JP2024136735A - 電子鍵盤機器 - Google Patents
電子鍵盤機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2024136735A JP2024136735A JP2023047948A JP2023047948A JP2024136735A JP 2024136735 A JP2024136735 A JP 2024136735A JP 2023047948 A JP2023047948 A JP 2023047948A JP 2023047948 A JP2023047948 A JP 2023047948A JP 2024136735 A JP2024136735 A JP 2024136735A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- body case
- sound
- keyboard
- sound emission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H1/00—Details of electrophonic musical instruments
- G10H1/32—Constructional details
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H1/00—Details of electrophonic musical instruments
- G10H1/32—Constructional details
- G10H1/34—Switch arrangements, e.g. keyboards or mechanical switches specially adapted for electrophonic musical instruments
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10C—PIANOS, HARPSICHORDS, SPINETS OR SIMILAR STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS WITH ONE OR MORE KEYBOARDS
- G10C3/00—Details or accessories
- G10C3/02—Cases
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10C—PIANOS, HARPSICHORDS, SPINETS OR SIMILAR STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS WITH ONE OR MORE KEYBOARDS
- G10C3/00—Details or accessories
- G10C3/06—Resonating means, e.g. soundboards or resonant strings; Fastenings thereof
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10C—PIANOS, HARPSICHORDS, SPINETS OR SIMILAR STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS WITH ONE OR MORE KEYBOARDS
- G10C3/00—Details or accessories
- G10C3/12—Keyboards; Keys
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H1/00—Details of electrophonic musical instruments
- G10H1/32—Constructional details
- G10H1/34—Switch arrangements, e.g. keyboards or mechanical switches specially adapted for electrophonic musical instruments
- G10H1/344—Structural association with individual keys
- G10H1/346—Keys with an arrangement for simulating the feeling of a piano key, e.g. using counterweights, springs, cams
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R1/00—Details of transducers, loudspeakers or microphones
- H04R1/02—Casings; Cabinets ; Supports therefor; Mountings therein
- H04R1/025—Arrangements for fixing loudspeaker transducers, e.g. in a box, furniture
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R1/00—Details of transducers, loudspeakers or microphones
- H04R1/20—Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
- H04R1/32—Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only
- H04R1/34—Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only by using a single transducer with sound reflecting, diffracting, directing or guiding means
- H04R1/345—Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only by using a single transducer with sound reflecting, diffracting, directing or guiding means for loudspeakers
- H04R1/347—Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only by using a single transducer with sound reflecting, diffracting, directing or guiding means for loudspeakers for obtaining a phase-shift between the front and back acoustic wave
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R5/00—Stereophonic arrangements
- H04R5/02—Spatial or constructional arrangements of loudspeakers
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Otolaryngology (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
【課題】スピーカを筐体の下側に設けた場合でも良好な音像を得ることが可能な電子鍵盤楽器を提供する。
【解決手段】電子鍵盤楽器は、本体ケース30と、本体ケース30内に設けられた鍵盤20と、本体ケース30の下側に、放音口82aを鍵盤20側に向けて配置されたスピーカ80と、スピーカ80の上側に設けられ、鍵盤20を本体ケース30に固定する板金部材70と、を備え、本体ケース30は、放音口82aと対応する部分に放音孔37aを含み、板金部材70は、放音孔37aと対応する部分に切欠き71aを含み、本体ケース30内に、スピーカ80が放音する音を板金部材70の切欠き71aを経由して鍵盤20の上側より外部に放音させる第1連通路P1を有する。
【選択図】図5
【解決手段】電子鍵盤楽器は、本体ケース30と、本体ケース30内に設けられた鍵盤20と、本体ケース30の下側に、放音口82aを鍵盤20側に向けて配置されたスピーカ80と、スピーカ80の上側に設けられ、鍵盤20を本体ケース30に固定する板金部材70と、を備え、本体ケース30は、放音口82aと対応する部分に放音孔37aを含み、板金部材70は、放音孔37aと対応する部分に切欠き71aを含み、本体ケース30内に、スピーカ80が放音する音を板金部材70の切欠き71aを経由して鍵盤20の上側より外部に放音させる第1連通路P1を有する。
【選択図】図5
Description
本発明は、電子鍵盤機器に関する。
従来から、ハンマー部材等の質量体を備えることで本物のピアノに近い打鍵感覚を得ることができる電子鍵盤楽器が知られている。例えば特許文献1には、本体ケースと、本体ケースの前方側に配設された鍵盤と、本体ケース内で鍵盤の後方側に配設されたスピーカユニットと、鍵盤の後方側で上部に開口するトーンエスケープとを有する電子鍵盤楽器が開示されている。この電子鍵盤楽器では、スピーカユニットの振動板の軸線がトーンエスケープを指向するように配されており、トーンエスケープが本体ケースの前方側に向かって開口している。これにより、スピーカユニットの振動板の振動が演奏音としてトーンエスケープを介して演奏者に伝達される。
近年、フレーム等の筐体の下側にスピーカが設けられた電子鍵盤楽器が知られている。しかしながら、上記特許文献1に開示される電子鍵盤楽器では、スピーカを筐体の下側に設けた場合、鍵盤を支持するための板金部材等がスピーカの放音口の上側に位置することとなり、筐体内においてスピーカから電子鍵盤楽器の上側に抜ける放音路を十分に確保することが困難であった。このため、良好な音像を得ることができない虞があった。
本発明は、スピーカを筐体の下側に設けた場合でも良好な音像を得ることが可能な電子鍵盤楽器を提供することを目的とする。
本発明の電子鍵盤楽器は、本体ケースと、前記本体ケース内に設けられた鍵盤と、前記本体ケースの下側に、放音口を前記鍵盤側に向けて配置された放音部材と、前記放音部材の上側に設けられ、前記鍵盤を前記本体ケースに固定する板状部材と、を備え、前記本体ケースは、前記放音口と対応する部分に放音孔を含み、前記板状部材は、前記放音孔と対応する部分に切欠きを含み、前記本体ケース内に、前記放音部材が放音する音を前記板状部材の前記切欠きを経由して前記鍵盤の上側より外部に放音させる連通路を有する。
本発明によれば、スピーカを筐体の下側に設けた場合でも良好な音像を得ることが可能な電子鍵盤楽器を提供することができる。
図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1に示す電子鍵盤楽器1は、本体部10と、脚部100とを備えている。図1及び図2に示すように、本体部10は、白鍵22Wと黒鍵22Bといった複数の鍵22を有する鍵盤20と、鍵盤20を囲んで保持する本体ケース(筐体)30とを備えている。脚部100は、一対の側板部材110と、ペダルフレーム120と、ペダル装置130とを備えている。なお、以下では、鍵盤20の複数の鍵22の配列方向(X軸方向)を左右方向(X軸正方向を左方向とする)とし、各鍵22の延在方向(Y軸方向、鍵の長手方向ともいう)を前後方向(Y軸正方向を前方向とする)とし、電子鍵盤楽器1の上下方向(Z軸方向)を上下方向(Z軸正方向を上方向とする)として説明する。
図1に示すように、一対の側板部材110は、両板面を左右方向に向けた姿勢で、電子鍵盤楽器1の左右両側で設置面上に立設される板状部材であり、本体ケース30を支持する。ペダルフレーム120は、各側板部材110の下側で各側板部材110の間を接続する。ペダル装置130は、ペダルフレーム120の左右方向略中央部に設けられている。以下、本体部10の構成について詳しく説明する。
図1~図4に示すように、本体ケース30は、上方から見て、左右方向を長手方向とする横長略矩形状であり、前面板32、後面板33、左側面板34、右側面板35、上面板36、及び下面板37の各厚板状部材を有しており、縦断面が略L字状とされている(図4参照)。前面板32は、左右方向に長い略矩形状であり、本体部10の前方の下側部分に設けられて本体ケース30の前面を構成する。後面板33は、左右方向に長い略矩形状であり、本体部10の後方に設けられて本体ケース30の後面を構成する。
左側面板34及び右側面板35は、前後方向に長い略矩形状であり、それぞれ本体部10の左側方、右側方に設けられて本体ケース30の左側面、右側面を構成する。上面板36は、左右方向に長い略矩形状であり、本体部10の上方の後側部分に設けられて本体ケース30の上面を構成する。図1に示すように、上面板36の左右方向略中央部には、譜面立て36aが取り付けられている。なお、図2以降では、譜面立て36aの図示を省略している。下面板37は、左右方向に長い略矩形状であり、本体部10の下方に設けられて本体ケース30の下面を構成する。
図4及び図5に示すように、下面板37の左右両側のやや後方部分には、上下方向に開口する略円形状の放音孔37aがそれぞれ設けられている。各放音孔37aは、下面板37の一部(以下、「分割部37b」という。)によって前後に略半円状に分割されており、前側の開口が第1放音孔37a1とされ、後側の開口が第2放音孔37a2とされる。第1放音孔37a1は、第2放音孔37a2に比べて開口の大きさがわずかに小さくされている。
図3及び図4に示すように、本体ケース30は、前方上側が開口しており、この開口部分から鍵盤20における各鍵22の打面部分である上面及び前面の一部が外部に露出している。本体部10には、鍵盤20のうち外部に露出する部分を覆う蓋部(鍵盤蓋)38が設けられている。蓋部38は、厚板状の部材であり、左右方向に長い略矩形状の板状部材である前側蓋板部38aと後側蓋板部38bによりなっている。前側蓋板部38aは、横長形状の取り付け部材40を介して、本体ケース30に固定された前蓋リンク部材FLと回転自在に接続されている。取り付け部材40の中央寄りの部分(持ち手部分)には、取り付け部材40を貫通するように開口する2つの取り付け開口部(第2連通孔)40aが左右方向の両側に夫々設けられている。各取り付け開口部40aは、横長略矩形状に設けられている。
後側蓋板部38bは、本体ケース30に固定された後蓋リンク部材BLと回転自在に接続されている。前側蓋板部38aと後側蓋板部38bは、ヒンジを介して2つ折り可能に連結されており、鍵盤20と上面板36との間に設けられた開口(以下、上方開口部30a(図4参照)という。)から本体部10の内部に出し入れ自在に収容される。電子鍵盤楽器1では、電源がオフされると、蓋部38が本体部10の内部から引き出されて本体ケース30の開口が覆われることにより、鍵盤20の露出部分が覆われるようになっている。
電子鍵盤楽器1では、外部に露出する本体部10の本体ケース30、及び脚部100の各側板部材110がそれぞれ木製とされており、質感に特徴を持たせている。なお、図1に示すように、鍵盤20と右側面板35との間には、電源ボタン52a等が配置された電源パネル部52が設けられている。また、鍵盤20と左側面板34との間には、音量調整ボタン54a等が配置された設定パネル部54が設けられている。
図3~図5に示すように、鍵盤20の各鍵22の後方側には、左右方向に延びる横長略矩形状のコンソール部品(覆い部材)56が設けられている。コンソール部品56は、鍵盤20の各鍵22の後端部を覆うように設けられており、コンソール部品56により電子鍵盤楽器1の外部から本体ケース30の内部が視認できないようになっている(目隠し機能)。また、各鍵22の後側にコンソール部品56が設けられていることにより各鍵22の前後方向の移動が規制されている。図6に示すように、コンソール部品56の中央寄りの部分には、上下方向に開口する2つのコンソール開口部(第1連通孔)56aが左右方向に並んで設けられている。各コンソール開口部56aは、横長略矩形状に設けられている。
図3~図5に示すように、本体ケース30の内部には、内部ケース60が設けられている。内部ケース60は、鍵盤20の下側の略全域に亘って設けられており、鍵盤20と同様に横長の形状とされている。内部ケース60は、下方に開放された中空の部材とされる。鍵盤20は、内部ケース60及び後述する支持部材68により本体ケース30に支持されている。また、内部ケース60の後側には、両板面を前後方向に向けた姿勢で配置された略板状の板金部材70が設けられている。板金部材70は、本体ケース30に対して鍵盤20を固定するための部材とされ、前後方向において、第1放音孔37a1と、第2放音孔37a2と、の間に配置されている。板金部材70の構成については、後で詳しく説明する。
板金部材70と後面板33との間には、後方空間(空間)BSが設けられている。上述した蓋部38は、後方空間BSに収容されるようになっている。後方空間BSに蓋部が収納された状態では、後方空間BSは、蓋部38、取り付け部材40、及び板金部材70によって囲まれた空間とされる。一方、内部ケース60の内側であって内部ケース60と下面板37との間には、内部空間ISが設けられている。板金部材70は、下面板37の分割部37bの上部のやや後方に設けられている。このため、放音孔37aのうち、第1放音孔37a1は内部空間ISと連通しており、第2放音孔37a2は後方空間BSと連通している。
内部ケース60の前端部は、上方側に向けて凸状に突出する凸状部60aとされる。内部ケース60のうち各鍵22の黒鍵22Bの下側に位置する部分は、上方側に向けて台状に隆起する台状部60bとされる。凸状部60aと台状部60bの間は、下方側に凹状に凹んでなる凹状部60cとされる。台状部60bの上面の後側部分には、鍵盤20の各鍵22の後端部分を回動自在に支持する回動支点部60b1が設けられている。また、台状部60bの上面には、制御基板65が設けられている。制御基板65にはスイッチが設けられており、打鍵した鍵22に対応する音が発音されるようになっている。凹状部60cには、上下方向に開口する複数のケース開口部60c1が左右方向に並んで設けられている(図5参照)。
各鍵22のうち白鍵22Wには、その前端部から下側に向けて鉤状の白鍵規制部22W1が延びており、この白鍵規制部22W1が凸状部60aの前側の上下にそれぞれ設けられている第1クッション61と干渉することにより、白鍵22Wの上限位置及び下限位置が規制されるようになっている。また、各鍵22のうち黒鍵22Bには、その前端部から下側に向けて黒鍵規制部22B1が延びており、この黒鍵規制部22B1が台状部60bの前側の上下にそれぞれ設けられている第2クッション62と干渉することにより、黒鍵22Bの上限位置及び下限位置が規制されるようになっている。
内部空間ISのうち台状部60bの内側には、各鍵22と接続される複数のハンマー部材64が設けられている。ハンマー部材64は、略三角形状のウェイト部64aと、ウェイト部64aから前側に直線状に延びるアーム部64bとを備えている。アーム部64bは、台状部60bの内側の前側部分に設けられた軸支部材66に回動自在に支持されている。各鍵22を打鍵すると、ハンマー部材64のウェイト部64aが上昇し、各鍵22の打鍵時に重みを付与することができる。これにより、本物のピアノに近い打鍵感覚を得ることができる。
内部空間ISの前側部分には、下面板37上に配置された支持部材68が設けられている。支持部材68は、内部が中空とされており、下面板37にネジ止めされることにより本体ケース30に取り付けられる。支持部材68により、木製とされた本体ケース30に対して、内部ケース60を介して鍵盤20が間接的に支持される。ハンマー部材64のアーム部64bを支持する軸支部材66は、支持部材68上に設けられている。
図2及び図4に示すように、電子鍵盤楽器1は、本体ケース30の下部の左右方向両側に2つのスピーカ(放音装置)80を備えている。各スピーカ80は、コーン82の放音口82a側を上方側(鍵盤20側)に向けた姿勢で、下面板37に設けられた各放音孔37aに対応するように、下面板37の下側にネジ止めされて取り付けられている。また、各スピーカ80は、各鍵22の鍵間のうち各鍵22の鍵先側の部分と上下方向において重ならない位置に設けられている。コーン82の大きさ及び形状は放音孔37aの大きさ及び形状と略一致しており、各スピーカ80から放たれた音は、第1放音孔37a1を通って内部空間ISに伝わるとともに、第2放音孔37a2を通って後方空間BSに伝わるようになっている。
各スピーカ80から放たれた音のうち、後方空間BSに伝わった音は、蓋部38が収容された後方空間BSを通過して鍵盤20の上側へ抜け、演奏者M(図6参照)側に放音される。即ち、後方空間BSには、各スピーカ80から第2放音孔37a2を通過して鍵盤20の上側に至るように音が伝搬される後方連通路(連通路)BP(図5参照)が設けられている。後方連通路BPは、上下方向において鍵盤20と重ならない位置に設けられている。
一方、上述したように内部空間ISには、鍵盤20、内部ケース60、制御基板65、ハンマー部材64、支持部材68等の様々な部材が設けられている。各スピーカ80から放たれた音のうち、内部空間ISに伝搬された音は、支持部材68及び内部ケース60の間を通過して各鍵22の間の隙間から演奏者M側に放音される。即ち、内部空間ISには、各スピーカ80から第1放音孔37a1を通過し、支持部材68の内部に設けられた空間を経由して各鍵22の間の隙間に至るように音が伝搬される前方連通路FP(図5参照)が設けられている。
次に、後方空間BSに設けられている後方連通路BPについて詳しく説明する。図5に示すように、本実施形態では、後方連通路BPは、第2放音孔37a2から板金部材70の前側へ抜けて板金部材70と内部ケース60の後端壁60dとの間を通り、コンソール開口部56aに至る第1連通路P1と、第2放音孔37a2から板金部材70の後側の後方空間BSを経由し、取り付け部材40に至る第2連通路P2と、を含んでいる。
ここで、各コンソール開口部56aの構成及び配置態様について詳しく説明する。図6に示すように、コンソール部品56は、各コンソール開口部56aのみが開口しており、他の部分には開口が設けられていない構成とされている。また、図6の拡大図E1に示すように、各コンソール開口部56aは、横長略矩形状の複数の小孔56a1が左右方向に連続して設けられることによりなっている。各コンソール開口部56aにより、コンソール部品56の内部と外部との間が連通されている。また、各コンソール開口部56aは、鍵盤20の前側の左右方向略中央部に演奏者Mを配置した場合、本体ケース30を上側から平面に見た場合に、各放音口82aと演奏者Mとを結ぶ仮想線VL上とその近傍にのみ、配置されている。
なお、図7に示すように、取り付け部材40の取り付け開口部40aとコンソール部材56のコンソール開口部56aとの位置関係については、本体ケース30において取り付け開口部40aの方がコンソール開口部56aよりも中央側かつ上側に配置されている。両者がこのような位置関係とされていることにより、スピーカ80からの音がより演奏者Mの耳の位置に向けて良好に放音されるようになっている。
次に、板金部材70の構成について詳しく説明する。図8に示すように、板金部材70は、両板円を前後方向に向けた姿勢で上方に立ち上がる板状の立ち上がり部71と、立ち上がり部の下端部から後方側に水平に略板状に延びる下側固定部72と、立ち上がり部71の上端部から前方側に水平に略板状に延びる上側固定部73とを有している。板金部材70は、各放音口82aの上側にそれぞれ設けられている。なお、本体ケース30の内部には、各放音口82aの上側に設けられた各板金部材70の間にも、形状の異なる他の板金部材(不図示)が設けられている。各板金部材70は、鍵盤20を支持する内部ケース60の後端壁60dと近接した形で設けられており(図4参照)、これにより、鍵盤20の前後方向の移動が規制されている。
立ち上がり部71の下側の左右方向略中央部には、下方に開放された切欠き71aが設けられている。切欠き71aは、略半円形状に設けられており、形状及びその大きさが第2放音孔37a2の形状及び大きさと略同一とされている。また、立ち上がり部71の後面側には、制御基板65等に引き回される配線を取り付けるための複数の配線取付部71bが設けられている。下側固定部72は、ネジ止めにより下面板37に固定される。上側固定部73は、鍵盤20の各鍵22の後端部の上側に配置される。上側固定部73上には、ネジ止めによりコンソール部品56が取り付けられる(図4参照)。なお、コンソール部品56は、コンソール開口部56aを塞がないような形で板金部材70及び他の板金部材に取り付けられている。
板金部材70に設けられた切欠き71aは、第1連通路P1の一部とされる。即ち、図5に示すように、第1連通路P1は、第2放音孔37a2を起点として板金部材70の後側から切欠き71aを通過して板金部材70の前側へ抜け、上方に向かってコンソール開口部56aに至る経路とされる。このように、第1連通路P1は、途中に音を遮るような壁面等が設けられておらず、第2放音孔37a2からコンソール開口部56aに向けて連通する一連の通路となっており、音が効果的に伝搬される経路となっている。コンソール開口部56aに伝搬された音は、コンソール開口部56aを抜けて鍵盤20(電子鍵盤楽器1)の上側(演奏者M側)へ放音される。
次に、取り付け部材40の構成について詳しく説明する。図9に示すように、取り付け部材40は、金属製の第1部材41と、第1部材41の前側に重なり合う樹脂製の第2部材42と、第2部材42の上側に重なり合う樹脂製の第3部材43とを含む3つの部材で構成されている。第1部材41は、後側に凸円弧状とされた第1円弧状部41aと、第1円弧状部41aの下端部から下側に張り出す下側張出部41bと、第1円弧状部41aの上端部から後側に張り出す後側張出部41cとを有している。第1円弧状部41aには、第1円弧状部41aを斜め上方向に傾斜した形で貫通する第1貫通孔41a1が設けられている。下側張出部41bの下端部には、前蓋リンク部材FLに回転自在に接続される回動軸44が設けられている。
第2部材42は、第1部材41の形状に沿って設けられており、第1円弧状部41aと同様に円弧状の部分を含む第2円弧状部42aと、第2円弧状部42aの左右両端部に側板状に設けられた側板部42bと、を有している。第2円弧状部42aには、第2円弧状部42aを斜め上方向に傾斜した形で貫通する第2貫通孔42a1が設けられている。第2貫通孔42a1は、第1貫通孔41a1と連通するように設けられている。第1貫通孔41a1及び第2貫通孔42a1は、いずれも左右横長の形状とされ、取り付け開口部40aを構成している。即ち、第1貫通孔41a1及び第2貫通孔42a1は、それぞれ左右方向に並んで2つずつ設けられている。取り付け開口部40aにより、後方空間BSと本体ケース30の外部との間が連通している。
第3部材43は、板状部材とされ、両板面を上下方向に向けた姿勢で設けられている。取り付け部材40には、第1部材41の後側張出部41c、第2部材42の第2円弧状部42aの上側部分、及び第3部材43を貫通する取り付けビス46が設けられている。取り付けビス46は、その上側部分が前側蓋板部38aの前側部分にビス止めされて取り付けられる。このように取り付け部材40は、第1部材41、第2部材42、及び第3部材43の3つの部材で構成されることにより、取り付け開口部40aを設けつつ、本体ケース30に対して蓋部38を固定することができるようになっている。
後方連通路BPの構成に戻り、図5に示すように、第2連通路P2は、第2放音孔37a2を起点として板金部材70の後側から後方空間BSを通過して、上方に向かって取り付け開口部40a(第1貫通孔41a1及び第2貫通孔42a1)に至る経路とされる。このように、第2連通路P2についても、第1連通路P1と同様に、途中に音を遮るような壁面等が設けられておらず、第2放音孔37a2から取り付け開口部40aに向けて連通する一連の通路となっており、音が効果的に伝搬される経路となっている。取り付け開口部40aに伝搬された音は、取り付け開口部40aを抜けて鍵盤20(電子鍵盤楽器1)の上側(演奏者M側)へ放音される。
以上のように電子鍵盤楽器1では、各スピーカ80からの音が本体ケース30の内部を経由して演奏者M側へ放音されるための3つの放音経路(第1連通路P1、第2連通路P2、前方連通路FP)が確保されている。このうち第1連通路P1及び第2連通路P2を経由して放音される音は、前方連通路FPを経由して放音される音と比較して演奏者Mに大きく聞こえるようになっている。本実施形態の電子鍵盤楽器1では、第1連通路P1及び第2連通路P2が、音が効果的に伝搬される経路とされているため、良好な音像を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る電子鍵盤楽器1は、本体ケース30と、本体ケース30内に設けられた鍵盤20と、本体ケース30の下側に、放音口82aを鍵盤20側に向けて配置されたスピーカ80と、スピーカ80の上側に設けられ、鍵盤20を本体ケース30に固定する板金部材70と、を備え、本体ケース30は、放音口82aと対応する部分に放音孔37aを含み、板金部材70は、放音孔37aと対応する部分に切欠き71aを含み、本体ケース30内に、スピーカ80が放音する音を板金部材70の切欠き71aを経由して鍵盤20の上側より外部に放音させる第1連通路P1を有する。
上記のような構成とされた本実施形態の電子鍵盤楽器1では、スピーカ80から放たれた音が、壁面等に邪魔されることなく、放音孔37aを通過して板金部材70の切欠き71aを抜ける第1連通路P1を通り、鍵盤20の上側、即ち演奏者M側に伝搬される。このため、板金部材70により本体ケース30に対して鍵盤20が効果的に支持される構成を実現しながら、スピーカ80から演奏者M側に向けて放音経路を確保することができ、効率良く音抜け構造を確保することができる。これにより、本実施形態の電子鍵盤楽器1のように、スピーカ80を本体ケース30の下側に設けた場合でも良好な音像を得ることができる。
また、本実施形態に係る電子鍵盤楽器1では、放音孔37aは、鍵盤20の前後方向の前側に設けられた第1放音孔37a1と、前後方向の後側に設けられた第2放音孔37a2と、を含み、板金部材70は、前後方向において、第1放音孔37a1と、第2放音孔37a2と、の間に配置され、切欠き71aは、第2放音孔37a2の外周形状と対応する外周形状とされる。これにより、第1連通路P1を本体ケース30内の後方側に設けるための具体的な構成を実現することができる。また、切欠き71aが第2放音孔37a2の外周形状と対応する外周形状とされることにより、第2放音孔37a2を通過した音が切欠き71aを効果的に抜けるようにすることができる。
また、本実施形態に係る電子鍵盤楽器1では、第2放音孔37a2の外周形状及び切欠き71aの外周形状は、略半円形状とされる。このように切欠き71aを略半円形状とすることにより、板金部材70の強度を確保しながらより大きなサイズの切欠き71aを設けることができる。
また、本実施形態に係る電子鍵盤楽器1では、第2放音孔37a2の大きさ及び切欠き71aの大きさは、略同一とされる。これにより、第2放音孔37a2を通過して切欠き71aを抜ける音の音響効果を高めることができる。
また、本実施形態に係る電子鍵盤楽器1では、左右方向に沿って設けられ、鍵22のうち前後方向の後端部を覆うコンソール部品56を備え、コンソール部品56に、コンソール部品56の内部と外部との間を連通するコンソール開口部56aが設けられ、第1連通路P1は、スピーカ80から切欠き71aとコンソール開口部56aとを経由して鍵盤20の上側に至る。これにより、鍵22の後端部を覆うためのコンソール部品56を設けつつ、壁面等に邪魔されることがない第1連通路P1の具体的な構成を影響することができる。
また、本実施形態に係る電子鍵盤楽器1では、各コンソール開口部56aは、鍵盤20の前後方向の前側かつ左右方向の略中央部に演奏者Mを配置した場合、当該電子鍵盤楽器1を上側から平面に見た場合に、コンソール部品56における放音口82aと演奏者Mとを結ぶ仮想線VL上に位置する部分とその近傍にのみ、それぞれ設けられている。これにより、仮にコンソール部品56の略全域に亘ってコンソール開口部56aが設けられた構成と比較して、コンソール部品56の強度、目隠し機能、及びデザイン性等を確保しつつ、各スピーカ80からの音を各コンソール開口部56aから演奏者Mに向けて効果的に放音させることができる。
また、本実施形態に係る電子鍵盤楽器1は、本体ケース30内における板金部材70の後側の後方空間BSに収納される蓋部38を備え、蓋部38は、持ち手部分に、後方空間BSと本体ケース30の外部との間を連通する取り付け開口部40aが設けられた取り付け部材40を含み、蓋部38が後方空間BSに収納された状態で、本体ケース30内に、スピーカ80から後方空間BSを経由して取り付け開口部40aに至る第2連通路P2を有する。この構成によれば、電子鍵盤楽器1の後方側において、第1連通路P1を経由して演奏者M側に音が伝搬されるたけでなく、スピーカ80からさらに第2連通路P2を経由して演奏者M側に音が伝搬されるため、スピーカ80からの音が演奏者M側に効果的に伝搬される電子鍵盤楽器1を実現することができる。
また、本実施形態に係る電子鍵盤楽器1では、取り付け開口部40a(第1貫通孔41a1及び第2貫通孔42a1)は、後方空間BS側から本体ケース30の外部に向けて斜め上方向に傾斜する孔とされる。これにより、取り付け部材40において、取り付け開口部40aを演奏者M側に向けることができ、取り付け開口部40aから放音される音を演奏者M側に効果的に伝搬させることができる。
また、本実施形態に係る電子鍵盤楽器1では、スピーカ80は、本体ケース30の下側における左右方向の両側に夫々設けられ、取り付け開口部40aは、取り付け部材40における左右方向の両側に夫々設けられている。これにより、各スピーカ80と演奏者Mとを結ぶ仮想線上に各取り付け開口部40aが設けられた形とされ、仮に取り付け部材40の略全域に亘って取り付け開口部40aが設けられた構成と比較して、取り付け部材40の強度、及びデザイン性等を確保しつつ、各スピーカ80からの音を各取り付け開口部40aから演奏者Mに向けて効果的に放音させることができる。
なお、以上説明した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 電子鍵盤楽器 10 本体部
20 鍵盤 22 鍵
22B 黒鍵 22B1 黒鍵規制部
22W 白鍵 22W1 白鍵規制部
30 本体ケース 30a 上方開口部
32 前面板 33 後面板
34 左側面板 35 右側面板
36 上面板 36a 譜面立て
37 下面板 37a 放音孔
37a1 第1放音孔 37a2 第2放音孔
37b 分割部 38 蓋部
38a 前側蓋板部 38b 後側蓋板部
40 取り付け部材 40a 取り付け開口部
41 第1部材 41a 第1円弧状部
41a1 第1貫通孔 41b 下側張出部
41c 後側張出部 42 第2部材
42a 第2円弧状部 42a1 第2貫通孔
43 第3部材 44 回動軸
46 取り付けビス 52 電源パネル部
52a 電源ボタン 54 設定パネル部
54a 音量調整ボタン 56 コンソール部品
56a コンソール開口部 56a1 小孔
60 内部ケース 60a 凸状部
60b 台状部 60b1 回動支点部
60c 凹状部 60c1 ケース開口部
60d 後端壁 61 第1クッション
62 第2クッション 64 ハンマー部材
64a ウェイト部 64b アーム部
65 制御基板 66 軸支部材
68 支持部材 70 板金部材
71 立ち上がり部 71a 切欠き
71b 配線取付部 72 下側固定部
73 上側固定部 80 スピーカ
82 コーン 82a 放音口
100 脚部 110 側板部材
120 ペダルフレーム 130 ペダル装置
BL 後側リンク部材 BP 後方連通路
BS 後方空間 FL 前側リンク部材
FP 前方連通路 IS 内部空間
P1 第1連通路 P2 第2連通路
VL 仮想線
20 鍵盤 22 鍵
22B 黒鍵 22B1 黒鍵規制部
22W 白鍵 22W1 白鍵規制部
30 本体ケース 30a 上方開口部
32 前面板 33 後面板
34 左側面板 35 右側面板
36 上面板 36a 譜面立て
37 下面板 37a 放音孔
37a1 第1放音孔 37a2 第2放音孔
37b 分割部 38 蓋部
38a 前側蓋板部 38b 後側蓋板部
40 取り付け部材 40a 取り付け開口部
41 第1部材 41a 第1円弧状部
41a1 第1貫通孔 41b 下側張出部
41c 後側張出部 42 第2部材
42a 第2円弧状部 42a1 第2貫通孔
43 第3部材 44 回動軸
46 取り付けビス 52 電源パネル部
52a 電源ボタン 54 設定パネル部
54a 音量調整ボタン 56 コンソール部品
56a コンソール開口部 56a1 小孔
60 内部ケース 60a 凸状部
60b 台状部 60b1 回動支点部
60c 凹状部 60c1 ケース開口部
60d 後端壁 61 第1クッション
62 第2クッション 64 ハンマー部材
64a ウェイト部 64b アーム部
65 制御基板 66 軸支部材
68 支持部材 70 板金部材
71 立ち上がり部 71a 切欠き
71b 配線取付部 72 下側固定部
73 上側固定部 80 スピーカ
82 コーン 82a 放音口
100 脚部 110 側板部材
120 ペダルフレーム 130 ペダル装置
BL 後側リンク部材 BP 後方連通路
BS 後方空間 FL 前側リンク部材
FP 前方連通路 IS 内部空間
P1 第1連通路 P2 第2連通路
VL 仮想線
Claims (9)
- 本体ケースと、
前記本体ケース内に設けられた鍵盤と、
前記本体ケースの下側に、放音口を前記鍵盤側に向けて配置された放音部材と、
前記放音部材の上側に設けられ、前記鍵盤を前記本体ケースに固定する板状部材と、
を備え、
前記本体ケースは、前記放音口と対応する部分に放音孔を含み、
前記板状部材は、前記放音孔と対応する部分に切欠きを含み、
前記本体ケース内に、前記放音部材が放音する音を前記板状部材の前記切欠きを経由して前記鍵盤の上側より外部に放音させる連通路を有する、
電子鍵盤楽器。 - 前記放音孔は、前記鍵盤の鍵の長手方向の前側に設けられた第1放音孔と、前記長手方向の後側に設けられた第2放音孔と、を含み、
前記板状部材は、前記長手方向において、前記第1放音孔と、前記第2放音孔と、の間に配置され、
前記切欠きは、前記第2放音孔の外周形状と対応する外周形状とされる、
請求項1に記載の電子鍵盤楽器。 - 前記第2放音孔の外周形状及び前記切欠きの外周形状は、略半円形状とされる、請求項2に記載の電子鍵盤楽器。
- 前記第2放音孔の大きさ及び前記切欠きの大きさは、略同一とされる、請求項2に記載の電子鍵盤楽器。
- 前記鍵の配列方向に沿って設けられ、前記鍵のうち前記長手方向の後端部を覆う覆い部材を備え、
前記覆い部材に、前記覆い部材の内部と外部との間を連通する第1連通孔が設けられ、
前記連通路は、前記放音部材から前記切欠きと前記第1連通孔とを経由して前記鍵盤の上側に至る第1連通路を含む、
請求項2に記載の電子鍵盤楽器。 - 前記第1連通孔は、前記鍵盤の前記長手方向の前側かつ前記配列方向の略中央部に演奏者を配置して当該電子鍵盤楽器を上側から平面に見た場合に、前記覆い部材における前記放音口と前記演奏者とを結ぶ仮想線上に位置する部分とその近傍にのみ、設けられている、請求項5に記載の電子鍵盤楽器。
- 前記本体ケース内における前記板状部材の前記長手方向の後側の空間に収納される鍵盤蓋を備え、
前記鍵盤蓋は、持ち手部分に、前記空間と前記本体ケースの外部との間を連通する第2連通孔が設けられた取り付け部材を含み、
前記連通路は、前記鍵盤蓋が前記空間に収納された状態で、前記筐体内に、前記放音部材から前記空間を経由して前記第2連通孔に至る第2連通路を有する、
請求項2に記載の電子鍵盤楽器。 - 前記第2連通孔は、前記空間側から前記本体ケースの外部に向けて斜め上方向に傾斜する孔とされる、請求項7に記載の電子鍵盤楽器。
- 前記放音部材は、前記本体ケースの下側における前記鍵の配列方向の両側に夫々設けられ、
前記第2連通孔は、前記鍵盤蓋における前記配列方向の両側に夫々設けられている、請求項7に記載の電子鍵盤楽器。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023047948A JP2024136735A (ja) | 2023-03-24 | 2023-03-24 | 電子鍵盤機器 |
CN202410241323.3A CN118692429A (zh) | 2023-03-24 | 2024-03-04 | 电子键盘设备 |
US18/607,868 US20240321247A1 (en) | 2023-03-24 | 2024-03-18 | Electronic keyboard instrument |
EP24164840.1A EP4435775A1 (en) | 2023-03-24 | 2024-03-20 | Electronic keyboard instrument |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023047948A JP2024136735A (ja) | 2023-03-24 | 2023-03-24 | 電子鍵盤機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024136735A true JP2024136735A (ja) | 2024-10-04 |
Family
ID=90368070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023047948A Pending JP2024136735A (ja) | 2023-03-24 | 2023-03-24 | 電子鍵盤機器 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20240321247A1 (ja) |
EP (1) | EP4435775A1 (ja) |
JP (1) | JP2024136735A (ja) |
CN (1) | CN118692429A (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2720459B2 (ja) | 1988-06-22 | 1998-03-04 | ヤマハ株式会社 | 鍵盤楽器 |
JP5200450B2 (ja) * | 2006-09-21 | 2013-06-05 | ヤマハ株式会社 | 電子鍵盤楽器 |
JP4930802B2 (ja) * | 2009-05-18 | 2012-05-16 | カシオ計算機株式会社 | 鍵盤楽器 |
JP2015132641A (ja) * | 2014-01-09 | 2015-07-23 | ヤマハ株式会社 | 電子鍵盤楽器 |
JP6555644B2 (ja) * | 2016-12-22 | 2019-08-07 | カシオ計算機株式会社 | 鍵盤楽器 |
JP6795021B2 (ja) * | 2018-10-16 | 2020-12-02 | カシオ計算機株式会社 | 鍵盤楽器 |
-
2023
- 2023-03-24 JP JP2023047948A patent/JP2024136735A/ja active Pending
-
2024
- 2024-03-04 CN CN202410241323.3A patent/CN118692429A/zh active Pending
- 2024-03-18 US US18/607,868 patent/US20240321247A1/en active Pending
- 2024-03-20 EP EP24164840.1A patent/EP4435775A1/en active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN118692429A (zh) | 2024-09-24 |
EP4435775A1 (en) | 2024-09-25 |
US20240321247A1 (en) | 2024-09-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4930802B2 (ja) | 鍵盤楽器 | |
JP5200450B2 (ja) | 電子鍵盤楽器 | |
JP6555644B2 (ja) | 鍵盤楽器 | |
JP7533518B2 (ja) | 鍵盤楽器スタンド、鍵盤楽器セット | |
JP2020064215A (ja) | 鍵盤楽器 | |
JP5909146B2 (ja) | 電子鍵盤楽器 | |
JP7509163B2 (ja) | 電子鍵盤楽器 | |
JP2024136735A (ja) | 電子鍵盤機器 | |
JP7151053B2 (ja) | 電子鍵盤楽器、及び電子鍵盤装置 | |
JP5320783B2 (ja) | 電子鍵盤楽器 | |
JP6548001B2 (ja) | 鍵盤楽器 | |
JP2011053434A (ja) | 鍵盤楽器 | |
JP2024136733A (ja) | 電子鍵盤機器 | |
US20250106551A1 (en) | Electronic keyboard instrument | |
US20250106548A1 (en) | Electronic apparatus | |
JP2025004302A (ja) | 電子楽器及び電子鍵盤楽器 | |
JP2025004300A (ja) | 電子楽器及び電子鍵盤楽器 | |
JP2000132169A (ja) | アップライトピアノおよびグランドピアノ | |
JP2025050566A (ja) | 電子鍵盤楽器 | |
JP2025050564A (ja) | 電子機器 | |
JP2005266176A (ja) | 電子鍵盤楽器 | |
US20240430614A1 (en) | Electronic instrument and electronic keyboard instrument | |
JP2005202190A (ja) | 電子鍵盤楽器 | |
JPH07325576A (ja) | 電子鍵盤楽器 | |
JPH0854879A (ja) | 鍵盤楽器 |