JP2024039986A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置内部に光が入り込むことの抑制に加え部品点数の抑制も可能な撮像装置を提供する。【解決手段】撮像装置であって、撮像部と、少なくとも一部が球面を有し、撮像部を保護する第1のカバーと、第1のカバーが配置される第2のカバーと、第2のカバーの内側に配置される少なくとも1つの光源と、光源を実装する基板と、を備え、第2のカバーは、光源から出射された照明光の一部を反射し、第2のカバーの外部に出射させる照明反射部を有し、照明反射部は、第2のカバーにおける外部側の面の裏面よりも光源側に突出している、ことを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、撮像装置に関するものである。
従来のドーム型監視カメラ装置に、投光手段と、投光手段による照明範囲を撮像するカメラとを有し、暗所での撮影を可能にした撮像装置がある。例えば、特許文献1ではレンズ鏡筒を保持するレンズユニットが、投光手段である赤外発光部材から出射された赤外線を反射するリフレクタを有する撮像装置が開示されている。
他にも、特許文献2ではドームカバーから離れた位置に照明装置を配置することにより、投光手段から出射された光がドームカバー内に侵入するのを防止するドーム型監視カメラ装置が開示されている。
しかし、ドーム型監視カメラ装置において特許文献1の構成をとった場合、投光手段から出射された光がドームカバー内に侵入してしまい、ゴーストとなって撮像されてしまう場合がある。また、特許文献2の投光手段のそれぞれにリフレクタを設置した場合、部品点数が増大してしまうという課題がある。
本発明はこのような事情に鑑み、装置内部に光が入り込むことの抑制に加え部品点数の抑制も可能な撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての撮像装置は、撮像部と、少なくとも一部が球面を有し、撮像部を保護する第1のカバーと、第1のカバーが配置される第2のカバーと、第2のカバーの内側に配置される少なくとも1つの光源と、光源を実装する基板と、を備え、第2のカバーは、光源から出射された照明光の一部を反射し、第2のカバーの外部に出射させる照明反射部を有し、照明反射部は、第2のカバーにおける外部側の面の裏面よりも光源側に突出している、ことを特徴とする。
本発明によれば、装置内部に光が入り込むことの抑制に加え部品点数の抑制も可能な撮像装置を提供する。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。その際、図において同一の機能を有するものは同一の数字を付け、その繰り返しの説明は省略する。以下に説明する実施形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成してもよい。
<実施例1>
以下、図1と図2を参照して、本実施例における撮像装置1の構成について説明する。図1は、本実施例における撮像装置1の断面図である。図2は、本実施例における撮像装置1の分解斜視図である。
以下、図1と図2を参照して、本実施例における撮像装置1の構成について説明する。図1は、本実施例における撮像装置1の断面図である。図2は、本実施例における撮像装置1の分解斜視図である。
撮像装置1の外装(外観)は、ドームカバー11、上カバー(トップカバー)10、照明透過部(照明窓)12、及び下カバー20により構成される。さらに、本実施例の撮像装置1は、撮像ユニット(撮像部)30、パンベース21、メインベース22、付勢部材23、電気基板24、第1の照明部40、第2の照明部50と、を含むように構成される。
ドームカバー(第1のカバー)11は、パンベース21、撮像ユニット30、フロントレンズカバー34、リアレンズカバー35等を覆い、雨滴や塵埃、外部の衝撃等から保護する保護カバーとして構成される。ドームカバー11は、透明で略半球状(ドーム形状)であり、PC(polycarbonate)などの樹脂またはガラスによって形成されている。ただし、ドームカバー11は、完全な半球でなくてもよく、一部が球面であってもよい。あるいは、多面体からなるものであってもよい。
ドームカバー11は、パンベース21、撮像ユニット30、フロントレンズカバー34、リアレンズカバー35等を覆うように上カバー10に取付け固定される。尚、ドームカバー11は、設置面に投影したドームカバー11の上カバー10の外形に対して、中央ではなく、偏心して配置される。ここで、設置面とは、天井や壁等に撮像装置1を設置する際に、下カバー20の一方の面(略平坦面)が取付け固定される面を示す。
上カバー(第2のカバー)10は、下カバー(第3のカバー)20に取付け固定される。上カバー10を下カバー20に取付け固定することで、上カバー10に取付けられているドームカバー11及び後述する照明透過部12と共に本実施例における撮像装置1の外装を構成することができる。この状態で、撮像装置1を設置面に対し取付け固定することで撮像装置1の内部に、雨滴や塵埃が侵入することを抑制できる。そして、ドームカバー11が配置された上カバー10を下カバー20に取付け固定することで撮像ユニット30、パンベース21、メインベース22、付勢部材23、電気基板24、第1の照明部40、第2の照明部50のそれぞれを覆うことができる。本実施例においては、上カバー10と下カバー20は、それぞれ樹脂で形成されるが、強度を持たせるために金属で構成してもよい。あるいは、上カバー10、下カバー20の一方を樹脂とし、他方を金属で構成するようにしてもよい。
上カバー10の一部には、照明透過部12が取付け固定される。照明透過部12は、照明光を透過させる略環状の一部品で構成され、上カバー10に取付け固定される。照明透過部12は、例えばガラスや樹脂等の材料で形成される。
照明透過部12は、上記のように上カバー10と別部品で構成され、それぞれを取付け固定することで一体となるが、例えば、両者を樹脂による一体成型で一部品として形成することが望ましい。これにより、上カバー10は照明透過部12を有することになる。上カバー10と照明透過部12とを一部品で構成することにより、撮像装置1の部品点数を削減できる。
撮像ユニット30は、ドームカバー11の内側に配置され、フロントレンズカバー34とリアレンズカバー35に覆われる。撮像ユニット30は、レンズユニット31と、レンズホルダー32と、撮像素子基板33で構成される。
レンズユニット31は、複数のレンズとネジ部を有し、図1中に示されるように撮像方向(撮影方向)を調整可能にレンズホルダー32に取付けられる。これにより、レンズユニット31は、レンズホルダー32と共に撮像ユニット30の光学系(撮像光学系)に含まれうる。レンズホルダー32は、フロントレンズカバー34に取付け固定されることによって、レンズユニット31と共にフロントレンズカバー34に支持される。尚、本実施例では、レンズホルダー32はレンズを有していないが、例えば、レンズホルダー32にもレンズを内蔵させて光学系の一部として機能するようにしてもよい。
撮像素子基板33には、CMOSイメージセンサー等の撮像素子が設けられており、レンズホルダー32の後ろ側に固定されている。被写体からの撮像用光線は、レンズユニット31とレンズホルダー32を通して撮像素子基板33に入射され、撮像素子基板33の各画素で受光した光量に応じた電気信号が出力されることで電気的な画像信号に変換される。撮像素子基板33から出力された画像信号は、不図示の信号ケーブルで撮像素子基板33からカメラ制御部に送信され、カメラ制御部でコントラストや明るさ、色の調整等の画像処理が行われて、ユーザーがモニター等で確認する画像データが作成される。
フロントレンズカバー34は、光学系の一部としてレンズホルダー32の前側周辺の外側に配置されており、レンズホルダー32のレンズユニット31への光入射用の開口以外の部分を覆っている。ここで、前側とは撮像光軸X方向で被写体側を表し、後ろ側とは撮像光軸X方向で撮像面側を表す。フロントレンズカバー34の一部は、略半球状の形状で形成され、リアレンズカバー35に取付け可能に構成される。また、フロントレンズカバー34の前側には、不要光を遮るリブ34aを有する。リブ34aは、図1に例示しているように被写体側に所定の距離突出するように形成される。
リアレンズカバー35は、撮像ユニット30における上記の光学系の後ろ側周辺に設けられる。リアレンズカバー35は、レンズホルダー32の後ろ側を覆うように略半球状の形状で形成され、フロントレンズカバー34に取付け可能に構成される。
フロントレンズカバー34とリアレンズカバー35とは、それぞれを組み合わせて取付けることにより、少なくとも一部が球体形状の球体部を形成する。当該球体部の外側の球面とほぼ同じ半径の球面形状を有する下カバー当接部20aに、フロントレンズカバー34とリアレンズカバー35は当接支持される。尚、下カバー当接部20aは、本実施例においては上記のように球体部の外側の球面とほぼ同じ半径の球面形状を有するように形成される。しかし、これに限らず、下カバー当接部20aは球面形状を有していなくてもよく、例えば、離散的に配置された複数の凸部を形成するように構成されていてもよい。また、下カバー当接部20aと下カバー20は、本実施例においては、一体として構成される。しかしこれに限らず、下カバー当接部20aと下カバー20とはそれぞれ別部品で構成してもよい。
パンベース21は、フロントレンズカバー34とリアレンズカバー35が組み合わされた形状である球体部の外側の球面より若干大きい半径の球面形状で形成される。パンベース21は、フロントレンズカバー34とリアレンズカバー35の少なくとも一方の球体面に当接して覆うように配置される。また、パンベース21は周縁部としてフランジ部を有するように構成される。パンベース21は、付勢部材23を間に挟んで、中空部を有するメインベース22に押圧固定される。付勢部材23は、中空の略円形状であって、パンベース21のフランジ部に沿う大きさで形成される。
このように、フロントレンズカバー34とリアレンズカバー35は、パンベース21と下カバー当接部20aとの間に押圧挟持されることで、所定の摩擦力を有しながら回転可能に支持される。図1中のパン軸Xpは、撮像装置1における撮像ユニット30(及びフロントレンズカバー34、リアレンズカバー35、パンベース21)のパン方向(水平方向)の回転軸を示し、撮像ユニット30はパン軸Xp周りに回転する。撮像ユニット30がパン方向に回転すると、フロントレンズカバー34、リアレンズカバー35、パンベース21も連動して撮像ユニット30と同じ回転方向に回転する。メインベース22は、中空部にパンベース21と付勢部材23を通した状態で、下カバー20に取付け固定される。
本実施例の撮像ユニット30(及びフロントレンズカバー34、リアレンズカバー35)はチルト方向(鉛直方向)にも回転可能に構成される。撮像ユニット30がチルト方向に回転すると、フロントレンズカバー34、リアレンズカバー35も連動して撮像ユニット30と同じ回転方向に回転する。撮像ユニット30のチルト方向の回転軸は、図1中のチルト軸Xtであり、撮像ユニット30はチルト軸Xt周りに回転する。尚、撮像ユニット30をローテーション方向に回転可能に構成することもでき、その場合、ローテーション方向の回転軸は光軸Xと略一致する。
パンベース21には、チルト用開口部21aが設けられている。このチルト用開口部21aの縁部は、フロントレンズカバー34に形成されるリブ34aと係合可能に構成される。チルト用開口部21aの縁部とリブ34aとが係合することで、パンベース21に対するフロントレンズカバー34、リアレンズカバー35のチルト方向の回転が規制される。そのため、撮像ユニット30は、パンベース21に対してチルト軸Xt周りに所定の回転範囲でチルト方向に回転可能となる。
電気基板24は、下カバー20に取付け固定される。電気基板24には、カメラ制御部を有するCPUやメモリ等を含む少なくとも1つのコンピュータ、電源供給のための電気部品等が実装される。尚、カメラ制御部を有するCPUやメモリ等を含む少なくとも1つのコンピュータ、電源供給のための電気部品等を撮像装置1の外に配置し、それらと電気基板24を電気的に接続し、電気基板24をその中継のための基板としてもよい。
本実施例における撮像装置1は、少なくとも1つの照明部を有する。照明部には、投光手段である光源と、光源を実装する基板、照明光が透過しない材料で形成される照明反射部、照明透過部等が配置される。ここで、本実施例における照明部は、第1の照明部40と第2の照明部50との2つの照明部によって構成される。本実施例では、第1の照明部40と第2の照明部50とは互いにドームカバー11を挟んで対向する位置に配置される。
図3は、撮像装置1の上面図と部分拡大図の一例を示す図である。図3(A)は、撮像装置1の上面図の一例を示す図である。図3(B)は、撮像装置1の部分拡大図の一例を示す図である。尚、図3(A)に示す一点鎖線A-Aでの断面図が図1であり、図3(B)は、図1の丸印B部(第2の照明部50)の部分拡大図である。
図4は、照明光を透過する部品で構成されるドームカバー11及び照明透過部12を説明のため透明に図示した撮像装置1の斜視図の一例である。以下、図1、図3、図4を参照して、本実施例における撮像装置1の各照明部(第1の照明部40、第2の照明部50)の構成について説明する。
本実施例における第1の照明部40は、光源41、照明反射部10aを含むように構成される。また、第2の照明部50は、光源51、照明反射部10bを含むように構成される。
光源41及び光源51は、それぞれ電気基板24に配置することで実装される。本実施例における光源41及び光源51は、LED等の発光素子であり、例えば、赤外LEDである。光源41、光源51から出射された照明光は、照明透過部12を透過し、被写体を照明する。尚、光源41及び光源51が赤外LED等の発光素子の場合、照明透過部12は、赤外光(照明光)を透過させる材料、例えば調色されたポリカーボネイト等の樹脂で形成されることが好ましい。また、例えば、赤外光の場合に可視光を吸収するなど、照明光として不要な波長の光を吸収または反射する特性を有する材料で照明透過部12を形成してもよい。
照明反射部10a及び照明反射部10bは、それぞれ上カバー10に形成される。即ち、本実施例においては、上カバー10に照明反射部(照明反射部10a、照明反射部10b)が一体となるように形成する。照明反射部10aと照明反射部10bを上カバー10に形成することで、各光源(光源41、光源51)にそれぞれ本実施例の照明反射部のような照明光を反射させるリフレクタ部品を配置する場合に比べて、撮像装置1の部品点数を削減することが可能となる。さらに、当該リフレクタ部品の位置決め部や固定部品が不要となるため、その分の材料費を削減することが可能となる。
照明反射部10aと照明反射部10bは、それぞれ光源41、光源51の近傍に形状を有するため、上カバー10の他の部分よりも光源側に突出した形状を有する。換言すると、上カバー10の非外観面よりも、照明反射部は光源側に突出するように形成される。ここで、非外観面は、撮像装置1における外観面(外部側の面)を表とした場合の裏側の面(外装側の面とは反対側の面)に当たる。外観面は、照明透過部12と接する面を含み、上カバー10に形成される各照明反射部(照明反射部10a、照明反射部10b)以外の面を含む。さらに言い換えると、外観面と非外観面とで上カバー10の肉厚が形成され、各照明反射部はその肉厚よりも光源側に突出した形状を有するように上カバー10に形成される。
照明反射部10aと照明反射部10bは、それぞれ光源41、光源51から出射された照明光を撮像装置1の外部に出射させるため、光源近傍から撮像装置1の外部につながる開口(開口部)を有する。そして、照明反射部10aと照明反射部10bは、当該開口部と反対側(光源側)には底面を有しないよう、即ち貫通孔の形状となるように上カバー10に形成される。照明反射部10a及び照明反射部10bの表面、即ち光源側における面は、照明光を反射する。
照明反射部10a及び照明反射部10bの貫通孔の形状は、光源から遠ざかるほど開口径が大きくなる形状であるラッパ形状となるように形成される。即ち、照明反射部10a及び照明反射部10bの貫通孔の形状は、上記した開口部の開口径が一番大きく、当該開口部から光源側に向かうにつれて、開口径が小さくなるように形成される。照明反射部10a及び照明反射部10bの貫通孔の形状をこのようなラッパ形状で形成することにより、光源41や光源51から出射された照明光を効率良く撮像装置1外部へ出射できる。
尚、照明透過部12は、上記のように照明光を透過させる略環状の一部品で構成されるとしたが、例えば、上カバー10の少なくとも光源に対応する位置(部分)に、照明透過部12が配置されるようにしてもよい。即ち、照明透過部12を光源ごとの位置に応じて分割して、上カバー10に取付け固定するようにしてもよい。この場合、照明透過部12は、照明反射部10aと照明反射部10bにおける開口部の径より大きいサイズとして、照明反射部10aと照明反射部10bにおける開口部を塞ぐように上カバー10に配置する。
また、照明透過部12に、照明光を集光または拡散させて配光制御を行うレンズ形状を設けてもよい。光源に近接するレンズ形状を設けることにより、各照明反射部がラッパ形状であっても、上カバー10と照明透過部12の一体成型が可能となる。
照明反射部10aは、光源41の発光面(光源面)において、光源41の略全周に形状を有する。また、照明反射部10bは、照明反射部10aと同様に光源51の発光面において、光源51の略全周に形状を有する。これにより、電気基板24が配置された下カバー20に上カバー10を取付けた際に照明反射部10aは、光源41の略全周を、照明反射部10bは、光源51の略全周を囲うように構成される。
ここで、光源の発光部が点の場合、発光面は、発光点を通り、電気基板24に平行な面である。各照明反射部が各光源の発光面の周囲略全周に、形状を有することで、光源41や光源51から出射された撮像装置1の内部に向かう照明光を反射し、上カバー10の外側(外部)、即ち撮像装置1の外部に効率良く出射できる。さらに、光源41や光源51から出射された光が迷光となって、撮像装置1の内部、つまり撮像ユニット30に向かうことを防ぐことができる。
光源41から出射された照明光の一部は照明反射部10aで反射された後に、照明透過部12を透過する。光源51から出射された照明光の一部は照明反射部10bで反射された後に、照明透過部12を透過する。
本実施例では、照明反射部10a及び照明反射部10bの表面粗さは、少なくとも照明反射部を除いた上カバー10の表面粗さよりも小さく、滑らかに仕上げられる。これにより、照明光の反射率が向上し、より効率良く照明光を撮像装置1の外に出射することができる。
また、本実施例では、照明反射部10a及び照明反射部10bは、照明光の反射率が向上する表面処理がされる。照明光の反射率が向上する表面処理として、例えば、アルミなどの金属メッキ加工または塗装または蒸着が照明反射部10a及び照明反射部10bに施される。これにより、より効率良く照明光を撮像装置1の外に出射することができる。
また、本実施例では、上カバー10を下カバー10と取付け固定した際に、照明反射部10a及び照明反射部10bの電気基板24と平行な対向する面が電気基板24に触れないように構成される。これにより、電気基板24に余計な荷重等の負荷がかからないようにすることができる。
また、上カバー10を下カバー10に取付け固定した際に、電気基板24と光源の光源面の距離よりも、電気基板24と照明反射部の電気基板24と平行な対向する面の距離が近くなるように構成される。即ち、電気基板24における一方側の面(光源側の面)と各光源の光源面の間の間隔よりも、電気基板24の一方側の面と各照明反射部の電気基板24の一方側の面と平行な対向する面の間の間隔の方が狭くなるように構成される。これにより、撮像装置1内に向かう光源41や光源51から出射された照明光を反射し、上カバー10の外側、即ち撮像装置1の外部に効率良く出射できる。さらに、光源41や光源51から出射された光が迷光となって、撮像装置1内部、つまり撮像ユニット30に向かうことを防ぐことができる。
また、上カバー10は、照明光を遮光する遮光部を有する。本実施例では、光源の数に応じた数の遮光部が上カバー10に構成される。本実施例では、上カバー10は、光源41に対応する遮光部10cと、光源51に対応する遮光部10dとをそれぞれ有する。遮光部10c及び遮光部10dは、電気基板24を貫通させるようにして電気基板24に取付けをする。
本実施例では、遮光部10cは、照明反射部10aとつながるように上カバー10に形成される。遮光部10dは、照明反射部10bにつながるように上カバー10に形成される。そして、電気基板24の遮光部10cと遮光部10dに対応する位置には遮光部10c及び遮光部10dを挿入させるための貫通孔が形成される。上カバー10を下カバー20に取付ける際に、当該各貫通孔に対し各遮光部を挿入することで、光源41、光源51を有する電気基板24と、照明反射部10a、照明反射部10bを有する上カバー10は、共に下カバー20に位置が定められ、取付け固定される。このような構成とすることで、光源41や光源51から出射された光が迷光となって、撮像装置1の内部に向かうことを防ぐことができる。
また、他の例として、遮光部10c及び遮光部10dと、この各遮光部に対応する電気基板24の貫通孔を嵌合させ、位置を定める形状とし、電気基板24を上カバー10に取付け固定してもよい。これにより、照明反射部10a、照明反射部10bや照明透過部12に形成されたレンズ形状に対して、光源41及び光源51を位置精度良く組み立てることが可能となる。
ここで、撮像装置1における設置面に垂直な方向から見て、遮光部10cの少なくとも一部は光源41と撮像ユニット30の間に配置される。同様に、撮像装置1における設置面に垂直な方向から見て、遮光部10dの少なくとも一部は光源51と撮像ユニット30の間に配置される。このような構成とすることで、光源41や光源51から出射された光が迷光となって、撮像装置1の内部、つまり撮像ユニット30に向かうことを防ぐことができる。
以上のように、本実施例の撮像装置1においては、上記の構成により撮像装置1内部に光が入り込むことの抑制に加え、上カバー10に照明反射部等の各部を一体で形成することで撮像装置1の部品点数を抑制することができる。これにより、撮像ユニット30へ不要な光が向かうことを抑制でき、且つ製造におけるコスト及び組立工数の抑制を可能とする撮像装置を提供することができる。
本実施形態の開示は、以下の構成を含む。
(構成1)
撮像部と、
少なくとも一部が球面を有し、撮像部を保護する第1のカバーと、
第1のカバーが配置される第2のカバーと、
第2のカバーの内側に配置される少なくとも1つの光源と、
光源を実装する基板と、を備え、
第2のカバーは、光源から出射された照明光の一部を反射し、第2のカバーの外部に出射させる照明反射部を有し、
照明反射部は、第2のカバーにおける外部側の面の裏面よりも光源側に突出している、
ことを特徴とする撮像装置。
(構成1)
撮像部と、
少なくとも一部が球面を有し、撮像部を保護する第1のカバーと、
第1のカバーが配置される第2のカバーと、
第2のカバーの内側に配置される少なくとも1つの光源と、
光源を実装する基板と、を備え、
第2のカバーは、光源から出射された照明光の一部を反射し、第2のカバーの外部に出射させる照明反射部を有し、
照明反射部は、第2のカバーにおける外部側の面の裏面よりも光源側に突出している、
ことを特徴とする撮像装置。
(構成2)
照明反射部は、光源から遠くなるほど開口径が大きくなる形状で第2のカバーに形成されることを特徴とする構成1に記載の撮像装置。
照明反射部は、光源から遠くなるほど開口径が大きくなる形状で第2のカバーに形成されることを特徴とする構成1に記載の撮像装置。
(構成3)
第2のカバーは、光源の数に応じた数の照明反射部を有することを特徴とする構成1または2に記載の撮像装置。
第2のカバーは、光源の数に応じた数の照明反射部を有することを特徴とする構成1または2に記載の撮像装置。
(構成4)
基板は、第3のカバーに取付けられ、
第3のカバーを第1のカバーが配置された第2のカバーと組み合わせることで、撮像装置の外装を構成することを特徴とする構成1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
基板は、第3のカバーに取付けられ、
第3のカバーを第1のカバーが配置された第2のカバーと組み合わせることで、撮像装置の外装を構成することを特徴とする構成1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
(構成5)
照明反射部は、第2のカバーと第3のカバーを組み合わせた際に、基板に実装される光源を囲うように構成されることを特徴とする構成4に記載の撮像装置。
照明反射部は、第2のカバーと第3のカバーを組み合わせた際に、基板に実装される光源を囲うように構成されることを特徴とする構成4に記載の撮像装置。
(構成6)
第2のカバーは、光源から出射された照明光を撮像装置の外部に出射させるための照明透過部を有し、
照明透過部は、第2のカバーと第3のカバーを組み合わせた際に、少なくとも光源に対応する位置となるように構成されることを特徴とする構成4または5に記載の撮像装置。
第2のカバーは、光源から出射された照明光を撮像装置の外部に出射させるための照明透過部を有し、
照明透過部は、第2のカバーと第3のカバーを組み合わせた際に、少なくとも光源に対応する位置となるように構成されることを特徴とする構成4または5に記載の撮像装置。
(構成7)
第1のカバーは、照明光を遮光する遮光部を有し、
遮光部は、基板に設けられた貫通孔に挿入して配置することを特徴とする構成1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
第1のカバーは、照明光を遮光する遮光部を有し、
遮光部は、基板に設けられた貫通孔に挿入して配置することを特徴とする構成1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
(構成8)
第1のカバーは、光源の数に応じた数の遮光部を有することを特徴とする構成7に記載の撮像装置。
第1のカバーは、光源の数に応じた数の遮光部を有することを特徴とする構成7に記載の撮像装置。
(構成9)
遮光部は、撮像装置の設置面に垂直な方向から見て、光源と撮像部の間に配置することを特徴とする構成7または8に記載の撮像装置。
遮光部は、撮像装置の設置面に垂直な方向から見て、光源と撮像部の間に配置することを特徴とする構成7または8に記載の撮像装置。
(構成10)
照明反射部の表面粗さは、少なくとも第2のカバーの表面粗さよりも小さいことを特徴とする構成1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
照明反射部の表面粗さは、少なくとも第2のカバーの表面粗さよりも小さいことを特徴とする構成1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
(構成11)
照明反射部の表面は、照明光の反射率を向上させる処理がされることを特徴とする構成1乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
照明反射部の表面は、照明光の反射率を向上させる処理がされることを特徴とする構成1乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
(構成12)
基板と平行な対向する照明反射部の面と基板との間の間隔は、光源の発光面と基板との間の間隔よりも狭いことを特徴とする構成1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。
基板と平行な対向する照明反射部の面と基板との間の間隔は、光源の発光面と基板との間の間隔よりも狭いことを特徴とする構成1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。
(構成13)
照明反射部は、照明光が透過しない材料で形成されることを特徴とする構成1乃至12のいずれか1項に記載の撮像装置。
照明反射部は、照明光が透過しない材料で形成されることを特徴とする構成1乃至12のいずれか1項に記載の撮像装置。
(構成14)
第1のカバーは、透明な材料でドーム形状に形成されることを特徴とする構成1乃至13のいずれか1項に記載の撮像装置。
第1のカバーは、透明な材料でドーム形状に形成されることを特徴とする構成1乃至13のいずれか1項に記載の撮像装置。
以上、本発明の好ましい実施形態について実施例や図を用いて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明は、上述の各実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。その場合、そのプログラム、該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することとなる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 撮像装置
10 上カバー
10a、10b 照明反射部
10c、10d 遮光部
11 ドームカバー
12 照明透過部
20 下カバー
21 パンベース
21a チルト用開口部
22 メインベース
23 付勢部材
24 電気基板
30 撮像ユニット
31 レンズユニット
32 レンズホルダー
33 撮像素子基板
34 フロントレンズカバー
34a リブ
35 リアレンズカバー
40、50 照明部
41、51 光源
10 上カバー
10a、10b 照明反射部
10c、10d 遮光部
11 ドームカバー
12 照明透過部
20 下カバー
21 パンベース
21a チルト用開口部
22 メインベース
23 付勢部材
24 電気基板
30 撮像ユニット
31 レンズユニット
32 レンズホルダー
33 撮像素子基板
34 フロントレンズカバー
34a リブ
35 リアレンズカバー
40、50 照明部
41、51 光源
Claims (14)
- 撮像部と、
少なくとも一部が球面を有し、前記撮像部を保護する第1のカバーと、
前記第1のカバーが配置される第2のカバーと、
前記第2のカバーの内側に配置される少なくとも1つの光源と、
前記光源を実装する基板と、を備え、
前記第2のカバーは、前記光源から出射された照明光の一部を反射し、前記第2のカバーの外部に出射させる照明反射部を有し、
前記照明反射部は、前記第2のカバーにおける外部側の面の裏面よりも前記光源側に突出している、
ことを特徴とする撮像装置。 - 前記照明反射部は、前記光源から遠くなるほど開口径が大きくなる形状で前記第2のカバーに形成されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記第2のカバーは、前記光源の数に応じた数の前記照明反射部を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記基板は、第3のカバーに取付けられ、
前記第3のカバーを前記第1のカバーが配置された前記第2のカバーと組み合わせることで、前記撮像装置の外装を構成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記照明反射部は、前記第2のカバーと前記第3のカバーを組み合わせた際に、前記基板に実装される前記光源を囲うように構成されることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
- 前記第2のカバーは、前記光源から出射された前記照明光を前記撮像装置の外部に出射させるための照明透過部を有し、
前記照明透過部は、前記第2のカバーと前記第3のカバーを組み合わせた際に、少なくとも前記光源に対応する位置となるように構成されることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。 - 前記第1のカバーは、前記照明光を遮光する遮光部を有し、
前記遮光部は、前記基板に設けられた貫通孔に挿入して配置することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記第1のカバーは、前記光源の数に応じた数の前記遮光部を有することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
- 前記遮光部は、前記撮像装置の設置面に垂直な方向から見て、前記光源と前記撮像部の間に配置することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
- 前記照明反射部の表面粗さは、少なくとも前記第2のカバーの表面粗さよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記照明反射部の表面は、前記照明光の反射率を向上させる処理がされることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記基板と平行な対向する前記照明反射部の面と前記基板との間の間隔は、前記光源の発光面と前記基板との間の間隔よりも狭いことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記照明反射部は、前記照明光が透過しない材料で形成されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記第1のカバーは、透明な材料でドーム形状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022144773A JP2024039986A (ja) | 2022-09-12 | 2022-09-12 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022144773A JP2024039986A (ja) | 2022-09-12 | 2022-09-12 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024039986A true JP2024039986A (ja) | 2024-03-25 |
Family
ID=90367232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022144773A Pending JP2024039986A (ja) | 2022-09-12 | 2022-09-12 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024039986A (ja) |
-
2022
- 2022-09-12 JP JP2022144773A patent/JP2024039986A/ja active Pending
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