ティーおよびアンカーを有するゴルフティーシステムが議論されている。ティーは、アンカーに対して高さ調節可能である。第1のアンカーは、キャップ、ステム、および先端部を含む。ステムは、内部に、外部に、または、それらの組み合わせでネジ山付きであることが可能である。第2のアンカーは、ステムおよびベースを含む。ステムは、内部にネジ山付きであることが可能である。第1のアンカーと第2のアンカーの両方は、3ピース(たとえば、取り外し可能なキャップ、取り外し可能なステム、または、それらの取り外し可能な部分)から構成され、それぞれのステムの内側キャビティーへのアクセスを提供することが可能である。
議論の容易さおよび明確さのために、ボール高さ、ティー高さ、またはヘッド高さは、地面に対するものであり、地面の上にゴルファーが立っており、地面からドライバーショットが生じている。しかし、ボール高さ、ティー高さ、またはヘッド高さは、アンカーの最も上側の表面までの相対的な距離、または、1つもしくは複数の絶対的な長さ、高さ、もしくは距離に基づいて、そのように限定されることを意図していない。
図1Aは、ティー100を示している。図1Bは、線I-Iに沿ってとられたティー100の断面図を示している。ティー100は、シャフト104と、シャフト104の第1の端部にあるヘッド102と、シャフト104の第2の端部にある先端部106とを含む。ヘッド102は、平坦になっているかまたは凹形になっていることが可能である。ティー長さTLは、任意の適当なサイズであることが可能である。たとえば、ティー長さTLは、25.4~127mmの範囲にあることが可能である。
1つの例において、ティー長さTLは、ゴルフボールの直径の半分と最大の合法的なドライバーヘッドの高さとの総計よりも小さいかまたはそれに等しくなっていることが可能である(すなわち、ティー長さ=(0.5x(ゴルフボール直径))+(最大の合法的なドライバーヘッドの高さ))。現在では、USGA用具規則によって決定されるような「アメリカン」ゴルフボールは、直径に関して42.67ミリメートル以上であることが可能である。代替的に、「ブリティッシュ」ゴルフボールは、直径に関して41.1mm以上であることが可能である。また、現在のUSGA用具規則に基づいて、ソールからクラブヘッドのクラウンまでの最大距離は、71.12mm以下である。
ティー100のシャフト104は、ネジ山付きになっていることが可能である。ネジ山は、限定するものではないが、たとえば、1/64インチ(または、0.396875mm)のインクリメントなどで、1/64インチ(0.396875mm)から1インチ(25.4mm)の範囲にあるものを含む、任意の適当なサイズであることが可能である。シャフト104は、合計でまたは1インチ当たりのネジ山数にかかわらず、任意の適当な数のネジ山を含むことが可能であり、それは、限定するものではないが、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、18、20、24、32、40、50、60、70、80、90、100、最大で2まで、最大で3まで、最大で4まで、最大で5まで、最大で6まで、最大で7まで、最大で8まで、最大で9まで、最大で10まで、最大で11まで、最大で12まで、最大で13まで、最大で14まで、最大で15まで、最大で16まで、最大で18まで、最大で20まで、最大で24まで、最大で32まで、最大で40まで、最大で50まで、最大で60まで、最大で70まで、最大で80まで、最大で90まで、最大で100まで、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4、少なくとも5、少なくとも6、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、少なくとも11、少なくとも12、少なくとも13、少なくとも14、少なくとも15、少なくとも16、少なくとも18、少なくとも20、少なくとも24、少なくとも32、少なくとも40、少なくとも50、少なくとも60、少なくとも70、少なくとも80、少なくとも90、または少なくとも100などを含む。1つの例において、シャフト104は、シャフト長さの1つまたは複数のセグメントにおいてネジ山付きである。別の例において、シャフト104は、シャフト長さの全体に沿ってネジ山付きである。
図2Aは、アンカー200を示しており、それは、自然の表面において使用するためのものなどである。図2Cは、線II-IIに沿ってとられたアンカー200の断面図を示している。アンカー200は、ステム204と、ステム204の第1の端部にあるキャップ202と、ステム204の第2の端部にある先端部206とを含む。また、アンカー200は、キャビティー220(たとえば、アンカー200の中の1つまたは複数の内側壁部によって形成されている)を含み、キャビティー220は、シャフト104、先端部106、またはその両方を受け入れて係合するようにサイズ決めおよび形状決めされている。キャビティー220は、完全にネジ山付きであるか、部分的にネジ山付きであるか、または、全くネジ山付きでないことが可能である。1つの例では、キャビティー220は、ステム204の遠位にあるキャップ202の側部から先端部206の中へ延在している。別の例において、キャビティー220は、先端部206に進入することなく、ステム204の遠位にあるキャップ202の側部からステム204の中へ延在している。
キャップ202は、スロット210を含み、スロット210は、キャップ202の上部部分のキャビティー220の一部分から、または、キャップ202の近位にあるキャビティー220の一部分から延在している。スロット210は、たとえば、ねじ込むこと、押すこと、またはツイストすることなどによって、アンカー200を地面の中へ固定するために、デバイスまたは物体(たとえば、スクリュードライバー、コイン、指、指の爪、スパイクレンチ、またはスポーツレンチなど)を受け入れることが可能である。アンカー200は、複数のスロット210を含むことが可能である。
キャップ202の上側表面は、地面と同一平面上に座ることが可能であり、または、キャップ202の底部表面は、地面の上に置かれることが可能である。1つの例において、キャップ202の内側壁部の一部分は、キャビティー220のより深い部分へのアクセスを提供するための湾曲したまたはテーパー付きの表面を含み、それによって、破損または剪断されたティーが除去されることを可能にする。
スロット210の代替的にまたは追加的に、ステム204の遠位にあるキャップ202の側部におけるキャビティー220の部分は、シャフト104または先端部106の最大直径よりも大きくなっていることが可能であり、レンチ、たとえば、アレンレンチまたはスポーツ/スパイクレンチなどを受け入れるように形状決めされることが可能である。
ステム204の長さは、たとえば、1/64インチ(または、0.396875mm)のインクリメントなどで、1/64インチ(0.396875mm)から3.5インチ(88.9mm)の範囲にあることが可能である。
1つの例において、ステム204は、ネジ山208を含む。ネジ山208は、限定するものではないが、たとえば、1/64インチ(または、0.396875mm)のインクリメントなどで、1/64インチ(0.396875mm)から1インチ(25.4mm)の範囲にあるものを含む、任意の適当なサイズであることが可能である。ステム204は、合計でまたは1インチ当たりのネジ山数にかかわらず、任意の適当な数のネジ山を含むことが可能であり、それは、限定するものではないが、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、18、20、24、32、40、50、60、70、80、90、100、最大で2まで、最大で3まで、最大で4まで、最大で5まで、最大で6まで、最大で7まで、最大で8まで、最大で9まで、最大で10まで、最大で11まで、最大で12まで、最大で13まで、最大で14まで、最大で15まで、最大で16まで、最大で18まで、最大で20まで、最大で24まで、最大で32まで、最大で40まで、最大で50まで、最大で60まで、最大で70まで、最大で80まで、最大で90まで、最大で100まで、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4、少なくとも5、少なくとも6、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、少なくとも11、少なくとも12、少なくとも13、少なくとも14、少なくとも15、少なくとも16、少なくとも18、少なくとも20、少なくとも24、少なくとも32、少なくとも40、少なくとも50、少なくとも60、少なくとも70、少なくとも80、少なくとも90、または少なくとも100などを含む。1つの例において、ステム204は、ステム長さの1つまたは複数のセグメントにおいてネジ山付きである。別の例において、ステム204は、ステム長さの全体に沿ってネジ山付きである。
1つの例において、ステム204は、フルート加工されている。フルート加工は、ゴルフボールがティー100から打ち出されるときにアンカー200に働かされる応力(たとえば、剪断応力)または力に起因して、地面の中の抵抗の増加を提供する。フルート加工は、限定するものではないが、半球形、円錐形状、ピラミッド形、長方形、または三角形などを含む、任意の適当な形状であることが可能である。代替的に、ステム204は、外向きに、下向きに、上向きに、またはそれらの組み合わせで延在する1つまたは複数の突起部を有することが可能である。フルート加工が1つまたは複数の溝部を生成させる(すなわち、溝部がステム204の外側表面の中へ刻まれている)一方で、突起部は、ステム204の外側表面から延在している。別の例において、ステム204は、フルート加工され、1つまたは複数の突起部を含むことが可能である。
1つの例において、ネジ山、フルート、または突起部は、キャップ直径CDよりも大きい直径(TD)を有している。別の例において、ネジ山、フルート、または突起部は、キャップ直径CDよりも小さい直径(TD)を有している。さらに別の例において、ネジ山、フルート、または突起部は、キャップ直径CDに等しい直径(TD)を有している。
先端部206は、アンカー200がその中に挿入されている地面のタイプ、または、挿入時の地面の条件に基づいて、サイズ決め(たとえば、1/64インチ(または、0.396875mm)のインクリメントなどで、たとえば、1/64インチ(0.396875mm)から3.5インチ(88.9mm)の範囲にある)および形状決め(たとえば、テーパー付き、円筒形状、尖った形状、円錐形状の、ピラミッド形、三角形の、「X」字形状、「+」字形状、長方形など、または、それらの組み合わせ)されることが可能である。また、サイズおよび形状は、地面の中へのアンカー200の挿入のしやすさを向上させるために選択されることも可能である。たとえば、土壌または地面が岩だらけであるときには、先端部206は、破損の可能性を低減させるためにより短くなっており、岩にまたは岩の間により良好に侵入するためにより鋭くなっている(すなわち、より小さな内部角度)ことが可能である。別の例として、土壌または地面が緩いときには、先端部206は、地面によってアンカー200に働かされる力を増加させるために、より長くなっていることが可能である(それによって、アンカー200が移動することを引き起こすために、ドライバーショットの間にアンカー200に働かされるより大きな力を必要とする)。
1つの例において、キャップ202、ステム204、および先端部206は、単一のピースである。1つの例において、キャップ202は、たとえば、ネジ山、戻り止め、ダブテールジョイント、さね継ぎ、圧入など、または、それらの組み合わせなどによって、ステム204に除去可能に取り付けられている。ステム204からキャップ202を除去することは、キャビティー220のより深い部分へのアクセスを提供し、それによって、破損または剪断されたティーが除去されることを可能にする。別の例において、先端部206は、たとえば、ネジ山、戻り止め、ダブテールジョイント、さね継ぎ、圧入など、または、それらの組み合わせなどによって、ステム204に除去可能に取り付けられている。ステム204から先端部206を除去することは、たとえば、先端部206が破損したとき、または、異なる地面条件もしくは土壌条件に対処するためなどに、ステム204の交換または切り替えを可能にする。
図3は、バーブ302を備えたアンカー300を示している。アンカー300は、アンカー300がバーブ302を含むことを除いて、アンカー200と同様である。バーブ302は、先端部206またはキャップ202から外向きに、下向きに、上向きに、または、それらの組み合わせで延在し、グリップ力を増加させることが可能である。また、バーブは、たとえば、シャフト204がネジ山付きでないときなどに、シャフト204から外向きに、下向きに、上向きに、または、それらの組み合わせで延在することが可能である。
図4Aは、アンカー400を示しており、それは、たとえば、人工の表面の上で使用するなどのためのものである。図4Bは、線III-IIIに沿ってとられたアンカー400の断面図を示している。アンカー400は、ステム402およびベース404を含む。ステム402の直径は、ゴルフ練習場のマットの中の孔部を通ってフィットするようにサイズ決めされている。ベース404の直径は、マットの中へ挿入されたときに、アンカー400がステム402と同じ方向に孔部を通して引っ張られることを防止するようにサイズ決めされている(すなわち、ベース直径は、マットの中の孔部の直径よりも大きい)。また、アンカー400は、キャビティー406(たとえば、アンカーの中の1つまたは複数の内側壁部によって形成されている)を含み、キャビティー406は、ティー100のシャフト104を受け入れて係合するようにサイズ決めおよび形状決めされている。キャビティー406は、完全にネジ山付きであるか、部分的にネジ山付きであるか、または、全くネジ山付きでないことが可能である。
ステム402の長さは、たとえば、1/64インチ(または、0.396875mm)のインクリメントなどで、1/4インチ(6.35mm)から3.5インチ(88.9mm)の範囲にあることが可能である。1つの例において、第1のステム高さを有するアンカーが提供されることが可能である。別の例において、異なるステム高さをそれぞれ有する、2つ以上のアンカーが提供されることが可能である。
1つの例において、ステム402およびベース404は、単一のピースである。別の例において、ステム402またはその一部分は、たとえば、ネジ山、戻り止め、ダブテールジョイント、さね継ぎ、圧入など、または、それらの組み合わせなどによって、ベース404に除去可能に取り付けられている。ベース404からステム402を除去することは、キャビティー406のより深い部分へのアクセスを提供し、それによって、破損または剪断されたティーが除去されることを可能にする。
1つの例において、ステム406の内側壁部の一部分は、ベース404の反対側のステム406の側部において湾曲したまたはテーパー付きの表面408を含み、キャビティー406のより深い部分へのアクセスを提供し、それによって、破損または剪断されたティーが除去されることを可能にする。
1つの例において、ベース404は、1つまたは複数のバーブを含み、1つまたは複数のバーブは、上向きに、外向きに、下向きに、または、それらの組み合わせで延在し、マット、地面、または、それらの組み合わせに、より確実なグリップを提供する。
図5Aは、組み立てられたゴルフティーシステム500を示している。図5Bは、線IV-IVに沿った、組み立てられたゴルフティーシステム500の断面図を示している。1つの例において、アンカー200が、最初に、地面(または、適当な場合には、マット)の中へ挿入される。次いで、ティー100が、アンカー200の中へ挿入される。ボール高さBHは、時計回りにまたは半時計回りにティー100を回転させることによって調節されることが可能である。ボール高さBHは、ティーがアンカーのキャビティーの中へ挿入されているときの、キャップ202の底部(すなわち、キャップ202が地面表面に接触して地面表面の上に置かれることとなる場所)からティーのヘッドのボール接触表面への距離であることが可能である。
1つの例において、ボール高さBHは、86.12mmである。したがって、12.7mmの侵入部分PP(すなわち、キャップ202の底部からティー100の先端部106まで延在するティー100の部分;または、ゴルフティーシステム500が地面の中へ挿入されているときに地面表面にあり、地面表面の下方にあるティー100の一部分)を有することは、98.82mmのティー長さTLを提供する。代替的に、侵入部分PPは、3.175mm、6.35mm、9.525mm、またはそれ以上であることが可能であり、それによって、86.12mm、89.295mm、92.47mm、95.645mm、またはそれ以上のボール高さBHを有するティー長さTLを提供する。そのうえ、ボール高さBHは、そのように限定されることを意図していない。ボール高さBHは、少なくとも3.175mmであることが可能である。また、ボール高さBHは、ゴルファーの好みに基づいて調節されることが可能である。
換言すれば、ティー長さTLは、ボール高さBHおよびティー100の侵入部分PPの総和に等しい。
1つの例において、ティー100は、地面(または、適当な場合には、マット)の中へのアンカー200の挿入の前に、アンカー200の中にすでに挿入されて調節されている。たとえば、ゴルファーは、第1の練習場においてボール高さBHを調節することが可能である。次いで、ゴルファーは、完全に組み立てられたゴルフティーシステム500を地面から除去し、次いで、第1の練習場の異なる場所において、または、第2の練習場において、完全に組み立てられたゴルフティーシステム500を挿入することが可能である。これは、追加的な測定を必要とすることなく、たとえば、場所から場所へ、または、練習場から練習場へ、一貫したボール高さBHを提供する。
換言すれば、ボール高さBHは、孔部から孔部へ、練習場から練習場へ、およびコースからコースへ、一貫したままであることが可能である。ティー100は、ネジ山、圧力嵌め、ロッキングメカニズム、たとえば、ストップ、ロック、またはプラグなどによって、アンカー200に対して固定されたままであることが可能である。
追加的に、ティー100はネジ山を有するものとして議論されているが、ティー100は、そのように限定される必要はない。たとえば、ティー100は、戻り止め、クリップ、バンプ、または窪みなどを有することが可能である。ティー100は、圧入によって、または、アンカーの内側壁部もしくは表面の上の相補的な孔部、戻り止め、もしくはクリップと係合することによって、高さ調節されることが可能である。したがって、ネジ山無しのティーは、ボール高さBHを調節するために、アンカーの中へ押し込まれるかまたはアンカーから引っ張り出されることが可能であるが、押し込むことまたは引っ張り出すことは、1つまたは複数の力(たとえば、圧入、クリップ、戻り止めなどに起因するものなど)を克服することを必要とする可能性がある。
ティーおよびアンカーは、それに限定されないが、セラミック;金属;有機材料もしくは無機材料;木材;1つもしくは複数のプラスチック;1つもしくは複数のゴム(シリコーンを含む)など;または、それらの組み合わせを含む、さまざまな異なる材料からそれぞれ構成されることが可能である。
1つもしくは複数のティー、1つもしくは複数のアンカー、1つもしくは複数のアンカー先端部など、または、それらの組み合わせもしくは倍数を含むキット。1つの例において、キットは、1つのアンカーおよび複数の先端部を含むことが可能であり、2つの先端部が同じ特質のすべてを有しないようになっている。たとえば、第1の先端部は、第2の先端部よりも長くて狭くなっていることが可能である。または、たとえば、第1の先端部は、第2の先端部よりも軟質のまたは柔軟な材料から作製されることが可能である。特質は、密度、硬度、長さ、形状、テーパー、バーブなど、または、それらの組み合わせまたは倍数を含むことが可能である。
別の例において、キットは、1つのアンカーおよび複数の先端部を含むことが可能であり、先端部が同一であるようになっている。
図6Aは、ゴルフティーシステム600を示しており、それは、除去可能なキャップ615を備えており、それは、アンカー部分600からわずかに除去されて示されている。ゴルフティーシステムは、中央シャフト604を有しており、ネジ山608が、中央シャフト604の上に配設されている。下側セクションは、スパイク606を有している。ネジ山は、地面に食い込むように、および、ティーシステム600を地面の中へ引っ張り込むように構成されている。図6Bは、除去可能なキャップ615の下側を示している。描かれているように、アンカー部分は、上側表面603の側部に位置付けピン614を有している。ピン614は、除去可能なキャップ615の中の対応するスロット613の中へ位置付けするように設計されている。対応するスロット613は、図6Bに示されている。2つ以上のピン614は、アンカーキャップ603の上に位置付けされることが可能である。さらに、ピン614の位置は、変化することが可能である。いくつかの実施形態において、たとえば、ピン614は、側部とは対照的に、上部表面に位置付けされ、同じ様式で機能することが可能である。さらに、ピン614よりも多くのスロット613が存在することが可能である。追加的なスロット613を備える実施形態において、これは、ユーザーがキャップ615を2つ以上の開始位置から適切な場所にロックすることを可能にすることとなる。たとえば、描かれているように、除去可能なキャップ615の上に互いに反対側に位置決めされている2つのスロット613が存在している。示されているスロットは、単一のピン614に対応することが可能であり、または、随意的に、2つのピン614に対応することが可能である。
時折、ティー100は、千切れる(sheer off)かまたは分離する可能性がある。多くの場合、これは、除去可能なキャップ615の表面の直ぐ下方で起こる。好適な実施形態において、除去可能なキャップ615は、ネジ山付きでなく、ティー100が通過することができるように十分に広い開口部612を有している。ティー100が千切れるときには、除去可能なキャップ615は除去されることが可能である。これは、千切れたティーの一部分を露わにし、ユーザーが千切れた部分を把持してそれをアンカーシステム600から除去することを可能にする。さまざまな実施形態において、除去可能なキャップ615の高さは、描かれているものよりも大きくなっていることが可能であり、除去可能なキャップ615は、地面の中へ続くアンカー600の部分の中へ延在するように構成されることが可能である。そのような実施形態では、除去可能なキャップ部分は、依然として除去可能であり、千切れたティー部分の露出を可能にする。たとえば、説明されているものなどのような代替的な実施形態において、除去可能なキャップは、シャフト604において代替的なポイントまで延在することが可能である。キャップ部分は、同様のキー付きの様式でアンカー本体部に接続することが可能であり、または、2つのコンポーネントは、螺合することが可能である。
ゴルフティーシステム600によれば、除去可能なキャップ615とアンカーキャップ603の上部の両方は、表面の中へのティーの据え付けを補助するためのスロット610をそれぞれ有することが可能である。スロット610は、特定のツール、たとえば、本明細書で説明されているもの、または、より一般的なもの、たとえば、コインなどがスロット610の中へ挿入されることを可能にし、地面の中へのシステム600のスピンを補助する。スロット610は、たとえば、ねじ込むこと、押すこと、またはツイストすることなどによって、アンカー600を地面の中へ固定するために、デバイスまたは物体(たとえば、スクリュードライバー、コイン、指、指の爪、スパイクレンチ、またはスポーツレンチなど)を受け入れることが可能である。アンカー600は、複数のスロット610を含むことが可能である。追加的な例では、除去可能なキャップ615のみまたはアンカー上部603のみが、その上側表面にスロット610を有している。
図7Aおよび図7Bは、ティーシステム700の切断図を示している。1つの例において、アンカー700は、最初に、除去可能なキャップ715が据え付けられた状態で、地面(または、適当な場合には、マット)の中へ挿入される。次いで、ティー100が、除去可能なキャップ715を通してアンカー700の中へ挿入される。ボール高さおよびティー高さは、上記に説明されているシステムと同じ方式で調節されることが可能である。システム700の実施形態によれば、ボール高さBHは、ティーがアンカーのキャビティーの中へ挿入されているときの、キャップ715の底部(すなわち、キャップ715が地面表面に接触して地面表面の上に置かれることとなる場所)からティーのヘッドのボール接触表面への距離であることが可能である。そのような実施形態では、除去可能なキャップ715は、キャップ702と同じポイントにおいて地面表面に接触している。このように、キャップは、ボール高さBHに影響を与えない。好ましくは、BHは、USGA限界から除去可能なキャップ表面の直ぐ上方までの範囲を含むべきである。
示されているように、除去可能なキャップ715は、アンカーキャップ702の上部の上にぴったりとフィットする。上記に説明されているように、除去可能なキャップは、アンカーキャップ702におけるピンに係合することが可能である。たとえば、図7Bに示されている、除去可能なキャップ715の下側に位置付けされている描かれたスロット713は、ピンを受け入れることが可能であり、次いで、アンカーキャップ702に対して除去可能なキャップ715をツイストすることによって適切な場所にロックされることが可能である。さまざまな実施形態において、除去可能なキャップは、0.08インチの厚さ(図7Bにおいて対向する矢印によって描かれている)を有することが可能である。追加的な実施形態において、除去可能なキャップは、0.03インチから0.25インチの厚さを有することが可能である。除去可能なキャップの合計の内側の幅は、1.04インチであることが可能であるが、0.50インチから1.95インチの間にあることも可能である。パーセンテージの観点から、実施形態に応じて、除去可能なキャップ715は、5~20%だけシステム700の合計幅を増加させることが可能である。代替的な実施形態において、キャップ702は、描かれているようなフランジ付きセクションを含まなくてもよい。そのような実施形態では、除去可能なキャップ715は、フランジ付きセクションを含むことが可能であり、より厚くなっていることが可能であり、結果として、たとえば、最大で100%のまたは100%よりも大きい、合計幅のより大きなパーセンテージであることが可能である。
除去可能なキャップ715は、好ましくは、中央に位置付けされた孔部712を有しており、ティー100は、中央に位置付けされた孔部712を通過することが可能である。使用しているときに、ティー100が除去可能なキャップ715の上部表面においてまたはその近くにおいて千切れた場合には、ユーザーは、除去可能なキャップをキャップ702から簡単に解除することが可能である。除去可能なキャップ715が除去されているとき、ティーの千切れた部分は露出され、除去されることが可能である。好適な実施形態において、この除去プロセスは、除去可能なキャップ715の中へ延在していないアンカー700のネジ山付き部分724によって補助される。これは、ティーに引っ掛かることなく、除去可能なキャップ715がアンカーキャップ702から容易に除去されることを可能にする。追加的な例では、ネジ山付き部分724は、キャップ702まで延在しなくてもよく、その代わりに、半径718の最も深い部分において始まることが可能である。また、除去可能なキャップ715は、好ましくは、その上側縁部に沿って半径ベベルを有している。これは、快適さを補助する。追加的な例では、除去可能なキャップ715は、ディンプリング技法の、スティップリング技法の、またはテクスチャー加工された側部表面(地面に対して垂直の部分)を有することが可能であり、それは、ユーザーのグリップを補助することが可能である。また、除去可能なキャップは、その上側表面に締結具を含むことが可能である。たとえば、好適な実施形態において、上側表面は、約0.075インチの幅および約0.80インチの長さを有するスロットを含む。スロットは、半径718においてカットされることも可能であり、除去可能なキャップ718の外側縁部に最も近いスロットの部分が最も浅くなっており、中央の孔部712に最も近い部分が最も深くなっている。そのような配置は、物体、たとえば、コインなど、または本明細書で説明されている特殊ツールを受け入れるのに有益である。他の例では、スロット710は、一定の深さであることが可能である。追加的な例では、2つ以上のスロットが存在していることが可能であり、たとえば、2つのスロットが、Xまたはプラス(+)パターンで設置されることが可能である。
1つの例において、ボール高さBHは、86.12mmである。したがって、12.7mmの侵入部分PP(すなわち、キャップ202の底部からティー100の先端部106まで延在するティー100の部分;または、ゴルフティーシステム500が地面の中へ挿入されているときに地面表面にあり、地面表面の下方にあるティー100の一部分)を有することは、98.82mmのティー長さTLを提供する。代替的に、侵入部分PPは、3.175mm、6.35mm、9.525mm、またはそれ以上であることが可能であり、それによって、86.12mm、89.295mm、92.47mm、95.645mm、またはそれ以上のボール高さBHを有するティー長さTLを提供する。そのうえ、ボール高さBHは、そのように限定されることを意図していない。ボール高さBHは、少なくとも3.175mmであることが可能である。また、ボール高さBHは、ゴルファーの好みに基づいて調節されることが可能である。キャップのない状態のシステム700の合計高さは、2.5インチであることが可能である。他の実施形態において、合計高さTHは、1.5インチから4インチの間にあることが可能である。高さTHは、たとえば、表面条件に基づいて選択されることが可能である。外部ネジ山708における直径TDは、たとえば0.9インチであることが可能である。代替的な実施形態において、直径は、表面条件に基づいて、0.4インチから2インチであることが可能である。たとえば、より攻撃的なネジ山708が、軟質の条件において使用され、打たれるときのシステム700の望まれない放出を防止することが可能である。より硬い条件では、小さなより攻撃的でない、または、より数の少ない、ネジ山708が使用されることが可能である。また、アンカー部分高さAHも、鋭利化ポイントの前の本体部の長さとして描かれている。この高さは、好ましくは、約1.13インチであることが可能であるが、実施形態に応じて変化することが可能である。たとえば、いくつかの実施形態は、かなり多いネジ山708を有することが可能であり、したがって、はるかに小さなポイント706を有することが可能である。この状況では、AHは、描かれているものよりもはるかに大きくなることとなる。逆もまた真であり、いくつかの例では、より少ないネジ山708が使用されることが可能であり、AHは、たとえば、0.25"から2"に縮小することが可能である。
好適な実施形態では、ティーは、図14に描かれているように、その長さの一部分に沿ってのみネジ山を有することとなる。追加的に、ティー100はネジ山を有するものとして議論されているが、ティー100は、そのように限定される必要はない。たとえば、ティー100は、戻り止め、クリップ、バンプ、または窪みなどを有することが可能である。ティー100は、圧入によって、または、アンカーの内側壁部または表面の上の相補的な孔部、戻り止め、もしくはクリップと係合することによって、高さ調節されることが可能である。したがって、ネジ山無しのティーは、ボール高さBHを調節するために、アンカーの中へ押し込まれるかまたはアンカーから引っ張り出されることが可能であるが、押し込むことまたは引っ張り出すことは、1つまたは複数の力(たとえば、圧入、クリップ、戻り止めなどに起因するものなど)を克服することを必要とする可能性がある。
図8は、ティーシステム800のコンポーネントの分解図を示している。好適な実施形態において、ティーシステム800は、標準的な人工のゴルフマットとともに使用される。そのような実施形態では、ベース801のフランジ付き部分802は、人工のゴルフマットの下に位置付けされ、システム800を適切な場所に保持する。示されているように、システム800は、複数のコンポーネントから構成されている。ベース801は、フランジ付き部分802およびステム部分807を含む。ステム部分は、外部ネジ切り部825および内部ネジ切り部826を含む。別のコンポーネント、ティー装着ステム805が、ベースステム807の内側ネジ切り部826の中へねじ込まれる。ティー装着ステム805は、内部ネジ切り部827を含む。内部ネジ切り部は、開口部820(図示せず)を通してティーを受け入れるように構成されている。また、ティー装着ステム805は、フランジ付き上側表面812を含む。ティーシステム800の別のコンポーネントは、キャップ804である。キャップは、ティー装着ステム805の上部の上に設置されている。キャップ804の内側は、ベース801の外部ネジ山付き部分825を受け入れるためのネジ山を含む。システム800の別のコンポーネントは、随意的な除去可能なスペーサー806である。任意の数のスペーサー806が含まれることが可能である。好適な実施形態において、システム800は、2つのスペーサー806が含まれた状態で出荷される。スペーサー806は、ベースステム807の上側部分とティー装着ステム805のフランジ付き上側表面812の下側との間に置かれる。据え付けられているとき、スペーサー806は、ベース801に対してティー装着ステム805の効果的な高さを上昇させる。
図9は、ティーシステム900の切断図を示している。示されている構成では、キャップ904は、据え付けられており、ティーステム905の上に低下されている。ティーステム905は、単一のスペーサー806によって高くされている。そのような構成では、キャップ904は、スペーサー806を考慮して、ベースから上昇されている。3つの別個のネジ山付き部分が示されている(904、906、907)。第1のネジ山付き部分は、キャップ904とベースステム907の外部側部との間にある。第2のネジ山付き部分は、ティーステム905とベースステムの内部との間にある。第3は、ティー(図示せず)とティーステム905の内部との間にある。追加的に、ティーは、ネジ山を有するものとして議論されており、また、ティーステム905の内部におけるネジ山に対応するものとして議論されているが、ティー100およびティーステム905は、そのように限定される必要はない。たとえば、ティー100およびティーステム905は、戻り止め、クリップ、バンプ、または窪みなどを有することが可能である。ティー100は、圧入によって、または、ティーステム905の内側壁部もしくは表面の上の相補的な孔部、戻り止め、もしくはクリップと係合することによって、高さ調節されることが可能である。したがって、ネジ山無しのティーは、ボール高さBHを調節するために、ティーステムの中へ押し込まれるかまたはティーステムから引っ張り出されることが可能であるが、押し込むことまたは引っ張り出すことは、1つまたは複数の力(たとえば、圧入、クリップ、戻り止めなどに起因するものなど)を克服することを必要とする可能性がある。
システム800のキャップ804は、好ましくは、その中心に孔部を有している。孔部は、ティーステム805の中へのティー100の挿入を促進させる。孔部820は、さまざまなサイズのものであることが可能であるが、好ましくは、少なくともティーが通過することができるように十分に大きい。いくつかの実施形態において、破片がシステム800に進入することを防止するために、キャップ804の中の孔部820が実用的に可能な限り小さい場合が有益である可能性がある。使用しているときに、ティーがキャップの上部表面においてまたはその近くにおいて千切れた場合には、ユーザーは、キャップ804をベースステム807から簡単に解除することが可能である。キャップ804が除去されているとき、ティーの千切れた部分は露出され、除去されることが可能である。好適な実施形態において、この除去プロセスは、除去可能なキャップ804の中へ延在していないティーステム807のネジ山付き部分によって補助される。別の言い方をすれば、ティーは、キャップ804の中へねじ込まれていない。
図10は、ティーシステム1000のコンポーネントを示している。システム1000の1つの例において、ベース1001は、約2インチの直径1001Dを有するベースフランジ1002を有している。直径1001Dは、実施形態に応じて変化することが可能である。好ましくは、ベースフランジ1002は、直径に関して少なくとも0.5インチの直径を有している。追加的な実施形態において、ベースフランジは、直径に関して少なくとも0.75インチの直径を有している。追加的な実施形態において、ベースフランジは、直径に関して少なくとも1インチの直径を有している。追加的な実施形態において、ベースフランジは、直径に関して少なくとも1.25インチの直径を有している。追加的な実施形態において、ベースフランジは、直径に関して少なくとも1.5インチの直径を有している。追加的な実施形態において、ベースフランジは、直径に関して少なくとも1.75インチの直径を有している。追加的な実施形態において、ベースフランジは、直径に関して少なくとも2.25インチの直径を有している。追加的な実施形態において、ベースフランジは、直径に関して少なくとも2.5インチの直径を有している。本発明の一実施形態において、ベースフランジは、0.137インチの高さを有している。追加的な例では、ベースフランジは、0.100インチから0.250インチの間の高さを有している。本発明の一実施形態において、ベースステム807は、地面表面から0.656インチの高さ1001Hを有している。追加的な例では、ベースステムは、地面表面から0.250インチから1.0インチの高さを有している。本発明の一実施形態において、ベースステムは、約0.630インチの直径を有している。本発明の追加的な例では、ベースステムは、0.33インチから1インチの直径1001Dを有することが可能である。好ましくは、ベースステムは、標準的な人工のゴルフマットの中の孔部の中へフィットするように構成されている。
また、システム1000は、ティーステム1005を含む。本発明の一実施形態において、ティーステム1005は、0.75インチの高さ1005Hを有している。本発明の追加的な例では、ティーステムは、0.25インチから1.5インチの高さを有することが可能である。本発明の一実施形態において、ティーステムは、ネジ山付き部分において、0.47インチの幅1005Dを有している(M12x1.5のネジ山に対応している)。本発明の追加的な例では、ティーステムは、ネジ山付き部分において、0.33インチから1インチの幅を有することが可能である。本発明の一実施形態において、ティーステムは、上側フランジ付き部分を含む。上側フランジ付き部分は、好ましくは、ティーステムのネジ山付き部分よりも直径が大きい。たとえば、フランジ付き部分は、0.55インチの直径1005CDを有することが可能である。本発明の追加的な例では、上側フランジ付き部分は、0.34インチから1.01インチの間の直径を有することが可能である。上側フランジ付き部分の高さは、好ましくは、0.094インチである。本発明の追加的な例では、ティーステムの上側フランジ付き部分の高さは、0.065インチから0.250インチの間にあることが可能である。
また、システム1000は、随意的に、スペーサー1006を含む。本発明の一実施形態において、スペーサー1006は、0.550インチの外径1006ODおよび0.472インチの内径1006IDを有している。外径および内径は、好ましくは、ティーステムのネジ山付き部分の直径、および、ティー部分の上側フランジの直径と対応している。好ましくは、スペーサーは、ティーステムのネジ山付き部分の上にフィットするが、ティーステムの上側フランジ付き部分の上にフィットすることはできない。本発明の一実施形態において、随意的なスペーサー1006は、0.188インチの高さ1006Hを有している。本発明の追加的な例では、スペーサー1006は、0.100インチから0.500インチの高さを有することが可能である。
また、システム1000は、キャップ1004を含む。本発明の一実施形態において、キャップ1004は、0.71インチの高さ1004Hを有している。本発明の追加的な例では、キャップは、0.30インチから1.25インチの高さを有することが可能である。好ましくは、キャップ804は、1つまたは複数の随意的なスペーサー806が据え付けられた状態で、キャップ804の下側縁部がベースステム807の外側部分の上のネジ山825に係合することができるように、十分な高さのものである。本発明の一実施形態において、キャップ1004は、0.69インチの直径1004Dを有している。好ましくは、キャップは、それがベースステムと係合することができるように、十分な直径のものである。1つの実施形態では、キャップ804の内部壁部826は、M16x1.5のネジ山を有している。他のネジ山サイズおよびピッチが使用されることも可能である。本発明の一実施形態において、キャップは、0.31インチの直径1004IDを有する中央の孔部を有している。好ましくは、孔部は、ティーが通過することを可能にするのに十分に大きい。
図11は、本発明1100、1101、および1102のさまざまな実施形態を示しており、それらは、それぞれ、2つのスペーサーを含み、1つのスペーサーを含み、また、スペーサーを含まない。スペーサーを追加することは、実施形態の最小高さを変化させる。スペーサーが据え付けられていない状態では、たとえば、実施形態1102は、0.85インチの高さ1102Hを有している。1つのスペーサーが据え付けられた状態では、実施形態1101は、1.038インチの高さ1101Hを有している。2つのスペーサーが据え付けられた状態では、実施形態1100は、1.23インチの高さ1100Hを有している。上記の議論のように、および、描かれているように、スペーサーは、ベースステムの上部側部とティーステムフランジの下側部分との間に位置決めされている。このように、スペーサーは、ベースに対してティーステムを上昇させる。また、キャップがティーステムフランジ1105の上に座るので、これは、キャップ1104を上昇させる。スペーサー1106は、たとえば、人工マットの表面に対するキャップ1104の高さを制御するのに有用である。いくつかの実施形態において、キャップ1104が人工マットの表面レベルの下に留まり、キャップが直接的に打たれないように保護することが好ましい。しかし、キャップ1104が低過ぎる場合には、ティーは、より千切れやすくなる可能性があり、挿入するのがより困難である可能性がある。スペーサー1106は、さまざまな厚さの人工マットに対処するために追加または除去されることが可能である。たとえば、ゴルフ練習場に到着するときに、ユーザーは、人工マットを持ち上げ、人工マットの中の孔部を通してシステム1100を設置することが可能である。マットが地面の上に戻されて設置されるとき、ユーザーは、キャップがマットの表面の十分に下方に置かれていることを見出すことが可能である。次いで、ユーザーは、マットを持ち上げ、システム1100を除去し、キャップ1104およびティーステム1105を除去し、1つのスペーサー1106を挿入してシステム1101に到着するか、または、2つのスペーサーを挿入して1100に到着することが可能である。ティーステムのネジ山付き部分の上でスペーサーをスライドさせ、次いで、ティーステムをベースの中へ再び組み立て、キャップをティーステムの上に再び組み立てることによって、組み立ては再構成される。
本発明の追加的な実施形態において、アンカー、たとえば、上記に説明されているものなどは、練習用マットの中へ直接的に一体化されることが可能である。このように、ゴルフ練習場オペレーターまたは他の消費者は、アンカーがすでに据え付けられた状態の練習用マットを購入することが可能であり、また、さらなる調節を提供するために、対応するティー部分を購入することのみを必要とすることとなる。この実施形態では、アンカー部分は、マットがその中へ一体化されたネジ山付きのコンポーネントを有するように一体化されていることによって、上記に説明されているものとは異なっていることが可能である。これらのネジ山付きの場所は、マットの周りの複数のポイントにおいて位置付けされることが可能であり、ティーをそれぞれ受け入れることができる。
図12A~図12Cは、本発明の実施形態による芝生アンカー据え付けツール1200を示している。ツール1200は、200、300、600、および700を含む、上記に説明されているさまざまな芝生アンカーと係合するように設計されている。簡単な手段、たとえば、コインを使用して芝生アンカーを据え付けるときに、ユーザーが精密な挿入の角度を迅速に判別することは困難である可能性がある。このように、ティーがアンカーの中へねじ込まれると、ユーザーは、アンカー不都合なまたは望まれない角度で据え付けられたことを認識することが可能である。現在説明されているツールは、この問題を解決する。
据え付けツール1200は、単一ピースのツールである。ツールは、下側半径1205を有しており、下側半径1205は、本明細書で説明されているさまざまな芝生アンカーの(除去可能なまたは除去不可能な)上側キャップに精密に係合するように構成されている。下側半径1205は、多くの形状をとることが可能であり、たとえば、それは、たとえば図13に示されているように、半径に沿ってプロングとして配置されている2つの別個の部分を含むことが可能であり、プロングが従来のピッチマーク修理ツールとして使用されることも可能であるようになっている。
さまざまな実施形態によれば、ツール1200は、アンカーがスクエアの方式で地面の中へ打ち込まれているかどうかを迅速に示すのに十分に背が高い。好適な実施形態において、ツールは、約2.30インチの高さ1200Hを有している。追加的な例では、ツールは、1.5インチから3.5インチの間の高さである。他の高さも可能であり、本発明の範囲内にある。パッド1207のベースにおける幅1207Wは、約1インチである。代替的な実施形態において、0.5インチから3インチの間の幅を有する。パッドの高さは、おおよそ0.95インチとして描かれている。パッドの高さは、本発明の実施形態に応じて大きく変化することが可能である。たとえば、少なくとも1つの実施形態において、中央ティー部分1201は、単に、そのベースにおいて半径部分1205を有することが可能である。
示されているように、ツールは、ツール1200の中央脊椎から離れるように延在するウィング1203を含む。ウィングは、ユーザーがアンカーを地面の中へスピンさせるのに十分なグリップを提供する。ウィングの幅は、追加的なテコ(leverage)を提供する。本発明のさまざまな実施形態において、ツールの幅1203Wは、ウィングからウィングまで、約1.5インチである。追加的な例では、ウィングは、より狭くてもまたはより広くてもよく、たとえば、1インチから2.5インチであることが可能である。さらなる実施形態において、ウィングは、全く存在していなくてもよく、ツールの中心は、本質的に円筒形状になっていることが可能である。さまざまな実施形態において、ウィング1203の厚さ1203Tは、約0.7インチである。この厚さは、対応するキャップおよびスロット配置に応じて、増加または減少することが可能である。本実施形態によれば、パッド1207は、ウィングに対して垂直のポイントにおいて、ツールの中央脊椎から離れるように延在している。これらのパッドは、快適で人間工学的な支持の増加をユーザーに提供する。
ツール1200の上部セクション1201は、ティーに似ていることが可能であり、または、アンカーがスクエアに据え付けられているかどうかをユーザーが迅速に認識できるように、任意の他のタイプの方向インジケーターを含むことが可能である。たとえば、ツール1200によれば、アンカーを据え付けるときに、ユーザーは、アンカーがスクエアに据え付けられているかどうかを決定するために、アンカーの反対側に延在するティー部分1201を参照することが可能である。そうでない場合には、上側ティー部分は、地面に対して垂直以外の様式で位置決めされることとなる。いくつかの実施形態において、ツール1200とアンカーキャップの両方は、磁気的であることが可能であり、ツール1200がアンカーに引き寄せられるようになっており、それは、ユーザーがアンカーを地面の中へ設置しに行くときに位置決めすることを容易にする。
ツール1200は、本明細書で説明されているアンカーシステムのさまざまな実施形態と連動して働くように設計されており、それらの芝生アンカーシステムを含むシステムのコンポーネントを形成することが可能である。
図13は、本発明の実施形態による据え付けツール1300を示している。ユーザーがアンカーを挿入する場所とは無関係に、ユーザーが一貫したティー高さを維持することを可能にすることは、上記に説明されているアンカーシステムの願望である。これを達成するために、ティーが固定された高さにおいてアンカー部分の中へ挿入されたままであり、次いで、アンカーおよびティーシステムが、1つの場所から別の場所へ、たとえば、1つのティーボックスから次のティーボックスへ、または、ゴルフ練習場からコースへ単に移送されることが好ましい可能性がある。ティーの高さを乱すことなく、アンカーおよびティーシステムの挿入を容易にするために、ユーザーは、据え付けツール1300を利用することが可能である。
据え付けツール1300は、アンカーの(除去不可能なまたは除去可能な)キャップに係合するように構成されており、ユーザーがアンカーを地面の中へまたは地面から外へスピンさせることを可能にする。これを達成するために、ツール1300は、下側遠位端部においてツインバーブ1302を有している。これらのバーブは、アンカーのキャップ部分の半径にマッチするように構成されている。さまざまな実施形態において、バーブは、ボールマーク修理ツールとしての使用を可能にするように形状決めされることが可能である。
据え付けツール1300は、中央チャネル1305を備えてさらに構成されている。中央チャネル1305は、バーブの中央平面Aの外側に位置決めされている。これは、ティーをチャネル1305の中へ設置することによって、ツール1300がティーに巻き付くことを可能にし、ティーがキャップへのアクセスを妨げないようになっている。このように、ツール1300は、アンカーのキャップ部分に係合することが可能であり、ティー高さを乱すことなく、アンカーを地面の中へ据え付けるためにおよび取り外すために使用されることが可能である。
また、ツール1300は、示されているように、両側にウィング1303を含む。ウィング1303は、ユーザーの手に人間工学的な支持を提供し、ユーザーがアンカーを据え付けているかまたは取り外しているときに、ユーザーとツールとの間のテコを増加させる。また、ツールは、除去可能なキャップを除去するために使用されることも可能である(そのように装備している場合)。
さまざまな実施形態によれば、ツール1300は、約1.12インチの高さ1300Hを有している。ツールは、使用ケースおよびユーザーに応じて、より背が高くてもまたはより背が低くてもよく、たとえば、0.5"から2.5"になっていることが可能である。ウィング1303の幅1300Wは、端部から端部へ約1.5インチであることが可能である。さまざまな実施形態において、ツールは、はるかに狭くなっていることが可能であり、たとえば、0.5インチ幅(ウィングがほとんど存在しないか全く存在しない状態)、または、最大で2.5"幅になっていることが可能である。余分な幅は、追加的な支援を必要とするユーザーのために増加したテコを提供することとなる。
図14は、本発明による5つの異なる(1400~1404)ティー実施形態を示している。5つの実施形態は、異なる高さおよびネジ山高さを描いている。示されているように、さまざまな実施形態において、ネジ山付き部分は、ティーまで延在していなくてもよい。1400は、A=0.375インチ、B=1インチ、およびC=1.375インチの仕様を有している。1401は、C=2.125インチ、B=1.50インチの仕様を有している。1402は、C=2.875インチおよびB=1.50インチの仕様を有している。1403は、C=3.625インチおよびB=1.50インチの仕様を有している。1404は、C=4インチ、B=2.0インチ、CW=0.44インチ、CH=0.10インチ、W=0.25インチ、TPI=5/16-18、および、下側先端部において220度のRadの仕様を有している。それぞれの例において、仕様は、単に例示的なものに過ぎない。1つまたは複数のティーの任意のコンポーネントは、たとえば、アンカーシステムのネジ山ピッチに対処するために、または、より多くのもしくはより少ないネジ山付き部分を含むために、より太くまたはより細くされるように変化することが可能である。
特定のエレメント、態様、またはコンポーネントなどが、調節可能なゴルフティーシステムの1つの実施形態または例に関係して説明されているが、それらのエレメント、態様、またはコンポーネントなどは、たとえば、そのようにすることが望ましいかまたは有利であるときなどに、ゴルフティーおよびゴルフティー据え付けシステムの他の実施形態または例によって含まれることが可能である。
先述の説明は、説明の目的のために、本開示の徹底的な理解を提供するために特定の命名法を使用した。しかし、本明細書で説明されているシステムおよび方法を実践するために、具体的な詳細は必要とされないということが当業者に明らかになることとなる。特定の実施形態または例の先述の説明は、図示および説明の目的のために例として提示されている。それらは、本開示の包括的なものであることを意図しておらず、または、説明されている精密な形態に本開示を限定することを意図していない。上記の教示の観点から、多くの修正例および変形例が可能である。実施形態または例は、本開示の原理および実用的な用途を最良に説明するために示されて説明されており、それによって、企図される特定の用途に適するようにさまざまな修正例を伴って本開示およびさまざまな実施形態または例を当業者が最良に利用することを可能にする。本開示の範囲は以下の特許請求の範囲およびそれらの均等物によって定義されるべきであるということが意図されている。