JP2024168071A - 姿勢サポート装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】サポート部材がシートに配設される固定盤に配設される場合に、サポート部材が着座者側に露出することを抑制できる、姿勢サポート装置の提供。
【解決手段】固定盤20よりも着座者側に少なくとも1つの表皮40を有するため、表皮40で固定盤20に配設されるサポート部材30を覆い隠すことができ、サポート部材30が着座者側に露出することを抑制できる。よって、(a)固定盤20にサポート部材30が取付けられていても、そのシート部位を表皮40でフラット面に近づけることができ、見栄えを良化できる。また、(b)複数のサポート部材30が固定盤20に並んで配設される場合であって並び合うサポート部材30間に溝や段差等Sが発生する場合であっても、着座者と溝や段差等Sとの間に表皮40が介在し、かつ、表皮40が連続面となりやすいため、人が使用時に違和感を覚えることを軽減できる。
【選択図】 図2
【解決手段】固定盤20よりも着座者側に少なくとも1つの表皮40を有するため、表皮40で固定盤20に配設されるサポート部材30を覆い隠すことができ、サポート部材30が着座者側に露出することを抑制できる。よって、(a)固定盤20にサポート部材30が取付けられていても、そのシート部位を表皮40でフラット面に近づけることができ、見栄えを良化できる。また、(b)複数のサポート部材30が固定盤20に並んで配設される場合であって並び合うサポート部材30間に溝や段差等Sが発生する場合であっても、着座者と溝や段差等Sとの間に表皮40が介在し、かつ、表皮40が連続面となりやすいため、人が使用時に違和感を覚えることを軽減できる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、シートに着座する人の姿勢をサポートする姿勢サポート装置に関する。
特開2012-045098号公報は、シートに凸条からなるサポート部材を設ける事で、着座者の姿勢をサポートする技術を開示している。
上記公報開示の技術では、サポート部材がシートに直接配設されているが、サポート部材がシートに配設される固定盤に配設される場合、つぎの問題点がある。
サポート部材が着座者側の最外面に露出する。そのため、(a)サポート部材の配設されている部位が、その周囲に比べて着座者側に突出してしまい、人の目には何か取付られているモノがあると認識され、人が見栄えが悪いと感じるおそれがある。特に、複数のサポート部材が規則性なく煩雑に配設されていると、より見栄えが悪いと感じるおそれがある。また、(b)複数のサポート部材が固定盤に並んで配設される場合、サポート部材間に溝や段差等が発生してしまい、この溝や段差等により、人によっては使用時に違和感を覚えてしまう。
サポート部材が着座者側の最外面に露出する。そのため、(a)サポート部材の配設されている部位が、その周囲に比べて着座者側に突出してしまい、人の目には何か取付られているモノがあると認識され、人が見栄えが悪いと感じるおそれがある。特に、複数のサポート部材が規則性なく煩雑に配設されていると、より見栄えが悪いと感じるおそれがある。また、(b)複数のサポート部材が固定盤に並んで配設される場合、サポート部材間に溝や段差等が発生してしまい、この溝や段差等により、人によっては使用時に違和感を覚えてしまう。
本発明の目的は、サポート部材がシートに配設される固定盤に配設される場合に、サポート部材が着座者側に露出することを抑制できる、姿勢サポート装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) シートの着座者の姿勢をサポートする姿勢サポート装置であって、
前記シートと別体に形成されて該シートに配設される少なくとも1つの固定盤と、
前記固定盤に配設される少なくとも1つのサポート部材と、
を有し、
前記固定盤よりも着座者側に少なくとも1つの表皮を有する、姿勢サポート装置。
(2) 前記シートは、シートクッションと、シートバックと、を有しており、
前記固定盤は、前記シートクッションと前記シートバックのうち前記シートバック側に配設されるバック側固定盤を有しており、
前記表皮は、前記シートクッションと前記シートバックのうち前記シートバック側に配設されるバック側表皮を有しており、
前記バック側表皮は、該バック側表皮の上部で、前記バック側固定盤の上部に固定されている、(1)記載の姿勢サポート装置。
(3) 前記バック側表皮は、該バック側表皮の下部で、前記バック側固定盤の下部に着脱可能とされている、(2)記載の姿勢サポート装置。
(4) 前記シートは、シートクッションと、シートバックと、を有しており、
前記固定盤は、前記シートクッションと前記シートバックのうち前記シートクッション側に配設されるクッション側固定盤を有しており、
前記表皮は、前記シートクッションと前記シートバックのうち前記シートクッション側に配設されるクッション側表皮を有しており、
前記クッション側表皮は、該クッション側表皮の後部で、前記クッション側固定盤の後部に固定されている、(1)記載の姿勢サポート装置。
(5) 前記クッション側表皮は、該クッション側表皮の前部で、前記クッション側固定盤の前部に着脱可能とされている、(4)記載の姿勢サポート装置。
(1) シートの着座者の姿勢をサポートする姿勢サポート装置であって、
前記シートと別体に形成されて該シートに配設される少なくとも1つの固定盤と、
前記固定盤に配設される少なくとも1つのサポート部材と、
を有し、
前記固定盤よりも着座者側に少なくとも1つの表皮を有する、姿勢サポート装置。
(2) 前記シートは、シートクッションと、シートバックと、を有しており、
前記固定盤は、前記シートクッションと前記シートバックのうち前記シートバック側に配設されるバック側固定盤を有しており、
前記表皮は、前記シートクッションと前記シートバックのうち前記シートバック側に配設されるバック側表皮を有しており、
前記バック側表皮は、該バック側表皮の上部で、前記バック側固定盤の上部に固定されている、(1)記載の姿勢サポート装置。
(3) 前記バック側表皮は、該バック側表皮の下部で、前記バック側固定盤の下部に着脱可能とされている、(2)記載の姿勢サポート装置。
(4) 前記シートは、シートクッションと、シートバックと、を有しており、
前記固定盤は、前記シートクッションと前記シートバックのうち前記シートクッション側に配設されるクッション側固定盤を有しており、
前記表皮は、前記シートクッションと前記シートバックのうち前記シートクッション側に配設されるクッション側表皮を有しており、
前記クッション側表皮は、該クッション側表皮の後部で、前記クッション側固定盤の後部に固定されている、(1)記載の姿勢サポート装置。
(5) 前記クッション側表皮は、該クッション側表皮の前部で、前記クッション側固定盤の前部に着脱可能とされている、(4)記載の姿勢サポート装置。
上記(1)の姿勢サポート装置によれば、固定盤よりも着座者側に少なくとも1つの表皮を有するため、表皮で固定盤に配設されるサポート部材を覆い隠すことができ、サポート部材が着座者側に露出することを抑制できる。
よって、(a)固定盤にサポート部材が配設されていても、そのシート部位を表皮でフラット面に近づけることができる。これにより、人の目には何か取付けられているモノがあるという認識が軽減され、見栄えが良化したと感じられる。また、(b)複数のサポート部材が固定盤に並んで配設される場合であって並び合うサポート部材間に溝や段差等が発生する場合であっても、着座者と溝や段差等との間に表皮が介在し、かつ、表皮が連続面となりやすいため、人が使用時に違和感を覚えることを軽減できる。
よって、(a)固定盤にサポート部材が配設されていても、そのシート部位を表皮でフラット面に近づけることができる。これにより、人の目には何か取付けられているモノがあるという認識が軽減され、見栄えが良化したと感じられる。また、(b)複数のサポート部材が固定盤に並んで配設される場合であって並び合うサポート部材間に溝や段差等が発生する場合であっても、着座者と溝や段差等との間に表皮が介在し、かつ、表皮が連続面となりやすいため、人が使用時に違和感を覚えることを軽減できる。
上記(2)の姿勢サポート装置によれば、バック側表皮が、該バック側表皮の上部で、バック側固定盤の上部に固定されているため、(a)バック側表皮がバック側固定盤に固定されていない場合と異なり、表皮を紛失することを抑制できる。また、(b)バック側固定盤に配設されているサポート部材を、バック側表皮を捲ることで露出させてバック側固定盤に対して位置調整する際に、バック側表皮を捲り上げてサポート部材を位置調整した後に捲り上げていた表皮を降ろすだけで、サポート部材をバック側表皮で再び覆い隠すことができるため、バック側表皮が設けられている場合であっても、比較的容易にサポート部材を位置調整できる。
上記(3)の姿勢サポート装置によれば、バック側表皮が、該バック側表皮の下部で、バック側固定盤の下部に着脱可能とされているため、バック側表皮が、上部でバック側固定盤の上部に固定されているだけで、下部でバック側固定盤の下部に着脱可能とされていない場合に比べて、着座者の着座・起立時や着座時における姿勢の動き等によって、バック側表皮がバック側固定盤に対して位置ズレすることを抑制できる。
また、バック側表皮が、上部でバック側固定盤の上部に固定されており、下部でバック側固定盤の下部に着脱可能とされているため、(i)バック側表皮が上部と下部の両方でバック側固定盤に固定されている場合と異なり、バック側表皮を捲ることでサポート部材を露出させてサポート部材をバック側固定盤に対して比較的容易に位置調整できる。また、(ii)バック側表皮が上部と下部の両方でバック側固定盤に着脱可能とされている場合に比べて、着脱可能とするために要するファスナーの設置距離の短縮や、ボタンの設置数の軽減などができ、サポート部材を位置調整するときにバック側表皮をバック側固定盤に着脱させる手間を軽減でき、サポート部材の位置調整時の作業負荷を軽減できる。
上記(4)の姿勢サポート装置によれば、クッション側表皮が、該クッション側表皮の後部で、クッション側固定盤の後部に固定されているため、(a)クッション側表皮がクッション側固定盤に固定されていない場合と異なり、表皮を紛失することを抑制できる。また、(b)クッション側固定盤に配設されているサポート部材を、クッション側表皮を捲ることで露出させてクッション側固定盤に対して位置調整する際に、クッション側表皮を捲り上げてサポート部材を位置調整した後に捲り上げていた表皮を降ろすだけで、サポート部材をクッション側表皮で再び覆い隠すことができるため、クッション側表皮が設けられている場合であっても、比較的容易にサポート部材を位置調整できる。
上記(5)の姿勢サポート装置によれば、クッション側表皮が、該クッション側表皮の前部で、クッション側固定盤の前部に着脱可能とされているため、クッション側表皮が、後部でクッション側固定盤の後部に固定されているだけで、前部でクッション側固定盤の前部に着脱可能とされていない場合に比べて、着座者の着座・起立時や着座時における姿勢の動き等によって、クッション側表皮がクッション側固定盤に対して位置ズレすることを抑制できる。
また、クッション側表皮が、後部でクッション側固定盤の後部に固定されており、前部でクッション側固定盤の前部に着脱可能とされているため、(i)クッション側表皮が後部と前部の両方でクッション側固定盤に固定されている場合と異なり、クッション側表皮を捲ることでサポート部材を露出させてサポート部材をクッション側固定盤に対して比較的容易に位置調整できる。また、(ii)クッション側表皮が後部と前部の両方でクッション側固定盤に着脱可能とされている場合に比べて、着脱可能とするために要するファスナーの設置距離の短縮や、ボタンの設置数の軽減などができ、サポート部材を位置調整するときにクッション側表皮をクッション側固定盤に着脱させる手間を軽減でき、サポート部材の位置調整時の作業負荷を軽減できる。
以下に、図面を参照して、本発明実施例の姿勢サポート装置10を説明する。なお、図中UPはシートの上方向、FRはシートの前方向を示す。
本発明実施例の姿勢サポート装置(以下、単に装置ともいう)10は、シート100の着座者の姿勢をサポートする装置である。シート100は、たとえば車両に搭載される運転席である。ただし、シート100は、助手席、リア席、補助席等の車両用シートであってもよい。また、シート100は、車両用シートでなく、家の中等で使用される椅子であってもよい。
図1に示すように、シート100は、着座者の身体の下半身を下側から支持するシートクッション110と、シートクッション110の後端部に配置されており着座者の身体の上半身を後側から支持するシートバック120と、シートバック120の上方に設けられ着座者の頭部を後側から支持するヘッドレスト130と、を有する。ただし、ヘッドレスト130は設けられていなくてもよい。
シートクッション110は、左右両端部に、上端がシートクッション110の左右中央部110aより上側に膨らんでいるサイドサポート110bを有している。また、シートバック120は、左右両端部に、前端がシートバック120の左右中央部120aより前側に膨らんでいるサイドサポート120bを有している。ただし、本発明実施例および図示例では、シートクッション110のサイドサポート110bとシートバック120のサイドサポート120bが共に設けられる場合を説明するが、サイドサポート110b、120bのいずれか一方または両方は設けられていなくてもよい。
シートクッション110は、一般面111と、前端面112と、を有する。一般面111は、着座者が着座する面であり、上面といってもよい。前端面112は、シートクッション110の前端部にある面であり、一般面111の前端から前方にいくにしたがって下方に下がっていく面である。
シートバック120は、前面121を有する。前面121は、着座者を後側から支持する面である。
装置10は、シート100と別体に形成されてシート100に配設される少なくとも1つの固定盤20と、固定盤20に配設される少なくとも1つのサポート部材30と、固定盤20よりも着座者側に配置される少なくとも1つの表皮40と、を有する。
固定盤20は、ベースといってもよい。固定盤20は、屈曲可能な材料で構成されており、たとえば、汎用性を持たせるために繊維製である。ただし固定盤20は、屈曲可能であれば、金属製であってもよく、樹脂製であってもよい。固定盤20が繊維製である場合には、固定盤20は、繊維を編んだり織ったりして作製される布であってもよく、不織布であってもよく、不織布に近い布であってもよい。固定盤20が樹脂製である場合には、固定盤20はゴムなどの軟質樹脂製であってもよい。
固定盤20は、シートクッション110とシートバック120のうちシートバック120側に配設されるバック側固定盤21と、シートクッション110とシートバック120のうちシートクッション110側に配設されるクッション側固定盤22と、を有する。
バック側固定盤21は、着座者の身体の上半身を支持する部位にあり、シートバック120に沿って配設される。バック側固定盤21は、前面視(正面視)で、シートバック120の左右中央部120aの少なくとも一部とラップする位置に配設されている。バック側固定盤21は、前面視(正面視)で、シートバック120のサイドサポート120bとラップする位置にも配設されていてもよく、該サイドサポート120bとラップする位置には配設されていなくてもよい。
バック側固定盤21は、シートバック120に位置決めされて保持されている。バック側固定盤21は、シートバック120に固定されていてもよく、着脱可能とされていてもよい。また、バック側固定盤21は、シートバック120に対して位置調整可能とされていてもよい。
クッション側固定盤22は、着座者の身体の下半身を支持する部位にあり、シートクッション110に沿って配設される。クッション側固定盤22は、上面視(平面視)で、シートクッション110の左右中央部110aの少なくとも一部とラップする位置に配設されている。クッション側固定盤22は、上面視(平面視)で、シートクッション110のサイドサポート110bの少なくとも一部とラップする位置にも配設されていてもよく、該サイドサポート110bとラップする位置には配設されていなくてもよい。
クッション側固定盤22は、シートクッション110に位置決めされて保持されている。クッション側固定盤22は、シートクッション110に固定されていてもよく、着脱可能とされていてもよい。また、クッション側固定盤22は、シートクッション110に対して位置調整可能とされていてもよい。
バック側固定盤21とクッション側固定盤22は、一体に形成されていてもよく、別体に形成されていてもよい。バック側固定盤21とクッション側固定盤22が別体に形成されている場合、バック側固定盤21とクッション側固定盤22は同時に使用されていてもよく、バック側固定盤21のみが使用されてクッション側固定盤22が使用されていなくてもよく、クッション側固定盤22のみが使用されてバック側固定盤21が使用されていなくてもよい。なお、図示例では、バック側固定盤21とクッション側固定盤22が一体に形成されている場合を示している。
サポート部材30は、固定盤20に着脱可能とされている。すなわち、サポート部材30は、固定盤20に取外し可能に配設されている。サポート部材30は、固定盤20に対する配置位置を任意の位置、角度に変更可能とされている。サポート部材30の固定盤20への取付構造は、サポート部材30が固定盤20に着脱可能であり、かつ、サポート部材30の固定盤20に対する配置位置を変更可能な構造であれば特に限定されるものでない。サポート部材30の固定盤20への取付構造は、特に限定されるものではないが、面ファスナー、オスメス嵌合等の取付構造となっており、固定盤20に対して位置ズレし難くされている。
サポート部材30は、ウレタン製であってもよく、金属製であってもよく、樹脂製であってもよい。サポート部材30がウレタン製である場合には、サポート部材30はシートバック102の内部に設けられるパッドと同材料であってもよい。サポート部材30が樹脂製である場合には、サポート部材30はゴムなどの軟質樹脂製であってもよい。サポート部材30の材料は、硬度が同じ同一種のみが用いられていてもよく、硬度が異なる複数種が用いられていてもよい。また、サポート部材30の形状、サイズも特に限定されるものではない。
サポート部材30は、固定盤20に少なくとも1つ配設される。なお、本発明図示例では、サポート部材30がバック側固定盤21の前面に上下方向に並んで2つ、クッション側固定盤22の上面に左右方向に並んで2つ、配設される場合を示している。ただし、サポート部材30は、バック側固定盤21の前面のみに配設されていてもよく、クッション側固定盤22の上面のみに配設されていてもよい。また、バック側固定盤21の前面に配設されるサポート部材30の数は、1つのみであっても複数であってもよく、クッション側固定盤22の上面に配設されるサポート部材30の数も、1つのみであっても複数であってもよい。
表皮40は、カバーと言ってもよい。表皮40は、シート100のおもて側から見たときに固定盤20を覆うようにして配設される。表皮40は、屈曲可能な材料で構成されており、たとえば、汎用性を持たせるために繊維製である。ただし、表皮40は、屈曲可能であれば、金属製であってもよく、樹脂製であってもよい。表皮40が繊維製である場合には、表皮40は、繊維を編んだり織ったりして作製される布であってもよく、不織布であってもよく、不織布に近い布であってもよい。表皮40が樹脂製である場合には、表皮40はゴムなどの軟質樹脂製であってもよい。
表皮40は、シートクッション110とシートバック120のうちシートバック120側に配設されるバック側表皮41と、シートクッション110とシートバック120のうちシートクッション110側に配設されるクッション側表皮42と、を有する。バック側表皮41とクッション側表皮42は、図1-図4に示すように、別体に形成されている。
バック側表皮41は、着座者の身体の上半身を支持する部位にあり、バック側固定盤21の前側に配設されてバック側固定盤21を前側から覆うことができる。
バック側表皮41は、バック側固定盤21に位置決めされて保持されていることが望ましい。バック側表皮41は、(a1)周縁部の全体(全周)にわたって、または、周縁部の一部でバック側固定盤21に着脱可能とされていてもよく、(a2)周縁部の一部でバック側固定盤21に結合固定され、周縁部の残りの少なくとも一部でバック側固定盤21に着脱可能とされていてもよい。
上記(a2)の場合、バック側表皮41は、たとえば図2、図3に示すように、バック側表皮41の上部でバック側固定盤21の上部に結合固定され、バック側表皮41の下部でバック側固定盤21の下部に着脱可能とされる。なお、図2、図3では、結合固定される部位を黒四角印で示し、着脱可能とされる部位を白四角印で示している。
なお、バック側表皮41の上部とは、バック側表皮41を上下方向に2分割したときの上側部分であり、バック側表皮41の上端部を含む。また、バック側表皮41の下部とはバック側表皮41を上下方向に2分割したときの下側部分であり、バック側表皮41の下端部を含む。また、バック側固定盤21の上部とは、バック側固定盤21を上下方向に2分割したときの上側部分であり、バック側固定盤21の上端部を含む。また、バック側固定盤21の下部とはバック側固定盤21を上下方向に2分割したときの下側部分であり、バック側固定盤21の下端部を含む。
なお、バック側表皮41の上部とは、バック側表皮41を上下方向に2分割したときの上側部分であり、バック側表皮41の上端部を含む。また、バック側表皮41の下部とはバック側表皮41を上下方向に2分割したときの下側部分であり、バック側表皮41の下端部を含む。また、バック側固定盤21の上部とは、バック側固定盤21を上下方向に2分割したときの上側部分であり、バック側固定盤21の上端部を含む。また、バック側固定盤21の下部とはバック側固定盤21を上下方向に2分割したときの下側部分であり、バック側固定盤21の下端部を含む。
バック側表皮41がバック側固定盤21に着脱可能とされている場合、その取付構造は、特に限定されるものではないが、ファスナー、ボタン、面ファスナー、オスメス嵌合等の取付構造となっており、バック側固定盤21に対して位置ズレし難くされている。
クッション側表皮42は、着座者の身体の下半身を支持する部位にあり、クッション側固定盤22の上側に配設されてクッション側固定盤22を上側から覆うことができる。
クッション側表皮42は、クッション側固定盤22に位置決めされて保持されていることが望ましい。クッション側表皮42は、(b1)周縁部の全体(全周)にわたって、または、周縁部の一部でクッション側固定盤22に着脱可能とされていてもよく、(b2)周縁部の一部でクッション側固定盤22に結合固定され、周縁部の残りの少なくとも一部でクッション側固定盤22に着脱可能とされていてもよい。
上記(b2)の場合、クッション側表皮42は、たとえば図2、図4に示すように、クッション側表皮42の後部でクッション側固定盤22の後部に結合固定され、クッション側表皮42の前部でクッション側固定盤22の前部に着脱可能とされる。なお、図2、図4では、結合固定される部位を黒四角印で示し、着脱可能とされる部位を白四角印で示している。
なお、クッション側表皮42の後部とは、クッション側表皮42を前後方向に2分割したときの後側部分であり、クッション側表皮42の後端部を含む。また、クッション側表皮42の前部とはクッション側表皮42を前後方向に2分割したときの前側部分であり、クッション側表皮42の前端部を含む。また、クッション側固定盤22の後部とはクッション側固定盤22を前後方向に2分割したときの後側部分であり、クッション側固定盤22の後端部を含む。また、クッション側固定盤22の前部とはクッション側固定盤22を前後方向に2分割したときの前側部分であり、クッション側固定盤22の前端部を含む。
なお、クッション側表皮42の後部とは、クッション側表皮42を前後方向に2分割したときの後側部分であり、クッション側表皮42の後端部を含む。また、クッション側表皮42の前部とはクッション側表皮42を前後方向に2分割したときの前側部分であり、クッション側表皮42の前端部を含む。また、クッション側固定盤22の後部とはクッション側固定盤22を前後方向に2分割したときの後側部分であり、クッション側固定盤22の後端部を含む。また、クッション側固定盤22の前部とはクッション側固定盤22を前後方向に2分割したときの前側部分であり、クッション側固定盤22の前端部を含む。
クッション側表皮42がクッション側固定盤22に着脱可能とされている場合、その取付構造は、特に限定されるものではないが、ファスナー、ボタン、面ファスナー、オスメス嵌合等の取付構造となっており、クッション側固定盤22に対して位置ズレし難くされている。
バック側表皮41とクッション側表皮42は、(i)図2に示すように、同時に使用されていてもよく、(ii)図3に示すように、バック側表皮41のみが使用されてクッション側表皮42が使用されていなくてもよく、(iii)図4に示すように、クッション側表皮42のみが使用されてバック側表皮41が使用されていなくてもよい。
つぎに、本発明実施例の作用、効果を説明する。
(A)固定盤20よりも着座者側に少なくとも1つの表皮40を有するため、表皮40で固定盤20に配設されるサポート部材30を覆い隠すことができ、サポート部材30が着座者側に露出することを抑制できる。
よって、(a)固定盤20にサポート部材30が配設されていても、そのシート部位を表皮40でフラット面に近づけることができる。これにより、人の目には何か取付けられているモノがあるという認識が軽減され、見栄えが良化したと感じられる。また、(b)図5に示すように、複数のサポート部材30が固定盤20に並んで配設される場合であって並び合うサポート部材30間に溝や段差等Sが発生する場合であっても、着座者と溝や段差等Sとの間に表皮40が介在し、かつ、表皮40が連続面となりやすいため、人が使用時に違和感を覚えることを軽減できる。
よって、(a)固定盤20にサポート部材30が配設されていても、そのシート部位を表皮40でフラット面に近づけることができる。これにより、人の目には何か取付けられているモノがあるという認識が軽減され、見栄えが良化したと感じられる。また、(b)図5に示すように、複数のサポート部材30が固定盤20に並んで配設される場合であって並び合うサポート部材30間に溝や段差等Sが発生する場合であっても、着座者と溝や段差等Sとの間に表皮40が介在し、かつ、表皮40が連続面となりやすいため、人が使用時に違和感を覚えることを軽減できる。
(B)バック側表皮41が、該バック側表皮41の上部で、バック側固定盤21の上部に固定されている場合、(a)バック側表皮41がバック側固定盤21に固定されていない場合と異なり、表皮41を紛失することを抑制できる。また、(b)バック側固定盤21に配設されているサポート部材30を、バック側表皮41を捲ることで露出させてバック側固定盤21に対して位置調整する際に、バック側表皮41を捲り上げてサポート部材30を位置調整した後に捲り上げていた表皮41を降ろすだけで、サポート部材30をバック側表皮41で再び覆い隠すことができるため、バック側表皮41が設けられている場合であっても、比較的容易にサポート部材30を位置調整できる。
(C)バック側表皮41が、該バック側表皮41の下部で、バック側固定盤21の下部に着脱可能とされている場合、バック側表皮41が、上部でバック側固定盤21の上部に固定されているだけで、下部でバック側固定盤21の下部に着脱可能とされていない場合に比べて、着座者の着座・起立時や着座時における姿勢の動き等によって、バック側表皮41がバック側固定盤21に対して位置ズレすることを抑制できる。
(D)バック側表皮41が、上部でバック側固定盤21の上部に固定されており、下部でバック側固定盤21の下部に着脱可能とされている場合、(i)バック側表皮41が上部と下部の両方でバック側固定盤21に固定されている場合と異なり、バック側表皮41を捲ることでサポート部材30を露出させてサポート部材30をバック側固定盤21に対して比較的容易に位置調整できる。また、(ii)バック側表皮41が上部と下部の両方でバック側固定盤21に着脱可能とされている場合に比べて、着脱可能とするために要するファスナーの設置距離の短縮や、ボタンの設置数の軽減などができ、サポート部材30を位置調整するときにバック側表皮41をバック側固定盤21に着脱させる手間を軽減でき、サポート部材30の位置調整時の作業負荷を軽減できる。
(E)クッション側表皮42が、該クッション側表皮42の後部で、クッション側固定盤22の後部に固定されている場合、(a)クッション側表皮42がクッション側固定盤22に固定されていない場合と異なり、表皮42を紛失することを抑制できる。また、(b)クッション側固定盤22に配設されているサポート部材30を、クッション側表皮42を捲ることで露出させてクッション側固定盤22に対して位置調整する際に、クッション側表皮42を捲り上げてサポート部材30を位置調整した後に捲り上げていた表皮42を降ろすだけで、サポート部材30をクッション側表皮42で再び覆い隠すことができるため、クッション側表皮42が設けられている場合であっても、比較的容易にサポート部材30を位置調整できる。
(F)クッション側表皮42が、該クッション側表皮42の前部で、クッション側固定盤22の前部に着脱可能とされている場合、クッション側表皮42が、後部でクッション側固定盤22の後部に固定されているだけで、前部でクッション側固定盤22の前部に着脱可能とされていない場合に比べて、着座者の着座・起立時や着座時における姿勢の動き等によって、クッション側表皮42がクッション側固定盤22に対して位置ズレすることを抑制できる。
(G)クッション側表皮42が、後部でクッション側固定盤22の後部に固定されており、前部でクッション側固定盤22の前部に着脱可能とされている場合、(i)クッション側表皮42が後部と前部の両方でクッション側固定盤22に固定されている場合と異なり、クッション側表皮42を捲ることでサポート部材30を露出させてサポート部材30をクッション側固定盤22に対して比較的容易に位置調整できる。また、(ii)クッション側表皮42が後部と前部の両方でクッション側固定盤22に着脱可能とされている場合に比べて、着脱可能とするために要するファスナーの設置距離の短縮や、ボタンの設置数の軽減などができ、サポート部材30を位置調整するときにクッション側表皮42をクッション側固定盤22に着脱させる手間を軽減でき、サポート部材30の位置調整時の作業負荷を軽減できる。
上記本発明実施例では、表皮40のバック側表皮41とクッション側表皮42が別体に形成される場合を説明したが、図6に示すように、表皮40のバック側表皮41とクッション側表皮42は一体に形成されていてもよい。この場合、表皮40は、たとえば、バック側表皮41の上部でバック側固定盤21の上部に結合固定され、バック側表皮41とクッション側表皮との連結部で固定盤20に着脱可能とされ、クッション側表皮42の前部でクッション側固定盤22の前部に着脱可能とされる。なお、図6では、結合固定される部位を黒四角印で示し、着脱可能とされる部位を白四角印で示している。
10 姿勢サポート装置
20 固定盤
21 バック側固定盤
22 クッション側固定盤
30 サポート部材
40 表皮
41 バック側表皮
42 クッション側表皮
100 シート
110 シートクッション
110a シートバッククッションの左右中央部
110b シートクッションのサイドサポート
111 シートクッションの一般面
112 シートクッションの前端面
120 シートバック
120a シートバックの左右中央部
120b シートバックのサイドサポート
121 シートバックの前面
130 ヘッドレスト
S 溝や段差等
20 固定盤
21 バック側固定盤
22 クッション側固定盤
30 サポート部材
40 表皮
41 バック側表皮
42 クッション側表皮
100 シート
110 シートクッション
110a シートバッククッションの左右中央部
110b シートクッションのサイドサポート
111 シートクッションの一般面
112 シートクッションの前端面
120 シートバック
120a シートバックの左右中央部
120b シートバックのサイドサポート
121 シートバックの前面
130 ヘッドレスト
S 溝や段差等
Claims (5)
- シートの着座者の姿勢をサポートする姿勢サポート装置であって、
前記シートと別体に形成されて該シートに配設される少なくとも1つの固定盤と、
前記固定盤に配設される少なくとも1つのサポート部材と、
を有し、
前記固定盤よりも着座者側に少なくとも1つの表皮を有する、姿勢サポート装置。 - 前記シートは、シートクッションと、シートバックと、を有しており、
前記固定盤は、前記シートクッションと前記シートバックのうち前記シートバック側に配設されるバック側固定盤を有しており、
前記表皮は、前記シートクッションと前記シートバックのうち前記シートバック側に配設されるバック側表皮を有しており、
前記バック側表皮は、該バック側表皮の上部で、前記バック側固定盤の上部に固定されている、請求項1記載の姿勢サポート装置。 - 前記バック側表皮は、該バック側表皮の下部で、前記バック側固定盤の下部に着脱可能とされている、請求項2記載の姿勢サポート装置。
- 前記シートは、シートクッションと、シートバックと、を有しており、
前記固定盤は、前記シートクッションと前記シートバックのうち前記シートクッション側に配設されるクッション側固定盤を有しており、
前記表皮は、前記シートクッションと前記シートバックのうち前記シートクッション側に配設されるクッション側表皮を有しており、
前記クッション側表皮は、該クッション側表皮の後部で、前記クッション側固定盤の後部に固定されている、請求項1記載の姿勢サポート装置。 - 前記クッション側表皮は、該クッション側表皮の前部で、前記クッション側固定盤の前部に着脱可能とされている、請求項4記載の姿勢サポート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023084468A JP2024168071A (ja) | 2023-05-23 | 2023-05-23 | 姿勢サポート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023084468A JP2024168071A (ja) | 2023-05-23 | 2023-05-23 | 姿勢サポート装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024168071A true JP2024168071A (ja) | 2024-12-05 |
Family
ID=93706717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023084468A Pending JP2024168071A (ja) | 2023-05-23 | 2023-05-23 | 姿勢サポート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024168071A (ja) |
-
2023
- 2023-05-23 JP JP2023084468A patent/JP2024168071A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20231011 |
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A621 | Written request for application examination |
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