第1の中間層トナー)<M(第2の中間層トナー)<Y(上層トナー)<K(下層トナー)、の順になっている。
高く、中間層トナーであるシアンが最も低い構成となっている。上層トナーであるイエローは、下層トナーよりも低く、中間層トナーよりも高い。すなわち貯蔵弾性率G’(10
0℃)は、中間層トナー<上層トナー<下層トナー、の順になっている。より具体的には、C(第1の中間層トナー)<M(第2の中間層トナー)<Y(上層トナー)<K(下層トナー)、の順になっている。
一方、比較例1の貯蔵弾性率G’(100℃)は、下層トナーであるブラックが最も高
く、上層トナーであるイエローが最も低い構成となっている。中間層トナーであるマゼンタやシアンは、下層トナーよりも低く、上層トナーよりも高い。すなわち貯蔵弾性率G’
(100℃)は、上層トナー<中間層トナー<下層トナー、の順になっている。より具体
的には、Y(上層トナー)<M(第2の中間層トナー)<C(第1の中間層トナー)<K(下層トナー)の順になっている。
く、上層トナーであるイエローが最も低い構成となっている。中間層トナーであるマゼンタやシアンは、下層トナーよりも低く、上層トナーよりも高い。すなわち貯蔵弾性率G’
(100℃)は、上層トナー<中間層トナー<下層トナー、の順になっている。より具体
的には、Y(上層トナー)<M(第2の中間層トナー)<C(第1の中間層トナー)<K(下層トナー)の順になっている。
表2は、実施例1および、比較例1を用いた比較実験の結果である。イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各トナーを記録材P上に載せたプロセスブラック状態で定着した後の光沢度を示す。また、参考値として、単色ブラックの光沢度を示す。本測定に用いた記録材Pは「Futura80lb(VERSO社製)坪量216g/m2」である。また、光沢度はPG-1(日本電色工業製)を用いて入射角度75°の光沢度を測定している。
タ、シアン、ブラックの各トナーを記録材P上に載せたプロセスブラック状態で定着した後の光沢度を示す。また、参考値として、単色ブラックの光沢度を示す。本測定に用いた記録材Pは「Futura80lb(VERSO社製)坪量216g/m2」である。また、光沢度はPG-1(日本電色工業製)を用いて入射角度75°の光沢度を測定している。
実施例1は、比較例1と比較して、プロセスブラックで高光沢を実現している。これは、実施例1では、カラートナーの中でも上層のイエローの貯蔵弾性率G’(100℃)が
相対的に高く、熱に強いため、ホットオフセットが発生しにくいことによる。その結果、定着後のトナー表面が平滑であるため、反射する光が散乱しにくくなるので、光沢度が高くなる。一方、比較例1では、カラートナーの中でも上層のイエローの貯蔵弾性率G’(
100℃)が相対的に低く、熱に弱いため、ホットオフセットが発生しやすいことによる。その結果、定着後のトナー表面が粗くなり、反射する光が散乱してしまい、光沢度が低くなる。
相対的に高く、熱に強いため、ホットオフセットが発生しにくいことによる。その結果、定着後のトナー表面が平滑であるため、反射する光が散乱しにくくなるので、光沢度が高くなる。一方、比較例1では、カラートナーの中でも上層のイエローの貯蔵弾性率G’(
100℃)が相対的に低く、熱に弱いため、ホットオフセットが発生しやすいことによる。その結果、定着後のトナー表面が粗くなり、反射する光が散乱してしまい、光沢度が低くなる。
なお、参考値として示した単色ブラックは、ブラックトナーの貯蔵弾性率が高いため、低光沢を実現できている。また、実施例1と比較例1ともブラックトナーの貯蔵弾性率が同じである為、光沢度も同じ値であった。
以上、説明したように、本実施例の画像形成装置によれば、プロセスブラックを用いることで写真画像に対応する高光沢な黒画像を、ホットオフセットを発生させることがなく実現可能にする。それに加えて本実施例によれば、単色ブラックを用いることで黒文字に対応する低光沢な画像を実現できる。
(変形例)
次に、変形例として、実施例1の派生系について説明する。実施例1の派生形では、定着器30の定着ニップ部Nの圧プロファイルを変更した。
次に、変形例として、実施例1の派生系について説明する。実施例1の派生形では、定着器30の定着ニップ部Nの圧プロファイルを変更した。
図6(a)は、実施例1の定着ヒータ33の形状である。図内の下面が定着フィルム31との当接面33aである。当接面33aは、フラットな形状となっている。図6(b)は、実施例1の定着ニップ部Nの記録材搬送方向の圧プロファイルである。定着ヒータ33がフラットな形状である為、記録材搬送方向の上下流で対称の圧プロファイルとなっている。
図6(c)は、本変形例の定着ヒータ33の形状である。図内の下面が定着フィルム31との当接面33bである。当接面33bは、加圧ローラ32の側に突出する凸形状33
cを有する形状に変更されている。図6(d)は、本変形例の定着ニップ部Nの記録材搬送方向の圧プロファイルである。定着ヒータ33の下流側が凸形状33cを有しているので、記録材搬送方向の下流の圧が高い圧プロファイルとなっている。すなわち、記録材が定着ニップ部Nを通過する際、前半よりも後半の方の圧が高くなる構成であり、以後「後端加圧」の構成とも呼ぶ。
cを有する形状に変更されている。図6(d)は、本変形例の定着ニップ部Nの記録材搬送方向の圧プロファイルである。定着ヒータ33の下流側が凸形状33cを有しているので、記録材搬送方向の下流の圧が高い圧プロファイルとなっている。すなわち、記録材が定着ニップ部Nを通過する際、前半よりも後半の方の圧が高くなる構成であり、以後「後端加圧」の構成とも呼ぶ。
尚、圧プロファイルは、ニッタ株式会社製ローラ圧力分布測定システム(PINCH)を用い、不図示の圧電素子を有する感圧センサシートを定着ニップ部Nに挟むことで圧プロファイルを計測した。
本変形例の定着ニップ部Nの圧プロファイルの定着器を用い、他の条件を実施例1と同じにした場合、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーを記録材P上に載せたプロセスブラック状態で定着した後の光沢度は、65であった。
本変形例は、トナー温度の高くなる記録材搬送方向の下流において高い圧を加えることで、トナー表面が平滑化される。また、本変形例では、実施例1と比較して、定着ニップ部Nの記録材搬送方向の下流で記録材Pが定着ニップ部Nから出る分離直前に、記録材にかかる圧が急激に減少する(図6(d)の符号128以降)。そのことから、記録材Pは定着フィルム31から急速に分離する。定着フィルム31と記録材P上に定着されたトナーTが分離する時の分離速度が速くなることで、トナーTの見かけの粘弾特性が高くなる為、トナーTが定着フィルム31に付着しにくく、ホットオフセットが抑制される。ホットオフセットが抑制されることで、トナー表面がより平滑な状態となる為、実施例1よりも光沢度を高くすることが可能となった。
以上から、本変形例のように、定着ニップ部Nにおける圧プロファイルを後端加圧とすることで、さらに高光沢とすることが可能となる。なお、ここでは定着ヒータ33の形状に基づいて定着ニップ部Nにおける圧力プロファイルを規定していたが、後端加圧とすることができるのであればこれに限られない。例えば加圧手段が加圧ステー35に与える力を、定着ニップ部Nの前端より後端において強くすることでも、後端加圧にできる。また、後端加圧と言っても、必ずしもニップ最後端の加圧力が最大である必要はなく、概ね上流側よりも下流側の加圧力が強くなっていればよい。また、記録材Pの分離速度が通常より速くなるのであれば、図6の構成には限定されない。
[実施例2]
本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1の画像形成装置と同じである。したがって、本実施例の画像形成装置において、実施例1の画像形成装置のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、実施例1と同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。本実施例では、黒画像の光沢度を低光沢モードと高光沢モードから選択可能な画像形成装置を提供することを目的する。低光沢である低光沢モード時は、黒画像を単色ブラックで印字し、高光沢である高光沢モードでは、黒画像をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーを使って印字することを特徴としている。
本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1の画像形成装置と同じである。したがって、本実施例の画像形成装置において、実施例1の画像形成装置のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、実施例1と同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。本実施例では、黒画像の光沢度を低光沢モードと高光沢モードから選択可能な画像形成装置を提供することを目的する。低光沢である低光沢モード時は、黒画像を単色ブラックで印字し、高光沢である高光沢モードでは、黒画像をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーを使って印字することを特徴としている。
図7に、実施例2を説明するフローチャートを示す。印刷開始した後、ステップS101で低光沢モードか高光沢モードかをユーザが選択する。ユーザは、装置本体100aに設けられた操作パネル等のユーザ入力手段を用いてモードを選択してもよいし、外部端末からの印刷指示においてモードを選択してもよい。あるいは、制御部60が画像データを解析してモードを決定してもよい。低光沢モード選択時には、ステップS102へ、高光沢モード選択時にはステップS105に進む。
低光沢モードであるステップS102で、制御部60は、端末から送信されてくる画像情報のうち黒画像は単色ブラックを用いるようにして黒画像データを出力する。ステップS103で、制御部60は、画像データをもとに画像形成装置100の各構成要素を制御して画像形成動作を行う。そしてステップS104で、定着器30が定着動作を行って、印刷終了する。
一方、高光沢モード選択時に対応するステップS105で、制御部60は、端末から送信されてくる画像情報のうち黒画像は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーを使うプロセスブラックを用いるようにして画像データを出力する。その後、ステップS103で、制御部60は、画像データをもとに画像形成装置100の各構成要素を制御して画像形成動作をう。そしてステップS104で、定着器30が定着動作を行って、印刷終了する。
本実施例は、低光沢モード時の黒の光沢度は18、高光沢モード時の黒の光沢度は58であった。一方、比較例の低光沢モード時の黒の光沢度は18、高光沢モード時の黒の光沢度は40であった。したがって、本実施例では、高光沢モード時の黒の光沢を高くすることができた。
尚、低光沢モードと高光沢モードをコントロールする際は、定着温度調整やプロセス速度の変更を併用してもよい。定着温度を高くすることや、プロセス速度を遅くすることで光沢度が高くなる。
以上、説明したように、本実施例によれば、黒画像の光沢度を低光沢モードと高光沢モードの間で選択することが可能な画像形成装置を提供することが可能となる。
以上に述べた通り、従来、プロセスブラック画像(典型的にはYMCKの4色のトナーを使う黒画像)の定着時、粘弾特性が低いトナーが過剰な熱を受けてホットオフセットを起こし、光沢度が低下してしまう場合があった。そこで本発明の各実施例においては、写真画像などの光沢度を高くするためにプロセスブラックを用いて黒画像を形成する時は、記録材に最も近い位置に配置されるトナーを下層トナー、記録材から最も遠い位置に配置されるトナーを上層トナー、下層トナーと上層トナーの間に配置されるトナーを中間層トナーとしたとき、下層トナーの貯蔵弾性率が最も高く、上層トナーの貯蔵弾性率が次に高く、中間層トナーの貯蔵弾性率が最も低くなるようにしている。これにより、ホットオフセットによる影響を低減し、光沢度の低下を抑制することが可能となる。また本発明では、文字画像など低光沢の黒画像を必要とする場合は、記録材に近い位置に配置される下層トナーとして用いられる単色ブラックを使用することによって、光沢度を低くすることができる。したがって、写真画像に対応する高光沢な黒画像をホットオフセットの発生なく実現するとともに、黒文字に対応する低光沢な黒画像を実現できる。
[構成1]
複数色のトナーを用いて複数のトナー像を形成し、前記複数のトナー像を重畳して記録材に印刷する画像形成装置であって、
前記複数のトナーは、互いに色が異なる第1のトナー、第2のトナーおよび第3のトナーを含み、
前記第1のトナーを用いた第1のトナー像、前記第2のトナーを用いた第2のトナー像、および、前記第3のトナーを用いた第3のトナー像を形成する画像形成部と、
前記記録材から近い順に、前記第1のトナー像、前記第2のトナー像および前記第3のトナー像を重畳して前記記録材に転写する転写手段と、
前記記録材を、前記トナー像が転写された側から加熱する加熱手段を有し、前記加熱手段により前記トナー像を加熱して溶融させ前記記録材に定着させる定着手段と、
を備え、
前記第1のトナー、前記第2のトナーおよび前記第3のトナーのうち、前記第1のトナーの弾性率が最も高く、前記第2のトナーの弾性率が最も低い
ことを特徴とする画像形成装置。
[構成2]
前記第1のトナーの色はブラックであり、
黒色の画像を形成するときは、前記第1のトナーのみを用いる単色ブラックと、前記複数のトナーのすべてを用いるプロセスブラックとを選択することが可能である
ことを特徴とする構成1に記載の画像形成装置。
[構成3]
画像形成するときのモードを高光沢モードと低光沢モードの間で選択可能であり、前記高光沢モードにおいては前記黒色の画像が前記プロセスブラックで形成され、前記低光沢モードにおいては前記黒色の画像が前記単色ブラックで形成される
ことを特徴とする構成2に記載の画像形成装置。
[構成4]
前記黒色の画像が写真画像であるときは前記黒色の画像が前記プロセスブラックで形成され、前記黒色の画像が文字画像であるときは前記黒色の画像が前記単色ブラックで形成される
ことを特徴とする構成2に記載の画像形成装置。
[構成5]
前記画像形成部は、前記第2のトナーおよび前記第3のトナーのいずれとも色が異なる第4のトナーをさらに用いて第4のトナー像を形成するものであり、
前記第2のトナー、前記第3のトナーおよび前記第4のトナーは、イエロー、シアンおよびマゼンタのいずれかの色に対応する
ことを特徴とする構成2から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
[構成6]
前記定着手段は、前記加熱手段を内蔵する定着フィルムと、前記定着フィルムとの間で前記記録材を加圧する定着ニップ部を形成する加圧ローラと、を有し、
前記記録材は、前記トナー像が転写された面が前記定着フィルムの側を向くように、前記定着ニップ部に搬送される
ことを特徴とする構成1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
[構成7]
前記定着ニップ部において、前記記録材の搬送方向の上流側における加圧力よりも、前記搬送方向の下流側における加圧力の方が強い
ことを特徴とする構成6に記載の画像形成装置。
[構成8]
前記加熱手段は、前記記録材の搬送方向において前記定着ニップ部の前端から後端にわたる領域に配置され、前記加熱手段が前記後端の側において前記加圧ローラに向けて突出する凸形状を有することにより、前記搬送方向の下流側における加圧力が強くなる
ことを特徴とする構成7に記載の画像形成装置。
[構成9]
前記画像形成部は、前記第1のトナー像を形成する第1の画像形成部、前記第2のトナー像を形成する第2の画像形成部、および、前記第3のトナー像を形成する第3の画像形成部を有し、
前記複数のトナー像が、前記第3のトナー像、前記第2のトナー像および前記第1のトナー像の順に重畳して転写される中間転写体をさらに備え、
前記複数のトナー像は、前記中間転写体から前記記録材に転写される
ことを特徴とする構成1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
複数色のトナーを用いて複数のトナー像を形成し、前記複数のトナー像を重畳して記録材に印刷する画像形成装置であって、
前記複数のトナーは、互いに色が異なる第1のトナー、第2のトナーおよび第3のトナーを含み、
前記第1のトナーを用いた第1のトナー像、前記第2のトナーを用いた第2のトナー像、および、前記第3のトナーを用いた第3のトナー像を形成する画像形成部と、
前記記録材から近い順に、前記第1のトナー像、前記第2のトナー像および前記第3のトナー像を重畳して前記記録材に転写する転写手段と、
前記記録材を、前記トナー像が転写された側から加熱する加熱手段を有し、前記加熱手段により前記トナー像を加熱して溶融させ前記記録材に定着させる定着手段と、
を備え、
前記第1のトナー、前記第2のトナーおよび前記第3のトナーのうち、前記第1のトナーの弾性率が最も高く、前記第2のトナーの弾性率が最も低い
ことを特徴とする画像形成装置。
[構成2]
前記第1のトナーの色はブラックであり、
黒色の画像を形成するときは、前記第1のトナーのみを用いる単色ブラックと、前記複数のトナーのすべてを用いるプロセスブラックとを選択することが可能である
ことを特徴とする構成1に記載の画像形成装置。
[構成3]
画像形成するときのモードを高光沢モードと低光沢モードの間で選択可能であり、前記高光沢モードにおいては前記黒色の画像が前記プロセスブラックで形成され、前記低光沢モードにおいては前記黒色の画像が前記単色ブラックで形成される
ことを特徴とする構成2に記載の画像形成装置。
[構成4]
前記黒色の画像が写真画像であるときは前記黒色の画像が前記プロセスブラックで形成され、前記黒色の画像が文字画像であるときは前記黒色の画像が前記単色ブラックで形成される
ことを特徴とする構成2に記載の画像形成装置。
[構成5]
前記画像形成部は、前記第2のトナーおよび前記第3のトナーのいずれとも色が異なる第4のトナーをさらに用いて第4のトナー像を形成するものであり、
前記第2のトナー、前記第3のトナーおよび前記第4のトナーは、イエロー、シアンおよびマゼンタのいずれかの色に対応する
ことを特徴とする構成2から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
[構成6]
前記定着手段は、前記加熱手段を内蔵する定着フィルムと、前記定着フィルムとの間で前記記録材を加圧する定着ニップ部を形成する加圧ローラと、を有し、
前記記録材は、前記トナー像が転写された面が前記定着フィルムの側を向くように、前記定着ニップ部に搬送される
ことを特徴とする構成1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
[構成7]
前記定着ニップ部において、前記記録材の搬送方向の上流側における加圧力よりも、前記搬送方向の下流側における加圧力の方が強い
ことを特徴とする構成6に記載の画像形成装置。
[構成8]
前記加熱手段は、前記記録材の搬送方向において前記定着ニップ部の前端から後端にわたる領域に配置され、前記加熱手段が前記後端の側において前記加圧ローラに向けて突出する凸形状を有することにより、前記搬送方向の下流側における加圧力が強くなる
ことを特徴とする構成7に記載の画像形成装置。
[構成9]
前記画像形成部は、前記第1のトナー像を形成する第1の画像形成部、前記第2のトナー像を形成する第2の画像形成部、および、前記第3のトナー像を形成する第3の画像形成部を有し、
前記複数のトナー像が、前記第3のトナー像、前記第2のトナー像および前記第1のトナー像の順に重畳して転写される中間転写体をさらに備え、
前記複数のトナー像は、前記中間転写体から前記記録材に転写される
ことを特徴とする構成1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
5:プロセスステーション、6:転写ローラ、30:定着器、50:画像形成部、100:画像形成装置、P:記録材
Claims (9)
- 複数色のトナーを用いて複数のトナー像を形成し、前記複数のトナー像を重畳して記録材に印刷する画像形成装置であって、
前記複数のトナーは、互いに色が異なる第1のトナー、第2のトナーおよび第3のトナーを含み、
前記第1のトナーを用いた第1のトナー像、前記第2のトナーを用いた第2のトナー像、および、前記第3のトナーを用いた第3のトナー像を形成する画像形成部と、
前記記録材から近い順に、前記第1のトナー像、前記第2のトナー像および前記第3のトナー像を重畳して前記記録材に転写する転写手段と、
前記記録材を、前記トナー像が転写された側から加熱する加熱手段を有し、前記加熱手段により前記トナー像を加熱して溶融させ前記記録材に定着させる定着手段と、
を備え、
前記第1のトナー、前記第2のトナーおよび前記第3のトナーのうち、前記第1のトナーの弾性率が最も高く、前記第2のトナーの弾性率が最も低い
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1のトナーの色はブラックであり、
黒色の画像を形成するときは、前記第1のトナーのみを用いる単色ブラックと、前記複数のトナーのすべてを用いるプロセスブラックとを選択することが可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 画像形成するときのモードを高光沢モードと低光沢モードの間で選択可能であり、前記高光沢モードにおいては前記黒色の画像が前記プロセスブラックで形成され、前記低光沢モードにおいては前記黒色の画像が前記単色ブラックで形成される
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記黒色の画像が写真画像であるときは前記黒色の画像が前記プロセスブラックで形成され、前記黒色の画像が文字画像であるときは前記黒色の画像が前記単色ブラックで形成される
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成部は、前記第2のトナーおよび前記第3のトナーのいずれとも色が異なる第4のトナーをさらに用いて第4のトナー像を形成するものであり、
前記第2のトナー、前記第3のトナーおよび前記第4のトナーは、イエロー、シアンおよびマゼンタのいずれかの色に対応する
ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記定着手段は、前記加熱手段を内蔵する定着フィルムと、前記定着フィルムとの間で前記記録材を加圧する定着ニップ部を形成する加圧ローラと、を有し、
前記記録材は、前記トナー像が転写された面が前記定着フィルムの側を向くように、前記定着ニップ部に搬送される
ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記定着ニップ部において、前記記録材の搬送方向の上流側における加圧力よりも、前記搬送方向の下流側における加圧力の方が強い
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記加熱手段は、前記記録材の搬送方向において前記定着ニップ部の前端から後端にわたる領域に配置され、前記加熱手段が前記後端の側において前記加圧ローラに向けて突出
する凸形状を有することにより、前記搬送方向の下流側における加圧力が強くなる
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成部は、前記第1のトナー像を形成する第1の画像形成部、前記第2のトナー像を形成する第2の画像形成部、および、前記第3のトナー像を形成する第3の画像形成部を有し、
前記複数のトナー像が、前記第3のトナー像、前記第2のトナー像および前記第1のトナー像の順に重畳して転写される中間転写体をさらに備え、
前記複数のトナー像は、前記中間転写体から前記記録材に転写される
ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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