JP2024144883A - 構造体、解除治具、及び、解除治具を使用した構造体のロックの解除方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロックアームを破損させることなく嵌合状態のロックを容易に解除可能な解除方法を提供すること、及び、この解除方法に適した解除治具及び構造体を提供すること。
【解決手段】構造体10は、第1部材20及び第2部材40を備えている。第1部材20は、ロック部32が設けられたロックアーム26を有している。第2部材40は、被ロック部52を有している。ロック部32は、第1部材20と第2部材40とが互いに嵌合した嵌合状態において被ロック部52をロックし、これにより、嵌合状態がロックされる。解除治具70は、解除部84を有している。解除治具70を上下方向(Z方向)に沿って移動すると、解除部84は、横方向(Y方向)におけるロックアーム26の内側に挿入される。このように挿入された解除部84は、ロックアーム26を弾性変形させ、ロック部32による被ロック部52のロックを解除する。
【選択図】図13
【解決手段】構造体10は、第1部材20及び第2部材40を備えている。第1部材20は、ロック部32が設けられたロックアーム26を有している。第2部材40は、被ロック部52を有している。ロック部32は、第1部材20と第2部材40とが互いに嵌合した嵌合状態において被ロック部52をロックし、これにより、嵌合状態がロックされる。解除治具70は、解除部84を有している。解除治具70を上下方向(Z方向)に沿って移動すると、解除部84は、横方向(Y方向)におけるロックアーム26の内側に挿入される。このように挿入された解除部84は、ロックアーム26を弾性変形させ、ロック部32による被ロック部52のロックを解除する。
【選択図】図13
Description
本発明は、互いに嵌合可能な第1部材及び第2部材を備えた構造体、及び、この構造体における嵌合状態のロックを解除可能な解除治具に関する。
例えば、特許文献1には、このタイプの構造体及び解除治具が開示されている。
図17及び図18を参照すると、特許文献1に開示された雌コネクタ(構造体)90は、互いに嵌合可能な雌ハウジング(第1部材)91とフロントホルダ(第2部材)93とを備えている。第1部材91には、本係合孔(被ロック部)92が形成されている。第2部材93は、弾性変形可能なロックアーム94を有している。ロックアーム94は、本係止突起(ロック部)95を有している。第1部材91及び第2部材93が互いに嵌合すると、ロック部95が被ロック部92に受容され、これにより、構造体90の嵌合状態がロックされる。
上述した嵌合状態のロックは、以下に説明するように、マイナスドライバーのような解除治具97によって解除できる。まず、解除治具97の先端部分98を、ロックアーム94の下に挿入する。次に、解除治具97を、支点99を有する梃子のように使用して、ロックアーム94をこじあける。この結果、ロック部95が被ロック部92から抜け出して嵌合状態のロックが解除される。
特許文献1に開示された解除方法によれば、解除治具を慎重かつ適切に扱う必要がある。例えば、解除治具に力を入れすぎるとロックアームが破損するおそれがある。
そこで、本発明は、ロックアームを破損させることなく嵌合状態のロックを容易に解除可能な解除方法を提供することを目的とする。加えて、本発明は、この解除方法に適した解除治具及び構造体を提供することを目的とする。
本発明は、第1の解除方法として、
解除治具を使用して、互いに嵌合可能な第1部材及び第2部材を備えた構造体における嵌合状態のロックを解除する解除方法であって、
前記第2部材は、前後方向において前方に位置する前記第1部材と前記前後方向に沿って嵌合可能であり、
前記第1部材は、ロックアームを有しており、
前記ロックアームは、前記前後方向に沿って延びており、弾性変形可能であり、
前記ロックアームは、ロック部と、被解除部とを有しており、
前記被解除部は、前記ロックアームの後端部に設けられており、
前記第2部材は、被ロック部と、対向部と、ガイド溝とを有しており、
前記ロック部は、前記第1部材と前記第2部材とが互いに嵌合した前記嵌合状態において、前記被ロック部をロックし、これにより、前記嵌合状態がロックされ、
前記ガイド溝は、前記前後方向と直交する上下方向に沿って延びており、
前記対向部は、前記ガイド溝の前方に位置しており、且つ、前記第1部材と前記第2部材とが前記嵌合状態にあるとき、前記前後方向及び前記上下方向の双方と直交する横方向において前記被解除部と対向しており、
前記嵌合状態にある前記構造体を前記上下方向に沿って見ると、前記対向部と前記被解除部との間に位置する隙間を視認可能であり、
前記解除治具は、被ガイド部と、解除部とを有しており、
前記被ガイド部は、前記上下方向に沿って延びており、
前記解除部は、前記被ガイド部の前方に位置しており、
前記ガイド溝によって前記被ガイド部の前記前後方向における移動を規制しつつ前記解除治具を前記上下方向に沿って移動させ、これにより、前記解除部を前記隙間に挿入し、
前記隙間に挿入した前記解除部によって、前記ロックアームの前記被解除部が前記構造体の前記横方向における外側に向かって移動するようにして前記ロックアームを弾性変形させ、これにより、前記ロック部による前記被ロック部のロックを解除する
解除方法を提供する。
解除治具を使用して、互いに嵌合可能な第1部材及び第2部材を備えた構造体における嵌合状態のロックを解除する解除方法であって、
前記第2部材は、前後方向において前方に位置する前記第1部材と前記前後方向に沿って嵌合可能であり、
前記第1部材は、ロックアームを有しており、
前記ロックアームは、前記前後方向に沿って延びており、弾性変形可能であり、
前記ロックアームは、ロック部と、被解除部とを有しており、
前記被解除部は、前記ロックアームの後端部に設けられており、
前記第2部材は、被ロック部と、対向部と、ガイド溝とを有しており、
前記ロック部は、前記第1部材と前記第2部材とが互いに嵌合した前記嵌合状態において、前記被ロック部をロックし、これにより、前記嵌合状態がロックされ、
前記ガイド溝は、前記前後方向と直交する上下方向に沿って延びており、
前記対向部は、前記ガイド溝の前方に位置しており、且つ、前記第1部材と前記第2部材とが前記嵌合状態にあるとき、前記前後方向及び前記上下方向の双方と直交する横方向において前記被解除部と対向しており、
前記嵌合状態にある前記構造体を前記上下方向に沿って見ると、前記対向部と前記被解除部との間に位置する隙間を視認可能であり、
前記解除治具は、被ガイド部と、解除部とを有しており、
前記被ガイド部は、前記上下方向に沿って延びており、
前記解除部は、前記被ガイド部の前方に位置しており、
前記ガイド溝によって前記被ガイド部の前記前後方向における移動を規制しつつ前記解除治具を前記上下方向に沿って移動させ、これにより、前記解除部を前記隙間に挿入し、
前記隙間に挿入した前記解除部によって、前記ロックアームの前記被解除部が前記構造体の前記横方向における外側に向かって移動するようにして前記ロックアームを弾性変形させ、これにより、前記ロック部による前記被ロック部のロックを解除する
解除方法を提供する。
本発明は、第1の解除治具として、
互いに嵌合可能な第1部材及び第2部材を備えた構造体における嵌合状態のロックを解除するための解除治具であって、
前記第1部材は、ロックアームを有しており、
前記ロックアームは、前後方向に沿って延びており、弾性変形可能であり、
前記ロックアームは、ロック部を有しており、
前記第2部材は、被ロック部を有しており、
前記ロック部は、前記第1部材と前記第2部材とが互いに嵌合した前記嵌合状態において、前記被ロック部をロックし、これにより、前記嵌合状態がロックされ、
前記解除治具は、被ガイド部と、解除部とを有しており、
前記被ガイド部は、前記前後方向と直交する上下方向に沿って延びており、
前記解除部は、前記被ガイド部の前方に位置しており、
前記解除部は、前記被ガイド部の前記前後方向における移動を規制しつつ前記解除治具を前記上下方向に沿って移動させることによって、前記前後方向及び前記上下方向の双方と直交する横方向における前記ロックアームの内側に挿入され、
前記解除部は、前記ロックアームの前記横方向における内側に挿入されたとき、前記ロックアームを弾性変形させ、これにより、前記ロック部による前記被ロック部のロックを解除する
解除治具を提供する。
互いに嵌合可能な第1部材及び第2部材を備えた構造体における嵌合状態のロックを解除するための解除治具であって、
前記第1部材は、ロックアームを有しており、
前記ロックアームは、前後方向に沿って延びており、弾性変形可能であり、
前記ロックアームは、ロック部を有しており、
前記第2部材は、被ロック部を有しており、
前記ロック部は、前記第1部材と前記第2部材とが互いに嵌合した前記嵌合状態において、前記被ロック部をロックし、これにより、前記嵌合状態がロックされ、
前記解除治具は、被ガイド部と、解除部とを有しており、
前記被ガイド部は、前記前後方向と直交する上下方向に沿って延びており、
前記解除部は、前記被ガイド部の前方に位置しており、
前記解除部は、前記被ガイド部の前記前後方向における移動を規制しつつ前記解除治具を前記上下方向に沿って移動させることによって、前記前後方向及び前記上下方向の双方と直交する横方向における前記ロックアームの内側に挿入され、
前記解除部は、前記ロックアームの前記横方向における内側に挿入されたとき、前記ロックアームを弾性変形させ、これにより、前記ロック部による前記被ロック部のロックを解除する
解除治具を提供する。
本発明は、第2の解除治具として、第1の解除治具であって、
前記解除部は、前記上下方向と交差する面を有している
解除治具を提供する。
前記解除部は、前記上下方向と交差する面を有している
解除治具を提供する。
本発明は、第3の解除治具として、第1の解除治具であって、
前記被ガイド部の下端は、前記解除部の下端の下方に位置している
解除治具を提供する。
前記被ガイド部の下端は、前記解除部の下端の下方に位置している
解除治具を提供する。
本発明は、第4の解除治具として、第1の解除治具であって、
前記被ガイド部は、前記横方向において前記解除部よりも大きい
解除治具を提供する。
前記被ガイド部は、前記横方向において前記解除部よりも大きい
解除治具を提供する。
本発明は、第5の解除治具として、第1の解除治具であって、
前記解除部は、変形維持部を有しており、
前記変形維持部は、前記解除部の上部であり、
前記変形維持部は、前記横方向において一定のサイズを有している
解除治具を提供する。
前記解除部は、変形維持部を有しており、
前記変形維持部は、前記解除部の上部であり、
前記変形維持部は、前記横方向において一定のサイズを有している
解除治具を提供する。
本発明は、第6の解除治具として、第5の解除治具であって、
前記被ガイド部は、前記上下方向において前記ロックアームよりも大きい
解除治具を提供する。
前記被ガイド部は、前記上下方向において前記ロックアームよりも大きい
解除治具を提供する。
本発明は、第7の解除治具として、第1から第6までのいずれかの解除治具であって、
前記解除治具は、2つの腕部と、連結部とを有しており、
前記連結部は、2つの前記腕部を前記横方向において互いに連結しており、
前記腕部の夫々は、前記連結部から下方に延びており、
前記腕部の夫々は、前記被ガイド部と、前記解除部とを有しており、
前記連結部は、突当部を有しており、
前記第2部材は、受止部を有しており、
前記突当部は、前記ロック部による前記被ロック部のロックを解除するために前記解除治具を上下方向に沿って移動したときに前記受止部と突き当たり、これにより、前記ロック部による前記被ロック部のロックを解除する際の前記解除治具の下方限界位置を規定する
解除治具を提供する。
前記解除治具は、2つの腕部と、連結部とを有しており、
前記連結部は、2つの前記腕部を前記横方向において互いに連結しており、
前記腕部の夫々は、前記連結部から下方に延びており、
前記腕部の夫々は、前記被ガイド部と、前記解除部とを有しており、
前記連結部は、突当部を有しており、
前記第2部材は、受止部を有しており、
前記突当部は、前記ロック部による前記被ロック部のロックを解除するために前記解除治具を上下方向に沿って移動したときに前記受止部と突き当たり、これにより、前記ロック部による前記被ロック部のロックを解除する際の前記解除治具の下方限界位置を規定する
解除治具を提供する。
本発明は、第1の構造体として、
互いに嵌合可能な第1部材及び第2部材を備えた構造体であって、
前記第1部材は、ロックアームを有しており、
前記ロックアームは、前記前後方向に沿って延びており、弾性変形可能であり、
前記ロックアームは、ロック部と、被解除部とを有しており、
前記被解除部は、前記ロックアームの後端部に設けられており、
前記第2部材は、被ロック部と、対向部と、ガイド溝とを有しており、
前記ロック部は、前記第1部材と前記第2部材とが互いに嵌合した前記嵌合状態において、前記被ロック部をロックし、これにより、前記嵌合状態がロックされ、
前記ガイド溝は、前記前後方向と直交する上下方向に沿って延びており、
前記対向部は、前記ガイド溝の前方に位置しており、且つ、前記第1部材と前記第2部材とが前記嵌合状態にあるとき、前記前後方向及び前記上下方向の双方と直交する横方向において前記被解除部と対向しており、
前記嵌合状態にある前記構造体を前記上下方向に沿って見ると、前記対向部と前記被解除部との間に位置する隙間を視認可能である
構造体を提供する。
互いに嵌合可能な第1部材及び第2部材を備えた構造体であって、
前記第1部材は、ロックアームを有しており、
前記ロックアームは、前記前後方向に沿って延びており、弾性変形可能であり、
前記ロックアームは、ロック部と、被解除部とを有しており、
前記被解除部は、前記ロックアームの後端部に設けられており、
前記第2部材は、被ロック部と、対向部と、ガイド溝とを有しており、
前記ロック部は、前記第1部材と前記第2部材とが互いに嵌合した前記嵌合状態において、前記被ロック部をロックし、これにより、前記嵌合状態がロックされ、
前記ガイド溝は、前記前後方向と直交する上下方向に沿って延びており、
前記対向部は、前記ガイド溝の前方に位置しており、且つ、前記第1部材と前記第2部材とが前記嵌合状態にあるとき、前記前後方向及び前記上下方向の双方と直交する横方向において前記被解除部と対向しており、
前記嵌合状態にある前記構造体を前記上下方向に沿って見ると、前記対向部と前記被解除部との間に位置する隙間を視認可能である
構造体を提供する。
本発明は、第2の構造体として、第1の構造体であって、
前記ガイド溝は、上方及び下方に開いている
構造体を提供する。
前記ガイド溝は、上方及び下方に開いている
構造体を提供する。
本発明は、第3の構造体として、第1の構造体であって、
前記ロックアームには、凹部が形成されており、
前記凹部は、前記ロックアームの前記後端部に位置しており、
前記凹部は、後方に向かって開いており、且つ、前記横方向において前記構造体の外側に向かって凹んでおり、
前記被解除部は、前記凹部における前記上下方向と交差する面である
構造体を提供する。
前記ロックアームには、凹部が形成されており、
前記凹部は、前記ロックアームの前記後端部に位置しており、
前記凹部は、後方に向かって開いており、且つ、前記横方向において前記構造体の外側に向かって凹んでおり、
前記被解除部は、前記凹部における前記上下方向と交差する面である
構造体を提供する。
本発明は、第4の構造体として、第1から第3までのいずれかの構造体であって、
前記第1部材は、2つのロックアームを有しており、
2つの前記ロックアームは、前記横方向において互いに離れており、
前記第2部材は、2つの側部と、受止部とを有しており、
2つの前記側部は、前記第2部材の前記横方向における両側に夫々位置しており、
前記側部の夫々は、前記被ロック部と、前記対向部と、前記ガイド溝とを有しており、
前記受止部は、上方を向いており、且つ、前記横方向において2つの前記ガイド溝の間に位置している
構造体を提供する。
前記第1部材は、2つのロックアームを有しており、
2つの前記ロックアームは、前記横方向において互いに離れており、
前記第2部材は、2つの側部と、受止部とを有しており、
2つの前記側部は、前記第2部材の前記横方向における両側に夫々位置しており、
前記側部の夫々は、前記被ロック部と、前記対向部と、前記ガイド溝とを有しており、
前記受止部は、上方を向いており、且つ、前記横方向において2つの前記ガイド溝の間に位置している
構造体を提供する。
本発明によれば、解除治具を上下方向に沿って下方に移動するだけで、梃子の原理を利用することなく、ロックアームを弾性変形させて嵌合状態のロックを解除できる。このとき、解除治具に加える力を特に調整する必要がない。即ち、本発明によれば、ロックアームを破損させることなく嵌合状態を容易に解除可能な解除方法を提供できる。加えて、本発明によれば、この解除方法に適した解除治具及び構造体を提供できる。
図1に示されるように、本発明の実施の形態による構造体10は、第1部材20と、第2部材40とを備えている。図1及び図2を参照すると、構造体10は、互いに嵌合可能な第1部材20及び第2部材40を備えている。詳しくは、第2部材40は、前後方向において前方に位置する第1部材20と前後方向に沿って嵌合可能である。即ち、本実施の形態の嵌合方向は、前後方向であり、X方向である。本実施の形態において、前方は+X方向であり、後方は-X方向である。但し、前後方向、前方、後方等の用語は、地面に対する絶対的な関係を示すものではなく、図面における相対的な関係を示しているに過ぎない。例えば、本発明における前後方向は、第1部材20と第2部材40とが互いに嵌合したときに並ぶ方向である。
図1を参照すると、図示した構造体10は、第1部材20と第2部材40とが互いに離れた分離状態にある。図1及び図2を参照すると、構造体10は、第1部材20と第2部材40とが互いに嵌合した嵌合状態(図2の状態)において使用される。より具体的は、本実施の形態の構造体10は、防水構造を有する分岐コネクタであり、使用時に、2以上のケーブル19を所定の接続関係に従って互いに接続する。本実施の形態の第2部材40は、このコネクタの本体部である。本実施の形態の第1部材20は、このコネクタのフロントカバーである。図4及び図5を参照すると、第1部材20は、嵌合状態において第2部材40を前方から覆って保護している。
本実施の形態の構造体10は、上述の構造を有している。但し、本発明における構造体10の構造は、特に限定されない。例えば、構造体10は、防水構造を有する必要はない。また、構造体10は、電子機器(図示せず)と相手側電子機器(図示せず)とを互いに電気的に接続するコネクタ装置であってもよい。この場合、第1部材20は、電子機器に接続されたコネクタであってもよく、第2部材40は、相手側電子機器に接続された相手側コネクタであってもよい。
図1及び図2を参照すると、構造体10の嵌合状態(図2の状態)は、後述するようにロックされている。より具体的には、第1部材20に対して前後方向において第2部材40から離れるような力を単に加えても、嵌合状態を解除できない。但し、後述するように、解除治具70を使用することで、嵌合状態を容易に解除できる。構造体10の嵌合状態を解除する際、解除治具70は、前後方向と直交する上下方向において、構造体10の上方に配置される。本実施の形態の上下方向は、Z方向である。本実施の形態において、上方は+Z方向であり、下方は-Z方向である。上下方向は、重力方向と一致する必要はない。本発明における上下方向は、構造体10の嵌合状態を解除する際に構造体10と解除治具70とが並ぶ方向である。
以下、本実施の形態の第1部材20について説明する。
図3を参照すると、本実施の形態の第1部材20は、後方に開いた箱形状を有している。本実施の形態の第1部材20は、絶縁体からなる第1ハウジング22を備えており、且つ、弾性体からなる防水部材29を備えている。但し、本発明は、これに限定されない。例えば、第1部材20は、第1ハウジング22のみを備えていてもよい。
本実施の形態の第1部材20は、基部24と、2つのロックアーム26を有している。基部24は、第1部材20の前側の部位であり、前後方向及び上下方向の双方と直交する横方向に長く延びている。2つのロックアーム26は、横方向における基部24の両側に夫々位置している。即ち、2つのロックアーム26は、横方向において互いに離れている。本実施の形態の横方向は、Y方向である。2つのロックアーム26は、横方向と直交する所定平面(XZ平面)について鏡対称に配置されている。
ロックアーム26の夫々は、前後方向に沿って延びている。詳しくは、ロックアーム26の夫々は、基部24の後縁から後方に延びている。換言すれば、本実施の形態のロックアーム26の夫々は、第1部材20の横方向における側部のうち、基部24の後縁から後方に突出した部位である。
ロックアーム26の夫々は、横方向と直交する薄い平板形状を有している。この構造から理解されるように、ロックアーム26の夫々は、片持ち梁であり、弾性変形可能である。ロックアーム26の夫々の前端は、基部24の後縁に固定された固定端であり、ロックアーム26が弾性変形しても殆ど移動しない。一方、ロックアーム26の夫々の後端は、自由端であり、ロックアーム26の弾性変形に伴って横方向に移動可能である。
本実施の形態の第1部材20は、上述の構造を夫々有するロックアーム26を2つ有している。但し、本発明は、これに限られない。例えば、ロックアーム26の数は1であってもよい。
本実施の形態のロックアーム26の夫々は、内側面38を有している。内側面38の夫々は、ロックアーム26の横方向における内側の面である。2つの内側面38は、横方向において第1部材20の後側の部位を間に挟んで対向している。内側面38の夫々は、ロックアーム26が弾性変形していないとき、横方向と直交する平面である。
ロックアーム26の夫々は、ロック部32と、被解除部36とを有している。また、ロックアーム26の夫々には、矩形のロック孔32と、凹部34とが形成されている。
本実施の形態のロック孔32の夫々は、ロックアーム26を横方向に貫通する孔である。ロック孔32の夫々は、ロックアーム26の前後方向における中間部に位置している。ロック孔32の夫々は、ロック部32として機能する。
本実施の形態の凹部34の夫々は、内側面38に形成された凹みである。凹部34の夫々は、ロックアーム26の後端部に位置している。凹部34の夫々は、後方に向かって開いており、且つ、横方向において第1部材20の外側に向かって凹んでいる。
本実施の形態の被解除部36の夫々は、凹部34における上下方向と交差する斜面である。詳しくは、本実施の形態の被解除部36の夫々は、上下方向と斜交し且つ前後方向と平行な斜面である。被解除部36の夫々の下端は、内側面38に繋がっている。被解除部36の夫々は、被解除部36の下端から上方及び横方向における外側に向かって延びている。被解除部36の夫々は、ロックアーム26の後端部に設けられている。このように配置された被解除部36の夫々は、横方向に移動し易い。第1部材20を前後方向に沿って後方から見ると、凹部34の前側の内壁面及び被解除部36の後縁を視認可能である。
本実施の形態の第1部材20は、上述の構造を有している。但し、第1部材20がロック部32及び被解除部36が設けられた少なくとも1つのロックアーム26を有している限り、第1部材20の構造は、特に限定されない。
以下、本実施の形態の第2部材40(図4参照)について説明する。
図4及び図6を参照すると、本実施の形態の第2部材40は、絶縁体からなる第2ハウジング42を備えており、且つ、弾性体からなる防水部材49、ケーブル19に取り付けられた2以上の端子47、及び、端子47を互いに連結する連結部材48を備えている。必要に応じて、連結部材48を部分的に除去し、端子47に接続されたケーブル19を2以上のグループに分割できる。この結果、同じグループ内のケーブル19のみを互いに接続できる。但し、本発明は、これに限定されない。例えば、第2部材40は、第2ハウジング42のみを備えていてもよい。
図4を参照すると、本実施の形態の第2部材40は、XZ平面について鏡対称な形状を有している。第2部材40は、前部43と、くびれ部44と、後部45とを有している。前部43は、第2部材40の前側の部位である。後部45は、第2部材40の後側の部位である。くびれ部44は、前後方向において前部43と後部45との間に位置する部位である。即ち、くびれ部44は、前後方向における第2部材40の中間部に位置している。くびれ部44の横方向におけるサイズは、前部43及び後部45の夫々の横方向におけるサイズよりも小さい。換言すれば、くびれ部44の横方向における両側は、横方向における内側に凹んでいる。
上述の構造により、第2部材40には、横方向に凹んだ2つの溝(ガイド溝56)が形成されている。即ち、本実施の形態の第2部材40は、2つのガイド溝56を有している。2つのガイド溝56は、くびれ部44の横方向における両側に夫々位置している。ガイド溝56の夫々は、前部43の後端面と、後部45の前端面と、くびれ部44の横方向における側面とによって規定される空間である。ガイド溝56の夫々は、上下方向に沿って延びている。前部43の後端面及び後部45の前端面の夫々は、前後方向と直交する平面である。くびれ部44の横方向における側面は、横方向と直交する平面である。
本実施の形態のガイド溝56の夫々は、上述の構造を有している。但し、本発明は、これに限られない。例えば、ガイド溝56を規定する各面は、曲面であってもよく、凹凸のある面であってもよい。
図4を図6と併せて参照すると、本実施の形態の第2部材40は、2つの被ロック部52と、2つの対向部54とを有している。
図4を参照すると、本実施の形態の2つの被ロック部52は、前部43の横方向における両側に夫々位置している。被ロック部52の夫々は、前部43の横方向における側面から横方向における外側に突出している。被ロック部52の夫々の後端は、横方向に沿って延びている。
本実施の形態の2つの対向部54は、前部43の横方向における両側に夫々位置している。対向部54の夫々は、前部43の横方向における側面の一部である。対向部54の夫々の下部は、横方向と直交する平面である。対向部54の夫々の上部は、横方向における内側に向かって曲がる曲面である。2つの対向部54は、2つの被ロック部52に夫々対応しており、且つ、2つのガイド溝56に夫々対応している。より具体的には、対向部54の夫々は、対応する被ロック部52の後方に位置しており、対応するガイド溝56の前方に位置している。換言すれば、対向部54の夫々は、前後方向において対応する被ロック部52と対応するガイド溝56との間に位置している。
本実施の形態の被ロック部52、対向部54及びガイド溝56の配置を別の観点から説明すると、第2部材40は、2つの側部46を有している。2つの側部46は、第2部材40の横方向における両側に夫々位置している。本実施の形態の側部46の夫々は、前部43の横方向における側部と、くびれ部44の横方向における側部と、後部45の横方向における側部とを含んでいる。即ち、側部46の夫々は、被ロック部52と、対向部54と、ガイド溝56とを有している。
図6を参照すると、本実施の形態の第2部材40は、上述の構造を有する被ロック部52、対向部54及びガイド溝56からなるセットを2つ有している。この2つのセットは、第1部材20の2つのロックアーム26に夫々対応している。第2部材40は、2つのセットが夫々形成された2つの側部46を有している。但し、本発明は、これに限られない。例えば、ロックアーム26が1つのみ設けられている場合、2つの側部46のうちの一方にのみ、被ロック部52と、対向部54と、ガイド溝56とが形成されていてもよい。換言すれば、被ロック部52の数、対向部54の数及びガイド溝56の数の夫々は、1であってもよい。
図4を図2と併せて参照すると、本実施の形態の第2部材40は、上述の部位に加えて、2つの受止部59を有している。受止部59の夫々は、くびれ部44に形成された凸部の上面である。受止部59の夫々は、上方を向いている。2つの受止部59は、横方向に並んでおり、横方向において2つのガイド溝56の間に位置している。受止部59の夫々は、上下方向と直交する水平面(XY平面)に沿って延びている。本実施の形態の受止部59は、上述のように設けられている。但し。本発明は、これに限られない。例えば、受止部59は、必要に応じて設ければよい。受止部59は、曲面であってもよく、凹凸のある面であってもよい。
本実施の形態の第2部材40は、上述の構造を有している。但し、第2部材40が被ロック部52、対向部54及びガイド溝56からなるセットを少なくとも1つ有している限り、第1部材20の構造は、特に限定されない。
以下、本実施の形態の構造体10の嵌合状態について説明する。
図6を参照すると、嵌合状態において、第2部材40の前端は、第1部材20の内部に受容され、被ロック部52の夫々は、対応するロックアーム26のロック部32に受容される。第1部材20に対して前方に向かう力を加えると、被ロック部52の前後方向と直交する後端がロック部32の前後方向と直交する内壁面に突き当たる。従って、第1部材20に対して前後方向において第2部材40から離れるような力を単に加えても、嵌合状態を解除できない。
以上に説明したように、ロック部32は、嵌合状態において、被ロック部52をロックし、これにより、嵌合状態がロックされる。本実施の形態によれば、第1部材20の横方向における両側に位置する2つのロック部32が第2部材40の横方向における両側に位置する2つの被ロック部52をロックする。この構造により、嵌合状態がより確実にロックされる。
本実施の形態によれば、ロック部32の夫々は、ロックアーム26を貫通する孔であり、被ロック部52の夫々は、突起である。嵌合状態において、被ロック部52は、ロック部32と係合する。但し、ロック部32が被ロック部52をロックできる限り、ロック部32及び被ロック部52の夫々の構造は、特に限定されない。例えば、ロック部32の夫々は、横方向における外側が覆われた穴であってもよい。ロック部32の夫々は、突起であってもよく、被ロック部52の夫々は、孔であってもよい。
本実施の形態の被ロック部52の夫々は、第2部材40に対して相対的に移動しないように固定されている。一方、ロック部32の夫々は、ロックアーム26を弾性変形させることで、被ロック部52に対して相対的に移動可能である。但し、図4に示されるように、本実施の形態によれば、嵌合状態において、ロックアーム26全体がガイド溝56の前方に位置している。この構造によれば、嵌合状態において、ロックアーム26の横方向における内側に、指を挿入可能な程度の大きな空間が形成されない。従って、ロックアーム26の意図しない弾性変形に起因する嵌合状態のロックの解除を防止できる。一方、ロック部32の夫々を横方向における外側に意図的に移動させることで、ロック部32による被ロック部52のロックを解除でき、これにより、嵌合状態のロックを解除できる。
詳しくは、第2部材40の対向部54は、第1部材20と第2部材40とが嵌合状態にあるとき、横方向において第1部材20の被解除部36と夫々対向している。嵌合状態にある構造体10を上下方向に沿って見ると、対向部54の夫々と、対応する被解除部36との間に位置する隙間58を視認可能である。この配置は、治具を上下方向に沿って移動させて隙間58に挿入するのに適している。この配置によれば、隙間58に治具を挿入することで、ロック部32の夫々を横方向における外側に移動させることができる。換言すれば、本実施の形態の構造体10は、治具を使用して嵌合状態のロックを解除するのに適した構造を有している。
以下、上述の治具として適した解除治具70(図2参照)について説明する。
図9を参照すると、本実施の形態の解除治具70は、樹脂等の絶縁体から成型されており、XZ平面について鏡対称な形状を有している。図7及び図8を参照すると、解除治具70は、2つの腕部72と、連結部74とを有している。腕部72及び連結部74の夫々は、矩形棒形状を有している。連結部74は、2つの腕部72を横方向において互いに連結している。腕部72の夫々は、連結部74から下方に延びている。2つの腕部72の上端は、連結部74の横方向における両端に夫々繋がっている。
解除治具70には、中間溝76と、内周凹部78とが形成されている。中間溝76は、連結部74の横方向における中間部に位置している。中間溝76は、下方に開いた溝であり、連結部74を前後方向に沿って貫通している。内周凹部78は、解除治具70の前面から後方に向かって凹んだ凹みである。即ち、内周凹部78は、解除治具70の前端部に位置しており、前方に開いている。内周凹部78は、垂直面(YZ平面)における解除治具70の内周を部分的に切り欠くようにして形成されている。内周凹部78は、YZ平面において、中間溝76を間に挟んで、2つの腕部72の下端の間を延びている。
本実施の形態の腕部72の夫々は、被ガイド部82と、解除部84とを有している。即ち、本実施の形態の解除治具70は、2つの被ガイド部82と、2つの解除部84とを有している。換言すれば、解除治具70は、被ガイド部82及び解除部84からなるセットを2つ有している。この2つのセットは、第1部材20(図11参照)の2つのロックアーム26(図11参照)に夫々対応している。但し、本発明は、これに限られない。例えば、ロックアーム26が1つのみ設けられている場合、解除治具70は、1つの被ガイド部82と、1つの解除部84とを有していてもよい。より具体的には、解除治具70は、1つの腕部72のみを有していてもよい。
本実施の形態の被ガイド部82の夫々は、腕部72の後側の部位である。被ガイド部82の夫々は、上下方向に沿って延びている。図11を図4と併せて参照すると、被ガイド部82の夫々は、XY平面において第2部材40のガイド溝56と対応する矩形形状を有している。
より具体的には、被ガイド部82の夫々の前後方向におけるサイズは、対応するガイド溝56の前後方向におけるサイズと同じである。被ガイド部82の夫々の前面及び後面は、前後方向と直交する平面である。被ガイド部82の夫々の横方向における内側の面は、横方向と直交する平面である。2つの被ガイド部82の間の横方向における最短距離は、2つのガイド溝56の間の横方向における最短距離と等しい。上述した構造から理解されるように、本実施の形態の解除治具70は、2つの被ガイド部82を2つのガイド溝56に同時に挿入可能な構造を有している。
本実施の形態の被ガイド部82は、上述の構造を有している。但し、本発明は、これに限られない。例えば、被ガイド部82の各面は、曲面であってもよく、凹凸のある面であってもよい。
図7及び図8を参照すると、本実施の形態の解除部84の夫々は、腕部72の前側の部位である。即ち、解除部84の夫々は、被ガイド部82の前方に位置している。解除部84の夫々は、横方向において内周凹部78の外側に位置している。本実施の形態の解除部84の夫々は、解除面85と、変形維持部86とを有している。
解除面85の夫々は、解除部84の横方向における外側に位置しており、横方向において外側を向いている。本実施の形態の解除面85の夫々は、上下方向と斜交し且つ前後方向と平行な斜面である。解除面85の夫々は、解除部84の下端から上方及び横方向における外側に向かって延びている。一方、解除部84の横方向における内側の面は横方向と直交する平面である。解除部84の夫々の横方向におけるサイズは、上方に向かって徐々に大きくなっている。解除治具70を前後方向に沿って前方から見ると、解除部84の前面を視認可能である。
図7から図9までを参照すると、変形維持部86の夫々は、解除部84の上部である。変形維持部86の夫々の横方向における内側の面は、横方向と直交する平面であり、解除部84の横方向における内側の面の上端から上方に延びている。変形維持部86の夫々の横方向における外側の面は、横方向と直交する平面であり、解除面85の上端から上方に延びている。即ち、変形維持部86の夫々は、横方向において一定のサイズTDを有している。
本実施の形態の解除部84は、上述の構造を有している。但し、本発明は、これに限られない。例えば、変形維持部86は、必要に応じて設ければよい。
図8を参照すると、本実施の形態の連結部74は、2つの突当部88を有している。即ち、本実施の形態の解除治具70は、上述の部位に加えて、2つの突当部88を有している。突当部88の夫々は、連結部74に形成された内周凹部78の上面である。突当部88の夫々は、下方を向いている。2つの突当部88は、横方向に並んでおり、横方向において2つの被ガイド部82の間に位置している。突当部88の夫々は、上下方向と直交する平面である。本実施の形態の突当部88は、上述のように設けられている。但し。本発明は、これに限られない。例えば、突当部88は、必要に応じて設ければよい。突当部88は、曲面であってもよく、凹凸のある面であってもよい。
以下、本実施の形態の解除治具70を使用して、互いに嵌合可能な第1部材20(図2参照)及び第2部材40(図2参照)を備えた構造体10(図2参照)における嵌合状態のロックを解除する解除方法(以下、単に「本実施の形態の解除方法」という。)について説明する。以下に説明する本実施の形態の解除方法は、一例に過ぎず、必要に応じて変形可能である。
図10及び図11を参照すると、まず、解除治具70を構造体10の上方に配置する。このとき、2つの腕部72を連結部74の下方に位置させる。腕部72の夫々が上下方向に沿って真っ直ぐ延びるように、解除治具70を配置する。また、2つの被ガイド部82を、2つのガイド溝56の真上に位置させる。
図10及び図12を参照すると、次に、解除治具70を構造体10に向かって下方に移動する。図9に示されるように、被ガイド部82の夫々は、解除部84の下端を超えて下方に延びている。換言すれば、被ガイド部82の下端は、解除部84の下端の下方に位置している。従って、図11及び図13を参照すると、上述の移動の際、まず、2つの被ガイド部82が2つのガイド溝56に夫々受容される。この結果、解除部84がXY平面において位置決めされる。解除治具70を下方に移動し続けると、位置決めされた解除部84は、前後方向及び横方向において位置ずれすることなく、隙間58に挿入される。
以上の説明を纏めると、本実施の形態の解除方法によれば、ガイド溝56によって被ガイド部82の前後方向における移動を規制しつつ解除治具70を上下方向に沿って移動させ、これにより、解除部84を隙間58に挿入する。
図10を参照すると、解除治具70を下方に移動し続けると、隙間58に挿入された解除部84の解除面85は、ロックアーム26の被解除部36と接触する。解除治具70を下方に更に移動し続けると、解除面85は、被解除部36を横方向における外側に向かって押す。この結果、ロックアーム26は弾性変形し、被解除部36は、横方向における外側に移動する。図13を参照すると、解除治具70を下方に更に移動し続けると、ロックアーム26のロック部32は、被解除部36の移動に応じて、被ロック部52と係合しない位置まで移動する。即ち、被ロック部52は、ロック部32から抜け出し、これにより、嵌合状態のロックが解除される。
図10及び図13を参照しつつ以上の説明を纏めると、本実施の形態の解除方法によれば、隙間58に挿入した解除部84によって、ロックアーム26の被解除部36が構造体10の横方向における外側に向かって移動するようにしてロックアーム26を弾性変形させ、これにより、ロック部32による被ロック部52のロックを解除する。
以上の説明から理解されるように、本実施の形態によれば、解除治具70を上下方向に沿って下方に向かって直線的に移動するだけで、梃子の原理を利用することなく、ロックアーム26を弾性変形させて嵌合状態のロックを解除できる。このとき、解除治具70に加える力を特に調整する必要がない。即ち、本実施の形態によれば、ロックアーム26を破損させることなく嵌合状態を容易に解除可能な解除方法を提供できる。
また、図7を図13と併せて参照すると、本実施の形態によれば、互いに嵌合可能な第1部材20及び第2部材40を備えた構造体10における嵌合状態のロックを解除するための解除治具70を提供できる。解除治具70の解除部84は、被ガイド部82の前後方向における移動を規制しつつ解除治具70を上下方向に沿って移動させることによって、横方向におけるロックアーム26の内側に挿入される。解除部84は、ロックアーム26の横方向における内側に挿入されたとき、ロックアーム26を弾性変形させ、これにより、ロック部32による被ロック部52のロックを解除する。即ち、本実施の形態によれば、本実施の形態の解除方法に適した解除治具70を提供できる。
また、図4を図11と併せて参照すると、本実施の形態によれば、本実施の形態の解除方法に適した構造体10を提供できる。より具体的には、構造体10は、弾性変形可能なロックアーム26を有する第1部材20と、ロックアーム26によってロックされる被ロック部52を有する第2部材40とを備えている。第2部材40は、解除治具70の被ガイド部82をガイドするガイド溝56を有している。篏合状態における構造体10には、解除治具70の解除部84を挿入可能な隙間58が形成される。
図15及び図16を参照すると、本実施の形態の解除方法によれば、解除治具70を下方に移動し続けると、解除治具70の突当部88が第2部材40の受止部59と突き当たり、これにより、解除治具70が停止する。換言すれば、突当部88は、ロック部32(図13参照)による被ロック部52(図13参照)のロックを解除するために解除治具70を上下方向に沿って移動したときに受止部59と突き当たり、これにより、ロック部32による被ロック部52のロックを解除する際の解除治具70の下方限界位置を規定する。解除治具70が下方限界位置(図15及び図16の位置)にあるとき、篏合状態のロックは解除されている。本実施の形態によれば、解除治具70の下方限界位置について意識することなく、解除治具70を単に下方に移動し続けるだけで、篏合状態のロックを解除できる。
図13を参照すると、解除治具70が下方限界位置にあるとき、解除部84の変形維持部86は、ロック部32による被ロック部52のロックが解除された状態を維持する。変形維持部86の横方向におけるサイズは一定であるため、ロックアーム26は、過度に変形しない。本実施の形態によれば、解除治具70を単に下方に移動し続けるだけで、ロックアーム26を破損させることなく篏合状態のロックを解除できる。但し、本発明は、これに限られない。例えば、解除治具70が下方限界位置にあるとき、解除面85(図7参照)の上端がロックアーム26の被解除部36を横方向における外側に押していてもよい。この場合、変形維持部86を設ける必要はない。
図13を参照すると、解除部84は、横方向における内側に向かって対向部54に押し付けられつつ、被解除部36を横方向における外側に押す。この構造によれば、被解除部36を確実に横方向における外側に移動できる。但し、本発明は、これに限られない。例えば、解除部84が被解除部36を押しているとき、解除部84は、横方向において対向部54から離れていてもよい。
図13及び図14を参照すると、篏合状態のロックが解除された後、第1部材20を前方に向かって引くと、第1部材20は、第2部材40から外れ、構造体10は、分離状態(図14の状態)になる。本実施の形態によれば、解除治具70を一方の手で操作しつつ、第1部材20を他方の手で引くだけで、第1部材20を第2部材40から容易に抜去できる。本実施の形態の解除治具70は、連結部74によって一体化された2つの腕部72を有しており、上述した容易な抜去方向に適している。但し、本発明は、これに限られない。例えば、解除治具70が1つの腕部72のみを有する場合、互いに別体の2つの解除治具70を操作して篏合状態のロックを解除してもよい。
本実施の形態は、既に説明した様々な変形例に加えて、更に様々に変形可能である。
例えば、図4を参照すると、本実施の形態によれば、横方向における第2部材40とロックアーム26全体との間に隙間58を含む空間が形成されている。但し、本発明は、これに限られない。例えば、ロックアーム26は、ロックアーム26の被解除部36の上方にのみ形成された隙間58を除いて、第2部材40と接触していてもよい。更に、隙間58は、被解除部36の後端部と対向部54の後端部との間だけに形成されていてもよい。
例えば、図10を参照すると、本実施の形態の被解除部36は、上方及び横方向における外側に向かって延びる斜面である。同様に、解除治具70の解除面85は、上方及び横方向における外側に向かって延びる斜面である。この構造によれば、隙間58を確実に形成でき、解除部84を隙間58に挿入し易い。但し、本発明は、これに限られない。被解除部36と対向部54とが嵌合状態において隙間58を形成し、且つ、被解除部36が解除部84によって加圧可能に配置されている限り、解除部84及び被解除部36の夫々の形状は、特に限定されない。
例えば、解除面85は、上下方向と交差する曲面であってもよい。即ち、解除部84は、上下方向と交差する面を有していてもよい。同様に、被解除部36は、上下方向と交差する曲面であってもよい。即ち、被解除部36は、凹部34における上下方向と交差する面であってもよい。また、解除面85および被解除部36のうちの一方のみが上下方向と交差する面であってもよい。例えば、対向部54の上部に図示した曲面が形成されており、且つ、隙間58の横方向におけるサイズが十分に大きい場合、被解除部36は、横方向と直交する平面であってもよく、解除部84は、横方向において一定のサイズを有する平板形状を有していてもよい。
例えば、図3を参照すると、本実施の形態の被解除部36は、ロックアーム26の後端部にのみ形成されている。但し、本発明は、これに限られない。例えば、被解除部36は、前後方向において内側面38全体に亘って形成されていてもよい。この場合、ロックアーム26には、図示した凹部34が形成されない。即ち、凹部34は、必要に応じて設ければよい。
図7を参照すると、本実施の形態の被ガイド部82は、十分に大きい、より具体的には、被ガイド部82は、横方向において解除部84よりも大きい。図11を参照すると、仮に、被ガイド部82の横方向におけるサイズが小さい場合、解除治具70を下方に移動する際の解除治具70の姿勢が安定しないおそれがある。例えば、解除治具70が構造体10に対して回転するおそれがある。一方、被ガイド部82の横方向におけるサイズを十分に大きくすることで、被ガイド部82をガイド溝56によって確実にガイドできる。但し、本発明は、これに限られず、被ガイド部82の横方向におけるサイズは、必要に応じて設定すればよい。
図10を参照すると、本実施の形態によれば、被ガイド部82の上下方向におけるサイズLGは、ロックアーム26の上下方向におけるサイズLLよりも大きい。換言すれば、被ガイド部82は、上下方向においてロックアーム26よりも大きい。この構造によれば、被ガイド部82が上下方向に沿ってガイドされる際に、ロックアーム26を確実に弾性変形できる。但し、本発明は、これに限られず、被ガイド部82の上下方向におけるサイズLGは、必要に応じて設定すればよい。
図2に示されるように、本実施の形態のガイド溝56は、上方及び下方に開いている。この構造によれば、被ガイド部82の上下方向におけるサイズLG(図10参照)に拘わらず、突当部88が受止部59に突き当たるまで、被ガイド部82を確実にガイドできる。但し、本発明は、これに限られない。例えば、ガイド溝56は、下方から覆われていてもよい。
10 構造体
19 ケーブル
20 第1部材
22 第1ハウジング
24 基部
26 ロックアーム
29 防水部材
32 ロック部(ロック孔)
34 凹部
36 被解除部
38 内側面
40 第2部材
42 第2ハウジング
43 前部
44 くびれ部
45 後部
46 側部
47 端子
48 連結部材
49 防水部材
52 被ロック部
54 対向部
56 ガイド溝
58 隙間
59 受止部
70 解除治具
72 腕部
74 連結部
76 中間溝
78 内周凹部
82 被ガイド部
84 解除部
85 解除面
86 変形維持部
88 突当部
19 ケーブル
20 第1部材
22 第1ハウジング
24 基部
26 ロックアーム
29 防水部材
32 ロック部(ロック孔)
34 凹部
36 被解除部
38 内側面
40 第2部材
42 第2ハウジング
43 前部
44 くびれ部
45 後部
46 側部
47 端子
48 連結部材
49 防水部材
52 被ロック部
54 対向部
56 ガイド溝
58 隙間
59 受止部
70 解除治具
72 腕部
74 連結部
76 中間溝
78 内周凹部
82 被ガイド部
84 解除部
85 解除面
86 変形維持部
88 突当部
Claims (12)
- 解除治具を使用して、互いに嵌合可能な第1部材及び第2部材を備えた構造体における嵌合状態のロックを解除する解除方法であって、
前記第2部材は、前後方向において前方に位置する前記第1部材と前記前後方向に沿って嵌合可能であり、
前記第1部材は、ロックアームを有しており、
前記ロックアームは、前記前後方向に沿って延びており、弾性変形可能であり、
前記ロックアームは、ロック部と、被解除部とを有しており、
前記被解除部は、前記ロックアームの後端部に設けられており、
前記第2部材は、被ロック部と、対向部と、ガイド溝とを有しており、
前記ロック部は、前記第1部材と前記第2部材とが互いに嵌合した前記嵌合状態において、前記被ロック部をロックし、これにより、前記嵌合状態がロックされ、
前記ガイド溝は、前記前後方向と直交する上下方向に沿って延びており、
前記対向部は、前記ガイド溝の前方に位置しており、且つ、前記第1部材と前記第2部材とが前記嵌合状態にあるとき、前記前後方向及び前記上下方向の双方と直交する横方向において前記被解除部と対向しており、
前記嵌合状態にある前記構造体を前記上下方向に沿って見ると、前記対向部と前記被解除部との間に位置する隙間を視認可能であり、
前記解除治具は、被ガイド部と、解除部とを有しており、
前記被ガイド部は、前記上下方向に沿って延びており、
前記解除部は、前記被ガイド部の前方に位置しており、
前記ガイド溝によって前記被ガイド部の前記前後方向における移動を規制しつつ前記解除治具を前記上下方向に沿って移動させ、これにより、前記解除部を前記隙間に挿入し、
前記隙間に挿入した前記解除部によって、前記ロックアームの前記被解除部が前記構造体の前記横方向における外側に向かって移動するようにして前記ロックアームを弾性変形させ、これにより、前記ロック部による前記被ロック部のロックを解除する
解除方法。 - 互いに嵌合可能な第1部材及び第2部材を備えた構造体における嵌合状態のロックを解除するための解除治具であって、
前記第1部材は、ロックアームを有しており、
前記ロックアームは、前後方向に沿って延びており、弾性変形可能であり、
前記ロックアームは、ロック部を有しており、
前記第2部材は、被ロック部を有しており、
前記ロック部は、前記第1部材と前記第2部材とが互いに嵌合した前記嵌合状態において、前記被ロック部をロックし、これにより、前記嵌合状態がロックされ、
前記解除治具は、被ガイド部と、解除部とを有しており、
前記被ガイド部は、前記前後方向と直交する上下方向に沿って延びており、
前記解除部は、前記被ガイド部の前方に位置しており、
前記解除部は、前記被ガイド部の前記前後方向における移動を規制しつつ前記解除治具を前記上下方向に沿って移動させることによって、前記前後方向及び前記上下方向の双方と直交する横方向における前記ロックアームの内側に挿入され、
前記解除部は、前記ロックアームの前記横方向における内側に挿入されたとき、前記ロックアームを弾性変形させ、これにより、前記ロック部による前記被ロック部のロックを解除する
解除治具。 - 請求項2記載の解除治具であって、
前記解除部は、前記上下方向と交差する面を有している
解除治具。 - 請求項2記載の解除治具であって、
前記被ガイド部の下端は、前記解除部の下端の下方に位置している
解除治具。 - 請求項2記載の解除治具であって、
前記被ガイド部は、前記横方向において前記解除部よりも大きい
解除治具。 - 請求項2記載の解除治具であって、
前記解除部は、変形維持部を有しており、
前記変形維持部は、前記解除部の上部であり、
前記変形維持部は、前記横方向において一定のサイズを有している
解除治具。 - 請求項6記載の解除治具であって、
前記被ガイド部は、前記上下方向において前記ロックアームよりも大きい
解除治具。 - 請求項2から請求項7までのいずれかに記載の解除治具であって、
前記解除治具は、2つの腕部と、連結部とを有しており、
前記連結部は、2つの前記腕部を前記横方向において互いに連結しており、
前記腕部の夫々は、前記連結部から下方に延びており、
前記腕部の夫々は、前記被ガイド部と、前記解除部とを有しており、
前記連結部は、突当部を有しており、
前記第2部材は、受止部を有しており、
前記突当部は、前記ロック部による前記被ロック部のロックを解除するために前記解除治具を上下方向に沿って移動したときに前記受止部と突き当たり、これにより、前記ロック部による前記被ロック部のロックを解除する際の前記解除治具の下方限界位置を規定する
解除治具。 - 互いに嵌合可能な第1部材及び第2部材を備えた構造体であって、
前記第1部材は、ロックアームを有しており、
前記ロックアームは、前記前後方向に沿って延びており、弾性変形可能であり、
前記ロックアームは、ロック部と、被解除部とを有しており、
前記被解除部は、前記ロックアームの後端部に設けられており、
前記第2部材は、被ロック部と、対向部と、ガイド溝とを有しており、
前記ロック部は、前記第1部材と前記第2部材とが互いに嵌合した前記嵌合状態において、前記被ロック部をロックし、これにより、前記嵌合状態がロックされ、
前記ガイド溝は、前記前後方向と直交する上下方向に沿って延びており、
前記対向部は、前記ガイド溝の前方に位置しており、且つ、前記第1部材と前記第2部材とが前記嵌合状態にあるとき、前記前後方向及び前記上下方向の双方と直交する横方向において前記被解除部と対向しており、
前記嵌合状態にある前記構造体を前記上下方向に沿って見ると、前記対向部と前記被解除部との間に位置する隙間を視認可能である
構造体。 - 請求項9記載の構造体であって、
前記ガイド溝は、上方及び下方に開いている
構造体。 - 請求項9記載の構造体であって、
前記ロックアームには、凹部が形成されており、
前記凹部は、前記ロックアームの前記後端部に位置しており、
前記凹部は、後方に向かって開いており、且つ、前記横方向において前記第1部材の外側に向かって凹んでおり、
前記被解除部は、前記凹部における前記上下方向と交差する面である
構造体。 - 請求項9から請求項11までのいずれかに記載の構造体であって、
前記第1部材は、2つのロックアームを有しており、
2つの前記ロックアームは、前記横方向において互いに離れており、
前記第2部材は、2つの側部と、受止部とを有しており、
2つの前記側部は、前記第2部材の前記横方向における両側に夫々位置しており、
前記側部の夫々は、前記被ロック部と、前記対向部と、前記ガイド溝とを有しており、
前記受止部は、上方を向いており、且つ、前記横方向において2つの前記ガイド溝の間に位置している
構造体。
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