JP2024087577A - 車両用バッテリケース - Google Patents
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Abstract
【課題】蓋部が開くのを防止する構成を備えた車両用バッテリケースを提供する。
【解決手段】バッテリカートリッジBを収容する車両用バッテリケース1は、車両に搭載され、バッテリカートリッジBを着脱自在に収容する収容室と、着脱の際にバッテリカートリッジBが通過する開口部と、を有するハウジング21とを備えている。該車両用バッテリケース1において、ハウジング21は、側面に、ハウジング21に回動自在に固定され、開口部を開状態及び閉状態にする蓋部3を含んでおり、ハウジング21は、蓋部3が閉状態において蓋部3が開くことを許容する第1姿勢と蓋部3が開くことを防止する第2姿勢と、に回動操作により切替え可能な保持部22を有する。
【選択図】図3
【解決手段】バッテリカートリッジBを収容する車両用バッテリケース1は、車両に搭載され、バッテリカートリッジBを着脱自在に収容する収容室と、着脱の際にバッテリカートリッジBが通過する開口部と、を有するハウジング21とを備えている。該車両用バッテリケース1において、ハウジング21は、側面に、ハウジング21に回動自在に固定され、開口部を開状態及び閉状態にする蓋部3を含んでおり、ハウジング21は、蓋部3が閉状態において蓋部3が開くことを許容する第1姿勢と蓋部3が開くことを防止する第2姿勢と、に回動操作により切替え可能な保持部22を有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両用バッテリケースに関する。
近年、走行駆動源としてモータを備えた自動車(ハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、バッテリ車(BEV:Battery Electric Vehicle)、燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)等)が普及している。これらの自動車(以下、「電動車」と総称する)は、モータを駆動させるためのバッテリを備えている。電動車のバッテリの中には、着脱自在のバッテリカートリッジを有し、放電された使用済みバッテリカートリッジを充電済みのバッテリカートリッジと交換することができるものもある。これにより、充電済みのバッテリカートリッジと交換すれば、電気自動車をすぐに使用することができる。
特許文献1には、電動車の車体に対して着脱自在なバッテリカートリッジ(特許文献1ではバッテリーパック)に関する技術が開示されている。特許文献1に記載のバッテリカートリッジは、バッテリーパック入出口を通して着脱される。バッテリカートリッジの装着時には、バッテリカートリッジに設けられた凸型電極が、車体側に設けられた凹型電極接合部に電気的に接続される。また、バッテリーパック入出口には、バッテリカートリッジを保護する蓋部(特許文献1では扉)が配置されている。
凸型電極と凹型電極接合部とが安定して電気的に接続されるためには、車体からバッテリカートリッジが脱落するのを防止する必要がある。そのために蓋部を配置しているが、意図せず蓋部が開いてしまうと車体からバッテリカートリッジが脱落してしまうので、蓋部が開くのを防止する必要がある。しかし、特許文献1に開示されたバッテリカートリッジについては、この点について何ら開示されておらず、更なる改良の余地がある。
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、蓋部が開くのを防止する構成を備えた車両用バッテリケースを提供する点にある。
本発明に係る車両用バッテリケースの一つの実施形態は、バッテリカートリッジを収容する車両用バッテリケースであって、車両に搭載され、前記バッテリカートリッジを着脱自在に収容する収容室と、前記着脱の際に前記バッテリカートリッジが通過する開口部と、を有するハウジングとを備え、前記ハウジングは、側面に、前記ハウジングに回動自在に固定され、前記開口部を開状態及び閉状態にする蓋部を含んでおり、前記ハウジングは、前記蓋部が前記閉状態において前記蓋部が開くことを許容する第1姿勢と前記蓋部が開くことを防止する第2姿勢と、に回動操作により切替え可能な保持部を有する。
本実施形態によると、ハウジングは、蓋部が閉状態において蓋部が開くことを許容する第1姿勢と蓋部が開くことを防止する第2姿勢と、に回動操作により切替え操作可能な保持部を有しているので、保持部を第2姿勢にしたときに、意図せず蓋部が開いてバッテリカートリッジが車両用バッテリケースの外部に脱落する不具合を防止することができる。また、保持部を回動させて第1姿勢と第2姿勢とを切替えるので、保持部が第1姿勢にあるときと第2姿勢にあるときとでは、保持部の位置が異なる。このため、使用者が一見して保持部が第1姿勢であるか第2姿勢であるか見分けることができる。
本発明に係る車両用バッテリケースの他の一つの実施形態において、前記保持部は、前記ハウジングの上壁に固定されるように構成され、前記保持部は、前記第1姿勢の場合に前記ハウジングの前記上壁に配置されると共に、前記第2姿勢の場合に前記蓋部と対向する位置に配置される把持部を有する。
本実施形態によると、保持部が上壁に固定されており、第1姿勢の場合にハウジングの上壁に配置されると共に、第2姿勢の場合に蓋部と対向する位置に配置される把持部を有する。このため、保持部が第1姿勢になる場合では、蓋部の開閉が保持部に妨げられることがない。また、保持部が第2姿勢になる場合では、把持部が蓋部と対向する位置に配置されるので、確実に蓋部が開くのを防止することができる。また、保持部が把持部を有するので、保持部の回動操作が容易になる。
本発明に係る車両用バッテリケースの他の一つの実施形態において、前記保持部は前記蓋部に配置されており、前記保持部は把持部を有しており、前記保持部が前記第2姿勢にあるとき、前記把持部は前記ハウジングの下壁近傍で前記着脱方向に沿って前記蓋部から外方に突出しており、前記第2姿勢において前記蓋部が前記開状態に向かって回動したときに、前記把持部が前記車両のフロア面に当接することにより、前記蓋部の回動が規制される。
本実施形態によると、保持部が蓋部に配置されており、保持部が第2姿勢にあるとき、把持部はハウジングの下壁近傍で着脱方向に沿って蓋部から外方に突出している。このため、バッテリカートリッジが脱落する程度に蓋部が開くまでに、保持部の把持部がフロア面に当接して、蓋部がそれ以上開かないようにすることができる。これにより、バッテリカートリッジが車両用バッテリケースの外部に脱落する不具合を防止することができる。
本発明に係る車両用バッテリケースの他の一つの実施形態において、前記車両は電動車であり、前記バッテリカートリッジは、前記車両の走行駆動源に用いられる。
本実施形態によると、車両の駆動源に対してバッテリカートリッジが使用されるので、バッテリカートリッジを交換するだけで、車両をすぐに駆動させることができる。
以下、本発明に係る車両用バッテリケースの実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に記載される実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
〔車両用バッテリケースの概要〕
図1は、車両用バッテリ100の概要を示す図である。図1に示されるように、車両用バッテリ100は、電動車である車両Cに搭載される。電動車は、走行駆動源としてモータを備えた自動車であり、例えば、ハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、バッテリ車(BEV:Battery Electric Vehicle)、燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)が挙げられる。車両Cは、電力が供給されて駆動するモータ等の回転電機(不図示)と、回転電機からの動力が伝達される車輪Tとを備える。車両Cは、回転電機に電力が供給されて車輪Tが回転することにより走行する。
図1は、車両用バッテリ100の概要を示す図である。図1に示されるように、車両用バッテリ100は、電動車である車両Cに搭載される。電動車は、走行駆動源としてモータを備えた自動車であり、例えば、ハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、バッテリ車(BEV:Battery Electric Vehicle)、燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)が挙げられる。車両Cは、電力が供給されて駆動するモータ等の回転電機(不図示)と、回転電機からの動力が伝達される車輪Tとを備える。車両Cは、回転電機に電力が供給されて車輪Tが回転することにより走行する。
車両用バッテリ100は、複数(本実施形態では三つ)のバッテリカートリッジBと、バッテリカートリッジBを着脱自在に収容するケース1(車両用バッテリケースの一例)を備える。ケース1は、例えば車両Cのフロア面F上に配置される。
バッテリカートリッジBは、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の充放電可能な電池(二次電池)である。バッテリカートリッジBは、車両Cに搭載されたケース1に取付けられて車両Cと電気的に接続されることにより、蓄えた電力を車両Cに供給する。バッテリカートリッジBは、残量(蓄電量)が低下すると、例えば交換ステーションで、充電されたバッテリカートリッジBと交換される。これにより、車両Cをすぐに駆動させることができる。
以下では、バッテリカートリッジBを取付ける際に、ケース1に対するバッテリカートリッジBの取付け(装着)方向を「X1方向」とし、取外し方向を「X2方向」とし、X1方向とX2方向とに沿う方向を「X方向」(着脱方向の一例)とする。また、車両Cのフロア面Fに直交する方向「Z方向」とし、Z方向のうち地面から車両Cに向かう方向(上方向)を「Z1方向」、車両Cから地面に向かう方向(下方向)を「Z2方向」とする。さらに、X方向及びZ方向に直交する方向をY方向とし、Y方向のうち車両Cの前方から後方に向かう方向を「Y1方向」(車両Cの後方向)、車両Cの後方から前方に向かう方向を「Y2方向」(車両Cの前方向)とする。
〔第1実施形態〕
〔ケース〕
図2及び図3に示されるように、ケース1は、本体部2と蓋部3とを有する。本体部2は、バッテリカートリッジBを収容するハウジング21と、ハウジング21に回動可能に支持されるハンドル22とを含む。
〔ケース〕
図2及び図3に示されるように、ケース1は、本体部2と蓋部3とを有する。本体部2は、バッテリカートリッジBを収容するハウジング21と、ハウジング21に回動可能に支持されるハンドル22とを含む。
ハウジング21は、外形が直方体状であり、内部がバッテリカートリッジBを収容する空洞である内部空間21s(収容室の一例)になっている。ハウジング21は、六面のうちのX方向に垂直な一面に矩形状の開口部21hを有しており、他の五面は壁になっている。五面の壁とは、上壁23、下壁24、第1側壁25、二つの第2側壁26である。上壁23と下壁24はZ方向に垂直であり、第1側壁25はX方向に垂直であり、二つの第2側壁26はY方向に垂直である。五面の壁の内面と蓋部3の内面とにより内部空間21sが形成されている。ハウジング21の内部空間21sは、開口部21hを介してハウジング21の外部空間と連通している。内部空間21sには、開口部21hを通過した三つのバッテリカートリッジBが収容される。ケース1は、下壁24がフロア面Fに当接するように車両Cに配置されている。ハウジング21は、上壁23、下壁24、第1側壁25、及び二つの第2側壁26を一体的に構成している。ただし、ハウジング21は、複数の部材を組合わせて構成してもよい。
ハンドル22(保持部の一例)は、バッテリカートリッジBの着脱作業等を行う利用者によって把持される二つのグリップ部22a(把持部の一例)と、三つの延出部22bを含んで構成されている。二つのグリップ部22aのそれぞれはU字形状を有しており、互いに繋がって一体化されている。延出部22bは、二つのグリップ部22aの繋がっている箇所と、一体化された二つのグリップ部22aの両端部とから、グリップ部22aのU字に対して垂直な方向に延出しており、後述する規制機構4を介してハウジング21の上壁23に配置されている。すなわち、延出部22bは、ハンドル22に三つ設けられている。ハンドル22は、回動操作をすることによりその姿勢が変化する。詳しくは、ハンドル22の姿勢は、図2に示すように、グリップ部22aがハウジング21のZ1方向(ハウジング21の上面に対向する位置)に位置する第1姿勢と、図3に示すように、グリップ部22aが蓋部3とX方向において対向する第2姿勢とに切替わる(図5、図6も参照)。
蓋部3は、平板状であって、開口部21hを覆うことができる形状(本実施形態では矩形状)及び外形寸法を有する。蓋部3は、長手方向がY方向に沿い、短手方向がZ方向に沿うように本体部2に支持される。蓋部3は、Y方向に平行な軸芯Pを中心として回転自在(揺動自在)に本体部2に支持される。本実施形態では、蓋部3は、本体部2が有する二つのヒンジHによって回動自在に支持される。なお、蓋部3は、ヒンジH以外の構成によって本体部2に回転自在に支持されてもよい。
蓋部3は、軸芯Pを中心として回動することにより、その姿勢が変化する。詳しくは、蓋部3の姿勢は、図2に示されるように、開口部21hを全開する全開姿勢(開状態の一例)と、図3に示されるように、開口部21hを全閉する全閉姿勢(閉状態の一例)とに切替わる。バッテリカートリッジBの着脱時には、蓋部3は全開姿勢となる。一方、バッテリカートリッジBの着脱時以外(例えば、車両Cの走行時)では、蓋部3は全閉姿勢となる。
図2に示されるように、ハンドル22が第1姿勢である場合、ハンドル22はX方向視で蓋部3と重複していないため、蓋部3の開閉がハンドル22に妨げられることはなく、蓋部3は全開姿勢と全閉姿勢とに切替えが可能である。すなわち、蓋部3は全閉姿勢から開いて全開姿勢になることを許容されている。一方、図3に示されるように、蓋部3が全閉姿勢、かつハンドル22が第2姿勢である場合、ハンドル22はX方向視で蓋部3と重複している(蓋部3と対向している)ため、蓋部3は、全開姿勢に変化できない。
ケース1は、車両Cの走行中等に蓋部3が意図せず全開姿勢にならないように、本体部2に蓋部3を固定するロック機構10をさらに備える。ロック機構10は、蓋部3を全閉姿勢にした状態で、蓋部3のY方向に沿う両端に配置された蓋側ロック部10b,10bを本体部2のY方向に沿う両端に配置された本体側ロック部10a,10aにそれぞれ固定する。ロック機構10は、スナップフィット等の公知の方法で構成されているので、詳細な説明は省略する。ロック機構10は、本体部2に対して蓋部3が固定されたロック状態と、本体部2に対して蓋部3が回動可能な非ロック状態とに切替え可能である。ロック機構10は、ロック状態にあるときにハンドル22を第2姿勢にすることにより、仮にロック機構10が意図せず非ロック状態になったとしても、蓋部3はハンドル22に当接して、それ以上開かないように構成されている。
〔バッテリカートリッジ〕
バッテリカートリッジBは、図2に示されるように、直方体形状を有している。バッテリカートリッジBは、内部空間21sに収容したときに開口部21hと対向する面に、利用者がバッテリカートリッジBの着脱作業を行う際に把持するグリップ部B1を有している。グリップ部B1は、Y方向と平行になるように配置されている。グリップ部B1に隣り合うZ方向の上下は凹部になっており、利用者が手を挿入してグリップ部B1を把持することを容易にしている。
バッテリカートリッジBは、図2に示されるように、直方体形状を有している。バッテリカートリッジBは、内部空間21sに収容したときに開口部21hと対向する面に、利用者がバッテリカートリッジBの着脱作業を行う際に把持するグリップ部B1を有している。グリップ部B1は、Y方向と平行になるように配置されている。グリップ部B1に隣り合うZ方向の上下は凹部になっており、利用者が手を挿入してグリップ部B1を把持することを容易にしている。
バッテリカートリッジBにおいてグリップ部B1に対してZ1方向にある凹部を構成する壁のうち、バッテリカートリッジBが内部空間21sに収容された状態で上壁23と対向する壁には、断面円形の貫通孔である規制孔B2が形成されている。規制孔B2は、後述する規制機構4の規制ピン41が滑らかにかつ隙間なく挿通されるような内径を有している。
図6に示されるように、バッテリカートリッジBを構成する六面のうち、バッテリカートリッジBが内部空間21sに収容された状態でハウジング21の第1側壁25と対向する矩形状面B3には、バッテリカートリッジBから車両用バッテリ100の外部に電力を出力する際の出力端子であるカートリッジ側端子B4が配置されている。また、矩形状面B3の対角線上には、カートリッジ側端子B4を挟むように配置された二つの位置決め孔B5が形成されている。
〔規制機構〕
本実施形態に係るケース1は、ハウジング21に対するバッテリカートリッジBの着脱方向(X方向)に沿う移動を規制する規制機構4を有している。規制機構4は、図4、図5に示されるように、規制ピン41、支持部材42、操作部材43、案内部材44を含んでいる。規制機構4は、一つのバッテリカートリッジBにつき一つ設けられており、本実施形態においては、三つの規制機構4が設けられている。
本実施形態に係るケース1は、ハウジング21に対するバッテリカートリッジBの着脱方向(X方向)に沿う移動を規制する規制機構4を有している。規制機構4は、図4、図5に示されるように、規制ピン41、支持部材42、操作部材43、案内部材44を含んでいる。規制機構4は、一つのバッテリカートリッジBにつき一つ設けられており、本実施形態においては、三つの規制機構4が設けられている。
規制機構4は、ハウジング21の上壁23に配置されている(図2、図3も参照)。具体的には、三つの規制機構4のそれぞれは、Z方向視で、ケース1に収容された三つのバッテリカートリッジBのそれぞれと重複する位置に配置される。上壁23には、規制機構4が取付けられる取付部23aが配置されている。図4では上壁23が省略されている。取付部23aは、上壁23と別体に形成されているが、一体的に形成されてもよい。取付部23aは、上壁23の開口部21h近傍からZ1方向に突出した四角柱状の突起である。取付部23aの上面(上壁23と平行な面)には、取付部23aと上壁23とを貫通する貫通孔であるピンガイド孔23bが形成されている。つまり、ピンガイド孔23bはZ方向に沿って形成されている。ピンガイド孔23bには、規制ピン41がZ方向に移動可能に挿通されている。
規制ピン41は、Z方向に移動する円柱状のピンである。規制ピン41のZ1方向の端部には、規制ピン41をY方向に貫通した貫通孔であるピン支持孔(不図示)が形成されている。ピン支持孔には円柱状の支持部材42が挿通されており、支持部材42の両端は操作部材43に保持されている。図5に示されるように、規制ピン41のピン支持孔が形成された端部と反対側の端部は、テーパにより先端に向かって縮径されている。
操作部材43は、規制ピン41に対して支持部材42の第1軸芯A1を中心に回動可能に取付けられている。操作部材43は対称形状を有する二部品が接合されて構成されている。操作部材43は、Y方向視で略L字形を有しており、L字形の第1端部43aでは二部品が離間し、第2端部43bでは二部品が接合されている。二部品が離間しているL字形の第1端部43aには、二部品の間に規制ピン41を挟み、二部品のそれぞれに支持部材42の端部が接合されている。すなわち、第1端部43aは第1軸芯A1を中心に回動可能となっている。操作部材43の二部品が接合されたL字形の第2端部43bは、ハンドル22の延出部22bに接合されており、ハンドル22の回動操作に連動して回動する。
操作部材43のL字形の屈曲部43cは二部品が離間している箇所であり、二部品のそれぞれに一対の案内部材44,44のそれぞれが、操作部材43に対して回動可能に取付けられている。案内部材44は、Y方向視で略T字形を有している。案内部材44のうちT字の水平部分に相当する箇所の第1端部44aは、操作部材43の屈曲部43cに対して第2軸芯A2を中心に回動可能に取付けられている。案内部材44のうちT字の水平部分に相当する箇所の第2端部44bは、上壁23の取付部23aのY方向に垂直な側面23a1に、取付部23aに対して第3軸芯A3を中心に回動可能に取付けられている。具体的には、二つある側面23a1のそれぞれに、一対の案内部材44,44のそれぞれが回動可能に取付けられている。すなわち、一対の案内部材44,44は、取付部23aのY方向に沿う長さだけ離間している。一対の案内部材44,44のT字の垂直部分に相当する箇所の先端部44cも互いに離間しており、先端部44c同士の間には補強部材45が挿入され、先端部44cに接合されている。補強部材45の外周面は、操作部材43の屈曲部43cに当接している。このように構成すると、操作部材43が回動する際、補強部材45が操作部材43の屈曲部43cに当接して、回動が規制される。
次に、規制機構4の動作について説明する。三つの規制機構4のそれぞれは、操作部材43を介してハンドル22の三つの延出部22bのそれぞれと接合されている。具体的には、規制機構4の操作部材43のL字形の第2端部43bは、L字形の屈曲部43cから第2端部43bに向かう延出方向と延出部22bの延出方向とが平行になるように(中心線Qに沿う方向で)延出部22bの端部と接合されている。
図4、図5(a)に示されるように、ハンドル22が第1姿勢にあるとき、規制ピン41は、ピンガイド孔23bに挿入されているが、ハウジング21の内部空間21s内には突出しておらず、内部空間21sから引退している。これにより、バッテリカートリッジBを内部空間21sに収容したり、内部空間21sにあるバッテリカートリッジBを取外したりすることができる。
ハンドル22を第1姿勢にして蓋部3を全開姿勢にし、三つのバッテリカートリッジBをハウジング21の内部空間21sに収容して蓋部3を全閉姿勢にする(図5(a))。その後、ハンドル22のグリップ部22aを持って、ハンドル22を第2姿勢に向けて回動させる。このとき、規制機構4において、ハンドル22の延出部22bと接合された操作部材43が屈曲部43cの第2軸芯A2を中心に回動する。操作部材43が第2軸芯A2を中心に回動すると、操作部材43の第1端部43aは、第2軸芯A2周りに回動すると共に、第1軸芯A1を中心に規制ピン41に対して回動する。第1軸芯A1と第2軸芯A2との距離は、操作部材43の第1端部43aと屈曲部43cとにより決まるので、常に一定である。
案内部材44の第2端部44bは、第3軸芯A3を中心に取付部23aに対して回動するように取付けられており、案内部材44の第1端部44aは、第2軸芯A2を中心に操作部材43に対して回動するように取付けられている。そのため、第3軸芯A3と第2軸芯A2との距離は、案内部材44の第1端部44aと第2端部44bとにより決まるので、常に一定である。つまり、第1軸芯A1と第2軸芯A2との距離、及び第2軸芯A2と第3軸芯A3との距離は、ハンドル22(操作部材43)の回動位置に関わらず常に一定である。
第1軸芯A1は支持部材42の中心軸芯であり、支持部材42は規制ピン41に挿通されている。規制ピン41は、ピンガイド孔23bに挿入されているので、Z方向にのみ移動可能であり、X方向とY方向には移動することができない。そのため、操作部材43の第1端部43a(=規制ピン41、第1軸芯A1)もZ方向にのみ移動可能となっている。第3軸芯A3は、案内部材44の第2端部44bの回動中心であり、第2端部44bは取付部23aに取付けられているので、X方向、Y方向、及びZ方向のいずれの方向にも移動することができず固定されている。すなわち、第1軸芯A1と第3軸芯A3との距離Dは、第1軸芯A1がZ方向に移動することにより変化する。
そのため、ハンドル22(操作部材43)を第1姿勢(図5(a))から第2姿勢(図5(b))に向かって第2軸芯A2を中心に回動させると、距離Dのみが距離が短くなる方向に変化するので、規制ピン41はZ2方向(内部空間21sへの突出方向)に移動する。そして、ハンドル22(操作部材43)が第2姿勢に到達したときには、内部空間21sに突出した規制ピン41は、バッテリカートリッジBの規制孔B2を貫通している。上述したように、規制孔B2は、規制ピン41が滑らかにかつ隙間なく挿通されるような内径を有しているので、バッテリカートリッジBは、規制ピン41が規制孔B2に挿通した状態では、バッテリカートリッジBの着脱方向(X方向)に沿う移動が規制される。
〔位置決め機構〕
本実施形態に係るケース1は、ハウジング21に対するバッテリカートリッジBの着脱方向(X方向)に沿う位置を決める位置決め機構5を有している。位置決め機構5は、ハウジング21の第1側壁25からX方向に沿って内部空間21sに向かって突出している突出部51を含んでいる。位置決め機構5は、一つのバッテリカートリッジBにつき一つ設けられており、本実施形態においては、三つの位置決め機構5が設けられている。
本実施形態に係るケース1は、ハウジング21に対するバッテリカートリッジBの着脱方向(X方向)に沿う位置を決める位置決め機構5を有している。位置決め機構5は、ハウジング21の第1側壁25からX方向に沿って内部空間21sに向かって突出している突出部51を含んでいる。位置決め機構5は、一つのバッテリカートリッジBにつき一つ設けられており、本実施形態においては、三つの位置決め機構5が設けられている。
本実施形態の位置決め機構5は、複数の突出部51を含んでいる。本実施形態においては、ケース1は、二つの突出部51を有している。突出部51は、ストッパ51aと位置決めピン51bとを有している。ストッパ51aは、第1側壁25からX2方向に向かって突出しており、円柱形状を有している。ストッパ51aは、バッテリカートリッジBの矩形状面B3が当接してバッテリカートリッジBの更なるX1方向への移動を規制する円形の平面51cを有している。位置決めピン51bは平面51cの中心からX2方向に向かって突出しており、バッテリカートリッジBの矩形状面B3に形成された位置決め孔B5に嵌入される。つまり、二つの突出部51は、バッテリカートリッジBの矩形状面B3の対角線に対応する位置に配置されている。なお、位置決めピン51bの端部は、テーパにより先端に向かって縮径されている。位置決め孔B5は、位置決め機構5に含まれる。
ケース1の第1側壁25における二つの突出部51の間には、バッテリカートリッジBのカートリッジ側端子B4に電気的に接続され、バッテリカートリッジBの電力を車両用バッテリ100の外部に出力するケース側端子27が設けられている。
次に、バッテリカートリッジBをケース1に収容するときの位置決め機構5とバッテリカートリッジBの位置関係について説明する。バッテリカートリッジBをケース1の内部空間21sに収容するために、開口部21hからX1方向に沿って内部空間21s内を移動させると、まず、位置決め機構5の位置決めピン51bが、バッテリカートリッジBの位置決め孔B5に嵌入される。これにより、ケース1とバッテリカートリッジBとの位置が決められ、バッテリカートリッジBは、Y方向、Z方向への移動が規制される。このときは、バッテリカートリッジBの矩形状面B3はストッパ51aの平面51cには到達しておらず、X方向への移動は可能である。また、カートリッジ側端子B4とケース側端子27との電気的接続は確立されていない。
さらにバッテリカートリッジBをX1方向に移動させると、カートリッジ側端子B4とケース側端子27とが当接する。このとき、バッテリカートリッジBの矩形状面B3はストッパ51aの平面51cには到達していない。さらにバッテリカートリッジBをX1方向に移動させると、バッテリカートリッジBの矩形状面B3がストッパ51aの平面51cに到達し、バッテリカートリッジBのX1方向への移動が完了する。このとき、ケース側端子27の電気接点はカートリッジ側端子B4の電気接点に押圧されて弾性変形しており、これによりケース側端子27とカートリッジ側端子B4との間で安定した電気的接続が確立される。
〔第1実施形態の効果〕
本実施形態のケース1においては、ハウジング21に対するバッテリカートリッジBの着脱方向に沿う移動を規制する規制機構4を有しているので、ケース1の中でバッテリカートリッジBの移動が規制される。これにより、ハウジング21の中でのバッテリカートリッジBの位置が安定するので、バッテリカートリッジBの電力をケース1の外部に安定して出力させることができる。
本実施形態のケース1においては、ハウジング21に対するバッテリカートリッジBの着脱方向に沿う移動を規制する規制機構4を有しているので、ケース1の中でバッテリカートリッジBの移動が規制される。これにより、ハウジング21の中でのバッテリカートリッジBの位置が安定するので、バッテリカートリッジBの電力をケース1の外部に安定して出力させることができる。
本実施形態によると、規制ピン41を内部空間21sに突出、引退させるという簡便な方法により、バッテリカートリッジBの着脱方向に沿う移動を規制することができる。
本実施形態によると、規制機構4をハウジング21の上壁23に配置することにより、規制機構4がバッテリカートリッジBの着脱の妨げになることがない。また、規制ピン41を規制孔B2に挿入するという簡便な方法により、バッテリカートリッジBの着脱方向に沿う移動を規制することができる。
本実施形態によると、ケース1において、ケース側端子27とは異なる位置で内部空間21sに向けて突出し、バッテリカートリッジBを内部空間21sに収容するときバッテリカートリッジBに当接する平面51cを含む突出部51を有しているので、バッテリカートリッジBを必要以上に押し込んでケース側端子27を破損させるおそれがない。
本実施形態によると、突出部51は平面51cから突出する位置決めピン51bを含んでおり、位置決めピン51bは、バッテリカートリッジBの位置決め孔B5に嵌合してバッテリカートリッジBの位置決めを行うので、目視等で確認しなくても、ケース1に対する適切な位置にバッテリカートリッジBを装着することができる。
本実施形態によると、位置決めピン51bの位置決め孔B5への嵌入によるバッテリカートリッジBの位置決めが行われた後に、ケース側端子27とカートリッジ側端子B4とが電気的に接続されるので、ケース側端子27とカートリッジ側端子B4との間で確実に電気的接続を確立することができる。
本実施形態によると、突出部51が複数(本実施形態では二つ)配置されており、少なくとも二つの突出部51がケース側端子27を挟む位置に配置されているので、ケース側端子27に対してカートリッジ側端子B4を正しい位置にすることが容易になる。
本実施形態によると、バッテリカートリッジBが直方体形状であり、ケース側端子27を挟む位置に配置された二つの突出部51は、平面51cと当接するバッテリカートリッジBの矩形状面B3の対角線に対応する位置に配置されているので、バッテリカートリッジBの着脱方向に垂直な向きを二つの突出部51で正しく定めることができる。
本実施形態によると、ハウジング21は、蓋部3が閉じた状態において蓋部3が開くことを許容する第1姿勢と蓋部3が開くことを防止する第2姿勢と、に回動操作により切替え操作可能なハンドル22を有しているので、ハンドル22を第2姿勢にしたときに、意図せず蓋部3が開いてバッテリカートリッジBがケース1の外部に脱落する不具合を防止することができる。また、ハンドル22を回動させて第1姿勢と第2姿勢とを切替えるので、ハンドル22が第1姿勢にあるときと第2姿勢にあるときとでは、ハンドル22の位置が異なる。このため、使用者が一見してハンドル22が第1姿勢であるか第2姿勢であるか見分けることができる。
本実施形態によると、ハンドル22が上壁23に固定されており、第1姿勢の場合にハウジング21の上壁23に配置されると共に、第2姿勢の場合に蓋部3と対向する位置に配置されるグリップ部22aを有する。このため、ハンドル22が第1姿勢になる場合では、蓋部3の開閉がハンドル22に妨げられることがない。また、ハンドル22が第2姿勢になる場合では、グリップ部22aが蓋部3と対向する位置に配置されるので、確実に蓋部3が開くのを防止することができる。また、本実施形態によると、ハンドル22がU字形状のグリップ部22aを有するので、保持部の操作が容易になる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態に係るケース1の構成について図面を用いて説明する。本実施形態においては、ハンドル22、及び規制機構4の配置が第1実施形態とは異なっており、それに伴い、バッテリカートリッジBの着脱方向に対する移動を規制する方法も異なっている。それ以外は第1実施形態と同様の構成を有している。そのため、本実施形態の説明においては、第1実施形態と同様の構成の箇所については同じ符号を付し、同様の構成に関する詳細な説明を省略する。
次に、第2実施形態に係るケース1の構成について図面を用いて説明する。本実施形態においては、ハンドル22、及び規制機構4の配置が第1実施形態とは異なっており、それに伴い、バッテリカートリッジBの着脱方向に対する移動を規制する方法も異なっている。それ以外は第1実施形態と同様の構成を有している。そのため、本実施形態の説明においては、第1実施形態と同様の構成の箇所については同じ符号を付し、同様の構成に関する詳細な説明を省略する。
本実施形態に係るケース1において、ハンドル22、及び規制機構4は、図8から図10に示されるように、蓋部3に配置されている。ハンドル22の形状、及び規制機構4の構成は第1実施形態と同じであるため、詳細な説明を省略する。
図10には、バッテリカートリッジBがハウジング21の内部空間21sに収容されて、蓋部3が全閉姿勢になった状態が示されている。図10(a)に示されるように、ハンドル22が第1姿勢である場合、規制機構4の規制ピン41は、蓋部3に形成されたピンガイド孔23bに挿入されているが、ハウジング21の内部空間21s内には突出しておらず、内部空間21sから引退している。
ハンドル22を回動させて第2姿勢にすると、図10(b)に示されるように、規制ピン41が蓋部3から内部空間21sに向かって突出し、規制ピン41の先端がバッテリカートリッジBのグリップ部B1に当接し、バッテリカートリッジBをX1方向に押圧する。規制ピン41の先端には、ゴムやエラストマからなる弾性部材41aが取付けられており、バッテリカートリッジBは、弾性部材41aの弾性力により、X1方向に押圧されている。弾性部材41aは、規制ピン41よりも大径の円柱形状を有しており、ハンドル22が第1姿勢にあるときは、弾性部材41aも蓋部3のピンガイド孔23bに引退する。
ハンドル22が第2姿勢にあるとき、中心線Qと、規制ピン41の軸芯に沿う方向(X方向)とのなす角度θは90度以下の角度(例えば88度)になっている。このような構成であれば、バッテリカートリッジBにより規制ピン41に内部空間21sから引退する方向(X2方向)に移動させる力が作用したときに、操作部材43は角度θがさらに小さくなる方向に回動する力が作用する。この方向は、ハンドル22が第2姿勢から第1姿勢に向かう方向とは反対方向であるため、ハンドル22の延出部22bが蓋部3に当接するまでは規制ピン41は引退するが、それ以上は引退しない。したがって、ハンドル22が第1姿勢に向かって回動することはない。すなわち、蓋部3が延出部22bに作用させる反力により、規制ピン41には引退を規制する力が作用し、ハンドル22は第2姿勢を維持する。
ハンドル22が第2姿勢にあるとき、ハンドル22のグリップ部22aは、本体部2のハウジング21の下壁24近傍で蓋部3からX2方向に沿って突出している。また、本体部2は、図9に示すように、車両Cのフロア面Fに載置されており、このとき仮にロック機構10が意図せず非ロック状態になったとしても、ハンドル22がフロア面Fに当接して、蓋部3がそれ以上開かないように構成されている。
〔第2実施形態の効果〕
本実施形態によると、規制機構4を蓋部3に配置することにより、規制機構4がバッテリカートリッジBの着脱の妨げになることがない。また、規制ピン41の端部を弾性部材41aを介してバッテリカートリッジBのグリップ部B1に当接させるという簡便な方法により、バッテリカートリッジBの着脱方向に沿う移動を規制することができる。
本実施形態によると、規制機構4を蓋部3に配置することにより、規制機構4がバッテリカートリッジBの着脱の妨げになることがない。また、規制ピン41の端部を弾性部材41aを介してバッテリカートリッジBのグリップ部B1に当接させるという簡便な方法により、バッテリカートリッジBの着脱方向に沿う移動を規制することができる。
本実施形態によると、規制機構4は、規制ピン41が内部空間21sに突出した状態で規制ピン41に内部空間21sから引退する方向に力が作用したとき、規制ピン41に対し引退を規制する力が作用するように構成されているので、蓋部3が開いてバッテリカートリッジBがケース1から脱落するという不具合が生じない。
本実施形態によると、ハンドル22が蓋部3に配置されており、ハンドル22が第2姿勢にあるとき、グリップ部22aはハウジング21の下壁24の近傍で着脱方向に沿って蓋部3から外方に突出しているので、バッテリカートリッジBが脱落する程度に蓋部3が開くまでに、ハンドル22のグリップ部22aがフロア面Fに当接して、蓋部3がそれ以上開かないようにすることができる。これにより、バッテリカートリッジBがケース1の外部に脱落する不具合を防止することができる。
〔その他の実施形態〕
本発明は、上記の実施形態以外に以下のように構成してもよい(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
本発明は、上記の実施形態以外に以下のように構成してもよい(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
(1)第1、第2実施形態においては、ケース1にバッテリカートリッジBが三つ収容されていたが、二つ以下であってもよいし、四つ以上であってもよい。
(2)第1、第2実施形態においては、ハンドル22を第2姿勢に切替えることにより、バッテリカートリッジBの着脱方向への移動が規制されるように構成したが、バッテリカートリッジBの移動規制と連動されていなくてもよい。
本発明は、車両用バッテリケースに利用することができる。
1 :ケース(車両用バッテリケース)
3 :蓋部
21 :ハウジング
21h :開口部
21s :内部空間(収容室)
22 :ハンドル(保持部)
22a :グリップ部(把持部)
23 :上壁
24 :下壁
B :バッテリカートリッジ
C :車両
3 :蓋部
21 :ハウジング
21h :開口部
21s :内部空間(収容室)
22 :ハンドル(保持部)
22a :グリップ部(把持部)
23 :上壁
24 :下壁
B :バッテリカートリッジ
C :車両
Claims (4)
- バッテリカートリッジを収容する車両用バッテリケースであって、
車両に搭載され、前記バッテリカートリッジを着脱自在に収容する収容室と、前記着脱の際に前記バッテリカートリッジが通過する開口部と、を有するハウジングとを備え、
前記ハウジングは、側面に、前記ハウジングに回動自在に固定され、前記開口部を開状態及び閉状態にする蓋部を含んでおり、
前記ハウジングは、前記蓋部が前記閉状態において前記蓋部が開くことを許容する第1姿勢と前記蓋部が開くことを防止する第2姿勢と、に回動操作により切替え可能な保持部を有する車両用バッテリケース。 - 前記保持部は、前記ハウジングの上壁に固定されるように構成され、
前記保持部は、前記第1姿勢の場合に前記ハウジングの前記上壁に配置されると共に、前記第2姿勢の場合に前記蓋部と対向する位置に配置される把持部を有する請求項1に記載の車両用バッテリケース。 - 前記保持部は前記蓋部に配置されており、
前記保持部は把持部を有しており、
前記保持部が前記第2姿勢にあるとき、前記把持部は前記ハウジングの下壁近傍で前記着脱方向に沿って前記蓋部から外方に突出しており、
前記第2姿勢において前記蓋部が前記開状態に向かって回動したときに、前記把持部が前記車両のフロア面に当接することにより、前記蓋部の回動が規制される請求項1に記載の車両用バッテリケース。 - 前記車両は電動車であり、
前記バッテリカートリッジは、前記車両の走行駆動源に用いられる請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用バッテリケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022202472A JP2024087577A (ja) | 2022-12-19 | 2022-12-19 | 車両用バッテリケース |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2022202472A JP2024087577A (ja) | 2022-12-19 | 2022-12-19 | 車両用バッテリケース |
Publications (1)
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JP2022202472A Pending JP2024087577A (ja) | 2022-12-19 | 2022-12-19 | 車両用バッテリケース |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2024103627A (ja) * | 2021-12-16 | 2024-08-01 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
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-
2022
- 2022-12-19 JP JP2022202472A patent/JP2024087577A/ja active Pending
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