JP2024064551A - 差動入力差動出力型の反転増幅回路および測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高周波のコモンモード電圧を除去する。【解決手段】信号入力部と信号出力部を備えた反転増幅回路1であって、演算増幅器OP1~OP4と、信号入力部間に直列に接続された抵抗R1,R2と、接続点P1と中間電位との間に接続された抵抗R3とを備え、演算増幅器OP1は、反転入力端子が抵抗R4を介して信号入力部に接続されると共に抵抗R5を介して出力端子に接続され、非反転入力端子が接続点P1に接続され、かつ出力端子が信号出力部に接続されて構成され、演算増幅器OP2は、反転入力端子が抵抗R6を介して信号入力部に接続されると共に抵抗R7を介して出力端子に接続され、非反転入力端子が接続点P1に接続され、かつ出力端子が信号出力部に接続されて構成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、一対の差動入力信号を入力して、その一対の差動入力信号を反転増幅して一対の差動出力信号として出力する差動入力差動出力型の反転増幅回路、およびその差動入力差動出力型の反転増幅回路を備えて物理量を測定する測定装置に関するものである。
一対の差動入力信号を入力して、その一対の差動入力信号を増幅して一対の差動出力信号として出力する差動入力差動出力型の増幅回路として、下記の特許文献に開示された差動入力差動出力型の非反転増幅回路が知られている。
以下、特許文献における第2図の一部を抽出して、図3として説明する。図3に示すように、この従来の非反転増幅回路1Xは、信号入力部IS1Xおよび信号入力部IS2Xを介して一対の差動入力信号SINX+,SINX-を入力して、その一対の差動入力信号SINX+,SINX-を非反転増幅して一対の差動出力信号SOUTX+,SOUTX-として信号出力部OS1Xおよび信号出力部OS2Xから出力可能に構成されている。
具体的には、非反転増幅回路1Xは、演算増幅器OP1X,OP2Xを備えて構成されている。この場合、演算増幅器OP1Xは、非反転入力端子が信号入力部IS1Xに接続され、反転入力端子が抵抗R1Xを介して出力端子に接続され、かつ出力端子が信号出力部OS1Xに接続されて構成されている。また、演算増幅器OP2Xは、非反転入力端子が信号入力部IS2Xに接続され、反転入力端子が抵抗R2Xを介して出力端子に接続され、かつ出力端子が信号出力部OS2Xに接続されて構成されている。また、演算増幅器OP1Xの反転入力端子と演算増幅器OP2Xの反転入力端子との間には、抵抗R3Xが接続されている。
この非反転増幅回路1Xでは、演算増幅器OP1Xが、入力した一対の差動入力信号SINX+,SINX-のうちの一方の差動入力信号SINX+を所定の利得で増幅して差動出力信号SOUTX+として信号出力部OS1Xから出力する。また、演算増幅器OP2Xが、入力した一対の差動入力信号SINX+,SINX-のうちの他方の差動入力信号SINX-を所定の利得で増幅して差動出力信号SOUTX-として信号出力部OS2Xから出力する。この非反転増幅回路1Xによれば、演算増幅器を単に対称に2つ配置しただけの簡易な構成でありながら、高周波特性に優れた非反転増幅回路を構成することができる。なお、演算増幅器を対称に2つ配置することにより、反転増幅回路や差動増幅回路を構成することもできる。
ところが、上記従来の非反転増幅回路1Xでは、高周波特性に優れた非反転増幅回路を簡易に構成することができるものの、演算増幅器を単に対称に2つ配置しただけの構成のため、差動入力信号SINX+,SINX-に高周波のコモンモード電圧(同相電圧)が含まれているときに、そのコモンモード電圧を除去することができないという改善点が存在する。
本発明は、かかる改善点に鑑みてなされたものであり、差動入力信号に含まれている高周波のコモンモード電圧を十分に除去して差動出力信号を出力することが可能な差動入力差動出力型の反転増幅回路、およびそのような差動入力差動出力型の反転増幅回路を備えた測定装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明に係る差動入力差動出力型の反転増幅回路は、第1信号入力部および第2信号入力部を介して入力した一対の差動入力信号を反転増幅して一対の差動出力信号として第1信号出力部および第2信号出力部から出力する差動入力差動出力型の反転増幅回路であって、第1演算増幅器、第2演算増幅器、第3演算増幅器および第4演算増幅器と、前記第1信号入力部および前記第2信号入力部間に直列に接続された第1抵抗および第2抵抗と、前記第1抵抗および前記第2抵抗の互いの接続点と中間電位との間に接続された第3抵抗とを備え、前記第1演算増幅器は、反転入力端子が第4抵抗を介して前記第1信号入力部に接続されると共に第5抵抗を介して出力端子に接続され、非反転入力端子が第1コンデンサを介して前記接続点に接続され、かつ出力端子が前記第1信号出力部に接続されて構成され、前記第2演算増幅器は、反転入力端子が第6抵抗を介して前記第2信号入力部に接続されると共に第7抵抗を介して出力端子に接続され、非反転入力端子が第2コンデンサを介して前記接続点に接続され、かつ出力端子が前記第2信号出力部に接続されて構成され、前記第3演算増幅器は、反転入力端子が第8抵抗を介して前記第1演算増幅器の反転入力端子に接続されると共に第3コンデンサを介して出力端子に接続され、非反転入力端子が前記中間電位に接続され、かつ出力端子が第9抵抗を介して前記第1演算増幅器の非反転入力端子に接続されて構成され、前記第4演算増幅器は、反転入力端子が第10抵抗を介して前記第2演算増幅器の反転入力端子に接続されると共に第4コンデンサを介して出力端子に接続され、非反転入力端子が前記中間電位に接続され、かつ出力端子が第11抵抗を介して前記第2演算増幅器の非反転入力端子に接続されて構成されている。
この差動入力差動出力型の反転増幅回路によれば、第1演算増幅器~第4演算増幅器および第1抵抗~第7抵抗を備えて、第1演算増幅器に第3演算増幅器を加えて複合化すると共に第2演算増幅器に第4演算増幅器を加えて複合化したことにより、一対の差動入力信号に含まれている高周波のコモンモード電圧を除去して一対の差動出力信号として出力することができると共に低周波性能を向上させることができる。
また、本発明に係る差動入力差動出力型の反転増幅回路は、前記第1抵抗および前記第2抵抗の抵抗値が共に値RXに規定され、前記第3抵抗の抵抗値が値RYに規定され、前記第4抵抗および前記第6抵抗の抵抗値が共に値RAに規定され、前記第5抵抗および前記第7抵抗の抵抗値が共に値RBに規定され、かつ(RX=2×RY×(RA/RB))の関係式が満たされている。
この差動入力差動出力型の反転増幅回路によれば、第1抵抗~第7抵抗の各抵抗値を上記したように規定したことにより、一対の差動入力信号に含まれている高周波のコモンモード電圧を十分に除去して一対の差動出力信号として出力することができると共に低周波性能を十分に向上させることができる。
また、本発明に係る差動入力差動出力型の反転増幅回路は、前記第8抵抗および前記第10抵抗の抵抗値が互いに等しく、前記第9抵抗および前記第11抵抗の抵抗値が互いに等しく、前記第1コンデンサの容量値および前記第2コンデンサの容量値が互いに等しく、かつ前記第3コンデンサの容量値および前記第4コンデンサの容量値が互いに等しく規定されている。
この差動入力差動出力型の反転増幅回路によれば、第8抵抗~第11抵抗の各抵抗値および第1コンデンサ~第4コンデンサの各容量値を上記したように規定したことにより、一対の差動入力信号に含まれている高周波のコモンモード電圧をさらに十分に除去して一対の差動出力信号として出力することができると共に低周波性能をさらに十分に向上させることができる。
また、上記目的を達成すべく、本発明に係る差動入力差動出力型の反転増幅回路は、第1信号入力部および第2信号入力部を介して入力した一対の差動入力信号を反転増幅して一対の差動出力信号として第1信号出力部および第2信号出力部から出力する差動入力差動出力型の反転増幅回路であって、第1演算増幅器および第2演算増幅器と、前記第1信号入力部および前記第2信号入力部間に直列に接続された第1抵抗および第2抵抗と、前記第1抵抗および前記第2抵抗の互いの接続点と中間電位との間に接続された第3抵抗とを備え、前記第1演算増幅器は、反転入力端子が第4抵抗を介して前記第1信号入力部に接続されると共に第5抵抗を介して出力端子に接続され、非反転入力端子が前記接続点に接続され、かつ出力端子が前記第1信号出力部に接続されて構成され、前記第2演算増幅器は、反転入力端子が第6抵抗を介して前記第2信号入力部に接続されると共に第7抵抗を介して出力端子に接続され、非反転入力端子が前記接続点に接続され、かつ出力端子が前記第2信号出力部に接続されて構成されている。
この差動入力差動出力型の反転増幅回路によれば、第1演算増幅器および第2演算増幅器、並びに第1抵抗~第7抵抗を備えて上記のように構成したことにより、一対の差動入力信号に含まれている高周波のコモンモード電圧を除去して一対の差動出力信号として出力することができる。
また、本発明に係る差動入力差動出力型の反転増幅回路は、前記第1抵抗および前記第2抵抗の抵抗値が共に値RXに規定され、前記第3抵抗の抵抗値が値RYに規定され、前記第4抵抗および前記第6抵抗の抵抗値が共に値RAに規定され、前記第5抵抗および前記第7抵抗の抵抗値が共に値RBに規定され、かつ(RX=2×RY×(RA/RB))の関係式が満たされている。
この差動入力差動出力型の反転増幅回路によれば、第1抵抗~第7抵抗の各抵抗値を上記したように規定したことにより、一対の差動入力信号に含まれている高周波のコモンモード電圧を十分に除去して一対の差動出力信号として出力することができる。
また、上記目的を達成すべく、本発明に係る測定装置は、上記のいずれかに記載の差動入力差動出力型の反転増幅回路を備え、当該差動入力差動出力型の反転増幅回路から出力される前記一対の差動出力信号に基づいて物理量を測定する。
この測定装置によれば、高周波のコモンモード電圧が除去された一対の差動出力信号に基づいて物理量を測定することにより、その物理量を精度良く測定することができる。
本発明に係る差動入力差動出力型の反転増幅回路によれば、一対の差動入力信号に含まれている高周波のコモンモード電圧を十分に除去して一対の差動出力信号を出力することができる。また、本発明に係る測定装置によれば、物理量を精度良く測定することができる。
以下、測定装置および差動入力差動出力型の反転増幅回路の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1に示す測定装置100は、電流センサS、反転増幅回路1および処理部PUを備えて、物理量としての電流を測定可能に構成されている。
電流センサSは、一例として、特開2014-215065号公報に開示されているような電流センサであって、検出導体(被測定電線)に流れる電流の電流値をゼロフラックス方式(コア、磁電変換部(ホール素子やフラックスゲート素子など)、帰還巻線、電圧電流変換回路、負帰還電流を電圧に変換して出力する検出抵抗回路、および検出抵抗回路から出力される電圧を増幅して出力電圧として出力する増幅回路を備えた方式)で検出する電流センサで構成され、検出導体に流れる電流を検出して一対の差動入力信号SIN-,SIN+として出力する。ただし、この構成に限らず、任意の構成の電流センサを採用することができる。また、電流センサSは、検出導体をクランプ可能なクランプ型に構成することもできる。
また、反転増幅回路1は、信号入力部IS1(第1信号入力部)および信号入力部IS2(第2信号入力部)を介して、電流センサSから出力された一対の差動入力信号SIN-,SIN+を入力して、その一対の差動入力信号SIN-,SIN+を反転増幅して一対の差動出力信号SOUT+,SOUT-として信号出力部OS1(第1信号出力部)および信号出力部OS2(第2信号出力部)から処理部PUに出力する差動入力差動出力型の反転増幅回路として機能するように構成されている。
具体的には、反転増幅回路1は、第1演算増幅器として機能する高周波特性が良い(例えば、広帯域特性が良い)演算増幅器OP1、第2演算増幅器として機能する高周波特性が良い(例えば、広帯域特性が良い)演算増幅器OP2、第3演算増幅器として機能する低周波特性が良い演算増幅器OP3、および第4演算増幅器として機能する低周波特性が良い演算増幅器OP4を備えて構成されている。この場合、各演算増幅器OP1~OP4は、例えば、中間電位としてのグランド電位に対して絶対値が互いに等しいプラス電圧およびマイナス電圧を電源電圧として作動する。
また、反転増幅回路1は、信号入力部IS1および信号入力部IS2間に直列に接続されて第1抵抗として機能する抵抗R1および第2抵抗として機能する抵抗R2、並びに、抵抗R1および抵抗R2の互いの接続点P1と中間電位との間に接続されて第3抵抗として機能する抵抗R3を備えている。
演算増幅器OP1は、反転入力端子(第1反転入力端子)が抵抗R4(第4抵抗)を介して信号入力部IS1に接続されると共に抵抗R5(第5抵抗)を介して出力端子(第1出力端子)に接続され、非反転入力端子(第1非反転入力端子)がコンデンサC1(第1コンデンサ)を介して接続点P1に接続され、かつ出力端子(第1出力端子)が信号出力部OS1に接続されて構成されている。また、演算増幅器OP2は、反転入力端子(第2反転入力端子)が抵抗R6(第6抵抗)を介して信号入力部IS2に接続されると共に抵抗R7(第7抵抗)を介して出力端子(第2出力端子)に接続され、非反転入力端子(第2非反転入力端子)がコンデンサC2(第2コンデンサ)を介して接続点P1に接続され、かつ出力端子(第2出力端子)が信号出力部OS2に接続されて構成されている。
また、演算増幅器OP3は、反転入力端子(第3反転入力端子)が抵抗R8(第8抵抗)を介して演算増幅器OP1の反転入力端子に接続されると共にコンデンサC3(第3コンデンサ)を介して出力端子(第3出力端子)に接続され、非反転入力端子(第3非反転入力端子)が中間電位に接続され、かつ出力端子(第3出力端子)が抵抗R9(第9抵抗)を介して演算増幅器OP1の非反転入力端子に接続されて構成されている。また、演算増幅器OP4は、反転入力端子(第4反転入力端子)が抵抗R10(第10抵抗)を介して演算増幅器OP2の反転入力端子に接続されると共にコンデンサC4(第4コンデンサ)を介して出力端子(第4出力端子)に接続され、非反転入力端子(第4非反転入力端子)が中間電位に接続され、かつ出力端子(第4出力端子)が抵抗R11(第11抵抗)を介して演算増幅器OP2の非反転入力端子に接続されて構成されている。
この場合、この反転増幅回路1では、抵抗R1および抵抗R2の抵抗値が共に値RXに規定され、抵抗R3の抵抗値が値RYに規定され、抵抗R4および抵抗R6の抵抗値が共に値RAに規定され、抵抗R5および抵抗R7の抵抗値が共に値RBに規定され、かつ(RX=2×RY×(RA/RB))の関係式が満たされると共に、抵抗R8および抵抗R10の抵抗値が互いに等しく、抵抗R9および抵抗R11の抵抗値が互いに等しく、コンデンサC1およびコンデンサC2の容量値が互いに等しく、かつコンデンサC3およびコンデンサC4の容量値が互いに等しく規定されている。
また、処理部PUは、反転増幅回路1の信号出力部OS1,OS2から出力された一対の差動出力信号SOUT+,SOUT-に基づいて、検出導体に流れる電流の電流値を測定する。具体的には、処理部PUは、一対の差動出力信号SOUT+,SOUT-をサンプリングして波形データを生成し、その波形データに基づいて、検出導体に流れる電流の電流値を測定する。また、処理部PUは、測定した電流値を示す電流値データを図外の表示部や記憶部に出力することにより、電流値を表示部に表示させたり記憶部に記憶させる。
次に、この測定装置100および反転増幅回路1の動作について説明する。
最初に、電流センサSから出力される差動入力信号SIN-,SIN+が高い周波数の信号(以下、「高周波信号」ともいいます)のときの反転増幅回路1の動作について説明する。差動入力信号SIN-,SIN+が高周波信号のときには、コンデンサC1,C2のインピーダンスが極めて小さくなるため、反転増幅回路1では、等価的には、接続点P1と演算増幅器OP1の非反転入力端子とが短絡し、かつ接続点P1と演算増幅器OP2の非反転入力端子とが短絡した回路構成となっている。また、反転増幅回路1では、コンデンサC3,C4のインピーダンスが極めて小さくなるため、等価的には、演算増幅器OP3,OP4が機能しない回路構成となる。
したがって、図2に示すように、差動入力信号SIN-,SIN+が高周波信号のときには、反転増幅回路1は、等価的に反転増幅回路1Aとして表される。このため、この反転増幅回路1Aでは、演算増幅器OP1は、反転入力端子が抵抗R4Aを介して信号入力部IS1に接続されると共に抵抗R5を介して出力端子に接続され、非反転入力端子が接続点P1に接続され、かつ出力端子が信号出力部OS1に接続されて構成されている。また、反転増幅回路1Aでは、演算増幅器OP2は、反転入力端子が抵抗R6を介して信号入力部IS2に接続されると共に抵抗R7を介して出力端子に接続され、非反転入力端子が接続点P1に接続され、かつ出力端子が信号出力部OS2に接続されて構成されている。なお、図2では、電流センサSおよび処理部PUの図示を省略する。
この反転増幅回路1Aでは、接続点P1の電圧V1は、差動入力信号SIN-に重畳する高周波のコモンモード電圧の電圧値をVCMとしたときに、以下の(1)式で表される。
V1=VCM/(1+(RX/(2×RY))) ・・・(1)式
V1=VCM/(1+(RX/(2×RY))) ・・・(1)式
また、演算増幅器OP1,OP2のオープンループゲインが十分に大きいときには、差動出力信号SOUT+の電圧値VOUT+は、下記の(2)式で表される。なお、以下、差動入力信号SIN-の電圧値をVIN-とし、差動出力信号SOUT+,SOUT-の電圧値をそれぞれVOUT+,VOUT-とする。
VOUT+=-(RB/RA)×VIN-+(1+(RB/RA))×V1 ・・・(2)式
VOUT+=-(RB/RA)×VIN-+(1+(RB/RA))×V1 ・・・(2)式
ここで、差動入力信号SIN-に重畳する高周波のコモンモード電圧を打ち消すためには、電圧値VIN-が電圧値VCMのときに、電圧値VOUT+を0Vとする必要があるため、上記(2)式から下記の(3)式が導かれる。
(RB/RA)×VIN-=(1+RB/RA)×V1 ・・・(3)式
(RB/RA)×VIN-=(1+RB/RA)×V1 ・・・(3)式
また、(1)式および(3)式から下記の(4)式が導かれる。
RX=2×RY×(RA/RB) ・・・(4)式
RX=2×RY×(RA/RB) ・・・(4)式
同様にして、差動入力信号SIN+に電圧値VCMの高周波のコモンモード電圧が重畳したときにも、上記(4)式を満たすときには、差動出力信号SOUT-に含まれる高周波のコモンモード電圧の電圧値が0Vとなる。
つまり、一対の差動入力信号SIN-,SIN+に高周波のコモンモード電圧が重畳したとしても、抵抗R1,R2の抵抗値を共に値RXに規定し、抵抗R3の抵抗値を値RYに規定し、抵抗R4,R6の抵抗値を共に値RAに規定し、抵抗R5,R7の抵抗値を共に値RBに規定し、かつ上記の(4)式の関係式(RX=2×RY×(RA/RB))を満たすように、各抵抗R1~R7の抵抗値を規定することにより、一対の差動出力信号SOUT+,SOUT-に含まれる高周波のコモンモード電圧の電圧値を0Vとすることができる。言い替えれば、この反転増幅回路1Aによれば、同相除去比(Common Mode Rejection Ratio)を十分に向上させることができる。
なお、一対の差動入力信号SIN-,SIN+の差動入力信号成分については、絶対値が等しくかつ逆極性のため、電圧値VIN-が電圧値-VIN+となる結果、接続点P1の電圧V1が0Vとなる。したがって、一対の差動入力信号SIN-,SIN+の差動入力信号成分に対する反転増幅回路1Aの利得は、下記の(5)式および(6)式で表される。この結果、上記の(4)式の関係式を満たすように各抵抗値を規定したとしても、一対の差動入力信号SIN-,SIN+の差動入力信号成分に対する利得に影響は与えない。
VOUT+=-(RB/RA)×VIN- ・・・(5)式
VOUT-=-(RB/RA)×VIN+ ・・・(6)式
VOUT+=-(RB/RA)×VIN- ・・・(5)式
VOUT-=-(RB/RA)×VIN+ ・・・(6)式
このように、この反転増幅回路1Aによれば、各抵抗R1~R7の各抵抗値を上記の(4)式を満たすように規定したことにより、一対の差動入力信号SIN-,SIN+に含まれている高周波のコモンモード電圧を十分に除去して一対の差動出力信号SOUT+,SOUT-として出力することができる。
次に、図1を参照して、差動入力信号SIN-,SIN+が直流信号または十分に低い周波数の信号(以下、両者を総称し「直流信号」ともいいます)のときの反転増幅回路1の動作について説明する。
図1に示すように、差動入力信号SIN-,SIN+が直流信号のときには、コンデンサC1,C3のインピーダンスが極めて大きいため、反転増幅回路1は、演算増幅器OP1に低周波特性の良い演算増幅器OP3を加えて複合化反転増幅回路を構成すると共に演算増幅器OP2に低周波特性の良い演算増幅器OP4を加えて複合化反転増幅回路を構成する。
この場合、演算増幅器OP3は、演算増幅器OP1の低周波特性を向上させ、演算増幅器OP4は、演算増幅器OP2の低周波特性を向上させる。具体的には、演算増幅器OP3は、演算増幅器OP1の反転入力端子における電圧を高利得で反転増幅して演算増幅器OP1の非反転入力端子にフィードフォワードすることにより、演算増幅器OP1の反転端子および非反転端子間に生じるオフセット電圧や1/fノイズを打ち消すような負帰還動作を行い、そのオフセット電圧や1/fノイズを低減させる。これにより、低周波特性が良い演算増幅器OP3によって演算増幅器OP1の低周波特性が補償されて、演算増幅器OP1の低周波特性が十分に向上する。また、演算増幅器OP4は、演算増幅器OP2の反転入力端子における電圧を高利得で反転増幅して演算増幅器OP2の非反転入力端子にフィードフォワードすることにより、演算増幅器OP2の反転端子および非反転端子間に生じるオフセット電圧や1/fノイズを打ち消すような負帰還動作を行い、そのオフセット電圧や1/fノイズを低減させる。これにより、低周波特性が良い演算増幅器OP4によって演算増幅器OP2の低周波特性が補償されて、演算増幅器OP2の低周波特性が十分に向上する。なお、差動入力信号SIN-,SIN+が直流信号のときの差動入力信号成分に対する反転増幅回路1の利得については、上記した(5)式および(6)式で表される。
次いで、測定装置100では、処理部PUが、反転増幅回路1(反転増幅回路1A)から出力された一対の差動出力信号SOUT+,SOUT-に基づいて、上記したように検出導体に流れる電流の電流値を測定する。また、処理部PUは、測定した電流値を示す電流値データを図外の表示部や記憶部に出力することにより、電流値を表示部に表示させたり記憶部に記憶させる。
このように、この反転増幅回路1によれば、演算増幅器OP1~OP4および抵抗R1~R7を備えて、高周波特性の良い演算増幅器OP1に低周波特性の良い演算増幅器OP3を加えて複合化すると共に高周波特性の良い演算増幅器OP2に低周波特性の良い演算増幅器OP4を加えて複合化したことにより、一対の差動入力信号SIN-,SIN+に含まれている高周波のコモンモード電圧を除去して一対の差動出力信号SOUT+,SOUT-として出力することができると共に低周波性能を向上させることができる。
また、この反転増幅回路1によれば、各抵抗R1~R7の各抵抗値を上記したように規定したことにより、一対の差動入力信号SIN-,SIN+に含まれている高周波のコモンモード電圧を十分に除去して一対の差動出力信号SOUT+,SOUT-として出力することができると共に低周波性能を十分に向上させることができる。
また、この反転増幅回路1によれば、各抵抗R8~R11の各抵抗値および各コンデンサC1~C4の各容量値を上記したように規定したことにより、一対の差動入力信号SIN-,SIN+に含まれている高周波のコモンモード電圧をさらに十分に除去して一対の差動出力信号SOUT+,SOUT-として出力することができると共に低周波性能をさらに十分に向上させることができる。
また、上記の測定装置100によれば、高周波のコモンモード電圧が除去された一対の差動出力信号SOUT+,SOUT-に基づいて物理量(本例では電流値)を測定することにより、その物理量を精度良く測定することができる。
なお、本発明は、上記の各実施例に限定されず、適宜変更することができる。例えば、演算増幅器OP1,OP2に良好な低周波特性よりも高周波のコモンモード電圧の低減を優先して必要とするときには、演算増幅器OP3,OP4、抵抗R8~R11およびコンデンサC1~C4を用いることなく、図2を参照して上記した反転増幅回路1Aの構成を採用することができる。
この反転増幅回路1Aによれば、演算増幅器OP1,OP2、抵抗R1~R7を備えて上記のように構成したことにより、一対の差動入力信号SIN-,SIN+に含まれている高周波のコモンモード電圧を除去して一対の差動出力信号SOUT+,SOUT-として出力することができる。
また、この反転増幅回路1Aによれば、各抵抗R1~R7の各抵抗値を上記したように規定したことにより、一対の差動入力信号SIN-,SIN+に含まれている高周波のコモンモード電圧を十分に除去して一対の差動出力信号SOUT+,SOUT-として出力することができる。
また、この反転増幅回路1Aを備えた測定装置100によれば、高周波のコモンモード電圧が除去された一対の差動出力信号に基づいて物理量を測定することにより、その物理量を精度良く測定することができる。
また、反転増幅回路1では、抵抗R8および抵抗R10の抵抗値が互いに等しく、抵抗R9および抵抗R11の抵抗値が互いに等しく、コンデンサC1およびコンデンサC2の容量値が互いに等しく、かつコンデンサC3およびコンデンサC4の容量値が互いに等しく規定されているが、これらの抵抗やコンデンサに関しては、多少の誤差や相違は許容することができる。また、反転増幅回路1,1Aにおいて、同相除去比を限りなく大きくするためには、抵抗R1,R2の抵抗値を限りなく互いに等しく、抵抗R4,R6の抵抗値を限りなく互いに等しく、かつ抵抗R5,R7の抵抗値を限りなく互いに等しく規定するのが最も好ましいが、所望の大きさの同相除去比を得られる限り、各抵抗の抵抗値に対する誤差は許容することができる。
また、上記の実施例では、反転増幅回路1を電流を測定する測定装置100に適用した例について説明したが、これに限らず、電圧、温度、圧力、光などの各種の物理量を測定する測定装置に適用することができる。
本願発明によれば、一対の差動入力信号に含まれている高周波のコモンモード電圧を十分に除去して一対の差動出力信号を出力することができる。これにより、本願発明は、このような差動入力差動出力型の反転増幅回路やこのような差動入力差動出力型の反転増幅回路を備えた測定装置に広く適用することができる。
100 測定装置
1,1A 反転増幅回路
C1~C4 コンデンサ
IS1,IS2 信号入力部
OS1,OS2 信号出力部
OP1~OP4 演算増幅器
P1 接続点
R1~R11 抵抗
SIN-,SIN+ 差動入力信号
SOUT+,SOUT- 差動出力信号
1,1A 反転増幅回路
C1~C4 コンデンサ
IS1,IS2 信号入力部
OS1,OS2 信号出力部
OP1~OP4 演算増幅器
P1 接続点
R1~R11 抵抗
SIN-,SIN+ 差動入力信号
SOUT+,SOUT- 差動出力信号
Claims (6)
- 第1信号入力部および第2信号入力部を介して入力した一対の差動入力信号を反転増幅して一対の差動出力信号として第1信号出力部および第2信号出力部から出力する差動入力差動出力型の反転増幅回路であって、
第1演算増幅器、第2演算増幅器、第3演算増幅器および第4演算増幅器と、
前記第1信号入力部および前記第2信号入力部間に直列に接続された第1抵抗および第2抵抗と、
前記第1抵抗および前記第2抵抗の互いの接続点と中間電位との間に接続された第3抵抗とを備え、
前記第1演算増幅器は、反転入力端子が第4抵抗を介して前記第1信号入力部に接続されると共に第5抵抗を介して出力端子に接続され、非反転入力端子が第1コンデンサを介して前記接続点に接続され、かつ出力端子が前記第1信号出力部に接続されて構成され、
前記第2演算増幅器は、反転入力端子が第6抵抗を介して前記第2信号入力部に接続されると共に第7抵抗を介して出力端子に接続され、非反転入力端子が第2コンデンサを介して前記接続点に接続され、かつ出力端子が前記第2信号出力部に接続されて構成され、
前記第3演算増幅器は、反転入力端子が第8抵抗を介して前記第1演算増幅器の反転入力端子に接続されると共に第3コンデンサを介して出力端子に接続され、非反転入力端子が前記中間電位に接続され、かつ出力端子が第9抵抗を介して前記第1演算増幅器の非反転入力端子に接続されて構成され、
前記第4演算増幅器は、反転入力端子が第10抵抗を介して前記第2演算増幅器の反転入力端子に接続されると共に第4コンデンサを介して出力端子に接続され、非反転入力端子が前記中間電位に接続され、かつ出力端子が第11抵抗を介して前記第2演算増幅器の非反転入力端子に接続されて構成されている差動入力差動出力型の反転増幅回路。 - 前記第1抵抗および前記第2抵抗の抵抗値が共に値RXに規定され、前記第3抵抗の抵抗値が値RYに規定され、前記第4抵抗および前記第6抵抗の抵抗値が共に値RAに規定され、前記第5抵抗および前記第7抵抗の抵抗値が共に値RBに規定され、かつ(RX=2×RY×(RA/RB))の関係式が満たされている請求項1記載の差動入力差動出力型の反転増幅回路。
- 前記第8抵抗および前記第10抵抗の抵抗値が互いに等しく、前記第9抵抗および前記第11抵抗の抵抗値が互いに等しく、前記第1コンデンサの容量値および前記第2コンデンサの容量値が互いに等しく、かつ前記第3コンデンサの容量値および前記第4コンデンサの容量値が互いに等しく規定されている請求項2記載の差動入力差動出力型の反転増幅回路。
- 第1信号入力部および第2信号入力部を介して入力した一対の差動入力信号を反転増幅して一対の差動出力信号として第1信号出力部および第2信号出力部から出力する差動入力差動出力型の反転増幅回路であって、
第1演算増幅器および第2演算増幅器と、
前記第1信号入力部および前記第2信号入力部間に直列に接続された第1抵抗および第2抵抗と、
前記第1抵抗および前記第2抵抗の互いの接続点と中間電位との間に接続された第3抵抗とを備え、
前記第1演算増幅器は、反転入力端子が第4抵抗を介して前記第1信号入力部に接続されると共に第5抵抗を介して出力端子に接続され、非反転入力端子が前記接続点に接続され、かつ出力端子が前記第1信号出力部に接続されて構成され、
前記第2演算増幅器は、反転入力端子が第6抵抗を介して前記第2信号入力部に接続されると共に第7抵抗を介して出力端子に接続され、非反転入力端子が前記接続点に接続され、かつ出力端子が前記第2信号出力部に接続されて構成されている差動入力差動出力型の反転増幅回路。 - 前記第1抵抗および前記第2抵抗の抵抗値が共に値RXに規定され、前記第3抵抗の抵抗値が値RYに規定され、前記第4抵抗および前記第6抵抗の抵抗値が共に値RAに規定され、前記第5抵抗および前記第7抵抗の抵抗値が共に値RBに規定され、かつ(RX=2×RY×(RA/RB))の関係式が満たされている請求項4記載の差動入力差動出力型の反転増幅回路。
- 請求項1から5のいずれかに記載の差動入力差動出力型の反転増幅回路を備え、当該差動入力差動出力型の反転増幅回路から出力される前記一対の差動出力信号に基づいて物理量を測定する測定装置。
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JP2022173219A JP2024064551A (ja) | 2022-10-28 | 2022-10-28 | 差動入力差動出力型の反転増幅回路および測定装置 |
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2023
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