JP2025000484A - 開閉蓋及び衛生用シート包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】環境にやさしい紙系素材により、容易に且つ安価に製造可能な平板状に形成されてなる紙製の開閉蓋及びこの開閉蓋を備える衛生用シート包装体を提供する。【解決手段】ヒンジ部40を介して連結された基部20と蓋部30が紙系素材により平板状部材として形成され、衛生用シート111の取出口112を囲繞するように形成され、上記基部20を包装体に貼着するための第1の接着剤層領域22と、上記基部20の開口部21を囲繞するように形成され、上記ヒンジ部40を介して折り返すことにより上記基部20と対向状態となる上記蓋部30を閉蓋状態に保持するための第2の接着剤層領域31が、再粘着性を有する接着剤層からなるものとする。【選択図】 図1
Description
本発明は、衛生目的で使用される使い捨ての衛生用シートを収納する衛生用シート包装体の取出口を開閉可能に覆う紙製の開閉蓋及びこの開閉蓋を備える衛生用シート包装体に関する。
衛生目的で使用される使い捨ての衛生用シートとしては、例えば、ティッシュペーパー、ペーパータオル、トイレットペーパー、ちり紙等の使い捨て紙が広く使用されている。従来より、衛生用シートは、複数枚積層された衛生用シート積層体として包装容器に収納した衛生物品として提供されている。内容物である衛生用シート積層体は、1~4つ折りのものが一般的であり、必要によりエンボス加工や保湿剤等の薬剤の塗布、印刷加工等が施されている。
例えば、ドライタイプのティシュペーパーや、ドライタイプのティシュペーパーに各種の保湿成分を含有させ、保水性やしっとり感を高めて皮膚に対する刺激性を低下させた保湿タイプのティシュペーパーが包装袋に収納した状態で提供されている。
また、アルコール、保湿剤、界面活性剤等を含む薬液を紙、織布又は不織布の繊維素材に含浸させた衛生用シートであるウエットティッシュは、乾燥しないように、気密性及び不透水性を有する包装容器に収納される。衛生用シートには、皮膚の汚れを拭き取ったり、化粧落とし、幼児のお尻拭き、掃除用のウェットシート等、様々なものがある。これらのウエットティッシュは、含ませた薬液が乾燥しないように、気密性及び不透水性を有する可撓性の樹脂フィルムからなる包装体に収納して製品とされる。なお、この種の容器入りウエットティッシュとしては、プラスチック製容器に収納する場合にはロール状に巻回したものもあるが、封入袋に収納する場合には予め矩形に切断したものを順次折畳んで多数枚(例えば20~100枚程度)積層させたものが使用される。
一般に、衛生用シートを収納した包装体は、蓋部材によって開閉自在に閉じられた取出口が設けられ、収納された衛生用シートを取出口から取り出すことができるように構成されている。上記蓋部材には、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂の単材又は複合材等の柔軟で気密性及び不透水性を有する可撓性シートにより形成された繰り返し剥離、貼付可能な蓋用ラベルが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
また、ウエットティッシュを収納する容器として、フィルム状の封入袋を使用する場合には、比較的安価に製造できるものの、それ自体に保形性が乏しく、且つそのままで使用するには見映えが悪いという難点があった。そして、近年では、ウエットティッシュ積層体入りの封入袋をさらに外装体内に収納したものが知られている。
ウエットティッシュ積層体入りの封入袋をさらに外装体内に収納したウエットティッシュ包装体では、上記封入袋に収納されているウエットティッシュを取出口を経由して取り出すための開口部がプラスチック製の型材からなる開閉蓋により開閉自在に閉じられており、上記開閉蓋を開蓋にするすることにより、上記封入袋に収納されているウエットティッシュを取出口を経由して上記開口部から取り出すことができるようになっている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、包装体に収納された清拭シートを上記包装体に形成された清拭シート取出口に取り付けられる蓋体として、包装体に取り付けられる基部と上記基部に形成された開口部を開閉可能な蓋部とを有し、上記基部と蓋部とをパルプモールドにより成型した立体構造の蓋体部材が提案されている(例えば、特許文献3、4参照)。
合成樹脂フィルムからなる蓋用ラベルやプラスチック製の型材からなる開閉蓋では、プラスチック材料等を用いて形成されているため、環境問題への取り組みに反するといった問題があり、環境問題への対応策として高価な生分解性プラスチック材料をベースとするものにすると製造コストが増加するといった問題があった。
また、パルプモールドにより成型した立体構造の蓋体部材は、紙材料を用いて蓋部材の形状などに依存せずに製造することができ、かつ閉蓋時における密閉性を十分に確保することができ、さらには強度に優れた環境にやさしいものであるが、パルプモールドは、パルプを水に分散させた状態で成形作業を行なうので、成形品の脱水や乾燥という工程が不可欠であると共に、パルプスラリーの濃度調整やその供給・排出などの設備が膨大になるという欠点があった。
上述の如き従来の実情に鑑み、本発明の目的は、環境にやさしい紙系素材により、容易に且つ安価に製造可能な平板状に形成されてなる紙製の開閉蓋及びこの開閉蓋を備える衛生用シート包装体を提供することにある。
本発明の他の目的、本発明によって得られる具体的な利点は、以下に説明される実施の形態の説明から一層明らかにされる。
本発明では、包装体に収納されている衛生用シートを取出口を経由して取り出すための開口部が形成された基部と、ヒンジ部を介して折り返すことにより上記基部に重ね合わされて、開口部を開閉自在に閉じる蓋部が、環境にやさしい紙系素材によりシンプルな平板状に形成された紙製の開閉蓋とする。
すなわち、本発明は、衛生用シートが複数枚積層された衛生用シート積層体を内部に収納する包装体に貼着されて衛生用シートの取出口を開閉可能に覆う紙系素材により形成されてなる開閉蓋であって、上記包装体に収納されている衛生用シートを上記取出口を経由して取り出すための開口部が形成された基部と、上記基部にヒンジ部を介して連結され、上記ヒンジ部を介して折り返すことにより上記基部に重ね合わされて、上記開口部を開閉自在に閉じる蓋部とからなり、上記衛生用シートの取出口を囲繞するように上記基部に形成され、上記ヒンジ部を介して上記蓋部が連結された上記基部を上記包装体に貼着するための第1の接着剤層領域と、上記ヒンジ部を介して折り返すことにより対向状態となる上記基部と上記蓋部の対向面の一方に上記開口部を囲繞するように形成された上記蓋部を閉蓋状態に保持するための第2の接着剤層領域とを有し、上記第1の接着剤層領域と第2の接着剤層領域は、再粘着性を有する接着剤層からなることを特徴とする。
本発明に係る開閉蓋において、上記第1の接着剤層領域と第2の接着剤層領域は、再粘着性を有する接着剤層により、それぞれ全周に亘って連続した領域として形成されているものとすることができる。
また、本発明に係る開閉蓋において、上記第1の接着剤層領域と第2の接着剤層領域は、再粘着性を有する接着剤層により、それぞれ全周を複数に分割した不連続な領域として形成されているものとすることができる。
また、本発明に係る開閉蓋は、上記ヒンジ部を介して連結された上記基部と上記蓋部が上記紙系素材により形成された1部材からなるものとすることができる。
また、本発明に係る開閉蓋は、上記基部と上記蓋部が上記紙系素材により個別に形成された2部材からなり、上記基部と上記蓋部が上記ヒンジ部となる連結フィルムを介して連結されているものとすることができる。
さらに、本発明に係る開閉蓋において、上記基部には、上記開口部に沿って封縅用ポイントを残すように設けられた切れ目線により、上記開口部とともに内蓋部が形成されており、該内蓋部を閉蓋状態に保持するための第3の接着剤層領域を有するものとすることができる。
本発明は、衛生用シート包装体であって、衛生用シートが複数枚積層された衛生用シート積層体を内部に収納する封入袋の取出口に上記本発明に係る何れか一つの開閉蓋が貼着されていることを特徴とする。
また、本発明は、衛生用シート包装体であって、衛生用シートが複数枚積層された衛生用シート積層体を内部に収納する封入袋の外側を被覆する外装体の取出口に上記本発明に係る何れか一つの開閉蓋が貼着されていることを特徴とする。
本発明に係る開閉蓋は、包装体に収納されている衛生用シートを上記取出口を経由して取り出すための開口部が形成された基部と、上記基部にヒンジ部を介して連結され、上記ヒンジ部を介して折り返すことにより上記基部に重ね合わされて、上記開口部を開閉自在に閉じる蓋部が、環境にやさしい紙系素材により、シンプルな平板状に形成されているので、容易に且つ安価に製造することができる。
また、本発明に係る開閉蓋は、上記衛生用シートの取出口を囲繞するように上記基部に形成され、上記ヒンジ部を介して上記蓋部が連結された上記基部を上記包装体に貼着するための第1の接着剤層領域と、上記ヒンジ部を介して折り返すことにより対向状態となる上記基部と上記蓋部の対向面の一方に上記開口部を囲繞するように形成された上記蓋部を閉蓋状態に保持するための第2の接着剤層領域とを有し、上記第1の接着剤層領域と第2の接着剤層領域は、再粘着性を有する接着剤層からなる。
すなわち、本発明によれば、環境にやさしい紙系素材により、容易に且つ安価に製造可能な平板状に形成されてなる紙製の開閉蓋及びこの開閉蓋を備える衛生用シート包装体を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は、以下の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能であることは言うまでもない。
まず、本発明に係る開閉蓋及びこの開閉蓋を備える衛生用シート包装体の一実施形態の構成について、図面を参照しながら説明する。
図1の(A),(B)は、本発明の一実施形態に係る開閉蓋10の蓋部30を180°開いた状態を示す図であり、(A)は開閉蓋10の平面図、(B)は開閉蓋10の底面図であり、図2は、上記開閉蓋10が封入袋110の取出口に貼着された閉蓋状態の衛生用シート包装体100の斜視図である。図3は、上記開閉蓋10を開蓋した状態を示した上記衛生用シート包装体100の斜視図であり、図4は、衛生用シート111を封入袋110の取出口112を経由して上記開口部21から取り出す状態を示した上記衛生用シート包装体100の斜視図である。
この開閉蓋10は、図2乃至図4に示すように衛生用シート111が複数枚積層された衛生用シート積層体を内部に収納する衛生用シート包装体100に貼着されて衛生用シート111の取出口112を開閉可能に覆うもので、上記衛生用シート包装体100に収納されている衛生用シート111を上記取出口112を経由して取り出すための開口部21が形成された基部20と、上記基部20にヒンジ部40を介して連結され、上記ヒンジ部40を介して折り返すことにより上記基部20に重ね合わされて、上記開口部21を開閉自在に閉じる蓋部30とからなる。
この開閉蓋10は、上記ヒンジ部40を介して連結された上記基部20と蓋部30が紙系素材により平板状の1部材として形成されており、図1の(A),(B)に示すように、上記基部20の底面側には、上記ヒンジ部40を介して上記蓋部30が連結された上記基部20を上記包装体110に貼着するための第1の接着剤層領域22が、上記衛生用シート111の取出口112を囲繞するように形成され、また、上記蓋部30の底面側には、上記ヒンジ部40を介して折り返すことにより上記基部20と対向状態となる上記蓋部30を閉蓋状態に保持するための第2の接着剤層領域31が、上記開口部21を囲繞するように形成されている。
上記第1の接着剤層領域22と第2の接着剤層領域31は、再粘着性を有する接着剤層、例えば、再粘着性を有するホットメルト接着剤層により、それぞれ全周に亘って連続した接着剤層領域として形成されている。ホットメルト接着剤は、乾燥工程が不要で接着速度が速く、光化学大気汚染の原因物質である揮発性有機物質(VOC:Volatile Organic Compounds)を含まないので、安全性が高く、環境に優しい接着剤として知られている。
そして、この開閉蓋10は、上記基部20の底面側に設けられた第2の接着剤層領域31を有することにより、図2に示す衛生用シート包装体100のように、上記蓋部30がヒンジ部40を介して連結された上記基部20を、衛生用シート111が複数枚積層された衛生用シート積層体を内部に収納する封入袋110に貼着することができ、上記ヒンジ部40を介して折り返すことにより、上記蓋部30が、上記基部20に重ね合わされて、上記開口部21を開閉自在に閉じることができる。
上記開閉蓋10は、上記開口部21が形成されている上記基部20と、上記ヒンジ部40を介して折り返すことにより上記基部20に重ね合わされて、上記開口部21を開閉自在に閉じる上記蓋部30が、環境にやさしい紙系素材により、シンプルな平板状の1部材として形成されているので、容易に且つ安価に製造することができる。上記開閉蓋10は、例えば、200g/m2~500g/m2程度の板紙で両面に7μm~50μm程度の防水用フィルムを貼り付けるか或いは3μm~50μm程度の防水用樹脂層をコートした紙製の開閉蓋として提供される。
この衛生用シート包装体100は、気密性及び不透水性を有する可撓性シートであるフィルム素材からなる封入袋110の内部に、多数枚の衛生用シート111が積層された枚葉式の積層体として収納されている。また、衛生用シート包装体100の封入袋110の一面の略中央部には、衛生用シート111を取り出すための取出口112が形成され、当該取出口112を覆うように樹脂製のフラップラベル115が貼り付けられている。そして、上記フラップラベル115が貼り付けられた上記取出口112を覆うように上記開閉蓋10が接着されている。
上記蓋部30は、底面側に第2の接着剤層領域31が設けられているので、上記ヒンジ部40を介して折り返すことにより、上記基部20に重ね合わされて、上記開口部21を開閉自在に閉じた状態を保持することができる。
上記開閉蓋10を封入袋110に貼着してなる衛生用シート包装体100は、上記蓋体30の外周部の上記ヒンジ部40と逆側の位置に設けられた指掛部32に指を掛けて持ち上げることにより、図3に示すように、上記蓋体30を開蓋状態にすることができる。
この衛生用シート包装体100の使用者は、図4に示すように、上記封入袋110に収納されている衛生用シート111を上記取出口112を経由して上記開口部21から取り出すことができる。
そして、上記蓋部30は、上記ヒンジ部40を介して折り返すことにより、上記基部20に重ね合わせて上記開口部21を開閉自在に閉じた状態に戻すことができる。
上記蓋部30において、上述の如く、再粘着性を有するホットメルト接着剤層により、上記衛生用シート111の取出口112を囲繞するように全周に亘って連続した接着剤層領域として形成された上記第1の接着剤層領域22は、上記蓋部30がヒンジ部40を介して連結された上記基部20を、衛生用シート111が複数枚積層された衛生用シート積層体を内部に収納する封入袋110に隙間が生じることなく確実に貼着することができ、また、上記封入袋110に収納されている衛生用シート111を上記取出口112を経由して取り出すための上記開口部21を囲繞するように全周に亘って連続した接着剤層領域として再粘着性を有するホットメルト接着剤層により形成された上記第2の接着剤層領域31は、上記ヒンジ部40を介して折り返すことにより上記基部20と対向状態となる上記蓋部30を隙間が生じることなく確実に上記基部20に貼着することができる。上記第1の接着剤層領域22は、ホットメルト塗布直後に衛生用シート包装体100に貼付ける必要が無く、様々な工程と方式での貼付けを考えることができる。また、上記第2の接着剤層領域31のホットメルトについては紙シートをプレス絞りなどの加工をする必要なく、上記蓋部30の開閉を容易にでき、尚且つ上記第2の接着剤層領域31のホットメルトの密着により密閉性を高めることができる。
したがって、上記開閉蓋10を封入袋110に貼着してなる衛生用シート包装体100は、上記蓋部30を閉蓋状態にすることにより、高い気密性を得ることができ、上記封入袋110にウエットタイプの衛生用シート111を収納するのに適したものになっている。
ここで、上記封入袋110は、衛生用シート111の枚葉式積層体が収納されているものとしたが、衛生用シート111の積層体は枚葉式である必要はなく、所謂ポップアップ式の衛生用シート積層体を収容した封入袋であってもよい。
また、上記衛生用シート包装体100では、衛生用シート111の積層体を内部に収納する封入袋110の取出口112に開閉蓋10を接着したが、図5に示す衛生用シート包装体150のように、内部に衛生用シート111の積層体を収納する封入袋110の外側を被覆する外装体151の取出口152に上記開閉蓋10が接着されているものとしてもよい。
図5は、外装体151の取出口152に開閉蓋10が接着された衛生用シート包装体150の開蓋状態を示す斜視図である。
この衛生用シート包装体150において、外装体151は、内部に衛生用シート111の積層体を収納した封入袋110を収容できる容量を有する主体部が紙箱で形成されており、上記封入袋110から衛生用シート111を取り出すための取出口152に接着された上記開閉蓋10により、上記取出口152が開閉自在に塞がれている。
この衛生用シート包装体150においても、上記外装体151により外側が被覆された封入袋110の内部には、多数枚の衛生用シート111が積層されたポップアップ式の又は枚葉式の積層体として収納されており、上記外装体151内の封入袋110に収納されている衛生用シート111は、上記開閉蓋10の外蓋30を開いて、上記樹脂製のフラップラベル115を剥がすことにより、上記取出口112を経由して上記開口部21から取り出すことができる。
そして、上記蓋部30は、上記ヒンジ部40を介して折り返すことにより、上記基部20に重ね合わせて上記開口部21を開閉自在に閉じた状態に戻すことができる。
ここで、上記開閉蓋10では、上記蓋部30を閉蓋状態に保持するための第2の接着剤層領域31が、上記蓋部30の底面側に、上記基部20の開口部21を囲繞するように設けられているが、上記蓋部30を閉蓋状態に保持するための第2の接着剤層領域31は、上記ヒンジ部40を介して折り返すことにより対向状態となる上記基部20と上記蓋部30の対向面の一方に設けられていればよく、図6の(A),(B)に示す開閉蓋10Aのように、基部20の上面側に開口部21を囲繞するように設けられていてもよい。
図6の(A),(B)は、本発明の他の一実施形態に係る開閉蓋10Aの蓋部30を180°開いた状態を示す図であり、(A)は開閉蓋10Aの平面図、(B)は開閉蓋10Aの底面図である。
この開閉蓋10Aにおいて、上記開閉蓋10と同一の構成要素は、同一符号を図面中に付して、その詳細な説明を省略する。
この開閉蓋10Aは、上記蓋部30を閉蓋状態に保持するための第2の接着剤層領域31が、上記蓋部30の底面側ではなく、上記基部20の開口部21を囲繞するように、上記基部20の上面側に設けられていること以外は、上記開閉蓋10と同じであり、上記開閉蓋10と同様に、上記蓋部30がヒンジ部40を介して連結された上記基部20を、衛生用シート111が複数枚積層された衛生用シート積層体を内部に収納する封入袋110に貼着することができ、上記ヒンジ部40を介して折り返すことにより、上記蓋部30が、上記基部20に重ね合わされて、上記開口部21を開閉自在に閉じることができる。
この開閉蓋10Aにおいても、再粘着性を有するホットメルト接着剤層により、それぞれ全周に亘って連続した接着剤層領域として形成された第1の接着剤層領域22と第2の接着剤層領域31が設けられているので、封入袋110に貼着して上記蓋部30を閉蓋状態にすることにより、高い気密性を得ることができ、上記封入袋110にウエットタイプの衛生用シート111を収納するのに適した衛生用シート包装体100を提供することができる。
ここで、上記開閉蓋10、10Aでは、上記封入袋110に収納されている衛生用シート111を上記取出口112を経由して取り出すための開口部21と、上記基部20にヒンジ部40を介して連結され、上記ヒンジ部40を介して折り返すことにより上記基部20に重ね合わされて、上記開口部21を開閉自在に閉じる蓋部30が、環境にやさしい紙系素材により、シンプルな平板状の1部材として形成されているが、図7(A)、(B)に示す開閉蓋10Bのように、上記基部20と上記蓋部30が上記紙系素材により個別に形成された2部材からなるものとしてもよい。
図7の(A),(B)は、本発明の他の一実施形態に係る開閉蓋10Bの蓋部30を180°開いた状態を示す図であり、(A)は開閉蓋10Bの平面図、(B)は開閉蓋10Aの底面図である。
この開閉蓋10Bにおいて、上記開閉蓋10、10Aと同一の構成要素は、同一符号を図面中に付して、その詳細な説明を省略する。
この開閉蓋10Bは、上記基部20と上記蓋部30が上記紙系素材により個別に形成された2部材からなり、上記基部20と上記蓋部30が上記ヒンジ部40となる連結フィルム40Aを介して連結されている。上記連結フィルム40Aは、
可撓性を有するリボン状の樹脂製フィルムであって、長辺部分が上記基部20と上記蓋部30に接着固定されている。
可撓性を有するリボン状の樹脂製フィルムであって、長辺部分が上記基部20と上記蓋部30に接着固定されている。
この開閉蓋10Bは、上記基部20と上記蓋部30が上記紙系素材により個別に形成された2部材からなり、上記基部20と上記蓋部30が上記ヒンジ部40となる連結フィルム40Aを介して連結されていること以外は、上記開閉蓋10、10Aと同じであり、上記開閉蓋10,10Aと同様に、上記蓋部30がヒンジ部40となる連結フィルム40Aを介して連結された上記基部20を、衛生用シート111が複数枚積層された衛生用シート積層体を内部に収納する封入袋110に貼着することができ、上記連結フィルム40Aを介して折り返すことにより、上記蓋部30が、上記基部20に重ね合わされて、上記開口部21を開閉自在に閉じることができる。
上記開閉蓋10,10Aでは、再粘着性を有するホットメルト接着剤層により、上記第1の接着剤層領域22と第2の接着剤層領域31がそれぞれ全周に亘って連続した接着剤層領域として形成されているものとし、上記開閉蓋10、10Aを封入袋110に貼着してなる衛生用シート包装体100は、上記蓋部30を閉蓋状態にすることにより、高い気密性を得ることができようにしたが、高い気密性を必要としない衛生用シート積層体を収納する包装体に用いるのであれば、上記第1の接着剤層領域22と第2の接着剤層領域31は、図8(A),(B)に示す開閉蓋10Cや図9(A),(B)に示す開閉蓋10Dのように、再粘着性を有するホットメルト接着剤層により、それぞれ全周を複数に分割した不連続な接着剤層領域22A,22B,22C,22D,22E・31A,31B,31C,31D,31Eとして形成されていてもよい。
図8の(A),(B)は、本発明の他の一実施形態に係る開閉蓋10Cの蓋部30を180°開いた状態を示す図であり、(A)は開閉蓋10Cの平面図、(B)は開閉蓋10Cの底面図である。
この開閉蓋10Cにおいて、再粘着性を有するホットメルト接着剤層により、それぞれ全周を複数に分割した不連続な第1の接着剤層領域22A,22B,22C,22Dと不連続な第2の接着剤層領域31A,31B,31C,31Dとしたこと以外は、上記開閉蓋10,10Aと同じであり、上記開閉蓋10,10Aと同一の構成要素は、同一符号を図面中に付して、その詳細な説明を省略する。
また、図9の(A),(B)は、本発明の他の一実施形態に係る開閉蓋10Dの蓋部30を180°開いた状態を示す図であり、(A)は開閉蓋10Cの平面図、(B)は開閉蓋10Dの底面図である。
この開閉蓋10Dにおいて、再粘着性を有するホットメルト接着剤層により、それぞれ全周を複数に分割した不連続なドット状の第1の接着剤層領域22Eとドット状の第2の接着剤層領域31Eとしたこと以外は、上記開閉蓋10,10Aと同じであり、上記開閉蓋10,10Aと同一の構成要素は、同一符号を図面中に付して、その詳細な説明を省略する。
これらの開閉蓋10C,10Dは、全周を複数に分割した不連続な接着剤層領域22A,22B,22C,22D・31A,31B,31C,31Dやドット状の接着剤層領域22E・31Eにより、上記開閉蓋10,10A,10Bと同様に、上記蓋部30がヒンジ部40を介して連結された上記基部20を、衛生用シート111が複数枚積層された衛生用シート積層体を内部に収納する封入袋110に貼着することができ、上記ヒンジ部40を介して折り返すことにより、上記蓋部30が、上記基部20に重ね合わされて、上記蓋部30を閉蓋状態にしても高い気密性を得ることはできないが、上記開口部21を開閉自在に閉じることができ、上記封入袋110にドライタイプの衛生用シート111を収納するのに適したものになっている。
上記開閉蓋10C,10Dにおける接着剤層領域22A,22B,22C,22D,22E・31A,31B,31C,31D,31Eは、不連続なので、再粘着性を有するホットメルト接着剤の使用量を減らすことができる。
また、上記開閉蓋10,10A,10B,10C,10Dにおける上記基部20には、図10(A),(B)に示す開閉蓋10Eのように、上記開口部21に沿って封縅用ポイント24を残すように設けられた切れ目線により、上記開口部21とともに内蓋部23が形成されており、該内蓋部23を閉蓋状態に保持するための第3の接着剤層領域26を有するものとしてもよい。
図10の(A),(B)は、本発明の一実施形態に係る開閉蓋10Eの蓋部30を180°開いた状態を示す図であり、(A)は開閉蓋10の平面図、(B)は開閉蓋10Eの底面図であり、図11は、上記開閉蓋10Eが封入袋110の取出口に貼着された閉蓋状態の衛生用シート包装体100の斜視図である。図12は、上記開閉蓋10Eを開蓋した状態を示した上記衛生用シート包装体100の斜視図であり、図13は、上記開閉蓋10Eの基部20に開口部21とともに形成されている内蓋部23を取り除いた状態の上記衛生用シート包装体100の斜視図であり、図14は、衛生用シート111を上記封入袋110の取出口112を経由して上記開口部21から取り出す状態を示した上記衛生用シート包装体100の斜視図である。
この開閉蓋10Eは、図10乃至図14に示すように衛生用シート111が複数枚積層された衛生用シート積層体を内部に収納する封入袋110に貼着されて衛生用シート111の取出口112を開閉可能に覆うもので、ヒンジ部40を介して折り返すことにより対向状態となる基部20と蓋部30とを有し、上記ヒンジ部40を介して連結された上記基部20と蓋部30が紙系素材により平板状の1部材として形成された、例えば、200g/m2~500g/m2程度の板紙で両面に7μm~50μm程度の防水用フィルムを貼り付けるか或いは3μm~50μm程度の防水用樹脂層をコートした紙製の開閉蓋として提供される。
この開閉蓋10Eの基部20には、図10の(A)に示すように、上記封入袋110に収納されている衛生用シート111を上記取出口112を経由して取り出すための開口部21が、上記開口部21に沿って封縅用ポイント24を残すように設けられた切れ目線により、上記開口部21を閉蓋する内蓋部23とともに形成されている。
上記基部20の底面側には、上記ヒンジ部40を介して上記蓋部30が連結された上記基部20を上記封入袋110に貼着するための第1の接着剤層領域22が、粘着性を有するホットメルト接着剤層により、図10の(B)に示すように、上記衛生用シート111の取出口112を囲繞するように全周に亘って連続した接着剤層領域として設けられている。
また、上記蓋部30の底面側には、上記蓋部30を閉蓋状態に保持するための第2の接着剤層領域31が、再粘着性を有するホットメルト接着剤層により、図10の(A)に示すように、上記基部20の開口部21を囲繞するように全周に亘って連続した接着剤層領域として設けられている。
さらに、上記基部20の底面側には、上記内蓋部23を閉蓋状態に保持するための第3の接着剤層領域26が、再粘着性を有するホットメルト接着剤層により、図10の(B)に示すように、上記第1の接着剤層領域22により囲繞された領域内の矩形状の接着剤層領域として設けられている。
すなわち、この開閉蓋10Eにおける上記第1の接着剤層領域22、第2の接着剤層領域31、第3の接着剤層領域26は、ともに再粘着性を有するホットメルト接着剤層からなる。
そして、この開閉蓋10Eは、上記基部20の底面側に設けられた第2の接着剤層領域31と第3の接着剤層領域26を有することにより、図11に示す衛生用シート包装体100Aのように、上記蓋部30がヒンジ部40を介して連結された上記基部20を、衛生用シート111が複数枚積層された衛生用シート積層体を内部に収納する封入袋110に貼着することができ、上記ヒンジ部40を介して折り返すことにより、上記蓋部30が、上記基部20に重ね合わされて、上記開口部21を開閉自在に閉じることができる。
上記蓋部30は、底面側に第2の接着剤層領域31が設けられているので、上記ヒンジ部40を介して折り返すことにより、上記基部20に重ね合わされて、上記開口部21を開閉自在に閉じた状態を保持することができる。
上記開閉蓋10Eを封入袋110に貼着してなる衛生用シート包装体100Aは、上記蓋体30の外周部の上記ヒンジ部40と逆側の位置に設けられた指掛部32を摘まんで上記蓋体30を開蓋状態にすることができる。
この衛生用シート包装体100Aは、上記蓋体30を開蓋状態にすることにより現れる上記基部20に、上述の如く上記開口部21に沿って封縅用ポイント24を残すように設けられた切れ目線により、上記開口部21とともに該開口部21を閉蓋する内蓋部23が形成されているので、使用者が、上記封縅用ポイント24が残っていることを視認することにより、未開封で未使用の状態であることを確認することができる。
この衛生用シート包装体100Aの使用者は、上記開口部21を閉蓋している内蓋部23の把持部23Aを摘まんで持ち上げることにより、図13に示すように、上記開口部21から上記内蓋部23を取り除くことができ、図14に示すように、上記封入袋110に収納されている衛生用シート111を上記取出口112を経由して上記開口部21から取り出すことができる。
上記内蓋部23は、底面側に第3の接着剤層領域26が設けられているので、上記開口部21に再貼付して、上記開口部21を閉蓋することができる。
上記開口部21に上記内蓋部23が再貼付されることにより上記開口部21が閉蓋された状態の衛生用シート包装体100Aでは、上記封縅用ポイント24が残っていないので、この衛生用シート包装体100Aの使用者は、上記封縅用ポイント24が残っていないことを視認することにより、開封済みであることを確認することができる。
すなわち、上記内蓋部23は、通常ウエットティッシュの取出口を覆う樹脂製のフラップラベルの代わりになるもので、上記開閉蓋10Eを封入袋110に貼着してなる衛生用シート包装体100Aでは、上記衛生用シート包装体100における封入袋110のように取出口112を覆う樹脂製のフラップラベル115を別途貼り付ける必要が無くなり、エコ(樹脂減量)&コストダウンが図れる。
上記開閉蓋10Eは、上記封入袋110に収納されている衛生用シート111を上記取出口112を経由して取り出すための開口部21と、上記基部20にヒンジ部40を介して連結され、上記ヒンジ部40を介して折り返すことにより上記基部20に重ね合わされて、上記開口部21を開閉自在に閉じる蓋部30が、環境にやさしい紙系素材により、シンプルな平板状の1部材として形成されているので、容易に且つ安価に製造することができる。
また、上記開閉蓋10Eは、上記ヒンジ部40を介して上記蓋部30が連結された上記基部20の底面側に、該基部20を上記封入袋110に貼着するための第1の接着剤層領域22が上記衛生用シート111の取出口112を囲繞するように設けられるとともに、上記第1の接着剤層領域22により囲繞された領域内の矩形状の領域として上記内蓋部23を閉蓋状態に保持するための第3の接着剤層領域26が設けられ、また、上記蓋部30の底面側に、上記蓋部30を閉蓋状態に保持するための第2の接着剤層領域31が、上記基部20の開口部21を囲繞するように設けられており、上記第1の接着剤層領域22、第2の接着剤層領域31、第3の接着剤層領域26がともに再粘着性を有するホットメルト接着剤層からなり、上記開閉蓋10と同様に、上記第1の接着剤層領域領域22は、ホットメルト塗布直後に衛生用シート包装体100Aに貼付ける必要が無く、様々な工程と方式での貼付けを考えることができる。また、上記第2の接着剤層領域31のホットメルトについては紙シートをプレス絞りなどの加工をする必要なく、上記蓋部30の開閉を容易にでき、尚且つ上記第2の接着剤層領域31のホットメルトの密着により密閉性を高めることができる。
上記開閉蓋10Eにおいても、上述の如く、再粘着性を有するホットメルト接着剤層により、上記衛生用シート111の取出口112を囲繞するように全周に亘って連続した接着剤層領域として形成された上記第1の接着剤層領域22は、上記蓋部30がヒンジ部40を介して連結された上記基部20を、衛生用シート111が複数枚積層された衛生用シート積層体を内部に収納する封入袋110に隙間が生じることなく確実に貼着することができ、また、上記封入袋110に収納されている衛生用シート111を上記取出口112を経由して取り出すための上記開口部21を囲繞するように全周に亘って連続した接着剤層領域として再粘着性を有するホットメルト接着剤層により形成された上記第2の接着剤層領域31は、上記ヒンジ部40を介して折り返すことにより上記基部20と対向状態となる上記蓋部30を隙間が生じることなく確実に上記基部20に貼着することができる。
従って、上記開閉蓋10Eを封入袋110に貼着してなる衛生用シート包装体100Aは、上記蓋部30を閉蓋状態にすることにより、高い気密性を得ることができ、上記封入袋110にウエットタイプの衛生用シート111を収納するのに適したものになっている。
ここで、上記開閉蓋10Eでは、再粘着性を有するホットメルト接着剤層により、上記第1の接着剤層領域22と第2の接着剤層領域31がそれぞれ全周に亘って連続した接着剤層領域として形成されているものとし、上記開閉蓋10Eを封入袋110に貼着してなる衛生用シート包装体100Aは、上記蓋部30を閉蓋状態にすることにより、高い気密性を得ることができようにしたが、高い気密性を必要としないドライタイプの衛生用シート積層体を収納する包装体に用いるのであれば、上記第1の接着剤層領域22と第2の接着剤層領域31は、図15の(A)、(B)に示す開閉蓋10Fや図16の(A)、(B)に示す開閉蓋10Gのように、再粘着性を有するホットメルト接着剤層により、それぞれ全周を複数に分割した不連続な接着剤層領域22A,22B,22C,22D,22E・31A,31B,31C,31D,31Eとして形成されていてもよい。
図15の(A),(B)は、本発明の他の一実施形態に係る開閉蓋10Fの蓋部30を180°開いた状態を示す図であり、(A)は開閉蓋10Fの平面図、(B)は開閉蓋10Fの底面図である。
この開閉蓋10Fにおいて、再粘着性を有するホットメルト接着剤層により、それぞれ全周を複数に分割した不連続な第1の接着剤層領域22A,22B,22C,22Dと不連続な第2の接着剤層領域31A,31B,31C,31Dとしたこと以外は、上記開閉蓋10Eと同じであり、上記開閉蓋10Eと同一の構成要素は、同一符号を図面中に付して、その詳細な説明を省略する。
また、図16の(A),(B)は、本発明の他の一実施形態に係る開閉蓋10Gの蓋部30を180°開いた状態を示す図であり、(A)は開閉蓋10Gの平面図、(B)は開閉蓋10Gの底面図である。
この開閉蓋10Dにおいて、再粘着性を有するホットメルト接着剤層により、それぞれ全周を複数に分割した不連続なドット状の第1の接着剤層領域22Eとドット状の第2の接着剤層領域31Eとしたこと以外は、上記開閉蓋10Eと同じであり、上記開閉蓋10Eと同一の構成要素は、同一符号を図面中に付して、その詳細な説明を省略する。
これらの開閉蓋10F,10Gは、全周を複数に分割した不連続な接着剤層領域22A,22B,22C,22D・31A,31B,31C,31Dやドット状の接着剤層領域22E・31Eにより、上記開閉蓋10Eと同様に、上記蓋部30がヒンジ部40を介して連結された上記基部20を、衛生用シート111が複数枚積層された衛生用シート積層体を内部に収納する封入袋110に貼着することができ、上記ヒンジ部40を介して折り返すことにより、上記蓋部30が、上記基部20に重ね合わされて、上記蓋部30を閉蓋状態にしても高い気密性を得ることはできないが、上記開口部21を開閉自在に閉じることができ、上記封入袋110にドライタイプの衛生用シート111を収納するのに適したものになっている。
上記開閉蓋10F,10Gにおける接着剤層領域22A,22B,22C,22D,22E・31A,31B,31C,31D,31Eは、不連続なので、再粘着性を有するホットメルト接着剤の使用量を減らすことができる。
ここで、上記開閉蓋10E,10F,10Gにおいても、上記ヒンジ部40として貼着された連結フィルムを介して連結される2部材の上記蓋部30と上記基部20が上記紙系素材により個別に形成されているものとすることができる。
なお、上記開閉蓋10,10A~10Gにおいて、第1の接着剤層領域22,22A~22E、第2の接着剤層領域31,31A~31E、第3の接着剤層領域26は、再粘着性を有するホットメルト接着剤層にて形成したが、ホットメルト接着剤以外の例えばコールドグルー接着剤やシリコン接着剤等を用いた再粘着性を有する接着剤層としてもよい。
10,10A~10G 開閉蓋、20 基部、21 開口部、 22,22A~22E 第1の接着剤層領域、23 内蓋部、23A 把持部、24 封縅用ポイント、26 第3の接着剤層領域、30 蓋部、31,31A~31E 第2の接着剤層領域、32 指掛部、40,40A ヒンジ部、100,100A,150 衛生用シート包装体、110 封入袋、111 衛生用シート、112,152 取出口、151 外装体
Claims (8)
- 衛生用シートが複数枚積層された衛生用シート積層体を内部に収納する包装体に貼着されて衛生用シートの取出口を開閉可能に覆う紙系素材により形成されてなる開閉蓋であって、
上記包装体に収納されている衛生用シートを上記取出口を経由して取り出すための開口部が形成された基部と、
上記基部にヒンジ部を介して連結され、上記ヒンジ部を介して折り返すことにより上記基部に重ね合わされて、上記開口部を開閉自在に閉じる蓋部と
からなり、
上記衛生用シートの取出口を囲繞するように上記基部に形成され、上記ヒンジ部を介して上記蓋部が連結された上記基部を上記包装体に貼着するための第1の接着剤層領域と、
上記ヒンジ部を介して折り返すことにより対向状態となる上記基部と上記蓋部の対向面の一方に上記開口部を囲繞するように形成された上記蓋部を閉蓋状態に保持するための第2の接着剤層領域と
を有し、
上記第1の接着剤層領域と第2の接着剤層領域は、再粘着性を有する接着剤層からなることを特徴とする開閉蓋。 - 上記第1の接着剤層領域と第2の接着剤層領域は、再粘着性を有する接着剤層により、それぞれ全周に亘って連続した領域として形成されていることを特徴とする請求項1に記載の開閉蓋。
- 上記第1の接着剤層領域と第2の接着剤層領域は、再粘着性を有する接着剤層により、それぞれ全周を複数に分割した不連続な領域として形成されていることを特徴とする請求項1に記載の開閉蓋。
- 上記ヒンジ部を介して連結された上記基部と上記蓋部が上記紙系素材により形成された1部材からなることを特徴とする請求項1に記載の開閉蓋。
- 上記基部と上記蓋部が上記紙系素材により個別に形成された2部材からなり、上記基部と上記蓋部が上記ヒンジ部となる連結フィルムを介して連結されていることを特徴とする請求項1に記載の開閉蓋。
- 上記基部には、上記開口部に沿って封縅用ポイントを残すように設けられた切れ目線により、上記開口部とともに内蓋部が形成されており、該内蓋部を閉蓋状態に保持するための第3の接着剤層領域を有することを特徴とする請求項1に記載の開閉蓋。
- 衛生用シートが複数枚積層された衛生用シート積層体を内部に収納する封入袋の取出口に請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の開閉蓋が貼着されていることを特徴とする衛生用シート包装体。
- 衛生用シートが複数枚積層された衛生用シート積層体を内部に収納する封入袋の外側を被覆する外装体の取出口に請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の開閉蓋が貼着されていることを特徴とする衛生用シート包装体。
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