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JP2024543009A - 通信ネットワークにおけるセッションコンテキストの保存 - Google Patents

通信ネットワークにおけるセッションコンテキストの保存 Download PDF

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JP2024543009A
JP2024543009A JP2024525527A JP2024525527A JP2024543009A JP 2024543009 A JP2024543009 A JP 2024543009A JP 2024525527 A JP2024525527 A JP 2024525527A JP 2024525527 A JP2024525527 A JP 2024525527A JP 2024543009 A JP2024543009 A JP 2024543009A
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Abstract

Figure 2024543009000001
無線送信/受信ユニット(WTRU)は、ネットワークに登録することを要求し、WTRUがネットワークに利用不可能になったときに、WTRUとネットワークとの間の通信に関連付けられたコンテキスト情報をWTRUが保存することができるということを通知する登録要求メッセージをネットワークノードに送信する場合がある。ネットワークノードは、WTRUがネットワークに利用不可能になったときに、ネットワークがコンテキスト情報の保存をサポートすることを登録受諾メッセージ内で示すことができる。WTRUがネットワークにとって利用不可能になるという判定に基づいて、WTRUは、コンテキスト情報を保存する要求を示すメッセージをネットワークに送信することができる。メッセージは、WTRUが利用不可能になる期間の通知を含むことができる。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年11月3日に出願された「Enhancements for Interactions between the Session Management and Mobility Management Layers」と題する米国仮特許出願第63/275,084号の利益を主張するものであり、その内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)の新しい無線(NR)規格に従って動作するシステムなどの無線通信システムでは、ユーザ機器(UE)などの無線送信/受信ユニット(WTRU)におけるモビリティ管理コンテキストの削除を必要とするが、セッション管理コンテキストの削除も引き起こすイベントが発生する可能性がある。例えば、オペレーティングシステム(OS)更新、モデムリセット、又はネットワークによって開始される登録解除要求があるとき、WTRUのモビリティ管理コンテキストがクリアされ得る。しかしながら、そのようなイベントは、WTRUのセッション管理コンテキスト及びアプリケーションレイヤ情報を削除させることもある。これは非効率性をもたらす可能性がある。
本明細書では、イベントがセッションコンテキストの削除をトリガするときに、通信ネットワークにおいてそのようなコンテキストを保存するための方法、装置、及びシステムについて説明する。無線送信/受信ユニット(WTRU)は、ネットワークに登録することを要求する登録要求メッセージをネットワークノードに送信することができる。登録要求メッセージは、WTRUがネットワークに利用不可能になったときに、WTRUとネットワークとの間の通信に関連付けられたコンテキスト情報をWTRUが保存することができるという通知を含み得る。WTRUは、WTRUがネットワークに利用不可能になったときに、ネットワークがコンテキスト情報の保存をサポートすることを示す登録受諾メッセージをネットワークノードから受信することができる。WTRUがネットワークにとって利用不可能になるという判定に基づいて、WTRUは、コンテキスト情報を保存する要求を示す第1のメッセージをネットワークに送信することができる。第1のメッセージは、WTRUが利用不可能になる期間の通知を含む場合がある。この期間が終了した後に、WTRUは、WTRUが再びネットワークに利用可能であることを示す第2のメッセージをネットワークに送信することができる。
本概要は、簡略化された形態で概念の選択を導入するために提供され、これは「発明を実施するための形態」において以下に更に説明される。この概要は、特許請求される主題の主要な特徴又は本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、また、特許請求される主題の範囲を限定するために使用されることを意図するものでもない。更に、特許請求される主題は、この開示のいずれかの部分に記載された、いずれか又は全ての欠点を解決する制限に限定されるものではない。
添付の図面と共に実施例として与えられる以下の記載から、より詳細な理解がされ得る。
例示的な通信システムを示す図である。 ネットワークエンティティ間の例示的な制御プレーンを示す図である。 UEにおける例示的な登録管理(RM)状態モデルを示す図である。 AMFにおける例示的な登録管理(RM)状態モードを示す図である。 UEにおける例示的な接続管理(CM)状態遷移を示す図である。 AMFにおける例示的な接続管理(CM)状態遷移を示す図である。 UEとSMFとの間の例示的な制御プレーンプロトコルスタックを示す図である。 例示的なUEによって開始される登録解除方法を示す図である。 例示的なネットワークによって開始される登録解除方法を示す図である。 例示的なユーザプレーンプロトコルスタックを示す図である。 非ローミング及びローカルブレークアウトを伴うローミングのための例示的なUEによって要求されるPDUセッション確立方法を示す図である。 非ローミング及びローカルブレークアウトを伴うローミングのための例示的なUEによって要求されるPDUセッション確立方法を示す図である。 非ローミング及びローカルブレークアウトを伴うローミングのための例示的なUEによって要求されるPDUセッション確立方法を示す図である。 非ローミング及びローカルブレークアウトを伴うローミングのための例示的なUEによって要求されるPDUセッション確立方法を示す図である。 例示的なUE又はネットワークによって要求されるPDUセッション修正(非ローミング及びローカルブレークアウトを伴うローミング)方法を示す図である。 例示的なUE又はネットワークによって要求されるPDUセッション修正(非ローミング及びローカルブレークアウトを伴うローミング)方法を示す図である。 例示的なUE又はネットワークによって要求されるPDUセッション修正(非ローミング及びローカルブレークアウトを伴うローミング)方法を示す図である。 例示的なコンテキスト保存及び回復方法を示す図である。 UE及びAMFのための例示的な拡張RM状態モデルを示す図である。 別の例示的な通信システムを示す図である。 例示的な無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)及びコアネットワークを示す図である。 例示的な無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)及びコアネットワークを示す図である。 例示的な無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)及びコアネットワークを示す図である。 別の例示的な通信システムを示す図である。 無線送信/受信ユニット(WTRU)などの例示的な装置又はデバイスのブロック図である。及び 例示的なコンピューティングシステムを示す図である。
本明細書で使用することができる頭字語のリストを、以下の表1に示す。NR(すなわち、5G)システムでは、UEとアクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)との間のN1インターフェースは、非アクセス層(non-access stratum、NAS)モビリティ管理(mobility management、MM)プロトコル(NAS-MM)を使用する。本明細書で使用される場合、「NAS-MM」及び「NAS」(例えば、接尾辞を伴わないNAS)という用語は、互換的に使用され得る。N1 NASシグナリング接続は、登録管理及び接続管理(RM/CM)の両方のために、並びにセッション管理(Session Management、SM)に関連するUEのメッセージ及び手順のために使用される。
UEはまた、AMF以外の他のコアネットワーク機能と通信するためにN1インターフェースを使用する。UEがAMF以外のコアネットワーク機能と通信するためにN1インターフェースを使用するとき、UEと他のネットワーク機能との間で交換されるメッセージは、NAS-MMプロトコルの上で搬送される。
NAS-MMプロトコルを介してN1インターフェース上でトランスポートされる必要がある、UEとコアネットワーク機能(AMFを除く)との間のプロトコルの複数のケースが存在する。UEがN1インターフェースを介して通信する他のコアネットワーク機能は、セッション管理機能(SMF)、ショートメッセージサービス機能(SMSF)、ポリシー制御機能(PCF)、及びロケーション管理機能(LMF)である。図1は、これらの様々なネットワーク機能の例を示す。
NAS-MMプロトコルは、UEとAMFとの間の手順を実行するために使用される。UEとAMFとの間で実行される手順は、UEの登録管理(RM)及び接続管理(CM)状態機械に影響を及ぼし得る。NAS-MMプロトコルはまた、AMFがSMF、SMSF、PCF、又はLMF等の他のネットワーク機能に転送するメッセージをAMFに送信するために使用される。NAS-MMプロトコルは、図2に例示されている。5G NAS-MMプロトコルは、3GPP TS 24.501、5G System(5GS)のためのNon-Access-Stratum(NAS)プロトコル;ステージ3で規定されている。
NAS-MMコンテキストは、UEとAMFとの間のN1接続を維持するために必要な、UE及びAMFに記憶される情報である。NAS-MMコンテキストは、NASセキュリティ証明と5Gグローバルに一意な一時識別子(globally unique temporary identifier、GUTI)とを含み得る。
UE及びAMFは、UEのための登録管理(RM)状態を別々に維持する。RM状態は、RM-DEREGISTERED及びRM-REGISTEREDである。RM-DEREGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されていない。AMFにおけるUEコンテキストは、UEのための有効なロケーション又はルーティング情報を保持しないので、UEはAMFによって到達可能ではない。UEは、利用不可能であるとみなされ得る。しかしながら、UEコンテキストのいくつかの部分は、例えば、全ての登録手順中に認証手順を実行することを回避するために、UE及びAMFに依然として記憶され得る。
RM-DEREGISTERED状態では、UEはネットワークに登録しようと試みる。登録が受け入れられると、UEはRM-REGISTERED状態に移動する。RM-REGISTERED状態では、UEは、ネットワークに登録され、ネットワークへの登録を必要とするサービスを受信することができる。RM-REGISTERED状態では、UEは、登録更新を実行し、サービス要求を送信することができる。UEが登録解除手順を実行するか、又は登録要求が拒絶される場合、UEは、RM-DEREGISTERED状態に移動するか、又はRM-DEREGISTERED状態に留まる。UEにおけるRM状態が図3に示されている。AMFにおけるRM状態が図4に示されている。
RM-REGISTED状態の5G MMサブ状態は、5G MM-REGISTERED状態と呼ばれることもある。RM-DEREGISTED状態は、5G MM-DEREGISTERED状態と呼ばれることもある。5G MM-REGISTERED状態及び5G MM-DEREGISTERED状態のサブ状態は、3GPP TS 24.501に記載されている。
接続管理(CM)は、N1インターフェースを介してUEとAMFとの間のNASシグナリング接続を確立及び解放することを伴う。2つのCM状態は、AMFとのUEのNASシグナリング接続を反映するために使用される。2つの状態は、CM-IDLE及びCM-CONNECTEDである。UEは、同じAMFへの2つのN1接続を有し得る。1つの接続は3GPPアクセスを介し、別の接続は非3GPPアクセスを介している。アクセスごとに別々のCM状態が維持される。
CM-IDLE状態のUEは、N1を介してAMFと確立されたNASシグナリング接続を有していない。CM-CONNECTED状態にあるUEは、N1を介してAMFとのNASシグナリング接続を有する。NASシグナリング接続は、UEと次世代(NG)無線アクセスネットワーク(RAN)との間の無線リソース制御(RRC)接続と、アクセスネットワーク(AN)と3GPPアクセスのためのAMFとの間のNGアプリケーションプロトコル(AP)UEアソシエーションとを使用する。UEにおけるCM状態が図5に示されている。AMFにおけるCM状態が図6に示されている。
UEとセッション管理機能(SMF)との間でセッション管理メッセージを搬送するために、非アクセス層(NAS)セッション管理(SM)プロトコル(NAS-SM)が使用される。NAS-SMメッセージは、AMFを通過するが、AMFによって解釈されない。これは図7に示されている。
UEがプロトコルデータユニット(PDU)セッションを確立するとき、SMコンテキストが作成される。PDUセッション確立手順中に、AMFは、SMFのNsmf_PDUSession_CreateSMContext要求サービス動作を呼び出して、SMFがUEの要求されたPDUセッションのためのSMコンテキストを作成することを要求する。SMFは、Nsmf_PDUSession_CreateSMContext応答をAMFに送信する。応答は、SMコンテキスト識別子(ID)とN1メッセージコンテナとを含む。SMコンテキストIDは、UEのPDUセッションのためにSMFに記憶されたPDUセッションコンテキストを識別する。N1メッセージコンテナは、NAS-MMメッセージングの上でUEに送信されるNAS-SMメッセージである。
SMFに記憶されるSMコンテキストは、3GPP TS 29.502、5Gシステム;セッション管理サービス;ステージ3の表6.1.6.2.39-1に列挙されている。SMコンテキストは、PDUセッションID、データネットワーク名(DNN)、単一ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)、及びインターネットプロトコル(IP)アドレスを含む。SMコンテキスト内の情報は、PDUセッションに関連付けられる。
UE、AMF、RAN、PCF、又はSMFは、PDUセッションの解放を開始することができる。UEは、N1インターフェースを介してSMFにPDUセッション解放要求を送信する。N1メッセージにおいて、UEは、PDUセッションIDを用いてPDUセッションを識別する。AMFは、Nsmf_PDUSession_UpdateSMContextサービス動作を呼び出すことによって、N1メッセージをSMFに転送する。次に、SMFは、Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext応答をAMFに送信する。応答は、N2 SMリソース解放要求及びN1 SMコンテナを含む。N1 SMコンテナは、PDUセッション解放コマンドを含む。N2 SMリソース解放要求は、AMFによってRANに送信され、N1 SMコンテナは、AMFによってN1インターフェースを介してUEに送信されるNAS-SMメッセージである。Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext応答は、PDUセッション解放コマンドを含むN1 SMコンテナと、PDUセッションに関連付けられた任意のコンテキストが削除され得ることをAMF、UE、及びRANにそれぞれ示すN2 SMリソース解放要求とを含む。
AMFは、Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContextサービス動作を呼び出して、PDUセッションの解放を要求し、UE、SMF、RAN、PCF、及びAMFにおけるSMコンテキストの削除を引き起こすことができる。PCFは、PDUセッションの解放を要求し、UE、SMF、RAN、PCF、及びAMF内のSMコンテキストの削除を引き起こすために、3GPP TS 23.502、Procedures for the 5G System(5 GS)、ステージ2の第4.16.6節に定義されるようなSMポリシー関連終了手順を開始し得る。RANは、N2メッセージを送信して、PDUセッションの解放を要求し、UE、SMF、RAN、PCF、及びAMF内のSMコンテキストの削除を引き起こすことができる。
図8は、UEによって開始される登録解除手順を示す。UEが登録解除要求をネットワークに送信するとき、AMFは、UEが確立されたPDUセッションを有する任意のSMFを用いてNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求サービス動作を呼び出すことに留意されたい。このサービス呼び出しは、SMF、ユーザプレーン機能(UPF)、及び統合データ管理(UDM)においてUEのSMコンテキストを削除させる。これは、AMFがステップ2においてNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求を送信することを示す図8に示されている。
図9は、ネットワークによって開始される登録解除手順を示す。ネットワークによって開始される登録解除手順では、AMFはまた、UEが確立されたPDUセッションを有する任意のSMFを用いてNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求サービス動作を呼び出す。このサービス呼び出しは、UEのSMコンテキストをSMF、UPF、及びUDM内で削除させる。これは図9に示されている。
3GPP 5Gコアネットワークアーキテクチャ(5GC)は、UEとDNNによって識別されるデータネットワークとの間のPDUの交換を提供するサービスであるPDU接続サービスをサポートする。PDU接続サービスは、UEからの要求に応じて確立されるPDUセッションを介してサポートされる。PDUセッションは、AMFを介してUEとSMFとの間のN1インターフェース上で交換されるNAS SMシグナリングを使用して、(UE要求に応じて)確立され、(UE及び5GC要求に応じて)変更され、(UE及び5GC要求に応じて)解放される。アプリケーションサーバ(AS)からの要求に応じて、5GCは、UE内の特定のアプリケーションをトリガすることができる。そのトリガメッセージを受信すると、UEは、それをUE内の識別されたアプリケーションに渡す。UE内の識別されたアプリケーションは、特定のDNNへのPDUセッションを確立し得る。
PDUセッションは、S-NSSAI及びDNNに関連付けられ得る。ネットワークに送信されるPDUセッション確立要求において、UEは、PDUセッション識別子を提供する。PDUセッションIDは、UEごとに一意であり、UEのPDUセッションのうちの1つを一意に識別するために使用される識別子である。PDUセッションIDは、3GPPアクセスと非3GPPアクセスとの間のハンドオーバをサポートするために、これら2つのアクセスに異なるパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)が使用される場合に、UDMに記憶される。
各PDUセッションは、単一のPDUセッションタイプをサポートし、例えば、PDUセッションの確立時にUEによって要求される単一のタイプのPDUの交換をサポートする。次のPDUセッションタイプ、IPv4、IPv6、IPv4v6、イーサネット、非構造化が定義される。
UEは、同じデータネットワーク又は異なるデータネットワークに対して、同時に3GPP及び非3GPPアクセスネットワークを介して、複数のPDUセッションを確立し得る。UEは、同じデータネットワーク(DN)に対して複数のPDUセッションを確立し、異なるUPF終端N6によってサービス提供され得る。複数の確立されたPDUセッションを有するUEは、異なるSMFによってサービス提供され得る。PDUセッションにサービスを提供するSMF(例えば、アンカ)は、PDUセッションの存続期間中に変化しない。図10は、PDUセッションに関連するユーザプレーントランスポートのためのプロトコルスタックを示している。
3GPP 5Gネットワークは、いくつかのセッション及びサービス継続性(SSC)モード、すなわち、SSCモード1、SSCモード2、及びSSCモード3をサポートすることができる。SSCモード1では、ネットワークは、UEに提供される接続サービスを保存する。IPv4又はIPv6又はIPv4v6タイプのPDUセッションの場合、IPアドレスが保存される。PDUセッションの確立時にPDUセッションアンカーとして働くUPFは、UEがネットワークにアクセスするために連続して使用しているアクセス技術(例えば、アクセスタイプ及びセル)にかかわらず維持される。IPv4又はIPv6又はIPv4v6タイプのPDUセッションの場合、IP継続性は、UEモビリティイベントにかかわらずサポートされる。SSCモード1は、任意のPDUセッションタイプ及び任意のアクセスタイプに適用することができる。
SSCモード2では、ネットワークは、UEに配信された接続サービスを解放し、対応するPDUセッション(複数可)を解放することができる。IPv4又はIPv6又はIPv4v6タイプの場合、PDUセッションの解放は、UEに割り当てられていたIPアドレス(複数可)の解放を誘導する。SSCモード2のPDUセッションが単一のPDUセッションアンカーを有する場合、ネットワークは、PDUセッションの解放をトリガし、同じデータネットワークへの新しいPDUセッションを直ちに確立するようにUEに命令することができる。
トリガ条件は、オペレータポリシー、例えば、アプリケーション機能(AF)からの要求に依存し、負荷状態などに基づく。新しいPDUセッションの確立時に、PDUセッションアンカーとして働く新しいUPFを選択することができる。そうではなく、SSCモード2のPDUセッションが複数のPDUセッションアンカーを有する場合(例えば、マルチホームPDUセッションの場合、又はUL CLがSSCモード2のPDUセッションに適用される場合)、追加のPDUセッションアンカーが解放又は割り振られ得る。SSCモード2は、任意のPDUセッションタイプ及び任意のアクセスタイプに適用することができる。
SSCモード3では、より良好なサービス連続性を可能にするために、前の接続が終了する前に、新しいPDUセッションアンカーポイントを介した接続が確立される。IPv4又はIPv6又はIPv4v6タイプの場合、PDUセッションアンカーが変化するとき、このモードではIPアドレスは保存されない。
SSCモード3のPDUセッションの場合、ネットワークは、UEと前のPDUセッションアンカーとの間の接続性が解放される前に、同じデータネットワークへの新しいPDUセッションアンカーを介したUE接続性の確立を可能にする。トリガ条件が適用されるとき、ネットワークは、UEの新しい条件(例えば、ネットワークへの接続点)に好適なPDUセッションアンカーUPFを選択するかどうかを決定する。
開放16では、SSCモード3は、IP PDUセッションタイプ及び任意のアクセスタイプにのみ適用される。新しいIPアドレス/プレフィックスが割り振られた後、古いIPアドレス/プレフィックスは、NASシグナリングを介して又はルータ広告(Router Advertisement)を介してUEに示されたある時間の間維持され、次いで解放される。SSCモード3のPDUセッションが複数のPDUセッションアンカーを有する場合、追加のPDUセッションアンカーが解放又は割り当てられてもよい。
アプリケーションレイヤコンテキストは、UEに記憶され、ネットワークサーバと通信するためにUEアプリケーションによって使用される情報である。アプリケーションレイヤコンテキストはまた、UEアプリケーションと通信するネットワークアプリケーションをホストするネットワークサーバに記憶される。
UEアプリケーションコンテキストは、IPアドレス、ポート番号、セキュリティ証明、ユーザ識別情報、及びアプリケーション識別子を含む。
5Gシステムにおけるデータネットワーク名(DNN)は、LTEにおけるアクセスポイント名(APN)と同等である。3GPP TS 23.501,System Architecture for the 5G System(5GS);ステージ2を参照されたい;両方の識別子は、それらのそれぞれのシステム間で同等の意味を有し、同様の情報を搬送する。
DNNは、例えば、以下に使用され得る。
・ 第1に、PDUセッションのためのSMF及びUPF(複数可)を選択する。
・ 第2に、PDUセッションのためにN6インターフェース(複数可)を選択する。
・ 第3に、このPDUセッションに適用するポリシーを判定する。
ワイルドカードDNNは、TS 23.502の5.2.3.3節で定義されたセッション管理加入データの加入DNNリストのDNNフィールドに使用可能な値である。ワイルドカードDNNは、加入者が、S-NSSAIに関連付けられたネットワークスライス内でサポートされる任意のデータネットワークにアクセスすることを可能にするために、オペレータのためのS-NSSAIと共に使用され得る。
5GCは、PDU接続サービスをサポートする。PDU接続サービスは、UEからの要求に応じて確立されるPDUセッションを介してサポートされる。各S-NSSAIのための加入情報は、加入DNNリスト及び1つのデフォルトDNNを含み得る。UEが、所与のS-NSSAIに対するPDUセッション確立要求を含むNASメッセージ内にDNNを提供しないとき、サービングAMFは、デフォルトDNNがUEの加入情報内に存在する場合、このS-NSSAIに対するデフォルトDNNを選択することによって、要求されたPDUセッションに対するDNNを判定する。そうでない場合、サービングAMFは、このS-NSSAIのためにローカルに構成されたDNNを選択する。
UE内のURSPが、TS 23.502の4.16.12.2節で定義された手順を使用して常に最新であり、したがって、UEが要求したDNNが最新であることが予想される。
UEがローカル構成を使用して動作する場合だけでなく、「最新の」UEが要求したDNNをネットワーク内で内部的にのみ使用される別のDNNと置換するためにオペレータポリシーを使用することができる他の場合もカバーするために、UE登録手順中に、PCFは、UEが要求したDNNのDNN置換のためのPDUセッション確立時に使用されるオペレータポリシーをAMFに示すことができる。PCFは、ネットワークによってサポートされていないUEが要求したDNNのDNN置換のためのポリシーを示すことができ、及び/又は置換の対象である、サービングネットワークに有効なS-NSSAIごとのUEが要求したDNNのリストを示すことができる(詳細はTS 23.503に記載されている)。
UEによって提供されたDNNがネットワークによってサポートされておらず、AMFがNRFを問い合わせることによってSMFを選択することができない場合、AMFは、PCFがサポートされていないDNNのDNN置換を実行するポリシーを提供しない限り、DNNがサポートされていないことを示す原因と共にUEからのPDUセッション確立要求を含むNASメッセージを拒否するものとする。
UEによって要求されたDNNが置換のために示されるか、又はUEによって提供されたDNNがネットワークによってサポートされておらず、PCFが、ネットワークによってサポートされていないUEが要求したDNNのDNN置換を実行するためのポリシーを提供した場合、AMFは、DNN置換を実行するためにPCFと相互作用するものとする。PDUセッション確立手順中に、DNN置換の結果として、PCFは、PDUセッション確立時にUEによって要求されたS-NSSAIに適用可能な置換のために選択されたDNNのリストを提供する。AMFは、SMF選択のためにNRFに対するクエリ内の選択されたDNNを使用し、要求されたDNNと選択されたDNNの両方を選択されたSMFに提供する。DNN置換がネットワーク内で実行されるとき、AMFとPCFとの間の相互作用が必要とされることに留意されたい。
AMF選択は、5G-AN(例えば、基地局)によって実行される手順である。この手順は、UEにサービスを提供するAMFインスタンスを選択するために使用される。AMF選択も、AMFによって実行することができる手順である。AMFは、そのAMFがUEにサービス提供するのに適したAMFではないと判定した場合に、UEにサービス提供する別のAMFを選択する手順を実行してもよい。例えば、これは、UEが異なるネットワークスライスに登録しようと試みる場合に起こり得る。
5G-ANがAMF選択を実行するとき、5G-ANは、UEが要求したスライスと、ローカルオペレータポリシー、UEのプロパティ(例えば、RATタイプ)などの他の情報とを考慮する。
AMFは、5Gグローバルに一意な一時識別子(5G-GUTI)を、3GPPアクセスと非3GPPアクセスの両方に共通のUEに割り当てる。所与のUEのためのAMF内の3GPPアクセス及び非3GPPアクセスセキュリティコンテキストにアクセスするために同じ5G-GUTIを使用することが可能である。AMFは、いつでも新しい5G-GUTIをUEに再割り当てすることができる。
5G-GUTIは次のように構築される。
<5G-GUTI>:=<GUAMI><5G-TMSI>
ここで、GUAMIは1つ又は複数のAMF(複数可)を識別する。
グローバルに一意なAMF ID(GUAMI)は、次のように構築される。
<GUAMI>:=<MCC> <MNC> <AMF Region ID> <AMF Set ID> <AMF Pointer>
5G-S-TMSIは、(例えば、ページング及びサービス要求中に)より効率的な無線シグナリング手順を可能にするためのGUTIの短縮形態であり、以下のように定義される。
<5G-S-TMSI>:=<AMF Set ID> <AMF Pointer> <5G-TMSI>
UEのルート選択ポリシー(URSP)は、URSPルールの優先度付けられたリストを含む。3GPP TS 23.503 Policy and Charging Control Framework for the 5G system(5GS);ステージ2、及び以下の表2を参照されたい。URSPルールの構造は、以下の表3及び表4に記載されている。
ルート選択記述子(RSD)は、以下のコンポーネントのうちの1つ又は複数を含む。
- セッション及びサービス継続性(SSC)モード:一致するアプリケーションのトラフィックが、含まれるSSCモードをサポートするPDUセッションを介してルーティングされることを示す。
- ネットワークスライス選択:一致するアプリケーションのトラフィックが、含まれるS-NSSAIのいずれかをサポートするPDUセッションを介してルーティングされることを示す。
- DNN選択:一致するアプリケーションのトラフィックが、含まれるDNNのいずれかをサポートするPDUセッションを介してルーティングされることを示す。DNNがトラフィック記述子において使用される場合、ルールの対応するRSDは、DNN選択コンポーネントを含まないものとする。
- PDUセッションタイプ選択:一致するアプリケーションのトラフィックが、含まれるPDUセッションタイプをサポートするPDUセッションを介してルーティングされることを示す。
- 非シームレスオフロード通知:ルールが適用される場合、一致するアプリケーションのトラフィックがPDUセッションの外部の非3GPPアクセスにオフロードされることを示す。このコンポーネントがRSD内に存在する場合、他のコンポーネントはRSDに含まれない。
- アクセスタイププリファレンス:ルールが適用されるときにUEがPDUセッションを確立する必要がある場合、これは、アクセスタイプ(3GPP又は非3GPP)を示す。
「全て一致」のトラフィック記述子を有する1つのURSPルールは、他のいかなるURSPルールにも一致せず、ルール優先順位において最低優先順位で評価されるアプリケーションのトラフィックをルーティングするために使用される。このURSPルールにおけるRSDは、各ルート選択コンポーネントに対して多くても1つの値を含む。しかしながら、TS 23.503は、「UEが経路選択記述子のいずれかとのPDUセッションの確立に失敗した場合、UEは、存在する場合は「全て一致」のトラフィック記述子を有するURSPルールを除いて、一致するトラフィック記述子を有するルール優先順位の順序で他のURSPルールを試みる。この場合、UEはUEローカル構成を使用しないものとする。と述べていることに留意されたい。
ルート選択妥当性検証基準又は単に妥当性検証基準は、TS 23.503において定義される。ルート選択妥当性検証基準は、URSP内のRSDが有効であるためにその構成された値が満たされなければならない属性のリストからなる。表4は、時間ウィンドウ及びロケーション基準を含むルート選択妥当性検証基準のリストを示す。
時間ウィンドウに関して、ルート選択記述子は、UEが時間ウィンドウ内にない限り、有効であるとみなされない。ロケーション基準を用いて、ルート選択記述子は、UEのロケーションがロケーション基準に一致しない限り、有効であるとみなされない。
更に、ルート選択記述子が時間ウィンドウ又はロケーション基準を含むとき、PDUセッションは、PDUセッションが同じ時間ウィンドウ又はロケーション基準有効性条件に関連付けられている場合にのみ、一致するとみなされる。しかしながら、URSPルールにおける妥当性検証基準のUEのサポートはオプションである。サポートしていないUEが妥当性検証基準を受信する場合、RSDの妥当性検証基準部分を無視し、RSDの残りを使用する。
UEは、HPLMNのPCFによってURSPルールをプロビジョニングされ得る。UEがローミングしているとき、HPLMN内のPCFは、UE内のURSPルールを更新することができる。加えて、UEはまた、(例えば、オペレータによって)URSPルールで事前構成され得る。PCFによってプロビジョニングされたURSPルールと予め構成されたURSPルールとの両方が存在する場合、PCFによってプロビジョニングされたURSPルールのみがUEによって使用される。
新たに検出されたアプリケーションごとに、UEは、ルール優先順位の順序でURSPルールを評価し、アプリケーションが任意のURSPルールのトラフィック記述子に一致するかどうかを判定する。URSPルールが所与のアプリケーションに適用可能であると判定されるとき、UEは、ルート選択記述子優先情報名の順序で、このURSPルール内のRSDを選択するものとする。
有効なRSDが見つかると、UEは、選択されたRSD内の全てのコンポーネントに一致する既存のPDUセッションが存在するかどうかを判定する。一致するPDUセッションが存在する場合、UEは、アプリケーションを既存のPDUセッションに関連付け、例えば、このPDUセッション上で検出されたアプリケーションのトラフィックをルーティングする。既存のPDUセッションのいずれも一致しない場合、UEは、選択されたRSDによって指定された値を使用して新しいPDUセッションを確立しようと試みる。PDUセッション確立要求が受け入れられた場合、UEは、アプリケーションをこの新しいPDUセッションに関連付ける。
URSPルールのRSDは、以下の条件が満たされる場合に有効であるとみなされる。
- 任意のS-NSSAI(複数可)が存在する場合、S-NSSAI(複数可)が許可されたNSSAI内にあること、及び、
- 任意のDNNが存在し、DNNがLADN DNNである場合、UEは、このLADNが可用性のエリアであること。
V-PCFは、N24/Npcfを介してH-PCFからANDSP及びURSPを取り出すことができる。UEがローミングしており、UEがHPLMNとVPLMNとの両方からの有効なルールを有するとき、UEは、VPLMNからの有効なANDSPルールに優先度を与える。
URSPルールは、アプリケーショントラフィックを既存の又は新しいPDUセッションに関連付けるために使用される。アプリケーションをいずれのPDUセッションにも関連付けることができない場合、UEは、PDUセッションへのアプリケーションの関連付けが失敗したことをアプリケーションに通知することができる。UEは、PDUセッションが使用されているかどうかを定期的にチェックすることができることに留意されたい。それらが使用されていない場合、UEは、PDUセッション解放を開始することができる。
確立される必要がある新しいアプリケーションフローごとに、UEは、ルール優先順位の順序でURSPルールを評価し、次いで、UEは、PDUセッション確立をトリガするか、又はフローのための既存のPDUセッションを使用する。ロケーション属性は、URSPルールが適用可能であるために有効である必要があるURSPルール制約である。すなわち、ルート選択記述子が時間ウィンドウ又はロケーション基準を含むとき、トラフィックフローは、UEのロケーションがロケーション基準有効性条件に一致する場合にのみ一致するとみなされる。加えて、TS 23.503は、特定の条件が満たされたとき、UEが適時にURSPルールの有効性を(再)評価することを記載している。例えば、以下の場合に、URSPはPCFによって更新される。
・ UEがEPCから5GCに移動する。
・ 許可されたNSSAI又は構成されたNSSAIの変更
・ LADN DNN可用性の変化
・ UEが、3GPP又は非3GPPアクセスを介して登録する。
・ UEが、WLANアクセスへの接続を確立する。
3GPP TS 24.526、5Gシステム(5GS)のためのユーザ機器(UE)ポリシー;ステージ3によれば、UEは、以下の場合に、アプリケーションのPDUセッションへの関連付けの変更が必要であるか否かをチェックするために、URSPルールを再評価してもよい。
・ UEが、UE実装に基づいて周期的なURSPルール再評価を実行する。
・ UE NASレイヤが、URSPルールに基づいてアプリケーションのトラフィックをルーティングするために使用される既存のPDUセッションが解放されることを示す。
・ URSPはPCFによって更新される。
・ UE NASレイヤが、UEがS1モードからN1モードへのシステム間変更を実行することを示す。
・ UE NASレイヤが、UEが3GPPアクセス又は非3GPPアクセスを介してN1モードに正常に登録されたことを示す。
・ UEがWLANアクセスへの接続を確立又は解放し、PDUセッション外の非3GPPアクセスを介したアプリケーションのPDUの送信が利用可能/利用不可能になる。
・ 許可されたNSSAIが変更される。又は
・ LADN情報が変更される。
再評価がPDUセッションへのアプリケーションの関連付けの変更につながる場合、UEは、そのような変更を直ちに、又はUEが5GMM-IDLEモードに戻ったときに、実施することができる。URSPハンドリングレイヤは、再評価後に既存のPDUセッションを解放するようにUE NASレイヤに要求することができる。
図11A~図11Dは、非ローミング及びローカルブレークアウトを伴うローミングの場合におけるPDUセッション確立プロセスを示す3GPP TS 23.502からコピーされたものである。この手順は、新しいPDUセッションを確立するためにUEによって使用される。
UE又はネットワークが要求したPDUセッション修正手順(非ローミング及びローカルブレークアウトシナリオを伴うローミング)は、図12a~cに描写される。図12a~cは、3GPP TS 23.502からコピーされている。手順は、PDUセッションを修正するために、UE又はネットワークによって使用される。
UEという用語は、セルラーネットワークに接続することができるモバイルフォン、モバイルコンピュータ、モバイルブロードバンドアダプタ、接続された車両、接続されたデバイスなどを指すことがある。UEは、セルラ無線インターフェースを提供するMT(Mobile Termination)部分と、ユーザにサービスを提供し、通常はセルラ無線インターフェース部分に固有の機能を提供しないTE(Terminal Equipment)部分とを有することができる。例えば、TEは制御GUIを提供してもよい。UEのTE部分及びMT部分は、ATコマンドを介して通信することができる。ATコマンドのいくつかの例は、3GPP TS 27.007において定義されている。
UEはまた、ユーザ認証情報及びネットワーク識別情報を記憶するSIMを有し得る。本明細書におけるアイデアは、ユーザ認証情報及びネットワーク識別情報を記憶するためのSIMを有しないデバイスにも等しく適用されることを理解されたい。代わりに、デバイスは、他の形態の不揮発性メモリにユーザ認証情報及びネットワーク識別情報を記憶することができる。したがって、UEに適用するものとして説明される本明細書における全てのアイデアは、任意のデバイスに等しく適用することができる。
5Gモビリティ管理(MM)コンテキスト削除を必要とするが、5Gセッション管理(SM)コンテキスト削除(したがって、アプリケーションレイヤ)も引き起こすイベントがある。例えば、OS更新、モデムリセット、又は「再登録要求」を伴うネットワークによって開始される登録解除要求があるとき、UEの5G MMコンテキストはクリアされなければならない。しかしながら、これらのイベントはまた、5G SMコンテキスト及びアプリケーションレイヤ情報を削除させる。また、UEがネットワークから登録解除し、ネットワークに再登録する必要がある状況もある。
第1の例では、UEが緊急サービスのためにネットワークに接続され、上位レイヤが、緊急サービスがもはや必要とされないことを示すとき、UEは、通常サービスを取り戻すために、UEによって開始される登録解除手順と、それに続く再登録とを実行し得る。UEによって開始される登録解除手順は、3GPP TS 23.502の4.2.2.3.2節に記載されている。
第2の例では、ネットワーク(例えば、AMF)は、再登録要求通知と共に、登録解除要求をUEに送信することができる。AMFは、O&Mシステムによってこのメッセージを送信するようにトリガされ得る。O&M要求の目的は、UEを新しいAMFに登録させること、又はUEのMMコンテキストをリセットすることのみであり得るが、現在の5Gシステム設計は、登録解除手順が実行されるとき、MM及びSMコンテキストの両方が削除されることを必要とする。ネットワークによって開始される登録解除手順はTS 23.502の4.2.2.3.3節に記載されている。
第3の例では、ネットワーク(例えば、AMF)は、UEの登録されたPLMNが現在のUEロケーションにおいて動作することを許可されていないことを検出した場合、ネットワークによって開始される登録解除を開始することができる。この場合、AMFは、UEが位置する国を登録解除要求に含める。この登録解除手順によって、UEのSMコンテキストが削除されることに留意されたい。しかしながら、SMコンテキストは、UEの現在のロケーションにおいて動作することが許可されるH-SMFインスタンスに固定され得る。ネットワークによって開始される登録解除手順はTS 23.502の4.2.2.3.3節に記載されている。
上に列挙した3つの例では、NAS-MMコンテキストの削除及び再作成で十分であり得るが、NAS-SMコンテキストも削除される。UEのIPアドレス(複数可)を含むNAS-SMコンテキストの削除は、しばしば、少なくともいくつかのアプリケーションレイヤコンテキストの削除をもたらすことになる。例えば、上に列挙された3つの例では、IPアドレスの変更は、通常、UEによってホストされるアプリケーションに、アプリケーションレイヤ接続を再確立させ、アプリケーションレイヤコンテキストを再作成又は更新させる。もちろん、アプリケーションレイヤコンテキストの再確立又は再作成は、UEがPDUセッションを再確立し、新しいNAS-SMコンテキストが作成された後にのみ行われる。
本明細書で説明される5Gシステム拡張は、UE及びネットワークが、NAS-SMコンテキストを削除することなく、NAS-MMコンテキストを削除することを可能にし得る。具体的には、ネットワークは、UEがNAS-MMリセット中にNAS-SMコンテキストを保存することが可能であるかどうかを識別することが可能であり得る。ネットワーク及びUEは、NAS-MMリセット中にNAS-SMコンテキストのどの部分が保存される必要があるかを識別することが可能であり得る。ネットワーク及びUEは、NAS-MMリセット中にNAS-SMコンテキストの識別された部分が保存されるように、NAS-MMリセット手順を開始することが可能であり得る。ネットワーク及びUEは、NAS-MMリセット中にNAS-SMコンテキストを記憶することが可能であり得る。ネットワーク及びUEは、NAS-SMコンテキスト復元及びNAS-MMコンテキスト作成を開始することが可能であり得、UEは、NAS-SMコンテキスト及び接続性が復元されたことをUEホスト型アプリケーションに通知することが可能であり得、その結果、UEホスト型アプリケーションは、接続性が復元されたことをネットワークアプリケーションサーバに通知し得る。
本明細書では、イベントが5G MMコンテキストの削除及び再確立をトリガするときに、5G SMコンテキスト、したがってアプリケーションレイヤコンテキストを保存及び再確立又は回復するための方法、装置、及びシステムについて説明する。図13は、5G SMコンテキストを保存及び再確立又は回復するための例示的な方法を示す。図13の方法は、UEなどのWTRU及びネットワークが、NAS-SMリセットを実行することなくNAS-MMリセットを実行することを可能にすることができる。
ステップ1において、UEなどのWTRUは、ネットワークへの初期登録を実行することができる。例えば、WTRUは、ネットワークに登録することを要求する登録要求メッセージをネットワークノードに送信することができる。登録要求メッセージは、WTRUがネットワークに利用不可能になったときに、WTRUとネットワークとの間の通信に関連付けられたコンテキスト情報をWTRUが保存することができるという通知を含み得る。例えば、WTRU(例えば、UE)は、NAS-MMリセットを実行しながら、NAS-SMコンテキストを保存することができることをネットワークに示すことができる。以下で更に説明されるように、WTRUは、この情報をネットワークに送信することができ、その結果、ネットワークは、NAS-SMコンテキストがWTRU及びネットワークにおいて保存されるように、ネットワークがNAS-MMリセット手順を開始することができることを認識する。WTRUはまた、この情報をネットワークに送信することができ、その結果、ネットワークは、NAS-MMリセットがあるときにWTRUのNAS-SMコンテキストを保存することができる、WTRUにサービスを提供するためのSMFを選択することが有利であることを認識する。
WTRUは、ネットワークノードから、登録受諾メッセージを受信することができる。登録受諾メッセージは、WTRUがネットワークに利用不可能になったときに、ネットワークがコンテキスト情報の保存をサポートするという通知を含むことができる。
ステップ2で、WTRUによってホストされるアプリケーションが開始することができる。以下で説明するように、WTRUによってホストされるアプリケーションは、WTRU接続性が中断されようとしているときに、通知又は警告を受信したいことをネットワークに示すことができる。WTRU接続性は、NAS-MMリセットがあるときに中断されることに留意されたい。
ステップ3において、WTRUは、アプリケーショントラフィックのためのPDUセッションを確立することを判定することができる。WTRUは、図11A~図11Dに示される手順を採用して、PDUセッションの確立を要求することができる。WTRUは、PDUセッション確立手順において、NAS-SMコンテキストリセットが存在するときにPDUセッションのためのNAS-SMコンテキストが保存されるべきであることをネットワークに示すことができる。例えば、WTRUは、(例えば、図11Aのステップ1において)ネットワークに、PDUセッションを確立するための要求を送信することができる。PDUセッションを確立するための要求は、WTRUが利用不可能になったときにPDUセッションに関するコンテキスト情報が保存されるように要求されるという通知を含む。
ステップ4において、以下でより完全に説明されるように、WTRUは、WTRUがネットワークにとって利用不可能になるという判定に基づいて、コンテキスト情報を保存する要求を示すメッセージをネットワークに送信することができる。メッセージは、WTRUが利用不可能になる期間の通知を含むことができる。例えば、WTRUは、NAS-MMコンテキストリセットが望まれることをAMFに通知することができ、又はAMFは、NAS-MMコンテキストリセットが望まれることをWTRUに通知することができる。以下でより完全に説明するように、そのような知らせ又は通知は、N1リセット要求メッセージ又はUEによって開始される登録解除要求メッセージの一部として行われ得る。WTRUは、保留中のNAS-MMリセットをWTRUホストアプリケーションに通知することによって、NAS-MMコンテキストリセットの準備をすることができる。AMFは、保留中のNAS-SMリセットをSMFに通知することによって、NAS-MMコンテキストリセットの準備をすることができる。これについては以下で更に説明する。
ステップ5において、WTRU又はネットワークは、NAS-MMリセットを開始することができる。NAS-MMリセットがどのように開始され得るかの4つの例が、以下で説明される。第1の例では、WTRUは、WTRU(例えば、UE)によって開始される登録解除手順を開始することによって、NAS-MMリセットを開始することができる。第2の例では、AMFは、ネットワークによって開始される登録解除手順を開始することによって、NAS-MMリセットを開始することができる。第3の例では、WTRUは、新しいN1リセット手順を開始することによって、NAS-MMリセットを開始することができる。第4の例では、AMFは、新しいN1リセット手順を用いてNAS-MMリセットを開始することができる。
ステップ6において、NAS-SMコンテキストは、WTRU(例えば、UE)、SMF、PCF、UPF、及び/又はUDM/UDRに記憶され得る。これについては以下で更に説明する。前述したように、SMコンテキストは、TS 29.502の表6.1.6.2.39-1に列挙されている。SMコンテキストは、PDUセッションID、DNN、S-NSSAI、及びIPアドレスを含むことができる。SMコンテキスト内の情報は、PDUセッションに関連付けられる。
ステップ7において、WTRUが利用不可能であった期間の後、WTRUは、WTRUが再びネットワークに利用可能であることを示すメッセージをネットワークに送信することができる。例えば、WTRUは、第2の登録要求をネットワークに送信することによって、NAS-SMコンテキスト回復、及び新しいNAS-MMコンテキストの作成を開始することができる。
ステップ8において、以下で説明されるように、WTRUは、接続性が回復されたことをWTRUによってホストされるアプリケーションに通知することができる。言い換えれば、WTRUによってホストされるアプリケーションには、新しいNAS-MMコンテキストが作成され、WTRUによってホストされるアプリケーションに関連付けられたNAS-SMコンテキストが復元されたときに通知され得る。
ステップ9において、以下で説明されるように、WTRUによってホストされるアプリケーションは、WTRUによってホストされるアプリケーションの接続性及びそのNAS-SMコンテキストが復元されたことをAS/AFに通知することができる。
WTRU(例えば、UE)がNAS-MM登録メッセージをネットワークに送信するとき、メッセージは、RRCメッセージ内でNG-RANノードに搬送される。NG-RANノードは、AMFを選択し、NAS-MM登録メッセージをAMFに送信する。UEは、UEがサポートし、UEのNAS-MMコンテキストがUE及びネットワークにおいてリセット/削除される一方で、UEのNAS-SMコンテキストがUE及びネットワークにおいて維持されることを可能にする特徴を使用し得ることをNG-RANノードに示すために、メッセージのRRC部分に通知を含んでもよい。この特徴は、本明細書では「持続的NAS-SMコンテキスト」特徴と呼ばれることがあり、通知は、本明細書では「持続的NAS-SMコンテキストサポート通知」と呼ばれることがある。持続的NAS-SMコンテキストサポート通知は、持続的NAS-SMコンテキスト特徴をサポートするAMFをNG-RANが選択すべきであると判定するために、NG-RANノードによって使用され得る。
UEは、NAS-MM登録メッセージに、持続的NAS-SMコンテキストサポート通知を更に含めることができる。NAS-MM登録メッセージ内のこの持続的NAS-SMコンテキストサポート通知は、UEが持続的NAS-SMコンテキスト特徴をサポートすること、及びUEがその特徴を使用することを望み得ることを、AMFに示し得る。AMFは、AMFが特徴をサポートするSMFを選択することを確実にするために、SMF選択を実行するときにこの情報を使用することができる。AMFは、登録受諾メッセージをUEに送信することができる。登録受諾メッセージは、AMFが持続的NAS-SMコンテキスト特徴をサポートし、UEがその特徴を使用しようと試みることができるという通知を含むことができる。
AMFは、登録受諾メッセージをNG-RANノードに送信し、NG-RANノードは、メッセージをRRCメッセージでUEに転送する。NG-RANは、メッセージのRRC部分に、NG-RANノードが持続的NAS-SMコンテキスト特徴をサポートするAMFを選択したかどうかの通知を含めることができる。
UEは、その機能性及び/又は信頼性が、NAS-MMリセット中に保存されているUEのSMコンテキストに依存する、重要なアプリケーションをホストし得る。したがって、UEは、NAS-SMコンテキスト保存特徴をサポートするネットワークに接続することのみを所望し得る。NG-RANは、NAS-SMコンテキスト特徴をサポートするAMFをNG-RANノードが選択可能であることをUEに示す通知を、システム情報内でブロードキャストすることができる。
UEが非3GPPアクセスを介してネットワークに登録するシナリオでは、UEは、TWAP、TNGF、又はN3IWFがAMF選択中に通知を考慮することができるように、持続的NAS-SMコンテキストサポート通知をTWAP、TNGF、又はN3IWFに送信し得る。
前述のように、持続的NAS-SMコンテキストサポート通知は、NAS-MM登録要求メッセージ内でAMFに送信されてもよい。AMFが特徴をサポートできないが、異なるAMFが特徴をサポートできると判定した場合、AMFは、NRFを用いてAMF選択手順を実行し、通知をNRFに提供し、UEにサービスを提供する新しいAMFを判定することができる。
UEは、要求されたS-NSSAI中の各S-NSSAIについて、別個の持続的NAS-SMコンテキストサポート通知をAMFに与え得る。言い換えれば、UEは、スライスごとに要求する各スライスのための特徴を使用することをUEが望むかどうかを示し得る。
UEは、持続的NAS-SMコンテキスト特徴が許可されたNSSAIの各スライスに対してサポートされるかどうかを示す構成情報を登録応答においてAMFから受信し得る。
代替的に、UEは、構成されたNSSAIの各スライスのための構成を記憶し得る。構成情報は、各スライスが持続的NAS-SMコンテキスト特徴をサポートするかどうかの通知を含み得る。UEは、UEが登録受諾又は構成更新メッセージ中で構成されたNSSAIを受信するとき、構成されたNSSAIの各スライスについての持続的NAS-SMコンテキストサポート通知を受信し得る。
UE上のアプリケーションは、UEのMMコンテキストがリセットされるとき、そのSMコンテキストが保存されることを必要とし得るか、又はそれを好む場合がある。例えば、アプリケーションは、UEのMMコンテキストがリセットされたときに、そのIPアドレスが保存されることを必要とするか、又は好む場合がある。
アプリケーションがアップリンクトラフィックを生成するとき、URSPルールは、アプリケーショントラフィックが、UEのMMコンテキストがリセットされるときにそのSMコンテキストが保存されるPDUセッションを使用すべきであると判定するために使用され得る。例えば、URSPルールのRSD部分は、持続的NAS-SMコンテキスト選択通知を含むことができる。RSDにおける通知の存在は、UEのMMコンテキストがリセットされたときにそのSMコンテキストが保存されるPDUセッションに、関連付けられたトラフィックが関連付けられるべきであるという、UEへの通知として機能し得る。
代替的に、アプリケーションは、アクティブ化NAS-SMコンテキスト保存通知を、トラフィック記述子の一部としてUEのME部分に提供し得る。アクティブ化NAS-SMコンテキスト保存通知がトラフィック記述子の一部であるとき、UEは、特徴がPDUセッションのために有効化される場合、トラフィックのための既存のPDUセッションのみを選択し得、そうでない場合、UEは、トラフィックのための新しいPDUセッションを確立することを試み、新しいPDUセッションのための特徴を有効化することを試みるであろう。
アプリケーションが、アクティブ化NAS-SMコンテキスト保存通知をトラフィック記述子の一部としてUEのME部分に提供する場合、通知は、ATコマンドを介してTEによってMEに送信され得る。例えば、通知は、+CGDCONT ATコマンドが使用されるときに提供され得る。3GPP TS 24.007、ユーザ機器(UE)のためのATコマンドセットにおいて定義される+CGDCONT ATコマンドは、PDUセッションパラメータを指定するために使用される。
UEは、アプリケーショントラフィックのニーズをサポートする既存のPDUセッションがないと判定することができる。次に、UEは、PDUセッション確立要求をAMFに送信する。PDUセッション確立要求は、アクティブ化NAS-SMコンテキスト保存通知を含む。アクティブ化NAS-SMコンテキスト保存通知は、AMFがSMF選択中にアクティブ化NAS-SMコンテキスト保存通知を使用することができるように、メッセージのNAS-MM部分に含まれてもよく、したがって、AMFが特徴をサポートするSMFを選択することを確実にする。NAS-SMコンテキスト保存通知はまた、N1 SMコンテナの一部(例えば、メッセージのNAS-SM部分)であってもよく、その結果、SMFは、特徴がPDUセッションに対して有効にされるべきであることを知る。
代替として、システムは、あるSMFのもののみが、NAS-MMリセット中にそのコンテキストが保存される必要があるPDUセッションにサービス提供するように設計されてもよい。このシナリオでは、アクティブ化NAS-SMコンテキスト保存通知は、PDUセッション確立要求メッセージのNAS-SM部分に含まれる必要はない。
代替的に、前に説明したように、UEは、PDU確立要求に関連するS-NSSAIのための持続的NAS-SMコンテキストサポート通知を用いて構成されていることがある。持続的NAS-SMコンテキストサポート通知は、特徴がスライスのPDUセッションのために有効にされ得るという通知としてUEによって解釈され得るか、又は、通知は、特徴がスライスの全てのPDUセッションに関連付けられるという通知としてUEによって解釈され得る。通知が、特徴がスライスの全てのPDUセッションに関連付けられているという通知としてUEによって解釈される場合、UEは、PDUセッション確立中に通知を提供する必要がない。UE及びネットワーク機能は、スライスに関連付けられた構成情報に通知が含まれるので、特徴がPDUセッションのために有効にされることを理解するであろう。
PDUセッション確立受諾メッセージは、特徴がPDUセッションのために有効化されているかどうかをUEに示すことができる。例えば、SMFは、UEに送信されるPDUセッション確立受諾メッセージ内にNAS-SMコンテキスト保存有効化通知を含むことができ、UEは、NAS-SMコンテキストがNAS-MMリセットイベント中に保存のために構成されるPDUセッションのリストを維持することができる。SMFはまた、NAS-MMリセットイベント後にNAS-SMコンテキストがどのくらい長く保存されるかをUEに示すために、NAS-SMコンテキスト保存タイマーを含み得る。
SMFはまた、SMFがNamf_Communication_N1N2MessageTransferサービス動作を呼び出すとき、NAS-SMコンテキスト保存有効化通知をAMFに送信することができる。NAS-SMコンテキスト保存有効化通知をAMFに送信する理由は、それが、NAS-MMリセット中にNAS-SMコンテキストが維持される必要があるPDUセッションをUEが有すること、及びUEのNAS-SMコンテキストをリセットすることなくUEのNAS-MMコンテキストをリセットすることが可能であることのAMFへの通知として働くからである。この通知の結果として、AMFは、NAS-MMリセットイベントが発生したときに、どのPDUセッションがNAS-SMコンテキスト保存のために構成されているかを、AMFがUEのために維持するUEコンテキストに保存することができる。次に、UEは、そのNAS-SMコンテキストが登録解除中に保存されるべきPDUセッションを指定する必要がない。NAS-SMコンテキスト保存有効化インジケータに加えて、SMFはまた、NAS-SMコンテキストがどのくらい長く保存されるべきかについてのタイマー値を提供し得る。タイマー値は、AMFとUEとの両方に送信されてもよい。
NAS-SMコンテキスト保存有効化通知は、ATコマンドを介してTEによってMEに送信され得る。例えば、表示は、+CGDCONT=?のATコマンドが使用される場合に提供されてもよい。TS 27.007で定義される+CGDCONT=?のATコマンドは、PDUセッションパラメータをチェック又は読み出すために使用される。
持続的NAS-SMコンテキスト特徴は、SSCモード1の拡張又は改善とみなされ得る。SSCモード1が使用されるとき、UEのIPアドレスは、UEモビリティイベントにかかわらず保存される。持続的NAS-SMコンテキスト特徴が有効にされるとき、UEのIPアドレスを含むUEのSMコンテキストは、NAS-MMリセットが存在するときでも保存される。
第4のSSCモードが考慮され得る。SSCモード4はまた、UEのIPアドレスがUEモビリティイベントにかかわらず保存されるという事実によって特徴付けられ得る。しかしながら、SSCモード4はまた、PDUセッションに関連付けられたSMコンテキストがNAS-MMリセット中に保存され得るが、SSCモード1のPDUセッションに関連付けられたSMコンテキストはNAS-MMリセット中に保存されないという事実によって特徴付けられてもよい。
持続的NAS-SMコンテキスト特徴がSSCモード4に関連付けられている場合、UEは、PDUセッション確立要求内の要求されたSSCモードを4に設定することによって、NAS-SMコンテキスト保存アクティブ化通知をネットワークに送信することができ、ネットワークは、PDUセッション確立受諾メッセージ内の許可されたSSCモードを4に設定することによって、NAS-SMコンテキスト保存有効化通知をUEに送信することができる。以下の表5は、SSCモード4がどのように符号化され、したがって、アクティブ化NAS-SMコンテキスト保存通知が有効にされるべきであることをネットワークに示すことができるかの例を示す。
また、SSCモード1及び2と共に持続的NAS-SMコンテキスト特徴を使用することが望ましい場合もある。SSCモード2及び3の使用は、PDUセッションを使用するUEアプリケーションが、IPアドレスが保存されることを必要としないことを暗示するが、持続的NAS-SMコンテキスト特徴を有効にすることは、依然として有利であり得る。任意のSSCモードと共に持続的NAS-SMコンテキスト特徴を任意のSSCモードと共に使用することは、特徴を使用することが、UE及びネットワークが、PDUセッションを再確立するためにUEとネットワークとの間で必要とされる相互作用の量を低減することを可能にするので、依然として有利であり得る。以下の表6は、特徴が有効にされることをUEが要求するかどうかをも示し、ネットワークが特徴を有効にしたかどうかを示すために、SSCモード符号化がどのように拡張され得るかの例を示す。
UEは、持続的NAS-SMコンテキスト特徴が有効化された状態で確立されたPDUセッションを有する可能性がある。イベントがUEにおいて発生し得、UEは、そのイベントがUEにそのNAS-MMコンテキストをリセットすることを要求すると判定し得る。NAS-MMコンテキストをリセットすることは、登録解除要求をネットワークに送ることによって開始され得る。しかしながら、UEがRM-DEREGISTERED状態にある間、NAS-SMコンテキストが保存され得るとUEが判定し得る場合である。UEは、登録解除要求において、UEがRM-DEREGISTERED状態にある間、NAS-SMコンテキストが保存されるべきであることをネットワークに示し得る。次いで、AMFは、コンテキストが保存される必要があるPDUセッションに関連付けられたSMF(複数可)に通知し、SMFがUEとSMFとの間の保存タイマーを調整するのを助けることができる。UEによって開始される登録解除手順が図8に示されており、以下のように拡張され得る。
ステップ1の登録解除要求は、UEがRM-DEREGISTERED状態にある間、UEのNAS-SMコンテキストが保存されるべきであることをUEがAMFに示し得るように拡張され得る。要求は、NAS-SMコンテキストが保存される必要がある各PDUセッションのPDUセッションIDを含むことによって、どのPDUセッションのNAS-SMコンテキストが保存される必要があるかを識別することができる。コンテキストが保存される必要がある各PDUセッションについて、UEは、N1 SMコンテナを含むことができる。N1 SMコンテナは、NAS-SMコンテキストが維持されることをUEが所望するという通知と、SMFがUEのNAS-SMコンテキストを保存することをUEがどのくらい長く要求するかを示す時間値とを含み得る。現在の5Gシステム設計では、UEは、登録解除タイプが「再登録が必要」であることをネットワークに示すことができない。ステップ1の登録解除要求は、登録解除タイプが「再登録が必要」であることをUEがネットワークに示すことを可能にするように、更に拡張され得る。再登録が必要であることをUEがネットワークに示すことを可能にするこの利点は、例えば、UEがNAS-MMリセットを実行する必要があるだけの場合に、UEが再登録を計画することをUEがネットワークに示すことを可能にすることである。
代替又は追加として、ステップ1のUE登録解除要求は、UEが、モビリティステータス、予期される再登録パラメータ(例えば、即時対時限対イベントベース)、予期される再登録原因(例えば、緊急サービス解放、O&M要求)を示し得るように拡張され得る。モビリティステータスは、再登録時に同じUPFがUEにサービス提供し得るかどうかを判定するために、ネットワークによって使用され得る。同様に、コンテキスト記憶及び再確立パラメータ、UPFにおけるバッファリングなどをどのように構成するかを判定するためにネットワークによって使用され得る他の予測情報が、登録解除要求に含まれ得る。
代替又は追加として、UEがRM-DEREGISTEREDである間、UEのNAS-SMコンテキストが保存されるべきであることをAMFに明示的に示す必要がない場合がある。むしろ、AMFは、UEが登録解除要求内の登録解除タイプIEを「再登録が必要」に設定するときはいつでも、UEがRM-DEREGISTEREDである間、UEのNAS-SMコンテキストが保存されるべきであると仮定することができる。この代替案の欠点は、NAS-SMコンテキストが保存されないことをUEが望む場合であっても、NAS-SMコンテキストがネットワーク内で保存されてしまう可能性があることであろう。
前に、PDUセッション確立手順のNamf_Communication_N1N2MessageTransferサービス動作において、NAS-SMコンテキスト保存有効化インジケータがSMFによってAMFに提供されたときはいつでも、AMFは、それが維持するUEコンテキストを更新し得ることが説明された。AMFが、NAS-SMコンテキストが保存されるべきPDUセッションのリストを維持する場合、UEは、AMFへの登録解除要求を実行するだけでよい。加えて、AMFはまた、UEのためのNAS-SMコンテキストをどれだけ長く保存するかのタイマー値を提供されていてもよく、UEから登録解除要求を受信すると、AMFはタイマーを開始する。UEがタイマーの満了前に再登録しない場合、AMFは、UEのために保存されている残りのNAS-SMコンテキストを削除する。
ステップ2におけるNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求の呼び出しは、AMFが、SMコンテキストIDと、ステップ1においてUEが送信したN1 SMコンテナとの両方をSMFに送信するように拡張され得る。SMFは、N1 SMコンテナのコンテンツを使用して、UEがRM-DEREGISTED状態に移動することになり、NAS-SMコンテキストが保存されるべきであることを認識することができる。N1 SMコンテナは、保存満了タイマーを含み得る。代替的に、ステップ2は、異なるSMFによって制御されるUPF間の転送トンネルの確立を可能にし得るNsmf_PDUSession_UpdateSMContextを呼び出し得る。図8の手順は、ステップ3がスキップされるように拡張されてもよく、又はステップ3は、UEがRM-DEREGISTED状態に移動することになり、NAS-SMコンテキストが保存されるべきであることをSMFがUPFに通知するように拡張されてもよい。UEがRM-DEREGISTED状態に移動すること、及びNAS-SMコンテキストが保存されるべきであることをUPFに通知することの利点は、UPFが、PDUセッションのために受信される任意のDLパケットをバッファリング又は破棄することを知ることである。SMFは、パケットがバッファリングされるべきか破棄されるべきかをUPFに示すことができる。
ステップ4におけるNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答の呼び出しは、SMFが、SMコンテキスト記憶ID及びSMコンテキスト記憶満了タイマーをAMF及びN1 SMコンテナに提供し得るように拡張されてもよい。N1 SMコンテナはまた、SMコンテキスト記憶ID及びSMコンテキスト記憶満了時間を含み得る。SMコンテキスト記憶IDは、SMコンテキストの識別子である。SMコンテキスト記憶IDは、SMコンテキストが記憶される記憶ロケーションを識別することができる。例えば、記憶ロケーションは、SMF、UDSF、又はUDM/UDRに関連付けられ得る。SMコンテキスト記憶満了時間は、SMコンテキストと共に記憶され得る。SMFは、UEがN1 SMコンテナに含めた時間値を使用して、UE及びN1 SMコンテナに送信されることになるSMコンテキストストレージ満了時間を導出することができる。
図8の手順は、ステップ5aがスキップされるように拡張されてもよく、又はステップ5aは、UEがRM-DEREGISTED状態に移動することになり、NAS-SMコンテキストが保存されるべきであることをSMFがPCFに通知するように拡張されてもよい。
図8の手順は、ステップ5b~cがスキップされるように拡張されてもよく、又はステップ5b~cは、UDMから加入解除する、又はUDMがSMF識別情報と関連付けられたDNN及びPDUセッションIdとの間に記憶していた関連付けを除去すべきであることをUDMに示す代わりに、SMFが、SMコンテキストをUDMに送信し、UDMがSMコンテキストを記憶することを要求するように拡張されてもよい。
図8の手順は、AMFによってUEに送信される登録解除受諾が、SMFによってAMFに送信されたN1 SMコンテナを含むように、ステップ7が拡張されるように拡張され得る。N1コンテナは、NAS-SMコンテキストのどの部分が保存されるか(例えば、UEのIPアドレスがNAS-MMリセット中に保存されるかどうか、いくつかのフローのためのQoSルールが維持されるかどうかなど)をUEに示し得る。複数のN1 SMコンテナが、UEに送信され得る(例えば、N1 SMコンテナは、各PDUセッションに対してUEに送信され得、N1 SMコンテナは、PDUセッションをホストするSMFによって送信され得る)。
UEは、ユーザがNAS-MMリセットを開始することを可能にするグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を表示することができる。GUIは更に、NAS-MMリセット中にどのUEアプリケーションがそれらのコンテキストを保存する必要があるかをユーザが選択することを可能にすることができる。次いで、UEは、選択されたUEアプリケーション(複数可)に関連付けられた任意のPDUセッション(複数可)が、NAS-MMリセット中にそれらのSMコンテキストを保存させる必要があると判定することができ、次いで、UEは、選択されたUEアプリケーションに関連付けられたPDUセッションのPDUセッションIDをUEによって開始される登録解除要求に含めることができる。
イベントは、ネットワークにおいて発生し得、ネットワークは、イベントが、UEに登録解除要求を送信することによって、UEがそのNAS-MMコンテキストをリセットすることを要求するが、UEがRM-DEREGISTERED状態にある間、NAS-SMコンテキストが保存され得ることを判定し得る。ネットワークは、UEがRM-DEREGISTERED状態にある間にNAS-SMコンテキストが保存されるべきであることを登録解除要求においてUEに示すことができ、PDUセッションが再確立される(例えば、タイマーによる登録及び再確立)前にNAS-SMコンテキストがどのくらい長く保存されるかを更に示すことができる。次いで、AMFは、コンテキストが保存される必要があるPDUセッションに関連付けられたSMF(複数可)に通知し、UEとSMFとの間の保存タイマーを調整するのを助けることができる。AMFからの通知は、PDUセッションが再確立される(例えば、タイマーによる登録及び再確立)前にNAS-SMコンテキストがどのくらい長く保存されるかを更に示すことができる。ネットワークによって開始される登録解除手順が図9に示されており、以下のように拡張され得る。
ステップ2において、イベントは、登録解除要求をUEに送信するようにAMFをトリガすることができる。登録解除要求は、AMFが、UEがRM-DEREGISTEREDである間、UEのNAS-SMコンテキストが保存されるべきであることをUEに示し得るように拡張され得る。要求は、そのNAS-SMコンテキストが保存される必要がある各PDUセッションのPDUセッションIDを含むことによって、どのPDUセッションのNAS-SMコンテキストが保存される必要があるかを識別することができる。そのコンテキストが保存される必要がある各PDUセッションについて、AMFは、N1 SMコンテナを含むことができる。N1 SMコンテナは、NAS-SMコンテキストが維持されることをネットワークが望むという通知と、UEがUEのNAS-SMコンテキストをどれだけ長く保存すべきかを示す時間値とを含み得る。
登録解除要求はまた、タイマーによる登録解除を含んでもよい。タイマーによる登録解除は、タイマーが満了する前にUEが登録解除するべきであることをUEに示し得る。そのようなタイマーを提供する利点は、UEが直ちに登録解除することを要求することと比較して、UEのME部分が、MEのTE部分によってホストされるアプリケーションに登録解除警告通知を送信することができることである。警告を受信するアプリケーションは、次いで、それらの関連付けられたアプリケーションレイヤコンテキストを保存し、それらが通信する任意のアプリケーションサーバに警告を送信することが可能である。アプリケーションサーバへの警告は、ユーザプレーンを介して送られ得、UEアプリケーションが利用不可能であり得るときの時間ウィンドウを示し得る。ATコマンドは、UEのME部分から、UEのTE部分上でホストされるアプリケーションに警告通知を送信するために使用され得る。
代替として、UEがRM-DEREGISTEREDである間、UEのNAS-SMコンテキストが保存されるべきであることをUEに明示的に示す必要がない場合がある。むしろ、UEは、AMFが登録解除要求内の登録解除タイプIEを「再登録が必要」に設定するときはいつでも、UEがRM-DEREGISTEREDである間、UEのNAS-SMコンテキストが保存されるべきであると仮定することができる。この代替案の欠点は、NAS-SMコンテキストが保存されないことをAMFが望む場合であっても、NAS-SMコンテキストがネットワーク内で保存されてしまう可能性があることであろう。
図9の手順は、ステップ3及びステップ3aがスキップされるように拡張されてもよく、又はステップ3及びステップ3aは、UDMから加入解除する、又はUDMがSMF識別情報と関連付けられたDNN及びPDUセッションIdとの間の記憶していた関連付けを除去すべきであることをUDMに示す代わりに、SMFが、SMコンテキストをUDMに送信し、UDMがSMコンテキストを記憶することを要求するように拡張されてもよい。
図9の手順のステップ4は、上記で説明されたUEによって開始される登録解除手順のステップ2~5と同じ方法で拡張され得る。
図9の手順のステップ5及びステップ5aは、上記で説明されたUEによって開始される登録解除手順のステップ6及びステップ6aと同じ方法で拡張され得る。
図9の手順のステップ6は、UEが登録解除受諾メッセージを送信するとき、UEが各PDUセッションのSMコンテキストを保存するかどうかをネットワークに示すように拡張されてもよい。例えば、登録解除受諾メッセージは、UEがRM-DEREGISTERED状態にある間にUEがそのSMコンテキストを保存するPDUセッションごとの通知を含むことができる。メッセージは更に、UEがSMコンテキストをどれだけ長く保存するかをAMFに示してもよい。
代替として、図9の手順は、AMFが登録解除受諾メッセージを受信する後まで、AMFがSMF、UDM、及びPCFにSMコンテキストを保存するように要求しないように拡張され得る。この手法の利点は、ステップ2の登録解除要求においてAMFがUEに保存するように要求したPDUセッションSMコンテキストの一部又は全部のSMコンテキストをUEが保存しないことをUEが示す場合、AMFは、SMコンテキストを保存するようにUDM、PCF、及びSMFに求めるために要求される動作を実行することを回避できることである。
UEは、ネットワークによって開始される登録がネットワークによって要求されたときにユーザが通知されることを可能にするグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を表示し得る。GUIは更に、NAS-MMリセット中にどのUEアプリケーションがそれらのコンテキストを保存する必要があるかをユーザが選択することを可能にすることができる。次いで、UEは、選択されたUEアプリケーション(複数可)に関連付けられた任意のPDUセッション(複数可)が、NAS-MMリセット中にそれらのSMコンテキストを保存させる必要があると判定することができ、次いで、UEは、選択されたUEアプリケーションに関連付けられたPDUセッションのPDUセッションIDを登録解除受諾メッセージに含めることができる。
異なる例では、ユーザは、GUIを使用して、どのアプリケーションが、NAS-MMリセット中にそれらのNAS-SMコンテキストを保存させる必要があるか、又はそれを好むかを構成した可能性がある。次いで、UEは、この情報を使用して、関連付けられたPDUセッションが、NAS-MMリセット中にそれらのNAS-SMコンテキストを保存させる必要があることを、PDUセッション確立要求においてネットワークに示すことを判定することができる。
図3及び図4に示されるように、UEのNAS-MMコンテキストは、UEがRM-DEREGISTERED状態に移動するとき、UE及びAMFにおいてリセットされる。したがって、本明細書で説明される方法は、UEがRM-DEREGISTERED状態にあるときでも、UEのNAS-SM状態がどのように保存されるかに適用され得る。
代替的なアプローチは、UEがRM-DEREGISTERED状態にあるとき、UE及びAMFのUE NAS-MM及びNAS-SMコンテキストの処理を変更せず、代わりに、RM-REGISTERED状態内で新しいサブ状態又は動作モードを作成することである。この新しい状態又は動作モードは、RM-REGISTERED-PAUSEと呼ばれることがあり、ネットワークからUEへのNAS要求時に、又はAMFからUEへのNAS要求時に入ることがある。要求は、N1リセット要求と呼ばれてもよく、要求は、AMFによってUEに、又はUEによってAMFに送信されてもよく、要求は、UEにそのNAS-MMコンテキストをリセットさせてもよい。図14は、RM-REGISTERED-PAUSE状態をサポートするために、AMF及びUEのRM状態モデルがどのように拡張され得るかを示す。
図14に示すように、UE及びAMFは、N1リセット手順の完了時に、RM-REGISTERED状態からRM-REGISTERED-PAUSE状態に入ることができる。UE及びAMFは、登録手順の完了時に、RM-REGISTERED-PAUSEDからRM-REGISTERED状態に入ることができる。UE及びAMFは、SMコンテキスト記憶満了タイマーが満了したとき、RM-REGISTERED-PAUSEDからRM-DEREGISTERED状態に入ることができる。
RM-REGISTERED-PAUSED状態では、UEのNAS-MMコンテキストはリセットされ得、UEのNAS-SMコンテキストは保存され得る。AMFは、RM-REGISTERED-PAUSED状態においてUEが到達不可能であるとみなすことができる。
RM-REGISTERED状態に戻るために(例えば、データを送受信するために)、UEは、RM-REGISTERED-PAUSE状態にある間に登録手順を開始することができる。UEは、受け入れられた登録手順が完了すると、RM-REGISTERED状態に戻ることができる。UEは、SMコンテキスト記憶満了タイマーの満了時にRM-DEREGISTERED状態に入り得る。
SMコンテキスト記憶満了タイマーは、UEがRM-REGSITERED-PAUSE状態に入るときに開始され得る。UEは、進行中の登録手順が存在しない限り、タイマーが満了した場合、RM-DEREGISTERD状態に入り得る。UEは、登録手順が開始されると(例えば、UEが5GMM-REGISTERED.ATTEMPTING-REGISTRTION-UPDATE状態にあるとき)、タイマーを停止し得る。時間の満了は、タイマーが0の値又はネットワークから受信されたSMコンテキストストレージ満了タイマー値に達することを意味し得る。
RM-REGISTERED-PAUSE状態は、5GMM-REGISTEED状態のサブ状態とみなされ得る。RM-REGISTERED-PAUSE状態の代替名は、5GMM-REGISTERED-PAUSE又は5GMM-REGISTERED-RESETING-MM-CONTEXTであってもよい。
UEがRM-REGISTERED-PAUSE状態にあるとき、AMF及びUEは、UEのN1接続がアクティブにならないので、UEがCM-IDLE状態にあるとみなすべきである。
UEは、複数のSMコンテキスト記憶満了タイマー(例えば、各PDUセッションのためのタイマー)を送信され得ることに留意されたい。UEは、受信されたSMコンテキスト記憶満了タイマー値ごとに別個のタイマーを維持し得る。UEは、PDUセッションに関連付けられたSMコンテキスト記憶満了タイマーが満了したとき、そのPDUセッションに関連付けられたNAS-SMコンテキストを削除し得る。UEは、登録手順が開始されると(例えば、UEが5GMM-REGISTERED.ATTEMPTING-REGISTRTION-UPDATE状態にあるとき)、全てのタイマーを停止し得る。全てのタイマーが満了すると、UEはRM-DEREGISTERED状態に入ることができる。
UEは、持続的NAS-SMコンテキスト特徴が有効化された状態で確立されたPDUセッションを有する可能性がある。イベントがUEにおいて発生し得、UEは、N1リセット要求をネットワークに送信することによって、そのイベントが、UEがそのNAS-MMコンテキストをリセットすることを要求すると判定し得る。要求は、UEがCM-IDLE及びRM-REGISTERED-PAUSED状態に入ること、UEのMMコンテキストがリセットされるべきであること、及びUEがRM-REGISTERED-PAUSED状態にある間、UEのNAS-SMコンテキストが保存され得ることを示し得る。次いで、AMFは、コンテキストが保存される必要があるPDUセッションに関連付けられたSMF(複数可)に通知し、UEとSMFとの間の保存タイマーを調整するのを助けることができる。
N1リセット要求は、UEがRM-REGISTERED-PAUSEDである間、UEのNAS-SMコンテキストが保存されるべきであることをAMFに示し得る。要求は、そのNAS-SMコンテキストが保存される必要がある各PDUセッションのPDUセッションIDを含むことによって、どのPDUセッションのNAS-SMコンテキストが保存される必要があるかを識別することができる。コンテキストが保存される必要がある各PDUセッションについて、UEは、N1 SMコンテナを含むことができる。N1 SMコンテナは、NAS-SMコンテキストが維持されることをUEが所望するという通知と、SMFがUEのNAS-SMコンテキストを保存することをUEがどのくらい長く要求するかを示す時間値とを含み得る。
N1リセット要求の受信は、AMFにNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求を呼び出させ得る。前に説明したように、Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求は、AMFがSMコンテキストIDと、UEがSMFに送信したN1 SMコンテナとの両方を送信するように拡張され得る。SMFは、N1 SMコンテナのコンテンツを使用して、UEがRM-REGISTERED-PAUSED状態に移動することになり、NAS-SMコンテキストが保存されるべきであることを認識することができる。
Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答のSMFの呼び出しは、SMFがSMコンテキストストレージID及びSMコンテキストストレージ満了タイマーをAMF及びN1 SMコンテナに提供し得るように拡張されてもよい。N1 SMコンテナはまた、SMコンテキスト記憶ID及びSMコンテキスト記憶満了時間を含み得る。SMコンテキスト記憶IDは、SMコンテキストの識別子である。SMコンテキスト記憶IDは、SMコンテキストが記憶される記憶ロケーションを識別することができる。例えば、記憶ロケーションは、SMF、UDSF、又はUDM/UDRに関連付けられ得る。SMコンテキスト記憶満了時間は、SMコンテキストと共に記憶され得る。SMFは、UEがN1 SMコンテナに含めた時間値を使用して、UE及びN1 SMコンテナに送信されることになるSMコンテキストストレージ満了時間を導出することができる。
AMFは、SMFによってAMFに送信されたN1 SMコンテナを含むN1リセット受諾メッセージをUEに送信することができる。
イベントは、ネットワークにおいて発生し得、ネットワークは、イベントが、UEにN1リセット要求を送信することによって、UEがそのNAS-MMコンテキストをリセットすることを要求するが、UEのNAS-MMコンテキストがリセットされている間、NAS-SMコンテキストが保存され得ることを判定し得る。ネットワークは、UEがRM-REGISTERED-PAUSE状態にある間、NAS-SMコンテキストが保存されるべきであることを、N1リセット要求においてUEに示し得る。次いで、AMFは、コンテキストが保存される必要があるPDUセッションに関連付けられたSMF(複数可)に通知し、UEとSMFとの間の保存タイマーを調整するのを助けることができる。
イベントがAMFをトリガしてN1リセット要求をUEに送信するとき、AMFが、UEがRM-REGISTERED-PAUSEである間にUEのNAS-SMコンテキストが保存されるべきであることをUEに示すことができるように、N1リセット要求を拡張することができる。要求は、そのNAS-SMコンテキストが保存される必要がある各PDUセッションのPDUセッションIDを含むことによって、どのPDUセッションのNAS-SMコンテキストが保存される必要があるかを識別することができる。そのコンテキストが保存される必要がある各PDUセッションについて、AMFは、N1 SMコンテナを含むことができる。N1 SMコンテナは、NAS-SMコンテキストが維持されることをネットワークが望むという通知と、UEがUEのNAS-SMコンテキストをどれだけ長く保存すべきかを示す時間値とを含み得る。
N1リセット要求はまた、タイマーによるリセットを含み得る。タイマーによるリセットは、UEがRM-REGISETERED-PAUSE状態に入り、タイマーが満了する前にNAS-MMコンテキストをリセットすべきであることをUEに示し得る。そのようなタイマーを提供する利点は、UEが直ちにRM-REGISETERED-PAUSE状態に入ることを要求することと比較して、UEのME部分が、MEのTE部分によってホストされるアプリケーションにポーズ警告通知を送信することができることである。警告を受信するアプリケーションは、次いで、それらの関連付けられたアプリケーションレイヤコンテキストを保存し、それらが通信する任意のアプリケーションサーバに警告を送信することが可能である。アプリケーションサーバへの警告は、ユーザプレーンを介して送られ得、UEアプリケーションが利用不可能であり得るときの時間ウィンドウを示し得る。ATコマンドは、UEのME部分から、UEのTE部分上でホストされるアプリケーションに警告通知を送信するために使用され得る。
UEは、N1リセット受諾メッセージをAMFに送信することができ、メッセージは、UEが各PDUセッションのSMコンテキストを保存するかどうかを示すことができる。例えば、受諾メッセージは、UEがRM-REGISETERED-PAUSE状態にある間にUEがそのSMコンテキストを保存するPDUセッションごとの通知を含むことができる。メッセージは更に、UEがSMコンテキストをどれだけ長く保存するかをAMFに示してもよい。
先に説明したように、AMF又はUDMなどにおけるネットワーク機能は、UE及びAMFにおけるUEのNAS-MMコンテキストのリセットを開始するための手順を開始することができる。ネットワーク機能がこの手順を開始するためのトリガは、AMFが、O&M要求に起因して、又はUEに異なるネットワークノード、異なるネットワーク、異なるAMFなどに再接続させるために、ネットワークによって開始される登録解除手順を実行する必要があることであり得る。
先に説明したように、UEは、UE及びAMFにおけるUEのNAS-MMコンテキストのリセットを開始するための手順を開始することができる。UEがこの手順を開始するためのトリガは、UEが緊急サービスのためにネットワークに接続され、その接続を非緊急接続に変更することを望むことであってもよく、UEがこの手順を開始するためのトリガは、UEの構成が変更され、構成変更がNAS-MMリセットを必要とすることであってもよく、又はUEがこの手順を開始するためのトリガは、UEがソフトウェア更新をインストールしており、NAS-MMコンテキストがリセットされる必要があり、ソフトウェア更新がインストールされている間、UEの接続を維持することができないことであってもよい。
UEがRM-DEREGISTERED状態に入るとき、UEは、持続的NAS-SMコンテキスト特徴が有効にされる任意のPDUセッションのためのNAS-SMコンテキストを記憶又は維持することができる。UEは、PDUセッション確立、UEによって開始される登録解除、及びネットワークによって開始される登録解除手順に対する拡張の説明において前に説明したように、ネットワークとのネゴシエーションに基づいて、持続的NAS-SMコンテキスト特徴が有効にされていると判定することができる。前に説明したように、UEが各PDUセッションのNAS-SMコンテキストを記憶する時間量は、タイマーによって判定され得る。言い換えれば、UEは、タイマーが満了したことをUEが検出した場合、NAS-SMコンテキストを削除し得る。
UEがRM-DEREGISTERED状態に入るとき、SMF、UDM、PCF、及びAMFは、持続的NAS-SMコンテキスト特徴が有効にされる任意のPDUセッションのためのNAS-SMコンテキストを記憶又は維持することができる。AMF、SMF、及びUEは、PDUセッション確立、UEによって開始される登録解除、及びネットワークによって開始される登録解除手順に対する拡張の説明において前に説明したように、ネットワークとのネゴシエーションに基づいて、持続的NAS-SMコンテキスト特徴が有効にされていると判定することができる。
前に説明したように、AMF、SMF、PCF、又はUDMが各PDUセッションのNAS-SMコンテキストを記憶する時間量は、タイマーによって判定され得る。言い換えれば、AMF、SMF、PCF、又はUDMは、タイマーが満了したことをAMF、SMF、PCF、又はUDMが検出した場合、NAS-SMコンテキストを削除し得る。
そのNAS-MMコンテキストをリセットした後、UEは、RM-REGISTERED状態に移動するために、登録要求をネットワークに送信することができる。これは、前述したように、UEがRM-DEREGISTERED状態からRM-REGISTERED状態に遷移することを意味する場合があるか、又は、UEがRM-REGISTERED-PAUED状態からRM-REGISTERED状態に遷移することを意味する場合がある。
UEがRM-DEREGISTERED状態からRM-REGISTERED状態に移動しようと試みるとき、UEは登録要求をネットワークに送信する。登録タイプは、UEが初期登録を実行していることを示し得る。現在の5Gシステム設計は、初期登録を実行するときに「アクティブ化されるべきPDUセッションのリスト」情報要素を含めることをUEに許可されないというものである。登録手順は、初期登録を実行するときに、「アクティブ化されるべきPDUセッションのリスト」情報要素がUEによってネットワークに送信され得るように拡張され得る。
初期登録要求内の「アクティブ化されるべきPDUセッションのリスト」の存在は、UEがRM-DEREGISTED状態にあった間にUE内に保存されたNAS-SMコンテキストをUEが再確立することを所望するというネットワークへの通知として機能し得る。「アクティブ化されるべきPDUセッションのリスト」は、NAS PDUセッションステータスIEにおいてネットワークに伝達される。
UEがRM-REGISTERED-PAUSE状態からRM-REGISTERED状態に移動しようと試みるとき、UEは登録要求をネットワークに送信する。登録タイプは、UEがモビリティ登録更新を実行していることを示し得るか、又は登録要求の目的がRM-REGISTERED状態に移動し、NAS-SMコンテキストを復元することであることを明示的に示すために、新しい登録タイプが定義され得る。「アクティブ化されるべきPDUセッションのリスト」は、どのPDUセッションコンテキストが復元されるべきかを示すために、要求に含まれ得る。
代替的に、UEは、UEがRM-DEREGISTED状態にあった間にUEに保存されたNAS-SMコンテキストを再確立することをUEが望むことを示すために、新しいIE中で明示的な通知をネットワークに送り得る。
UEが初期又はモビリティ登録要求をRANに送信するとき、UEは、メッセージのRRC部分において5G-GUTIを提供することに留意されたい。5G-GUTIは、UEが最後に登録したAMFに関連付けられる。RANが、UEにサービスを提供するために5G-GUTIを提供したその同じAMFを選択する可能性が高いが、これは保証されない。RANがUEにサービスを提供するために異なるAMFを選択する場合、NAS-SMがUDM及びSMF(複数可)に記憶されていたので、NAS-SMコンテキストの再確立は依然として続行することができる。
5G-GUTIは、NAS-MMコンテキストの一部とみなされ得るが、NAS-MMコンテキストの残りがクリアされる間、保存され得ることに留意されたい。5G-GUTIを保存することの利点は、どのAMFがUEにサービスを提供すべきかをRANが判定するのを支援するために5G-GUTIを使用できることである。
AMFは、いくつかのPDUセッションのSMコンテキストが復元できなかったことを、登録受諾メッセージにおいてUEに示し得る。例えば、それらは、UEがスライスに登録することができない場合に起こり得る。言い換えれば、これは、PDUセッションに関連付けられたスライスがUEの許可されたNSSAI中にない場合に起こり得る。NAS-SMコンテキストが復元できない場合、UEは、NAS-SMコンテキストを削除する。AMFは、登録受諾メッセージにPDUセッションIDを含めることによって、PDUセッションのSMコンテキストを復元することができないことをUEに示す。
コンテキストが復元されると、UEは、それがホストする任意のアプリケーションに、SMコンテキストが復元されたことを通知し得る。例えば、通知は、アプリケーションが再びネットワーク接続性を有することをアプリケーションに認識させることができ、通知は、SMコンテキストが回復された状態で復元されたPDUセッションを使用するようにアプリケーションをトリガすることができる。結果として、アプリケーションレイヤメッセージは、アプリケーションがネットワーク接続性を有し、復元されたSMコンテキスト(例えば、IPアドレス)と共に利用可能又は到達可能であることをサーバに通知するために、ネットワークサーバに送信され得る。
NAS-MMリセットが実行される前に、UEは、それがホストする任意のアプリケーションに、NAS-MMコンテキストがリセットされようとしていることを通知し得る。UEによってホストされるアプリケーションは、次いで、アプリケーションが到達可能ではなくなる期間にアプリケーションが入ろうとしていることをアプリケーションサーバに通知し得る。通知は、UEアプリケーションがアプリケーションレイヤコンテキストを保存することをアプリケーションサーバがどれだけ長く想定することができるかを示すために、タイマー値をアプリケーションサーバに示し得る。
本明細書で説明するNAS-SMコンテキスト保存特徴は、特徴の適用可能性のための条件を指定する有効性基準に従うことができる。有効性基準は、有効性エリア基準、時刻基準、又はアクセス技術タイプなどのアクセス技術関連基準のうちの1つ又は複数から構成され得る。例えば、有効性エリア基準は、3GPPロケーションタイプ、例えば、PLMN(public land mobile network)、TAC(tracking area code)、LAC(location area code)、セル識別子、WLAN(wireless local access network)ロケーションタイプ、例えば、SSID(service set identifier)、HESSID(homogeneous extended SSID)、BSSID(basic SSID)、又は例えば、TS 23.032において定義されるような緯度、経度、若しくは半径の形態の地理的ロケーションタイプのうちの1つ又は複数を含み得る。時刻基準は、時刻開始、時刻停止、日付開始、日付停止、及び曜日のうちの1つ又は複数を含むことができる。アクセス技術基準は、3GPP RAT(無線アクセス技術)、例えば、UTRAN RAT(universal mobile telecommunications service terrestrial radio access network RAT)、EUTRAN(evolved UTRAN)RAT、NR RAT、WLAN RATのうちの1つ又は複数などのうちの1つ又は複数を含み得る。
UEは、PDUセッション受諾メッセージ又は登録受諾メッセージで有効性基準を受信することができる。有効性基準が登録受諾メッセージにおいて受信されるとき、有効性基準は、UEに関連付けられた任意のPDUセッションに適用され得る。有効性基準がPDUセッション受諾メッセージにおいて受信されるとき、有効性基準は、PDUセッション受諾メッセージに関連付けられたPDUセッションのみに適用され得る。
有効性基準は、NAS-SMコンテキストを維持しながらNAS-MMリセットを実行することがいつ許容可能であるかを判定するために、UEによって使用され得る。例えば、UEは、NAS-SMコンテキストを保存しながらNAS-MMリセットを実行することが、UEの現在の状態が有効性基準に一致するときのみ許容可能であると判定し得る。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)は、コーデック、セキュリティ、及びサービスの品質の作業を含む、無線アクセス、コアトランスポートネットワーク、及びサービス能力を含むセルラ電気通信ネットワーク技術の技術標準を開発する。最近の無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)規格には、WCDMA(一般に3Gと称される)、LTE(一般に4Gと称される)、LTE-Advanced規格、及び「5G」とも称されるNew Radio(NR)が含まれる。3GPP NR標準開発は、次世代無線アクセス技術(新しいRAT)の定義を継続及び含むと予想され、これは、7GHz未満の新しいフレキシブル無線アクセスの提供、及び7GHzを超える新しいウルトラモバイルブロードバンド無線アクセスの提供を含むと予想される。フレキシブル無線アクセスは、7GHz未満の新しいスペクトルにおける新しい非後方互換性無線アクセスからなると予想され、同じスペクトルで一緒に多重化されて、分岐要件を有する一連の広範な3GPP NRの使用事例に対処することができる異なる動作モードを含むことが予想される。ウルトラモバイルブロードバンドは、例えば、屋内用途及びホットスポットのためのウルトラモバイルブロードバンドアクセスの機会を提供するcmWave及びmmWaveスペクトルを含むと予想される。特に、ウルトラモバイルブロードバンドは、センチメートル波及びミリ波固有のデザイン最適化を用いて、7GHz未満のフレキシブル無線アクセスと共通のデザインフレームワークを共有することが予想される。
3GPPは、NRがサポートすることが予想される様々な使用事例を識別し、データ転送速度、待ち時間、及びモビリティのための多種多様なユーザ経験要件をもたらす。使用事例としては、以下の一般的なカテゴリ:強化されたモバイルブロードバンド(enhanced mobile broadband、eMBB)、超信頼性低遅延通信(URLLC)、大量機械型通信(massive machine type communications、mMTC)、ネットワーク動作(例えば、ネットワークスライシング、ルーティング、マイグレーション、及びインターワーキング、エネルギー節約)、並びに車車間通信(Vehicle-to-Vehicle Communication、V2V)、車両対インフラストラクチャ通信(Vehicle-to-Infrastructure、V2I)、車両対ネットワーク通信(Vehicle-to-Network Communication、V2N)、車両対歩行者通信(Vehicle-to-Pedestrian Communication、V2P)、及び他のエンティティとの車両通信のうちのいずれかを含み得る、強化された車両対あらゆるモノ(enhanced vehicle-to-everything、eV2X)通信が挙げられる。これらのカテゴリにおける特定のサービス及び用途には、数例を挙げると、例えば、監視及びセンサネットワーク、デバイスリモート制御、双方向リモート制御、パーソナルクラウドコンピューティング、ビデオストリーミング、ワイヤレスクラウドベースのオフィス、第1対応者の接続性、自動車用eコール、災害警報、リアルタイムのゲーム、多人数テレビ電話、自律走行、拡張現実、触覚インターネット、仮想現実、ホームオートメーション、ロボット、及び空中ドローンが含まれる。これらの使用事例などの全てが、本明細書で企図される。
図15Aは、本明細書に記載及び特許請求されるシステム、方法、及び装置が使用され得る例示的な通信システム100を例示する。通信システム100は、無線送信/受信ユニット(wireless transmit/receive unit、WTRU)102a、102b、102c、102d、102e、102f、及び/又は102gを含み得、これらは全般的又は集合的にWTRU102又は複数のWTRU102と称され得る。通信システム100は、無線アクセスネットワーク(RAN)103/104/105/103b/104b/105b、コアネットワーク106/107/109、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network、PSTN)108、インターネット110、他のネットワーク112、及びネットワークサービス113、113を含んでもよい。ネットワークサービス113は、例えば、V2Xサーバ、V2X機能、ProSeサーバ、ProSe機能、IoTサービス、ビデオストリーミング、及び/又はエッジコンピューティングなどを含み得る。
本明細書に開示される概念は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、及び/又はネットワーク要素と共に使用され得ることが理解されよう。WTRU102の各々は、無線環境において動作し、かつ/又は通信するように構成された任意のタイプの装置又はデバイスであり得る。図15Aの例では、WTRU102の各々は、ハンドヘルド無線通信装置として図15A-Eに図示されている。無線通信のために企図される多種多様な使用事例では、各WTRUは、単なる例として、ユーザ機器(UE)、移動局、固定若しくは移動加入者ユニット、ページャ、携帯電話、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、タブレット、ネットブック、ノートパソコン、パーソナルコンピュータ、無線センサ、家庭用電気機械器具、スマートウォッチ若しくはスマートクロージングなどのウェアラブルデバイス、医療若しくはeヘルスデバイス、ロボット、産業機器、ドローン、自動車、バス、若しくはトラックなどの車両、又は飛行機などを含む無線信号を送信及び/又は受信するように構成された任意のタイプの装置又はデバイスを含むか、又はこれらに含まれ得ることが理解される。
通信システム100はまた、基地局114a、及び基地局114bを含み得る。図15Aの例では、各基地局114a及び114bは、単一の要素として図示されている。実際には、基地局114a及び114bは、任意の数の相互接続された基地局及び/又はネットワーク要素を含み得る。基地局114aは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、ネットワークサービス113、及び/又は他のネットワーク112などの、1つ又は複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、及び102cのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。同様に、基地局114bは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、他のネットワーク112、及び/又はネットワークサービス113などの1つ又は複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、リモート無線ヘッド(Remote Radio Head、RRH)118a、118b、送信及び受信点(Transmission and Reception Point、TRP)119a、119b、及び/又は路側ユニット(Roadside Unit、RSU)120a及び120bのうちの少なくとも1つと有線でかつ/又は無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。RRH118a、118bは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、ネットワークサービス113、及び/又は他のネットワーク112などの、1つ又は複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102、例えば、WTRU102cのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。
TRP119a、119bは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、ネットワークサービス113、及び/又は他のネットワーク112などの、1つ又は複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。RSU120a及び120bは、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、他のネットワーク112、及び/又はネットワークサービス113などの、1つ又は複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102e又は102fのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局114a、114bは、基地トランシーバ局(Base Transceiver Station、BTS)、ノード-B、eノード-B、ホームノードB、ホームeノードB、次世代ノード-B(Next Generation Node-B、gNode B)、衛星、サイトコントローラ、アクセスポイント(access point、AP)、ワイヤレスルータなどであってもよい。
基地局114aは、基地局コントローラ(Base Station Controller、BSC)、無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller、RNC)、中継ノードなどの他の基地局及び/又はネットワーク要素(図示せず)も含み得る、RAN103/104/105の一部であり得る。同様に、基地局114bは、BSC、RNC、中継ノードなどの他の基地局及び/又はネットワーク要素(図示せず)も含み得る、RAN103b/104b/105bの一部であり得る。基地局114aは、セル(図示せず)と称され得る、特定の地理的領域内で無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得る。同様に、基地局114bは、セル(図示せず)と称され得る、特定の地理的領域内で有線及び/又は無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得る。セルは、セルセクタに更に分割され得る。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタに分割され得る。したがって、例えば、基地局114aは、3つのトランシーバ、例えば、セルの各セクタについて1つのトランシーバを含み得る。基地局114aは、多重入力多重出力(Multiple-Input Multiple Output、MIMO)技術を用い得、したがって、例えば、セルの各セクタについて複数のトランシーバを利用し得る。
基地局114aは、エアインターフェース115/116/117を介してWTRU102a、102b、102c、及び102gのうちの1つ又は複数と通信し得、これらは、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(Radio Frequency、RF)、マイクロ波、赤外線(infrared、IR)、紫外線(ultraviolet、UV)、可視光、センチメートル波、ミリ波、など)であり得る。エアインターフェース115/116/117は、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
基地局114bは、有線又はエアインターフェース115b/116b/117bを介して、RRH118a及び118b、TRP119a及び119b、及び/又はRSU120a及び120bのうちの1つ又は複数と通信し得、これは、任意の好適な有線(例えば、ケーブル、光ファイバなど)又は無線通信リンク(例えば、RF、マイクロ波、IR、UV、可視光、センチメートル波、ミリ波など)であり得る。エアインターフェース115b/116b/117bは、任意の好適なRATを使用して確立され得る。
RRH118a、118b、TRP119a、119b、及び/又はRSU120a、120bは、エアインターフェース115c/116c/117cを介して、WTRU102c、102d、102e、102fのうちの1つ又は複数と通信し得、これは、任意の好適な無線通信リンク(例えば、RF、マイクロ波、IR、紫外線UV、可視光、センチメートル波、ミリ波など)であり得る。エアインターフェース115c/116c/117cは、任意の好適なRATを使用して確立され得る。
WTRU102は、任意の好適な無線通信リンク(例えば、RF、マイクロ波、IR、紫外線UV、可視光、センチメートル波、ミリ波など)であり得るサイドリンク通信などの直接エアインターフェース115d/116d/117dを介して互いに通信し得る。エアインターフェース115d/116d/117dは、任意の好適なRATを使用して確立され得る。
通信システム100は、多重アクセスシステムであり得、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなど、1つ又は複数のチャネルアクセス方式を採用し得る。例えば、RAN103/104/105における基地局114a、並びにWTRU102a、102b、102c、又はRAN103b/104b/105bにおけるRRH118a、118b、TRP119a、119b、及び/又はRSU120a、120b、並びにWTRU102c、102d、102e、及び102fは、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)、地上無線アクセス(Terrestrial Radio Access、UTRA)などの無線技術を実装し得、これは、広帯域CDMA(Wideband CDMA、WCDMA)を使用して、エアインターフェース115/116/117又は115c/116c/117cをそれぞれ確立し得る。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access、HSPA)及び/又は進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(High-Speed Downlink Packet Access、HSDPA)及び/又は高速アップリンクパケットアクセス(High-Speed Uplink Packet Access、HSUPA)を含み得る。
RAN103/104/105における基地局114a、並びにWTRU102a、102b、102c、及び102g、又はRAN103b/104b/105bにおけるRRH118a及び118b、TRP119a及び119b、並びに/又はRSU120b及び120b、並びにWTRU102c、102dは、進化型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、E-UTRA)などの無線技術を実装し得、これは、例えば、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)及び/又はLTE-Advanced(LTE-A)を使用して、エアインターフェース115/116/117又は115c/116c/117cをそれぞれ確立し得る。エアインターフェース115/116/117又は115c/116c/117cは、3GPP NR技術を実装し得る。LTE及びLTE-A技術は、LTE D2D及び/又はV2X技術、並びにインターフェース(サイドリンク通信など)を含み得る。同様に、3GPP NR技術は、NR V2X技術及びインターフェース(サイドリンク通信など)を含み得る。
RAN103/104/105における基地局114a、並びにWTRU102a、102b、102c、及び102g、又はRAN103b/104b/105bにおけるRRH118a及び118b、TRP119a及び119b、並びに/又はRSU120a及び120b、並びにWTRU102c、102d、102e、及び102fは、IEEE802.16(例えば、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)、CDMA2000、CDMA2000 1x、CDMA2000 EV-DO、暫定規格2000(Interim Standard、IS-2000)、暫定規格95(Interim Standard、IS-95)、暫定規格856(Interim Standard、IS-856)、汎欧州デジタル移動電話方式(Global System for Mobile communications、GSM)、GSM進化型高速データレート(Enhanced Data rates for GSM Evolution、EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装し得る。
図15Aの基地局114cは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeノードB、又はアクセスポイントであってもよく、事業所、家庭、車両、列車、空中、衛星、工場、キャンパスなどの局所的エリアにおける無線接続性を容易にするために、任意の好適なRATを利用し得る。基地局114c及びWTRU102、例えば、WTRU102eは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)を確立し得る。同様に、基地局114c及びWTRU102、例えば、WTRU102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network、WPAN)を確立し得る。基地局114c及びWTRU102、例えば、WTRU102eは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、NRなど)を利用して、ピコセル又はフェムトセルを確立し得る。図15Aに示されるように、基地局114cは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114cは、コアネットワーク106/107/109を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
RAN103/104/105及び/又はRAN103b/104b/105bは、コアネットワーク106/107/109と通信し得、これは、音声、データ、メッセージング、認可及び認証、アプリケーション、及び/又はボイスオーバインターネットプロトコル(Voice Over Internet Protocol、VoIP)サービスをWTRU102のうちの1つ又は複数に提供するように構成された、任意のタイプのネットワークであり得る。例えば、コアネットワーク106/107/109は、コール制御、請求サービス、移動体位置ベースのサービス、プリペイド発呼、インターネット接続性、パケットデータネットワーク接続性、イーサネット接続性、ビデオ配信などを提供し得、かつ/又はユーザ認証などの、高レベルセキュリティ機能を実施し得る。
図15Aには示されていないが、RAN103/104/105及び/若しくはRAN103b/104b/105b並びに/又はコアネットワーク106/107/109は、RAN103/104/105及び/若しくはRAN103b/104b/105bと同じRAT、又は異なるRATを採用する他のRANと直接又は間接的に通信し得ることが理解されよう。例えば、E-UTRA無線技術を利用し得るRAN103/104/105及び/又はRAN103b/104b/105bに接続されることに加えて、コアネットワーク106/107/109はまた、GSM又はNR無線技術を用いて別のRAN(図示せず)と通信し得る。
コアネットワーク106/107/109はまた、PSTN108、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112にアクセスするために、WTRU102のためのゲートウェイとして機能し得る。PSTN108は、旧来の電話サービス(Plain Old Telephone Service、POTS)を提供する回線交換電話ネットワークを含み得る。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおける送信制御プロトコル(Transmission Control Protocol、TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol、UDP)、及びインターネットプロトコル(internet protocol、IP)などの共通通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスのグローバルシステムを含み得る。他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は操作される、有線及び/又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN103/104/105及び/若しくはRAN103b/104b/105bと同じRAT、又は異なるRATを採用し得る、1つ又は複数のRANに接続された任意のタイプのパケットデータネットワーク(例えば、IEEE802.3イーサネットネットワーク)又は別のコアネットワークを含み得る。
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102d、102e、及び102fのいくつか又は全ては、マルチモード能力を含んでもよく、例えば、WTRU102a、102b、102c、102d、102e、及び102fは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る。例えば、図15Aに示されるWTRU102gは、セルラベースの無線技術を採用し得る基地局114a、及びIEEE802無線技術を採用し得る基地局114cと通信するように構成され得る。
図15Aには示されていないが、ユーザ機器は、ゲートウェイへの有線接続を行い得ることが理解されよう。ゲートウェイは、レジデンシャルゲートウェイ(Residential Gateway、RG)であり得る。RGは、コアネットワーク106/107/109への接続性を提供し得る。本明細書に含まれるアイデアの多くは、ネットワークに接続するために有線接続を使用するWTRU及びUEであるUEに等しく適用され得ることが理解されよう。例えば、無線インターフェース115、116、117、及び115c/116c/117cに適用されるアイデアは、有線接続に等しく適用され得る。
図15Bは、例示的なRAN103及びコアネットワーク106のシステム図である。上記のように、RAN103は、UTRA無線技術を用いて、エアインターフェース115を介してWTRU102a、102b、及び102cと通信し得る。RAN103はまた、コアネットワーク106と通信し得る。図15Bに示されるように、RAN103は、ノード-B140a、140b、及び140cを含み得、これらは各々、エアインターフェース115を介して、WTRU102a、102b、及び102cと通信するための1つ又は複数のトランシーバを含み得る。ノード-B140a、140b、及び140cは各々、RAN103内の特定のセル(図示せず)と関連付けられ得る。RAN103はまた、RNC142a、142bを含み得る。RAN103は、任意の数のノードB及び無線ネットワークコントローラ(RNC)を含み得ることが理解される。
図15Bに示されるように、ノード-B140a、140bは、RNC142aと通信することができる。更に、ノード-B140cは、RNC142bと通信し得る。ノード-B140a、140b、及び140cは、Iubインターフェースを介して、それぞれのRNC142a及び142bと通信し得る。RNC142a及び142bは、Iurインターフェースを介して互いに通信し得る。RNC142a及び142bの各々は、それが接続されるそれぞれのノード-B140a、140b、及び140cを制御するように構成されてもよい。加えて、RNC142a及び142bの各々は、外部ループ電力制御、負荷制御、アドミッション制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバ制御、マクロダイバーシティ、セキュリティ機能、データ暗号化などの他の機能を実行又はサポートするように構成され得る。
図15Bに示されるコアネットワーク106は、メディアゲートウェイ(media gateway、MGW)144、モバイルスイッチングセンタ(Mobile Switching Center、MSC)146、サービングGPRSサポートノード(Serving GPRS Support Node、SGSN)148、及び/又はゲートウェイGPRSサポートノード(Gateway GPRS Support Node、GGSN)150を含み得る。前述の要素の各々は、コアネットワーク106の一部として図示されているが、これらの要素のいずれも、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は操作され得ることが理解されよう。
RAN103内のRNC142aは、IuCSインターフェースを介してコアネットワーク106内のMSC146に接続され得る。MSC146は、MGW144に接続され得る。MSC146及びMGW144は、WTRU102a、102b、及び102cと従来の地上回線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、及び102cに提供し得る。
RAN103内のRNC142aはまた、IuPSインターフェースを介してコアネットワーク106内のSGSN148に接続され得る。SGSN148は、GGSN150に接続され得る。SGSN148及びGGSN150は、WTRU102a、102b、及び102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、及び102cに提供し得る。
コアネットワーク106はまた、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は操作される他の有線又は無線ネットワークを含み得る他のネットワーク112に接続され得る。
図15Cは、例示的なRAN104及びコアネットワーク107のシステム図である。上記のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を用いて、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、及び102cと通信し得る。RAN104はまた、コアネットワーク107と通信し得る。
RAN104は、eノード-B160a、160b、及び160cを含んでもよいが、RAN104が、任意の数のeノード-Bを含み得ることが理解される。eノード-B160a、160b、及び160cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、及び102cと通信するための1つ又は複数のトランシーバを含み得る。例えば、eノード-B160a、160b、及び160cは、MIMO技術を実行し得る。したがって、eノード-B160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aにワイヤレス信号を送信し、WTRU102aからワイヤレス信号を受信し得る。
eノード-B160a、160b及び160cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、アップリンク及び/又はダウンリンクにおいて、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。図15Cに示されるように、eノードB160a、160b、及び160cは、X2インターフェースを介して互いに通信し得る。
図15Cに示されるコアネットワーク107は、モビリティ管理ゲートウェイ(Mobility Management Gateway、MME)162、サービングゲートウェイ164、及びパケットデータネットワーク(Packet Data Network、PDN)ゲートウェイ166を含み得る。前述の要素の各々は、コアネットワーク107の一部として図示されているが、これらの要素のいずれも、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は操作され得ることが理解されよう。
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104内のeノード-B160a、160b及び160cの各々に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、及び102c、ベアラアクティブ化/非アクティブ化のユーザを認証し、WTRU102a、102b、及び102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択するなどの役割を果たし得る。MME162はまた、RAN104と、GSM又はWCDMAなどの他の無線技術を用いる他のRAN(図示せず)との間の交換のための制御プレーン機能を提供し得る。
サービングゲートウェイ164は、S1インターフェースを介してRAN104におけるeノード-B160a、160b、及び160cの各々に接続され得る。サービングゲートウェイ164は、一般に、ユーザデータパケットを、WTRU102a、102b、及び102cに/WTRU102a、102b、及び102cからルーティング及び転送し得る。サービングゲートウェイ164はまた、eノードB間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカリングすること、ダウンリンクデータがWTRU102a、102b、及び102cに利用可能であるときにページングをトリガすること、WTRU102a、102b、及び102cのコンテキストを管理及び記憶することなど、他の機能を実行してもよい。
サービングゲートウェイ164はまた、PDNゲートウェイ166に接続され得、PDNゲートウェイ166は、インターネット110など、パケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、及び102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にし得る。
コアネットワーク107は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、コアネットワーク107は、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、及び102cに提供して、WTRU102a、102b、及び102cと従来の固定電話回線通信デバイスとの間の通信を容易にし得る。例えば、コアネットワーク107は、コアネットワーク107とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem、IMS)サーバ)を含み得るか、又はこれと通信し得る。加えて、コアネットワーク107は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、及び102cに提供することができ、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は動作される他の有線又は無線ネットワークを含み得る。
図15Dは、例示的なRAN105及びコアネットワーク109のシステム図である。RAN105は、NR無線技術を用いて、エアインターフェース117を介してWTRU102a及び102bと通信し得る。RAN105はまた、コアネットワーク109と通信し得る。非3GPPインターワーキング機能(Non-3GPP Interworking Function、N3IWF)199は、非3GPP無線技術を用いて、エアインターフェース198を介してWTRU102cと通信し得る。N3IWF199はまた、コアネットワーク109と通信し得る。
RAN105は、gノード-B180a及び180bを含み得る。RAN105は、任意の数のgノード-Bを含み得ることが理解されよう。gノード-B180a及び180bは各々、エアインターフェース117を介してWTRU102a及び102bと通信するための1つ又は複数のトランシーバを含み得る。統合アクセス及びバックホール接続が使用されるとき、同じエアインターフェースが、WTRUとgノード-Bとの間で使用され得、このエアインターフェースは、1つ又は複数のgNBを介したコアネットワーク109であってもよい。gノード-B180a及び180bは、MIMO、MU-MIMO、及び/又はデジタルビームフォーミング技術を実装し得る。したがって、gノード-B180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aにワイヤレス信号を送信し、かつWTRU102aからワイヤレス信号を受信し得る。RAN105は、eノード-Bなどの他のタイプの基地局を用い得ることを理解されたい。また、RAN105は、2つ以上のタイプの基地局を採用し得ることも理解されたい。例えば、RANは、eノード-B及びgノード-Bを用い得る。
N3IWF199は、非3GPPアクセスポイント180cを含み得る。N3IWF199は、任意の数の非3GPPアクセスポイントを含み得ることが理解されよう。非3GPPアクセスポイント180cは、エアインターフェース198を介してWTRU102cと通信するための、1つ又は複数のトランシーバを含み得る。非3GPPアクセスポイント180cは、802.11プロトコルを使用して、エアインターフェース198を介してWTRU102cと通信し得る。
eノード-B180a及び180bの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、アップリンク及び/又はダウンリンクにおいて、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。図15Dに示されるように、gノードB180a及び180bは、例えば、Xnインターフェースを介して互いに通信し得る。
図15Dに示されるコアネットワーク109は、5Gコアネットワーク(5G core network、5GC)であってもよい。コアネットワーク109は、無線アクセスネットワークによって相互接続されている顧客に多数の通信サービスを提供し得る。コアネットワーク109は、コアネットワークの機能を実施するいくつかのエンティティを含む。本明細書で使用されるとき、「コアネットワークエンティティ」又は「ネットワーク機能」という用語は、コアネットワークの1つ又は複数の機能を実施する任意のエンティティを指す。そのようなコアネットワークエンティティは、無線若しくはネットワーク通信のために構成された装置、又は図15Gに示されるシステム90などのコンピュータシステムのメモリに記憶された、及びこれらのプロセッサで実行されるコンピュータ実行可能命令(ソフトウェア)の形態で実装される論理エンティティであり得ることが理解される。
図15Dの例では、5Gコアネットワーク109は、アクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)172、セッション管理機能(Session Management Function、SMF)174、ユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)176a及び176b、ユーザデータ管理機能(User Data Management Function、UDM)197、認証サーバ機能(Authentication Server Function、AUSF)190、ネットワーク露出機能(Network Exposure Function、NEF)196、ポリシー制御機能(Policy Control Function、PCF)184、非3GPPインターワーキング機能(Non-3GPP Interworking Function、N3IWF)199、ユーザデータリポジトリ(User Data Repository、UDR)178を含み得る。前述の要素の各々は、5Gコアネットワーク109の一部として図示されているが、これらの要素のいずれも、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は操作され得ることが理解されよう。また、5Gコアネットワークはこれらの要素の全てからなるとは限らず追加の要素からなる場合があり、これらの要素各々の複数の実例からなる場合があることも理解される。図15Dは、ネットワーク機能が互いに直接接続することを示しているが、これらが直径ルーティングエージェント又はメッセージバスなどのルーティングエージェントを介して通信し得ることを理解されたい。
図15Dの例では、ネットワーク機能間の接続性は、一組のインターフェース又は基準点を介して達成される。ネットワーク機能は、他のネットワーク機能又はサービスによって呼び出されるか又はコールされる一組のサービスとしてモデル化されるか、記載されるか、又は実装され得ることが理解される。ネットワーク機能サービスの呼び出しは、ネットワーク機能間の直接接続、メッセージバス上のメッセージングの交換、ソフトウェア機能の発呼などを介して達成され得る。
AMF172は、N2インターフェースを介してRAN105に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、AMF172は、登録管理、接続管理、到達可能性管理、アクセス認証、アクセス認可の役割を果たし得る。AMFは、ユーザプレーントンネル構成情報を、N2インターフェースを介してRAN105に転送する役割を果たし得る。AMF172は、ユーザプレーントンネル構成情報を、N11インターフェースを介してSMFから受信し得る。AMF172は、一般に、NASパケットを、N1インターフェースを介して、WTRU 102a、102b、及び102cに/からルーティングし、転送し得る。N1インターフェースは、図15Dに示されていない。
SMF174は、N11インターフェースを介してAMF172に接続され得る。同様に、SMFは、N7インターフェースを介してPCF184に、かつN4インターフェースを介してUPF176a及び176bに接続され得る。SMF174は、制御ノードとして機能し得る。例えば、SMF174は、セッション管理、WTRU102a、102b、及び102cのIPアドレス割り当て、UPF176a及びUPF176bにおけるトラフィックステアリングルールの管理及び構成、並びにAMF172へのダウンリンクデータ通知の生成の役割を果たし得る。
UPF176a及びUPF176bは、WTRU102a、102b、及び102cと他のデバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケットデータネットワーク(PDN)へのアクセスをWTRU102a、102b、及び102cに提供し得る。UPF176a及びUPF176bはまた、他のタイプのパケットデータネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、及び102cに提供し得る。例えば、他のネットワーク112は、イーサネットネットワーク、又はデータのパケットを交換する任意のタイプのネットワークであってもよい。UPF176a及びUPF176bは、N4インターフェースを介して、SMF174からトラフィックステアリングルールを受信し得る。UPF176a及びUPF176bは、パケットデータネットワークをN6インターフェースと接続することによって、又はN9インターフェースを介して互いに若しくは他のUPFに接続することによって、パケットデータネットワークへのアクセスを提供し得る。パケットデータネットワークへのアクセスを提供することに加えて、UPF176は、パケットルーティング及び転送、ポリシールールの施行、ユーザプレーントラフィックのサービス処理品質、ダウンリンクパケットバッファリングの役割を果たし得る。
AMF172はまた、N3IWF199に、例えば、N2インターフェースを介して接続され得る。N3IWFは、例えば3GPPによって定義されていない無線インターフェース技術を介して、WTRU102cと5Gコアネットワーク170との間の接続を容易にする。AMFは、RAN105と相互作用するのと同じ又は同様の様式で、N3IWF199と相互作用し得る。
PCF184は、N7インターフェースを介してSMF174に接続され、N15インターフェースを介してAMF172に接続され、N5インターフェースを介してアプリケーション機能(Application Function、AF)188に接続され得る。N15及びN5インターフェースは、図15Dには示されていない。PCF184は、AMF172及びSMF174などの制御プレーンノードにポリシールールを提供してもよく、制御プレーンノードがこれらのルールを施行することを可能にする。PCF184は、AMFがN1インターフェースを介してWTRU102a、102b、及び102cにポリシーを送達することができるように、WTRU102a、102b、及び102cのためにAMF172にポリシーを送信することができる。次いで、ポリシーは、WTRU102a、102b、及び102cにおいて施行又は適用され得る。
UDR178は、認証証明書及び加入情報のためのリポジトリとして機能し得る。UDRは、ネットワーク機能に接続してもよく、その結果、ネットワーク機能は、リポジトリ内にあるデータに追加し、そのデータを読み取り、かつこのデータを修正することができる。例えば、UDR178は、N36インターフェースを介してPCF184に接続してもよい。同様に、UDR178は、N37インターフェースを介してNEF196に接続してもよく、UDR178は、N35インターフェースを介してUDM197に接続してもよい。
UDM197は、UDR178と他のネットワーク機能との間のインターフェースとして機能し得る。UDM197は、UDR178のアクセスに対するネットワーク機能を認可し得る。例えば、UDM197は、N8インターフェースを介してAMF172に接続してもよく、UDM197は、N10インターフェースを介してSMF174に接続してもよい。同様に、UDM197は、N13インターフェースを介してAUSF190に接続してもよい。UDR178とUDM197とは、緊密に統合され得る。
AUSF190は、認証関連動作を実施し、N13インターフェースを介してUDM178に、及びN12インターフェースを介してAMF172に接続する。
NEF196は、5Gコアネットワーク109における能力及びサービスをアプリケーション機能(AF)188に露出する。露出は、N33 APIインターフェースで発生し得る。NEFは、N33インターフェースを介してAF188に接続してもよく、5Gコアネットワーク109の能力及びサービスを露出させるために、他のネットワーク機能に接続してもよい。
アプリケーション機能188は、5Gコアネットワーク109内のネットワーク機能と相互作用してもよい。アプリケーション機能188とネットワーク機能との間の相互作用は、直接インターフェースを介してもよいし、又はNEF196を介して発生してもよい。アプリケーション機能188は、5Gコアネットワーク109の一部とみなされてもよいし、又は5Gコアネットワーク109の外部にあり、モバイルネットワークオペレータと取引関係を有する企業によって展開されてもよい。
ネットワークスライシングは、モバイルネットワークオペレータに使用されて、オペレータのエアインターフェースの後ろの、1つ又は複数の「仮想」コアネットワークをサポートするメカニズムである。これは、コアネットワークを1つ又は複数の仮想ネットワークに「スライス」して、単一のRAN全体で実行される、異なるRAN又は異なるサービスタイプをサポートすることを含む。ネットワークスライシングにより、オペレータは、例えば、機能性、性能、及び分離の領域において、多様な要件を必要とする異なる市場シナリオのための最適化された解決策を提供するようにカスタマイズされたネットワークを作成することを可能にする。
3GPPは、ネットワークスライシングをサポートするために5Gコアネットワークを設計している。ネットワークスライシングは、ネットワークオペレータが、非常に多様で、時には極端な要件を必要とする5Gの多様な使用事例の組(例えば、大規模なIoT、重要な通信、V2X、及び強化されたモバイルブロードバンド)をサポートするために使用できる有用なツールである。ネットワークスライシング技術を使用しなければ、各使用事例がその特定の組の性能、スケーラビリティ、及び可用性要件を有する際、より広範囲の使用事例のニーズを効率的にサポートするのに十分な柔軟性及び拡張性がネットワークアーキテクチャにない可能性が高い。更に、新しいネットワークサービスの導入をより効率的にするべきである。
再び図15Dを参照すると、ネットワークスライシングシナリオでは、WTRU102a、102b、又は102cは、N1インターフェースを介してAMF172に接続してもよい。AMFは、1つ又は複数のスライスの論理的に一部であり得る。AMFは、WTRU102a、102b、又は102cの、1つ又は複数のUPF176a及び176b、SMF174、並びに他のネットワーク機能との接続又は通信を調整してもよい。UPF176a及び176b、SMF174、並びに他のネットワーク機能の各々は、同じスライス又は異なるスライスの一部であってもよい。それらが異なるスライスの一部であるとき、それらは、異なるコンピューティングリソース、セキュリティ証明書などを利用し得るという意味で、互いに分離され得る。
コアネットワーク109は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、コアネットワーク109は、5Gコアネットワーク109とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバなどのIPゲートウェイを含み得るか、又はこれと通信し得る。例えば、コアネットワーク109は、ショートメッセージサービスを介して通信を容易にするショートメッセージサービス(short message service、SMS)サービスセンタを含むか、又はこれと通信し得る。例えば、5Gコアネットワーク109は、WTRU102a、102b、及び102cとサーバ又はアプリケーション機能188との間の非IPデータパケットの交換を容易にしてもよい。加えて、コアネットワーク170は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、及び102cに提供することができ、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は操作される他の有線又は無線ネットワークを含み得る。
本明細書に記載され、図15A、図15C、図15D、又は図15Eに示されるコアネットワークエンティティは、特定の既存の3GPP仕様においてそれらのエンティティに与えられる名前によって識別されるが、将来のそれらのエンティティ及び機能は、他の名前によって識別されてもよく、将来の3GPP NR仕様を含む、3GPPによって公開された将来の仕様において、特定のエンティティ又は機能が組み合わされ得ることが理解される。こうして、図15A-Eに記載及び例示される特定のネットワークエンティティ及び機能は、例としてのみ提供され、本明細書に開示及び特許請求される主題は、現在定義されているか又は将来定義されているかにかかわらず、任意の同様の通信システムにおいて具現化又は実装され得ることが理解される。
図15Eは、本明細書に記載のシステム、方法、装置が使用され得る例示的な通信システム111を例示する。通信システム111は、無線送信/受信ユニット(WTRU)A、B、C、D、E、F、基地局gNB121、V2Xサーバ124、及び路側ユニット(RSU)123a及び123bを含み得る。実際には、本明細書に提示される概念は、任意の数のWTRU、基地局gNB、V2Xネットワーク、及び/又は他のネットワーク要素に適用され得る。1つ又は複数の、又は全てのWTRU A、B、C、D、E、及びFは、アクセスネットワークのカバレッジ131の範囲外であり得る。WTRU A、B、及びCはV2Xグループを形成し、このグループではWTRU Aがグループリードであり、WTRU B及びCがグループメンバーである。
WTRU A、B、C、D、E、及びFは、それらがアクセスネットワークのカバレッジ131内にある場合、gNB121を介してUuインターフェース129を介して互いに通信し得る。図15Eの例では、WTRU B及びFは、アクセスネットワークのカバレッジ131内に示されている。WTRU A、B、C、D、E、及びFは、それらがアクセスネットワークのカバレッジ131下にあるか、又はアクセスネットワークのカバレッジ131の外側にあるかどうかにかかわらず、インターフェース125a、125b、又は128などのサイドリンクインターフェース(例えば、PC5又はNR PC5)を介して互いに直接通信してもよい。例えば、図15Eの例では、アクセスネットワークのカバレッジ131の外側にあるWRTU Dは、カバレッジ131内にあるWTRU Fと通信する。
WTRU A、B、C、D、E、及びFは、車両対ネットワーク通信(V2N)133又はサイドリンクインターフェース125bを介してRSU123a又は123bと通信してもよい。WTRU A、B、C、D、E、及びFは、車両対インフラストラクチャ通信(V2I)インターフェース127を介してV2Xサーバ124に通信し得る。WTRU A、B、C、D、E、及びFは、車両対人間通信(V2P)インターフェース128を介して別のUEに通信し得る。
図15Fは、図15A~図15EのWTRU102など、本明細書で説明されるシステム、方法、及び装置による無線通信及び動作のために構成され得る例示的な装置又はデバイスWTRU102のブロック図である。図15Fに示されるように、例示的なWTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド/インジケータ128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、及び他の周辺機器138を含むことができる。WTRU102は、前述の要素の任意の部分組み合わせを含み得ることが理解される。また、基地局114a及び114b、並びに/又は、限定ではないが、とりわけ、トランシーバ局(BTS)、ノード-B、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ホームノード-B、進化型ホームノード-B(evolved home node-B、eNodeB)、ホーム進化型ノード-B(home evolved node-B、HeNB)、ホーム進化型ノード-Bゲートウェイ、次世代ノード-B(gノード-B)、及びプロキシノードなどの、基地局114a及び114bが示し得るノードは、図15Fに図示され、本明細書に記載される要素のうちのいくつか又は全てを含んでもよい。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ又は複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(integrated circuit、IC)、状態機械などであり得る。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はWTRU102が無線環境で動作することを可能にする任意の他の機能を実施し得る。プロセッサ118は、送信/受信要素122に結合され得るトランシーバ120に結合され得る。図15Fは、プロセッサ118及びトランシーバ120を別個の構成要素として表しているが、プロセッサ118及びトランシーバ120は、電子パッケージ又はチップ内にともに統合され得ることが理解されよう。
UEの送信/受信要素122は、エアインターフェース115/116/117を介して、基地局(例えば、図15Aの基地局114a)に信号を送信するか、若しくはこの基地局から信号を受信するか、又はエアインターフェース115d/116d/117dを介して、別のUEに信号を送信するか、若しくはこの別のUEから信号を受信するように構成され得る。例えば、送信/受信要素122は、RF信号を送信及び/又は受信するように構成されたアンテナであり得る。送信/受信要素122は、例えば、IR、UV、又は可視光信号を送信及び/又は受信するように構成されたエミッタ/検出器であり得る。送信/受信要素122は、RF信号及び光信号の両方を送信及び受信するように構成され得る。送信/受信要素122は、無線又は有線信号の任意の組み合わせを送信及び/又は受信するように構成され得ることが理解されよう。
加えて、送信/受信要素122は、単一の要素として図15Fに図示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含み得る。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を採用し得る。したがって、WTRU102は、エアインターフェース115/116/117を介してワイヤレス信号を送信及び受信するための2つ以上の送信/受信要素122(例えば、多重アンテナ)を含み得る。
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信される信号を変調し、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成され得る。上記のように、WTRU102は、マルチモード機能を有し得る。したがって、トランシーバ120は、WTRU102が、複数のRAT、例えば、NR及びIEEE802.11若しくはNR及びE-UTRAを介して通信すること、又は異なるRRH、TRP、RSU、又はノードへの複数のビームを介して同じRATと通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド/インジケータ128(例えば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)ディスプレイユニット若しくは有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)ディスプレイユニットに結合され得、それらからユーザ入力データを受信し得る。プロセッサ118はまた、ユーザデータをスピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド/インジケータ128に出力し得る。加えて、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130及び/又はリムーバブルメモリ132などの任意の種類の好適なメモリから情報にアクセスし、かつ当該メモリにデータを記憶し得る。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(random-access memory、RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ハードディスク、又は任意の他の種類のメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(secure digital、SD)メモリカードなどを含み得る。プロセッサ118は、クラウド又はエッジコンピューティングプラットフォーム又はホームコンピュータ(図示せず)でホストされるサーバ上など、WTRU102上に物理的に位置していないメモリから情報にアクセスし、そのメモリにデータを記憶してもよい。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取り得、WTRU102内の他の構成要素に電力を分配し、かつ/又はその電力を制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力供給するための任意の好適なデバイスであり得る。例えば、電源134は、1つ又は複数の乾式セル電池、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に結合され得るが、これは、WTRU102の現在の位置に関する位置情報(例えば、経度及び緯度)を提供するように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて又はその代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインターフェース115/116/117を介して場所情報を受信し、かつ/又は2つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その場所を判定し得る。WTRU102は、任意の好適な位置判定方法によって位置情報を取得し得ることが理解される。
プロセッサ118は、他の周辺機器138に更に結合され得、追加の特徴、機能、及び/又は有線若しくは無線接続を提供する1つ又は複数のソフトウェアモジュール及び/又はハードウェアモジュールを含み得る。例えば、周辺機器138は、加速度計、生体認証(例えば、指紋認証)センサ、電子コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真又はビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート、又は他の相互接続インターフェース、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(frequency modulated、FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュールなどの様々なセンサを含み得る。
WTRU102は、センサ、家庭用電気機械器具、スマートウォッチ若しくはスマートクロージングなどのウェアラブルデバイス、医療若しくはeヘルスデバイス、ロボット、産業機器、ドローン、自動車、トラック、列車などの車両、又は飛行機などの他の装置又はデバイスに含まれ得る。WTRU102は、周辺機器138のうちの1つを含み得る相互接続インターフェースなどの1つ又は複数の相互接続インターフェースを介して、そのような装置又はデバイスの他の構成要素、モジュール、又はシステムに接続することができる。
図15Gは、RAN103/104/105、コアネットワーク106/107/109、PSTN108、インターネット110、他のネットワーク112、又はネットワークサービス113における、特定のノード又は機能エンティティなどの、図15A、図15C、図15D、及び図15Eに例示される通信ネットワークのうちの1つ又は複数の装置が具体化され得る、例示的なコンピューティングシステム90のブロック図である。コンピューティングシステム90はコンピュータ又はサーバを含んでもよく、主にコンピュータ可読命令によって制御されてもよい。コンピュータ可読命令はソフトウェアの形態で、任意の場所で、又はこのようなソフトウェアが記憶又はアクセスされるあらゆる手段によるものであってよい。そのようなコンピュータ可読命令は、プロセッサ91内で実行されて、コンピューティングシステム90に作業をさせ得る。プロセッサ91は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ又は複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(integrated circuit、IC)、状態機械などであり得る。プロセッサ91は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はコンピューティングシステム90が通信ネットワークで動作することを可能にする任意の他の機能を実施し得る。コプロセッサ81は、メインプロセッサ91とは異なる任意のプロセッサであり、追加の機能を実施するか又はプロセッサ91を支援してもよい。プロセッサ91及び/又はコプロセッサ81は、本明細書に開示される方法及び装置に関連するデータを受信、生成、及び処理することができる。
動作中、プロセッサ91は、命令をフェッチ、復号、及び実行し、コンピューティングシステムのメインデータ転送経路、システムバス80を介して他のリソースに情報を送信する。そのようなシステムバスは、コンピューティングシステム90内の構成要素を接続し、データ交換のための媒体を定義する。システムバス80は、典型的には、データを送信するためのデータライン、アドレスを送信するためのアドレスライン、及び割り込みを送信しシステムバスを動作させるための制御ラインを含む。このようなシステムバス80の例は、周辺構成要素相互接続(Peripheral Component Interconnect、PCI)バスである。
システムバス80に結合されたメモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)82及び読み取り専用メモリ(ROM)93を含む。そのようなメモリは、情報が記憶及び取り出されることを可能にする回路を含む。ROM93は一般に、容易に修正することができない記憶されたデータを含む。RAM82に記憶されたデータは、プロセッサ91又は他のハードウェアデバイスによって読み取られるか、又は変更され得る。RAM82及び/又はROM93へのアクセスは、メモリコントローラ92によって制御され得る。メモリコントローラ92は、命令が実行されると、仮想アドレスを物理アドレスに変換するアドレス変換機能を提供することができる。メモリコントローラ92はまた、システム内のプロセスを分離し、システムプロセスをユーザプロセスから分離するメモリ保護機能を提供し得る。したがって、第1のモードで実行されるプログラムは、それ自体のプロセス仮想アドレス空間によってマッピングされたメモリのみにアクセスすることができ、プロセス間のメモリ共有が設定されていない限り、別プロセスの仮想アドレス空間内のメモリにアクセスできない。
加えて、コンピューティングシステム90は、プリンタ94、キーボード84、マウス95、及びディスクドライブ85などの、プロセッサ91から周辺機器に命令を通信する役割を果たす周辺機器コントローラ83を含み得る。
ディスプレイコントローラ96によって制御されるディスプレイ86は、コンピューティングシステム90によって生成された視覚的出力を表示するために使用される。そのような視覚的出力は、テキスト、グラフィック、アニメーショングラフィック、及び動画を含み得る。視覚的出力は、グラフィカルユーザインターフェース(graphical user interface、GUI)の形態で提供され得る。ディスプレイ86は、CRTベースのビデオディスプレイ、LCDベースのフラットパネルディスプレイ、ガスプラズマベースのフラットパネルディスプレイ、又はタッチパネルで実装され得る。ディスプレイコントローラ96は、ディスプレイ86に送信されるビデオ信号を生成するために必要な電子部品を含む。
更に、コンピューティングシステム90は、コンピューティングシステム90を、図15A-1EのRAN103/104/105、コアネットワーク106/107/109、PSTN108、インターネット110、WTRU102、又は他のネットワーク112などの、外部通信ネットワーク又はデバイスに接続するために使用され得る、例えば、無線若しくは有線ネットワークアダプタ97などの通信回路を含み得、コンピューティングシステム90が、それらのネットワークの他のノード又は機能的エンティティと通信することを可能にする。通信回路は、単独で、又はプロセッサ91と組み合わせて、本明細書に記載の特定の装置、ノード、又は機能エンティティの送信及び受信ステップを実施するために使用され得る。
本明細書に記載の装置、システム、方法、及びプロセスのいずれか又は全ては、コンピュータ可読記憶媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能命令(例えば、プログラムコード)の形態で具体化され得、その命令は、プロセッサ118又は91などのプロセッサによって実行されるときに、プロセッサに、本明細書に記載のシステム、方法、及びプロセスを実施及び/又は実装させることが理解される。具体的には、本明細書に記載のステップ、動作、又は機能のいずれかは、無線及び/又は有線ネットワーク通信のために構成された装置又はコンピューティングシステムのプロセッサ上で実行される、そのようなコンピュータ実行可能命令の形態で実装され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、情報の記憶のための任意の非一時的(例えば、有形又は物理的)方法又は技術で実装される、揮発性及び不揮発性、リムーバブル及び非リムーバブルな媒体を含むが、そのようなコンピュータ可読記憶媒体は、信号を含まない。コンピュータ可読記憶媒体には、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、又は他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(digital versatile disks、DVD)又は他の光ディスク記憶、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置、若しくは他の磁気記憶デバイス、又は所望の情報を記憶するために使用され得、コンピューティングシステムによってアクセスされ得る任意の他の有形若しくは物理媒体が含まれる。

Claims (16)

  1. ネットワークとの通信のための無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実装される方法であって、
    前記WTRUによってネットワークノードに、前記ネットワークに登録することを要求する登録要求メッセージを送信することであって、前記登録要求メッセージが、前記WTRUが前記ネットワークに利用不可能になったときに、前記WTRUと前記ネットワークとの間の前記通信に関連付けられたコンテキスト情報を前記WTRUが保存することができるという通知を含む、送信することと、
    前記WTRUによって、登録受諾メッセージを前記ネットワークノードから受信することであって、前記登録受諾メッセージが、前記WTRUが前記ネットワークにとって利用不可能になるときに前記ネットワークがコンテキスト情報の前記保存をサポートするという通知を含む、受信することと、
    前記WTRUが前記ネットワークにとって利用不可能になるという判定に基づいて、前記コンテキスト情報を保存する要求を示す第1のメッセージを前記WTRUによって前記ネットワークに送信することであって、前記第1のメッセージが、前記WTRUが利用不可能になる期間の通知を含む、送信することと、
    前記期間が終了した後に、前記WTRUが前記ネットワークに利用可能であることを示す第2のメッセージを前記ネットワークに送信することと、を含む、方法。
  2. モデムリセット、
    オペレーティングシステム更新、
    ソフトウェア更新、
    ネットワークによって開始される登録解除要求、
    WTRUによって開始される登録解除要求、
    ネットワークによって開始されるN1リセット要求、
    WTRUによって開始されるN1リセット要求、又は
    RM-REGISTERED状態からRM-DEREGISTERED状態への変化
    のいずれか1つ又は複数に起因して、前記WTRUがネットワークに利用不可能になることを判定することを更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記コンテキスト情報が、非アクセス層(NAS)セッション管理(SM)コンテキスト情報を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記コンテキスト情報が、
    プロトコルデータユニット(PDU)セッション識別子、
    データネットワーク名(DNN)、
    単一のネットワークスライス支援情報(S-NSSAI)、又は
    インターネットプロトコル(IP)アドレス
    のいずれか1つ又は複数を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記コンテキスト情報を保存するための前記要求を示す前記第1のメッセージが、
    N1リセット要求メッセージ、又は
    WTRUによって開始される登録解除要求メッセージ
    の1つを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記WTRUが前記ネットワークに利用可能であることを示す前記第2のメッセージが、第2の登録要求メッセージを含む、請求項1に記載の方法。
  7. プロトコルデータユニット(PDU)セッションを確立するための要求を前記ネットワークに送信することを更に含み、前記PDUセッションを確立するための前記要求が、前記WTRUが利用不可能になったときに前記PDUセッションに関する前記コンテキスト情報が保存されるように要求されるという通知を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記WTRUが利用不可能になる前に、前記コンテキスト情報を前記WTRUに記憶することを更に含む、請求項1に記載の方法。
  9. プロセッサと、命令を記憶するメモリとを備えた無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、前記命令が、前記プロセッサによって実行される際に、前記WTRUに、
    ネットワークノードに、前記ネットワークに登録することを要求する登録要求メッセージを送信することであって、前記登録要求メッセージが、前記WTRUが前記ネットワークに利用不可能になったときに、前記WTRUと前記ネットワークとの間の通信に関連付けられたコンテキスト情報を前記WTRUが保存することができるという通知を含む、送信することと、
    登録受諾メッセージを前記ネットワークノードから受信することであって、前記登録受諾メッセージが、前記WTRUが前記ネットワークにとって利用不可能になるときに前記ネットワークがコンテキスト情報の前記保存をサポートするという通知を含む、受信することと、
    前記WTRUが前記ネットワークにとって利用不可能になるという判定に基づいて、前記コンテキスト情報を保存する要求を示す第1のメッセージを前記ネットワークに送信することであって、前記第1のメッセージが、前記WTRUが利用不可能になる期間の通知を含む、送信することと、
    前記期間が終了した後に、前記WTRUが前記ネットワークに利用可能であることを示す第2のメッセージを前記ネットワークに送信することと、
    を含む動作を実行させる、無線送信/受信ユニット(WTRU)。
  10. 前記命令が、前記プロセッサによって実行される際に、
    モデムリセット、
    オペレーティングシステム更新、
    ソフトウェア更新、
    ネットワークによって開始される登録解除要求、
    WTRUによって開始される登録解除要求、
    ネットワークによって開始されるN1リセット要求、
    WTRUによって開始されるN1リセット要求、又は
    RM-REGISTERED状態からRM-DEREGISTERED状態への変化
    のいずれか1つ又は複数に起因して前記WTRNが、前記ネットワークが利用不可能になることを前記WTRUに更に判定させることを含む、請求項9に記載のWTRU。
  11. 前記コンテキスト情報が、非アクセス層(NAS)セッション管理(SM)コンテキスト情報を含む、請求項9に記載のWTRU。
  12. 前記コンテキスト情報が、
    プロトコルデータユニット(PDU)セッション識別子、
    データネットワーク名(DNN)、
    単一のネットワークスライス支援情報(S-NSSAI)、又は
    インターネットプロトコル(IP)アドレス
    のいずれか1つ又は複数を含む、請求項9に記載のWTRU。
  13. 前記コンテキスト情報を保存するための前記要求を示す前記第1のメッセージが、
    N1リセット要求メッセージ、又は
    WTRUによって開始される登録解除要求メッセージ
    の1つを含む、請求項9に記載のWTRU。
  14. 前記WTRUが前記ネットワークに利用可能であることを示す前記第2のメッセージが、第2の登録要求メッセージを含む、請求項9に記載のWTRU。
  15. 前記命令が、前記プロセッサによって実行される際に、前記WTRUに、プロトコルデータユニット(PDU)セッションを確立するための要求を前記ネットワークに送信することであって、前記PDUセッションを確立するための前記要求が、前記WTRUが利用不可能になったときに前記PDUセッションに関連付けられた前記コンテキスト情報が保存されるように要求されるという通知を含む、送信することを更に実施させる、請求項9に記載のWTRU。
  16. 前記命令が、前記プロセッサによって実行される際に、前記WTRUに、前記WTRUが利用不可能になる前の前記コンテキスト情報を前記WTRU内に記憶させることを更に含む、請求項9に記載のWTRU。
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