詳細な説明
I.定義
本開示をより容易に理解することができるようにするために、ある特定の用語を最初に定義する。本出願で使用される場合、本明細書で別途明示的に提供される場合を除いて、以下の用語はそれぞれ、以下に記載される意味を有する。さらなる定義は、本出願を通して記載される。
本明細書で使用される用語「および/または」は、他方を含む、または含まない、2つの特定された特徴または成分のそれぞれの特定の開示とみなされるべきである。かくして、本明細書で「Aおよび/またはB」などの語句において使用される用語「および/または」は、「AおよびB」、「AまたはB」、「A」(のみ)、および「B」(のみ)を含むことが意図される。同様に、「A、B、および/またはC」などの語句において使用される用語「および/または」は、以下の態様のそれぞれ:A、B、およびC;A、B、またはC;AまたはC;AまたはB;BまたはC;AおよびC;AおよびB;BおよびC;A(のみ);B(のみ);およびC(のみ)を包含することが意図される。
本明細書に記載される本発明の態様および実施形態は、「含む(comprising)」、「なる(consisting)」および「から本質的になる(consisting essentially of)」態様および実施形態を含むと理解される。
別途定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語および科学用語は、本開示が関係する技術分野の当業者が一般に理解するのと同じ意味を有する。例えば、the Concise Dictionary of Biomedicine and Molecular Biology, Juo, Pei-Show, 2nd ed., 2002, CRC Press; The Dictionary of Cell and Molecular Biology, 3rd ed., 1999, Academic Press; およびthe Oxford Dictionary Of Biochemistry And Molecular Biology, Revised, 2000, Oxford University Pressは、本開示で使用される多くの用語の一般的な辞書を当業者に提供する。
単位、接頭辞、および記号は、その国際単位系(SI)の許容される形態で表示される。数値範囲は、その範囲を規定する数を包含する。本明細書で提供される見出しは、全体として本明細書を参照することによって有することができる、本開示の様々な態様の限定ではない。したがって、直下で定義される用語は、全体として本明細書を参照することによってより完全に定義される。
用語「免疫グロブリン」とは、4つ全部がジスルフィド結合によって相互に接続された、1対の低分子量の軽(L)鎖および1対の重(H)鎖の2対のポリペプチド鎖からなる構造的に関連する糖タンパク質のクラスを指す。免疫グロブリンの構造は、よく特徴付けられている。例えば、Fundamental Immunology Ch. 7 (Paul, W., ed., 2nd ed. Raven Press, N.Y. (1989)を参照されたい。簡単に述べると、それぞれの重鎖は、典型的には、重鎖可変領域(本明細書ではVHまたはVHと省略)および重鎖定常領域(CHまたはCH)を含む。重鎖定常領域は、典型的には、3つのドメイン、CH1、CH2、およびCH3を含む。重鎖は、一般的には、いわゆる「ヒンジ領域」においてジスルフィド結合を介して相互接続されている。それぞれの軽鎖は、典型的には、軽鎖可変領域(本明細書ではVLまたはVLと省略)および軽鎖定常領域(CLまたはCL)を含む。軽鎖定常領域は、典型的には、1つのドメイン、CLを含む。CLは、κ(カッパ)またはλ(ラムダ)アイソタイプのものであってよい。用語「定常ドメイン」および「定常領域」は、本明細書では互換的に使用される。別途記述されない限り、定常領域中のアミノ酸残基のナンバリングは、Kabat et al., Sequences of Proteins of Immunological Interest, 5th Ed. Public Health Service, National Institutes of Health, Bethesda, MD. (1991)に記載されたようなEUインデックスによるものである。免疫グロブリンは、限定されるものではないが、IgA、分泌型IgA、IgG、およびIgMを含む、一般に公知のアイソタイプのいずれかに由来してもよい。IgGサブクラスも当業者には周知であり、限定されるものではないが、ヒトIgG1、IgG2、IgG3およびIgG4が挙げられる。「アイソタイプ」とは、重鎖定常領域遺伝子によってコードされる抗体クラスまたはサブクラス(例えば、IgMまたはIgG1)を指す。
用語「可変領域」または「可変ドメイン」とは、抗体の抗原への結合に関与する抗体重鎖または軽鎖のドメインを指す。天然抗体の重鎖および軽鎖の可変領域(それぞれ、VHおよびVL)は、フレームワーク領域(FR)と呼ばれる、より保存された領域が散在する、相補性決定領域(CDR)とも呼ばれる、超可変性の領域(または配列において超可変性である、および/または構造的に定義されたループの形態であってもよい、超可変領域)にさらに細分することができる。用語「相補性決定領域」および「CDR」は、「超可変領域」または「HVR」と同義であり、抗原特異性および/または結合親和性を付与する、抗体可変領域内のアミノ酸の非連続的配列を指すことが当技術分野で公知である。一般に、それぞれの重鎖可変領域中には3個のCDR(CDR-H1、CDR-H2、CDR-H3)が存在し、それぞれの軽鎖可変領域中には3個のCDR(CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3)が存在する。「フレームワーク領域」および「FR」は、重鎖および軽鎖の可変領域の非CDR部分を指すことが当技術分野で公知である。一般に、それぞれの完全長重鎖可変領域中には4個のFR(FR-H1、FR-H2、FR-H3、およびFR-H4)が存在し、それぞれの完全長軽鎖可変領域中には4個のFR(FR-L1、FR-L2、FR-L3、およびFR-L4)が存在する。それぞれのVHおよびVL内で、3個のCDRおよび4個のFRは、典型的には、アミノ末端からカルボキシ末端に向かって、以下の順序で配置される:FR1、CDR1、FR2、CDR2、FR3、CDR3、FR4(Chothia and Lesk J. Mot. Biol., 195, 901-917 (1987)も参照されたい)。
本発明の文脈における用語「抗体」(Ab)とは、例えば、少なくとも約30min、少なくとも約45min、少なくとも約1時間(h)、少なくとも約2時間、少なくとも約4時間、少なくとも約8時間、少なくとも約12時間(h)、約24時間もしくはそれより長い、約48時間もしくはそれより長い、約3日、4日、5日、6日、7日もしくはそれより長い日数などの有意な期間の半減期、または他の任意の関連する機能的に定義された期間(抗原への抗体結合と関連する生理的応答を誘導する、促進する、増強する、および/もしくはモジュレートするのに十分な時間ならびに/または抗体がエフェクター活性を動員するのに十分な時間など)で典型的な生理的条件下で抗原に特異的に結合する能力を有する、免疫グロブリン分子、免疫グロブリン分子の断片、またはそのいずれかの誘導体を指す。免疫グロブリン分子の重鎖および軽鎖の可変領域は、抗原と相互作用する結合ドメインを含有する。抗体(Ab)の定常領域は、免疫系の様々な細胞(エフェクター細胞など)および補体活性化の古典的経路の第1の成分であるC1qなどの補体系の成分を含む、宿主組織または因子への免疫グロブリンの結合を媒介することができる。抗体はまた、二特異性抗体、ダイアボディ、多特異性抗体または同様の分子であってもよい。
本明細書で使用される場合、用語「モノクローナル抗体」とは、単一の一次アミノ酸配列で組換え的に産生される抗体分子の調製物を指す。モノクローナル抗体組成物は、特定のエピトープに対する単一の結合特異性および親和性を示す。したがって、用語「ヒトモノクローナル抗体」とは、ヒト生殖系列免疫グロブリン配列に由来する可変および定常領域を有する単一の結合特異性を示す抗体を指す。ヒトモノクローナル抗体を、不死化細胞に融合された、ヒト重鎖導入遺伝子および軽鎖導入遺伝子を含むゲノムを有する、トランスジェニックマウスなどのトランスジェニックまたは染色体導入非ヒト動物から得られたB細胞を含むハイブリドーマによって生成することができる。
「単離された抗体」とは、異なる抗原特異性を有する他の抗体を実質的に含まない抗体を指す(例えば、CD30またはPD-1に特異的に結合する単離された抗体は、CD30またはPD-1以外の抗原に特異的に結合する抗体を実質的に含まない)。CD30またはPD-1に特異的に結合する単離された抗体は、しかしながら、異なる種に由来するCD30またはPD-1分子などの他の抗原に対する交差反応性を有し得る。さらに、単離された抗体は、他の細胞材料および/または化学物質を実質的に含まない可能性がある。一実施形態では、単離された抗体は、別の薬剤(例えば、低分子薬物)に結合した抗体コンジュゲートを含む。一部の実施形態では、単離された抗CD30抗体は、低分子薬物(例えば、MMAEまたはMMAF)との抗CD30抗体のコンジュゲートを含む。一部の実施形態では、単離された抗PD-1抗体は、低分子薬物(例えば、MMAEまたはMMAF)との抗PD-1抗体のコンジュゲートを含む。
「ヒト抗体」(HuMAb)は、FRとCDRとの両方がヒト生殖系列免疫グロブリン配列に由来する可変領域を有する抗体を指す。さらに、抗体が定常領域を含有する場合、定常領域も、ヒト生殖系列免疫グロブリン配列に由来する。本開示のヒト抗体は、ヒト生殖系列免疫グロブリン配列によってコードされないアミノ酸残基(例えば、in vitroでの無作為もしくは部位特異的変異誘発によって、またはin vivoでの体細胞変異によって導入される変異)を含んでもよい。しかしながら、本明細書で使用される用語「ヒト抗体」は、マウスなどの別の哺乳動物種の生殖系列に由来するCDR配列が、ヒトフレームワーク配列に移植された抗体を含むことを意図しない。用語「ヒト抗体」および「完全ヒト抗体」は、同義的に使用される。
本明細書で使用される場合、用語「ヒト化抗体」とは、ヒト可変ドメインに対する高レベルの配列相同性を含有するように改変されたヒト抗体定常ドメインおよび非ヒト可変ドメインを含有する遺伝子操作された非ヒト抗体を指す。これは、相同なヒトアクセプターフレームワーク領域(FR)上への、抗原結合部位を一緒に形成する、6個の非ヒト抗体相補性決定領域(CDR)の移植によって達成され得る(WO92/22653およびEP0629240を参照されたい)。親抗体の結合親和性および特異性を完全に再構成するためには、親抗体(すなわち、非ヒト抗体)に由来するフレームワーク残基の、ヒトフレームワーク領域への置換(復帰変異)を必要としてもよい。構造ホモロジーモデリングは、抗体の結合特性にとって重要であるフレームワーク領域中のアミノ酸残基を同定するのに役立ち得る。かくして、ヒト化抗体は、非ヒトCDR配列、必要に応じて、非ヒトアミノ酸配列への1つまたは複数のアミノ酸復帰変異を含む主にヒトフレームワーク領域、および完全ヒト定常領域を含んでもよい。必要に応じて、必ずしも復帰変異ではないさらなるアミノ酸改変を適用して、親和性および生化学特性などの好ましい特徴を有するヒト化抗体を取得することができる。
本明細書で使用される場合、用語「キメラ抗体」とは、可変領域が非ヒト種に由来し(例えば、齧歯類に由来する)、定常領域がヒトなどの異なる種に由来する抗体を指す。キメラ抗体を、抗体エンジニアリングによって生成することができる。「抗体エンジニアリング」は、抗体の様々な種類の改変に関する一般的に使用される用語であり、当業者には周知のプロセスである。特に、キメラ抗体を、Sambrook et al., 1989, Molecular Cloning: A laboratory Manual, New York: Cold Spring Harbor Laboratory Press, Ch. 15に記載された標準的なDNA技術を使用することによって生成することができる。かくして、キメラ抗体は、遺伝的または酵素的に操作された組換え抗体であってもよい。キメラ抗体を生成することは当業者の知識の範囲内にあり、かくして、本発明によるキメラ抗体の生成は、本明細書に記載されるもの以外の方法によって実施することができる。治療適用のためのキメラモノクローナル抗体は、抗体免疫原性を低減させるように開発されている。それらは典型的には、目的の抗原に特異的である非ヒト(例えば、ネズミ)可変領域、ならびにヒト定常抗体重鎖および軽鎖ドメインを含有してもよい。キメラ抗体の文脈で使用される場合、用語「可変領域」または「可変ドメイン」とは、免疫グロブリンの重鎖と軽鎖との両方のCDRおよびフレームワーク領域を含む領域を指す。
「抗抗原抗体」とは、抗原に結合する抗体を指す。例えば、抗CD30抗体は、抗原CD30に結合する抗体である。別の例では、抗PD-1抗体は、抗原PD-1に結合する抗体である。
抗体の「抗原結合部分」または「抗原結合断片」とは、全抗体によって結合される抗原に特異的に結合する能力を保持する抗体の1つまたは複数の断片を指す。抗体断片(例えば、抗原結合断片)の例としては、限定されるものではないが、Fv、Fab、Fab’、Fab’-SH、F(ab’)2;ダイアボディ;直鎖状抗体;単鎖抗体分子(例えば、scFv);および抗体断片から形成される多特異性抗体が挙げられる。抗体のパパイン消化は、それぞれ、単一の抗原結合部位を有する、「Fab」断片と呼ばれる2つの同一の抗原結合断片、およびその名称が容易に結晶化するその能力を反映する、残りの「Fc」断片を産生する。ペプシン処理により、2つの抗原結合部位を有し、依然として抗原と交差結合することができるF(ab’)2断片が得られる。
参照ポリペプチド配列に関する「配列同一性パーセント(%)」は、配列を整列させ、必要に応じてギャップを導入して、配列同一性の部分として任意の保存的置換を考慮せずに、最大の配列同一性パーセントを達成した後の、参照ポリペプチド配列中のアミノ酸残基と同一である候補配列中のアミノ酸残基のパーセンテージと定義される。アミノ酸配列同一性パーセントを決定するためのアラインメントを、例えば、BLAST、BLAST-2、ALIGNまたはMegalign(DNASTAR)ソフトウェアなどの公的に利用可能なコンピューターソフトウェアを使用する、当技術分野における技術の範囲内にある様々な方法で達成することができる。当業者であれば、比較される配列の全長にわたって最大のアラインメントを達成するのに必要とされる任意のアルゴリズムを含む、配列を整列させるための適切なパラメーターを決定することができる。例えば、所与のアミノ酸配列Aの、所与のアミノ酸配列Bへの、該Bとの、または該Bに対する配列同一性%(あるいは、所与のアミノ酸配列Bへの、該Bとの、または該Bに対するある特定の配列同一性%を有する、または含む所与のアミノ酸配列Aと表現することもできる)は、以下のように算出される:
分数X/Yの100倍
(式中、Xは、AとBとのそのプログラムのアラインメントにおける配列による同一の一致としてスコア化されるアミノ酸残基の数であり、Yは、B中のアミノ酸残基の総数である)。アミノ酸配列Aの長さがアミノ酸配列Bの長さと等しくない場合、AのBに対する配列同一性%は、BのAに対する配列同一性%と等しくないことが理解される。
本明細書で使用される場合、抗体の、所定の抗原に対する結合の文脈における用語「結合」、「結合する」または「特異的に結合する」は、典型的には、例えば、リガンドとしての抗体および分析物としての抗原を使用するOctet HTX機器におけるBioLayer Interferometry(BLI)技術によって決定された場合、約10-6Mもしくはそれ未満、例えば、10-7Mもしくはそれ未満、例えば、約10-8Mもしくはそれ未満、例えば、約10-9Mもしくはそれ未満、約10-10Mもしくはそれ未満、または約10-11Mもしくはさらにそれ未満のKDに対応する親和性を有する結合であり、ここで、抗体は、所定の抗原または密接に関連する抗原以外の非特異的抗原(例えば、BSA、カゼイン)への結合のそのKDよりも、少なくとも10倍低い、例えば、少なくとも100倍低い、例えば、少なくとも1,000倍低い、例えば、少なくとも10,000倍低い、例えば、少なくとも100,000倍低いKDに対応する親和性で所定の抗原に結合する。結合のKDがより低い量は抗体のKDに依存し、したがって、抗体のKDが非常に低い場合、抗原への結合のKDが、非特異的抗原への結合のKDよりも低い量は、少なくとも10,000倍であってよい(すなわち、抗体は高度に特異的である)。
本明細書で使用される場合、用語「KD」(M)は、特定の抗体-抗原相互作用の平衡解離定数を指す。本明細書で使用される場合、親和性、およびKDは逆相関している、すなわち、より高い親和性は、より低いKDを指すことが意図され、より低い親和性は、より高いKDを指すことが意図される。
用語「ADC」とは、抗体-薬物コンジュゲートを指す。
略語「vc」および「val-cit」とは、バリン-シトルリンジペプチドを指す。
略語「PAB」とは、自壊性スペーサー:
を指す。
略語「MC」とは、ストレッチャーマレイミドカプロイル:
を指す。
用語「Ab-MC-vc-PAB-MMAE」とは、MC-vc-PABリンカーによって薬物MMAEにコンジュゲートされた抗体を指す。
用語「cAC10-MC-vc-PAB-MMAE」とは、MC-vc-PABリンカーによって薬物MMAEにコンジュゲートされたキメラAC10抗体を指す。
「抗CD30 vc-PAB-MMAE抗体-薬物コンジュゲート」とは、バリンシトルリンジペプチドおよび米国特許第9,211,319号の式(I)に示された自壊性スペーサーPABを含むリンカーによって薬物MMAEにコンジュゲートされた抗CD30抗体を指す。
「CD30」または「TNFRSF8」とは、腫瘍壊死因子受容体スーパーファミリーのメンバーである受容体を指す。CD30は、活性化されたCD4+およびCD8+T細胞およびB細胞、ならびにウイルス感染したリンパ球上で発現される膜貫通糖タンパク質である。CD30は、TRAF2およびTRAF3と相互作用して、NF-κBの活性化をもたらすシグナル伝達を媒介する。CD30は、アポトーシスの正の調節因子として作用し、自己反応性CD8エフェクターT細胞の増殖潜在性を制限することが示されている。CD30は、ホジキンリンパ腫(CD30はReed-Sternberg細胞によって発現される)および非ホジキンリンパ腫(例えば、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、末梢T細胞リンパ腫(PTCL)、および皮膚T細胞リンパ腫(CTCL))を含む、様々な形態のリンパ腫によっても発現される。
「プログラム死-1」(PD-1)とは、CD28ファミリーに属する免疫阻害的受容体を指す。PD-1は、主にin vivoで予め活性化されたT細胞上で発現され、2つのリガンド、PD-L1およびPD-L2に結合する。本明細書で使用される用語「PD-1」は、ヒトPD-1(hPD-1)、hPD-1のバリアント、アイソフォーム、および種ホモログ、ならびにhPD-1との少なくとも1つの共通のエピトープを有するアナログを含む。一部の実施形態では、hPD-1は、GenBank受託番号U64863の下で見出されるアミノ酸配列を含む。
「プログラム死リガンド-1」(PD-L1)は、PD-1への結合の際にT細胞活性化およびサイトカイン分泌を下方調節する、PD-1に対する2つの細胞表面糖タンパク質リガンドの1つである(他方はPD-L2である)。本明細書で使用される場合、用語「PD-L1」は、ヒトPD-L1(hPD-L1)、hPD-L1のバリアント、アイソフォーム、および種ホモログ、ならびにhPD-L1との少なくとも1つの共通のエピトープを有するアナログを含む。一部の実施形態では、hPD-L1は、GenBank受託番号Q9NZQ7の下で見出されるアミノ酸配列を含む。
「複合陽性スコア(combined positive score)」または「CPS」は、腫瘍細胞の総数(分母、すなわち、PD-L1陽性およびPD-L1陰性腫瘍細胞の数)と比較した、腫瘍巣および隣接する支持間質内のPD-L1陽性腫瘍細胞およびPD-L1陽性単核炎症細胞(MIC)の数(分子)の比である。
「腫瘍割合スコア(tumor proportion score)」または「TPS」は、任意の強度での免疫組織化学アッセイにおいて部分的または完全なPD-L1膜染色を示す生きた腫瘍細胞のパーセンテージである。
「がん」とは、体内での異常細胞の制御されない成長を特徴とする幅広い様々な疾患群を指す。「がん」または「がん組織」は、腫瘍を含んでもよい。調節されない細胞分裂および成長は、近隣の組織に侵入し、また、リンパ系または血流を介して体の遠い部分に転移し得る、悪性腫瘍の形成をもたらす。転移後、遠位腫瘍は、転移前腫瘍「に由来する」と言うことができる。
用語「免疫療法」とは、免疫応答を誘導すること、増強すること、抑制すること、またはそうでなければ改変することを含む方法によって、疾患に罹患した、疾患にかかるリスクがある、または疾患の再発を患う対象の処置を指す。
対象の「処置」または「治療」とは、疾患と関連する症状、合併症、状態、または生化学的指標の開始、進行、発達、重症度、または再発を逆転させる、軽減する、改善する、阻害する、減速させる、または防止する目的で、対象に対して実施される任意の型の介入もしくはプロセス、または対象への活性薬剤の投与を指す。一部の実施形態では、疾患は、がんである。
「対象」は、任意のヒトまたは非ヒト動物を含む。用語「非ヒト動物」は、限定されるものではないが、非ヒト霊長類、ヒツジ、イヌ、ならびにマウス、ラット、およびモルモットなどの齧歯類などの脊椎動物を含む。一部の実施形態では、対象は、ヒトである。用語「対象」および「患者」および「個体」は、本明細書では互換的に使用される。
薬物または治療剤の「有効量」または「治療有効量」または「治療有効投与量」は、単独で、または別の治療剤と組み合わせて使用される場合、疾患の開始に対して対象を保護する、または疾患症状の重症度の低下、疾患症状のない期間の頻度および持続時間の増加、もしくは疾患の苦痛に起因する障害もしくは身体障害の防止によって証明される疾患退縮を促進する薬物の任意の量である。治療剤が疾患退縮を促進する能力を、臨床試験中のヒト対象において、ヒトにおける有効性を予測する動物モデル系において、またはin vitroアッセイにおいて薬剤の活性をアッセイすることによるなど、当業者には公知の様々な方法を使用して評価することができる。
例として、腫瘍の処置のために、治療有効量の抗がん剤は、細胞成長または腫瘍成長を、未処置の対象(複数可)(例えば、1または複数の未処置の対象)と比較して、処置された対象(複数可)(例えば、1または複数の処置された対象)において、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%阻害する。一部の実施形態では、治療有効量の抗がん剤は、細胞成長または腫瘍成長を、未処置の対象(複数可)(例えば、1または複数の未処置の対象)と比較して、処置された対象(複数可)(例えば、1または複数の処置された対象)において100%阻害する。
本開示の他の実施形態では、腫瘍退縮を観察することができ、それは少なくとも約20日、少なくとも約30日、少なくとも約40日、少なくとも約50日、または少なくとも約60日の期間にわたって継続する。治療有効性のこれらの最終的な測定値にも拘わらず、免疫治療薬の評価も、「免疫関連応答パターン」を考慮に入れるべきである。
薬物(例えば、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたは抗PD-1抗体)の治療有効量は、単独で、または抗がん剤と共に、がんを発症するリスクがある対象(例えば、前悪性状態を有する対象)またはがんの再発を患うリスクがある対象に投与した場合、がんの発症または再発を阻害する薬物の任意の量である「予防有効量」を含む。一部の実施形態では、予防有効量は、がんの発症または再発を完全に防止する。がんの発症または再発を「阻害すること」は、がんの発症もしくは再発の可能性を減らすこと、またはがんの発症もしくは再発を完全に防止することを意味する。
本明細書で使用される場合、「治療量以下の用量」は、過増殖性疾患(例えば、がん)の処置のために単独で投与される場合の治療化合物の通常の、または典型的な用量よりも低い治療化合物(例えば、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたは抗PD-1抗体)の用量を意味する。
「免疫関連応答パターン」とは、がん特異的免疫応答を誘導することによって、または天然の免疫プロセスを改変することによって抗腫瘍効果をもたらす免疫治療剤で処置されたがん患者において観察されることが多い臨床応答パターンを指す。この応答パターンは、従来の化学療法剤の評価では疾患進行として分類され、薬物の失敗と同義でとなるであろう、腫瘍量の初期増加または新しい病変の出現に続く有益な治療効果を特徴とする。したがって、免疫治療剤の適切な評価は、標的疾患に対するこれらの薬剤の効果の長期的モニタリングを必要とし得る。
例として、「抗がん剤」は、対象におけるがん退縮を促進する。一部の実施形態では、治療有効量の薬物は、がんを消失させる点までがん退縮を促進する。「がん退縮を促進すること」は、単独での、または抗がん剤と組み合わせた、有効量の薬物の投与が、腫瘍成長もしくはサイズの低減、腫瘍の壊死、少なくとも1つの疾患症状の重症度の低下、疾患症状がない期間の頻度および持続時間の増加、または疾患の苦痛に起因する障害もしくは身体障害の防止をもたらすことを意味する。さらに、処置に関する用語「有効な」および「有効性」は、薬理学的有効性と、生理学的安全性との両方を含む。薬理学的有効性とは、患者におけるがん退縮を促進する薬物の能力を指す。生理学的安全性とは、薬物の投与の結果もたらされる、細胞、臓器および/または生物レベルでの毒性のレベルまたは他の有害な生理学的作用(有害作用)を指す。
「持続的応答」とは、処置の停止後に腫瘍成長を低減させる持続的効果を指す。例えば、腫瘍サイズは、投与段階の開始時のサイズと比較して同じであるか、またはより小さいままであってもよい。一部の実施形態では、持続的応答は、処置期間と少なくとも同じである、または処置期間よりも少なくとも1.5、2.0、2.5、もしくは3倍長い持続時間を有する。
本明細書で使用される場合、「完全奏効」または「CR」とは、全ての標的病変の消失を指す;「部分奏効」または「PR」とは、ベースライン最長直径和(SLD)を参照として取る、標的病変のSLDの少なくとも30%の減少を指す;「安定疾患」または「SD」とは、処置が開始して以来の最小のSLDを参照として取る、PRと認定するには標的病変が十分に縮小しておらず、PDと認定するには十分に増加していないことを指す。
本明細書で使用される場合、「無増悪生存期間」または「PFS」とは、処置される疾患(例えば、がん)が悪化しない処置中および処置後の時間の長さを指す。無増悪生存期間は、患者が完全奏効または部分奏効を経験した時間量、ならびに患者が安定疾患を経験した時間量を含んでもよい。
本明細書で使用される場合、「客観的奏効率」または「ORR」とは、完全奏効(CR)率と部分奏効(PR)率との和を指す。
本明細書で使用される場合、「全生存」または「OS」とは、特定の期間後に生存している可能性がある群の個体のパーセンテージを指す。
本明細書で言及される用語「重量ベースの用量」とは、対象に投与される用量が、対象の重量に基づいて算出されることを意味する。
本開示の方法に関する用語「固定用量」の使用は、2つのまたはそれより多い異なる抗体(例えば、抗PD-1抗体および抗CD30抗体-薬物コンジュゲート)が、互いに特定の(固定)比で対象に投与されることを意味する。一部の実施形態では、固定用量は、抗体の量(例えば、mg)に基づく。ある特定の実施形態では、固定用量は、抗体の濃度(例えば、mg/ml)に基づく。例えば、対象に投与される、抗PD-1抗体の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートに対する3:1の比は、約240mgの抗PD-1抗体および約80mgの抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたは約3mg/mlの抗PD-1抗体および約1mg/mlの抗CD30抗体-薬物コンジュゲートが対象に投与されることを意味し得る。
本開示の方法および投与量に関する用語「均一用量」の使用は、対象の重量または体表面積(BSA)に関係なく対象に投与される用量を意味する。均一用量は、したがって、mg/kg用量として提供されないが、むしろ、薬剤(例えば、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または抗PD-1抗体)の絶対量として提供される。例えば、60kgの体重を有する対象および100kgの体重を有する対象は、同じ用量の抗体または抗体-薬物コンジュゲートを受けるであろう。
語句「薬学的に許容される」は、物質または組成物が、製剤を含む他の成分と化学的および/もしくは毒性的に、ならびに/またはそれを用いて処置される哺乳動物と適合する必要があることを示す。
本明細書で使用される語句「薬学的に許容される塩」とは、本発明の化合物の薬学的に許容される有機または無機塩を指す。例示的な塩としては、限定されるものではないが、硫酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸塩、重硫酸塩、リン酸塩、酸性リン酸塩(acid phosphate)、イソニコチン酸塩、乳酸塩、サリチル酸塩、酸性クエン酸塩(acid citrate)、酒石酸塩、オレイン酸塩、タンニン酸塩、パントテン酸塩、酒石酸水素塩、アスコルビン酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、ゲンチジン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、糖酸塩、ギ酸塩、安息香酸塩、グルタミン酸塩、メタンスルホン酸塩、「メシル酸」塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩、パモ酸塩(すなわち、4,4’-メチレン-ビス-(2-ヒドロキシ-3-ナフトエ酸塩))、アルカリ金属(例えば、ナトリウムおよびカリウム)塩、アルカリ土類金属(例えば、マグネシウム)塩、ならびにアンモニウム塩が挙げられる。薬学的に許容される塩は、酢酸イオン、コハク酸イオンまたは他の対イオンなどの別の分子の含有を含んでもよい。対イオンは、親化合物の電荷を安定化する任意の有機または無機部分であってもよい。さらに、薬学的に許容される塩は、その構造中に1つより多い荷電原子を有してもよい。複数の荷電原子が薬学的に許容される塩の一部である例は、複数の対イオンを有してもよい。したがって、薬学的に許容される塩は、1つもしくは複数の荷電原子および/または1つもしくは複数の対イオンを有してもよい。
「投与すること」または「投与」とは、当業者には公知の様々な方法および送達系のいずれかを使用する、対象への治療剤の物理的導入を指す。例示的な投与経路としては、静脈内、筋肉内、皮下、腹腔内、脊髄または他の非経口投与経路、例えば、注射もしくは輸注(例えば、静脈内輸注)が挙げられる。本明細書で使用される語句「非経口投与」は、通常は注射による、腸および局所投与以外の投与様式を意味し、限定されるものではないが、静脈内、筋肉内、動脈内、髄腔内、リンパ内、病変内、嚢内、眼窩内、心臓内、皮内、腹腔内、気管内、皮下、表皮下、関節内、嚢下、くも膜下、脊髄内、硬膜外および胸骨内注射および輸注、ならびにin vivoでの電気穿孔が挙げられる。治療剤を、非経口経路により、または経口的に投与することができる。他の非経口経路としては、局所、表皮または粘膜投与経路、例えば、鼻内、膣内、直腸、舌下または局所が挙げられる。投与を、例えば、1回、複数回、および/または1つもしくは複数の延長期間にわたって実施することもできる。
本明細書で互換的に使用される用語「ベースライン」または「ベースライン値」は、治療の施行前、または治療の施行の開始時の症状の測定値または特徴付けを指すことができる。ベースライン値を、参照値と比較して、症状の低減または改善を決定することができる。本明細書で互換的に使用される用語「参照」または「参照値」は、治療の施行後の症状の測定値または特徴付けを指すことができる。参照値を、投与量レジメンもしくは処置サイクルの間に、または投与量レジメンもしくは処置サイクルの完了時に1回または複数回測定することができる。「参照値」は、絶対値;相対値;上限および/もしくは下限を有する値;値の範囲;平均(average)値;中央値;平均(mean)値;またはベースライン値と比較した値であってもよい。
同様に、「ベースライン値」は、絶対値;相対値;上限および/もしくは下限を有する値;値の範囲;平均(average)値;中央値;平均(mean)値;または参照値と比較した値であってもよい。参照値および/またはベースライン値を、1の個体から、2の異なる個体から、または個体群(例えば、2、3、4、5の、またはそれより多い個体の群)から取得することができる。
本明細書で使用される場合、用語「単剤治療」は、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたは抗PD-1抗体が、処置サイクルの間に対象に投与される唯一の抗がん剤であることを意味する。しかしながら、他の治療剤を対象に投与してもよい。例えば、炎症、疼痛、体重減少、および全身倦怠感を含む、基礎となるがん自体ではなく、がんと関連する症状を処置するために、例えば、がんを有する対象に投与される抗炎症剤または他の薬剤を、単剤治療の期間中に投与することができる。
本明細書で使用される場合、「有害事象」(AE)は、医学的処置の使用と関連する、任意の好ましくない、一般的には、意図しない、または望ましくない兆候(検査所見異常を含む)、症状、または疾患である。医学的処置は、1つまたは複数の関連するAEを有し得、それぞれのAEは同じか、または異なるレベルの重症度を有し得る。「有害事象を変化させる」ことができる方法に対する参照は、異なる処置レジメンの使用と関連する1つまたは複数のAEの発生率および/または重症度を低下させる処置レジメンを意味する。
本明細書で使用される場合、「重篤有害事象」または「SAE」は、以下の基準のうちの1つを満たす有害事象である:
・致死的、または生命を脅かすものである(重篤有害事象の定義で使用されるように、「生命を脅かす」とは、患者が事象の時点で死亡のリスクがあった事象を指す;それは、それが仮により重篤であった場合に死亡を引き起こしたかもしれない事象を指すものではない)。
・持続的または有意な身体障害/無能力をもたらす。
・先天異常/出生時欠損である。
・医学的に有意である、すなわち、患者を危険にさらすか、または上に列挙された転帰の1つを防止するために内科的もしくは外科的介入を必要とし得る事象と定義される。医学的および科学的判断は、AEが「医学的に有意」であるかどうかの決定において訓練する必要がある。
・以下:1)状態の悪化と関連しない、基礎疾患の日常的な処置またはモニタリング;2)試験中の適応症と関連せず、インフォームドコンセントに署名して以来悪化していない、元々存在する状態の待機的処置または予め計画された処置;および3)患者の全身状態の悪化が存在しない中での社会的理由およびレスパイトケアを除く、入院患者の入院または現行の入院の延長を必要とする。
選択肢(alternative)(例えば、「または」)の使用は、選択肢のいずれか1つ、両方、またはそれらの任意の組合せを意味することが理解されるべきである。本明細書で使用される場合、不定冠詞「a」または「an」は、「1つまたは複数」の任意の記載される、または列挙される成分を指すことが理解されるべきである。
用語「約」または「本質的に含む」は、当業者によって決定される特定の値または組成に関する許容される誤差の範囲内である値または組成を指し、その値または組成がどのように測定または決定されるか、すなわち、測定系の限界に一部依存する。例えば、「約」または「本質的に含む」は、当技術分野における実務当たり、1または1を超える標準偏差以内を意味してもよい。あるいは、「約」または「本質的に含む」は、最大で20%の範囲を意味してもよい。さらに、特に生物システムまたはプロセスに関して、この用語は、ある値の1桁分まで、または5倍までを意味してもよい。特定の値または組成が本出願および特許請求の範囲で提供される場合、別途記述しない限り、「約」または「本質的に含む」の意味は、その特定の値または組成に関する許容される誤差の範囲内にあると仮定されるべきである。
本明細書で使用される場合、用語「約毎週1回」、「約2週毎に1回」または他の任意の類似する投与間隔の用語は、近似数を意味する。「約毎週1回」は、7日±1日毎、すなわち、6日毎~8日毎を含んでもよい。「約2週毎に1回」は、14日±2日毎、すなわち、12日毎~16日毎を含んでもよい。「約3週毎に1回」は、21日±3日毎、すなわち、18日毎~24日毎を含んでもよい。同様の近似は、例えば、約4週毎に1回、約5週毎に1回、約6週毎に1回、および約12週毎に1回にも適用される。一部の実施形態では、約6週毎に1回または約12週毎に1回の投与間隔は、初回用量を、第1週の任意の日に投与した後、次の用量を、それぞれ、第6週または第12週の任意の日に投与してもよいことを意味する。他の実施形態では、約6週毎に1回または約12週毎に1回の投与間隔は、初回用量が第1週の特定の日(例えば、月曜日)に投与され、次いで、次の用量が、それぞれ、第6週または第12週の同じ日(すなわち、月曜日)に投与されることを意味する。
本明細書に記載されるように、任意の濃度範囲、パーセンテージ範囲、比範囲、または整数範囲は、別途指摘しない限り、記載される範囲内の任意の整数の値、および適切な場合、その分数(整数の1/10および1/100など)を含むことが理解されるべきである。
本開示の様々な態様は、以下の小節でさらに詳細に説明される。
II.併用療法
本発明の一態様は、がんの処置における使用のためのCD30に結合する抗CD30抗体-薬物コンジュゲートであって、この抗体-薬物コンジュゲートが、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片と組み合わせて投与するためのものであるか、またはそれと組み合わせて投与され、ここで、がんが固形腫瘍である、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートを提供する。一部の実施形態では、固形腫瘍は、非小細胞肺がん(NSCLC)、黒色腫、頭頸部がん、腎細胞癌、高頻度マイクロサテライト不安定性またはミスマッチ修復機能欠損がん、膀胱がん、結腸がん、直腸がん、胃がん、胃食道接合部癌、食道がん、子宮頸がん、肝細胞癌、子宮内膜癌、メルケル細胞癌、皮膚扁平上皮癌、乳がん、および腫瘍遺伝子変異量高スコアがん(tumor mutational burden-high cancer)からなる群から選択される。
A.抗CD30抗体
一態様では、本開示の治療は、抗CD30抗体またはその抗原結合断片を利用する。CD30受容体は、自己反応性CD8エフェクターT細胞の増殖潜在性の制限に関与する腫瘍壊死因子受容体スーパーファミリーのメンバーである。CD30を標的とする抗体は、潜在的にはこれらのCD30により媒介される活性のアゴニストまたはアンタゴニストであり得る。一部の実施形態では、抗CD30抗体は、治療剤(例えば、抗CD30抗体-薬物コンジュゲート)にコンジュゲートされる。
当技術分野で公知のネズミ抗CD30 mAbは、ホジキン病(HD)細胞系または精製されたCD30抗原を用いたマウスの免疫によって生成された。元々はC10と呼ばれた、AC10(Bowen et al., 1993, J. Immunol. 151:58965906)は、この抗CD30 mAbがヒトNK様細胞系であるYT(Bowen et al., 1993, J. Immunol. 151:5896 5906)に対して調製されたという点で異なる。最初は、このmAbのシグナル伝達活性は、CD28およびCD45分子の細胞表面発現の下方調節、細胞表面CD25発現の上方調節、ならびにC10のYT細胞への結合後の同型接着の誘導によって証明された。AC10抗体の配列は、配列番号1~16に記載される。参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第7,090,843号も参照されたい。
一般に、本開示の抗CD30抗体は、CD30、例えば、ヒトCD30に結合し、CD30を発現する細胞に対する細胞増殖抑制効果および細胞傷害効果を発揮する。本開示の抗CD30抗体は、好ましくはモノクローナルであり、多特異性抗体、ヒト抗体、ヒト化抗体またはキメラ抗体、単鎖抗体、Fab断片、F(ab’)断片、Fab発現ライブラリーによって産生される断片、および上記のいずれかのCD30結合断片であってもよい。一部の実施形態では、本開示の抗CD30抗体は、CD30に特異的に結合する。本開示の免疫グロブリン分子は、免疫グロブリン分子の任意の型(例えば、IgG、IgE、IgM、IgD、IgAおよびIgY)、クラス(例えば、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1およびIgA2)またはサブクラスのものであってよい。
本開示のある特定の実施形態では、抗CD30抗体は、本明細書に記載される抗原結合断片(例えば、ヒト抗原結合断片)であり、限定されるものではないが、Fab、Fab’およびF(ab’)2、Fd、単鎖Fv(scFv)、単鎖抗体、ジスルフィド結合Fv(sdFv)ならびにVLまたはVHドメインのいずれかを含む断片が挙げられる。単鎖抗体を含む抗原結合断片は、可変領域(複数可)のみ、または以下:ヒンジ領域、CH1、CH2、CH3およびCLドメインの全部もしくは一部と組み合わせて可変領域(複数可)を含んでもよい。また、可変領域(複数可)と、ヒンジ領域、CH1、CH2、CH3およびCLドメインとの任意の組合せを含む抗原結合断片も本開示に含まれる。一部の実施形態では、抗CD30抗体またはその抗原結合断片は、ヒト、ネズミ(例えば、マウスおよびラット)、ロバ、ヒツジ、ウサギ、ヤギ、モルモット、ラクダ科、ウマ、またはニワトリである。
本開示の抗CD30抗体は、単一特異性、二特異性、三特異性またはそれより大きい多特異性のものであってよい。多特異性抗体は、CD30の異なるエピトープに特異的であり得るか、またはCD30ならびに異種タンパク質の両方に特異的であり得る。例えば、PCT公開WO93/17715;WO92/08802;WO91/00360;WO92/05793;Tutt, et al., 1991, J. Immunol. 147:6069;米国特許第4,474,893号;第4,714,681号;第4,925,648号;第5,573,920号;第5,601,819号;Kostelny et al., 1992, J. Immunol. 148:15471553を参照されたい。
本開示の抗CD30抗体は、それらが含む特定のCDRに関して記載または特定されてもよい。ある特定の実施形態では、本開示の抗体は、AC10の1つまたは複数のCDRを含む。所与のCDRまたはFRの正確なアミノ酸配列境界を、Kabat et al. (1991), "Sequences of Proteins of Immunological Interest," 5th Ed. Public Health Service, National Institutes of Health, Bethesda, MD(「Kabat」ナンバリングスキーム);Al-Lazikani et al., (1997) JMB 273,927-948(「Chothia」ナンバリングスキーム);MacCallum et al., J. Mol. Biol. 262:732-745 (1996), "Antibody-antigen interactions: Contact analysis and binding site topography," J. Mol. Biol. 262, 732-745(「Contact」ナンバリングスキーム);Lefranc MP et al., "IMGT unique numbering for immunoglobulin and T cell receptor variable domains and Ig superfamily V-like domains," Dev Comp Immunol, 2003 Jan;27(1):55- 77(「IMGT」ナンバリングスキーム); Honegger A and Plueckthun A, "Yet another numbering scheme for immunoglobulin variable domains: an automatic modeling and analysis tool," J Mol Biol, 2001 Jun 8;309(3):657-70, (「Aho」ナンバリングスキーム);およびMartin et al., "Modeling antibody hypervariable loops: a combined algorithm," PNAS, 1989, 86(23):9268-9272(「AbM」ナンバリングスキーム)によって記載されたものを含む、いくつかの周知のスキームのいずれかを使用して容易に決定することができる。所与のCDRの境界は、同定のために使用されるスキームに応じて変化してもよい。一部の実施形態では、所与の抗体またはその領域(例えば、その可変領域)の、「CDR」または「相補性決定領域」または個々の特定のCDR(例えば、CDR-H1、CDR-H2、CDR-H3)は、上記のスキームのいずれかによって定義されるCDR(または特定のCDR)を包含することが理解されるべきである。例えば、特定のCDR(例えば、CDR-H3)が所与のVHまたはVL領域アミノ酸配列中に対応するCDRのアミノ酸配列を含有すると記述される場合、そのようなCDRは、上記のスキームのいずれかによって定義される可変領域内に対応するCDR(例えば、CDR-H3)の配列を有することが理解される。Kabat、Chothia、AbMまたはIMGT法によって定義されるCDRなどの、特定のCDRまたは複数のCDRの同定のためのスキームを指定できる。
本開示は、重鎖または軽鎖可変ドメインを含む抗体またはその誘導体であって、前記可変ドメインが、(a)CDRのセットがモノクローナル抗体AC10に由来する、3個のCDRの前記セット、および(b)フレームワーク領域のセットがモノクローナル抗体AC10におけるフレームワーク領域のセットと異なる4個のフレームワーク領域の前記セットを含み、CD30に免疫特異的に結合する、前記抗体またはその誘導体を包含する。
一態様では、抗CD30抗体は、AC10である。一部の実施形態では、抗CD30抗体は、cAC10である。cAC10は、CD30に特異的に結合するキメラIgG1モノクローナル抗体である。cAC10は、in vitroでCD30+細胞系の成長停止を誘導し、ホジキン病の重症複合免疫不全(SCID)マウス異種移植モデルにおいて顕著な抗腫瘍活性を有する。Francisco et al., Blood 102(4):1458-64 (2003)を参照されたい。AC10抗体およびcAC10抗体は、米国特許第9,211,319号および米国特許第7,090,843号に記載されている。
一態様では、CD30に結合するAC10抗体および/またはcAC10抗体と競合する抗CD30抗体が提供される。AC10抗体およびcAC10抗体と同じエピトープに結合する抗CD30抗体も提供される。
一態様では、AC10抗体の1、2、3、4、5、または6つのCDR配列を含む抗CD30抗体が本明細書で提供される。一態様では、cAC10抗体の1、2、3、4、5、または6つのCDR配列を含む抗CD30抗体が本明細書で提供される。一部の実施形態では、CDRは、KabatのCDRまたはChothiaのCDRである。
一態様では、重鎖可変領域および軽鎖可変領域を含む抗CD30抗体であって、重鎖可変領域が、(i)配列番号1のアミノ酸配列を含むCDR-H1、(ii)配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR-H2、および(iii)配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含む;ならびに/または軽鎖可変領域が、(i)配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR-L1、(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含むCDR-L2、および(iii)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含む、抗CD30抗体が本明細書で提供される。
本明細書に記載の抗CD30抗体は、該抗体がCD30(例えば、ヒトCD30)に結合する能力を保持するという条件で、任意の好適なフレームワーク可変ドメイン配列を含んでもよい。本明細書で使用される場合、重鎖フレームワーク領域は「HC-FR1~FR4」と指定され、軽鎖フレームワーク領域は「LC-FR1~FR4」と指定される。一部の実施形態では、抗CD30抗体は、配列番号9、10、11、および12の重鎖可変ドメインフレームワーク配列(それぞれ、HC-FR1、HC-FR2、HC-FR3、およびHC-FR4)を含む。一部の実施形態では、抗CD30抗体は、配列番号13、14、15、および16の軽鎖可変ドメインフレームワーク配列(それぞれ、LC-FR1、LC-FR2、LC-FR3、およびLC-FR4)を含む。
一実施形態では、抗CD30抗体は、フレームワーク配列および超可変領域を含む重鎖可変ドメインであって、フレームワーク配列が、それぞれ、配列番号9(HC-FR1)、配列番号10(HC-FR2)、配列番号11(HC-FR3)、および配列番号12(HC-FR4)のHC-FR1-HC-FR4アミノ酸配列を含み、CDR-H1が配列番号1のアミノ酸配列を含み、CDR-H2が配列番号2のアミノ酸配列を含み、CDR-H3が配列番号3のアミノ酸配列を含む、重鎖可変ドメインを含む。
一実施形態では、抗CD30抗体は、フレームワーク配列および超可変領域を含む軽鎖可変ドメインであって、フレームワーク配列が、それぞれ、配列番号13(LC-FR1)、配列番号14(LC-FR2)、配列番号15(LC-FR3)、および配列番号16(LC-FR4)のLC-FR1-LC-FR4アミノ酸配列を含み、CDR-L1が配列番号4のアミノ酸配列を含み、CDR-L2が配列番号5のアミノ酸配列を含み、CDR-L3が配列番号6のアミノ酸配列を含む、軽鎖可変ドメインを含む。
本明細書に記載の抗CD30抗体の一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、QIQLQQSGPEVVKPGASVKISCKASGYTFTDYYITWVKQKPGQGLEWIGWIYPGSGNTKYNEKFKGKATLTVDTSSSTAFMQLSSLTSEDTAVYFCANYGNYWFAYWGQGTQVTVSA(配列番号7)のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインは、DIVLTQSPASLAVSLGQRATISCKASQSVDFDGDSYMNWYQQKPGQPPKVLIYAASNLESGIPARFSGSGSGTDFTLNIHPVEEEDAATYYCQQSNEDPWTFGGGTKLEIK(配列番号8)のアミノ酸配列を含む。
本明細書に記載の抗CD30抗体の一部の実施形態では、重鎖CDR配列は、以下:
a)CDR-H1(DYYIT(配列番号1));
b)CDR-H2(WIYPGSGNTKYNEKFKG(配列番号2));および
c)CDR-H3(YGNYWFAY(配列番号3))
を含む。
本明細書に記載の抗CD30抗体の一部の実施形態では、重鎖FR配列は、以下:
a)HC-FR1(QIQLQQSGPEVVKPGASVKISCKASGYTFT(配列番号9));
b)HC-FR2(WVKQKPGQGLEWIG(配列番号10));
c)HC-FR3(KATLTVDTSSSTAFMQLSSLTSEDTAVYFCAN(配列番号11));および
d)HC-FR4(WGQGTQVTVSA(配列番号12))
を含む。
本明細書に記載の抗CD30抗体の一部の実施形態では、軽鎖CDR配列は、以下:
a)CDR-L1(KASQSVDFDGDSYMN(配列番号4));
b)CDR-L2(AASNLES(配列番号5));および
c)CDR-L3(QQSNEDPWT(配列番号6))
を含む。
本明細書に記載の抗CD30抗体の一部の実施形態では、軽鎖FR配列は、以下:
a)LC-FR1(DIVLTQSPASLAVSLGQRATISC(配列番号13));
b)LC-FR2(WYQQKPGQPPKVLIY(配列番号14));
c)LC-FR3(GIPARFSGSGSGTDFTLNIHPVEEEDAATYYC(配列番号15));および
d)LC-FR4(FGGGTKLEIK(配列番号16))
を含む。
一部の実施形態では、CD30(例えば、ヒトCD30)に結合する抗CD30抗体であって、重鎖可変領域および軽鎖可変領域を含み、
(a)(1)配列番号9のアミノ酸配列を含むHC-FR1;
(2)配列番号1のアミノ酸配列を含むCDR-H1;
(3)配列番号10のアミノ酸配列を含むHC-FR2;
(4)配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR-H2;
(5)配列番号11のアミノ酸配列を含むHC-FR3;
(6)配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR-H3;および
(7)配列番号12のアミノ酸配列を含むHC-FR4
を含む重鎖可変ドメイン、ならびに/または
(b)(1)配列番号13のアミノ酸配列を含むLC-FR1;
(2)配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR-L1;
(3)配列番号14のアミノ酸配列を含むLC-FR2;
(4)配列番号5のアミノ酸配列を含むCDR-L2;
(5)配列番号15のアミノ酸配列を含むLC-FR3;
(6)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR-L3;および
(7)配列番号16のアミノ酸配列を含むLC-FR4
を含む軽鎖可変ドメイン
を含む、抗CD30抗体が本明細書で提供される。
一態様では、配列番号7のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン、および/または配列番号8のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む抗CD30抗体が、本明細書で提供される。
一部の実施形態では、配列番号7のアミノ酸配列に対する少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインを含む抗CD30抗体が、本明細書で提供される。ある特定の実施形態では、配列番号7のアミノ酸配列に対する少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインは、参照配列と比較した置換(例えば、保存的置換)、挿入、または欠失を含有し、CD30(例えば、ヒトCD30)に結合する能力を保持する。ある特定の実施形態では、配列番号7において、合計1~10個のアミノ酸が置換、挿入および/または欠失されている。ある特定の実施形態では、置換、挿入、または欠失(例えば、1、2、3、4、または5個のアミノ酸)は、CDRの外部の領域(すなわち、FR)中に存在する。一部の実施形態では、抗CD30抗体は、配列番号7の翻訳後改変を含む、その配列の重鎖可変ドメイン配列を含む。特定の実施形態では、重鎖可変ドメインは、(a)配列番号1のアミノ酸配列を含むCDR-H1;(b)配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR-H2;および(c)配列番号3のアミノ酸配列を含むCDR-H3から選択される1、2または3個のCDRを含む。
一部の実施形態では、配列番号8のアミノ酸配列に対する少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む抗CD30抗体が、本明細書で提供される。ある特定の実施形態では、配列番号8のアミノ酸配列に対する少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインは、参照配列と比較した置換(例えば、保存的置換)、挿入、または欠失を含有し、CD30(例えば、ヒトCD30)に結合する能力を保持する。ある特定の実施形態では、配列番号8において、合計1~10個のアミノ酸が置換、挿入および/または欠失されている。ある特定の実施形態では、置換、挿入、または欠失(例えば、1、2、3、4、または5個のアミノ酸)は、CDRの外部の領域(すなわち、FR)中に存在する。一部の実施形態では、抗CD30抗体は、配列番号8の軽鎖可変ドメイン配列を含み、その配列の翻訳後改変を含む。特定の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、(a)配列番号4のアミノ酸配列を含むCDR-H1;(b)配列番号5のアミノ酸配列を含むCDR-H2;および(c)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR-H3から選択される1、2または3個のCDRを含む。
一部の実施形態では、抗CD30抗体は、上記に提供された実施形態のいずれかにおける重鎖可変ドメイン、および上記に提供された実施形態のいずれかにおける軽鎖可変ドメインを含む。一実施形態では、抗体は、配列番号7の重鎖可変ドメイン配列および配列番号8の軽鎖可変ドメイン配列を含み、これらの配列の翻訳後改変を含む。
一部の実施形態では、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの抗CD30抗体は、i)配列番号1に記載の重鎖CDR1、配列番号2に記載の重鎖CDR2、配列番号3に記載の重鎖CDR3;およびii)配列番号4に記載の軽鎖CDR1、配列番号5に記載の軽鎖CDR2、および配列番号6に記載の軽鎖CDR3を含む。
一部の実施形態では、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの抗CD30抗体は、i)配列番号7に記載の重鎖可変領域と少なくとも85%同一であるアミノ酸配列、およびii)配列番号8に記載の軽鎖可変領域と少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を含む。
一部の実施形態では、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの抗CD30抗体は、モノクローナル抗体である。
一部の実施形態では、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの抗CD30抗体は、キメラAC10抗体である。
一部の実施形態では、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの抗CD30抗体は、ブレンツキシマブまたはそのバイオシミラーである。一部の実施形態では、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの抗CD30抗体は、ブレンツキシマブである。
本発明の抗体は、CD30に対するその結合親和性に関して記載または特定することもできる。好ましい結合親和性としては、5×102M、10-2M、5×10-3M、10-3M、5×10-4M、10-4M、5×10-5M、10-5M、5×10-6M、10-6M、5×10-7M、10-7M、5×10-8M、10-8M、5×10-9M、10-9M、5×10-10M、10-10M、5×10-11M、10-11M、5×10-12M、10-12M、5×10-13M、10-13M、5×10-14M、10-14M、5×10-15M、または10-15M未満の解離定数またはKdを有するものが挙げられる。
5つのクラスの免疫グロブリンが存在する:それぞれ、α、δ、ε、γおよびμと指定された重鎖を有する、IgA、IgD、IgE、IgG、およびIgM。γおよびαクラスは、サブクラスにさらに分割され、例えば、ヒトは、以下のサブクラス:IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1およびIgA2を発現する。IgG1抗体は、アロタイプと呼ばれる複数の多型バリアントで存在してもよく(Jefferis and Lefranc 2009. mAbs Vol 1 Issue 4 1-7に概説されている)、そのいずれも、本明細書の一部の実施形態における使用にとって好適である。ヒト集団における共通のアロタイプバリアントは、文字a、f、n、zまたはその組合せによって指定されるものである。本明細書の実施形態のいずれかにおいて、抗体は、ヒトIgG Fc領域を含む重鎖Fc領域を含んでもよい。さらなる実施形態では、ヒトIgG Fc領域は、ヒトIgG1を含む。
本発明の一態様では、本明細書に記載の抗CD30抗体などの、抗CD30抗体をコードするポリヌクレオチドが提供される。ある特定の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体をコードするポリヌクレオチドを含むベクターが提供される。ある特定の実施形態では、そのようなベクターを含む宿主細胞が提供される。本発明の別の態様では、本明細書に記載の抗CD30抗体または本明細書に記載の抗CD30抗体をコードするポリヌクレオチドを含む組成物が提供される。
抗体はまた、すなわち(i.e.)、共有結合が、抗体がCD30に結合するか、またはHD細胞に対する細胞増殖抑制効果もしくは細胞傷害効果を発揮するのを妨げないような、抗体への任意の型の分子の共有結合によって改変されている誘導体も含む。例えば、限定されるものではないが、抗体誘導体は、例えば、グリコシル化、アセチル化、PEG化、リン酸化、アミド化、公知の保護基/遮断基による誘導体化、タンパク質分解的切断、細胞リガンドまたは他のタンパク質への連結などによって改変された抗体を含む。いくつかの化学的改変のいずれかを、限定されるものではないが、特異的化学的切断、アセチル化、ホルミル化、ツニカマイシンの代謝合成などを含む、公知の技術によって実行することができる。さらに、誘導体は、1つまたは複数の非古典的アミノ酸を含有してもよい。
B.抗体-薬物コンジュゲート構造
一部の実施形態では、抗CD30抗体は、治療剤(例えば、抗CD30抗体-薬物コンジュゲート)にコンジュゲートされる。一部の実施形態では、治療剤は、抗腫瘍剤(例えば、抗有糸分裂剤)を含む。ある特定の実施形態では、治療剤は、アウリスタチンである。ある特定の実施形態では、治療剤は、モノメチルアウリスタチンE(MMAE)、モノメチルアウリスタチンF(MMAF)、アウリスタチン薬物アナログ、カンタンシノイド、メイタンシノイド(例えば、メイタンシン;DM)、ドラスタチン、クリプトフィシン、デュオカルマイシン、デュオカルマイシン誘導体、エスペラミシン、カリケアミシン、ピロロベノジアゼピン(PBD)、およびその任意の組合せからなる群から選択される。一部の実施形態では、治療剤は、MDR1の発現を必要とする排出ポンプの基質である。MMAEは、MDR1の発現を必要とする排出ポンプの基質である。一部の実施形態では、治療剤は、他のT細胞集団と比較して調節性T細胞に対する細胞傷害性が増加している。1つの特定の実施形態では、抗CD30抗体は、MMAEにコンジュゲートされる。抗体を、少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4、少なくとも5、少なくとも6、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、または少なくとも10分子の治療剤(例えば、MMAE)にコンジュゲートすることができる。一実施形態では、抗CD30抗体は、4分子の治療剤、例えば、4分子のMMAEにコンジュゲートされる。1つの特定の実施形態では、抗CD30抗体は、MMAにコンジュゲートされる。抗体は、少なくとも1、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4、少なくとも5、少なくとも6、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、または少なくとも10分子の治療剤(例えば、MMAF)にコンジュゲートされてもよい。一実施形態では、抗CD30抗体は、4分子の治療剤、例えば、4分子のMMAFにコンジュゲートされる。
一実施形態では、アウリスタチンは、モノメチルアウリスタチンE(MMAE):
(式中、波線はリンカーの結合部位を示す)
である。
一実施形態では、アウリスタチンは、モノメチルアウリスタチンF(MMAF):
(式中、波線はリンカーの結合部位を示す)
である。
一部の実施形態では、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートは、治療剤と抗体との間にリンカーをさらに含む。一部の実施形態では、リンカーは、1つもしくは複数の天然に存在するアミノ酸、1つもしくは複数の天然に存在しない(例えば、合成)アミノ酸、化学的リンカー、またはその任意の組合せを含む。ある特定の実施形態では、リンカーは、切断性リンカー、例えば、プロテアーゼ切断性リンカーである。ある特定の実施形態では、リンカーは、標的細胞による取込みの際に、例えば、CD30を発現する細胞による取込みの際に特異的に切断される。ある特定の実施形態では、リンカーは、式:「-MC-vc-PAB-」または「-MC-val-cit-PAB-」(式中、「MC」は、以下の構造:
を有するストレッチャーマレイミドカプロイルを指し、
「vc」および「val-cit」は、バリン-シトルリンジペプチドを指し、PABは、以下の構造:
を有する自壊性スペーサーを指す)
を有する切断性ペプチドリンカーである。
一部の実施形態では、リンカーの切断は、治療剤の細胞傷害活性を活性化する。ある特定の実施形態では、リンカーは、非切断性リンカーである。ある特定の実施形態では、非切断性リンカーは、式:「-MC-」(式中、「MC」は、以下の構造:
を有するストレッチャーマレイミドカプロイルを指す)
を有する。
一部の実施形態では、抗体-薬物コンジュゲートは、vc-PABリンカーを介してMMAEに共有結合で連結された、抗CD30抗体を含む。一部の実施形態では、抗体-薬物コンジュゲートは、医薬組成物として対象に送達される。一部の実施形態では、本明細書で企図されるCD30抗体-薬物コンジュゲートは、参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第9,211,319号に記載された通りである。
一実施形態では、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートは、ブレンツキシマブベドチンを含む。1つの特定の実施形態では、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートは、ブレンツキシマブベドチンまたはそのバイオシミラーである。1つの特定の実施形態では、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートは、ブレンツキシマブベドチンである。ブレンツキシマブベドチン(BV;「ADCETRIS(登録商標)」としても公知である)は、以下の構造:
に示されるような、キメラ抗CD30抗体(cAC10)、治療剤(MMAE)、およびcAC10とMMAEとの間のプロテアーゼ切断性リンカーを含むCD30指向性抗体-薬物コンジュゲート(ADC)である。抗体に対する薬物の比または薬物負荷は、ブレンツキシマブベドチンの構造において「p」で表され、1~8の整数値の範囲である。医薬組成物中のブレンツキシマブベドチンの平均薬物負荷は、約4である。ADCETRIS(登録商標)は、自己幹細胞移植(ASCT)の失敗後またはASCT候補ではない患者における少なくとも2つの以前の多剤化学療法レジメンの失敗後のホジキンリンパ腫を有する患者の処置のために、および少なくとも1つの以前の多剤化学療法レジメンの失敗後の全身性未分化大細胞リンパ腫を有する患者の処置のためにFDAによって承認されている。調節性T細胞などの、様々なT細胞集団および免疫原性細胞死に対する効果を含む、ブレンツキシマブベドチンおよびMMAEの作用機構が報告されている。WO2019/183438およびWO2019/075188を参照されたい。
一実施形態では、抗CD30抗体は、cAC10と同じエピトープ、例えば、ブレンツキシマブベドチンと同じエピトープに結合する、抗CD30抗体またはその抗原結合断片である。ある特定の実施形態では、抗CD30抗体は、cAC10と同じCDR、例えば、ブレンツキシマブベドチンと同じCDRを有する抗体である。同じエピトープに結合する抗体は、CD30の同じエピトープ領域へのその結合により、cAC10のものと非常に類似する機能特性を有すると予想される。これらの抗体は、例えば、Biacore分析、ELISAアッセイ、またはフローサイトメトリーなどの、標準的なCD30結合アッセイにおいてcAC10と交差競合するその能力に基づいて容易に同定することができる。
ある特定の実施形態では、ヒトCD30への結合について、cAC10と同じヒトCD30のエピトープ領域と交差競合するか、またはそれに結合する抗体は、モノクローナル抗体である。ヒト対象への投与のために、これらの交差競合する抗体は、キメラ抗体であってよいか、またはヒト化もしくはヒト抗体であってもよい。そのようなキメラ抗体、ヒト化抗体、またはヒトモノクローナル抗体を、当技術分野で周知の方法によって調製および単離することができる。開示された本開示の方法において使用可能な抗CD30抗体もまた、上記抗体の抗原結合部分を含む。
他の実施形態では、抗CD30抗体またはその抗原結合部分は、キメラ抗体、ヒト化抗体、もしくはヒトモノクローナル抗体またはその一部である。ヒト対象を処置するためのある特定の実施形態では、抗体はヒト化抗体である。ヒト対象を処置するための他の実施形態では、抗体はヒト抗体である。IgG1、IgG2、IgG3、またはIgG4アイソタイプの抗体を使用することができる。
一実施形態では、抗体-薬物コンジュゲートは、ブレンツキシマブベドチンまたはそのバイオシミラーである。一実施形態では、抗体-薬物コンジュゲートは、ブレンツキシマブベドチンである。
C.抗PD-1抗体
一態様では、本開示の治療は、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片を利用する。
一般的には、本開示の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、PD-1、例えば、ヒトPD-1に結合する。本開示の抗PD-1抗体は、好ましくはモノクローナルであり、多特異性抗体、ヒト抗体、ヒト化抗体またはキメラ抗体、単鎖抗体、Fab断片、F(ab’)断片、Fab発現ライブラリーによって産生される断片、および上記のいずれかのPD-1結合断片であってもよい。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗PD-1抗体は、ペムブロリズマブのCDRを含み、PD-1(例えば、ヒトPD-1)に特異的に結合する。本開示の免疫グロブリン分子は、免疫グロブリン分子の任意の型(例えば、IgG、IgE、IgM、IgD、IgAおよびIgY)、クラス(例えば、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1およびIgA2)またはサブクラスのものであってよい。
本開示のある特定の実施形態では、抗体は、本明細書に記載される抗原結合断片(例えば、ヒト抗原結合断片)であり、限定されるものではないが、Fab、Fab’およびF(ab’)2、Fd、単鎖Fv(scFv)、単鎖抗体、ジスルフィド結合Fv(sdFv)ならびにVLまたはVHドメインのいずれかを含む断片が挙げられる。単鎖抗体を含む抗原結合断片は、可変領域(複数可)のみ、または以下:ヒンジ領域、CH1、CH2、CH3およびCLドメインの全部もしくは一部と組み合わせて可変領域(複数可)を含んでもよい。また、可変領域(複数可)と、ヒンジ領域、CH1、CH2、CH3およびCLドメインとの任意の組合せを含む抗原結合断片も本開示に含まれる。一部の実施形態では、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、ヒト、ネズミ(例えば、マウスおよびラット)、ロバ、ヒツジ、ウサギ、ヤギ、モルモット、ラクダ科、ウマ、またはニワトリである。
本開示の抗PD-1抗体は、単一特異性、二特異性、三特異性またはそれより大きい多特異性のものであってよい。多特異性抗体は、PD-1の異なるエピトープに特異的であり得るか、またはPD-1ならびに異種タンパク質の両方に特異的であり得る。例えば、PCT公開WO93/17715;WO92/08802;WO91/00360;WO92/05793;Tutt, et al., 1991, J. Immunol. 147:60 69;米国特許第4,474,893号;第4,714,681号;第4,925,648号;第5,573,920号;第5,601,819号;Kostelny et al., 1992, J. Immunol. 148:1547 1553を参照されたい。
本開示の抗PD-1抗体は、それらが含む特定のCDRに関して記載または特定されてもよい。所与のCDRまたはFRの正確なアミノ酸配列境界を、Kabat et al. (1991), "Sequences of Proteins of Immunological Interest," 5th Ed. Public Health Service, National Institutes of Health, Bethesda, MD(「Kabat」ナンバリングスキーム);Al-Lazikani et al., (1997) JMB 273,927-948(「Chothia」ナンバリングスキーム);MacCallum et al., J. Mol. Biol. 262:732-745 (1996), "Antibody-antigen interactions: Contact analysis and binding site topography," J. Mol. Biol. 262, 732-745(「Contact」ナンバリングスキーム);Lefranc MP et al., "IMGT unique numbering for immunoglobulin and T cell receptor variable domains and Ig superfamily V-like domains," Dev Comp Immunol, 2003 Jan;27(1):55- 77(「IMGT」ナンバリングスキーム); Honegger A and Pluckthun A, "Yet another numbering scheme for immunoglobulin variable domains: an automatic modeling and analysis tool," J Mol Biol, 2001 Jun 8;309(3):657-70, (「Aho」ナンバリングスキーム);およびMartin et al., "Modeling antibody hypervariable loops: a combined algorithm," PNAS, 1989, 86(23):9268-9272(「AbM」ナンバリングスキーム)によって記載されたものを含む、いくつかの周知のスキームのいずれかを使用して容易に決定することができる。所与のCDRの境界は、同定のために使用されるスキームに応じて変化してもよい。一部の実施形態では、所与の抗体またはその領域(例えば、その可変領域)の、「CDR」または「相補性決定領域」または個々の特定のCDR(例えば、CDR-H1、CDR-H2、CDR-H3)は、上記のスキームのいずれかによって定義されるCDR(または特定のCDR)を包含することが理解されるべきである。例えば、特定のCDR(例えば、CDR-H3)が所与のVHまたはVL領域アミノ酸配列中に対応するCDRのアミノ酸配列を含有すると記述される場合、そのようなCDRは、上記のスキームのいずれかによって定義される可変領域内に対応するCDR(例えば、CDR-H3)の配列を有することが理解される。Kabat、Chothia、AbMまたはIMGT法によって定義されるCDRなどの、特定のCDRまたは複数のCDRの同定のためのスキームを指定できる。
本明細書に提供される抗PD-1抗体および抗原結合断片のCDR配列中のアミノ酸残基のナンバリングは一般に、Kabat E. A., et al., 1991, Sequences of proteins of Immunological interest, In: NIH Publication No. 91-3242, US Department of Health and Human Services, Bethesda, MDに記載されたKabatナンバリングスキームによるものである。
一部の実施形態では、本開示の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、ペムブロリズマブ、ニボルマブ、Amp-514、チスレリズマブ、セミプリマブ、TSR-042、JNJ-63723283、CBT-501、PF-06801591、JS-001、カムレリズマブ、PDR001、BCD-100、AGEN2034、IBI-308、BI-754091、GLS-010、LZM-009、AK-103、MGA-012、Sym-021およびCS1003からなる群から選択される抗体または抗原結合断片、またはそのバイオシミラーの相補性決定領域(CDR)を含む。一部の実施形態では、本開示の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、ペムブロリズマブ、ニボルマブ、Amp-514、チスレリズマブ、セミプリマブ、TSR-042、JNJ-63723283、CBT-501、PF-06801591、JS-001、カムレリズマブ、PDR001、BCD-100、AGEN2034、IBI-308、BI-754091、GLS-010、LZM-009、AK-103、MGA-012、Sym-021およびCS1003からなる群から選択される抗体または抗原結合断片の相補性決定領域(CDR)を含む。
一部の実施形態では、本開示の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、抗体ペムブロリズマブのCDRを含む。米国特許第8,354,509号および第8,900,587号を参照されたい。本開示は、重鎖または軽鎖可変ドメインを含む抗PD-1抗体またはその誘導体であって、前記可変ドメインが、(a)CDRのセットがモノクローナル抗体ペムブロリズマブに由来する、3個のCDRの前記セット、および(b)フレームワーク領域のセットがモノクローナル抗体ペムブロリズマブにおけるフレームワーク領域のセットと異なる4個のフレームワーク領域の前記セットを含み、PD-1に結合する、前記抗PD-1抗体またはその誘導体を包含する。ある特定の実施形態では、抗PD-1抗体は、ペムブロリズマブである。抗体ペムブロリズマブは、KEYTRUDA(登録商標)(Merck & Co.,Inc.、Kenilworth、NJ、USA)としても公知である。
一態様では、重鎖可変領域および軽鎖可変領域を含む抗PD-1抗体またはその抗原結合断片であって、重鎖可変領域が、(i)配列番号17のアミノ酸配列を含むCDR-H1、(ii)配列番号18のアミノ酸配列を含むCDR-H2、および(iii)配列番号19のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含む;ならびに軽鎖可変領域が、(i)配列番号20のアミノ酸配列を含むCDR-L1、(ii)配列番号21のアミノ酸配列を含むCDR-L2、および(iii)配列番号22のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含み、抗PD-1抗体のCDRが、Kabatナンバリングスキームによって一般に定義される、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片が本明細書で提供される。
一実施形態では、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、フレームワーク配列および超可変領域を含む重鎖可変ドメインであって、フレームワーク配列が、それぞれ、配列番号23(HC-FR1)、配列番号24(HC-FR2)、配列番号25(HC-FR3)、および配列番号26(HC-FR4)のHC-FR1-HC-FR4アミノ酸配列を含み、CDR-H1が配列番号17のアミノ酸配列を含み、CDR-H2が配列番号18のアミノ酸配列を含み、CDR-H3が配列番号19のアミノ酸配列を含む、重鎖可変ドメインを含む。
一実施形態では、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、フレームワーク配列および超可変領域を含む軽鎖可変ドメインであって、フレームワーク配列が、それぞれ、配列番号27(LC-FR1)、配列番号28(LC-FR2)、配列番号29(LC-FR3)、および配列番号30(LC-FR4)のLC-FR1-LC-FR4アミノ酸配列を含み、CDR-L1が配列番号20のアミノ酸配列を含み、CDR-L2が配列番号21のアミノ酸配列を含み、CDR-L3が配列番号22のアミノ酸配列を含む、軽鎖可変ドメインを含む。
本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片の一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、QVQLVQSGVEVKKPGASVKVSCKASGYTFTNYYMYWVRQAPGQGLEWMGGINPSNGGTNFNEKFKNRVTLTTDSSTTTAYMELKSLQFDDTAVYYCARRDYRFDMGFDYWGQGTTVTVSS(配列番号31)のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインは、EIVLTQSPATLSLSPGERATLSCRASKGVSTSGYSYLHWYQQKPGQAPRLLIYLASYLESGVPARFSGSGSGTDFTLTISSLEPEDFAVYYCQHSRDLPLTFGGGTKVEIK(配列番号32)のアミノ酸配列を含む。
本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片の一部の実施形態では、重鎖CDR配列は、以下:
a)CDR-H1(NYYMY(配列番号17));
b)CDR-H2(GINPSNGGTNFNEKFKN(配列番号18));および
c)CDR-H3(RDYRFDMGFDY(配列番号19))
を含む。
本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片の一部の実施形態では、重鎖FR配列は、以下:
a)HC-FR1(QVQLVQSGVEVKKPGASVKVSCKASGYTFT(配列番号23));
b)HC-FR2(WVRQAPGQGLEWMG(配列番号24));
c)HC-FR3(RVTLTTDSSTTTAYMELKSLQFDDTAVYYCAR(配列番号25));および
d)HC-FR4(WGQGTTVTVSS(配列番号26))
を含む。
本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片の一部の実施形態では、軽鎖CDR配列は、以下:
a)CDR-L1(RASKGVSTSGYSYLH(配列番号20));
b)CDR-L2(LASYLES(配列番号21));および
c)CDR-L3(QHSRDLPLT(配列番号22))
を含む。
本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片の一部の実施形態では、軽鎖FR配列は、以下:
a)LC-FR1(EIVLTQSPATLSLSPGERATLSC(配列番号27));
b)LC-FR2(WYQQKPGQAPRLLIY(配列番号28));
c)LC-FR3(GVPARFSGSGSGTDFTLTISSLEPEDFAVYYC(配列番号29));および
d)LC-FR4(FGGGTKVEIK(配列番号30))
を含む。
一部の実施形態では、PD-1(例えば、ヒトPD-1)に結合する抗PD-1抗体またはその抗原結合断片であって、抗体が重鎖可変領域および軽鎖可変領域を含み、
(a)(1)配列番号23のアミノ酸配列を含むHC-FR1;
(2)配列番号17のアミノ酸配列を含むCDR-H1;
(3)配列番号24のアミノ酸配列を含むHC-FR2;
(4)配列番号18のアミノ酸配列を含むCDR-H2;
(5)配列番号25のアミノ酸配列を含むHC-FR3;
(6)配列番号19のアミノ酸配列を含むCDR-H3;および
(7)配列番号26のアミノ酸配列を含むHC-FR4
を含む重鎖可変ドメイン、
ならびに/または
(b)(1)配列番号27のアミノ酸配列を含むLC-FR1;
(2)配列番号20のアミノ酸配列を含むCDR-L1;
(3)配列番号28のアミノ酸配列を含むLC-FR2;
(4)配列番号21のアミノ酸配列を含むCDR-L2;
(5)配列番号29のアミノ酸配列を含むLC-FR3;
(6)配列番号22のアミノ酸配列を含むCDR-L3;および
(7)配列番号30のアミノ酸配列を含むLC-FR4
を含む軽鎖可変ドメイン
を含む、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片が本明細書で提供される。
一態様では、配列番号31のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメイン、または配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む抗PD-1抗体またはその抗原結合断片が、本明細書で提供される。一態様では、配列番号31のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインとを含む抗PD-1抗体またはその抗原結合断片が、本明細書で提供される。一態様では、配列番号31のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインのCDRと、配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインのCDRとを含む抗PD-1抗体またはその抗原結合断片が、本明細書で提供される。
一部の実施形態では、配列番号31のアミノ酸配列に対する少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインを含む抗PD-1抗体またはその抗原結合断片が、本明細書で提供される。ある特定の実施形態では、配列番号31のアミノ酸配列に対する少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインは、参照配列と比較した置換(例えば、保存的置換)、挿入、または欠失を含有し、PD-1(例えば、ヒトPD-1)に結合する能力を保持する。ある特定の実施形態では、配列番号31において、合計1~10個のアミノ酸が置換、挿入および/または欠失されている。ある特定の実施形態では、置換、挿入、または欠失(例えば、1、2、3、4、または5個のアミノ酸)は、CDRの外部の領域(すなわち、FR)中に存在する。一部の実施形態では、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、配列番号31の重鎖可変ドメイン配列を含み、その配列の翻訳後改変を含む。特定の実施形態では、重鎖可変ドメインは、(a)配列番号17のアミノ酸配列を含むCDR-H1;(b)配列番号18のアミノ酸配列を含むCDR-H2;および(c)配列番号19のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含む。
一部の実施形態では、配列番号32のアミノ酸配列に対する少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む抗PD-1抗体またはその抗原結合断片が、本明細書で提供される。ある特定の実施形態では、配列番号32のアミノ酸配列に対する少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインは、参照配列と比較した置換(例えば、保存的置換)、挿入、または欠失を含有し、PD-1(例えば、ヒトPD-1)に結合する能力を保持する。ある特定の実施形態では、配列番号32において、合計1~10個のアミノ酸が置換、挿入および/または欠失されている。ある特定の実施形態では、置換、挿入、または欠失(例えば、1、2、3、4、または5個のアミノ酸)は、CDRの外部の領域(すなわち、FR)中に存在する。一部の実施形態では、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、配列番号32の軽鎖可変ドメイン配列を含み、その配列の翻訳後改変を含む。特定の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、(a)配列番号20のアミノ酸配列を含むCDR-L1;(b)配列番号21のアミノ酸配列を含むCDR-L2;および(c)配列番号22のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含む。
一部の実施形態では、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、上記に提供された実施形態のいずれかにおける重鎖可変ドメイン、および上記に提供された実施形態のいずれかにおける軽鎖可変ドメインを含む。一実施形態では、抗体は、配列番号31の重鎖可変ドメイン配列および配列番号32の軽鎖可変ドメイン配列を含み、これらの配列の翻訳後改変を含む。
一部の実施形態では、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、i)配列番号17のアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号18のアミノ酸配列を含む重鎖CDR2、配列番号19のアミノ酸配列を含む重鎖CDR3;およびii)配列番号20のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号21のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、および配列番号22のアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3を含み、抗PD-1抗体のCDRは、Kabatナンバリングスキームによって一般に定義される。
一部の実施形態では、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、i)配列番号31のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域に対する少なくとも85%の配列同一性を有するアミノ酸配列、およびii)配列番号32のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域に対する少なくとも85%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。
一部の実施形態では、抗PD-1抗体は、QVQLVQSGVEVKKPGASVKVSCKASGYTFTNYYMYWVRQAPGQGLEWMGGINPSNGGTNFNEKFKNRVTLTTDSSTTTAYMELKSLQFDDTAVYYCARRDYRFDMGFDYWGQGTTVTVSSASTKGPSVFPLAPCSRSTSESTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTKTYTCNVDHKPSNTKVDKRVESKYGPPCPPCPAPEFLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSQEDPEVQFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQFNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKGLPSSIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSQEEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSRLTVDKSRWQEGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSLG(配列番号33)のアミノ酸配列を含む重鎖
および
EIVLTQSPATLSLSPGERATLSCRASKGVSTSGYSYLHWYQQKPGQAPRLLIYLASYLESGVPARFSGSGSGTDFTLTISSLEPEDFAVYYCQHSRDLPLTFGGGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC(配列番号34)のアミノ酸配列を含む軽鎖
を含む。
一部の実施形態では、配列番号33のアミノ酸配列に対する少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖を含む抗PD-1抗体が、本明細書で提供される。ある特定の実施形態では、配列番号33のアミノ酸配列に対する少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖は、参照配列と比較した置換(例えば、保存的置換)、挿入、または欠失を含有し、PD-1(例えば、ヒトPD-1)に結合する能力を保持する。ある特定の実施形態では、配列番号33において、合計1~10個のアミノ酸が置換、挿入および/または欠失されている。ある特定の実施形態では、置換、挿入、または欠失(例えば、1、2、3、4、または5個のアミノ酸)は、CDRの外部の領域(すなわち、FR)中に存在する。一部の実施形態では、抗PD-1抗体は、配列番号33の重鎖配列を含み、その配列の翻訳後改変を含む。特定の実施形態では、重鎖は、(a)配列番号17のアミノ酸配列を含むCDR-H1;(b)配列番号18のアミノ酸配列を含むCDR-H2;および(c)配列番号19のアミノ酸配列を含むCDR-H3を含む。
一部の実施形態では、配列番号34のアミノ酸配列に対する少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖を含む抗PD-1抗体が、本明細書で提供される。ある特定の実施形態では、配列番号34のアミノ酸配列に対する少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖は、参照配列と比較した置換(例えば、保存的置換)、挿入、または欠失を含有し、PD-1(例えば、ヒトPD-1)に結合する能力を保持する。ある特定の実施形態では、配列番号34において、合計1~10個のアミノ酸が置換、挿入および/または欠失されている。ある特定の実施形態では、置換、挿入、または欠失(例えば、1、2、3、4、または5個のアミノ酸)は、CDRの外部の領域(すなわち、FR)中に存在する。一部の実施形態では、抗PD-1抗体は、配列番号34の軽鎖配列を含み、その配列の翻訳後改変を含む。特定の実施形態では、軽鎖は、(a)配列番号20のアミノ酸配列を含むCDR-L1;(b)配列番号21のアミノ酸配列を含むCDR-L2;および(c)配列番号22のアミノ酸配列を含むCDR-L3を含む。
一部の実施形態では、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、ペムブロリズマブのCDRを含み、モノクローナル抗体である。
一部の実施形態では、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、PD-1の活性を阻害する。
一部の実施形態では、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、ペムブロリズマブ、またはそのバイオシミラーである。一部の実施形態では、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、米国特許第8,354,509号および第8,900,587号に記載された抗体KEYTRUDA(登録商標)としても公知であるペムブロリズマブである。
ペムブロリズマブのCDRを含む本発明の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片を、PD-1(例えば、ヒトPD-1)に対するその結合親和性に関して記載または指定できる。好ましい結合親和性としては、5×10-2M、10-2M、5×10-3M、10-3M、5×10-4M、10-4M、5×10-5M、10-5M、5×10-6M、10-6M、5×10-7M、10-7M、5×10-8M、10-8M、5×10-9M、10-9M、5×10-10M、10-10M、5×10-11M、10-11M、5×10-12M、10-12M、5×10-13M、10-13M、5×10-14M、10-14M、5×10-15M、または10-15M未満の解離定数またはKdを有するものが挙げられる。
5つのクラスの免疫グロブリンが存在する:それぞれ、α、δ、ε、γおよびμと指定された重鎖を有する、IgA、IgD、IgE、IgG、およびIgM。γおよびαクラスは、サブクラスにさらに分割され、例えば、ヒトは、以下のサブクラス:IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1およびIgA2を発現する。IgG1抗体は、アロタイプと呼ばれる複数の多型バリアントで存在してもよく(Jefferis and Lefranc 2009. mAbs Vol 1 Issue 4 1-7に概説されている)、そのいずれも、本明細書の一部の実施形態における使用にとって好適である。ヒト集団における共通のアロタイプバリアントは、文字a、f、n、zまたはその組合せによって指定されるものである。本明細書の実施形態のいずれかにおいて、抗体は、ヒトIgG Fc領域を含む重鎖Fc領域を含んでもよい。さらなる実施形態では、ヒトIgG Fc領域は、ヒトIgG1を含む。
抗体はまた、すなわち(i.e.)、共有結合が、抗体がPD-1に結合するのを妨げないような、抗体への任意の型の分子の共有結合によって改変されている誘導体も含む。例えば、限定されるものではないが、抗体誘導体は、例えば、グリコシル化、アセチル化、PEG化、リン酸化、アミド化、公知の保護基/遮断基による誘導体化、タンパク質分解的切断、細胞リガンドまたは他のタンパク質への連結などによって改変された抗体を含む。いくつかの化学的改変のいずれかを、限定されるものではないが、特異的化学的切断、アセチル化、ホルミル化、ツニカマイシンの代謝合成などを含む、公知の技術によって実行することができる。さらに、誘導体は、1つまたは複数の非古典的アミノ酸を含有してもよい。
D.核酸、宿主細胞および産生方法
一部の態様では、本明細書に記載の抗CD30抗体もしくはその抗原結合断片または本明細書に記載の抗PD-1抗体もしくはその抗原結合断片をコードする核酸も本明細書で提供される。さらに、本明細書に記載の抗CD30抗体もしくはその抗原結合断片または本明細書に記載の抗PD-1抗体もしくはその抗原結合断片をコードする核酸を含むベクターが本明細書で提供される。さらに、本明細書に記載の抗CD30抗体もしくはその抗原結合断片または本明細書に記載の抗PD-1抗体もしくはその抗原結合断片をコードする核酸を発現する宿主細胞が本明細書で提供される。さらに、本明細書に記載の抗CD30抗体もしくはその抗原結合断片または本明細書に記載の抗PD-1抗体もしくはその抗原結合断片をコードする核酸を含むベクターを含む宿主細胞が本明細書で提供される。抗CD30抗体、リンカーおよび抗CD30抗体-薬物コンジュゲートを産生する方法は、米国特許第9,211,319号に記載されている。
本明細書に記載の抗CD30抗体または本明細書に記載の抗PD-1抗体を、周知の発現ベクター系および宿主細胞を使用する周知の組換え技術によって調製することができる。一実施形態では、抗体は、De la Cruz Edmunds et al., 2006, Molecular Biotechnology 34; 179-190、EP216846、米国特許第5,981,216号、WO87/04462、EP323997、米国特許第5,591,639号、米国特許第5,658,759号、EP338841、米国特許第5,879,936号、および米国特許第5,891,693号に開示されたGS発現ベクター系を使用してCHO細胞において調製される。
当技術分野で周知の技術を使用して細胞培地から抗CD30抗体を単離および精製した後、それらを、リンカーを介してモノメチルアウリスタチンEとコンジュゲートする。
本明細書に記載のモノクローナル抗CD30抗体または本明細書に記載の抗PD-1抗体を、例えば、Kohler et al., Nature, 256, 495 (1975)によって初めて記載されたハイブリドーマ法によって産生するか、または組換えDNA法によって産生することができる。モノクローナル抗体を、例えば、Clackson et al., Nature, 352, 624-628 (1991)およびMarks et al., J. Mol. Biol., 222(3):581-597 (1991)に記載された技術を使用してファージ抗体ライブラリーから単離することもできる。モノクローナル抗体を、任意の好適な供給源から取得することができる。かくして、例えば、モノクローナル抗体を、例えば、表面上の抗原を発現する細胞、または目的の抗原をコードする核酸の形態の、目的の抗原を用いて免疫されたマウスから得られたネズミ脾臓B細胞から調製されたハイブリドーマから取得することができる。モノクローナル抗体を、免疫されたヒトまたは非ヒト哺乳動物、例えば、ラット、イヌ、霊長類などの抗体を発現する細胞に由来するハイブリドーマから取得することもできる。
一実施形態では、本発明の抗体(例えば、抗CD30抗体または抗PD-1抗体)は、ヒト抗体である。CD30またはPD-1に対するヒトモノクローナル抗体を、マウス系よりもむしろヒト免疫系の部分を保有するトランスジェニックまたは染色体導入マウスを使用して生成することができる。そのようなトランスジェニックおよび染色体導入マウスは、それぞれ、本明細書ではHuMAbマウスおよびKMマウスと称されるマウスを含み、本明細書では集合的に「トランスジェニックマウス」と称される。
HuMAbマウスは、内因性μおよびκ鎖遺伝子座を不活化する標的化変異と一緒に、再配置されていないヒト重鎖(μおよびγ)ならびにκ軽鎖免疫グロブリン配列をコードするヒト免疫グロブリン遺伝子ミニ遺伝子座を含有する(Lonberg, N. et al., Nature, 368, 856-859 (1994))。したがって、マウスは、マウスIgMまたはκの発現の低下を示し、免疫に応答して、導入されたヒト重鎖および軽鎖導入遺伝子は、クラススイッチングおよび体細胞変異を受けて、高親和性ヒトIgG、κモノクローナル抗体を生成する(Lonberg, N. et al. (1994)、上掲;Lonberg, N. Handbook of Experimental Pharmacology 113, 49-101 (1994)、Lonberg, N. and Huszar. D., Intern. Rev. Immunol, Vol. 13 65-93 (1995)およびHarding, F. and Lonberg, N. Ann, N.Y. Acad. Sci 764:536-546 (1995)に概説されている)。HuMAbマウスの調製は、Taylor, L. et al., Nucleic Acids Research. 20:6287-6295 (1992)、Chen, J. et al., International Immunology. 5:647-656 (1993)、Tuaillon at al., J. Immunol, 152:2912-2920 (1994)、Taylor, L. et al., International Immunology, 6:579-591 (1994)、Fishwild, D. et al., Nature Biotechnology, 14:845-851 (1996)に詳細に記載されている。また、米国特許第5,545,806号、米国特許第5,569,825号、米国特許第5,625,126号、米国特許第5,633,425号、米国特許第5,789,650号、米国特許第5,877,397号、米国特許第5,661,016号、米国特許第5,814,318号、米国特許第5,874,299号、米国特許第5,770,429号、米国特許第5,545,807号、WO98/24884、WO94/25585、WO93/1227、WO92/22645、WO92/03918およびWO01/09187も参照されたい。
HCo7マウスは、その内因性軽鎖(カッパ)遺伝子中にJKD破壊(Chen et al, EMBO J. 12:821-830 (1993)に記載されている)、その内因性重鎖遺伝子中にCMD破壊(WO01/14424の実施例1に記載されている)、KCo5ヒトカッパ軽鎖導入遺伝子(Fishwild et al., Nature Biotechnology, 14:845-851 (1996)に記載されている)、およびHCo7ヒト重鎖導入遺伝子(米国特許第5,770,429号に記載されている)を有する。
HCo12マウスは、その内因性軽鎖(カッパ)遺伝子中にJKD破壊(Chen et al, EMBO J. 12:821-830 (1993)に記載されている)、その内因性重鎖遺伝子中にCMD破壊(WO01/14424の実施例1に記載されている)、KCo5ヒトカッパ軽鎖導入遺伝子(Fishwild et al., Nature Biotechnology, 14:845-851 (1996)に記載されている)、およびHCo12ヒト重鎖導入遺伝子(WO01/14424の実施例2に記載されている)を有する。
HCo17トランスジェニックマウス株(US2010/0077497も参照されたい)は、pHC2の80kb挿入物(Taylor et al. (1994) Int. Immunol., 6:579-591)、pVX6のKb挿入物、およびyIgH24染色体の-460kb酵母人工染色体断片の共注射によって生成された。この系は、(HCo17)25950と指定された。次いで、(HCo17)25950系を、CMD変異(PCT公開WO01109187の実施例1に記載された)、JKD変異(Chen et al, (1993) EMBO J. 12:811-820)、および(KC05)9272導入遺伝子(Fishwild et al. (1996) Nature Biotechnology, 14:845-851)を含むマウスと交配させた。得られるマウスは、内因性マウス重鎖およびカッパ軽鎖遺伝子座の破壊についてホモ接合性のバックグラウンドでヒト免疫グロブリン重鎖およびカッパ軽鎖導入遺伝子を発現する。
HCo20トランスジェニックマウス株は、ミニ遺伝子座30重鎖導入遺伝子pHC2、生殖系列可変領域(Vh)含有YAC yIgH10、およびミニ遺伝子座構築物pVx6(WO09097006に記載された)の共注射の結果である。次いで、(HCo20)系を、CMD変異(PCT公開WO01/09187の実施例1に記載された)、JKD変異(Chen et al. (1993) EMBO J. 12:811-820)、および(KCO5)9272導入遺伝子(Fishwild eta. (1996) Nature Biotechnology, 14:845-851)を含むマウスと交配させた。得られるマウスは、内因性マウス重鎖およびカッパ軽鎖遺伝子座の破壊についてホモ接合性のバックグラウンドでヒト10免疫グロブリン重鎖およびカッパ軽鎖導入遺伝子を発現する。
Balb/c株の有益な効果を有するHuMabマウスを生成するために、HuMabマウスを、KC05株(Fishwild et (1996) Nature Biotechnology, 14:845-851に記載された)を野生型Balb/cマウスに戻し交配させてWO09097006に記載されたマウスを生成することによって生成されたKCO05[MIK](Balb)マウスと交配させた。この交配を使用して、Balb/cハイブリッドを、HCo12、HCo17、およびHCo20株について作出した。
KMマウス株では、内因性マウスカッパ軽鎖遺伝子は、Chen et al., EMBO J. 12:811-820 (1993)に記載されたようにホモ接合的に破壊されており、内因性マウス重鎖遺伝子は、WO01/09187の実施例1に記載されたようにホモ接合的に破壊されている。このマウス株は、Fishwild et al., Nature Biotechnology, 14:845-851 (1996)に記載されたように、ヒトカッパ軽鎖導入遺伝子KCo5を保有する。このマウス株はまた、WO02/43478に記載されたように第14染色体断片hCF(SC20)から構成されるヒト重鎖導入染色体も保有する。
これらのトランスジェニックマウスに由来する脾細胞を使用して、周知の技術に従ってヒトモノクローナル抗体を分泌するハイブリドーマを生成することができる。本発明のヒトモノクローナルもしくはポリクローナル抗体、または他の種を起源とする本発明の抗体を、目的の免疫グロブリン重鎖および軽鎖配列についてトランスジェニックである別の非ヒト哺乳動物または植物の生成ならびにそれからの回収可能な形態での抗体の産生によってトランスジェニックに生成することもできる。哺乳動物中でのトランスジェニック産生と関連して、抗体を、ヤギ、ウシ、または他の哺乳動物のミルク中で産生させ、それから回収することができる。例えば、米国特許第5,827,690号、米国特許第5,756,687号、米国特許第5,750,172号および米国特許第5,741,957号を参照されたい。
さらに、本発明のヒト抗体または他の種に由来する本発明の抗体を、限定されるものではないが、当技術分野で周知の技術を使用する、ファージディスプレイ、レトロウイルスディスプレイ、リボソームディスプレイ、および他の技術を含むディスプレイ型技術によって生成し、得られた分子を、当技術分野で周知の技術などの、親和性成熟などの追加の成熟にかけることができる(例えば、Hoogenboom et al., J. Mol, Biol. 227(2):381-388 (1992)(ファージディスプレイ)、Vaughan et al., Nature Biotech, 14:309 (1996)(ファージディスプレイ)、Hanes and Plucthau, PNAS USA 94:4937-4942 (1997)(リボソームディスプレイ)、Parmley and Smith, Gene, 73:305-318 (1988)(ファージディスプレイ)、Scott, TIBS. 17:241-245 (1992)、Cwirla et al., PNAS USA, 87:6378-6382 (1990)、Russel et al., Nucl. Acids Research, 21:1081-4085 (1993)、Hogenboom et al., Immunol, Reviews, 130:43-68 (1992)、Chiswell and McCafferty, TIBTECH, 10:80-84 (1992)、および米国特許第5,733,743号を参照されたい)。ディスプレイ技術を使用してヒトではない抗体を産生する場合、そのような抗体をヒト化してもよい。
III.結合アッセイおよび他のアッセイ
一態様では、本発明の抗体は、例えば、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、イムノブロッティング(例えば、ウェスタンブロッティング)、フローサイトメトリー(例えば、FACS(商標))、免疫組織化学、免疫蛍光などの公知の方法によって、その抗原結合活性について試験される。
別の態様では、競合アッセイを使用して、CD30(例えば、ブレンツキシマブ)またはPD-1(例えば、ペムブロリズマブ)への結合について本明細書に記載の抗体のいずれか1つと競合する抗体を同定することができる。Biacore分析、ELISAアッセイまたはフローサイトメトリーなどの標準的なCD30またはPD-1結合アッセイにおいて交差競合するその能力に基づいて、交差競合抗体を容易に同定することができる(例えば、WO2013/173223を参照されたい)。ある特定の実施形態では、そのような競合抗体は、本明細書に開示される抗体のいずれか1つ(例えば、ブレンツキシマブまたはペムブロリズマブ)によって結合される同じエピトープ(例えば、線状または立体エピトープ)に結合する。抗体が結合するエピトープをマッピングするための詳細な例示的方法は、Morris "Epitope Mapping Protocols," in Methods in Molecular Biology Vol. 66 (Humana Press, Totowa, NJ, 1996)に提供されている。
例示的な競合アッセイにおいては、固定されたPD-1を、PD-1に結合する第1の標識抗体(例えば、ペムブロリズマブ)およびPD-1への結合について第1の抗体と競合するその能力について試験される第2の未標識抗体を含む溶液中でインキュベートする。第2の抗体は、ハイブリドーマ上清中に存在してもよい。対照として、固定されたPD-1を、第2の未標識抗体ではなく、第1の標識抗体を含む溶液中でインキュベートする。第1の抗体のPD-1への結合を可能にする条件下でインキュベートした後、過剰の未結合の抗体を除去し、固定されたPD-1と結合した標識の量を測定する。固定されたPD-1と結合した標識の量が、対照試料と比較して試験試料中で実質的に減少している場合、それは第2の抗体がPD-1への結合について第1の抗体と競合していることを示す。例えば、Harlow et al. Antibodies: A Laboratory Manual. Ch.14 (Cold Spring Harbor Laboratory, Cold Spring Harbor, NY, 1988)を参照されたい。一部の実施形態では、抗PD-1抗体は、該抗体が競合アッセイにおいてPD-1への他の抗体の結合を20%より多く、25%より多く、30%より多く、35%より多く、40%より多く、45%より多く、50%より多く、55%より多く、60%より多く、65%より多く、70%より多く、75%より多く、80%より多く、85%より多く、90%より多く、95%より多く遮断する場合、別のPD-1抗体(例えば、ペムブロリズマブ)とPD-1への結合について競合する。一部の実施形態では、抗PD-1抗体は、該抗体が競合アッセイにおいてPD-1への他の抗体の結合を20%未満、15%未満、10%未満、9%未満、8%未満、7%未満、6%未満、5%未満、4%未満、3%未満、2%未満、1%未満遮断する場合、別のPD-1抗体(例えば、ペムブロリズマブ)とPD-1への結合について競合しない。一部の実施形態では、PD-1は、ヒトPD-1である。
同様の競合アッセイを実施して、抗CD30抗体がCD30への結合についてブレンツキシマブと競合するかどうかを決定することができる。一部の実施形態では、抗CD30抗体は、該抗体が競合アッセイにおいてCD30への他の抗体の結合を20%より多く、25%より多く、30%より多く、35%より多く、40%より多く、45%より多く、50%より多く、55%より多く、60%より多く、65%より多く、70%より多く、75%より多く、80%より多く、85%より多く、90%より多く、95%より多く遮断する場合、別のCD30抗体(例えば、ブレンツキシマブ)とCD30への結合について競合する。一部の実施形態では、抗CD30抗体は、該抗体が競合アッセイにおいてCD30への他の抗体の結合を20%未満、15%未満、10%未満、9%未満、8%未満、7%未満、6%未満、5%未満、4%未満、3%未満、2%未満、1%未満遮断する場合、別のCD30抗体(例えば、ブレンツキシマブ)とCD30への結合について競合しない。一部の実施形態では、CD30は、ヒトCD30である。
IV.処置方法
本発明は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体を用いて対象におけるがんを処置するための方法であって、がんが固形腫瘍である、方法を提供する。一部の実施形態では、固形腫瘍は、非小細胞肺がん(NSCLC)、黒色腫、頭頸部がん、腎細胞癌、高頻度マイクロサテライト不安定性またはミスマッチ修復機能欠損がん、膀胱がん、結腸がん、直腸がん、胃がん、胃食道接合部癌、食道がん、子宮頸がん、肝細胞癌、子宮内膜癌、メルケル細胞癌、皮膚扁平上皮癌、乳がん、および腫瘍遺伝子変異量高スコアがんからなる群から選択される。一態様では、抗体-薬物コンジュゲートは、ブレンツキシマブベドチンである。一態様では、抗PD-1抗体は、ペムブロリズマブである。特定の実施形態では、対象は、ヒトである。
別の態様では、本発明は、がんの処置における使用のための本明細書に記載のCD30に結合する抗体-薬物コンジュゲートであって、抗体-薬物コンジュゲートが、本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片と組み合わせて投与するためのものであるか、またはそれと組み合わせて投与され、ここで、がんが固形腫瘍である、抗体-薬物コンジュゲートを提供する。一部の実施形態では、固形腫瘍は、非小細胞肺がん(NSCLC)、黒色腫、頭頸部がん、腎細胞癌、高頻度マイクロサテライト不安定性またはミスマッチ修復機能欠損がん、膀胱がん、結腸がん、直腸がん、胃がん、胃食道接合部癌、食道がん、子宮頸がん、肝細胞癌、子宮内膜癌、メルケル細胞癌、皮膚扁平上皮癌、乳がん、および腫瘍遺伝子変異量高スコアがんからなる群から選択される。一態様では、抗体-薬物コンジュゲートは、ブレンツキシマブベドチンである。一態様では、抗PD-1抗体は、ペムブロリズマブである。特定の実施形態では、対象は、ヒトである。
別の態様では、本発明は、がんの処置における使用のための本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片であって、抗PD-1抗体が、CD30に結合する抗体-薬物コンジュゲートと組み合わせて投与するためのものであるか、またはそれと組み合わせて投与され、ここで、がんが固形腫瘍である、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片を提供する。一部の実施形態では、固形腫瘍は、非小細胞肺がん(NSCLC)、黒色腫、頭頸部がん、腎細胞癌、高頻度マイクロサテライト不安定性またはミスマッチ修復機能欠損がん、膀胱がん、結腸がん、直腸がん、胃がん、胃食道接合部癌、食道がん、子宮頸がん、肝細胞癌、子宮内膜癌、メルケル細胞癌、皮膚扁平上皮癌、乳がん、および腫瘍遺伝子変異量高スコアがんからなる群から選択される。一態様では、抗体-薬物コンジュゲートは、ブレンツキシマブベドチンである。一態様では、抗PD-1抗体は、ペムブロリズマブである。特定の実施形態では、対象は、ヒトである。
一部の態様では、本発明は、対象におけるがんを処置する方法であって、対象に、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片および抗CD30抗体-薬物コンジュゲートを投与することを含み、がんが、非小細胞肺がん(NSCLC)、黒色腫、頭頸部がん、腎細胞癌、高頻度マイクロサテライト不安定性またはミスマッチ修復機能欠損がん、膀胱がん、結腸がん、直腸がん、胃がん、胃食道接合部癌、食道がん、子宮頸がん、肝細胞癌、子宮内膜癌、メルケル細胞癌、皮膚扁平上皮癌、乳がん、および腫瘍遺伝子変異量高スコアがんからなる群から選択される固形腫瘍である、方法を提供する。
一部の実施形態では、がんは、転移性である。一部の実施形態では、がんは、非小細胞肺がん(NSCLC)である。一部の実施形態では、がんは、扁平上皮NSCLCである。一部の実施形態では、がんは、非扁平上皮NSCLCである。一部の実施形態では、がんは、原発性難治性NSCLCである。一部の実施形態では、対象は、先の客観的奏効なしで進行したか、または6ヶ月未満にわたる安定疾患を有する。一部の実施形態では、がんは、再発性NSCLCである。一部の実施形態では、対象は、少なくとも3ヶ月にわたる完全奏効もしくは部分奏効(CR/PR)の先の客観的奏効または少なくとも6ヶ月にわたる安定疾患を呈した後に進行した。一部の実施形態では、対象は、既知の標的化可能なEGFR、ALK、ROS1、またはBRAF変異を有しない。一部の実施形態では、対象は、既知の標的化可能なEGFR変異を有しない。一部の実施形態では、対象は、既知の標的化可能なALK変異を有しない。一部の実施形態では、対象は、既知の標的化可能なROS1変異を有しない。一部の実施形態では、対象は、既知の標的化可能なBRAF変異を有しない。一部の実施形態では、がんは、黒色腫である。一部の実施形態では、がんは、皮膚黒色腫である。一部の実施形態では、がんは、原発性難治性黒色腫である。一部の実施形態では、対象は、先の客観的奏効なしで進行したか、または6ヶ月未満にわたる安定疾患を有する。一部の実施形態では、がんは、再発性黒色腫である。一部の実施形態では、黒色腫は、切除不能である。一部の実施形態では、対象は、少なくとも3ヶ月にわたる完全奏効もしくは部分奏効(CR/PR)の先の客観的奏効または少なくとも6ヶ月にわたる安定疾患を呈した後に進行した。一部の実施形態では、対象は、標的化可能な遺伝子変異を有しない。一部の実施形態では、対象は、標的化治療に失敗したBRAF-V660E/V600Kの対象である。一部の実施形態では、対象は、標的化治療に失敗したBRAF-V660Eの対象である。一部の実施形態では、対象は、標的化治療に失敗したBRAF-V600Kの対象である。一部の実施形態では、がんは、頭頸部がんである。一部の実施形態では、頭頸部がんは、扁平上皮癌である。一部の実施形態では、がんは、腎細胞癌である。一部の実施形態では、がんは、高頻度マイクロサテライト不安定性またはミスマッチ修復機能欠損がんである。一部の実施形態では、がんは、高頻度マイクロサテライト不安定性またはミスマッチ修復機能欠損結腸直腸がんである。一部の実施形態では、高頻度マイクロサテライト不安定性またはミスマッチ修復機能欠損結腸直腸がんは、切除不能である。一部の実施形態では、がんは、膀胱がんである。一部の実施形態では、膀胱がんは、尿路上皮がんである。一部の実施形態では、がんは、高リスク筋層非浸潤性膀胱がんである。一部の実施形態では、がんは、結腸がんである。一部の実施形態では、がんは、直腸がんである。一部の実施形態では、がんは、胃がんである。一部の実施形態では、がんは、胃食道接合部癌である。一部の実施形態では、がんは、胃食道接合部腺癌である。一部の実施形態では、がんは、食道がんである。一部の実施形態では、がんは、子宮頸がんである。一部の実施形態では、がんは、肝細胞癌である。一部の実施形態では、がんは、子宮内膜癌である。一部の実施形態では、子宮内膜癌は、高頻度マイクロサテライト不安定性またはミスマッチ修復機能欠損ではない。一部の実施形態では、がんは、メルケル細胞癌である。一部の実施形態では、がんは、皮膚扁平上皮癌である。一部の実施形態では、がんは、乳がんである。一部の実施形態では、がんは、トリプルネガティブ乳がんである。一部の実施形態では、がんは、腫瘍遺伝子変異量高スコアがんである。
一部の実施形態では、対象は、既知の活動性中枢神経系転移および/または癌性髄膜炎を有しない。一部の実施形態では、対象は、既知の活動性中枢神経系転移および癌性髄膜炎を有しない。一部の実施形態では、対象は、既知の活動性中枢神経系転移または癌性髄膜炎を有しない。一部の実施形態では、対象は、既知の活動性中枢神経系転移を有しない。一部の実施形態では、対象は、癌性髄膜炎を有しない。
一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞は、CD30を発現しない。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞のうちの約0.1%未満、約0.5%未満、約1%未満、約2%未満、約3%未満、約4%未満、約5%未満、約6%未満、約7%未満、約8%未満、約9%未満、約10%未満、約15%未満、約20%未満、約25%未満、または約30%未満がCD30を発現する。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞のうちの約0.1%未満がCD30を発現する。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞のうちの約0.5%未満がCD30を発現する。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞のうちの約1.0%未満がCD30を発現する。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞のうちの約2.0%未満がCD30を発現する。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞のうちの約3.0%未満がCD30を発現する。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞のうちの約4.0%未満がCD30を発現する。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞のうちの約5.0%未満がCD30を発現する。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞のうちの0.1%未満、0.5%未満、1%未満、2%未満、3%未満、4%未満、5%未満、6%未満、7%未満、8%未満、9%未満、10%未満、15%未満、20%未満、25%未満、または30%未満がCD30を発現する。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞のうちの0.1%未満がCD30を発現する。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞のうちの0.5%未満がCD30を発現する。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞のうちの1.0%未満がCD30を発現する。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞のうちの2.0%未満がCD30を発現する。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞のうちの3.0%未満がCD30を発現する。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞のうちの4.0%未満がCD30を発現する。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞のうちの5.0%未満がCD30を発現する。一部の実施形態では、CD30を発現するがん細胞のパーセンテージは、免疫組織化学(IHC)を使用して決定される。一部の実施形態では、CD30を発現するがん細胞のパーセンテージは、フローサイトメトリーを使用して決定される。一部の実施形態では、CD30を発現するがん細胞のパーセンテージは、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)を使用して決定される。
一部の実施形態では、対象由来のがん細胞は、CD30を発現しないと決定されている。一部の実施形態では、対象由来のがん細胞は、CD30発現について評価されている。一部の実施形態では、対象由来のがん細胞は、CD30発現について評価されていない。一部の実施形態では、対象由来のがん細胞は、CD30発現についてスクリーニングされており、がん細胞はCD30を発現しないと決定されている。一部の実施形態では、対象由来のがん細胞は、CD30発現についてスクリーニングされていない。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞はCD30発現についてスクリーニングされており、がん細胞のうちの約0.1%未満、約0.5%未満、約1%未満、約2%未満、約3%未満、約4%未満、または約5%未満がCD30を発現すると決定されている。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞はCD30発現についてスクリーニングされており、がん細胞のうちの約0.1%未満がCD30を発現すると決定されている。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞はCD30発現についてスクリーニングされており、がん細胞のうちの約0.5%未満がCD30を発現すると決定されている。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞はCD30発現についてスクリーニングされており、がん細胞のうちの約1%未満がCD30を発現すると決定されている。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞はCD30発現についてスクリーニングされており、がん細胞のうちの約2%未満がCD30を発現すると決定されている。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞はCD30発現についてスクリーニングされており、がん細胞のうちの約3%未満がCD30を発現すると決定されている。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞はCD30発現についてスクリーニングされており、がん細胞のうちの約4%未満がCD30を発現すると決定されている。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞はCD30発現についてスクリーニングされており、がん細胞のうちの約5%未満がCD30を発現すると決定されている。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞はCD30発現についてスクリーニングされており、がん細胞のうちの0.1%未満、0.5%未満、1%未満、2%未満、3%未満、4%未満、または5%未満がCD30を発現すると決定されている。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞はCD30発現についてスクリーニングされており、がん細胞のうちの0.1%未満がCD30を発現すると決定されている。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞はCD30発現についてスクリーニングされており、がん細胞のうちの0.5%未満がCD30を発現すると決定されている。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞はCD30発現についてスクリーニングされており、がん細胞のうちの1%未満がCD30を発現すると決定されている。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞はCD30発現についてスクリーニングされており、がん細胞のうちの2%未満がCD30を発現すると決定されている。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞はCD30発現についてスクリーニングされており、がん細胞のうちの3%未満がCD30を発現すると決定されている。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞はCD30発現についてスクリーニングされており、がん細胞のうちの4%未満がCD30を発現すると決定されている。一部の実施形態では、対象に由来するがん細胞はCD30発現についてスクリーニングされており、がん細胞のうちの5%未満がCD30を発現すると決定されている。一部の実施形態では、CD30を発現するがん細胞のパーセンテージは、免疫組織化学(IHC)を使用して決定された。一部の実施形態では、CD30を発現するがん細胞のパーセンテージは、フローサイトメトリーを使用して決定された。一部の実施形態では、CD30を発現するがん細胞のパーセンテージは、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)を使用して決定された。
一部の実施形態では、方法は、対象由来のがん細胞におけるのCD30発現を評価することをさらに含む。一部の実施形態では、方法は、対象由来のがん細胞におけるCD30発現について対象をスクリーニングすることをさらに含む。一部の実施形態では、対象由来のがん細胞は、CD30を発現しない。一部の実施形態では、CD30発現は、免疫組織化学(IHC)を使用して決定される。一部の実施形態では、CD30発現は、フローサイトメトリーを使用して決定される。一部の実施形態では、CD30を発現するがん細胞のパーセンテージは、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)を使用して決定される。
一部の実施形態では、対象由来のTregのうちの少なくとも約0.1%、少なくとも約1%、少なくとも約2%、少なくとも約3%、少なくとも約4%、少なくとも約5%、少なくとも約6%、少なくとも約7%、少なくとも約8%、少なくとも約9%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、または少なくとも約80%が、CD30を発現する。一部の実施形態では、対象由来のTregのうちの少なくとも0.1%、少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、または少なくとも80%が、CD30を発現する。一部の実施形態では、CD30を発現する細胞のパーセンテージは、免疫組織化学(IHC)を使用して決定される。一部の実施形態では、CD30を発現する細胞のパーセンテージは、フローサイトメトリーを使用して決定される。一部の実施形態では、CD30を発現する細胞のパーセンテージは、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)を使用して決定される。
一部の実施形態では、対象由来のがん細胞のうちの少なくとも約0.1%、少なくとも約1%、少なくとも約2%、少なくとも約3%、少なくとも約4%、少なくとも約5%、少なくとも約6%、少なくとも約7%、少なくとも約8%、少なくとも約9%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、または少なくとも約80%がPD-L1を発現する。一部の実施形態では、対象由来のがん細胞のうちの少なくとも0.1%、少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、または少なくとも80%がPD-L1を発現する。本明細書の実施形態のいずれかの一部では、対象の腫瘍は、1%以上の腫瘍割合スコア(TPS)でPD-L1を発現する。本明細書の実施形態の一部では、対象の腫瘍は、高いPD-L1発現を有する(TPS≧50%)。本明細書の実施形態の一部では、対象の腫瘍は、1%以上の複合陽性スコア(CPS)でPD-L1を発現する。US2017/0285037を参照されたい。本明細書の実施形態の一部では、対象の腫瘍は、10%以上の複合陽性スコア(CPS)でPD-L1を発現する。一部の実施形態では、PD-L1を発現する細胞のパーセンテージは、免疫組織化学(IHC)を使用して決定される。一部の実施形態では、PD-L1を発現する細胞のパーセンテージは、フローサイトメトリーを使用して決定される。一部の実施形態では、PD-L1を発現する細胞のパーセンテージは、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)を使用して決定される。
一部の実施形態では、がんに由来する腫瘍は、PD-L1、PD-L2、またはPD-L1とPD-L2との両方を発現する1つまたは複数の細胞を含む。
一部の実施形態では、対象由来のT細胞のうちの少なくとも約0.1%、少なくとも約1%、少なくとも約2%、少なくとも約3%、少なくとも約4%、少なくとも約5%、少なくとも約6%、少なくとも約7%、少なくとも約8%、少なくとも約9%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、または少なくとも約80%が、PD-1を発現する。一部の実施形態では、対象由来のT細胞のうちの少なくとも0.1%、少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、または少なくとも80%が、PD-1を発現する。一部の実施形態では、PD-1を発現する細胞のパーセンテージは、免疫組織化学(IHC)を使用して決定される。一部の実施形態では、PD-1を発現する細胞のパーセンテージは、フローサイトメトリーを使用して決定される。一部の実施形態では、PD-1を発現する細胞のパーセンテージは、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)を使用して決定される。
本明細書で提供される方法または使用または使用のための生成物の一部の実施形態では、対象は、がんについて以前に処置されたことがない。一部の実施形態では、対象はがんについて以前に処置されたことがあり、対象は処置に失敗した、処置に応答しなかった、処置中に進行した、または第一選択処置後に再発した。一部の実施形態では、対象は処置に失敗した、処置に応答しなかった、処置中に進行した、または抗PD-1モノクローナル抗体を用いた処置後に再発した。一部の実施形態では、対象は現在、PD-1チェックポイント阻害剤治療中にある。一部の実施形態では、対象は、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片と抗CD30抗体-薬物コンジュゲートとの組合せを投与される90日以内に前回の最後の治療ラインとしてのPD-1チェックポイント阻害剤治療を受けた。一部の実施形態では、対象は、外科手術でがんに対して以前に処置された。一部の実施形態では、対象は、外科手術後にPD-1チェックポイント阻害剤アジュバント治療で処置された。
本明細書で提供される方法または使用または使用のための生成物の一部の実施形態では、対象は、がんについて先の治療を受けたことがない。一部の実施形態では、対象は、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートを用いて以前に処置されたことがない。一部の実施形態では、対象は、化学療法および/または放射線療法で以前に処置されたことがある。一部の実施形態では、対象は、化学療法および放射線療法を用いた処置に応答しなかった。一部の実施形態では、対象は、化学療法を用いたがんのための処置を受け、化学療法に応答しなかった。一部の実施形態では、対象は、照射を用いたがんのための処置を受け、照射に応答しなかった。一部の実施形態では、対象は、化学療法および放射線療法を用いた処置後に再発した。一部の実施形態では、対象は、化学療法を用いたがんのための処置を受け、化学療法を用いた処置後に再発した。一部の実施形態では、対象は、照射を用いたがんのための処置を受け、照射を用いた処置後に再発した。一部の実施形態では、対象は、化学療法および/または放射線療法を用いた処置後に疾患進行を経験した。一部の実施形態では、対象は、化学療法を用いたがんのための処置を受け、化学療法を用いた処置後に疾患進行を経験した。一部の実施形態では、対象は、照射を用いたがんのための処置を受け、照射を用いた処置後に疾患進行を経験した。一部の実施形態では、対象は、1つまたは複数の治療剤を用いてがんについて以前に処置されたことがある。一部の実施形態では、対象は、1つまたは複数の治療剤で以前に処置されたことがあり、その処置に応答しなかった。一部の実施形態では、対象は、1つまたは複数の治療剤で以前に処置されたことがあり、その処置の後に再発した。一部の実施形態では、対象は、1つまたは複数の治療剤で以前に処置されたことがあり、処置の間に疾患進行を経験した。一部の実施形態では、対象は、治癒的療法のための候補ではない。一部の実施形態では、治癒的療法は、放射線療法および/または摘出療法(exenterative therapy)である。一部の実施形態では、治癒的療法は、放射線療法である。一部の実施形態では、治癒的療法は、摘出療法である。特定の実施形態では、対象は、ヒトである。
A.投与経路
本明細書に記載の抗PD-1抗体もしくはその抗原結合断片または本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートもしくはその抗原結合断片を、任意の好適な経路および様式によって投与することができる。本発明の抗体および/または抗体-薬物コンジュゲートを投与する好適な経路は、当技術分野で周知であり、当業者によって選択することができる。一実施形態では、本明細書に記載の抗PD-1抗体および/または本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートは、非経口投与される。非経口投与とは、通常は注射による、腸および局所投与以外の投与様式を指し、表皮、静脈内、筋肉内、動脈内、髄腔内、嚢内、眼窩内、心臓内、皮内、腹腔内、腱内、気管内、皮下、表皮下、関節内、嚢下、くも膜下、脊髄内、頭蓋内、胸腔内、硬膜外および胸骨内注射および輸注が挙げられる。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたは抗原結合断片の投与経路は、静脈内注射または輸注である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたは抗原結合断片の投与経路は、静脈内輸注である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗PD-1抗体または抗原結合断片の投与経路は、静脈内注射または輸注である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗PD-1抗体または抗原結合断片の投与経路は、静脈内輸注である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗PD-1抗体または抗原結合断片の投与経路は、皮下である。
B.投与量および投与頻度
一態様では、本発明は、特定の用量の本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片および本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片を用いて本明細書に記載のがんを有する対象を処置する方法であって、対象が、本明細書に記載の抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片および本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片を特定の頻度で投与される、方法を提供する。
本明細書に提供され記載される方法または使用または使用のための生成物の一実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片は、対象の体重1kg当たり約0.6mg~約2.3mgの範囲の用量で対象に投与される。ある特定の実施形態では、用量は、約0.6mg/kg、約0.65mg/kg、約0.7mg/kg、約0.75mg/kg、約0.8mg/kg、約0.85mg/kg、約0.9mg/kg、約0.95mg/kg、約1.0mg/kg、約1.05mg/kg、約1.1mg/kg、約1.15mg/kg、約1.2mg/kg、約1.25mg/kg、約1.3mg/kg、約1.35mg/kg、約1.4mg/kg、約1.5mg/kg、約1.6mg/kg、約1.7mg/kg、約1.8mg/kg、約1.9mg/kg、約2.0mg/kg、約2.1mg/kg、約2.2mg/kg、または約2.3mg/kgである。1つの実施形態では、用量は、約1.2mg/kgである。1つの実施形態では、用量は、約1.8mg/kgである。
ある特定の実施形態では、用量は、0.6mg/kg、0.65mg/kg、0.7mg/kg、0.75mg/kg、0.8mg/kg、0.85mg/kg、0.9mg/kg、0.95mg/kg、1.0mg/kg、1.05mg/kg、1.1mg/kg、1.15mg/kg、1.2mg/kg、1.25mg/kg、1.3mg/kg、1.35mg/kg、1.4mg/kg、1.5mg/kg、1.6mg/kg、1.7mg/kg、1.8mg/kg、1.9mg/kg、2.0mg/kg、2.1mg/kg、2.2mg/kg、または2.3mg/kgである。1つの実施形態では、用量は、0.65mg/kgである。1つの実施形態では、用量は、0.9mg/kgである。1つの実施形態では、用量は、1.2mg/kgである。1つの実施形態では、用量は、1.8mg/kgである。一部の実施形態では、用量は、0.9mg/kgであり、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートはブレンツキシマブベドチンである。一部の実施形態では、用量は、1.2mg/kgであり、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートはブレンツキシマブベドチンである。一部の実施形態では、用量は、1.8mg/kgであり、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートはブレンツキシマブベドチンである。一部の実施形態では、100kgを超える体重の対象については、投与される抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの用量は、対象が100kgの体重である場合に投与されるであろう量である。一部の実施形態では、100kgを超える体重の対象について、投与される抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの用量は、90mgである。一部の実施形態では、100kgを超える体重の対象については、投与される抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの用量は、120mgである。一部の実施形態では、100kgを超える体重の対象については、投与される抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの用量は、180mgである。
本明細書に提供され記載される方法または使用または使用のための生成物の一実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片は、約1~4週間毎に一回対象に投与される。ある特定の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片は、約1週間毎に一回、約2週間毎に一回、約3週間毎に一回または約4週間毎に一回投与される。1つの実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片は、約2週間毎に一回投与される。1つの実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片は、2週間毎に一回投与される。1つの実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片は、約3週間毎に一回投与される。1つの実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片は、3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.65mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.65mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.65mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.65mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.7mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.7mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.7mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.7mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.75mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.75mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.75mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.75mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.8mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.8mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.8mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.8mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.85mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.85mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.85mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.85mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.9mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.9mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.9mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.9mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.95mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.95mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.95mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約0.95mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.0mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.0mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.0mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.0mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.05mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.05mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.05mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.05mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.1mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.1mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.1mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.1mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.15mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.15mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.15mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.15mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.2mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.2mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.2mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.2mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.25mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.25mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.25mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.25mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.3mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.3mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.3mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.3mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.35mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.35mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.35mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.35mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.4mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.4mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.4mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.4mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.5mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.5mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.5mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.5mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.6mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.6mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.6mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.6mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.7mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.7mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.7mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.7mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.8mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.8mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.8mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.8mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.9mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.9mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.9mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約1.9mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約2.0mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約2.0mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約2.0mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約2.0mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約2.1mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約2.1mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約2.1mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約2.1mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約2.2mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約2.2mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約2.2mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約2.2mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約2.3mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約2.3mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約2.3mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約2.3mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.65mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.65mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.65mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.65mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.7mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.7mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.7mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.7mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.75mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.75mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.75mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.75mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.8mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.8mg/kg
であり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.8mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.8mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.85mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.85mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.85mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.85mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.9mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.9mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.9mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.9mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.95mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.95mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.95mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、0.95mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.0mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.0mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.0mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.0mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.05mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.05mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.05mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.05mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.1mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.1mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.1mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.1mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.15mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.15mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.15mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.15mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.2mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.2mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.2mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.2mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.25mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.25mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.25mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.25mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.3mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.3mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.3mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.3mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.4mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.4mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.4mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.4mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.5mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.5mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.5mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.5mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.6mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.6mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.6mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.6mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.7mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.7mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.7mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.7mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.8mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.8mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.8mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.8mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.9mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.9mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.9mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.9mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、2.0mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、2.0mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、2.0mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、2.0mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、2.1mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、2.1mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、2.1mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、2.1mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、2.2mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、2.2mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、2.2mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、2.2mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、2.3mg/kgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、2.3mg/kgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、2.3mg/kgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、2.3mg/kgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.8mg/kgであり、約3週間毎(例えば、±3日)に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.8mg/kgであり、3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、1.8mg/kgであり、3週間毎に一回投与され、抗体-薬物コンジュゲートはブレンツキシマブベドチンである。一部の実施形態では、用量は1.8mg/kgであり、約21日の処置サイクルの約1日目に投与され、抗体-薬物コンジュゲートはブレンツキシマブベドチンである。本発明は、対象が少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12またはそれより多いサイクルにわたって依然として21日の処置サイクル上にある実施形態を包含する。別の実施形態では、対象は、2~48サイクル、例えば、2~35サイクル、例えば、2~24サイクル、例えば、2~15サイクル、例えば、2~12サイクル、例えば、2サイクル、3サイクル、4サイクル、5サイクル、6サイクル、7サイクル、8サイクル、9サイクル、10サイクル、11サイクルまたは12サイクルにわたって依然として21日の処置サイクル上にある。一部の実施形態では、対象は、12サイクルまたはそれより多いサイクル、例えば、16サイクルまたはそれより多いサイクル、例えば、24サイクルまたはそれより多いサイクル、例えば、36サイクルまたはそれより多いサイクルにわたって依然として21日の処置サイクル上にある。一部の実施形態では、21日の処置サイクルは、3以下、4以下、5以下、または6以下の3週の処置サイクルにわたって投与される。当業者、典型的には、医師であれば、任意の特定の対象または対象群にとって好適な処置サイクルの数を決定することができる。一部の実施形態では、100kgを超える体重の対象については、投与される抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの用量は、対象が100kgの体重である場合に投与される量である。一部の実施形態では、100kgを超える体重の対象について、投与される抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの用量は、90mgである。一部の実施形態では、100kgを超える体重の対象については、投与される抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの用量は、120mgである。一部の実施形態では、100kgを超える体重の対象については、投与される抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの用量は、180mgである。
本明細書に提供され記載される方法または使用または使用のための生成物の一実施形態では、本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、約50mg~約500mgの範囲の均一用量で、例えば、約50mgの均一用量または約60mgの均一用量または約70mgの均一用量または約80mgの均一用量または約90mgの均一用量または約100mgの均一用量または約120mgの均一用量または約140mgの均一用量または約160mgの均一用量または約180mgの均一用量または約200mgの均一用量または約220mgの均一用量または約240mgの均一用量または約260mgの均一用量または約280mgの均一用量または約300mgの均一用量または約320mgの均一用量または約340mgの均一用量または約360mgの均一用量または約380mgの均一用量または約400mgの均一用量または約420mgの均一用量または約440mgの均一用量または約460mgの均一用量または約480mgの均一用量または約500mgの均一用量で対象に投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約200mgである。一部の実施形態では、均一用量は、約400mgである。本明細書に提供され記載される方法または使用または使用のための生成物の一部の実施形態では、本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、50mg~500mgの範囲の均一用量で、例えば、50mgの均一用量または60mgの均一用量または70mgの均一用量または80mgの均一用量または90mgの均一用量または100mgの均一用量または120mgの均一用量または140mgの均一用量または160mgの均一用量または180mgの均一用量または200mgの均一用量または220mgの均一用量または240mgの均一用量または260mgの均一用量または280mgの均一用量または300mgの均一用量または320mgの均一用量または340mgの均一用量または360mgの均一用量または380mgの均一用量または400mgの均一用量または420mgの均一用量または440mgの均一用量または460mgの均一用量または480mgの均一用量または500mgの均一用量で対象に投与される。一部の実施形態では、均一用量は、200mgである。一部の実施形態では、均一用量は、200mgであり、抗PD-1抗体はペンブロリズマブである。一部の実施形態では、均一用量は、400mgである。一部の実施形態では、均一用量は、400mgであり、抗PD-1抗体はペンブロリズマブである。一部の実施形態では、均一用量は、約140mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約140mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約140mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約140mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約160mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約160mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約160mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約160mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約180mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約180mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約180mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約180mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約200mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約200mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約200mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約200mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約220mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約220mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約220mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約220mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約240mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、用量は、約240mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約240mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約240mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約260mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約260mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約260mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約260mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約360mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約360mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約360mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約360mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約360mgであり、約5週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約360mgであり、約6週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約400mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約400mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約400mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約400mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約400mgであり、約5週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約400mgであり、約6週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約440mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約440mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約440mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約440mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約440mgであり、約5週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、約440mgであり、約6週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、140mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、140mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、140mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、140mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、160mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、160mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、160mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、160mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、180mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、180mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、180mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、180mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、200mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、200mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、200mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、200mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、220mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、220mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、220mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、220mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、240mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、240mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、240mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、240mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、260mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、260mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、260mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、260mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、360mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、360mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、360mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、360mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、360mgであり、約5週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、360mgであり、約6週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、400mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、400mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、400mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、400mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、400mgであり、約5週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、400mgであり、約6週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、440mgであり、約1週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、440mgであり、約2週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、440mgであり、約3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、440mgであり、約4週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、440mgであり、約5週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、440mgであり、約6週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、200mgであり、約3週間毎(例えば、±3日)に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、200mgであり、3週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、200mgであり、3週間毎に一回投与され、抗体はペンブロリズマブである。一部の実施形態では、均一用量は、400mgであり、約6週間毎(例えば、±6日)に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、400mgであり、6週間毎に一回投与される。一部の実施形態では、均一用量は、400mgであり、6週間毎に一回投与され、抗体はペンブロリズマブである。
本明細書に提供される方法または使用または使用のための生成物の一部の実施形態では、本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片および本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片は、固定用量で対象に投与される。一部の実施形態では、固定用量は、抗体の量(例えば、mg)に基づく。ある特定の実施形態では、固定用量は、抗体の濃度(例えば、mg/ml)に基づく。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片の量(例えば、mg)に対する本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片の量(例えば、mg)の比は、約1:1、約1:2、約1:3、約1:4、約1:5、約1:6、約1:7、約1:8、約1:9、約1:10、約1:15、約1:20、約1:30、約1:40、約1:50、約1:60、約1:70、約1:80、約1:90、約1:100、約1:120、約1:140、約1:160、約1:180、約1:200、約200:1、約180:1、約160:1、約140:1、約120:1、約100:1、約90:1、約80:1、約70:1、約60:1、約50:1、約40:1、約30:1、約20:1、約15:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、または約2:1である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片の量(例えば、mg)に対する本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片の量(例えば、mg)の比は、1:1、1:2、1:3、1:4、1:5、1:6、1:7、1:8、1:9、1:10、1:15、1:20、1:30、1:40、1:50、1:60、1:70、1:80、1:90、1:100、1:120、1:140、1:160、1:180、1:200、200:1、180:1、160:1、140:1、120:1、100:1、90:1、80:1、70:1、60:1、50:1、40:1、30:1、20:1、15:1、10:1、9:1、8:1、7:1、6:1、5:1、4:1、3:1、または2:1である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片の濃度(例えば、mg/ml)に対する本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片の濃度(例えば、mg/ml)の比は、約1:1、約1:2、約1:3、約1:4、約1:5、約1:6、約1:7、約1:8、約1:9、約1:10、約1:15、約1:20、約1:30、約1:40、約1:50、約1:60、約1:70、約1:80、約1:90、約1:100、約1:120、約1:140、約1:160、約1:180、約1:200、約200:1、約180:1、約160:1、約140:1、約120:1、約100:1、約90:1、約80:1、約70:1、約60:1、約50:1、約40:1、約30:1、約20:1、約15:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、または約2:1である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片の濃度(例えば、mg/ml)に対する本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片の濃度(例えば、mg/ml)の比は、1:1、1:2、1:3、1:4、1:5、1:6、1:7、1:8、1:9、1:10、1:15、1:20、1:30、1:40、1:50、1:60、1:70、1:80、1:90、1:100、1:120、1:140、1:160、1:180、1:200、200:1、180:1、160:1、140:1、120:1、100:1、90:1、80:1、70:1、60:1、50:1、40:1、30:1、20:1、15:1、10:1、9:1、8:1、7:1、6:1、5:1、4:1、3:1、または2:1である。
一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの用量は1.8mg/kgであり、約3週毎に1回(例えば、±3日)投与され、本明細書に記載の抗PD-1抗体の用量は200mgであり、約3週毎に1回(例えば、±3日)投与される。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの用量は1.8mg/kgであり、3週毎に1回投与され、本明細書に記載の抗PD-1抗体の用量は200mgであり、3週毎に1回投与される。一部の実施形態では、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの用量は1.8mg/kgであり、3週毎に1回投与され、抗体-薬物コンジュゲートはブレンツキシマブベドチンであり、抗PD-1抗体の用量は200mgであり、3週毎に1回投与され、抗PD-1抗体はペムブロリズマブである。
一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片および本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、共投与される。一部の実施形態では、共投与は、同時または逐次的である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートは、本明細書に記載の抗PD-1抗体と同時に投与される。一部の実施形態では、同時とは、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体が、約1時間未満の間隔を空けて、例えば、約30分未満の間隔を空けて、約15分未満の間隔を空けて、約10分未満の間隔を空けてまたは約5分未満の間隔を空けて対象に投与されることを意味する。一部の実施形態では、同時とは、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体が、1時間未満の間隔を空けて、例えば、30分未満の間隔を空けて、15分未満の間隔を空けて、10分未満の間隔を空けてまたは5分未満の間隔を空けて対象に投与されることを意味する。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートは、本明細書に記載の抗PD-1抗体と逐次的に投与される。一部の実施形態では、連続的投与とは、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体が、少なくとも(a least)1時間の間隔を空けて、少なくとも2時間の間隔を空けて、少なくとも3時間の間隔を空けて、少なくとも4時間の間隔を空けて、少なくとも5時間の間隔を空けて、少なくとも6時間の間隔を空けて、少なくとも7時間の間隔を空けて、少なくとも8時間の間隔を空けて、少なくとも9時間の間隔を空けて、少なくとも10時間の間隔を空けて、少なくとも11時間の間隔を空けて、少なくとも12時間の間隔を空けて、少なくとも13時間の間隔を空けて、少なくとも14時間の間隔を空けて、少なくとも15時間の間隔を空けて、少なくとも16時間の間隔を空けて、少なくとも17時間の間隔を空けて、少なくとも18時間の間隔を空けて、少なくとも19時間の間隔を空けて、少なくとも20時間の間隔を空けて、少なくとも21時間の間隔を空けて、少なくとも22時間の間隔を空けて、少なくとも23時間の間隔を空けて、少なくとも24時間の間隔を空けて、少なくとも2日の間隔を空けて、少なくとも3日の間隔を空けて、少なくとも4日の間隔を空けて、少なくとも5日の間隔を空けて、少なくとも5日の間隔を空けて、少なくとも7日の間隔を空けて、少なくとも2週間の間隔を空けて、少なくとも3週間の間隔を空けてまたは少なくとも4週間の間隔を空けて投与されることを意味する。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗PD-1抗体は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの前に投与される。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートは、本明細書に記載の抗PD-1抗体の前に投与される。
一部の実施形態では、本明細書に記載の処置または使用の方法は、1つまたは複数のさらなる治療剤の投与をさらに含む。一部の実施形態では、1つまたは複数のさらなる治療剤は、ブレンツキシマブベドチンなどの、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片およびペムブロリズマブなどの、本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片と同時に投与される。一部の実施形態では、1つまたは複数のさらなる治療剤および本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片および本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片は、逐次的に投与される。
C.処置の転帰
一態様では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片および本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片を用いてがんを処置する方法は、ベースラインと比較して、抗体-薬物コンジュゲートの投与後に対象における1つまたは複数の治療効果の改善をもたらす。一部の実施形態では、1つまたは複数の治療効果は、固形腫瘍に由来する腫瘍のサイズ、客観的奏効率、奏効期間、奏効までの時間、無増悪生存期間、全生存期間、またはその任意の組合せである。一実施形態では、1つまたは複数の治療効果は、がんに由来する腫瘍のサイズである。一実施形態では、1つまたは複数の治療効果は、腫瘍サイズの減少である。一実施形態では、1つまたは複数の治療効果は、安定疾患である。一実施形態では、1つまたは複数の治療効果は、部分奏効である。一実施形態では、1つまたは複数の治療効果は、完全奏効である。一実施形態では、1つまたは複数の治療効果は、客観的奏効率である。一実施形態では、1つまたは複数の治療効果は、奏効期間である。一実施形態では、1つまたは複数の治療効果は、奏効までの時間である。一実施形態では、1つまたは複数の治療効果は、無増悪生存期間である。一実施形態では、1つまたは複数の治療効果は、全生存期間である。一実施形態では、1つまたは複数の治療効果は、がん退縮である。
本明細書に提供される方法または使用または使用のための生成物の一実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片および本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片を用いた処置に対する応答は、以下の基準(RECIST基準1.1)を含んでもよい:
本明細書に提供される方法または使用または使用のための生成物の一実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片および本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片を用いた処置の有効性は、客観的奏効率を測定することによって評価される。一部の実施形態では、客観的奏効率は、規定量の、かつ最小の期間にわたる腫瘍サイズ減少を示す患者の割合である。一部の実施形態では、客観的奏効率は、RECIST v1.1に基づく。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、または少なくとも約80%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも約20%~80%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも約30%~80%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも約40%~80%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも約50%~80%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも約60%~80%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも約70%~80%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも約80%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも約85%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも約90%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも約95%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも約98%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも約99%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、または少なくとも80%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも20%~80%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも30%~80%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも40%~80%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも50%~80%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも60%~80%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも70%~80%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも80%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも85%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも90%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも95%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも98%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、少なくとも99%である。1つの実施形態では、客観的奏効率は、100%である。
本明細書に提供される方法または使用または使用のための生成物の一実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片および本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片を用いた処置に対する応答は、固形腫瘍に由来する腫瘍のサイズを測定することによって評価される。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与前のがんに由来する腫瘍のサイズと比較して、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、または少なくとも約80%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも約10%~80%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも約20%~80%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも約30%~80%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも約40%~80%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも約50%~80%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも約60%~80%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも約70%~80%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも約80%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも約85%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも約90%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも約95%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも約98%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも約99%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与前のがんに由来する腫瘍の前記サイズと比較して、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、または少なくとも80%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも10%~80%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも20%~80%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも30%~80%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも40%~80%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも50%~80%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも60%~80%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも70%~80%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも80%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも85%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも90%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも95%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも98%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、少なくとも99%減少する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、100%減少する。一実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、磁気共鳴画像法(MRI)によって測定される。一実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、コンピューター断層撮影(CT)によって測定される。一部の実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、本明細書に記載の抗CD30抗体薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与前の腫瘍のサイズと比較して低減する。一部の実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、本明細書に記載の抗CD30抗体薬物コンジュゲートの投与前の腫瘍のサイズと比較して低減する。一部の実施形態では、がんに由来する腫瘍のサイズは、本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与前の腫瘍のサイズと比較して低減する。
本明細書に提供され記載される方法または使用または使用のための生成物の一実施形態では、例えば、ブレンツキシマブベドチンなどの、本明細書に記載の抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片、および例えば、ペムブロリズマブなどの、本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片を用いた処置に対する応答は、がんに由来する腫瘍の退縮を促進する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与前のがんに由来する腫瘍のサイズと比較して、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、または少なくとも約80%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも約10%~約80%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも約20%~約80%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも約30%~約80%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも約40%~約80%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも約50%~約80%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも約60%~約80%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも約70%~約80%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも約80%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも約85%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも約90%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも約95%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも約98%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも約99%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与前のがんに由来する腫瘍のサイズと比較して、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、または少なくとも80%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも10%~80%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも20%~80%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも30%~80%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも40%~80%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも50%~80%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも60%~80%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも70%~80%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも80%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも85%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも90%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも95%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも98%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、少なくとも99%退縮する。1つの実施形態では、がんに由来する腫瘍は、100%退縮する。一実施形態では、腫瘍の退縮は、磁気共鳴画像法(MRI)によって腫瘍のサイズを測定することによって決定される。一実施形態では、腫瘍の退縮は、コンピューター断層撮影(CT)によって腫瘍のサイズを測定することによって決定される。一部の実施形態では、がんに由来する腫瘍は、本明細書に記載の抗CD30抗体薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与前の腫瘍のサイズと比較して退縮する。一部の実施形態では、がんに由来する腫瘍は、本明細書に記載の抗CD30抗体薬物コンジュゲートの投与前の腫瘍のサイズと比較して退縮する。一部の実施形態では、がんに由来する腫瘍は、本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与前の腫瘍のサイズと比較して退縮する。
本明細書に記載の方法または使用または使用のための生成物の一実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片および本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片を用いた処置に対する応答は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後に無増悪生存期間の時間を測定することによって評価される。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約1ヶ月、少なくとも約2ヶ月、少なくとも約3ヶ月、少なくとも約4ヶ月、少なくとも約5ヶ月、少なくとも約6ヶ月、少なくとも約7ヶ月、少なくとも約8ヶ月、少なくとも約9ヶ月、少なくとも約10ヶ月、少なくとも約11ヶ月、少なくとも約12ヶ月、少なくとも約18ヶ月、少なくとも約2年、少なくとも約3年、少なくとも約4年、または少なくとも約5年の無増悪生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約6ヶ月の無増悪生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約1年の無増悪生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約2年の無増悪生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約3年の無増悪生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約4年の無増悪生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約5年の無増悪生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも1ヶ月、少なくとも2ヶ月、少なくとも3ヶ月、少なくとも4ヶ月、少なくとも5ヶ月、少なくとも6ヶ月、少なくとも7ヶ月、少なくとも8ヶ月、少なくとも9ヶ月、少なくとも10ヶ月、少なくとも11ヶ月、少なくとも12ヶ月、少なくとも18ヶ月、少なくとも2年、少なくとも3年、少なくとも4年、または少なくとも5年の無増悪生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも6ヶ月の無増悪生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも1年の無増悪生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも2年の無増悪生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも3年の無増悪生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも4年の無増悪生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも5年の無増悪生存期間を示す。一部の実施形態では、処置に対する応答は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後の無増悪生存期間の時間を測定することによって評価される。一部の実施形態では、処置に対する応答は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの投与後の無増悪生存期間の時間を測定することによって評価される。一部の実施形態では、処置に対する応答は、本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後の無増悪生存期間の時間を測定することによって評価される。
本明細書に記載の方法または使用または使用のための生成物の一実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片および本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片を用いた処置に対する応答は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後に全生存期間の時間を測定することによって評価される。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約1ヶ月、少なくとも約2ヶ月、少なくとも約3ヶ月、少なくとも約4ヶ月、少なくとも約5ヶ月、少なくとも約6ヶ月、少なくとも約7ヶ月、少なくとも約8ヶ月、少なくとも約9ヶ月、少なくとも約10ヶ月、少なくとも約11ヶ月、少なくとも約12ヶ月、少なくとも約18ヶ月、少なくとも約2年、少なくとも約3年、少なくとも約4年、または少なくとも約5年の全生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約6ヶ月の全生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約1年の全生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約2年の全生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約3年の全生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約4年の全生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約5年の全生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも1ヶ月、少なくとも2ヶ月、少なくとも3ヶ月、少なくとも4ヶ月、少なくとも5ヶ月、少なくとも6ヶ月、少なくとも7ヶ月、少なくとも8ヶ月、少なくとも9ヶ月、少なくとも10ヶ月、少なくとも11ヶ月、少なくとも12ヶ月、少なくとも18ヶ月、少なくとも2年、少なくとも3年、少なくとも4年、または少なくとも5年の全生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも6ヶ月の全生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも1年の全生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも2年の全生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも3年の全生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも4年の全生存期間を示す。一部の実施形態では、対象は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも5年の全生存期間を示す。一部の実施形態では、処置に対する応答は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後の全生存期間の時間を測定することによって評価される。一部の実施形態では、処置に対する応答は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの投与後の全生存期間の時間を測定することによって評価される。一部の実施形態では、処置に対する応答は、本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後の全生存期間の時間を測定することによって評価される。
本明細書に記載の方法または使用または使用のための生成物の一実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片および本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片を用いた処置に対する応答は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後に本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体への応答の持続時間を測定することによって評価される。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体への応答の持続時間は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約1ヶ月、少なくとも約2ヶ月、少なくとも約3ヶ月、少なくとも約4ヶ月、少なくとも約5ヶ月、少なくとも約6ヶ月、少なくとも約7ヶ月、少なくとも約8ヶ月、少なくとも約9ヶ月、少なくとも約10ヶ月、少なくとも約11ヶ月、少なくとも約12ヶ月、少なくとも約18ヶ月、少なくとも約2年、少なくとも約3年、少なくとも約4年、または少なくとも約5年である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体への応答の持続時間は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約6ヶ月である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体への応答の持続時間は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約1年である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体への応答の持続時間は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約2年である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体への応答の持続時間は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約3年である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体への応答の持続時間は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約4年である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体への応答の持続時間は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも約5年である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体への応答の持続時間は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも1ヶ月、少なくとも2ヶ月、少なくとも3ヶ月、少なくとも4ヶ月、少なくとも5ヶ月、少なくとも6ヶ月、少なくとも7ヶ月、少なくとも8ヶ月、少なくとも9ヶ月、少なくとも10ヶ月、少なくとも11ヶ月、少なくとも12ヶ月、少なくとも18ヶ月、少なくとも2年、少なくとも3年、少なくとも4年、または少なくとも5年である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体への応答の持続時間は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも6ヶ月である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体への応答の持続時間は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも1年である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体への応答の持続時間は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも2年である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体への応答の持続時間は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも3年である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体への応答の持続時間は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも4年である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体への応答の持続時間は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後、少なくとも5年である。一部の実施形態では、応答の持続時間は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後に測定される。一部の実施形態では、応答の持続時間は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの投与後に測定される。一部の実施形態では、応答の持続時間は、本明細書に記載の抗PD-1抗体の投与後に測定される。
本明細書に記載の方法または使用または使用のための生成物の一実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片を用いた処置は、対象におけるCD30+調節性T細胞(Treg)の数を減少させる。一部の実施形態では、CD30+Tregの数は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片の投与前のCD30+Tregの数と比較して、少なくとも約0.1%、少なくとも約1%、少なくとも約2%、少なくとも約3%、少なくとも約4%、少なくとも約5%、少なくとも約6%、少なくとも約7%、少なくとも約8%、少なくとも約9%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、または少なくとも約90%減少する。一部の実施形態では、CD30+Tregの数は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片の投与前のCD30+Tregの数と比較して、少なくとも0.1%、少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、または少なくとも90%減少する。
本明細書に記載の方法または使用または使用のための生成物の一実施形態では、本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片を用いた処置は、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片の投与前のTregにより発現されるCD30の量と比較して、少なくとも約0.1%、少なくとも約1%、少なくとも約2%、少なくとも約3%、少なくとも約4%、少なくとも約5%、少なくとも約6%、少なくとも約7%、少なくとも約8%、少なくとも約9%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、または少なくとも約80%のTregにより発現されるCD30の量の上方調節をもたらす。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片を用いた処置は、抗PD-1抗体またはその抗原結合断片の投与前のTregにより発現されるCD30の量と比較して、少なくとも0.1%、少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、または少なくとも80%のTregにより発現されるCD30の量の上方調節をもたらす。
本明細書に記載の方法または使用または使用のための生成物の一実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートもしくはその抗原結合断片および/または本明細書に記載の抗PD-1抗体もしくはその抗原結合断片を用いた処置は、対象における骨髄由来抑制細胞(MDSC)の数を減少させる。一部の実施形態では、MDSCの数は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片および/または本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片の投与前のMDSCの数と比較して、少なくとも約0.1%、少なくとも約1%、少なくとも約2%、少なくとも約3%、少なくとも約4%、少なくとも約5%、少なくとも約6%、少なくとも約7%、少なくとも約8%、少なくとも約9%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、または少なくとも約90%減少する。一部の実施形態では、MDSCの数は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片および/または本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片の投与前のMDSCの数と比較して、少なくとも0.1%、少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも3%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、または少なくとも90%減少する。
本明細書に記載の方法または使用または使用のための生成物の一実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートもしくはその抗原結合断片および/または本明細書に記載の抗PD-1抗体もしくはその抗原結合断片を用いた処置は、対象におけるT細胞の増殖を増加させる。一部の実施形態では、T細胞の増殖は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片および/または本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片の投与前のT細胞の増殖と比較して、少なくとも約5%、少なくとも約6%、少なくとも約7%、少なくとも約8%、少なくとも約9%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、少なくとも約100%、少なくとも約200%、少なくとも約300%、または少なくとも約400%増大する。一部の実施形態では、T細胞の増殖は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片および/または本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片の投与前のT細胞の増殖と比較して、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも100%、少なくとも200%、少なくとも300%、少なくとも400%増大する。
本明細書に記載の方法または使用または使用のための生成物の一実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートもしくはその抗原結合断片および/または本明細書に記載の抗PD-1抗体もしくはその抗原結合断片を用いた処置は、がんにおけるT細胞の浸潤を増加させる。一部の実施形態では、T細胞の浸潤は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片および/または本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片の投与前のT細胞の浸潤と比較して、少なくとも約5%、少なくとも約6%、少なくとも約7%、少なくとも約8%、少なくとも約9%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、少なくとも約100%、少なくとも約200%、少なくとも約300%、または少なくとも約400%増大する。一部の実施形態では、T細胞の浸潤は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片および/または本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片の投与前のT細胞の浸潤と比較して、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも100%、少なくとも200%、少なくとも300%、少なくとも400%増大する。
D.有害事象
一態様では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片および本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片を用いてがんを処置する方法は、対象において1つまたは複数の有害事象の発生をもたらす。一部の実施形態では、対象は、有害事象を消失させるか、またはその重症度を低減させるためのさらなる治療剤を投与される。一部の実施形態では、対象が生じる1つまたは複数の有害事象は、悪心、疲労、輸注関連反応、掻痒症、頭痛、下痢、発疹、嘔吐、咳、呼吸困難、発熱、鼻づまり、不安、筋肉痛、悪寒、胸部不快感、めまい、掻痒性皮疹、脱毛症、関節痛、顔面紅潮、末梢神経障害、またはその任意の組合せである。一部の実施形態では、1つまたは複数の有害事象は、グレード1の、またはそれより高い有害事象である。一部の実施形態では、1つまたは複数の有害事象は、グレード2の、またはそれより高い有害事象である。一部の実施形態では、1つまたは複数の有害事象は、グレード3の、またはそれより高い有害事象である。一部の実施形態では、1つまたは複数の有害事象は、グレード1の有害事象である。一部の実施形態では、1つまたは複数の有害事象は、グレード2の有害事象である。一部の実施形態では、1つまたは複数の有害事象は、グレード3の有害事象である。一部の実施形態では、1つまたは複数の有害事象は、グレード4の有害事象である。一部の実施形態では、1つまたは複数の有害事象は、重篤な有害事象である。
一態様では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片および本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片を用いて処置される対象は、1つまたは複数の有害事象の発生のリスクがある。一部の実施形態では、対象は、有害事象の発生を防止するため、または有害事象の重症度を低減させるためのさらなる治療剤を投与される。一部の実施形態では、対象が生じるリスクがある1つまたは複数の有害事象は、悪心、疲労、輸注関連反応、掻痒症、頭痛、下痢、発疹、嘔吐、咳、呼吸困難、発熱、鼻づまり、不安、筋肉痛、悪寒、胸部不快感、めまい、掻痒性皮疹、脱毛症、関節痛、顔面紅潮、末梢神経障害、またはその任意の組合せである。一部の実施形態では、1つまたは複数の有害事象は、グレード1の、またはそれより高い有害事象である。一部の実施形態では、1つまたは複数の有害事象は、グレード2の、またはそれより高い有害事象である。一部の実施形態では、1つまたは複数の有害事象は、グレード3の、またはそれより高い有害事象である。一部の実施形態では、1つまたは複数の有害事象は、グレード1の有害事象である。一部の実施形態では、1つまたは複数の有害事象は、グレード2の有害事象である。一部の実施形態では、1つまたは複数の有害事象は、グレード3の有害事象である。一部の実施形態では、1つまたは複数の有害事象は、グレード4の有害事象である。一部の実施形態では、1つまたは複数の有害事象は、重篤な有害事象である。
V.組成物
一部の態様では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートもしくはその抗原結合断片および/または本明細書に記載の抗PD-1抗体もしくはその抗原結合断片のいずれかを含む組成物(例えば、医薬組成物および治療製剤)も本明細書に提供される。
治療製剤は、所望の純度を有する活性成分と、必要に応じた薬学的に許容される担体、賦形剤または安定剤とを混合することによって、保存のために調製される(Remington: The Science and Practice of Pharmacy, 20th Ed., Lippincott Williams & Wiklins, Pub., Gennaro Ed., Philadelphia, Pa. 2000)。
許容される担体、賦形剤、または安定剤は、用いられる投与量および濃度でレシピエントにとって非毒性的であり、バッファー、アスコルビン酸、メチオニン、ビタミンE、メタ重亜硫酸ナトリウムを含む酸化防止剤;保存剤、等張化剤、安定剤、金属錯体(例えば、Zn-タンパク質錯体);EDTAなどのキレート剤および/または非イオン性界面活性剤が挙げられる。
特に、安定性がpH依存的である場合、バッファーを使用して、治療有効性を最適化する範囲でpHを制御することができる。バッファーは、約50mM~約250mMの範囲の濃度で存在してもよい。本発明と共に使用するための好適な緩衝剤は、有機酸と無機酸との両方およびその塩を含む。例えば、シトレート、ホスフェート、スクシネート、タータレート、フマレート、グルコネート、オキサレート、ラクテート、アセテートである。さらに、バッファーは、ヒスチジンおよびTrisなどのトリメチルアミン塩で構成されもよい。
保存剤を添加して、微生物の成長を防止することができ、保存剤は典型的には、約0.2%~1.0%(w/v)の範囲で存在する。本発明と共に使用するための好適な保存剤としては、オクタデシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド;ヘキサメトニウムクロリド;ハロゲン化ベンザルコニウム(例えば、塩化物、臭化物、ヨウ化物)、塩化ベンゼトニウム;チメロサール、フェノール、ブチルまたはベンジルアルコール;メチルまたはプロピルパラベンなどのアルキルパラベン;カテコール;レゾルシノール;シクロヘキサノール、3-ペンタノール、およびm-クレゾールが挙げられる。
等張化剤は、「安定剤」としても公知であることがあり、組成物中の液体の張度を調整または維持するために存在してもよい。タンパク質および抗体などの大きな荷電した生体分子と共に使用される場合、それらはアミノ酸側鎖の荷電した基と相互作用することによって、分子間および分子内相互作用の電位を低下させることができるため、それらは「安定剤」と呼ばれることが多い。等張化剤は、他の成分の相対量を考慮に入れて、約0.1重量%~約25重量%または約1重量%~約5重量%の任意の量で存在してもよい。一部の実施形態では、等張化剤としては、多価糖アルコール、三価またはそれより高い糖アルコール、例えば、グリセリン、エリスリトール、アラビトール、キシリトール、ソルビトールおよびマンニトールが挙げられる。
さらなる賦形剤としては、以下:(1)増量剤、(2)可溶性増強剤、(3)安定剤および(4)変性または容器壁への付着を防止する剤のうちの1つまたは複数として役立ち得る剤が挙げられる。そのような賦形剤としては、多価糖アルコール(上で列挙された);アミノ酸、例えば、アラニン、グリシン、グルタミン、アスパラギン、ヒスチジン、アルギニン、リシン、オルニチン、ロイシン、2-フェニルアラニン、グルタミン酸、トレオニンなど;有機糖または糖アルコール、例えば、スクロース、ラクトース、ラクチトール、トレハロース、スタキオース、マンノース、ソルボース、キシロース、リボース、リビトール、ミオイニシトース(myoinisitose)、ミオイニシトール(myoinisitol)、ガラクトース、ガラクチトール、グリセロール、シクリトール(例えば、イノシトール)、ポリエチレングリコール;硫黄含有還元剤、例えば、尿素、グルタチオン、チオクト酸、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリセロール、a-モノチオグリセロールおよびチオ硫酸ナトリウム;低分子量タンパク質、例えば、ヒト血清アルブミン、ウシ血清アルブミン、ゼラチンまたは他の免疫グロブリン;親水性ポリマー、例えば、ポリビニルピロリドン;単糖類(例えば、キシロース、マンノース、フルクトース、グルコース);二糖類(例えば、ラクトース、マルトース、スクロース);三糖類、例えば、ラフィノース;ならびに多糖類、例えば、デキストリンまたはデキストランが挙げられる。
非イオン性界面活性剤または洗剤(「湿潤剤」としても公知である)は、治療剤の可溶化を助けるため、ならびに撹拌により誘導される凝集に対して治療タンパク質を保護するために存在してもよく、活性治療タンパク質または抗体の変性を引き起こすことなく剪断表面応力への製剤の曝露も可能にする。非イオン性界面活性剤は、約0.05mg/ml~約1.0mg/mlまたは約0.07mg/ml~約0.2mg/mlの範囲で存在する。一部の実施形態では、非イオン性界面活性剤は、約0.001%~約0.1%w/vまたは約0.01%~約0.1%w/vまたは約0.01%~約0.025%w/vの範囲で存在する。
好適な非イオン性界面活性剤としては、ポリソルベート(20、40、60、65、80など)、ポリオキサマ-(184、188など)、PLURONIC(登録商標)ポリオール、TRITON(登録商標)、ポリオキシエチレンソルビタンモノエーテル(TWEEN(登録商標)-20、TWEEN(登録商標)-80など)、ラウロマクロゴール400、ポリオキシル40ステアレート、ポリオキシエチレン水素化ヒマシ油10、50および60、グリセロールモノステアレート、スクロース脂肪酸エステル、メチルセルロースおよびカルボキシメチルセルロースが挙げられる。使用することができるアニオン性洗剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウムおよびスルホン酸ジオクチルナトリウムが挙げられる。カチオン性洗剤としては、塩化ベンザルコニウムまたは塩化ベンゼトニウムが挙げられる。
本明細書に提供される一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-コンジュゲートまたは本明細書に記載の抗PD-1抗体を含む製剤は、界面活性剤を含まない(すなわち、界面活性剤フリーである)。
製剤をin vivoでの投与に使用するためには、それらは滅菌されている必要がある。滅菌濾過膜を介する濾過によって、製剤を無菌にすることができる。本明細書の治療組成物は一般に、滅菌アクセスポートを有する容器、例えば、皮下注射針で穿孔可能なストッパーを有する点滴静注液バッグまたはバイアル内に入れられる。
投与経路は、好適な様式で長期間にわたる単一もしくは複数のボーラスもしくは輸注、例えば、皮下、静脈内、腹腔内、筋肉内、動脈内、病変内もしくは関節内経路による注射もしくは輸注、局所投与、吸入または持続放出もしくは徐放手段などによる、公知かつ許容される方法に従う。
本明細書の製剤はまた、処置される特定の適応症にとって必要な1つより多い活性化合物、好ましくは、互いに有害に影響しない相補的活性を有するものを含有してもよい。あるいは、またはさらに、組成物は、細胞傷害剤、サイトカインまたは成長阻害剤を含んでもよい。そのような分子は、好適には、意図される目的にとって有効である量の組み合わせで存在する。
本発明は、本明細書に記載の固形腫瘍を処置する方法における使用のための、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片の集団を含む組成物を提供する。一部の態様では、抗体-薬物コンジュゲートが、MMAEに結合したリンカーを含み、以下の構造:
(式中、pは、1~8の数、例えば、1、2、3、4、5、6、7または8を示し、Sは抗CD30抗体またはその抗原結合断片のスルフヒドリル残基を表し、Abはブレンツキシマブなどの、本明細書に記載の抗CD30抗体またはその抗原結合断片を指す)
を有する、抗体-薬物コンジュゲートの集団を含む組成物が本明細書に提供される。一部の実施形態では、pは、3~5の数を示す。一部の実施形態では、組成物中のpの平均値は、約4である。一部の実施形態では、集団は、それぞれの抗CD30抗体-薬物コンジュゲートについて、pが1~8まで変化する、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの混合集団である。一部の実施形態では、集団は、抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの均質な集団であり、それぞれの抗CD30抗体-薬物コンジュゲートは、pについて同じ値を有する。
一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートまたはその抗原結合断片を含む組成物は、本明細書に記載の抗PD-1抗体またはその抗原結合断片を含む組成物と共投与される。一部の実施形態では、共投与は、同時または逐次的である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートは、本明細書に記載の抗PD-1抗体と同時に投与される。一部の実施形態では、同時とは、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体が、約1時間未満の間隔を空けて、例えば、約30分未満の間隔を空けて、約15分未満の間隔を空けて、約10分未満の間隔を空けてまたは約5分未満の間隔を空けて対象に投与されることを意味する。一部の実施形態では、同時とは、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体が、1時間未満の間隔を空けて、例えば、30分未満の間隔を空けて、15分未満の間隔を空けて、10分未満の間隔を空けてまたは5分未満の間隔を空けて対象に投与されることを意味する。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートは、本明細書に記載の抗PD-1抗体と逐次的に投与される。一部の実施形態では、連続的投与とは、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび本明細書に記載の抗PD-1抗体が、少なくとも1時間の間隔を空けて、少なくとも2時間の間隔を空けて、少なくとも3時間の間隔を空けて、少なくとも4時間の間隔を空けて、少なくとも5時間の間隔を空けて、少なくとも6時間の間隔を空けて、少なくとも7時間の間隔を空けて、少なくとも8時間の間隔を空けて、少なくとも9時間の間隔を空けて、少なくとも10時間の間隔を空けて、少なくとも11時間の間隔を空けて、少なくとも12時間の間隔を空けて、少なくとも13時間の間隔を空けて、少なくとも14時間の間隔を空けて、少なくとも15時間の間隔を空けて、少なくとも16時間の間隔を空けて、少なくとも17時間の間隔を空けて、少なくとも18時間の間隔を空けて、少なくとも19時間の間隔を空けて、少なくとも20時間の間隔を空けて、少なくとも21時間の間隔を空けて、少なくとも22時間の間隔を空けて、少なくとも23時間の間隔を空けて、少なくとも24時間の間隔を空けて、少なくとも2日の間隔を空けて、少なくとも3日の間隔を空けて、少なくとも4日の間隔を空けて、少なくとも5日の間隔を空けて、少なくとも5日の間隔を空けて、少なくとも7日の間隔を空けて、少なくとも2週間の間隔を空けて、少なくとも3週間の間隔を空けてまたは少なくとも4週間の間隔を空けて投与されることを意味する。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗PD-1抗体は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートの前に投与される。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートは、本明細書に記載の抗PD-1抗体の前に投与される。
一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体を含む組成物は、1つまたはさらなる治療剤と共投与される。一部の実施形態では、共投与は、同時または逐次的である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体は、1つまたはさらなる治療剤と同時に投与される。一部の実施形態では、同時とは、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体および1つまたはさらなる治療剤が、約1時間未満の間隔を空けて、例えば、約30分未満の間隔を空けて、約15分未満の間隔を空けて、約10分未満の間隔を空けてまたは約5分未満の間隔を空けて対象に投与されることを意味する。一部の実施形態では、同時とは、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体および1つまたはさらなる治療剤が、1時間未満の間隔を空けて、例えば、30分未満の間隔を空けて、15分未満の間隔を空けて、10分未満の間隔を空けてまたは5分未満の間隔を空けて対象に投与されることを意味する。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体は、1つまたはさらなる治療剤と逐次的に投与される。一部の実施形態では、連続的投与とは、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体および1つまたはさらなる治療剤が、少なくとも1時間の間隔を空けて、少なくとも2時間の間隔を空けて、少なくとも3時間の間隔を空けて、少なくとも4時間の間隔を空けて、少なくとも5時間の間隔を空けて、少なくとも6時間の間隔を空けて、少なくとも7時間の間隔を空けて、少なくとも8時間の間隔を空けて、少なくとも9時間の間隔を空けて、少なくとも10時間の間隔を空けて、少なくとも11時間の間隔を空けて、少なくとも12時間の間隔を空けて、少なくとも13時間の間隔を空けて、少なくとも14時間の間隔を空けて、少なくとも15時間の間隔を空けて、少なくとも16時間の間隔を空けて、少なくとも17時間の間隔を空けて、少なくとも18時間の間隔を空けて、少なくとも19時間の間隔を空けて、少なくとも20時間の間隔を空けて、少なくとも21時間の間隔を空けて、少なくとも22時間の間隔を空けて、少なくとも23時間の間隔を空けて、少なくとも24時間の間隔を空けて、少なくとも2日の間隔を空けて、少なくとも3日の間隔を空けて、少なくとも4日の間隔を空けて、少なくとも5日の間隔を空けて、少なくとも5日の間隔を空けて、少なくとも7日の間隔を空けて、少なくとも2週間の間隔を空けて、少なくとも3週間の間隔を空けてまたは少なくとも4週間の間隔を空けて投与されることを意味する。
一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体を含む組成物は、1つまたは複数の有害事象を消失させるか、またはその重症度を低減させるための1つまたは複数の治療剤と共投与される。一部の実施形態では、共投与は、同時または逐次的である。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体は、1つまたは複数の有害事象を消失させるか、またはその重症度を低減させるための1つまたは複数の治療剤と同時に投与される。一部の実施形態では、同時とは、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体および1つまたは複数の有害事象を消失させるか、またはその重症度を低減させるための1つまたは複数の治療剤が、約1時間未満の間隔を空けて、例えば、約30分未満の間隔を空けて、約15分未満の間隔を空けて、約10分未満の間隔を空けてまたは約5分未満の間隔を空けて対象に投与されることを意味する。一部の実施形態では、同時とは、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体および1つまたは複数の有害事象を消失させるか、またはその重症度を低減させるための1つまたは複数の治療剤が、1時間未満の間隔を空けて、例えば、30分未満の間隔を空けて、15分未満の間隔を空けて、10分未満の間隔を空けてまたは5分未満の間隔を空けて対象に投与されることを意味する。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体は、1つまたは複数の有害事象を消失させるか、またはその重症度を低減させるための1つまたは複数の治療剤と逐次的に投与される。一部の実施形態では、連続的投与とは、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体および1つまたはさらなる治療剤が、少なくとも1時間の間隔を空けて、少なくとも2時間の間隔を空けて、少なくとも3時間の間隔を空けて、少なくとも4時間の間隔を空けて、少なくとも5時間の間隔を空けて、少なくとも6時間の間隔を空けて、少なくとも7時間の間隔を空けて、少なくとも8時間の間隔を空けて、少なくとも9時間の間隔を空けて、少なくとも10時間の間隔を空けて、少なくとも11時間の間隔を空けて、少なくとも12時間の間隔を空けて、少なくとも13時間の間隔を空けて、少なくとも14時間の間隔を空けて、少なくとも15時間の間隔を空けて、少なくとも16時間の間隔を空けて、少なくとも17時間の間隔を空けて、少なくとも18時間の間隔を空けて、少なくとも19時間の間隔を空けて、少なくとも20時間の間隔を空けて、少なくとも21時間の間隔を空けて、少なくとも22時間の間隔を空けて、少なくとも23時間の間隔を空けて、少なくとも24時間の間隔を空けて、少なくとも2日の間隔を空けて、少なくとも3日の間隔を空けて、少なくとも4日の間隔を空けて、少なくとも5日の間隔を空けて、少なくとも5日の間隔を空けて、少なくとも7日の間隔を空けて、少なくとも2週間の間隔を空けて、少なくとも3週間の間隔を空けてまたは少なくとも4週間の間隔を空けて投与されることを意味する。一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体は、1つまたは複数の有害事象を消失させるか、またはその重症度を低減させるための1つまたは複数の治療剤の前に投与される。一部の実施形態では、1つまたは複数の有害事象を消失させるか、またはその重症度を低減させるための1つまたは複数の治療剤は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の前に投与される。
VI.製品およびキット
別の態様では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体を含む製品またはキットが提供される。製品またはキットは、本発明の方法における本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の使用のための指示をさらに含んでもよい。かくして、ある特定の実施形態では、製品またはキットは、対象におけるがんを処置するための方法であって、対象に、有効量の本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体を投与することを含み、がんが固形腫瘍である、方法における本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体の使用のための指示を含む。一部の実施形態では、がんは、転移性である。一部の実施形態では、がんは、非小細胞肺がん(NSCLC)である。一部の実施形態では、がんは、扁平上皮NSCLCである。一部の実施形態では、がんは、非扁平上皮NSCLCである。一部の実施形態では、がんは、原発性難治性NSCLCである。一部の実施形態では、対象は、先の客観的奏効なしで進行したか、または6ヶ月未満にわたる安定疾患を有する。一部の実施形態では、がんは、再発性NSCLCである。一部の実施形態では、対象は、少なくとも3ヶ月にわたる完全奏効もしくは部分奏効(CR/PR)の先の客観的奏効または少なくとも6ヶ月にわたる安定疾患を呈した後に進行した。一部の実施形態では、対象は、既知の標的化可能なEGFR、ALK、ROS1、またはBRAF変異を有しない。一部の実施形態では、対象は、既知の標的化可能なEGFR変異を有しない。一部の実施形態では、対象は、既知の標的化可能なALK変異を有しない。一部の実施形態では、対象は、既知の標的化可能なROS1変異を有しない。一部の実施形態では、対象は、既知の標的化可能なBRAF変異を有しない。一部の実施形態では、がんは、黒色腫である。一部の実施形態では、がんは、皮膚黒色腫である。一部の実施形態では、がんは、原発性難治性黒色腫である。一部の実施形態では、対象は、先の客観的奏効なしで進行したか、または6ヶ月未満にわたる安定疾患を有する。一部の実施形態では、がんは、再発性黒色腫である。一部の実施形態では、黒色腫は、切除不能である。一部の実施形態では、対象は、少なくとも3ヶ月にわたる完全奏効もしくは部分奏効(CR/PR)の先の客観的奏効または少なくとも6ヶ月にわたる安定疾患を呈した後に進行した。一部の実施形態では、対象は、標的化可能な遺伝子変異を有しない。一部の実施形態では、対象は、標的化治療に失敗したBRAF-V660E/V600Kの対象である。一部の実施形態では、対象は、標的化治療に失敗したBRAF-V660Eの対象である。一部の実施形態では、対象は、標的化治療に失敗したBRAF-V600Kの対象である。一部の実施形態では、がんは、頭頸部がんである。一部の実施形態では、頭頸部がんは、扁平上皮癌である。一部の実施形態では、がんは、腎細胞癌である。一部の実施形態では、がんは、高頻度マイクロサテライト不安定性またはミスマッチ修復機能欠損がんである。一部の実施形態では、がんは、高頻度マイクロサテライト不安定性またはミスマッチ修復機能欠損結腸直腸がんである。一部の実施形態では、高頻度マイクロサテライト不安定性またはミスマッチ修復機能欠損結腸直腸がんは、切除不能である。一部の実施形態では、がんは、膀胱がんである。一部の実施形態では、膀胱がんは、尿路上皮がんである。一部の実施形態では、がんは、高リスク筋層非浸潤性膀胱がんである。一部の実施形態では、がんは、結腸がんである。一部の実施形態では、がんは、直腸がんである。一部の実施形態では、がんは、胃がんである。一部の実施形態では、がんは、胃食道接合部癌である。一部の実施形態では、がんは、胃食道接合部腺癌である。一部の実施形態では、がんは、食道がんである。一部の実施形態では、がんは、子宮頸がんである。一部の実施形態では、がんは、肝細胞癌である。一部の実施形態では、がんは、子宮内膜癌である。一部の実施形態では、子宮内膜癌は、高頻度マイクロサテライト不安定性またはミスマッチ修復機能欠損ではない。一部の実施形態では、がんは、メルケル細胞癌である。一部の実施形態では、がんは、皮膚扁平上皮癌である。一部の実施形態では、がんは、乳がんである。一部の実施形態では、がんは、トリプルネガティブ乳がんである。一部の実施形態では、がんは、腫瘍遺伝子変異量高スコアがんである。一部の実施形態では、対象は、ヒトである。
製品またはキットは、容器をさらに含んでもよい。好適な容器としては、例えば、ビン、バイアル(例えば、デュアルチャンバーバイアル)、シリンジ(単一またはデュアルチャンバーシリンジなど)および試験管が挙げられる。一部の実施形態では、容器は、バイアルである。容器を、ガラスまたはプラスチックなどの様々な材料から形成させることができる。容器は、製剤を保持する。
製品またはキットは、容器上にある、または容器と結合している、製剤の再構成および/または使用に関する指示を示し得る、ラベルまたは添付文書をさらに含んでもよい。ラベルまたは添付文書は、製剤が、本明細書に記載の対象において固形腫瘍を処置するために皮下、静脈内(例えば、静脈内輸注)、または他の投与様式にとって有用であるか、またはそれを意図されることをさらに示し得る。製剤を保持する容器は、再構成された製剤の反復投与を可能にする、単回使用バイアルまたは複数回使用バイアルであってもよい。製品またはキットは、好適な希釈剤を含む第2の容器をさらに含んでもよい。製品またはキットは、使用のための指示と共に、他の緩衝剤、希釈剤、フィルター、針、シリンジ、および添付文書を含む、商業的、治療的、およびユーザー観点から望ましい他の材料をさらに含んでもよい。
本明細書の製品またはキットは必要に応じて、第2の医薬を含む容器をさらに含み、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートが第1の医薬であり、上記製品またはキットが、ラベルまたは添付文書上に、有効量の第2の医薬を用いて対象を処置するための指示をさらに含む。一部の実施形態では、第2の医薬は、本明細書に記載の抗PD-1抗体である。一部の実施形態では、ラベルまたは添付文書は、第1および第2の医薬が、本明細書に記載されるように、逐次的または同時に投与されることを示す。
本明細書の製品またはキットは必要に応じて、第3の医薬を含む容器をさらに含み、第3の医薬が、1つまたは複数の有害事象を消失させるか、またはその重症度を低減させるためのものであり、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートが第1の医薬であり、本明細書に記載の抗PD-1抗体が第2の医薬であり、上記製品またはキットが、ラベルまたは添付文書上に、有効量の第3の医薬を用いて対象を処置するための指示をさらに含む。一部の実施形態では、ラベルまたは添付文書は、第1、第2および第3の医薬が、本明細書に記載されるように、逐次的または同時に投与されることを示し、例えば、ラベルまたは添付文書は、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートが最初に投与され、次いで、本明細書に記載の抗PD-1抗体が投与され、次いで、第3の医薬が投与されることを示す。
一部の実施形態では、本明細書に記載の抗CD30抗体-薬物コンジュゲートおよび/または本明細書に記載の抗PD-1抗体は、凍結乾燥粉末として容器中に存在する。一部の実施形態では、凍結乾燥粉末は、活性薬剤の量を示す、バイアル、アンプルまたはサシェなどの密閉シールされている容器中にある。医薬品が注射により投与される場合、成分を投与前に混合することができるように、必要に応じて、キットの一部として、滅菌注射用水または生理食塩水のアンプルを、例えば、提供することができる。そのようなキットは、当業者には容易に理解されるように、必要であれば、例えば、1つまたは複数の薬学的に許容される担体を含む容器、さらなる容器などの1つまたは複数の様々な従来の医薬品成分をさらに含んでもよい。投与される成分の量、投与のための指針、および/または成分を混合するための指針を示す、インサートまたはラベルとしての印刷された指示を、キットに含有させることもできる。
本発明は、以下の実施例を参照することによって、より完全に理解される。しかしながら、それらは、本発明の範囲を限定すると解釈されるべきではない。本明細書に記載の実施例および実施形態は、例示目的に過ぎず、その観点で様々な改変または変化が当業者に提唱され、本出願の精神および範囲ならびに添付の特許請求の範囲内に含まれることが理解される。
(実施例1)
転移性固形悪性腫瘍を有する対象におけるペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの第II相試験
これは、前回の最後の治療ラインとしてのPD-1阻害剤療法を用いた処置中に、またはその後で進行した、転移性NSCLC(既知の標的化可能なEGFR、ALK、ROS1、もしくはBRAF変異を有しない)または転移性皮膚黒色腫(標的化可能な遺伝子変異を有しない対象および標的化治療に失敗したBRAF-V600E/V600Kの対象を含む)を有する対象の処置のための、ペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの安全性および抗腫瘍活性を評価するために設計された、進行中の非盲検、多コホート、多施設、第2相臨床試験である。
対象は、適応症(NSCLCまたは黒色腫)および疾患が再発している/先のPD-1処置に対して難治性である対象に基づいて、コホート当たりおよそ15の対象の4つのコホートに分割される。全ての対象は、最大35サイクルにわたって3週毎のペムブロリズマブ200mgと組み合わせた3週毎の静脈内輸注によるブレンツキシマブベドチン1.8mg/kgで処置されている。再発した黒色腫を有する15/15の対象および再発したNSCLCを有する9/15の対象が登録され、本実施例に記載されるようにブレンツキシマブベドチンおよびペムブロリズマブを投与された。原発性難治性黒色腫を有する4/15の対象および原発性難治性NSCLCを有する5/15の対象が登録され、本実施例に記載されるようにブレンツキシマブベドチンおよびペムブロリズマブを投与された。
ブレンツキシマブベドチン1.8mg/kgは、およそ30分かけて与えられるIV輸注によって21日毎のサイクルの1日目に投与されている。輸注関連反応がない場合、全ての対象に関する輸注速度を算出して、30分の輸注期間を達成するべきである。治験薬はIVプッシュまたはボーラスとして投与してはならない。治験薬は他の薬剤と混合するべきではない。ブレンツキシマブベドチンの投与は、ペムブロリズマブの輸注の完了の少なくとも30分後に開始する。
体重ベースの投薬は、対象の実際の体重に基づく。ベースラインからの体重の10%以上の変化を経験する対象については、用量を調整する必要がある。対象の体重を、イベントのスケジュールに記載された全ての関連する評価ウィンドウの間に測定する必要がある。体重の変化に関する他の用量調整は、施設の基準に従って許容される。丸めは、名目上の用量の5%以内で許容される。体重ベースの投薬の例外は、100kgを超える体重の対象について為される;用量は、これらの個体については100kgに基づく。この試験におけるサイクル当たりに算出されるブレンツキシマブベドチンの最大用量は、180mgである。
表1は、全ての対象についての試験処置関連毒性に関する推奨用量改変を記載する。ペムブロリズマブの投薬は、ブレンツキシマブベドチンの投薬が改変される場合、継続してもよいか、または対象が臨床利益を得る場合、停止されてもよい。しかしながら、ペムブロリズマブを中止する対象は、ブレンツキシマブベドチンも中止する。
処置関連毒性のために低減する用量は、スポンサーとの議論なしに再漸増させるべきではない。用量の遅延/改変に関する詳細な推奨については、ブレンツキシマブベドチンの添付文書を参照されたい。
a 1.2 mg/kg未満への用量低減は許容されず、毒性は用量遅延によって管理すべきである。
b グレード3または4の電解質臨床検査異常を生じる対象は、中断なく試験処置を継続してもよい。
c グレード4の輸注関連反応を経験する対象については、処置を中止すべきである。
d 施設の標準治療に従って血液製剤の輸注によるサポートが許容されている。
e グレード3または4のリンパ球減少症を生じる対象は、中断なく試験処置を継続してもよい。
ペムブロリズマブの試験処置は、それぞれの21日のサイクルの1日目に投与されている。ペムブロリズマブは、30分のIV輸注を使用して200mgの用量として投与される;ペムブロリズマブの投与は、ブレンツキシマブベドチンの輸注の少なくとも30分前に完了すべきである。現場は、できるだけ30分に近い輸注のタイミングを目標とするためにあらゆる努力を払うべきである。しかしながら、現場間での輸注ポンプの変動性を考慮すると、-5分~+10分の枠が許容される(すなわち、輸注時間は30分-5min/+10minである)。
ブレンツキシマブベドチンの投薬は、ペムブロリズマブの投薬が中止される場合には中止すべきである。しかしながら、ブレンツキシマブベドチンを中止する対象は、対象が臨床利益を得ている場合にはペムブロリズマブを受けるのを継続してもよい。
ペムブロリズマブと関連するirAEに関する用量改変および毒性管理指針は、表2に提供される。
AE(s)=有害事象(s); ALT=アラニンアミノトランスフェラーゼ; AST=アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ; CTCAE=有害事象共通用語規準; DRESS=好酸球増多症および全身症状を伴う薬剤性発疹; GI=胃腸; IO=免疫腫瘍学; ir=免疫関連; IV=静脈内; SJS=Stevens-Johnson症候群; T1DM=1型糖尿病; TEN=中毒性表皮壊死症; ULN=正常上限
注: 非irAEは、臨床実務の推奨に従って適切に管理される。
a AST/ALT: ベースライン正常の場合、ULNの3.0倍超~5.0倍; ベースライン異常の場合、ベースラインの3.0倍超~5.0倍; ビリルビン:ベースライン正常の場合、ULNの1.5倍超~3.0倍; ベースライン異常の場合、ベースラインの1.5倍超~3.0倍
b AST/ALT: ベースライン正常の場合、ULNの5.0倍超~20.0倍; ベースライン異常の場合、ベースラインの5.0倍超~20.0倍; ビリルビン: ベースライン正常の場合、ULNの3.0倍超~10.0倍; ベースライン異常の場合、ベースラインの3.0倍超~10.0倍
c AST/ALT: ベースライン正常の場合、ULNの20.0倍を超える; ベースライン異常の場合、ベースラインの20.0倍を超える; ビリルビン: ベースライン正常の場合、ULNの10.0倍を超える; ベースライン異常の場合、ベースラインの10.0倍を超える
d ペムブロリズマブを保留するか、または永久に中止するための決定は、治験責任医師または治療担当医師の指示である。制御が達成されたか、またはグレード2以下である場合、ペムブロリズマブを再開してもよい。
e 中止を必要とする事象としては、限定されるものではないが、脳炎および他の臨床的に重要なirAE(例えば、血管炎および硬化性胆管炎)が挙げられる。
ペムブロリズマブと関連する輸注反応に関する用量改変および毒性管理指針は、表3に提供される。
適切な蘇生装置がベッドサイドで利用可能であり、医師が薬物投与の期間中に容易に利用可能であるべきである
PD-1阻害剤療法中にX線撮影により確認された進行を有していた適格対象が分割されるコホートは、以下の通りである:
コホート1:原発性難治性転移性NSCLCを有し(既知の標的化可能なEGFR、ALK、ROS1、もしくはBRAF変異を有しない)、アジュバント抗PD-1療法の間に進行した、またはそれぞれの先の抗PD-1含有治療ラインにおいて6ヶ月未満のSDを有する対象。
コホート2:再発性転移性NSCLCを有し(既知の標的化可能なEGFR、ALK、ROS1、もしくはBRAF変異を有しない)、任意の先のPD-1含有治療ラインに対して少なくとも3ヶ月にわたるCR/PRの先の客観的奏効または少なくとも6ヶ月にわたるSDを呈した後に進行した対象。測定可能な疾患を有しない治療のアジュバント経過は、少なくとも6ヶ月の基準についてSDには適用されない。
コホート3:原発性難治性転移性皮膚黒色腫を有し(標的化可能な遺伝子変異を有しない対象および標的化治療に失敗したBRAF-V600E/V600Kの対象を含む)、アジュバント抗PD-1療法の間に進行した、またはそれぞれの先の抗PD-1含有治療ラインにおいて6ヶ月未満のSDを有する対象。
コホート4:任意の先のPD-1含有治療ラインに対して少なくとも3ヶ月にわたるCR/PRの先の客観的奏効または少なくとも6ヶ月にわたるSDを呈した後に再発性転移性皮膚黒色腫を有する対象(標的化可能な遺伝子変異を有しない対象および標的化治療に失敗したBRAF-V600E/V600Kの対象を含む)。測定可能な疾患を有しない治療のアジュバント経過は、少なくとも6ヶ月の基準についてSDには適用されない。
抗腫瘍活性および安全性データに基づいて、各コホートは、ペムブロリズマブとともにブレンツキシマブベドチンの安全性および抗腫瘍活性をさらに特徴付けるための拡大フェーズ(コホート当たりさらに40の対象まで)を有してもよい。
応答は、全ての対象について初回投与から48週目まで6週毎に、次いで、その後の疾患進行まで12週毎にコンピューター断層撮影(CT)スキャンまたは磁気共鳴画像法(MRI)によって評価される。造影剤を用いる、および用いないCTスキャンは、胸部、腹部、および骨盤に対して実施される。脳転移の病歴を有する対象は、初回投与日からおよそ12週毎に、または臨床的に指示される場合にはもっと早く、造影剤を用いる脳MRIを有するべきである。対象は、試験薬の最後の投与後、30日にわたって安全性について追跡される。再発した黒色腫を有する11/15の対象および再発したNSCLCを有する6/15の対象が、本実施例に記載されるように有効性について評価された。原発性難治性黒色腫を有する4/15の対象および原発性難治性NSCLCを有する1/15の対象が、本実施例に記載されるように有効性について評価された。
組み入れ基準
1.再発性もしくは難治性転移性扁平上皮もしくは非扁平上皮NSCLC(既知の標的化可能なEGFR、ALK、ROS1、もしくはBRAF変異を有しない)を有する対象または転移性皮膚黒色腫を有する対象(標的化可能な遺伝子変異を有しない対象および標的化治療に失敗したBRAF-V600E/V600Kの対象を含む)。
2.対象は、現在、PD-1チェックポイント阻害剤(CPI)療法(例えば、ニボルマブもしくはペムブロリズマブ)を受けているか、または登録前の90日以内にPD-1 CPI療法の最後の投与を受けている必要がある;PD-1阻害剤療法は、前回の最後の治療ラインである必要がある。
3.ローカルサイトの治験責任医師/X線撮影によって評価された場合、RECIST 1.1によって測定可能な疾患を有すること。以前に照射された領域にある病変は、そのような病変において進行が証明された場合、測定可能と考えられる。
4Aまたは4Bのいずれか
4A.対象は、単剤治療として、または他のチェックポイント阻害剤もしくは他の治療と組み合わせて投与される抗PD-1モノクローナル抗体(mAb)を用いた処置に関して進行している必要がある。PD-1処置の進行は、以下の基準の全てを満たすことによって定義される。
a.難治性疾患を有する対象は、アジュバント抗PD-1療法の間に、または先の客観的奏効を有しない測定可能な疾患を有する、もしくはそれぞれの先の抗PD-1含有治療ラインにおいて6ヶ月未満のSDを有する対象について進行している必要がある。
b.再発性疾患を有する対象は、任意の先のPD-1含有治療ラインに対して少なくとも3ヶ月にわたるCR/PRの先の客観的奏効または少なくとも6ヶ月にわたるSDを呈した後に進行している必要がある。測定可能な疾患を有しない治療のアジュバント経過は、少なくとも6ヶ月の基準についてSDには適用されない。
4B.対象は、単剤治療として、または他のチェックポイント阻害剤もしくは他の治療と組み合わせて投与される抗PD-1モノクローナル抗体(mAb)を用いた転移状況における処置に関して進行している必要がある。PD-1処置の進行は、以下の基準の全てを満たすことによって定義される。
a.難治性疾患を有する対象は、3ヶ月以内の以前のPD-1阻害剤療法の間もしくは後に先の客観的奏効なしで進行しているか、または6ヶ月未満のSDを有している必要がある。
または
b.再発性疾患を有する対象は、少なくとも3ヶ月にわたるCR/PRの先の客観的奏効または少なくとも6ヶ月にわたるSDを呈した後に進行している必要がある。
および
c.少なくとも2用量の承認された抗PD-1 mAbを受けた。
i.RECIST v1.1によって定義されたようにPD-1後に疾患進行(PD)を示した。進行性疾患が、抗PD-1 mAbの最後の投与から90日以内に記述されている。
ii.登録前の進行性疾患は、12週未満にわたる抗PD-1含有治療中にある患者についてiRECISTに従って決定される。12週未満の抗PD-1含有治療を有する患者については、PDの最初の証拠は、急速な臨床進行の非存在下で、最初の記述されたPDの日から4週以上の2回目の評価によって確定される。
iii.この決定は、治験責任医師によって行われる。PDが確認されたら、PDの記述の最初の日を、疾患の日と考える。
5.3ヶ月以内に得られた腫瘍組織試料が、登録の前に必要である。骨生検および吸引物は、腫瘍組織の許容される供給源ではない。腫瘍試料アーカイブが利用可能ではない場合、医学的に実現不可能であり、医学的モニターの以前の同意がある場合を除いて、試験薬の初回投与の前に新鮮な生検試料を収集する必要がある。
6.18歳またはそれより上の年齢。
7.1に等しい、または1未満の米国東海岸がん臨床試験グループ(ECOG)パフォーマンスステータススコア。
8.試験処置の開始前の10日以内の以下のベースライン検査データ:
・1500/μL以上の絶対好中球数(ANC)
・100,000/μL以上の血小板数
・9.0g/dL以上または5.6mmol/L以上のヘモグロビン
・正常上限(ULN)の1.5倍以下の血清ビリルビンまたはULNの1.5倍を超える総ビリルビンレベルを有する参加者については、ULN以下の直接ビリルビン
・適用できる場合、Modification of Diet in Renal Disease(MDRD)試験式を使用した場合の、45mL/min/1.73m2以上の推算糸球体濾過量(GFR)
・ULNの2.5倍以下のアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)およびアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)(肝転移を有する参加者については、ULNの5倍以下)
・国際標準比(INR)またはプロトロンビン時間(PT)もしくは活性化部分トロンボプラスチン時間(aPTT)が抗凝固剤の意図される使用の治療範囲内にある限り、参加者が抗凝固剤療法を受けている場合を除いて、ULNの1.5倍以下のPT。
9.ヒト免疫不全ウイルス(HIV)陽性である対象については、以下の要件:
・350細胞/μL以上のCD4+T細胞計数
・過去12ヶ月以内にAIDSによる日和見感染がない
・確立された高活性抗レトロウイルス療法(HAART)を受けており、50コピー/mL未満の確定されたHIV RNAレベルと定義されるウイルス抑制を達成および維持していた。
10.以下の条件下で妊娠の可能性がある対象:
a.試験薬の初回投与の前の7日以内に、血清または尿による妊娠検査(最大感度25mIU/mLまたは同等の単位のベータヒト絨毛性ゴナドトロピン[β-hCG])の結果が陰性である必要がある。偽陽性の結果を示し、対象が妊娠していないことの検証が記述された対象は、参加について適格である。
b.試験中およびペムブロリズマブまたはブレンツキシマブベドチンの最後の投与後のうちいずれか遅い方で少なくとも120日間妊娠を試みないことに同意する必要がある。
c.インフォームドコンセントの時点で開始し、ペムブロリズマブまたはブレンツキシマブベドチンの最後の投与後のうちいずれか遅い方で120日間継続して、授乳または卵子提供しないことに同意する必要がある。
d.妊娠をもたらし得る方法で性交渉する場合、インフォームドコンセントの時点で開始し、試験の間ずっと、ペムブロリズマブまたはブレンツキシマブベドチンのいずれか遅い方の最後の投与後の少なくとも120日間にわたって継続して、2つの非常に有効な避妊方法を一貫して使用する必要がある。
11.以下の条件下で、子どもをもうけることができる対象:
a.インフォームドコンセントの時点で開始し、試験期間を通じて、ペムブロリズマブまたはブレンツキシマブベドチンのいずれか遅い方の最後の投与後の少なくとも120日間にわたって継続して、精子提供しないことに同意する必要がある。
b.妊娠をもたらし得る方法で妊娠可能性がある人と性交渉する場合、インフォームドコンセントの時点で開始し、試験の間ずっと、ペムブロリズマブまたはブレンツキシマブベドチンのいずれか遅い方の最後の投与後の少なくとも120日間にわたって継続して、2つの非常に有効な避妊方法を一貫して使用する必要がある。
c.妊娠または授乳している人と性交渉する場合、インフォームドコンセントの時点で開始し、試験の間ずっと、ペムブロリズマブまたはブレンツキシマブベドチンのいずれか遅い方の最後の投与後の少なくとも120日間にわたって継続して、2つの避妊選択肢のうちの1つを一貫して使用する必要がある。
除外基準
1.既知の活動性CNS転移および/または癌性髄膜炎を有すること。以前に処置された脳転移を有する参加者は、彼らが放射線学的に安定である、すなわち、反復的イメージングによって少なくとも4週にわたって進行の証拠がない(なお、反復的イメージングは試験スクリーニング中に実施すべきである)、臨床的に安定であり、試験処置の初回投与の前に少なくとも14日にわたってステロイド処置を必要としないという条件で参加してもよい。
2.初回試験薬投与の4週以内の、以前の免疫抑制化学療法、治療的放射線、または任意の免疫療法(例えば、免疫グロブリン補充療法、他のモノクローナル抗体療法)。
3.初回投与の試験薬の前の3年以内の別の悪性腫瘍の病歴または以前に診断された悪性腫瘍に由来する残存疾患の証拠。例外は、転移または死亡のリスクが無視できる程度(例えば、90%以上の5年全生存率)の悪性腫瘍、例えば、十分に処置された子宮頸部上皮内癌、非黒色腫皮膚癌、限局性前立腺がん、非浸潤性乳管癌、またはステージIの子宮がんなどである。
4.進行性多巣性白質脳症(PML)の病歴。
5.基礎となる悪性腫瘍と関連する活動性大脳/髄膜疾患。基礎となる悪性腫瘍と関連する大脳/髄膜疾患の病歴を有する対象は、以前のCNS疾患が明確に処置された場合には許容される。
6.試験薬の初回投与の前の2週以内の任意の制御されないグレード3の、またはそれより高い(米国立がん研究所の有害事象共通用語規準(National Cancer Institute’s Common Terminology Criteria for Adverse Events))、NCI CTCAEバージョン5.0による)、ウイルス、細菌、または真菌感染。日常的な抗微生物予防は許可される。
7.授乳している対象。
8.ブレンツキシマブベドチンまたはペムブロリズマブの薬物製剤中に含有される賦形剤に対する既知の過敏性。
9.表面抗原発現によりB型肝炎陽性であることが既知であること。C型肝炎感染が陽性(最後の6ヶ月以内にC型肝炎についてポリメラーゼ連鎖反応または抗ウイルス療法による陽性)であることが既知であること。C型肝炎感染について処置された対象は、彼らが12週の持続的ウイルス学的応答を記述した場合、許可される。
10.ブレンツキシマブベドチンを用いた以前の処置。
11.他の全身性抗腫瘍剤または治験薬を用いた現在の治療。
12.基礎となる悪性腫瘍と関連しないグレード3の、またはそれより高い肺疾患。
13.ブレンツキシマブベドチンの初回投与の前の6ヶ月以内の、ニューヨーク心臓協会(New York Heart Association)クラスIII-IVと一致する脳血管イベント(脳卒中または一過性虚血発作)、不安定狭心症、心筋梗塞、または心臓症状の記述された病歴。
14.ニューヨーク心臓協会基準による、鬱血性心不全、クラスIIIまたはIV。
15.ベースライン時にグレード2の、またはそれより高い末梢感覚または運動神経障害。
16.特発性間質性肺炎または50%未満の一酸化炭素に関する肺の拡散能力(DLCO;ヘモグロビンについて調整)の予測。
12.試験薬の初回投与の前の7日以内に、免疫不全の診断を有する、または慢性全身性ステロイド療法(1日当たり10mgを超えるプレドニゾン等価物の投薬)もしくは他の任意の形態の免疫抑制療法を受けていること。
13.過去2年で全身処置(すなわち、疾患修飾剤、コルチコステロイドまたは免疫抑制薬を使用する)を必要とした活動性自己免疫疾患を有すること。補充療法(例えば、副腎機能不全または下垂体機能不全のためのチロキシン、インスリン、または生理学的コルチコステロイド補充療法)は、全身処置の形態と考慮されず、許容される。
14.カポジ肉腫および/または多中心性キャッスルマン病の病歴を有するHIVに感染した参加者。
15.試験処置の開始の2週以内に先の放射線療法を受けたこと。参加者は、全ての放射線関連毒性から回復し、コルチコステロイドを必要とせず、放射線肺炎を有していないことが必要である。非CNS疾患に対する緩和的放射線(2週以下の放射線療法)については、1週間のウォッシュアウトが許可される。
16.試験薬の初回投与の前の30日以内に生ワクチンを受けたこと。生ワクチン例としては、限定されるものではないが、以下のもの:麻疹、おたふく風邪、風疹、水痘/帯状疱疹(水疱瘡)、黄熱病、狂犬病、カルメット・ゲラン菌(BCG)、および腸チフスワクチンが挙げられる。注射用の季節性インフルエンザワクチンは一般に、殺滅ウイルスワクチンであり、許容される;しかしながら、鼻内インフルエンザワクチン(例えば、FluMist(登録商標))は、弱毒化生ワクチンであり、許容されない。
17.ステロイドを必要とした(非感染性)肺炎の病歴を有する、または現在の肺炎を有すること。
18.NSCLCの対象については、試験処置の初回投与の6ヶ月以内に30Gyを超える、肺に対する放射線療法を受けていたこと。
19.試験の結果を混乱させ得る、試験の全期間にわたって参加者の参加を妨げ得る、または処置する治験責任医師の意見で、参加することが参加者にとって最大の利益とならない、任意の状態、治療、または検査異常の病歴または現在の証拠を有すること。
20.試験の要件と連携する参加者の能力を妨げ得る既知の精神障害または薬物乱用障害を有すること。
21.同種異系組織/固形臓器移植を有していたこと。
22.抗PD-1、抗PD-L1、もしくは抗PD-L2剤を用いた、または別の刺激性もしくは共阻害性T細胞受容体(例えば、CTLA-4、OX40、CD137)に対する薬剤を用いた以前の治療を受け、グレード3の、またはそれより高い免疫関連有害事象(irAE)に起因してその処置を中止したこと。
23.治験責任医師の意見で、計画された処置およびフォローアップを受ける、または許容する対象の能力を低下させ得る、他の重篤な基礎となる病状。
応答/有効性評価
応答は、48週目までは6週毎に、次いで、その後は疾患進行まで12週毎にX線撮影による腫瘍評価によって評価される。応答評価は、サイクル1の1日目から算出するべきである。
腫瘍評価は、胸部、腹部および骨盤のCTスキャンによって実施される。頸部の関与が記述されるか、または疑われる場合、この領域のCTも取得する必要がある。CTスキャンは診断品質のものである必要があり、医学的禁忌でない限り、IV造影剤を使用する必要がある。全てのプロトコールで必要とされる応答/有効性評価について一貫して使用される場合、CTによって評価できない対象については、MRIが許容される。脳転移の病歴を有する対象は、初回投与日からおよそ12週毎に、または臨床的に指示される場合にはもっと早く、造影剤を用いる脳MRIを有するべきである。
末梢血および腫瘍生検は、プロトコールで特定された時点で収集される。生検は、ベースライン時および初回投与の6週後(±1週;投薬の少なくとも1週後が好ましい)に必要である。6週での生検が実現可能でない場合、生検はメディカルモニターでの考察後に延期してもよい。腫瘍組織アーカイブは、それが登録前の3ヶ月以内および全身療法後に収集された場合、ベースライン時に許容される。腫瘍組織アーカイブが利用可能でない場合、医学的に実現不可能である場合および医学的モニターの以前の同意がある場合を除いて、ベースライン腫瘍生検が必要である。必要に応じた腫瘍生検は、疾患進行の時点で、または処置の終わりに収集される。軟部組織生検(例えば、切除生検、針生検、パンチ生検)のみが許容される。微細針吸引生検および骨生検は許容されない。
応答、耐性、または安全性の観察と関連する探索、予測、および予後バイオマーカーは、ブレンツキシマブベドチンおよびCPI療法を用いた処置の前および間に評価される。処置中の生検は、ブレンツキシマブベドチンおよびペムブロリズマブ療法のMOAおよび耐性機構を特徴付けるために使用される。
末梢血中でのバイオマーカー評価は、限定されるものではないが、循環血液細胞サブ集団(CD8、CD4、Treg、およびMDSC)、免疫メディエーター(サイトカイン、ケモカイン、および他の可溶性因子、例えば、sCD30、sCD153、sPD-1およびsPD-L1)、および循環疾患マーカーのベースラインおよび薬物誘導性変化の測定を含んでもよい。また、末梢血液細胞および組織とのブレンツキシマブベドチン相互作用をモニタリングしてもよい。アッセイは、限定されるものではないが、フローサイトメトリー、ELISA、Luminex、次世代配列決定、プロテオミック法、および他のイムノアッセイを含んでもよい。Treg、MDSC、ならびに活性化および増殖中のCD4およびCD8 T細胞の評価のためのフローサイトメトリー染色パネルは、以下に列挙される:
Tregパネル:CD3/CD4/CD8/CD25/CD127/CD30/CD153/CD183/CD194/CD196
MDSCパネル:CD33/CD3-CD19-CD56/CD15/CD16/CD14/HLA-DR/CD11b/CD66b/CD45
CD4およびCD8パネル:CD3/CD4/CD8/Ki67/HLA-DR/CD30/CD153/PD-1/PD-L1。
腫瘍組織でのバイオマーカー評価は、限定されるものではないが、CD30、PD-L1、Foxp3(Treg)、CD8、MDSCおよび他の免疫細胞または腫瘍細胞マーカー、ブレンツキシマブベドチンおよびその潜在的な代謝物の測定ならびに腫瘍微小環境の特徴付け、腫瘍サブタイピング、体細胞変異またはがんにおいて一般的に変化する遺伝子もしくはRNAの変化、および薬物の効果のプロファイリングを含んでもよい。アッセイは、限定されるものではないが、免疫組織化学染色ならびにRNAおよびDNAの次世代配列決定を含んでもよい。
少なくとも1用量のいずれかの試験薬を投与された対象は、安全性評価に含まれる。安全性評価は、有害事象の監視および記録ならびに身体検査所見および臨床検査の測定値からなる。
試験の目的および対応する評価項目は、表4にまとめられる。
この試験の主要評価項目は、治験責任医師の評価に基づくRECIST v1.1による確定ORRである。RECIST v1.1による確定ORRは、最良総合効果がRECIST v1.1による確定CRまたはPRである対象の割合と定義される。少なくとも2つ(初期応答および確認スキャン)のベースライン後の応答評価を有しない対象は、確定ORRを算出するための非応答者としてスコア化される。iRECIST指針に基づく確定CRまたはPRを有する対象の割合をまとめるiRECISTによるORRの別の副次的評価項目も分析される。
RECIST v1.1によるDORは、RECIST v1.1による確定客観的腫瘍応答(CRまたはPR)の最初の記述の開始から、PD(RECIST v1.1による)の最初の記述までの時間、または任意の原因に起因する死亡までの時間のいずれか早い方の時間と定義される。RECIST v1.1による進行がない対象または死亡は打ち切られる;詳細は、統計分析計画(SAP)において提供される。RECIST v1.1によるDORは、CRまたはPRを達成する対象のサブセットについてのみ算出される。
iRECISTによるDORの別の評価項目も分析され、ここで、iRECISTによるDORは、治験責任医師の評価によるiRECIST指針に基づく確定客観的奏効(CRまたはPR)の最初の記述から、治験責任医師の評価によるiRECISTによる確定客観的腫瘍進行の最初の記述までの時間、または任意の原因に起因する死亡までの時間のいずれか早い方の時間として定義される。
PFSは、試験処置の開始から、客観的腫瘍進行(RECIST v1.1によるPD)の最初の記述までの時間、または任意の原因に起因する死亡までの時間のいずれか早い方の時間として定義される。PFSデータは、客観的腫瘍進行を有せず、分析の時点で依然として試験されており、試験処置以外の抗腫瘍処置を与えられる、または客観的腫瘍進行の記述の前に試験から除去される対象に関するPDの非存在を記述する測定された病変の最後のX線撮影評価の日で打ち切られる。最初の投与後に腫瘍応答の評価を欠く対象は、1日で打ち切られたそのイベント時間を有する。
全生存期間(OS)は、最初の投与から、任意の原因に起因する死亡までの時間として定義される。具体的には、OS=死亡日-初回投与日+1。試験フォローアップの終了までに死亡したことが不明である対象については、OSの観察は、対象が生存していることが最後に知られた日(すなわち、最後の接触日)に打ち切られる。最初の投与の日を越えたデータを欠く対象は、初回投与日に打ち切られたその生存時間(すなわち、1日のOS期間)を有する。
末梢血と腫瘍組織との両方においてバイオマーカーが分析される。末梢血は、ベースライン時および処置後の異なる時点で収集される。調節性T細胞(Treg)、骨髄由来抑制細胞(MDSC)、CD8 T細胞および他の免疫サブセットのレベルは、確立された染色パネルを使用するフローサイトメトリーによって測定される。経時的な各免疫サブセットのパーセンテージまたは絶対数の潜在的な変化が評価される。腫瘍組織において、CD30、PD-L1、Treg、およびCD8 T細胞のレベルは、免疫組織化学(IHC)染色および遺伝子発現分析を使用して測定される。CD30、Treg、PD-L1、およびCD8のレベルは、腫瘍微小環境の潜在的な変化について、ベースラインと処置後との生検試料の間で比較される。CD30のベースライン腫瘍発現とORRとの間の潜在的な関係が調査される。
結果
図1Aおよび図1Eは、有効性について評価された難治性転移性皮膚黒色腫を有する対象に関する腫瘍測定におけるベースラインからのパーセント変化を示す。図1Aにおける最良総合効果について、2人の対象がSDを示し、2人の対象がPDを示した。図1Bおよび図1Fは、有効性について評価された再発性転移性皮膚黒色腫を有する対象に関する腫瘍測定におけるベースラインからのパーセント変化を示す。図1Bにおける最良総合効果について、3人の対象がPRを示し、7人の対象がSDを示し、1人の対象がPDを示した。図1Cおよび図1Gは、有効性について評価された難治性NSCLCを有する対象に関する腫瘍測定におけるベースラインからのパーセント変化を示す。図1Cにおける最良総合効果について、1人の対象がPDを示した。図1Dおよび図1Hは、有効性について評価された再発性NSCLCを有する対象に関する腫瘍測定におけるベースラインからのパーセント変化を示す。図1Dにおける最良総合効果について、1人の対象がPRを示し、4人の対象がSDを示し、1人の対象がPDを示した。図1A~1Hにおけるそれぞれの直線は、個々の対象を表す。
(実施例2)
転移性頭頸部がんを有する対象におけるペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの第II相試験
再発性転移性頭頸部扁平上皮癌を有する対象の処置のための、ペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの安全性および抗腫瘍活性を評価するように設計された追加の非盲検、多コホート、多施設、第2相臨床試験である。対象は、実施例1に記載されたように3週毎のペムブロリズマブ200mgと組み合わせた3週毎の静脈内輸注によるブレンツキシマブベドチン1.8mg/kgを用いて処置される。応答および有効性は、実施例1に記載されたように評価される。目的および対応する評価項目は、実施例1に記載された通りである。
(実施例3)
転移性腎細胞癌を有する対象におけるペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの第II相試験
再発性転移性腎細胞癌を有する対象の処置のための、ペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの安全性および抗腫瘍活性を評価するように設計された追加の非盲検、多コホート、多施設、第2相臨床試験である。対象は、実施例1に記載されたように3週毎のペムブロリズマブ200mgと組み合わせた3週毎の静脈内輸注によるブレンツキシマブベドチン1.8mg/kgを用いて処置される。応答および有効性は、実施例1に記載されたように評価される。目的および対応する評価項目は、実施例1に記載された通りである。
(実施例4)
転移性膀胱がんを有する対象におけるペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの第II相試験
再発性転移性膀胱がんを有する対象の処置のための、ペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの安全性および抗腫瘍活性を評価するように設計された追加の非盲検、多コホート、多施設、第2相臨床試験である。対象は、実施例1に記載されたように3週毎のペムブロリズマブ200mgと組み合わせた3週毎の静脈内輸注によるブレンツキシマブベドチン1.8mg/kgを用いて処置される。応答および有効性は、実施例1に記載されたように評価される。目的および対応する評価項目は、実施例1に記載された通りである。
(実施例5)
高頻度マイクロサテライト不安定性またはミスマッチ修復機能欠損がんを有する対象におけるペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの第II相試験
高頻度マイクロサテライト不安定性またはミスマッチ修復機能欠損がんを有する対象の処置のための、ペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの安全性および抗腫瘍活性を評価するように設計された追加の非盲検、多コホート、多施設、第2相臨床試験である。対象は、実施例1に記載されたように3週毎のペムブロリズマブ200mgと組み合わせた3週毎の静脈内輸注によるブレンツキシマブベドチン1.8mg/kgを用いて処置される。応答および有効性は、実施例1に記載されたように評価される。目的および対応する評価項目は、実施例1に記載された通りである。
(実施例6)
転移性結腸直腸がんを有する対象におけるペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの第II相試験
再発性転移性結腸直腸がんを有する対象の処置のための、ペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの安全性および抗腫瘍活性を評価するように設計された追加の非盲検、多コホート、多施設、第2相臨床試験である。対象は、実施例1に記載されたように3週毎のペムブロリズマブ200mgと組み合わせた3週毎の静脈内輸注によるブレンツキシマブベドチン1.8mg/kgを用いて処置される。応答および有効性は、実施例1に記載されたように評価される。目的および対応する評価項目は、実施例1に記載された通りである。
(実施例7)
転移性胃がんを有する対象におけるペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの第II相試験
再発性転移性胃がんを有する対象の処置のための、ペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの安全性および抗腫瘍活性を評価するように設計された追加の非盲検、多コホート、多施設、第2相臨床試験である。対象は、実施例1に記載されたように3週毎のペムブロリズマブ200mgと組み合わせた3週毎の静脈内輸注によるブレンツキシマブベドチン1.8mg/kgを用いて処置される。応答および有効性は、実施例1に記載されたように評価される。目的および対応する評価項目は、実施例1に記載された通りである。
(実施例8)
転移性食道がんを有する対象におけるペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの第II相試験
再発性転移性食道がんを有する対象の処置のための、ペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの安全性および抗腫瘍活性を評価するように設計された追加の非盲検、多コホート、多施設、第2相臨床試験である。対象は、実施例1に記載されたように3週毎のペムブロリズマブ200mgと組み合わせた3週毎の静脈内輸注によるブレンツキシマブベドチン1.8mg/kgを用いて処置される。応答および有効性は、実施例1に記載されたように評価される。目的および対応する評価項目は、実施例1に記載された通りである。
(実施例9)
転移性子宮頸がんを有する対象におけるペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの第II相試験
再発性転移性子宮頸がんを有する対象の処置のための、ペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの安全性および抗腫瘍活性を評価するように設計された追加の非盲検、多コホート、多施設、第2相臨床試験である。対象は、実施例1に記載されたように3週毎のペムブロリズマブ200mgと組み合わせた3週毎の静脈内輸注によるブレンツキシマブベドチン1.8mg/kgを用いて処置される。応答および有効性は、実施例1に記載されたように評価される。目的および対応する評価項目は、実施例1に記載された通りである。
(実施例10)
転移性肝細胞癌を有する対象におけるペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの第II相試験
再発性転移性肝細胞癌を有する対象の処置のための、ペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの安全性および抗腫瘍活性を評価するように設計された追加の非盲検、多コホート、多施設、第2相臨床試験である。対象は、実施例1に記載されたように3週毎のペムブロリズマブ200mgと組み合わせた3週毎の静脈内輸注によるブレンツキシマブベドチン1.8mg/kgを用いて処置される。応答および有効性は、実施例1に記載されたように評価される。目的および対応する評価項目は、実施例1に記載された通りである。
(実施例11)
転移性子宮内膜癌を有する対象におけるペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの第II相試験
再発性転移性子宮内膜癌を有する対象の処置のための、ペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの安全性および抗腫瘍活性を評価するように設計された追加の非盲検、多コホート、多施設、第2相臨床試験である。対象は、実施例1に記載されたように3週毎のペムブロリズマブ200mgと組み合わせた3週毎の静脈内輸注によるブレンツキシマブベドチン1.8mg/kgを用いて処置される。応答および有効性は、実施例1に記載されたように評価される。目的および対応する評価項目は、実施例1に記載された通りである。
(実施例12)
転移性メルケル細胞癌を有する対象におけるペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの第II相試験
再発性転移性メルケル細胞癌を有する対象の処置のための、ペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの安全性および抗腫瘍活性を評価するように設計された追加の非盲検、多コホート、多施設、第2相臨床試験である。対象は、実施例1に記載されたように3週毎のペムブロリズマブ200mgと組み合わせた3週毎の静脈内輸注によるブレンツキシマブベドチン1.8mg/kgを用いて処置される。応答および有効性は、実施例1に記載されたように評価される。目的および対応する評価項目は、実施例1に記載された通りである。
(実施例13)
転移性皮膚扁平上皮癌を有する対象におけるペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの第II相試験
再発性転移性皮膚扁平上皮癌を有する対象の処置のための、ペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの安全性および抗腫瘍活性を評価するように設計された追加の非盲検、多コホート、多施設、第2相臨床試験である。対象は、実施例1に記載されたように3週毎のペムブロリズマブ200mgと組み合わせた3週毎の静脈内輸注によるブレンツキシマブベドチン1.8mg/kgを用いて処置される。応答および有効性は、実施例1に記載されたように評価される。目的および対応する評価項目は、実施例1に記載された通りである。
(実施例14)
転移性乳がんを有する対象におけるペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの第II相試験
再発性転移性乳がんを有する対象の処置のための、ペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの安全性および抗腫瘍活性を評価するように設計された追加の非盲検、多コホート、多施設、第2相臨床試験である。対象は、実施例1に記載されたように3週毎のペムブロリズマブ200mgと組み合わせた3週毎の静脈内輸注によるブレンツキシマブベドチン1.8mg/kgを用いて処置される。応答および有効性は、実施例1に記載されたように評価される。目的および対応する評価項目は、実施例1に記載された通りである。
(実施例15)
転移性腫瘍遺伝子変異量高スコアがんを有する対象におけるペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの第II相試験
再発性転移性腫瘍遺伝子変異量高スコアがんを有する対象の処置のための、ペムブロリズマブと組み合わせたブレンツキシマブベドチンの安全性および抗腫瘍活性を評価するように設計された追加の非盲検、多コホート、多施設、第2相臨床試験である。対象は、実施例1に記載されたように3週毎のペムブロリズマブ200mgと組み合わせた3週毎の静脈内輸注によるブレンツキシマブベドチン1.8mg/kgを用いて処置される。応答および有効性は、実施例1に記載されたように評価される。目的および対応する評価項目は、実施例1に記載された通りである。
(実施例16)
CD30発現は、同系A20腫瘍において活性化されたTregに限定される
A20腫瘍を、マウスCD30の代わりに1コピーのヒトCD30(TNFRSF8)を発現するように遺伝子操作されたマウス、huCD30Tg+/-マウスの左脇腹へと皮下(s.c.)埋め込みした。腫瘍が200mm3に達したとき、腫瘍および脾臓をマウスから採取し、CD4 Tregおよび非TregにおけるCD30の発現についてフローサイトメトリーによって分析した。Tregおよび非Tregサブ集団の群を、FOXP3およびCD25発現に基づいてゲーティングした(ゲート1~4)。図2に示されるように、第1群の腫瘍Treg FOXP3hiCD25hiは、腫瘍(第1群~第3群)または脾臓CD4 T細胞(第1群~第4群)において、あまり活性化されていないTregまたは非Treg CD4と比較して高レベルのCD30発現を示す。CD30発現は、A20モデルでの腫瘍においてTregの高度に活性化されたサブセットに限定される。
(実施例17)
CD30を標的化するADCは腫瘍成長を有意に遅くする
CT26同系結腸癌腫瘍細胞を、huCD30Tg+/-マウスの左脇腹へとs.c.埋め込みした。マウスは、2用量のヒトCD30標的化ADC(CD30-ADC)1mg/kgまたは非特異的対照ADC 5mg/kgを4日間隔で受け、腫瘍体積が平均50mm3になったときに初回用量を投与した。対照群の平均が800mm3を超えるまで腫瘍体積をモニタリングした。このモデルでは、埋め込まれたCT26細胞は、ヒトまたはマウスCD30を発現せず、huCD30は免疫細胞によって内因性に発現されると予想されるに過ぎない。図3に示されるように、ヒトCD30標的化ADCは、CT26同系結腸癌腫瘍細胞の腫瘍成長を有意に遅らせる。
(実施例18)
CD30発現は解離したNSCLC腫瘍における調節性T細胞において富化され、PD1遮断抗体を用いた処置後に上方調節される
単一細胞懸濁液中に解離させたNSCLC腫瘍を、Discovery Life Sciencesから購入した。解離した腫瘍細胞(DTC)を、RPMI+10%FCS中に再懸濁し、非接着性96ウェル丸底プレートに播種して、DTCスフェロイドを形成させた。細胞を未処理のままにしたか、または20μg/mlの抗PD1遮断抗体で処理した。37℃での培養の4日後、DTCスフェロイドをFACS分析のために染色した。DTCを、生存率色素ならびにCD3、CD2、CD4、CD8、CD30、FoxP3、およびCD25を標的化する蛍光標識された抗体で染色して、CD4、CD8、およびTreg(CD4+、FOXP3+、CD25+)T細胞ならびにCD30を発現する細胞の割合を識別した。DTC培養物中で、CD30発現は、CD4およびCD8 T細胞と比較してTregにおいて富化された(図4A)。抗PD-1遮断抗体で処理されたDTCスフェロイドは、7つのDTC試料のうちの5つにおいてCD30を発現するTregの割合の増加を示したが、CD4およびCD8 T細胞はCD30発現の増加を示さなかった(図4C)。